JPH0583605B2 - - Google Patents
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- JPH0583605B2 JPH0583605B2 JP21862787A JP21862787A JPH0583605B2 JP H0583605 B2 JPH0583605 B2 JP H0583605B2 JP 21862787 A JP21862787 A JP 21862787A JP 21862787 A JP21862787 A JP 21862787A JP H0583605 B2 JPH0583605 B2 JP H0583605B2
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- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は厚肉のフランジ部と薄肉のウエブ部
からなる高張力不等辺不等厚形鋼特に高張力不等
辺不等厚山形鋼の製造方法に関する。 〔従来の技術〕 不等辺不等厚山形鋼等の不等厚辺を持つ形鋼の
製造方法としては、特開昭53−55458に示される
ような方法がある。ここでは仕上圧延後の搬送
中、冷却中及び冷却後の曲がりを防止し、短尺処
理を容易にし、更には長尺冷却長尺処理を容易に
することを目的とし、不等厚辺を持つ形鋼を熱間
圧延するに際し、第1次強制冷却を行い仕上圧延
時に厚肉部と薄肉部の温度が等しくなるように
し、次いで塑性変形を生じない温度まで、厚肉部
と薄肉部の断面内温度が均一になるように第2次
強制冷却を行うものである。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上述したような方法では、断面
形状が複雑で製品断面内の温度が不均一になりや
すい不等辺不等厚形鋼を、第1次強制冷却を行い
仕上圧延時に厚肉部と薄肉部の温度を等しくし、
次いで塑性変形を生じない温度まで第2次強制冷
却を行つて、厚肉部と薄肉部の断面内温度を均一
にすることは、その強制冷却を調節するのに非常
な慎重を必要とし、実操業上かならずしも好まし
いものではない。 そこで本発明者等は上記のような問題点を解決
すべく検討を行い、厚肉部に焦点をしぼつて冷却
による温度調節を容易にし、高張力不等辺不等厚
形鋼を製造出来る発明にいたつた。 〔問題点を解決するための手段及び作用〕 本発明は、第1の発明として、C:0.03〜0.18
%、Si:0.02〜0.60%、Mn:0.6〜2.0%、残部が
Fe及び不可避不純物の鋼を熱間圧延して、厚肉
のフランジ部と薄肉のウエブ部からなる不等辺不
等厚形鋼を製造するにあたり、前記フランジ部の
圧延仕上げ温度を650℃から未再結晶温度領域の
上限値までとして圧延し、つづいて450〜600℃ま
でフランジ部のみを5℃〜50℃/秒の加速冷却を
し、その後空冷する高張力不等辺不等厚形鋼の製
造方法であり、第2の発明として、上記第1の発
明に対して必要に応じて、V:0.15%以下、
Nb;0.15%以下,Cu:0.5%以下、Ni:0.5%以
下の1種以上を含有させて、同様に処理する高張
力不等辺不等厚形鋼の製造方法である。更に、第
3の発明として、前記第1の発明に対して、
Al:0.005〜0.1%、Ti:0.003〜0.025%、B:
0.0010%以下、N:0.010%以下を含有させて、
同様に処理する高張力不等辺不等厚形鋼の製造方
法である。第4の発明は第2、第3の発明の複合
成分系である。 本発明における成分限定理由を以下に述べる。
Cは鋼の強度を向上させる作用を有し、且つ安価
な元素であるが、0.03%未満では所望の強度が得
られず、一方0.18%を超えると溶接性の劣化が著
しくなる。 Siは、溶鋼の脱酸及び強度付与効果を有するが
0.02%未満ではその効果は充分に現れない。一方
0.60%を超えると、鋼の清浄性が劣化し、且つ溶
接性や靱性が低下する。Mnは鋼の強度および延
性を向上させる作用を有し、且つCに続いて安価
な元素であるが、0.6%未満ではその効果が充分
に現れない。一方2.0%を超えると溶接硬化が著
しくなる。 第2の発明においては、Nb,Vはその炭窒化
物の析出効果により強度を向上(Nbは靱性も向
上)させるが、0.15%を超えた場合には、その効
果は飽和してそれ以上の向上は望めない。又、
Cu,Niも強度を向上(Niは靱性も向上)させる
効果を有する。Niは高価な元素であり、経済性
の観点から0.5%以下とした。 Cuは0.5%を超えると、溶接割れ感受性が高ま
る為に、0.5%以下とした。 第3の発明においては、Alは溶鋼の脱酸作用
及び結晶粒の微細化作用により溶接部靱性の向上
に寄与する。 Tiは溶接部靱性の改善及び溶接硬化を抑制す
る作用を有する。即ち、溶接熱影響部において、
フリーNの減少及びTiNのピンニング効果によ
るγ粒子粗大化防止による溶接熱影響部の硬化抑
制である。0.003%未満では上記効果が充分に現
れず、0.025%超えでは溶接熱影響部の靱性劣化
をまねく。 Bは鋼の強度低下を補う作用を有するが、過剰
に含有させると、固溶Bが溶接硬化を助長する為
0.0010%以下とした。 NはTiNを有効利用するために不可欠な元素
であるが、0.010%超えになるとフリーNが存在
するようになり、靱性が劣化するため0.010%以
下とした。第4の発明は第2、第3の発明の複合
成分系であり、各元素の作用効果は上述したもの
に同じである。 次に圧延仕上温度、加速冷却温度、加速冷却速
度の限定理由について述べる。 本発明においては、フランジ部の圧延仕上げ温
度を650℃から未再結晶温度領域の上限値(一般
にAr3温度より高温側にある)までとすることが
必要である。これはその後直ちに行われる加速冷
却処理によつて、鋼の組織を細粒化したフエライ
トと微細なベイナイトの組織とすることによる。 第1図では、フランジ部の圧延仕上げ温度を好
ましい圧延仕上げ温度としてAr3温度以上にした
場合であるが、本発明の対象としている降伏点42
Kg鋼(T.S56〜70Kgf/mm2)、降伏点40Kg鋼(T.
S54〜65Kgf/mm2)を得ることが出来る。 なお、比較材として加速冷却しないだけで他は
同じ条件で処理した圧延材を用いたが、54Kgf/
mm2以上の引張り強度(T.S)のものを得ることは
困難であつた。 本発明では圧延仕上げ温度がAr3温度以上にか
ぎらず、650℃以上であつてもよい。これは第2
図に示すように650℃未満では比較材と本発明材
とのT.Sが同程度になり、加速冷却による効果が
なくなるため、下限値とした。上限値について
は、未再結晶温度領域の上限値を越えた場合に
は、綱の組織の細粒化が困難で、本発明の対象と
する高張力不等辺不等原形鋼を製造することが困
難である。 次に本発明では、フランジ部の加速冷却の冷却
停止温度を450〜600℃にする必要がある。これは
第3図aに示すように450℃未満では伸び(EL)
が著しく悪くなり、また製品の冷却歪が大きくな
る。また、600℃を超えた場合には、加速冷却の
効果が少ない。b図に示すように、冷却停止温度
が450〜600℃の範囲では、T.Sは比較材に比して
約4.0〜9.0Kgf/mm2の高い値を示す。一方本発明
では、薄肉のウエブ部は、前記厚肉のフランジ部
が圧延仕上げ温度として650℃以上、好ましくは
Ar3温度以上で圧延が完了するのに対して、Ar3
温度以下で圧延を完了するためにフエライトの細
粒化により強度が上昇する。ここではフエライト
の細粒化とともに加工硬化が付加されて強度も確
保出来る。 なお、本発明における加速冷却の冷却速度を5
〜50℃/秒にしたのは、材質、厚さ等によつても
異なるが、5℃/秒未満では加速冷却の効果がな
く、50℃/秒を超えた場合には冷却歪を生じ、曲
がり等の問題も生じることによる。 〔実施例〕 以下に本発明の実施例を示す。第4図は本発明
による形鋼の一例を示す不等辺不等厚山形鋼の断
面図である。ここにおいて不等辺不等厚山形鋼1
は厚肉のフランジ部2と薄肉のウエブ部3からな
つている。第5図は本発明の方法に使用する形鋼
圧延装置例を示す説明図である。粗鋼片4を加熱
炉5で加熱した後、ブレークダウン圧延機6で粗
圧延し、以下圧延ライン12に沿つてカリバー圧
延が進行する。即ち粗圧延機7、中間仕上圧延機
8、そして仕上圧延機9により粗鋼片4は第1図
に示すような形鋼に形成される。ここにおいて1
0は冷却装置である。上記形鋼は仕上圧延機9を
出てから直ちにそのフランジ部のみが加速冷却装
置11によつて加速冷却される。一方ウエブ部は
空冷される。13は表面温度測定装置である。 (第1実験例) 第4図に示すような不等辺不等厚山形鋼を第5
図に示すような形鋼圧延装置列によつて製造した
実験例を述べる。 本発明方法では第1表に示すような4種の鋼を
用いた。圧延条件を第2表、その結果を第3表に
示す。この場合の本発明材及び比較材の寸法は、
400×100×13/18mmを用いた。 第3表から明らかなように本発明材の場合は、
いずれの場合も対象規格のT.Sスペツクを満足し
ているのに対して、比較材の場合は満足したもの
を得ることができない。 (第2実験例) 次に第1実験例に用いた鋼種のなかからC種を
選び、同様な形鋼圧延装置列によつて、フランジ
部の圧延仕上げ温度をAr3温度(約760℃)以下
で650℃以上の場合の実験を行つた。その場合の
圧延条件を第4表、その結果を第5表に示す。
からなる高張力不等辺不等厚形鋼特に高張力不等
辺不等厚山形鋼の製造方法に関する。 〔従来の技術〕 不等辺不等厚山形鋼等の不等厚辺を持つ形鋼の
製造方法としては、特開昭53−55458に示される
ような方法がある。ここでは仕上圧延後の搬送
中、冷却中及び冷却後の曲がりを防止し、短尺処
理を容易にし、更には長尺冷却長尺処理を容易に
することを目的とし、不等厚辺を持つ形鋼を熱間
圧延するに際し、第1次強制冷却を行い仕上圧延
時に厚肉部と薄肉部の温度が等しくなるように
し、次いで塑性変形を生じない温度まで、厚肉部
と薄肉部の断面内温度が均一になるように第2次
強制冷却を行うものである。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上述したような方法では、断面
形状が複雑で製品断面内の温度が不均一になりや
すい不等辺不等厚形鋼を、第1次強制冷却を行い
仕上圧延時に厚肉部と薄肉部の温度を等しくし、
次いで塑性変形を生じない温度まで第2次強制冷
却を行つて、厚肉部と薄肉部の断面内温度を均一
にすることは、その強制冷却を調節するのに非常
な慎重を必要とし、実操業上かならずしも好まし
いものではない。 そこで本発明者等は上記のような問題点を解決
すべく検討を行い、厚肉部に焦点をしぼつて冷却
による温度調節を容易にし、高張力不等辺不等厚
形鋼を製造出来る発明にいたつた。 〔問題点を解決するための手段及び作用〕 本発明は、第1の発明として、C:0.03〜0.18
%、Si:0.02〜0.60%、Mn:0.6〜2.0%、残部が
Fe及び不可避不純物の鋼を熱間圧延して、厚肉
のフランジ部と薄肉のウエブ部からなる不等辺不
等厚形鋼を製造するにあたり、前記フランジ部の
圧延仕上げ温度を650℃から未再結晶温度領域の
上限値までとして圧延し、つづいて450〜600℃ま
でフランジ部のみを5℃〜50℃/秒の加速冷却を
し、その後空冷する高張力不等辺不等厚形鋼の製
造方法であり、第2の発明として、上記第1の発
明に対して必要に応じて、V:0.15%以下、
Nb;0.15%以下,Cu:0.5%以下、Ni:0.5%以
下の1種以上を含有させて、同様に処理する高張
力不等辺不等厚形鋼の製造方法である。更に、第
3の発明として、前記第1の発明に対して、
Al:0.005〜0.1%、Ti:0.003〜0.025%、B:
0.0010%以下、N:0.010%以下を含有させて、
同様に処理する高張力不等辺不等厚形鋼の製造方
法である。第4の発明は第2、第3の発明の複合
成分系である。 本発明における成分限定理由を以下に述べる。
Cは鋼の強度を向上させる作用を有し、且つ安価
な元素であるが、0.03%未満では所望の強度が得
られず、一方0.18%を超えると溶接性の劣化が著
しくなる。 Siは、溶鋼の脱酸及び強度付与効果を有するが
0.02%未満ではその効果は充分に現れない。一方
0.60%を超えると、鋼の清浄性が劣化し、且つ溶
接性や靱性が低下する。Mnは鋼の強度および延
性を向上させる作用を有し、且つCに続いて安価
な元素であるが、0.6%未満ではその効果が充分
に現れない。一方2.0%を超えると溶接硬化が著
しくなる。 第2の発明においては、Nb,Vはその炭窒化
物の析出効果により強度を向上(Nbは靱性も向
上)させるが、0.15%を超えた場合には、その効
果は飽和してそれ以上の向上は望めない。又、
Cu,Niも強度を向上(Niは靱性も向上)させる
効果を有する。Niは高価な元素であり、経済性
の観点から0.5%以下とした。 Cuは0.5%を超えると、溶接割れ感受性が高ま
る為に、0.5%以下とした。 第3の発明においては、Alは溶鋼の脱酸作用
及び結晶粒の微細化作用により溶接部靱性の向上
に寄与する。 Tiは溶接部靱性の改善及び溶接硬化を抑制す
る作用を有する。即ち、溶接熱影響部において、
フリーNの減少及びTiNのピンニング効果によ
るγ粒子粗大化防止による溶接熱影響部の硬化抑
制である。0.003%未満では上記効果が充分に現
れず、0.025%超えでは溶接熱影響部の靱性劣化
をまねく。 Bは鋼の強度低下を補う作用を有するが、過剰
に含有させると、固溶Bが溶接硬化を助長する為
0.0010%以下とした。 NはTiNを有効利用するために不可欠な元素
であるが、0.010%超えになるとフリーNが存在
するようになり、靱性が劣化するため0.010%以
下とした。第4の発明は第2、第3の発明の複合
成分系であり、各元素の作用効果は上述したもの
に同じである。 次に圧延仕上温度、加速冷却温度、加速冷却速
度の限定理由について述べる。 本発明においては、フランジ部の圧延仕上げ温
度を650℃から未再結晶温度領域の上限値(一般
にAr3温度より高温側にある)までとすることが
必要である。これはその後直ちに行われる加速冷
却処理によつて、鋼の組織を細粒化したフエライ
トと微細なベイナイトの組織とすることによる。 第1図では、フランジ部の圧延仕上げ温度を好
ましい圧延仕上げ温度としてAr3温度以上にした
場合であるが、本発明の対象としている降伏点42
Kg鋼(T.S56〜70Kgf/mm2)、降伏点40Kg鋼(T.
S54〜65Kgf/mm2)を得ることが出来る。 なお、比較材として加速冷却しないだけで他は
同じ条件で処理した圧延材を用いたが、54Kgf/
mm2以上の引張り強度(T.S)のものを得ることは
困難であつた。 本発明では圧延仕上げ温度がAr3温度以上にか
ぎらず、650℃以上であつてもよい。これは第2
図に示すように650℃未満では比較材と本発明材
とのT.Sが同程度になり、加速冷却による効果が
なくなるため、下限値とした。上限値について
は、未再結晶温度領域の上限値を越えた場合に
は、綱の組織の細粒化が困難で、本発明の対象と
する高張力不等辺不等原形鋼を製造することが困
難である。 次に本発明では、フランジ部の加速冷却の冷却
停止温度を450〜600℃にする必要がある。これは
第3図aに示すように450℃未満では伸び(EL)
が著しく悪くなり、また製品の冷却歪が大きくな
る。また、600℃を超えた場合には、加速冷却の
効果が少ない。b図に示すように、冷却停止温度
が450〜600℃の範囲では、T.Sは比較材に比して
約4.0〜9.0Kgf/mm2の高い値を示す。一方本発明
では、薄肉のウエブ部は、前記厚肉のフランジ部
が圧延仕上げ温度として650℃以上、好ましくは
Ar3温度以上で圧延が完了するのに対して、Ar3
温度以下で圧延を完了するためにフエライトの細
粒化により強度が上昇する。ここではフエライト
の細粒化とともに加工硬化が付加されて強度も確
保出来る。 なお、本発明における加速冷却の冷却速度を5
〜50℃/秒にしたのは、材質、厚さ等によつても
異なるが、5℃/秒未満では加速冷却の効果がな
く、50℃/秒を超えた場合には冷却歪を生じ、曲
がり等の問題も生じることによる。 〔実施例〕 以下に本発明の実施例を示す。第4図は本発明
による形鋼の一例を示す不等辺不等厚山形鋼の断
面図である。ここにおいて不等辺不等厚山形鋼1
は厚肉のフランジ部2と薄肉のウエブ部3からな
つている。第5図は本発明の方法に使用する形鋼
圧延装置例を示す説明図である。粗鋼片4を加熱
炉5で加熱した後、ブレークダウン圧延機6で粗
圧延し、以下圧延ライン12に沿つてカリバー圧
延が進行する。即ち粗圧延機7、中間仕上圧延機
8、そして仕上圧延機9により粗鋼片4は第1図
に示すような形鋼に形成される。ここにおいて1
0は冷却装置である。上記形鋼は仕上圧延機9を
出てから直ちにそのフランジ部のみが加速冷却装
置11によつて加速冷却される。一方ウエブ部は
空冷される。13は表面温度測定装置である。 (第1実験例) 第4図に示すような不等辺不等厚山形鋼を第5
図に示すような形鋼圧延装置列によつて製造した
実験例を述べる。 本発明方法では第1表に示すような4種の鋼を
用いた。圧延条件を第2表、その結果を第3表に
示す。この場合の本発明材及び比較材の寸法は、
400×100×13/18mmを用いた。 第3表から明らかなように本発明材の場合は、
いずれの場合も対象規格のT.Sスペツクを満足し
ているのに対して、比較材の場合は満足したもの
を得ることができない。 (第2実験例) 次に第1実験例に用いた鋼種のなかからC種を
選び、同様な形鋼圧延装置列によつて、フランジ
部の圧延仕上げ温度をAr3温度(約760℃)以下
で650℃以上の場合の実験を行つた。その場合の
圧延条件を第4表、その結果を第5表に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
試験部位
【表】
本発明方法によれば、不等辺不等厚形鋼にその
厚肉のフランジ部とウエブ部に均質な高強度と高
硬度を付与した高張力不等辺不等厚形鋼を容易に
製造することが出来、産業上非常に価値の高い発
明である。
厚肉のフランジ部とウエブ部に均質な高強度と高
硬度を付与した高張力不等辺不等厚形鋼を容易に
製造することが出来、産業上非常に価値の高い発
明である。
第1図は本発明のフランジ部の圧延仕上げ温度
(加速冷却開始温度と同じ)と引張り強度との関
係を示す図、第2図は本発明のフランジ部の他の
圧延仕上げ温度(加速冷却開始温度と同じ)と引
張り強度との関係を示す図、第3図は本発明のフ
ランジ部の加速冷却の冷却停止温度と伸び及び引
張り強度差(本発明材−比較材)の関係を示す
図、第4図は本発明による形鋼の一例を示す断面
図、第5図は本発明の方法に使用する形鋼圧延装
置列を示す説明図、第6図は本発明材と比較材の
位置別引張強度を示す図、第7図は本発明材と比
較材との全周方向硬度分布を示す図である。 1……不等辺不等厚山形鋼、2……フランジ
部、3……ウエブ部、4……粗鋼片、5……加熱
炉、6……ブレークダウン圧延機、7……圧延ラ
イン、8……中間仕上圧延機、9……仕上圧延
機、10……冷却装置。
(加速冷却開始温度と同じ)と引張り強度との関
係を示す図、第2図は本発明のフランジ部の他の
圧延仕上げ温度(加速冷却開始温度と同じ)と引
張り強度との関係を示す図、第3図は本発明のフ
ランジ部の加速冷却の冷却停止温度と伸び及び引
張り強度差(本発明材−比較材)の関係を示す
図、第4図は本発明による形鋼の一例を示す断面
図、第5図は本発明の方法に使用する形鋼圧延装
置列を示す説明図、第6図は本発明材と比較材の
位置別引張強度を示す図、第7図は本発明材と比
較材との全周方向硬度分布を示す図である。 1……不等辺不等厚山形鋼、2……フランジ
部、3……ウエブ部、4……粗鋼片、5……加熱
炉、6……ブレークダウン圧延機、7……圧延ラ
イン、8……中間仕上圧延機、9……仕上圧延
機、10……冷却装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 C:0.03〜0.18%、Si:0.02〜0.60%、Mn:
0.6〜2.0%、残部がFe及び不可避不純物の鋼を熱
間圧延して、厚肉のフランジ部と薄肉のウエブ部
からなる不等辺不等厚形鋼を製造するにあたり、
前記フランジ部の圧延仕上げ温度を650℃から未
再結晶温度領域の上限値までとして圧延し、つづ
いて450℃〜600℃までフランジ部のみを5℃〜50
℃/秒の加速冷却をし、その後空冷することを特
徴とする高張力不等辺不等厚形鋼の製造方法。 2 C:0.03〜0.18%、Si:0.02〜0.60%、Mn:
0.6〜2.0%に、V:0.15%以下、Nb:0.15%以下、
Cu:0.5%以下、Ni:0.5%以下の一種以上を含有
し、残部がFe及び不可避不純物の鋼を熱間圧延
して、厚肉のフランジ部と薄肉のウエブ部からな
る不等辺不等厚形鋼を製造するにあたり、前記フ
ランジ部の圧延仕上げ温度を650℃から未再結晶
温度領域の上限値までとして圧延し、つづいて
450℃〜600℃までフランジ部のみを5℃〜50℃/
秒の加速冷却をし、その後空冷することを特徴と
する高張力不等辺不等厚形鋼の製造方法。 3 C:0.03〜0.18%、Si:0.02〜0.60%、Mn:
0.6〜2.0%に、Al:0.005〜0.1%、Ti:0.003〜
0.025%、B:0.0010%以下、N:0.010%以下を
含有し、残部がFe及び不可避不純物の鋼を熱間
圧延して、厚肉のフランジ部と薄肉のウエブ部か
らなる不等辺不等厚形鋼を製造するにあたり、前
記フランジ部の圧延仕上げ温度を650℃から未再
結晶温度領域の上限値までとして圧延し、つづい
て450℃〜600℃までフランジ部のみを5℃〜50
℃/秒の加速冷却をし、その後空冷することを特
徴とする高張力不等辺不等厚形鋼の製造方法。 4 C:0.03〜0.18%、Si:0.02〜0.60%、Mn:
0.6〜2.0%に、Al:0.005〜0.1%、Ti:0.003〜
0.025%、B:0.0010%以下、N:0.010%以下を
含有し、更にV:0.15%以下、Nb:0.15%以下,
Cu:0.5%以下、Ni:0.5%以下の一種以上を含有
し、残部がFe及び不可避不純物の鋼を熱間圧延
して、厚肉のフランジ部と薄肉のウエブ部からな
る不等辺不等厚形鋼を製造するにあたり、前記フ
ランジ部の圧延仕上げ温度を650℃から未再結晶
温度領域の上限値までとして圧延し、つづいて
450℃〜600℃までフランジ部のみを5℃〜50℃/
秒の加速冷却をし、その後空冷することを特徴と
する高張力不等辺不等厚形鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21862787A JPS6462415A (en) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | Production of high-tensile unequal-sided unequal thickness steel shape |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21862787A JPS6462415A (en) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | Production of high-tensile unequal-sided unequal thickness steel shape |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6462415A JPS6462415A (en) | 1989-03-08 |
JPH0583605B2 true JPH0583605B2 (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=16722918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21862787A Granted JPS6462415A (en) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | Production of high-tensile unequal-sided unequal thickness steel shape |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6462415A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5743972A (en) * | 1995-08-29 | 1998-04-28 | Kawasaki Steel Corporation | Heavy-wall structural steel and method |
JP4581645B2 (ja) * | 2004-11-22 | 2010-11-17 | Jfeスチール株式会社 | ウエブ薄肉高強度h形鋼の製造方法 |
JP4696602B2 (ja) * | 2005-03-09 | 2011-06-08 | Jfeスチール株式会社 | 低温靭性に優れる圧延h形鋼の製造方法 |
JP4900003B2 (ja) * | 2007-04-09 | 2012-03-21 | 住友金属工業株式会社 | 熱間圧延t形鋼 |
KR101290389B1 (ko) * | 2011-09-28 | 2013-07-26 | 현대제철 주식회사 | 형강 및 그 제조 방법 |
JP6520965B2 (ja) * | 2016-01-29 | 2019-05-29 | Jfeスチール株式会社 | 不等辺不等厚山形鋼および不等辺不等厚山形鋼の製造方法 |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP21862787A patent/JPS6462415A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6462415A (en) | 1989-03-08 |
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