JPH0584817A - 横延伸装置のノズルクリーナ - Google Patents
横延伸装置のノズルクリーナInfo
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- JPH0584817A JPH0584817A JP3271891A JP27189191A JPH0584817A JP H0584817 A JPH0584817 A JP H0584817A JP 3271891 A JP3271891 A JP 3271891A JP 27189191 A JP27189191 A JP 27189191A JP H0584817 A JPH0584817 A JP H0584817A
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- nozzle
- hot air
- nozzle cleaner
- resin film
- air blowing
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Links
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Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 樹脂フイルムを横延伸させる横延伸装置のノ
ズルクリーナの提供。 【構成】 横延伸させる樹脂フイルムを加熱する熱風を
吹き出す熱風吹出ノズル2を備える横延伸装置のオーブ
ン1内に設置される横延伸装置のノズルクリーナであつ
て、熱風吹出ノズル2よりも上方に位置させて、樹脂フ
イルムの横幅方向に配設され、前後動可能なノズルクリ
ーナ本体5と、ノズルクリーナ本体5に設けられ、熱風
吹出ノズル2上の樹脂フイルムの破断片(イ)を除去す
る除去手段と、ノズルクリーナ本体5を前後に駆動する
駆動装置42とを有する。 【効果】 熱風吹出ノズル上の樹脂フイルムの破断片を
除去する作業を、オーブン外での操作によつて行え、除
去した破断片は、一連の運転終了後にオーブン内の温度
低下を確認してから取り除けるので、一連の樹脂フイル
ムの横延伸作業の能率が向上すると共に安全である。
ズルクリーナの提供。 【構成】 横延伸させる樹脂フイルムを加熱する熱風を
吹き出す熱風吹出ノズル2を備える横延伸装置のオーブ
ン1内に設置される横延伸装置のノズルクリーナであつ
て、熱風吹出ノズル2よりも上方に位置させて、樹脂フ
イルムの横幅方向に配設され、前後動可能なノズルクリ
ーナ本体5と、ノズルクリーナ本体5に設けられ、熱風
吹出ノズル2上の樹脂フイルムの破断片(イ)を除去す
る除去手段と、ノズルクリーナ本体5を前後に駆動する
駆動装置42とを有する。 【効果】 熱風吹出ノズル上の樹脂フイルムの破断片を
除去する作業を、オーブン外での操作によつて行え、除
去した破断片は、一連の運転終了後にオーブン内の温度
低下を確認してから取り除けるので、一連の樹脂フイル
ムの横延伸作業の能率が向上すると共に安全である。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂フイルムを横延伸
させる横延伸装置のノズルクリーナに関するものであ
る。
させる横延伸装置のノズルクリーナに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、樹脂フイルムの物理
的、光学的等の物性向上のために、密閉型のオーブン内
で樹脂フイルムを熱風加熱し、横方向に延伸させている
(例えば実開昭62−102625号)。そして、加熱
温度(110〜350℃程度)、温度分布、横延伸率、
移送速度等は、樹脂フイルムの用途によつて異なる。こ
のため、新素材による樹脂フイルムを横延伸させる際に
は、横延伸装置の最適運転条件を求めるために試運転が
繰り返してなされ、この間に樹脂フイルムの破断片が熱
風吹出ノズル上に落下し、熱風の吹き出しを阻害する事
態を屡々生ずる。更に、樹脂フイルムの破断は、通常運
転時にも生ずる場合がある。
的、光学的等の物性向上のために、密閉型のオーブン内
で樹脂フイルムを熱風加熱し、横方向に延伸させている
(例えば実開昭62−102625号)。そして、加熱
温度(110〜350℃程度)、温度分布、横延伸率、
移送速度等は、樹脂フイルムの用途によつて異なる。こ
のため、新素材による樹脂フイルムを横延伸させる際に
は、横延伸装置の最適運転条件を求めるために試運転が
繰り返してなされ、この間に樹脂フイルムの破断片が熱
風吹出ノズル上に落下し、熱風の吹き出しを阻害する事
態を屡々生ずる。更に、樹脂フイルムの破断は、通常運
転時にも生ずる場合がある。
【0003】従来、熱風吹出ノズル上に落下した樹脂フ
イルムの破断片を取り除くのには、熱風の吹き出しを停
止し、完全耐熱装備を身に付けた作業員がオーブン内に
入り、これを取り除くという危険で過酷な作業が強いら
れていた。このために、作業能率の低下を招来してい
る。なお、オーブン内が高温であるときは、作業員保護
のためにその温度低下を待つて作業が行われ、作業終了
後に再び所定の温度に昇温させている。
イルムの破断片を取り除くのには、熱風の吹き出しを停
止し、完全耐熱装備を身に付けた作業員がオーブン内に
入り、これを取り除くという危険で過酷な作業が強いら
れていた。このために、作業能率の低下を招来してい
る。なお、オーブン内が高温であるときは、作業員保護
のためにその温度低下を待つて作業が行われ、作業終了
後に再び所定の温度に昇温させている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたもので、その構成は次
の通りである。請求項1の発明の構成は、横延伸させる
樹脂フイルムを加熱する熱風を吹き出す熱風吹出ノズル
を備える横延伸装置のオーブン内に設置される横延伸装
置のノズルクリーナであつて、熱風吹出ノズルよりも上
方に位置させて、樹脂フイルムの横幅方向に配設され、
樹脂フイルムの移動方向に沿つて前後動可能なノズルク
リーナ本体と、ノズルクリーナ本体に設けられ、熱風吹
出ノズル上の樹脂フイルムの破断片を除去する除去手段
と、ノズルクリーナ本体を前後に駆動する駆動装置とを
有することを特徴とする横延伸装置のノズルクリーナ。
請求項2の発明の構成は、横延伸させる樹脂フイルムを
加熱する熱風を吹き出す熱風吹出ノズルを備える横延伸
装置のオーブン内に設置される横延伸装置のノズルクリ
ーナであつて、熱風吹出ノズルよりも上方に位置させ
て、樹脂フイルムの横幅方向に配設され、樹脂フイルム
の移動方向に沿つて前後動可能なノズルクリーナ本体
と、樹脂フイルムの横幅方向の両端部を前後方向に案内
する一対のレールガイドにそれぞれ固設され、ノズルク
リーナ本体の横幅方向の両端部に設けられてノズルクリ
ーナ本体の前後動を案内し、各レールガイドと共に樹脂
フイルムの横幅方向に移動可能な案内部材と、ノズルク
リーナ本体に設けられ、熱風吹出ノズル上の樹脂フイル
ムの破断片を除去する除去手段と、ノズルクリーナ本体
を前後に駆動する駆動装置とを備え、前記ノズルクリー
ナ本体が、横幅方向の両端部に設けられ、対向する内端
に開口する長孔を形成した外筒と、前記除去手段が該長
孔に侵入して外筒内をスライドする内筒とを有すること
を特徴とする横延伸装置のノズルクリーナ。そして、ノ
ズルクリーナ本体を構成する一対の外筒側にそれぞれ両
端部が固定され、中間部が、内筒内を通ると共に内筒の
両端部にそれぞれ取付けた滑車の一方に巻回されて内筒
の位置保持を行う一対の索部材を備えることができる。
また、除去手段は、ブラシにて構成でき、このブラシの
取付けを、着脱可能とすることができる。駆動装置を、
回転駆動軸に対してクラツチを介して断接される可逆モ
ータと、前記回転駆動軸を手動にて回転駆動する手動用
ハンドルとを備えるように構成でき、更に、ノズルクリ
ーナ本体の前後方向の移動限界を検出するリミツトスイ
ツチを備えることができる。
来の技術的課題に鑑みてなされたもので、その構成は次
の通りである。請求項1の発明の構成は、横延伸させる
樹脂フイルムを加熱する熱風を吹き出す熱風吹出ノズル
を備える横延伸装置のオーブン内に設置される横延伸装
置のノズルクリーナであつて、熱風吹出ノズルよりも上
方に位置させて、樹脂フイルムの横幅方向に配設され、
樹脂フイルムの移動方向に沿つて前後動可能なノズルク
リーナ本体と、ノズルクリーナ本体に設けられ、熱風吹
出ノズル上の樹脂フイルムの破断片を除去する除去手段
と、ノズルクリーナ本体を前後に駆動する駆動装置とを
有することを特徴とする横延伸装置のノズルクリーナ。
請求項2の発明の構成は、横延伸させる樹脂フイルムを
加熱する熱風を吹き出す熱風吹出ノズルを備える横延伸
装置のオーブン内に設置される横延伸装置のノズルクリ
ーナであつて、熱風吹出ノズルよりも上方に位置させ
て、樹脂フイルムの横幅方向に配設され、樹脂フイルム
の移動方向に沿つて前後動可能なノズルクリーナ本体
と、樹脂フイルムの横幅方向の両端部を前後方向に案内
する一対のレールガイドにそれぞれ固設され、ノズルク
リーナ本体の横幅方向の両端部に設けられてノズルクリ
ーナ本体の前後動を案内し、各レールガイドと共に樹脂
フイルムの横幅方向に移動可能な案内部材と、ノズルク
リーナ本体に設けられ、熱風吹出ノズル上の樹脂フイル
ムの破断片を除去する除去手段と、ノズルクリーナ本体
を前後に駆動する駆動装置とを備え、前記ノズルクリー
ナ本体が、横幅方向の両端部に設けられ、対向する内端
に開口する長孔を形成した外筒と、前記除去手段が該長
孔に侵入して外筒内をスライドする内筒とを有すること
を特徴とする横延伸装置のノズルクリーナ。そして、ノ
ズルクリーナ本体を構成する一対の外筒側にそれぞれ両
端部が固定され、中間部が、内筒内を通ると共に内筒の
両端部にそれぞれ取付けた滑車の一方に巻回されて内筒
の位置保持を行う一対の索部材を備えることができる。
また、除去手段は、ブラシにて構成でき、このブラシの
取付けを、着脱可能とすることができる。駆動装置を、
回転駆動軸に対してクラツチを介して断接される可逆モ
ータと、前記回転駆動軸を手動にて回転駆動する手動用
ハンドルとを備えるように構成でき、更に、ノズルクリ
ーナ本体の前後方向の移動限界を検出するリミツトスイ
ツチを備えることができる。
【0005】
【作用】請求項1の発明によれば、樹脂フイルムの横延
伸作業中に、何らかの理由によつて樹脂フイルムの破断
片を生じ、この破断片が熱風吹出ノズル上に引つ掛かつ
て熱風の吹き出しを阻害した際に、横延伸装置のノズル
クリーナを作動させる。すなわち、駆動装置によつてノ
ズルクリーナ本体を前後に駆動し、除去手段によつて熱
風吹出ノズル上の樹脂フイルムの破断片を除去する。破
断片は、一連の運転終了後にオーブン内の温度低下を確
認してから取り除く。
伸作業中に、何らかの理由によつて樹脂フイルムの破断
片を生じ、この破断片が熱風吹出ノズル上に引つ掛かつ
て熱風の吹き出しを阻害した際に、横延伸装置のノズル
クリーナを作動させる。すなわち、駆動装置によつてノ
ズルクリーナ本体を前後に駆動し、除去手段によつて熱
風吹出ノズル上の樹脂フイルムの破断片を除去する。破
断片は、一連の運転終了後にオーブン内の温度低下を確
認してから取り除く。
【0006】しかして、一連の樹脂フイルムの横延伸作
業継続中には、作業員がオーブン内に入る必要がないの
みならず、オーブンのドアーを開く必要がないため、オ
ーブン内の温度及び雰囲気が外気の影響を受けることが
なく、安全かつ安定した条件下で横延伸作業が行われ
る。
業継続中には、作業員がオーブン内に入る必要がないの
みならず、オーブンのドアーを開く必要がないため、オ
ーブン内の温度及び雰囲気が外気の影響を受けることが
なく、安全かつ安定した条件下で横延伸作業が行われ
る。
【0007】次に、請求項2の発明によれば、先ず、横
延伸させる樹脂フイルムの横幅に応じてレールガイド及
び案内部材のそれぞれの対向する間隔をセツトする。こ
の状態で、樹脂フイルムの破断片を生じ、この破断片が
熱風吹出ノズル上に引つ掛かつて熱風の吹き出しを阻害
した際に、横延伸装置のノズルクリーナを作動させる。
すなわち、駆動装置によつてノズルクリーナ本体を前後
に駆動し、除去手段によつて熱風吹出ノズル上の樹脂フ
イルムの破断片を除去する。
延伸させる樹脂フイルムの横幅に応じてレールガイド及
び案内部材のそれぞれの対向する間隔をセツトする。こ
の状態で、樹脂フイルムの破断片を生じ、この破断片が
熱風吹出ノズル上に引つ掛かつて熱風の吹き出しを阻害
した際に、横延伸装置のノズルクリーナを作動させる。
すなわち、駆動装置によつてノズルクリーナ本体を前後
に駆動し、除去手段によつて熱風吹出ノズル上の樹脂フ
イルムの破断片を除去する。
【0008】その際、ノズルクリーナ本体の前後動が間
隔調整された案内部材によつて案内されると共に、ノズ
ルクリーナ本体が伸縮する。すなわち、横幅方向の両端
部に設けた対向する外筒間が伸縮し、内筒が外筒内をス
ライドする。これにより、内筒に設けた除去手段が外筒
の長孔に対して進退して、ノズルクリーナ本体の伸縮が
除去手段の機能を阻害することなくなされる。
隔調整された案内部材によつて案内されると共に、ノズ
ルクリーナ本体が伸縮する。すなわち、横幅方向の両端
部に設けた対向する外筒間が伸縮し、内筒が外筒内をス
ライドする。これにより、内筒に設けた除去手段が外筒
の長孔に対して進退して、ノズルクリーナ本体の伸縮が
除去手段の機能を阻害することなくなされる。
【0009】そして、請求項3の発明のように一対の索
部材を備えれば、対向する外筒間の伸縮に伴つて一対の
索部材のいずれか一方によつて内筒が移動させられ、内
筒の位置保持が行われる。また、除去手段をブラシにて
構成すれば、熱風吹出ノズル上の樹脂フイルムの破断片
がブラシによつて掻き出される。内筒等へのブラシの取
付けを、着脱可能とすれば、樹脂フイルムの厚薄に応じ
たブラシの交換が容易になる。
部材を備えれば、対向する外筒間の伸縮に伴つて一対の
索部材のいずれか一方によつて内筒が移動させられ、内
筒の位置保持が行われる。また、除去手段をブラシにて
構成すれば、熱風吹出ノズル上の樹脂フイルムの破断片
がブラシによつて掻き出される。内筒等へのブラシの取
付けを、着脱可能とすれば、樹脂フイルムの厚薄に応じ
たブラシの交換が容易になる。
【0010】駆動装置を、回転駆動軸に対してクラツチ
を介して断接される可逆モータと、前記回転駆動軸を手
動にて回転駆動する手動用ハンドルとを備えるように構
成すれば、クラツチを接続して可逆モータの駆動によつ
てノズルクリーナ本体を前後に高速度にて駆動すること
ができると共に、クラツチを切断して手動用ハンドルに
よつてノズルクリーナ本体を前後に低速度にて駆動する
ことができる。更に、ノズルクリーナ本体の前後方向の
移動限界を検出するリミツトスイツチを備えれば、ノズ
ルクリーナ本体の前後方向の過大な移動を防止できる。
を介して断接される可逆モータと、前記回転駆動軸を手
動にて回転駆動する手動用ハンドルとを備えるように構
成すれば、クラツチを接続して可逆モータの駆動によつ
てノズルクリーナ本体を前後に高速度にて駆動すること
ができると共に、クラツチを切断して手動用ハンドルに
よつてノズルクリーナ本体を前後に低速度にて駆動する
ことができる。更に、ノズルクリーナ本体の前後方向の
移動限界を検出するリミツトスイツチを備えれば、ノズ
ルクリーナ本体の前後方向の過大な移動を防止できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1,図2は本発明の1実施例を示す。図
中において符号1は横延伸装置の密閉型のオーブンの一
部を示し、オーブン1内には、樹脂フイルム40の前後
方向である送り方向Cと直交して複数個の熱風吹出ノズ
ル2が配置されている。この熱風吹出ノズル2の両側に
は、図8に示すクリツプ3が配置され、複数個の対向す
るクリツプ3によつて横幅方向の両端部を保持した樹脂
フイルム40が、上流側Aから下流側Bへの移動を行い
ながら、熱風吹出ノズル2からの熱風によつて加熱さ
れ、樹脂フイルム40が薄いフイルムをなすように横延
伸される。複数個が列をなすクリツプ3は、次第に間隔
を拡大するように両側に配置した一対のレールガイド4
に案内されて前後方向に移動する。
て説明する。図1,図2は本発明の1実施例を示す。図
中において符号1は横延伸装置の密閉型のオーブンの一
部を示し、オーブン1内には、樹脂フイルム40の前後
方向である送り方向Cと直交して複数個の熱風吹出ノズ
ル2が配置されている。この熱風吹出ノズル2の両側に
は、図8に示すクリツプ3が配置され、複数個の対向す
るクリツプ3によつて横幅方向の両端部を保持した樹脂
フイルム40が、上流側Aから下流側Bへの移動を行い
ながら、熱風吹出ノズル2からの熱風によつて加熱さ
れ、樹脂フイルム40が薄いフイルムをなすように横延
伸される。複数個が列をなすクリツプ3は、次第に間隔
を拡大するように両側に配置した一対のレールガイド4
に案内されて前後方向に移動する。
【0012】この樹脂フイルム40の送り方向Cに移動
可能にノズルクリーナ本体5を設ける。図2〜図8を参
照して一対の外筒6及び内筒7を備えるノズルクリーナ
本体5について説明する。図2に示すように所定間隔を
置いて対向配置される外筒6は、内端が開口する四角筒
からなり、その下面には内端が開口する長孔6aを形成
してある。この一対の外筒6内に内筒7の両端部がスラ
イド可能に内挿されている。
可能にノズルクリーナ本体5を設ける。図2〜図8を参
照して一対の外筒6及び内筒7を備えるノズルクリーナ
本体5について説明する。図2に示すように所定間隔を
置いて対向配置される外筒6は、内端が開口する四角筒
からなり、その下面には内端が開口する長孔6aを形成
してある。この一対の外筒6内に内筒7の両端部がスラ
イド可能に内挿されている。
【0013】そして、この外筒6及び内筒7の下面に
は、送り方向Cと直交する方向(横幅方向)に、それぞ
れ破断片除去手段であるワイヤーブラシ8が固定され
る。内筒7のワイヤーブラシ8は、ワイヤーを固定した
取付板8aをビス8bにて着脱可能に固定して構成し、
ワイヤーブラシ8が前記長孔6aに入り込めるようにな
つている。一方、外筒6のワイヤーブラシ8は、図3,
図8に示すように外筒6の長孔6aを避けて、ワイヤー
を固定した取付板8aをビス8bにて着脱可能に固定し
て構成され、送り方向Cから見て内筒7のワイヤーブラ
シ8と外筒6のワイヤーブラシ8とは、その一部が常に
重なり合い、熱風吹出ノズル2の上面に送り方向Cのほ
ぼ全体に亘つて接触し得る。
は、送り方向Cと直交する方向(横幅方向)に、それぞ
れ破断片除去手段であるワイヤーブラシ8が固定され
る。内筒7のワイヤーブラシ8は、ワイヤーを固定した
取付板8aをビス8bにて着脱可能に固定して構成し、
ワイヤーブラシ8が前記長孔6aに入り込めるようにな
つている。一方、外筒6のワイヤーブラシ8は、図3,
図8に示すように外筒6の長孔6aを避けて、ワイヤー
を固定した取付板8aをビス8bにて着脱可能に固定し
て構成され、送り方向Cから見て内筒7のワイヤーブラ
シ8と外筒6のワイヤーブラシ8とは、その一部が常に
重なり合い、熱風吹出ノズル2の上面に送り方向Cのほ
ぼ全体に亘つて接触し得る。
【0014】このように、外筒6及び内筒7のワイヤー
ブラシ8を着脱可能に固定したので、樹脂フイルム40
の厚薄に応じたワイヤーブラシ8の交換作業が容易であ
る。なお、各ワイヤーブラシ8の先端部は、上流側Aか
ら下流側Bに向けて湾曲して形成され、熱風吹出ノズル
2の上面を下流側Bに向けて掃き出し易い形状になつて
いる。
ブラシ8を着脱可能に固定したので、樹脂フイルム40
の厚薄に応じたワイヤーブラシ8の交換作業が容易であ
る。なお、各ワイヤーブラシ8の先端部は、上流側Aか
ら下流側Bに向けて湾曲して形成され、熱風吹出ノズル
2の上面を下流側Bに向けて掃き出し易い形状になつて
いる。
【0015】このような一対の外筒6の各外端部が支持
板9に固定され、かつ、一対のノズルクリーナ本体5
が、前後の両外筒6を連結部材6bにて連結し、両内筒
7を連結部材7bにて連結して一体をなしている。
板9に固定され、かつ、一対のノズルクリーナ本体5
が、前後の両外筒6を連結部材6bにて連結し、両内筒
7を連結部材7bにて連結して一体をなしている。
【0016】各10は、内筒7,7を中央に位置保持す
ると共に上昇を抑える索部材であるワイヤーケーブルで
あり、横幅方向に対向して対をなす外筒6,6側にそれ
ぞれ両端部が固定され、中間部が、内筒7,7内を通る
と共に内筒7,7の異なる側の端部にそれぞれ取付けた
滑車10a,10aに巻回されている。なお、実際に
は、ワイヤーケーブル10の一端部は、支持板9に固定
されている。
ると共に上昇を抑える索部材であるワイヤーケーブルで
あり、横幅方向に対向して対をなす外筒6,6側にそれ
ぞれ両端部が固定され、中間部が、内筒7,7内を通る
と共に内筒7,7の異なる側の端部にそれぞれ取付けた
滑車10a,10aに巻回されている。なお、実際に
は、ワイヤーケーブル10の一端部は、支持板9に固定
されている。
【0017】しかして、対をなす外筒6,6の横幅方向
の伸縮作動に対し、連結部材7bにて連結されて一体を
なす両内筒7,7が一方のワイヤーケーブル10にて押
されて常時中央に位置保持され、かつ、内筒7の上昇傾
斜がワイヤーケーブル10に抑えられ、ワイヤーブラシ
8が長孔6aから上昇して作用しなくなるのを防止す
る。ワイヤーケーブル10によるワイヤーブラシ8の上
昇防止作用を確実にするためには、ワイヤーケーブル1
0を内筒7の内部下面に沿つて配置することが望まれ
る。
の伸縮作動に対し、連結部材7bにて連結されて一体を
なす両内筒7,7が一方のワイヤーケーブル10にて押
されて常時中央に位置保持され、かつ、内筒7の上昇傾
斜がワイヤーケーブル10に抑えられ、ワイヤーブラシ
8が長孔6aから上昇して作用しなくなるのを防止す
る。ワイヤーケーブル10によるワイヤーブラシ8の上
昇防止作用を確実にするためには、ワイヤーケーブル1
0を内筒7の内部下面に沿つて配置することが望まれ
る。
【0018】各支持板9の外側面には、断面L字状をな
す支持部材11が固定されている。支持部材11を送り
方向Cに案内する案内手段について図4,図5を参照し
て説明する。各15はチエーンケースであり、四角筒状
体を隔壁15bによつて内空間15cと外空間15dと
に区画してある。チエーンケース15は、前後方向に複
数個に分割されて各レールガイド4の内側に座板4aを
介して個別に固定され、対向する内側面には前後方向に
延在する開口15aを有する。支持部材11の腕11a
は、該開口15aからチエーンケース15の内空間15
c内に挿入され、腕11aの外端部上下に位置させて、
一対の筒状部材12がそれぞれビス12aにて固定さ
れ、ノズルクリーナ本体5の上下方向の案内がなされる
ようになつている。
す支持部材11が固定されている。支持部材11を送り
方向Cに案内する案内手段について図4,図5を参照し
て説明する。各15はチエーンケースであり、四角筒状
体を隔壁15bによつて内空間15cと外空間15dと
に区画してある。チエーンケース15は、前後方向に複
数個に分割されて各レールガイド4の内側に座板4aを
介して個別に固定され、対向する内側面には前後方向に
延在する開口15aを有する。支持部材11の腕11a
は、該開口15aからチエーンケース15の内空間15
c内に挿入され、腕11aの外端部上下に位置させて、
一対の筒状部材12がそれぞれビス12aにて固定さ
れ、ノズルクリーナ本体5の上下方向の案内がなされる
ようになつている。
【0019】更に、支持部材11及びノズルクリーナ本
体5の左右方向の案内をするために、腕11aにコロ1
3a,13bが取付けられる。すなわち、腕11aの外
端部に中径の通孔11bを設け、上側に大径の通孔を設
けたコロ13aを、下側に小径の通孔を設けたコロ13
bをそれぞれ配置し、上方より段付軸13cを挿入し、
コロ13bの下端面に座金13dを介装してボルト13
eを段付軸13cに螺締し、両コロ13a,13bを段
付軸13cに対して回転可能として腕11aに支持し、
チエーンケース15の内空間15cの対向する内側面を
両コロ13a,13bの案内面としている。しかして、
チエーンケース15の内空間15cは、ノズルクリーナ
本体5の前後移動を案内する案内部材として機能する。
体5の左右方向の案内をするために、腕11aにコロ1
3a,13bが取付けられる。すなわち、腕11aの外
端部に中径の通孔11bを設け、上側に大径の通孔を設
けたコロ13aを、下側に小径の通孔を設けたコロ13
bをそれぞれ配置し、上方より段付軸13cを挿入し、
コロ13bの下端面に座金13dを介装してボルト13
eを段付軸13cに螺締し、両コロ13a,13bを段
付軸13cに対して回転可能として腕11aに支持し、
チエーンケース15の内空間15cの対向する内側面を
両コロ13a,13bの案内面としている。しかして、
チエーンケース15の内空間15cは、ノズルクリーナ
本体5の前後移動を案内する案内部材として機能する。
【0020】次に、ノズルクリーナ本体5を前後に駆動
する駆動装置42について説明する。図1に示すように
送り方向Cの両端部に位置する各チエーンケース15内
に駆動スプロケツト16と従動スプロケツト17とを対
向させて設け、送り方向Cに位置して対をなす駆動スプ
ロケツト16と従動スプロケツト17との間に巻回させ
た各チエーン18の両端を各支持部材11の腕11aの
前後両側に固定してある。この従動スプロケツト17の
支軸17aは、座板4aを介してレールガイド4に固定
され、駆動スプロケツト16を支持する後記する第1縦
軸29a及び第2縦軸29bは、それぞれ第2主ギヤー
セツト28a又は第3主ギヤーセツト28bを介して座
板4bに取付けられ、各座板4bが隣接するレールガイ
ド4に固定されている。
する駆動装置42について説明する。図1に示すように
送り方向Cの両端部に位置する各チエーンケース15内
に駆動スプロケツト16と従動スプロケツト17とを対
向させて設け、送り方向Cに位置して対をなす駆動スプ
ロケツト16と従動スプロケツト17との間に巻回させ
た各チエーン18の両端を各支持部材11の腕11aの
前後両側に固定してある。この従動スプロケツト17の
支軸17aは、座板4aを介してレールガイド4に固定
され、駆動スプロケツト16を支持する後記する第1縦
軸29a及び第2縦軸29bは、それぞれ第2主ギヤー
セツト28a又は第3主ギヤーセツト28bを介して座
板4bに取付けられ、各座板4bが隣接するレールガイ
ド4に固定されている。
【0021】なお、駆動スプロケツト16又は従動スプ
ロケツト17を収容する両端の各チエーンケース15の
隔壁15bは、適宜に省略され、環状をなすチエーン1
8がその他のチエーンケース15の内空間15c及び外
空間15dを延在している。また、両スプロケツト1
6,17の付近には、図6に示すようにチエーンケース
15の下面側に固設した案内傾斜板35がそれぞれ設け
られ、各チエーン18の両スプロケツト16,17から
の脱落を防止している。
ロケツト17を収容する両端の各チエーンケース15の
隔壁15bは、適宜に省略され、環状をなすチエーン1
8がその他のチエーンケース15の内空間15c及び外
空間15dを延在している。また、両スプロケツト1
6,17の付近には、図6に示すようにチエーンケース
15の下面側に固設した案内傾斜板35がそれぞれ設け
られ、各チエーン18の両スプロケツト16,17から
の脱落を防止している。
【0022】20はオーブン1の外部に設置した可逆モ
ータ、21はクラツチ、22は第1主ギヤーセツト、2
3は手動用ハンドル、41は回転駆動軸である。そし
て、回転駆動軸41の回転駆動により、第1縦軸29a
及び第2縦軸29bが間隔を変えて正逆に回転駆動され
るようになつている。
ータ、21はクラツチ、22は第1主ギヤーセツト、2
3は手動用ハンドル、41は回転駆動軸である。そし
て、回転駆動軸41の回転駆動により、第1縦軸29a
及び第2縦軸29bが間隔を変えて正逆に回転駆動され
るようになつている。
【0023】すなわち、24は回転駆動軸41に固定し
た主軸駆動用のスプロケツト、25は主軸従動用のスプ
ロケツト、26は主軸駆動用のチエーン、27はオーブ
ン1の側壁を貫通する主軸、28aは第2主ギヤーセツ
ト、28bは第3主ギヤーセツト、29aは一方の駆動
スプロケツト16を駆動する第1縦軸、30はオーブン
1の底面に固定された軸受、31はスプライン結合する
回転軸、32a,32b,32cはそれぞれスプライン
軸、29bは他方の駆動スプロケツト16を駆動する第
2縦軸であり、各33は自在継手である。
た主軸駆動用のスプロケツト、25は主軸従動用のスプ
ロケツト、26は主軸駆動用のチエーン、27はオーブ
ン1の側壁を貫通する主軸、28aは第2主ギヤーセツ
ト、28bは第3主ギヤーセツト、29aは一方の駆動
スプロケツト16を駆動する第1縦軸、30はオーブン
1の底面に固定された軸受、31はスプライン結合する
回転軸、32a,32b,32cはそれぞれスプライン
軸、29bは他方の駆動スプロケツト16を駆動する第
2縦軸であり、各33は自在継手である。
【0024】第2主ギヤーセツト28aは、かさ歯車を
内蔵し、主軸27の回転をスプライン軸32aに伝達す
ると共に垂直な第1縦軸29aを回転し、第3主ギヤー
セツト28bは、かさ歯車を内蔵し、垂直な第2縦軸2
9bを回転する。そして、第2主ギヤーセツト28aと
第3主ギヤーセツト28bとは、第1縦軸29aと第2
縦軸29bとを互いに逆方向に回転するように構成され
ている。
内蔵し、主軸27の回転をスプライン軸32aに伝達す
ると共に垂直な第1縦軸29aを回転し、第3主ギヤー
セツト28bは、かさ歯車を内蔵し、垂直な第2縦軸2
9bを回転する。そして、第2主ギヤーセツト28aと
第3主ギヤーセツト28bとは、第1縦軸29aと第2
縦軸29bとを互いに逆方向に回転するように構成され
ている。
【0025】かくして、レールガイド4の横幅を樹脂フ
イルム40の延伸すべき横幅に応じて調整した際、それ
ぞれ座板4bを介して隣接するレールガイド4に固設さ
れた第2主ギヤーセツト28a及び第3主ギヤーセツト
28bひいては各駆動スプロケツト16が、スプライン
軸32a,32b,32cが伸縮することによつて追従
移動可能であり、座板4aによつてレールガイド4に連
結される従動スプロケツト17及びチエーンケース15
と共にオーブン1の横幅方向に移動できる。チエーンケ
ース15の横幅方向の移動に伴つて、外筒6の間隔が伸
縮する。
イルム40の延伸すべき横幅に応じて調整した際、それ
ぞれ座板4bを介して隣接するレールガイド4に固設さ
れた第2主ギヤーセツト28a及び第3主ギヤーセツト
28bひいては各駆動スプロケツト16が、スプライン
軸32a,32b,32cが伸縮することによつて追従
移動可能であり、座板4aによつてレールガイド4に連
結される従動スプロケツト17及びチエーンケース15
と共にオーブン1の横幅方向に移動できる。チエーンケ
ース15の横幅方向の移動に伴つて、外筒6の間隔が伸
縮する。
【0026】しかして、可逆モータ20を駆動すると共
にクラツチ21を接続すれば、第1主ギヤーセツト22
を介して回転駆動軸41が回転駆動され、スプロケツト
24、チエーン26及びスプロケツト25を介して、主
軸27が回転する。これにより、自在継手33、第2主
ギヤーセツト28aを介して第1縦軸29a及び駆動ス
プロケツト16を一方向に回転させると共に、自在継手
33、スプライン軸32a,32b、回転軸31、第3
主ギヤーセツト28bを介して第2縦軸29b及び駆動
スプロケツト16を第1縦軸29aとは逆回転させる。
にクラツチ21を接続すれば、第1主ギヤーセツト22
を介して回転駆動軸41が回転駆動され、スプロケツト
24、チエーン26及びスプロケツト25を介して、主
軸27が回転する。これにより、自在継手33、第2主
ギヤーセツト28aを介して第1縦軸29a及び駆動ス
プロケツト16を一方向に回転させると共に、自在継手
33、スプライン軸32a,32b、回転軸31、第3
主ギヤーセツト28bを介して第2縦軸29b及び駆動
スプロケツト16を第1縦軸29aとは逆回転させる。
【0027】かくして、両駆動スプロケツト16によつ
て両チエーン18が正逆に駆動されるので、各チエーン
18に連結される一対のノズルクリーナ本体5を樹脂フ
イルム40の移動方向A−Bに沿つて前後に高速度にて
移動させることができる。このノズルクリーナ本体5が
前後の限界位置に達した際には、図7に示すように各チ
エーンケース15の内空間15cの両端部に設けたドツ
グ36aに、支持部材11の腕11aの前後端部に固定
した可動接触子36bのいずれか一方が接触することに
よつてリミツトスイツチ36が作用し、その信号によつ
て可逆モータ20の駆動を停止させてノズルクリーナ本
体5を停止できる。
て両チエーン18が正逆に駆動されるので、各チエーン
18に連結される一対のノズルクリーナ本体5を樹脂フ
イルム40の移動方向A−Bに沿つて前後に高速度にて
移動させることができる。このノズルクリーナ本体5が
前後の限界位置に達した際には、図7に示すように各チ
エーンケース15の内空間15cの両端部に設けたドツ
グ36aに、支持部材11の腕11aの前後端部に固定
した可動接触子36bのいずれか一方が接触することに
よつてリミツトスイツチ36が作用し、その信号によつ
て可逆モータ20の駆動を停止させてノズルクリーナ本
体5を停止できる。
【0028】そして、クラツチ21を切断し、手動用ハ
ンドル23を使用して回転駆動軸41及び主軸駆動用の
スプロケツト24を第1主ギヤーセツト22を介して正
逆に回転させれば、ノズルクリーナ本体5を低速度にて
前後動させ得る。このノズルクリーナ本体5の前後動
は、樹脂フイルム40の延伸すべき横幅に応じて間隔調
整された一対のレールガイド4に沿つてなされる。
ンドル23を使用して回転駆動軸41及び主軸駆動用の
スプロケツト24を第1主ギヤーセツト22を介して正
逆に回転させれば、ノズルクリーナ本体5を低速度にて
前後動させ得る。このノズルクリーナ本体5の前後動
は、樹脂フイルム40の延伸すべき横幅に応じて間隔調
整された一対のレールガイド4に沿つてなされる。
【0029】次に、上記実施例の作用について説明す
る。当初、横延伸させる樹脂フイルム40の横幅に応じ
て一対のレールガイド4及び両チエーンケース15の間
隔がセツトされ、また、一対のノズルクリーナ本体5
は、全ての熱風吹出ノズル2による熱風の吹き出しを阻
害しない位置に移動させてある。樹脂フイルム40の横
延伸作業中に、何らかの理由によつて図1に示すように
樹脂フイルム40の破断片(イ)を生じ、この破断片
(イ)が熱風吹出ノズル2上に引つ掛かつて熱風の吹き
出しが阻害される。
る。当初、横延伸させる樹脂フイルム40の横幅に応じ
て一対のレールガイド4及び両チエーンケース15の間
隔がセツトされ、また、一対のノズルクリーナ本体5
は、全ての熱風吹出ノズル2による熱風の吹き出しを阻
害しない位置に移動させてある。樹脂フイルム40の横
延伸作業中に、何らかの理由によつて図1に示すように
樹脂フイルム40の破断片(イ)を生じ、この破断片
(イ)が熱風吹出ノズル2上に引つ掛かつて熱風の吹き
出しが阻害される。
【0030】このような状態が生じたなら、先ず、可逆
モータ20を駆動すると共にクラツチ21を接続し、第
1主ギヤーセツト22及び回転駆動軸41等を介して第
1縦軸29aを一方向に回転させると共に、自在継手3
3、第1スプライン軸32a等を介して第2縦軸29b
を第1縦軸29aとは逆回転させる。かくして、各縦軸
29a,29bに取付けた各駆動スプロケツト16によ
つて両チエーン18が互いに逆回りに駆動される。
モータ20を駆動すると共にクラツチ21を接続し、第
1主ギヤーセツト22及び回転駆動軸41等を介して第
1縦軸29aを一方向に回転させると共に、自在継手3
3、第1スプライン軸32a等を介して第2縦軸29b
を第1縦軸29aとは逆回転させる。かくして、各縦軸
29a,29bに取付けた各駆動スプロケツト16によ
つて両チエーン18が互いに逆回りに駆動される。
【0031】各チエーン18の両端は、それぞれ両ノズ
ルクリーナ本体5の両側の各支持部材11の腕11aの
前後端部に接続してあるので、ノズルクリーナ本体5
は、一対の筒状部材12及び両コロ13a,13bにて
両チエーンケース15に対して案内されて比較的高速度
にて破断片(イ)に近づく。両ノズルクリーナ本体5が
破断片(イ)の上流側Aの近接位置に達したなら、可逆
モータ20の駆動を停止する。
ルクリーナ本体5の両側の各支持部材11の腕11aの
前後端部に接続してあるので、ノズルクリーナ本体5
は、一対の筒状部材12及び両コロ13a,13bにて
両チエーンケース15に対して案内されて比較的高速度
にて破断片(イ)に近づく。両ノズルクリーナ本体5が
破断片(イ)の上流側Aの近接位置に達したなら、可逆
モータ20の駆動を停止する。
【0032】次に、クラツチ21を切断すると共に、手
動用ハンドル23を手動にて一方向に回転させ、可逆モ
ータ20の駆動による場合よりも低速度にてノズルクリ
ーナ本体5を下流側Bに向けて移動させる。これによ
り、熱風吹出ノズル2上の破断片(イ)は、前後して接
触通過するワイヤーブラシ8の先端部にて掻き出され、
破断片(イ)が熱風吹出ノズル2よりも下流側Bに落下
して破断片(ロ)となり、熱風吹出ノズル2が解放され
て熱風の吹き出しが可能になる。なお、熱風吹出ノズル
2上の破断片(イ)を掻き出す際のノズルクリーナ本体
5の移動も、可逆モータ20の駆動によつて与えること
は可能である。
動用ハンドル23を手動にて一方向に回転させ、可逆モ
ータ20の駆動による場合よりも低速度にてノズルクリ
ーナ本体5を下流側Bに向けて移動させる。これによ
り、熱風吹出ノズル2上の破断片(イ)は、前後して接
触通過するワイヤーブラシ8の先端部にて掻き出され、
破断片(イ)が熱風吹出ノズル2よりも下流側Bに落下
して破断片(ロ)となり、熱風吹出ノズル2が解放され
て熱風の吹き出しが可能になる。なお、熱風吹出ノズル
2上の破断片(イ)を掻き出す際のノズルクリーナ本体
5の移動も、可逆モータ20の駆動によつて与えること
は可能である。
【0033】このようにして、熱風吹出ノズル2上の破
断片(イ)の除去作業が終了したなら、ノズルクリーナ
本体5を熱風吹出ノズル2から離れた位置に移動させて
樹脂フイルム40の横延伸作業を続行し、運転終了後に
オーブン1内の温度低下を確認してから落下した破断片
(ロ)を取り除く。しかして、一連の樹脂フイルム40
の横延伸作業継続中には、作業員がオーブン1内に入る
必要がないのみならず、オーブン1のドアーを開く必要
がないため、オーブン1内の温度及び雰囲気が外気の影
響を受けることがなく、安全かつ安定した条件下で横延
伸作業が行われる。
断片(イ)の除去作業が終了したなら、ノズルクリーナ
本体5を熱風吹出ノズル2から離れた位置に移動させて
樹脂フイルム40の横延伸作業を続行し、運転終了後に
オーブン1内の温度低下を確認してから落下した破断片
(ロ)を取り除く。しかして、一連の樹脂フイルム40
の横延伸作業継続中には、作業員がオーブン1内に入る
必要がないのみならず、オーブン1のドアーを開く必要
がないため、オーブン1内の温度及び雰囲気が外気の影
響を受けることがなく、安全かつ安定した条件下で横延
伸作業が行われる。
【0034】なお、熱風吹出ノズル2上の破断片(イ)
の除去作業時以外のノズルクリーナ本体5の待機位置
は、オーブン1内の熱風吹出ノズル2から離れた下流側
Bが適当である。その理由は、オーブン1内の熱風吹出
ノズル2よりも下流側Bは、比較的温度が低く、かつ、
熱風吹出ノズル2からの熱風遮断や熱風の乱れを生じさ
せないからである。ノズルクリーナ本体5の上流側A又
は下流側Bへの過大な移動は、ドツグ36aと可動接触
子36bとを備えるリミツトスイツチ36の作用によつ
て防止される。
の除去作業時以外のノズルクリーナ本体5の待機位置
は、オーブン1内の熱風吹出ノズル2から離れた下流側
Bが適当である。その理由は、オーブン1内の熱風吹出
ノズル2よりも下流側Bは、比較的温度が低く、かつ、
熱風吹出ノズル2からの熱風遮断や熱風の乱れを生じさ
せないからである。ノズルクリーナ本体5の上流側A又
は下流側Bへの過大な移動は、ドツグ36aと可動接触
子36bとを備えるリミツトスイツチ36の作用によつ
て防止される。
【0035】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明によれば、熱風吹出ノズル上の樹脂フイルムの破
断片を除去する作業を、作業員が高温のオーブン内に入
ることなく行え、破断片は一連の運転終了後にオーブン
内の温度低下を確認してから取り除けるので、オーブン
内の条件を維持したままで一連の樹脂フイルムの横延伸
作業を継続することができ、その作業能率が向上すると
共に安全である。
本発明によれば、熱風吹出ノズル上の樹脂フイルムの破
断片を除去する作業を、作業員が高温のオーブン内に入
ることなく行え、破断片は一連の運転終了後にオーブン
内の温度低下を確認してから取り除けるので、オーブン
内の条件を維持したままで一連の樹脂フイルムの横延伸
作業を継続することができ、その作業能率が向上すると
共に安全である。
【図1】 本発明の1実施例にかかる横延伸装置のノズ
ルクリーナを示す一部切開した斜視図。
ルクリーナを示す一部切開した斜視図。
【図2】 同じく横延伸装置のノズルクリーナの要部を
示す断面図。
示す断面図。
【図3】 同じく図2のIII−III線断面図。
【図4】 同じく案内手段を示す断面図。
【図5】 同じく案内手段を示す断面図。
【図6】 同じく駆動スプロケツト及び従動スプロケツ
トの取付け部を示す断面図。
トの取付け部を示す断面図。
【図7】 同じくリミツトスイツチの取付け部を示す断
面図。
面図。
【図8】 同じくレールガイド及びチエーンケースを示
す断面図。
す断面図。
1:オーブン、2:熱風吹出ノズル、3:クリツプ、
4:レールガイド、4a:座板、5:ノズルクリーナ本
体、6:外筒、6a:長孔、6b:連結部材、7:内
筒、7b:連結部材、8:ワイヤーブラシ(破断片除去
手段)、8a:取付板、9:支持板、10:ワイヤーケ
ーブル(索部材)、10a:滑車、11:支持部材、1
5:チエーンケース(案内部材)、16:駆動スプロケ
ツト、17:従動スプロケツト、18:チエーン、2
0:可逆モータ、21:クラツチ、22:第1主ギヤー
セツト、23:手動用ハンドル、28a:第2主ギヤー
セツト、28b:第3主ギヤーセツト、29a:第1縦
軸、29b:第2縦軸、35:案内傾斜板、36:リミ
ツトスイツチ、40:樹脂フイルム、41:回転駆動
軸、42:駆動装置、A:上流側、B:下流側、C:送
り方向。
4:レールガイド、4a:座板、5:ノズルクリーナ本
体、6:外筒、6a:長孔、6b:連結部材、7:内
筒、7b:連結部材、8:ワイヤーブラシ(破断片除去
手段)、8a:取付板、9:支持板、10:ワイヤーケ
ーブル(索部材)、10a:滑車、11:支持部材、1
5:チエーンケース(案内部材)、16:駆動スプロケ
ツト、17:従動スプロケツト、18:チエーン、2
0:可逆モータ、21:クラツチ、22:第1主ギヤー
セツト、23:手動用ハンドル、28a:第2主ギヤー
セツト、28b:第3主ギヤーセツト、29a:第1縦
軸、29b:第2縦軸、35:案内傾斜板、36:リミ
ツトスイツチ、40:樹脂フイルム、41:回転駆動
軸、42:駆動装置、A:上流側、B:下流側、C:送
り方向。
Claims (7)
- 【請求項1】 横延伸させる樹脂フイルムを加熱する熱
風を吹き出す熱風吹出ノズルを備える横延伸装置のオー
ブン内に設置される横延伸装置のノズルクリーナであつ
て、熱風吹出ノズルよりも上方に位置させて、樹脂フイ
ルムの横幅方向に配設され、樹脂フイルムの移動方向に
沿つて前後動可能なノズルクリーナ本体と、ノズルクリ
ーナ本体に設けられ、熱風吹出ノズル上の樹脂フイルム
の破断片を除去する除去手段と、ノズルクリーナ本体を
前後に駆動する駆動装置とを有することを特徴とする横
延伸装置のノズルクリーナ。 - 【請求項2】 横延伸させる樹脂フイルムを加熱する熱
風を吹き出す熱風吹出ノズルを備える横延伸装置のオー
ブン内に設置される横延伸装置のノズルクリーナであつ
て、熱風吹出ノズルよりも上方に位置させて、樹脂フイ
ルムの横幅方向に配設され、樹脂フイルムの移動方向に
沿つて前後動可能なノズルクリーナ本体と、樹脂フイル
ムの横幅方向の両端部を前後方向に案内する一対のレー
ルガイドにそれぞれ固設され、ノズルクリーナ本体の横
幅方向の両端部に設けられてノズルクリーナ本体の前後
動を案内し、各レールガイドと共に樹脂フイルムの横幅
方向に移動可能な案内部材と、ノズルクリーナ本体に設
けられ、熱風吹出ノズル上の樹脂フイルムの破断片を除
去する除去手段と、ノズルクリーナ本体を前後に駆動す
る駆動装置とを備え、前記ノズルクリーナ本体が、横幅
方向の両端部に設けられ、対向する内端に開口する長孔
を形成した外筒と、前記除去手段が該長孔に侵入して外
筒内をスライドする内筒とを有することを特徴とする横
延伸装置のノズルクリーナ。 - 【請求項3】 ノズルクリーナ本体を構成する一対の外
筒側にそれぞれ両端部が固定され、中間部が、内筒内を
通ると共に内筒の両端部にそれぞれ取付けた滑車の一方
に巻回されて内筒の位置保持を行う一対の索部材を備え
ることを特徴とする請求項2の横延伸装置のノズルクリ
ーナ。 - 【請求項4】 除去手段がブラシにて構成されることを
特徴とする請求項1,2又は3の横延伸装置のノズルク
リーナ。 - 【請求項5】 ブラシの取付けを、着脱可能とすること
を特徴とする請求項4の横延伸装置のノズルクリーナ。 - 【請求項6】 駆動装置が、回転駆動軸に対してクラツ
チを介して断接される可逆モータと、前記回転駆動軸を
手動にて回転駆動する手動用ハンドルとを備えることを
特徴とする請求項1,2,3,4又は5の横延伸装置の
ノズルクリーナ。 - 【請求項7】 ノズルクリーナ本体の前後方向の移動限
界を検出するリミツトスイツチを備えることを特徴とす
る請求項1,2,3,4,5又は6の横延伸装置のノズ
ルクリーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3271891A JPH0584817A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 横延伸装置のノズルクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3271891A JPH0584817A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 横延伸装置のノズルクリーナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0584817A true JPH0584817A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17506341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3271891A Pending JPH0584817A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 横延伸装置のノズルクリーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0584817A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013203055A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Nippon Shokubai Co Ltd | 光学フィルムの製造方法 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP3271891A patent/JPH0584817A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013203055A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Nippon Shokubai Co Ltd | 光学フィルムの製造方法 |
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