JPH05850U - ２階建立体駐車場 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 柱２本で車体を上下させることができる２階
建立体駐車場を提供すること。 【構成】 下部駐車スペース板７の一側端に２本の支柱
２，３を立てその上端に横杆１に装着した手動その他の
動力体により上部駐車スペース板８に取付けた昇降枠１
２を上下させるようにしたこと。 【効果】 安価にでき狭い場所でも車体の出し入れが容
易にできる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、簡易に利用できる２階建の立体駐車場に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、２階建の駐車場は柱を４本門型に組立てたため、柱が邪魔になって狭い 路地等の駐車場では使用不能である。また価格も高く、家庭用の電源を必要とす るから家屋から少し離れた場所では使用できない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、前記従来の欠点を解消し、安価で狭い場所でも支障なく車体 の出し入れが行なわれ、とくに電力を用いないで上部に車体をせり上げる昇降枠 を操作できる２階建立体駐車場を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の手段は、下部駐車スペース板の一側両端に、それぞれ支柱を立設し、 上部駐車スペース板の一側に設けた昇降枠に、前記両支柱間にわたした横杆に手 動チエンブロックその他の動力体を装着し、動力体より吊下した牽引索を接続し 、更に昇降枠の左右に取付けた車輪の案内レールを両支柱に添設したことにある 。

【０００５】

【作用】

下部駐車スペース板の上に上部駐車スペース板を重ねてこれに車体を乗入れ、 動力体を作動させて案内レールに沿って車体と共に上部駐車スペース板を上昇さ せる。そして下部駐車スペース板とせり上がった上部駐車スペース板の間に更に 一台の車体を収納する。

【０００６】

【実施例】 図中１は左右の支柱２，３の上端にわたした横杆で、手動式チエンブロック４ を中央に固定し、図では省略してあるが、支柱２に取付けたハンドル５を操作し て吊下したチエン６を上下させる。７は支柱２，３を支持する下部駐車スペース 板で地面に敷き、支柱２，３は建造物の壁面に沿って立設する。８は上部スペー ス板で左右支柱２，３の内側に設けた山形の案内レール９，１０に転動する溝車 １１，１１を備えた昇降枠１２を上部スペース板８の一側に固定し、前記チエン ６の先を固着する。

【０００７】

【効果】

本考案によれば、柱は２本で足りるので従来のように邪魔がなくなり、車体の 出し入れ操作が非常に楽に行なわれ、必ずしも電力を要しないで手動操作も可能 であり、特に安価にできる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図。

【図２】正面図。

【図３】一部の側面図。

【符号の説明】

１ 横杆 ２，３ 支柱 ４ チエンブロック ５ ハンドル ６ チエン ７ 下部駐車スペース板 ８ 上部駐車スペース板 ９，１０ 案内レール １１ 車輪（溝車） １２ 昇降枠

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 下部駐車スペース板の一側両端に、それ
   ぞれ支柱を立設し、上部駐車スペース板の一側に設けた
   昇降枠に、前記両支柱間にわたした横杆に手動チエンブ
   ロックその他の動力体を装着し、動力体より吊下した牽
   引索を接続し、更に昇降枠の左右に取付けた車輪の案内
   レールを両支柱に添設した２階建立体駐車場。