JPH0584232U - キャビネット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャビネットに対する小物の出し入れを容易
にすること。 【構成】 キャビネット３の開口部に設けた扉４の前部
を凹欠して小物用の収納部６を設ける。この収納部６の
開閉扉７,(9)を前記扉４の前面に設ける。 【効果】 小物の出し入れ操作が容易になり便利にな
る。キャビネットに抽斗を設けなくともよいため、キャ
ビネットをすっきりした収納家具にすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、例えば流し台または調理台等のような台所用キャビネットを主とす るキャビネットに設ける小物用収納部に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図４は小物収納部付きの従来のキャビネットの扉を示すもので、図中ａは扉で 、ｂ，ｃはその扉ａの裏面に設けた小物収納用の収納篭である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

図４の従来装置のように扉ａの裏面に収納篭ｂ，ｃを設けたものは、収納篭ｂ ，ｃに収納した小物を取り出す場合でも、一々大きな扉ａを開かなければ小物が 取り出せないため、作業性が悪く不便であるという問題点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述の問題点を解決するため本考案においては、キャビネットの開口部に設け た扉に収納部を設け、この収納部の開閉扉を前記扉の前面に設けてキャビネット を構成する。

【０００５】

【作用】

上述のように本考案においては、扉の前面に小物収納部と、その開閉扉を設け たから、小物の出し入れは小物収納部の小さな開閉扉だけ開閉すればよいから、 操作が容易で便利である。またこの小物収納部は、キャビネットに設ける抽斗と 同等の機能を有しているから、本考案によれば、キャビネットに抽斗を設ける必 要がなくなる。このためキャビネットがすっきりした収納家具になるという効果 も得られる。

【０００６】

【実施例】 以下、図面について本考案の実施例を説明する。図中１は流し台、２は流し台 に隣接している調理台、３はそれらのキャビネット、４はそのキャビネット３の 扉で、５（図２参照）はその蝶番である。

【０００７】 図１および図２は、本考案の第１実施例を示すもので、本実施例においては、 キャビネット３の開口部に設けた扉４に小物用の収納部６を扉４の前面を凹欠し て設け、この収納部６の開閉扉７を前記扉４の前面に蝶番８を介して開閉自在に 設ける。

【０００８】 図３は、本考案の第２実施例を示すもので、これは、小物用の収納部６の扉９ を引き違い戸にしたものである。図中10はレールである。

【０００９】

【考案の効果】

上述のように本考案においては、扉４の前面に小物収納部６と、その開閉扉７ ,(9)を設けたから、小物の出し入れは小物収納部６の小さな開閉扉７，(9) だけ 開閉すればよいから、操作が容易で便利である。またこの小物収納部はキャビネ ットに設ける抽斗と同等の機能を有しているから、本考案によれば、キャビネッ トに抽斗を設ける必要がなくなる。このためキャビネットがすっきりした収納家 具になるという効果も得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のキャビネットを有する流し台および調
理台の斜視図である。

【図２】そのキャビネットの扉部分を示す平断面図であ
る。

【図３】本考案の他の実施例を示す扉部分の斜視図であ
る。

【図４】従来例を示す扉部分の斜視図である。

【符号の説明】 １ 流し台 ２ 調理台 ３ キャビネット ４ 扉 ５ 蝶番 ６ 収納部 ７ 開閉扉 ８ 蝶番 ９ 扉 10 レール ａ 扉 ｂ，ｃ 収納篭

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 キャビネットの開口部に設けた扉に収納
   部を設け、この収納部の開閉扉を前記扉の前面に設けた
   ことを特徴とするキャビネット。