JPH0585409U - ストレーナ装置 - Google Patents
ストレーナ装置Info
- Publication number
- JPH0585409U JPH0585409U JP2469892U JP2469892U JPH0585409U JP H0585409 U JPH0585409 U JP H0585409U JP 2469892 U JP2469892 U JP 2469892U JP 2469892 U JP2469892 U JP 2469892U JP H0585409 U JPH0585409 U JP H0585409U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- strainer
- magnet
- mission case
- suction port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で取付も容易なストレーナを得
て、しかも、ろ過効率の向上も図る。 【構成】 パンチングメタルにて構成したスクリーン2
5にマグネット26を吸着固定し、該スクリーン25を
油流路中に配置し、該スクリーンをタンク本体と蓋体3
0aの間に挟み込んで取り付けたものである。
て、しかも、ろ過効率の向上も図る。 【構成】 パンチングメタルにて構成したスクリーン2
5にマグネット26を吸着固定し、該スクリーン25を
油流路中に配置し、該スクリーンをタンク本体と蓋体3
0aの間に挟み込んで取り付けたものである。
Description
【0001】
本考案は作動油タンク内等の作動油を吸い込む時にゴミ等を除去するストレー ナの構造に関するものである。
【0002】
従来のストレーナは図5、図6に示すように、ステンレス製の金網1をヒダ状 に折り曲げて円筒形にストレーナA”を形成して、ヒダの谷部に棒状のマグネッ ト2を適宜間隔を開けて配置し、該マグネット2を落下防止用のスプリング3に て固定していたのである。そして、該ストレーナA”の一方の端部にストレーナ 取り付けのためのフランジ4を設け、ガスケット5を介してミッションケースに 締め付け固定し、該取付フランジ部に設けられた吸出口6にサクションパイプを 差し込み、固定器具にこのサクションパイプを固定していたのである。
【0003】
しかし、従来のような構成であると、マグネットをストレーナのヒダ溝に取り 付けるためのマグネットの約半面は未吸着面となってしまい、また、マグネット を取り付けることでストレーナのろ過面積が低下してしまい効率が悪くなり、該 マグネットは落下防止器具が必要なために、マグネットをスプリングにて締め付 けてからミッションケースに取り付けて固定することになり、ストレーナとサク ションパイプを共締めすると、部品点数増加する上に組立工数の増加となり、ス ペースも増加してしまうのである。
【0004】
本考案はこのような問題点を解消するために、油圧ポンプ等の作動油吸い込み 口に設けるストレーナにおいて、パンチングメタルにて構成したスクリーンにマ グネットを吸着し、該スクリーンを油流路中に配置し、該スクリーンをタンク本 体と油流路蓋の間に挟み込んで取り付けたものである。
【0005】
スクリーンとマグネットよりなるストレーナはミッションケースと蓋体との間 の油流路中に嵌合されて固定部材等を必要とせずに簡単に取り付けられて挟持さ れることになり、油圧ポンプ作動時には、通過する作動油はスクリーンの孔によ り混入したゴミ等が除去され、マグネットによりスクリーンも磁化されて、通過 する時に小さな鉄粉等も吸着して除去されるのである。
【0006】
本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如くであり、次に添付の図 面に示した実施例について説明すると、図1はトラクター全体側面図、図2は本 考案のストレーナ組立斜視図、図3はミッションケースのストレーナ部正面断面 図、図4はストレーナの他の実施例を示す組立斜視図である。
【0007】 図1において全体構成から説明すると、11は前輪、12は後輪、13は座席 であり、ボンネット14内にエンジン等が収納され、該ボンネット14後部にハ ンドル15が突出されて、該ハンドル15の回動により前輪11を操向回動可能 としている。エンジン等を載置するアクスルフレーム16後部にはクラッチケー ス18が固設され、該クラッチケース18後部にミッションケース17が固設さ れ、該ミッションケース17上に前記座席3が載置され、ミッションケース17 後部にトップリンク19やロアリンク20よりなる作業機装着装置が配設され、 リフトアーム21を油圧シリンダーにて回動することにより作業機を昇降可能と し、エンジンからの動力を前記ミッションケース17にて変速して、後輪12及 び伝動軸22を介して前輪11を駆動し、また、ミッションケース17後面に突 出したPTO軸を駆動可能としている。
【0008】 そして、本考案の要部であるストレーナAは前記ミッションケース17内の潤 滑油を作動油として油圧ポンプに送油する吸出口に配設されてゴミ等を除去する ためのものであり、その構成は図2、図3に示すように、ミッションケース17 の側壁に作動油を吸い出すための吸出口17aが開口され、該吸出口17aの外 側周囲にフランジ部17bが設けられ、該フランジ部17bの内側に凹状の溝部 17c・17c・17cが形成されている。
【0009】 前記吸出口17a及びフランジ部17bには外側からスクリーン25が嵌合さ れ、該スクリーン25は鋼板に多数の小孔を開口したものであり、通常パンチプ レスにて打ち抜き加工された、いわゆるパンチングメタルにて構成されており、 該スクリーン25の側部及び下部に前記フランジ部17bの溝部17cに合致す る凸部25a・25a・25aが折り曲げ加工にて形成され、溝部17cに位置 決め嵌合されて、ビス等の固定部材によって固定することを省いている。該スク リーン25には棒状のマグネット26・26・・・が適宜間隔をあけて吸着され 、取付部材30の蓋部30aがボルト等によりガスケット27を介してスクリー ン25を挟んでミッションケース17のフランジ部17bに締め付け固定されて 密閉されるのである。
【0010】 前記ガスケット27には連通孔27aが開口され、前記取付部材30にはフィ ルター29が付設され、該フィルター29の吐出口29aにサクションパイプ3 1が連接され、ミッションケース17よりストレーナA、フィルター29を介し てサクションパイプ31と連通され、油圧ポンプに浄化された作動油が吸入され るようにしているのである。
【0011】 また図4に示すようにストレーナA’の如く構成することも可能であり、ミッ ションケース17の側壁には前記同様に吸出口17a’とその外側周囲にフラン ジ部17b’が設けられ、該吸出口17a’からミッションケース17内にスク リーン25’が挿入され、該スクリーン25’はパンチングメタルを筒状に形成 し、ミッションケース17底部に横架する如く配設されるのである。そして、該 スクリーン25’内側にマグネット26’・26’・・・が挿入されてスクリー ン25’に吸着させ、ガスケット27’を介してサクションパイプ31の蓋部3 1aをフランジ部17b’に固定してスクリーン25’も締め付け固定されるの である。但し、サクションパイプ31にフィルターが介装される。
【0012】 このような構成により、油圧ポンプが駆動されるとミッションケース17内の 作動油がストレーナA、フィルター29を介してサクションパイプ31側へ吸引 され、この作動油がストレーナAを通過する時に鉄粉等が除去されるようになり 、このスクリーン25はフランジ部17bの溝部17cに嵌め込むだけでセット され、該スクリーン25は鉄でできているので、マグネット26を取付器具なし でスクリーン25に取り付けられ、該マグネット26はスクリーン25に吸着し ているので、鋼製のスクリーン25自体をも磁化して孔部や鉄板の先端部での磁 束密度が高くなり、通過する作動油内に混入した鉄粉の吸着面積が拡大して吸着 力も増し、除去能力が向上されたのである。
【0013】
本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。即ち 、マグネットの性質上、パンチングメタルにマグネットが吸着して、取付部品等 を必要とせずにマグネットを固定することができ、パンチングメタルにマグネッ トを吸着させているため、油の通過抵抗を減少させているにもかかわらず、油中 の鉄粉を取り除くことができるのである。
【0014】 また、パンチングメタルの孔は鉄粉端部と同様に磁束密度が高くなるため、鉄 粉を補足し易く、鉄粉を補足することによって吸着効率を大きくすることができ 、また、ストレーナの取付はスクリーンをミッションケース溝部に置き、外側よ りガスケットとフランジにより共締めするために、ストレーナを取り付けるため の専用器具を不要としたのである。
【図1】トラクター全体側面図である。
【図2】本考案のストレーナ組立斜視図である。
【図3】ミッションケースに付設したストレーナ部正面
断面図である。
断面図である。
【図4】ストレーナの他の実施例を示す組立斜視図トラ
クター全体側面図である。
クター全体側面図である。
【図5】従来のストレーナ断面図である。
【図6】同じくストレーナ斜視図である。
A ストレーナ 17 ミッションケース 17a 吸出口 17b フランジ部 25 スクリーン 26 マグネット 30a 蓋部 31 サクションパイプ
Claims (2)
- 【請求項1】 油圧ポンプ等の作動油吸い込み口に設け
るストレーナにおいて、パンチングメタルにて構成した
スクリーンにマグネットを吸着し、該スクリーンを油流
路中に配置したことを特徴とするストレーナ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のスクリーンをタンク本体
と油流路蓋の間に挟み込んで取り付けたことを特徴とす
るストレーナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2469892U JPH0585409U (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | ストレーナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2469892U JPH0585409U (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | ストレーナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585409U true JPH0585409U (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=12145399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2469892U Pending JPH0585409U (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | ストレーナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0585409U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014155907A1 (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | 住友重機械工業株式会社 | 異物吸着構造 |
JP2015040570A (ja) * | 2013-08-20 | 2015-03-02 | 住友重機械工業株式会社 | 異物吸着構造 |
WO2021171841A1 (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 洗浄装置 |
CN114754031A (zh) * | 2022-04-28 | 2022-07-15 | 烟台中宇航空液压有限公司 | 一种电液伺服控制系统液压保护装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS553166A (en) * | 1978-06-23 | 1980-01-10 | Kawai Electric Heater | Coil heater |
JPS58126114A (ja) * | 1981-10-22 | 1983-07-27 | エコボード・リミテッド | シ−ト材の接着方法とその装置 |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP2469892U patent/JPH0585409U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS553166A (en) * | 1978-06-23 | 1980-01-10 | Kawai Electric Heater | Coil heater |
JPS58126114A (ja) * | 1981-10-22 | 1983-07-27 | エコボード・リミテッド | シ−ト材の接着方法とその装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014155907A1 (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | 住友重機械工業株式会社 | 異物吸着構造 |
US10174829B2 (en) | 2013-03-25 | 2019-01-08 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Foreign matter attracting structure |
JP2015040570A (ja) * | 2013-08-20 | 2015-03-02 | 住友重機械工業株式会社 | 異物吸着構造 |
WO2021171841A1 (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 洗浄装置 |
CN114754031A (zh) * | 2022-04-28 | 2022-07-15 | 烟台中宇航空液压有限公司 | 一种电液伺服控制系统液压保护装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1039176B1 (en) | Axle driving apparatus | |
JP5327122B2 (ja) | 油圧制御装置 | |
JPH0585409U (ja) | ストレーナ装置 | |
US6524476B1 (en) | Oil pan containing a magnetic filter apparatus | |
CN211737242U (zh) | 一种外置式机油粗滤器及发动机组件 | |
US6280613B1 (en) | Hydraulic medium filtering for a motor vehicle limited slip differential | |
US6503393B2 (en) | Oil pan containing a magnetic filter apparatus | |
CN213599044U (zh) | 一种润滑油过滤装置、减速器及车辆 | |
CN218141755U (zh) | 一种汽车转向助力油壶 | |
JP2000289478A (ja) | 作業車両のミッションケース | |
JPH0249063Y2 (ja) | ||
CN221235736U (zh) | 一种工业缝纫机润滑油泵的安装装置 | |
JP2616166B2 (ja) | オイルストレーナ | |
JP2019035490A (ja) | 油取出構造 | |
CN213175764U (zh) | 一种增程式机油集滤器 | |
JPH0344249Y2 (ja) | ||
JPH0430403Y2 (ja) | ||
JPH0133374Y2 (ja) | ||
JPS5815667Y2 (ja) | トラクタ−トウニオケル ユアツポンプヨウ オイルノフイルタ−コウゾウ | |
JPH0633247Y2 (ja) | 車輌のオイルフイルタ装置 | |
JPS598489Y2 (ja) | 農用トラクタの油圧回路 | |
JPH077649Y2 (ja) | 車両用減速機の潤滑装置 | |
JPH0424156Y2 (ja) | ||
CN2752466Y (zh) | 内燃机惯性油浴式空气滤清器 | |
JPS5936714Y2 (ja) | 油圧ポンプ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970729 |