JPH0585528U - ドアインナーシールのカシメ用装置 - Google Patents

ドアインナーシールのカシメ用装置

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JPH0585528U
JPH0585528U JP024809U JP2480992U JPH0585528U JP H0585528 U JPH0585528 U JP H0585528U JP 024809 U JP024809 U JP 024809U JP 2480992 U JP2480992 U JP 2480992U JP H0585528 U JPH0585528 U JP H0585528U
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JP
Japan
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inner seal
door inner
caulking
door
door trim
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Withdrawn
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JP024809U
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Inventor
昌男 堂前
正義 小島
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアトリムにカシメ固定するドアインナーシ
ールのカシメ用装置において、ドアインナーシールのZ
方向の位置ずれを確実に防止することを目的とする。 【構成】 ドアインナーシール20の係止爪21設定箇
所毎に設置されるカシメ機構40と、ドアインナーシー
ル20の長手方向に沿って、少なくとも2箇所に設置さ
れ、ドアトリム10のウエストフランジ部13面に沿っ
て、ドアインナーシール20を幅方向に押圧して、所定
位置でドアインナーシール20を位置決め保持する位置
決め機構50とを併設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ドアトリムに取付けられるドアインナーシールをカシメ固定する ドアインナーシールのカシメ用装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、図7に示すように、車体パネルに内装される自動車用ドアトリム1のウ エストフランジ部2にドアウインドーガラスと摺接するドアインナーシール3が 取付固定されるが、このドアインナーシール3は、ドアトリム1のウエストフラ ンジ部2に所定間隔毎に開設されている取付孔2aに対してドアインナーシール 3の係止爪3aを挿入させた後、カシメ用装置により折曲加工を施すことにより 、ドアインナーシール3をドアトリム1に取付けている。
【0003】 そして、このカシメ用装置は、図8に示すように、ドアトリム1に対してドア インナーシール3をセットした状態で、まず、押圧部材4により、ドアトリム1 に対してドアインナーシール3を保持した状態で、折曲げ加工部材5を回転動作 させて、係止爪3aを折曲加工するカシメ加工を行なっているのが実情である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来ドアトリム1にドアインナーシール3を係止爪3aのカシメ 加工により取付けるには、押圧部材4により、ドアトリム1のウエストフランジ 部2に対してドアインナーシール3を押え付け、ドアトリム1とドアインナーシ ール3との間に位置ずれが生じないようにした状態でカシメ加工を行なっている 。
【0005】 しかしながら、通常、取付孔2aの上下方向の幅は係止爪3aの上下方向の幅 よりも大きく設定されている。
【0006】 この理由は、ドアインナーシール3の係止爪3aの挿入作業を円滑に行なわせ るとともに、ドアトリム1の表皮材1aの厚みを変化させても、取付孔2aに係 止爪3aが挿入可能とするためである。
【0007】 したがって、ドアトリム1に対してドアインナーシール3を単にセットした状 態、すなわち、取付孔2a内に係止爪3aを挿入しただけの状態では、ドアイン ナーシール3はドアトリム1のウエストフランジ部2面に沿って上下方向に動き やすく、位置ずれが生じやすい。
【0008】 特に、係止爪3aのカシメ加工の際、ドアインナーシール3は図8中矢印方向 にずれやすく、ドアトリム1に対してドアインナーシール3を所定位置に確実に 固定できないという問題点が指摘されている。
【0009】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、ドアトリムに対してドアインナーシールを所定位置に確実にカシメ固定 できるドアインナーシールのカシメ用装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、ドアトリムのウエストフランジ部にカ シメ固定するドアインナーシールのカシメ用装置において、前記カシメ用装置は 、ドアインナーシールの係止爪設定箇所毎に設置され、ドアトリムのウエストフ ランジ部に対して、ドアインナーシールを押圧する押圧部材と、係止爪を折曲げ 加工する折曲げ加工部材とからなるカシメ機構と、ドアインナーシールの長手方 向に沿って、少なくともその2箇所に設置され、ドアトリムのウエストフランジ 部面に沿って、ドアインナーシールのリップ部をその幅方向に押圧して、所定位 置で位置決め保持する押圧用バーと、この押圧用バーの駆動手段とからなる位置 決め機構とを併設したことを特徴とする。
【0011】
【作用】 以上の構成から明らかなように、本考案は、カシメ機構と位置決め機構とを併 設することにより、特にドアトリムにドアインナーシールの係止爪をカシメ固定 する際、ドアインナーシールが位置決め機構の押圧用バーにより幅方向に押圧さ れているため、ドアインナーシールはドアトリムに対して位置ずれが生じること がない。
【0012】
【実施例】
以下、本考案によるドアインナーシールのカシメ用装置の実施例について、添 付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】 図1は本考案によるカシメ用装置を適用して製作した自動車用ドアトリムの構 成を示す断面図、図2は本考案によるカシメ用装置の概要を示す平面図、図3は 本考案によるカシメ用装置のカシメ機構の構成を示す断面図、図4ないし図6は 本考案によるカシメ用装置の位置決め機構の構成を示す各断面図であり、図4は ドアトリムならびにドアインナーシールのセット状態を示す断面図、図5,図6 は同位置決め機構における押圧用バーの駆動状態をそれぞれ示す各断面図である 。
【0014】 図1において、自動車用ドアトリム10は、所要形状に成形され、保形性と車 体パネルへの取付剛性を備えた芯材11と、この芯材11の表面側に貼着され、 装飾性ならびに適度のクッション性を備えた表皮材12とから大略構成されてお り、このドアトリム10の先端縁は図示するように、ドアインナーシール20を 取付けるためのフラットなウエストフランジ部13が形成されており、このウエ ストフランジ部13の長手方向に沿って適宜間隔毎に取付孔14が開設されてお り、ドアインナーシール20の芯金に切り起こし形成した係止爪21を取付孔1 4内に挿入した後、本考案によるカシメ装置により折曲加工を施し、ドアインナ ーシール20をドアトリム10に取付固定している。
【0015】 図2は本考案によるカシメ用装置の概略構成を示すもので、本考案によるカシ メ用装置30は、ドアインナーシール20の長手方向に沿って、係止爪21の設 定箇所毎に設置されるカシメ機構40と、少なくとも2箇所に設定される位置決 め機構50とから構成されている。
【0016】 次いで、図3ないし図6に基づき、カシメ機構40および位置決め機構50の 構成について説明する。
【0017】 まず、図3に示すように、カシメ機構40は、エアシリンダ等の駆動用シリン ダ41のピストンロッド42に固定された押圧部材43と、係止爪21を折曲加 工する折曲加工部材44とから大略構成されている。
【0018】 そして、カシメ用装置30にセットされたドアトリム10,ドアインナーシー ル20に対して、図示するように、駆動用シリンダ41が作動して、押圧部材4 3が下降して、ドアトリム10のウエストフランジ部13に対してドアインナー シール20を押え付け、この状態で折曲加工部材44が回動して、係止爪21の 折曲加工を行なう。
【0019】 このように、カシメ機構40については、従来のカシメ装置と同一構成である 。
【0020】 ところで、本考案によるカシメ用装置30の特徴は、このカシメ機構40に位 置決め機構50を付与した点にある。
【0021】 すなわち、図4に示すように、この位置決め機構50は、ロッドレスシリンダ 51内部のピストン52に取付用ブラケット53が取付けられており、ロッドレ スシリンダ51の動作により、ピストン52は図4中矢印方向に昇降動作を行な う。
【0022】 そして、この取付用ブラケット53にL字状の連結用ブラケット54を介して ノックシリンダ55がブラケット56を介して取付けられており、このノックシ リンダ55のピストンロッド57にブラケット58,59を介して押圧用バー6 0が取付けられている。
【0023】 この位置決め機構50の概要構成は、ドアインナーシール20のZ方向(製品 取付状態における上下方向)の位置決めを行なうための押圧用バー60と、この 押圧用バー60を上下方向ならびに左右方向の所定位置に駆動させるための駆動 手段であるロッドレスシリンダ51とノックシリンダ55とから構成されている 。
【0024】 したがって、ドアインナーシール20をドアトリム10に仮セットした状態で 、本考案によるカシメ装置30にセットするときには、位置決め機構50におけ る押圧用バー60はセット作業に支障を来たさないように上方位置に待機してい る。
【0025】 そして、ドアトリム10のセットが完了すれば、まず、図5に示すように、ロ ッドレスシリンダ51の上部側に設定されている配管口51aからエアが供給さ れるとともに、下部側に設置されている配管口51bからエアが排出され、内部 のピストン52が下降動作を行なう。このピストン52の下降動作に伴い、取付 用ブラケット53ならびにノックシリンダ55もまた下降するため、押圧用バー 60は、セットされているドアインナーシール20とほぼ同一平面上に位置する ことになる。
【0026】 次いで、図6に示すように、ノックシリンダ55内に図示しない配管口からエ アが供給されることにより、ピストンロッド57が図中右側方向に動作して、ブ ラケット58,59を介して押圧用バー60も矢印方向に移動を行ない、ドアイ ンナーシール20のリップ部22を押圧固定する。
【0027】 したがって、カシメ機構40によるカシメ加工時に、ドアインナーシール20 にZ方向に沿う位置ずれが生じないように、ドアトリム10に対してドアインナ ーシール20を所定位置に確実に位置決め固定することが可能となる。
【0028】 そして、カシメ機構40によるカシメ加工が完了すれば、ノックシリンダ55 が動作して、押圧用バー60がドアインナーシール20から離れる方向に移動す るとともに、ロッドレスシリンダ51の動作により押圧用バー60は上方に待機 して、図4に示す初期状態に戻る。
【0029】 このように本考案によるドアインナーシール20のカシメ用装置30は、従来 のカシメ機構40に新たに位置決め機構50を付設することにより、ドアインナ ーシール20をドアトリム10にカシメ固定する際の取付精度を著しく向上させ 、不良率を大幅に低減させることができるとともに、表皮材の厚み変化に対して も、ドアインナーシールに位置ズレが全く生じないため、極めて実用的価値が高 い。
【0030】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案によるドアインナーシールのカシメ用装置は、カシ メ機構と位置決め機構とを併設した構成であるため、ドアトリムに対してドアイ ンナーシールをカシメ固定する工程において、従来生じていたZ方向の位置ずれ を確実に防止でき、取付精度を大幅に向上させることができ、手直し作業の削減 等製品の歩留り向上に大きく貢献できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるカシメ用装置を適用して製作した
自動車用ドアトリムの構成を示す断面図。
【図2】本考案によるカシメ用装置を構成するカシメ機
構と位置決め機構との配置状態を示す平面図。
【図3】本考案によるカシメ用装置におけるカシメ機構
の構成を示す断面図。
【図4】本考案によるカシメ用装置における位置決め機
構の構成を示す断面図。
【図5】本考案によるカシメ用装置における位置決め機
構の動作を示す断面図。
【図6】本考案によるカシメ用装置における位置決め機
構の動作を示す断面図。
【図7】ドアトリムにドアインナーシールを取付ける状
態を示す説明図。
【図8】従来のカシメ用装置の構成を示す断面図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 11 芯材 12 表皮材 13 ウエストフランジ部 14 取付孔 20 ドアインナーシール 21 係止爪 22 リップ部 30 カシメ用装置 40 カシメ機構 41 駆動用シリンダ 43 押圧部材 44 折曲げ加工部材 50 位置決め機構 51 ロッドレスシリンダ 52 ピストン 53 取付用ブラケット 55 ノックシリンダ 60 押圧用バー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアトリム(10)のウエストフランジ
    部(13)にカシメ固定するドアインナーシールのカシ
    メ用装置において、 前記カシメ用装置(30)は、ドアインナーシール(2
    0)の係止爪(21)設定箇所毎に設置され、ドアトリ
    ム(10)のウエストフランジ部(13)に対して、ド
    アインナーシール(20)を押圧する押圧部材(41)
    と、係止爪(21)を折曲げ加工する折曲げ加工部材
    (44)とからなるカシメ機構(40)と、ドアインナ
    ーシール(20)の長手方向に沿って、少なくともその
    2箇所に設置され、ドアトリム(10)のウエストフラ
    ンジ部(13)面に沿って、ドアインナーシール(2
    0)のリップ部(22)をその幅方向に押圧して、所定
    位置で位置決め保持する押圧用バー(60)と、この押
    圧用バー(60)の駆動手段(51,55)とからなる
    位置決め機構(50)とを併設したことを特徴とするド
    アインナーシールのカシメ用装置。
JP024809U 1992-04-17 1992-04-17 ドアインナーシールのカシメ用装置 Withdrawn JPH0585528U (ja)

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Legal Events

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