JPH0584664U - 収納容器 - Google Patents
収納容器Info
- Publication number
- JPH0584664U JPH0584664U JP3432891U JP3432891U JPH0584664U JP H0584664 U JPH0584664 U JP H0584664U JP 3432891 U JP3432891 U JP 3432891U JP 3432891 U JP3432891 U JP 3432891U JP H0584664 U JPH0584664 U JP H0584664U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage container
- plate part
- rust
- bottom plate
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】機械部品、機械工具等の収納作業を簡易とし、
防錆油による汚染を解消し、しかも収納コストも安価と
する収納容器を提供する。 【構成】ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂に
気化性防錆剤を均一に混入した材料を使用する。この材
料より正面板部2、背面板部3、左側面板部4、右側面
板部5、底面板部6を有する収納容器1を成形する。こ
の収容容器1内に機械部品、機械工具等を挿入すれば、
その表面に防錆被膜が形成され、相当長期間に渡り錆の
発生を防止できる。
防錆油による汚染を解消し、しかも収納コストも安価と
する収納容器を提供する。 【構成】ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂に
気化性防錆剤を均一に混入した材料を使用する。この材
料より正面板部2、背面板部3、左側面板部4、右側面
板部5、底面板部6を有する収納容器1を成形する。こ
の収容容器1内に機械部品、機械工具等を挿入すれば、
その表面に防錆被膜が形成され、相当長期間に渡り錆の
発生を防止できる。
Description
【0001】
本考案は、金属製の機械部品、機械工具等を輸送、保管、販売する際に収納す る収納容器に関するものである。
【0002】
従来にあっては、輸送、保管、販売時に、金属製の機械部品、機械工具等に錆 が発生するのを防止するため、機械部品、機械工具等に防錆油を塗布した後収納 容器に収納したり、機械部品、機械工具等を防錆フィルムで包装した後収納容器 に収納していた。
【0003】
従来の技術のうち、防錆油を塗布するものにあっては、機械部品、機械工具等 を防錆油槽内に浸漬し、防錆油を塗布した後、一定時間支持枠体等に掛止して油 切りし、余剰の防錆油を除去した後、収納容器に収納するという多工程を必要と するとともに、収納容器が防錆油で汚染されるという問題点を有していた。
【0004】 又、防錆フィルムで包装するものにあっては、機械部品、機械工具等を防錆フ ィルムで包装する工程を必要とするとともに、一度使用した防錆フィルムは切損 、汚損等するため廃棄処分されることが多く、収納コストが高価となっていた。
【0005】 本考案は、従来技術の有するかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その 目的とするところは、機械部品、機械工具等の収納作業を簡易とし、防錆油によ る汚染を解消し、しかも収納コストも安価とする収納容器を提供することにある 。
【0006】
上記目的を達成するために、本考案の収納容器は、ポリエチレン、ポリプロピ レン等の合成樹脂に気化性防錆剤を均一に混入した材料を使用し、正面板部、背 面板部、左側面板部、右側面板部及び底面板部を形成した収納容器である。
【0007】
収納容器内表面より気化性防錆剤が気化し、収納容器内に充満するとともに、 収納容器内に挿入した機械部品、機械工具等の表面に吸着して防錆被膜を形成す る。この防錆被膜が外気を遮断するから、機械部品、機械工具等の表面には相当 長期に渡り錆が発生することはない。
【0008】
本考案の実施例について説明する。
【0009】 収納容器1は図1に示すように、正面板部2、背面板部3、左側面板部4、右 側面板部5、底面板部6よりなる。
【0010】 収納容器1はポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂に防錆効果を有する 薬剤を均一に混入し、射出成形等により成形したものである。
【0011】 防錆効果を有する薬剤としては、いわゆる気化性防錆剤を使用する。気化性防 錆剤は常温で徐々に気化(昇華)し、金属表面に物理的、化学的に吸着して防錆 被膜を形成する。従って、この金属表面には長期に渡って錆が発生しないのであ る。このような気化性防錆剤としては、例えば、窒素原子(N)を有する化合物 であるアミンが挙げられる。
【0012】 なお、防錆被膜は膜厚が極めて薄く、金属表面への吸着力も弱いので、金属表 面に外観上の変化を起生することはない。従って、防錆被膜を形成した金属製品 は、表面を洗浄することなく直ちに使用が可能である。
【0013】 図2に示すように、収納容器1内にブラケット7、シャフト8等の機械部品を 挿入すれば、収納容器1表面より気化性防錆剤が気化し、収納容器1内に充満す るとともに、ブラケット7、シャフト8表面に吸着して防錆被膜を形成し、この 防錆被膜が外気を遮断するから、ブラケット7、シャフト8表面には相当長期に 渡って錆が発生することはない。
【0014】 又、一般に機械部品、機械工具等を収納容器に収納する前に、その表面に付着 した汚れを落とすため、水、油等で洗浄するが、この水、油等が機械部品、機械 工具等の表面に残存していることも多い。このような水や油は錆を発生する原因 となるので、図3に示すように、底面板部9に格子状凸部10を形成した収納容 器11を使用するとよい。
【0015】 この収納容器11に機械部品、機械工具等を挿入すれば、機械部品、機械工具 等の下面は収納容器11の底面部9とは格子状凸部10にて当接し、付着した水 、油等が凹部12に落下し、凹部12に貯留した水、油等は機械部品、機械工具 等と接触しないから、これら水、油等による錆の発生を防止できる。
【0016】 なお、図3に示すように、収納容器11の底面板部9に格子状凸部10を一体 的に形成してもよいし、図4に示すように、格子状凸部10を形成した底板部材 13を別体で成形し、平坦な底面板部6を有する収納容器1に嵌入する構成とし てもよい。
【0017】
本考案の収納容器は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂に気化性防 錆剤を混入して成形したものであり、この包装容器を使用することにより、従来 のように、塗布、油切り、除去等の多工程を必要としないから包装作業は極めて 簡単となる。
【0018】 又、本考案の収納容器によれば、防錆油を塗布することは不要だから防錆油に よる汚染はなく、防錆フィルムを使用することはないから包装コストも安価とな り、しかも十分な防錆効果が得られるものである。
【0019】 さらに、収納容器の底面板部に格子状凸部を形成することにより、洗浄の際に 機械部品、機械工具等に付着した水、油等を除去し、凹部内に貯留することがで きるから、一層の防錆効果が得られる。
【図1】底面板部を平坦とした収納容器の外観斜視図で
ある。
ある。
【図2】機械部品を挿入した状態の収納容器の外観斜視
図である。
図である。
【図3】底面板部に格子状凸部を形成した収納容器の外
観斜視図である。
観斜視図である。
【図4】平坦な底面板部に格子状凸部を形成した別体の
底面板部材を嵌入するようにした収納容器の外観斜視図
である。
底面板部材を嵌入するようにした収納容器の外観斜視図
である。
1 収納容器 6 底面板部 9 底面板部 10 格子状凸部 11 収納容器
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成
樹脂に気化性防錆剤を均一に混入した材料を使用し、正
面板部、背面板部、左側面板部、右側面板部及び底面板
部を形成した収納容器。 - 【請求項2】 前記底面板部に格子状凸部を形成したこ
とを特徴とする請求項1記載の収納容器。 - 【請求項3】 格子状凸部を形成した底板部材を別体で
成形し、この底板部材を嵌入したことを特徴とする請求
項1記載の収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3432891U JPH0584664U (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3432891U JPH0584664U (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 収納容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0584664U true JPH0584664U (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=12411091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3432891U Pending JPH0584664U (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0584664U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS532304B2 (ja) * | 1972-07-03 | 1978-01-26 | ||
JPS633432B2 (ja) * | 1983-03-29 | 1988-01-23 | Denki Kogyo Kk | |
JPH02292011A (ja) * | 1989-04-28 | 1990-12-03 | Michimasa Nakamura | 上底壁が網状である二重底の箱の製造方法 |
-
1991
- 1991-04-16 JP JP3432891U patent/JPH0584664U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS532304B2 (ja) * | 1972-07-03 | 1978-01-26 | ||
JPS633432B2 (ja) * | 1983-03-29 | 1988-01-23 | Denki Kogyo Kk | |
JPH02292011A (ja) * | 1989-04-28 | 1990-12-03 | Michimasa Nakamura | 上底壁が網状である二重底の箱の製造方法 |
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