JPH0584842U - 高温環境試験装置 - Google Patents

高温環境試験装置

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JPH0584842U JP2472492U JP2472492U JPH0584842U JP H0584842 U JPH0584842 U JP H0584842U JP 2472492 U JP2472492 U JP 2472492U JP 2472492 U JP2472492 U JP 2472492U JP H0584842 U JPH0584842 U JP H0584842U
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正明 尾崎
義人 柴田
良栄 坂井
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 路面輻射熱の影響を考慮した高温環境試験
を、前輪駆動車と後輪駆動車の何れの場合についても精
密に行い得る高温環境試験装置を提供する。 【構成】 シャシダイナモメータ1を備えた試験室2
に、走行風を吹き出す風洞のノズル4に接続可能な延長
ノズル16を床下に収納自在に設け、試験室2の床面と
前記延長ノズル16の上面とに、それぞれ固定路面輻射
装置19と可動路面輻射装置20とを設ける。鎖線で示
す前輪駆動車の試験を行う場合には延長ノズル16上昇
させ、実線で示す後輪駆動車を試験する場合には延長ノ
ズル16を床下に収納する。これにより、路面輻射熱の
影響を再現しながら、走行風の吹出口と車体前端との距
離を一定に保って精密な試験を行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高温環境下での自動車の運転状態を屋内でシミュレートするための 高温環境試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高温環境下における自動車の運転状態、すなわちエンジンに供給されるガソリ ンの気化状態や空調装置の性能を屋内において試験するための高温環境試験は、 一般に自動車を固定した状態で駆動輪をローラ上に支持して回転させるシャシダ イナモメータを備えた試験室において行われ、この試験室には自動車の走行風に 相当する空気流を供給する風洞が接続される。前記空気流の温度と湿度は風洞に の中間部に設けた空調機によって調整され、更に試験室の天井部には太陽による 日射の影響を再現するための日射装置が設けられる。
【0003】 ところで、かかる高温環境試験装置において前輪駆動車を試験する場合、その 駆動輪である前輪をシャシダイナモメータのローラに支持させると、後輪駆動車 を試験する場合に比べて車体前端の位置が後方にずれるため、風洞のノズルと車 体前端との距離が離れて測定精度に悪影響が及ぶことになる。そこで、前輪駆動 車を試験する場合に風洞のノズル内に収納した延長ノズルを後方に引出し、車体 前端との距離を一定に保つものが提案されている(実開昭55−44206号公 報参照)。
【0004】 また、実際の高温環境を一層正確に実現すべく、前記日射装置に加えて試験室 の床面に路面輻射装置を設け、自動車の下面に路面輻射熱に相当する熱エネルギ ーを与えるものが知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の高温環境試験装置の如く風洞のノズル内に延長ノズルを 伸縮自在に収納すると、そのノズルが大型化して試験室の容積を圧迫するだけで なく、ノズルの断面形状が不連続になるために走行風の流速分布に乱れが生じ、 結果として試験データに誤差が発生する問題がある。
【0006】 本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、路面輻射装置を備えた高温環境 試験装置において、後輪駆動車と前輪駆動車の何れをも精密に試験できるように することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案は、風洞のノズルから自動車の前面に走行 風を供給しながらシャシダイナモメータを用いて高温環境試験を行う試験室に、 自動車を下方から加熱する路面輻射装置と、自動車が前輪駆動車である場合に前 記ノズルの吹出口を後方に延長する延長ノズルとを設けた高温環境試験装置であ って、前記延長ノズルを試験室の床下に収納可能に設けるとともに、前記路面輻 射装置を試験室の床面に設けた固定路面輻射装置と前記延長ノズルの上面に設け た可動路面輻射装置とに分割したことを第1の特徴とする。
【0008】 また本考案は前述の第1の特徴に加えて、前記固定路面輻射装置を、前側の前 部固定路面輻射装置と後側の後部固定路面輻射装置とに分割したことを第2の特 徴とする。
【0009】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0010】 図1および図2は本考案の第1実施例を示すもので、図1は高温環境試験装置 の全体構成図、図2は作用の説明図である。
【0011】 図1に示すように、自動車Vの駆動輪を支持する周知のシャシダイナモメータ 1を床面に設けた試験室2には、空気を閉回路に沿って循環させるゲッチンゲン タイプの風洞3が、そのノズル4とベルマウス5をそれぞれ前記自動車Vの前部 および後部に対向させた状態で接続される。
【0012】 風洞3のダクト6には、モータ7で駆動されてダクト6内に空気流を生起させ るファン8と、空気流の温度および湿度を所定の状態に調整するためのクーラ9 、ヒータ10、および加湿器11を備えた空調機12とが介装される。また前記 ダクト6の屈曲部には、空気流の方向を滑らかに変化させるための偏流翼13が 設けられる。
【0013】 試験室2の床面に掘設したピット14には、図示せぬ駆動源に接続されたパン タグラフ15を介して延長ノズル16が昇降自在に設けられる。図2に実線で示 すように、後輪駆動車を試験する場合に前記延長ノズル16は下降位置にあり、 そのとき延長ノズル16の上面は試験室2の床面と同じ高さになる。一方、図2 に鎖線で示すように、前輪駆動車を試験する場合に前記延長ノズル16は上昇位 置にあり、そのとき延長ノズル16はノズル4の後端に滑らかに接続する。
【0014】 試験室2の天井部には自動車Vを上方から照射する多数の赤外線ランプを備え た日射装置17が設けられるとともに、試験室2の床面には自動車を下方から加 熱すべく電気エネルギーで発熱する多数の熱線コイルヒータを埋設したパネルよ り成る路面輻射装置18が設けられる。路面輻射装置18は試験室2の床面に固 設される固定路面輻射装置19と、この固定路面輻射装置19の前端に接続する ように前記延長ノズル16の上面に設けられる可動路面輻射装置20とから構成 される。
【0015】 次に、前述の構成を備えた本考案の実施例の作用について説明する。
【0016】 後輪駆動車を試験する場合には、図2に実線で示すように、延長ノズル16を 下降させた状態で駆動輪である後輪をシャシダイナモメータ1のローラ上に支持 する。これにより、固定路面輻射装置19と可動路面輻射装置20が、共に自動 車Vの下面に対向する。
【0017】 この状態で高温環境試験の試験条件、すなわち試験室2内部の温度、湿度、お よび路面の性質を予め図示せぬ環境設定装置に入力した後、自動車Vの後輪を駆 動してシャシダイナモメータ1を回動させるとともに、前記設定された試験条件 に対応する高温環境を実現すべく、ファン8のモータ7を駆動して風洞3のノズ ル4から自動車Vの前面に空調器12を通過して温度および湿度を調整された走 行風を供給し、これと同時に日射装置17、固定路面輻射装置19、および可動 路面輻射装置20を駆動しながら所望の高温環境試験を実行する。
【0018】 一方、前輪駆動車を試験する場合には、図2に鎖線で示すように、延長ノズル 16を上昇させて該延長ノズル16の吹出口を自動車Vの前端に接近させた状態 で駆動輪である前輪をシャシダイナモメータ1のローラ上に支持し、前述と同様 に試験を実行する。ただし、この場合には自動車Vの下面は固定路面輻射装置1 9にのみ対向するため、可動路面輻射装置20は駆動する必要が無い。
【0019】 上述のように、延長ノズル16を試験室2の床下に収納自在としたことにより 、後輪駆動車の試験を行う場合に前記延長ノズル16によって空気流が乱される ことが無くなり、しかも延長ノズル16の上面に可動路面輻射装置20を設けた ことにより自動車Vの下面全体を均等に加熱することができる。また、前輪駆動 車の試験を行う場合に前記延長ノズル16によって吹出口を自動車Vの前端に接 近させて正確な試験を行うことが可能となり、その場合に不要となる可動路面輻 射装置20の駆動を休止することにより電力を節減することができる。
【0020】 図3は、本考案の第2実施例を示すものである。
【0021】 この実施例は、第1実施例の固定路面輻射装置19を前側の前部固定路面輻射 装置191 と後側の後部固定路面輻射装置192 とに分割した点に特徴を備えて いる。そして、後輪駆動車を試験する場合には延長ノズル16に設けた可動路面 輻射装置20と前部固定路面輻射装置191 とを駆動して後部固定路面輻射装置 192 の駆動を休止し、また前輪駆動車を試験する場合には前部固定路面輻射装 置191 と後部固定路面輻射装置192 とを駆動して可動路面輻射装置20の駆 動を休止しれば、電力の一層の節減が可能となる。
【0022】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は前記実施例に限定されるもので なく、種々の小設計変更を行うことが可能である。
【0023】
【考案の効果】
以上のように本考案の第1の特徴によれば、風洞のノズルの吹出口に接続可能 な延長ノズルを試験室の床下に収納可能に設けたので、後輪駆動車の試験を行う 場合に延長ノズルを床下に収納すれば、該延長ノズルの空気流に対する影響を排 除して精密な試験を行うことができる。また、その場合に延長ノズルの上面に設 けた可動路面輻射装置を作動させることにより、自動車の下面全体を加熱するこ とができる。しかも延長ノズルの収納空間として床下を利用したので、試験室の 容積を圧迫することが無いだけでなく、延長ノズルの移動作業を簡単に行うとが できる。更に、前輪駆動車の試験を行う場合に延長ノズルを上昇させれば、その 吹出口を自動車の前端に充分に接近させて精密な試験を行うことが可能となるば かりか、その場合に不要となる可動路面輻射装置の駆動を休止することにより電 力を節減することができる。
【0024】 また本考案の第2の特徴によれば、固定路面輻射装置を前側の前部固定路面輻 射装置と後側の後部固定路面輻射装置とに分割したので、後輪駆動車の試験を行 う場合に不要となる後側の後部固定路面輻射装置の駆動を休止することにより、 電力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による高温環境試験装置の全体構成
【図2】作用の説明図
【図3】第2実施例に係る、前記図2に対応する図
【符号の説明】
1 シャシダイナモメータ 2 試験室 3 風洞 16 延長ノズル 18 路面輻射装置 19 固定路面輻射装置 191 前部固定路面輻射装置 192 後部固定路面輻射装置 V 自動車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 坂井 良栄 埼玉県入間郡大井町東久保1−15−20− 106

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風洞(3)のノズル(4)から自動車
    (V)の前面に走行風を供給しながらシャシダイナモメ
    ータ(1)を用いて高温環境試験を行う試験室(2)
    に、自動車(V)を下方から加熱する路面輻射装置(1
    8)と、自動車(V)が前輪駆動車である場合に前記ノ
    ズル(4)の吹出口を後方に延長する延長ノズル(1
    6)とを設けた高温環境試験装置であって、 前記延長ノズル(16)を試験室(2)の床下に収納可
    能に設けるとともに、前記路面輻射装置(18)を試験
    室(2)の床面に設けた固定路面輻射装置(19)と前
    記延長ノズル(16)の上面に設けた可動路面輻射装置
    (20)とに分割したことを特徴とする、高温環境試験
    装置。
  2. 【請求項2】 前記固定路面輻射装置(19)を、前側
    の前部固定路面輻射装置(191 )と後側の後部固定路
    面輻射装置(192 )とに分割したことを特徴とする、
    請求項1記載の高温環境試験装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012032303A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Toyo Eng Works Ltd 疑似日射装置
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CN114160214A (zh) * 2021-11-10 2022-03-11 中国空气动力研究与发展中心空天技术研究所 一种无人机极端环境模拟实验室

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