JPH0583570A - 直交変換装置 - Google Patents

直交変換装置

Info

Publication number
JPH0583570A
JPH0583570A JP2876292A JP2876292A JPH0583570A JP H0583570 A JPH0583570 A JP H0583570A JP 2876292 A JP2876292 A JP 2876292A JP 2876292 A JP2876292 A JP 2876292A JP H0583570 A JPH0583570 A JP H0583570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
selector
butterfly
rearranger
multiplier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2876292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3013580B2 (ja
Inventor
Shinya Sumino
眞也 角野
Tatsuro Shigesato
達郎 重里
Hiroshi Horikane
宏 堀金
Shoichi Nishino
正一 西野
Iwao Hidaka
巌 日▲だか▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2876292A priority Critical patent/JP3013580B2/ja
Publication of JPH0583570A publication Critical patent/JPH0583570A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3013580B2 publication Critical patent/JP3013580B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、画像信号の高能率符号化の前処理
や後処理として使用される直交変換装置に関するもの
で、乗算器を時分割で使用することにより、直交変換の
ハードウェア規模を低減することを目的とする。 【構成】 8点コサイン変換を行なう直交変換装置にお
いて、特別な高速アルゴリズムを用いると2のべき数以
外の乗数は8回である。従って、1サンプルで1回の乗
算が実行できる乗算器32を時間多重して、積をバタフ
ライ演算器7またはバタフライ演算器12または並べ換
え器14の入力とする。 【効果】 ハードウェア規模が大きい乗算器が1個で8
点コサイン変換が実行でき、直交変換装置のハードウェ
ア規模も小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号の高能率符号
化や画像処理等の前処理または後処理として使用される
コサイン変換や逆コサイン変換等を行なう直交変換装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、直交変換装置ではハードウェア規
模を小さくするために高速アルゴリズムが採用されてい
る。特に、多くの乗算回数が必要なコサイン変換、逆コ
サイン変換ではその傾向が顕著である。
【0003】(図7)は直交変換の1つである8点高速
コサイン変換の信号線図である。同図において、{y0,・・
・,y7}は8組の入力信号であり、また{z0,・・・,z7}は8組
の出力信号であり、ziは次のように表わされる。
【0004】
【数1】
【0005】
【表1】
【0006】なお、ここで、δiはiが正の場合は1であ
り、iが0の場合はcos(π/4)なる値をとる関数である。
さて、(図7)において各矢印は加減算を表わしてお
り、実線の矢印は加算、点線の矢印は減算(引く数)を
意味している。また、○や□は内部に記入した数字を乗
算することを示しており、□はシフト演算だけで処理で
きる乗算、○はシフトのみでは計算できない乗算(以
後、実乗算と呼ぶ)を意味している。
【0007】(図7)の信号線図で示される直交変換を
行なう直交変換装置のブロック図を(図8)に示す。同
図において、1は入力信号を並べ換える並べ換え器、2
は並べ換え器1の出力をバタフライ演算するバタフライ
演算器、3はバタフライ演算器2の出力を並べ換える並
べ換え器、4は並べ換え器3の出力を乗算する乗算器、
5は並べ換え器3の出力を加算処理する加算器、6は並
べ換え器3の出力と乗算器4の出力と加算器5の出力の
3つから1つを選択する選択器、7は選択器6の出力を
バタフライ演算するバタフライ演算器、8はバタフライ
演算器7の出力を並べ換える並べ換え器、9は並べ換え
器8の出力を乗算する乗算器、10は並べ換え器8の出
力を加算する加算器、11は乗算器9の出力と加算器1
0の出力と並べ換え器8の出力の3つから1つを選択す
る選択器、12は選択器11の出力をバタフライ演算す
るバタフライ演算器、13はバタフライ演算器12の出
力を乗算する乗算器、14は乗算器13の出力を並べ換
えて直交変換信号を出力する並べ換え器である。また、
(図7)に、(図8)の構成要件に対応する番号を付
す。
【0008】以上のように構成された(図8)に示す直
交変換装置について、以下その動作を説明する。入力信
号{y0,・・・,y7}は並べ換え器1によって(図7)の入力
信号である{y0,・・・,y3,y7,・・・,y4}に並べ換えられる。
並べ換え器1の出力はバタフライ演算器2でバタフライ
演算が行なわれる。バタフライ演算器は一定のサンプル
の時間を隔てた2つのデータの和と差を計算を行なう演
算器であり、バタフライ演算器2では4サンプル離れた
データの演算が行なわれる。バタフライ演算器2の出力
は一部は乗算器4で2C4倍され、一部のデータは加算
器5で加算される。ここでCiはcos(i・π/16)である。
並べ換え器3は加算するデータの並べ換えや次のバタフ
ライ演算のための並べ換えを行なう。選択器6では並べ
換え器3や乗算器4や加算器5の中から1つを選択し、
バタフライ演算器7に入力する。バタフライ演算器7で
は2サンプルのバタフライ演算が行なわれる。並べ換え
器8の出力の1部は乗算器9でC4倍または2C2倍また
は2C6倍され、また並べ換え器8の出力の一部は加算
器10で加算される。選択器11では(図4)の信号線
図に示すアルゴリズムに従って並べ換え器8と乗算器9
と加算器10の3つ出力から1つを選択器11で選択し
てバタフライ演算器12に入力する。バタフライ演算器
12では1サンプル離れたデータの演算が行なわれ、乗
算器13で1倍または7/8倍または2倍またはC46
またはC4倍される。これらの処理が行なわれた結果は
(図7)に示すように{z0,z4,z2,z6,z1,z7,z3,z5}の順
番に生成されるので、並べ換え器14で{z0,・・・,z7}の
順番に並べ換えられる。
【0009】(図9)は(図7)に示す直交変換の逆変
換である逆コサイン変換の直交変換信号線図である。同
図の信号線図から直交変換装置に構成したブロック図を
(図10)に示す。同様の動作をする機器は(図8)と
同じ番号を付す。
【0010】(図11)は2点コサイン変換と4点コサ
イン変換からなる2次元コサイン変換、(図13)は2
点逆コサイン変換と4点逆コサイン変換からなる2次元
逆コサイン変換の信号線図であり、(図12)および
(図14)はそれぞれ(図11)および(図13)の信
号線図で示す直交変換を実現する直交変換装置のブロッ
ク図である。入力信号を{y0,・・・,y7}とすると、出力信
号{u0,0,・・・,u3,0,u0,1,・・・,u3,1}は次のように表わさ
れる。
【0011】
【数2】
【0012】(図12)と(図14)で(図8)および
(図10)と同じ動作をするものは同じ番号を付す。ま
た、動作はそれぞれ(図11)および(図13)の信号
線図より明らかであり、説明は省略する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
様な直交変換装置においては乗算器が複数個必要であ
り、ハードウェア規模が大きくなる。また、各直交変換
毎に固有のハードウェア(乗算器)が必要となるので、
複数の直交変換を行なうためには更にハードウェア規模
が大きくなる。
【0014】かかる点に鑑み、本発明は乗算器の数を低
減し、直交変換を実現するハードウェアを簡単化した直
交変換装置を実現するための手段を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、デジタル化さ
れた8組のデータからなる入力信号に対し、前記入力信
号の順番を並べ換える第1の並べ換え器と、前記第1の
並べ換え器出力に加算と減算からなるバタフライ演算を
行なう第1のバタフライ演算器と、前記第1のバタフラ
イ演算器出力の順番を並べ換える第2の並べ換え器と、
前記第2の並べ換え器出力を一定時間遅延させる第1の
遅延器と、前記第1の遅延器出力と乗算器出力と加算器
出力の3つから1つを選択する第1の選択器と、前記第
1の選択器出力にバタフライ演算を行なう第2のバタフ
ライ演算器と、前記第2のバタフライ演算器出力の順番
を並べ換える第3の並べ換え器と、前記第3の並べ換え
器出力を一定時間遅延させる第2の遅延器と、前記第2
の遅延器出力と前記乗算器出力と前記加算器出力の3つ
から1つを選択する第2の選択器と、前記第2の選択器
出力にバタフライ演算を行なう第3のバタフライ演算器
と、前記第3のバタフライ演算器出力を一定時間遅延さ
せる第3の遅延器と、前記第3の遅延器出力と前記乗算
器の出力の2つから1つを選択する第3の選択器と、前
記第3の選択器出力の順番を並べ換えて直交変換信号と
して出力する第4の並べ換え器と、前記第2の並べ換え
器出力と前記第3の並べ換え器出力と前記第3のバタフ
ライ演算器出力の3つから1つを選択する第4の選択器
と、前記第4の選択器出力に乗算を行なう前記乗算器
と、前記第2の並べ換え器出力と前記第3の並べ換え器
出力の2つから1組のデータを選択する第5の選択器
と、前記第5の選択器出力に加算を行なう前記加算器か
ら構成され、2点コサイン変換と4点コサイン変換から
なる2次元コサイン変換、または1次元8点コサイン変
換の何れかを前記入力信号のデータ毎に行なうものであ
る。
【0016】また、本発明は、デジタル化された8組の
データからなる入力信号に対し、前記入力信号の順番を
並べ換える第1の並べ換え器と、前記第1の並べ換え器
出力を一定時間遅延させる第1の遅延器と、前記第1の
遅延器出力と乗算器出力の2つから1つを選択する第1
の選択器と、前記第1の選択器出力に加算と減算からな
るバタフライ演算を行なう第1のバタフライ演算器と、
前記第1のバタフライ演算器出力の順番を並べ換える第
2の並べ換え器と、前記第2の並べ換え器出力を一定時
間遅延させる第2の遅延器と、前記第2の遅延器出力と
前記乗算器出力と減算器出力の3つから1つを選択する
第2の選択器と、前記第2の選択器出力にバタフライ演
算を行なう第2のバタフライ演算器と、前記第2のバタ
フライ演算器出力の順番を並べ換える第3の並べ換え器
と、前記第3の並べ換え器出力を一定時間遅延させる第
3の遅延器と、前記第3の遅延器出力と前記乗算器出力
と前記減算器出力の3つから1つを選択する第3の選択
器と、前記第3の選択器出力にバタフライ演算を行なう
第3のバタフライ演算器と、前記第3のバタフライ演算
器出力の順番を並べ換えて直交変換信号として出力する
第4の並べ換え器と、前記第1の並べ換え器出力と前記
第2の並べ換え器出力と前記第3の並べ換え器出力の3
つから1つを選択する第4の選択器と、前記第4の選択
器出力に乗算を行なう前記乗算器と、前記第2の並べ換
え器出力と前記第3の並べ換え器出力の2つから1つを
選択する第5の選択器と、前記第5の選択器出力から前
記乗算器出力を減算する前記減算器から構成され、2点
逆コサイン変換と4点逆コサイン変換からなる2次元逆
コサイン変換、または1次元8点逆コサイン変換の何れ
かを前記入力信号のデータ毎に行なうものである。
【0017】また、本発明は、デジタル化された8組の
データからなる入力信号に対し、前記入力信号の順番を
並べ換える第1の並べ換え器と、前記第1の並べ換え器
出力を一定時間遅延させる第1の遅延器と、前記第1の
遅延器出力と乗算器出力の2つから1つを選択する第1
の選択器と、前記第1の選択器出力に加算と加減算から
なるバタフライ演算を行なう第1のバタフライ演算器
と、前記第1のバタフライ演算器出力の順番を並べ換え
る第2の並べ換え器と、前記第2の並べ換え器出力を一
定時間遅延させる第2の遅延器と、前記第2の遅延器出
力と前記乗算器出力と加減算器出力の3つから1つを選
択する第2の選択器と、前記第2の選択器出力にバタフ
ライ演算を行なう第2のバタフライ演算器と、前記第2
のバタフライ演算器出力の順番を並べ換える第3の並べ
換え器と、前記第3の並べ換え器出力を一定時間遅延さ
せる第3の遅延器と、前記第3の遅延器出力と前記乗算
器出力と前記加減算器出力の3つから1つを選択する第
3の選択器と、前記第3の選択器出力にバタフライ演算
を行なう第3のバタフライ演算器と、前記第3のバタフ
ライ演算器出力を一定時間遅延する第4の遅延器と、前
記第4の遅延器出力と前記乗算器出力の2つから1つを
選択する第4の選択器と、前記第4の選択器出力の順番
を並べ換えて直交変換信号として出力する第4の並べ換
え器と、前記第1の並べ換え器出力と前記第2の並べ換
え器出力と前記第3の並べ換え器出力と前記第3のバタ
フライ演算器の4つから1つを選択する第5の選択器
と、前記第5の選択器出力に乗算を行なう前記乗算器
と、前記第2の並べ換え器出力と前記第3の並べ換え器
出力と前記乗算器出力の3つから1つを選択してその1
つの出力から1組のデータを選択する第5の選択器と、
前記第5の選択器出力に加減算を行なう前記加減算器か
ら構成され、2点コサイン変換と4点コサイン変換から
なる2次元コサイン変換、または1次元8点コサイン変
換、または2点逆コサイン変換と4点逆コサイン変換か
らなる2次元コサイン変換、または1次元8点逆コサイ
ン変換のいずれかを前記入力信号のデータ毎に行なうも
のである。
【0018】また、本発明は、デジタル化された8組の
データからなる入力信号に対し、前記入力信号の順番を
並べ換える第1の並べ換え器と、前記第1の並べ換え器
出力に加算と減算からなるバタフライ演算を行なう第1
のバタフライ演算器と、前記第1のバタフライ演算器出
力を一定時間遅延させる第1の遅延器と、乗算器出力と
加算器出力の2つから1つを選択する第1の選択器と、
前記第1の遅延器出力と前記第1の選択器出力の2つか
ら1つを選択する第2の選択器と、前記第2の選択器出
力の順番を並べ換える第2の並べ換え器と、前記第2の
並べ替え器出力にバタフライ演算を行なう第2のバタフ
ライ演算器と、前記第2のバタフライ演算器出力を一定
時間遅延させる第2の遅延器と、前記乗算器出力と前記
加算器出力の2つから1つを選択する第3の選択器と、
前記第2の遅延器出力と前記第3の選択器出力の2つか
ら1つを選択する第4の選択器と、前記第4の選択器出
力の順番を並べ換える第3の並べ換え器と、前記第3の
並べ替え器出力にバタフライ演算を行なう第3のバタフ
ライ演算器と、前記第3のバタフライ演算器出力を一定
時間遅延させる第3の遅延器と、前記第3の遅延器出力
と前記乗算器出力の2つから1つを選択する第5の選択
器と、前記第5の選択器出力の順番を並べ換えて直交変
換信号として出力する第4の並べ換え器と、前記第1の
バタフライ演算器出力と前記第2のバタフライ演算器出
力と前記第3のバタフライ演算器出力の3つから1つを
選択する第6の選択器と、前記第6の選択器出力に乗算
を行なう前記乗算器と、前記第1のバタフライ演算器出
力と前記第2のバタフライ演算器出力の2つから1つを
選択する第7の選択器と、前記第6の選択器出力と前記
第7の選択器出力に加算を行なう前記加算器から構成さ
れ、2点コサイン変換と4点コサイン変換からなる2次
元コサイン変換、または1次元8点コサイン変換の何れ
か1つを前記入力信号のデータ毎に行なうものである。
【0019】さらに、本発明は、デジタル化された8組
のデータからなる入力信号に対し、前記入力信号の順番
を並べ換える第1の並べ換え器と、前記第1の並べ換え
器出力を一定時間遅延させる第1の遅延器と、前記第1
の遅延器出力と乗算器出力の2つから1つを選択する第
1の選択器と、前記第1の選択器出力の順番を並べ換え
る第2の並べ換え器と、前記第2の並べ替え器出力に加
算と減算からなるバタフライ演算を行なう第1のバタフ
ライ演算器と、前記第1のバタフライ演算器出力を一定
時間遅延させる第2の遅延器と、乗算器出力と減算器出
力の2つから1つを選択する第2の選択器と、前記第2
の遅延器出力と前記第2の遅延器出力の2つから1つを
選択する第3の選択器出力と、前記第3の選択器出力の
順番を並べ換える第3の並べ換え器と、前記第3の並べ
替え器出力にバタフライ演算を行なう第2のバタフライ
演算器と、前記第2のバタフライ演算器出力を一定時間
遅延させる第3の遅延器と、前記乗算器出力と前記減算
器出力の2つから1つを選択する第4の選択器と、前記
第3の遅延器出力と前記第4の選択器出力の2つから1
つを選択する第5の選択器と、前記第5の選択器出力の
順番を並べ換える第4の並べ換え器と、前記第4の並べ
替え器出力にバタフライ演算を行なう第3のバタフライ
演算器と、前記第3のバタフライ演算器出力の順番を並
べ換えて直交変換信号として出力する第5の並べ換え器
と、前記第1の並べ替え器出力と前記第1のバタフライ
演算器出力と前記第2のバタフライ演算器出力の3つか
ら1つを選択する第6の選択器と、前記第6の選択器出
力に乗算を行なう前記乗算器と、前記第1のバタフライ
演算器出力と前記第2のバタフライ演算器出力の2つか
ら1つを選択する第7の選択器と、前記第7の選択器出
力から前記乗算器出力を減算する前記減算器から構成さ
れ、2点逆コサイン変換と4点逆コサイン変換からなる
2次元逆コサイン変換、または1次元8点逆コサイン変
換の何れか1つを前記入力信号のデータ毎に行なうもの
である。
【0020】さらに、本発明は、デジタル化された8組
のデータからなる入力信号に対し、前記入力信号の順番
を並べ換える第1の並べ換え器と、前記第1の並べ換え
器出力を一定時間遅延させる第1の遅延器と、前記第1
の遅延器出力と乗算器出力の2つから1つを選択する第
1の選択器と、前記第1の選択器の出力の順番を並べ換
える第2の並べ換え器と、前記第2の並べ替え器出力に
加算と加減算からなるバタフライ演算を行なう第1のバ
タフライ演算器と、前記第1のバタフライ演算器出力を
一定時間遅延させる第2の遅延器と、乗算器出力と加減
算器出力の2つから1つを選択する第2の選択器と、前
記第2の遅延器出力と前記第2の選択器出力の2つから
1つを選択する第3の選択器と、前記第3の選択器出力
の順番を並べ換える第3の並べ換え器と、第3の並べ替
え器出力にバタフライ演算を行なう第2のバタフライ演
算器と、前記第2のバタフライ演算器出力を一定時間遅
延させる第3の遅延器と、乗算器出力と加減算器出力の
2つから1つを選択する第4の選択器と、前記第3の遅
延器出力と前記第4の選択器出力の2つから1つを選択
する第5の選択器と、前記第5の選択器出力の順番を並
べ替える第4の並べ替え器と、前記第4の並べ替え器出
力にバタフライ演算を行なう第3のバタフライ演算器
と、前記第3のバタフライ演算器出力を一定時間遅延す
る第4の遅延器と、前記第4の遅延器出力と前記乗算器
出力の2つから1つを選択する第6の選択器と、前記第
6の選択器出力の順番を並べ換えて直交変換信号として
出力する第5の並べ換え器と、前記第1の並べ換え器出
力と前記第1のバタフライ演算器出力と前記第2のバタ
フライ演算器出力と前記第3のバタフライ演算器の4つ
から1つを選択する第7の選択器と、前記第7の選択器
出力に乗算を行なう前記乗算器と、前記第1のバタフラ
イ演算器出力と前記第2のバタフライ演算器出力の2つ
から1つを選択する第8の選択器と、前記第8の選択器
出力に加減算を行なう前記加減算器から構成され、2点
コサイン変換と4点コサイン変換からなる2次元コサイ
ン変換、または1次元8点コサイン変換、または2点逆
コサイン変換と4点逆コサイン変換からなる2次元コサ
イン変換、または1次元8点逆コサイン変換の何れか1
つを前記入力信号のデータ毎に行なう直交変換装置であ
る。
【0021】
【作用】8点のコサイン変換、8点の逆コサイン変換、
2点コサイン変換と4点コサイン変換からなる2次元コ
サイン変換、2点逆コサイン変換と4点逆コサイン変換
からなる2次元逆コサイン変換の4種類の直交変換につ
いては、ある特定の高速演算アルゴリズムを用いると8
点の計算に必要な実乗算回数が8回以下である。その演
算アルゴリズムは上記に示したものであり、1サンプル
の処理時間に1回の乗算ができる乗算器1個を時分割で
使用することにより、前記直交変換装置を1個の乗算器
で実現することができる。また、前記各直交変換装置の
構成方法が類似していることを利用して、各直交変換を
1つの直交変換装置で実現することができる。
【0022】
【実施例】(図1)は本発明の第1の実施例に係る直交
変換装置のブロック図である。同図に於て、1は入力信
号を並べ換える並べ換え器、2は並べ換え器1の出力を
バタフライ演算するバタフライ演算器、3はバタフライ
演算器2の出力を並べ換える並べ換え器、30は並べ換
え器3の出力を一定時間遅延する遅延器、6は遅延器3
0の出力と乗算器32の出力と加算器34の出力の3つ
から1つを選択する選択器、7は選択器6の出力をバタ
フライ演算するバタフライ演算器、8はバタフライ演算
器7の出力を並べ換える並べ換え器、35は並べ換え器
8の出力を一定時間遅延する遅延器、11は乗算器32
の出力と加算器34の出力と遅延器35の出力の3つか
ら1つを選択する選択器、12は選択器11の出力をバ
タフライ演算するバタフライ演算器、36はバタフライ
演算器12の出力を一定時間遅延する遅延器、37は遅
延器36の出力と乗算器32の出力の2つから1つを選
択する選択器、14は乗算器13の出力を並べ換えて直
交変換信号を出力する並べ換え器、31は並べ換え器3
の出力と並べ換え器8の出力とバタフライ演算器12の
3つから1つを選択する選択器であり、32は選択器3
1の出力に乗算する乗算器であり、33は並べ換え器3
の出力と並べ換え器8の出力の2つから1組を選択する
選択器であり、34は選択器33の出力である1組のデ
ータに加算処理を行なう加算器、100は直交変換方式
を切り換える切り換え信号である。
【0023】以上のように構成された本発明の直交変換
装置について、以下その動作を説明する。(図1)で
(図8)および(図12)の各機器と同じ動作をするも
のは同じ番号を付す。
【0024】最初に、本実施例の直交変換装置にて、
(図7)に示す信号線図の直交変換を行なう場合につい
て説明する。(図7)では実乗算の回数が1回の直交変
換につき8回である。本実施例においては、1サンプル
の時間に1回の乗算ができる乗算器32を用いることに
より、時分割で全ての乗算処理を行なう。また(図7)
においてはバタフライ演算以外の加算回数は5回である
が、本実施例では、1サンプルの時間に1回の加算がで
きる加算器34を用いることにより、時分割で全ての加
算処理を行なう。このようにして(図8)の乗算器4、
9、13の代わりに乗算器32で乗算し、(図8)の加
算器5、10の代わりに加算器34で加算し、選択器3
1、33で時分割処理のデータを選択することにより、
(図8)と全く同じ動作をすることができる。また、
(図11)に示す直交変換では実乗算回数が4回であ
り、バタフライ演算以外の加算回数は2回である。更
に、(図11)の直交変換を実現する直交変換装置のブ
ロック図である(図12)を(図8)と比較すると(図
12)は(図8)の乗算器4と加算器5と選択器6を省
略したものであり、従って、(図7)の信号線図の直交
変換と同様に(図11)の信号線図の直交変換も、本実
施例の(図1)に示す直交変換装置で実現することがで
きる。なお、(図7)と(図11)を構成する各機器に
おいては、並べ換え器や選択器、乗算器、加算器の計算
のタイミングが異なるので、本実施例の直交変換装置で
は、演算するアルゴリズムに対応して外部の切り換え信
号100で各機器の動作のタイミングを切り換える。
【0025】以上説明したように、本実施例によれば3
つのバタフライ演算器と乗算器1つと加算器1つと5個
の選択器を用い、時分割で処理することにより、(図
7)および(図11)の信号線図で示す直交変換を行な
う直交変換装置を実現することができる。
【0026】(図2)は本発明の第2の実施例に係る直
交変換装置のブロック図である。同図に於て、1は入力
信号を並べ換える並べ換え器、40は並べ換え器1の出
力を一定時間遅延させる遅延器、41は遅延器40の出
力または乗算器32の出力の2つから1つを選択する選
択器、2は選択器41の出力をバタフライ演算するバタ
フライ演算器、3はバタフライ演算器2の出力を並べ換
える並べ換え器、30は並べ換え器3の出力を一定時間
遅延する遅延器、6は遅延器30の出力と乗算器32の
出力と減算器42の出力の3つから1つを選択する選択
器、7は選択器6の出力をバタフライ演算するバタフラ
イ演算器、8はバタフライ演算器7の出力を並べ換える
並べ換え器、35は並べ換え器8の出力を一定時間遅延
する遅延器、11は乗算器32の出力と減算器42の出
力と遅延器35の出力の3つから1つを選択する選択
器、12は選択器11の出力をバタフライ演算するバタ
フライ演算器、14はバタフライ演算器12の出力を並
べ換えて直交変換信号を出力する並べ換え器、31は並
べ換え器1の出力と並べ換え器3の出力と並べ換え器8
の出力の3つから1つを選択する選択器であり、32は
選択器31の出力に乗算する乗算器であり、33は並べ
換え器3の出力と並べ換え器8の出力の2つから1つを
選択する選択器であり、41は選択器33の出力から乗
算器32の出力を減算する減算器、100は直交変換方
式を切り換える切り換え信号である。
【0027】以上のように構成された本発明の直交変換
装置について、以下その動作を説明する。(図2)で
(図10)および(図14)の各機器と同じ動作をする
ものは同じ番号を付す。
【0028】最初に、本実施例の直交変換装置にて、
(図9)に示す信号線図の直交変換を行なう場合につい
て説明する。(図9)では実乗算の回数が1回の直交変
換につき8回である。本実施例においては、1サンプル
の時間に1回の乗算ができる乗算器32を用いることに
より、時分割で全ての乗算処理を行なう。また(図7)
においてはバタフライ演算以外の減算回数は5回である
が、本実施例においては、1サンプルの時間に1回の加
算ができる減算器42を用いることにより、時分割で全
ての減算処理を行なう。このようにして(図8)の乗算
器4と乗算器9と乗算器13の代わりに乗算器32で乗
算し、(図8)の加算器5と加算器10の代わりに減算
器42で減算し、選択器31および選択器33で時分割
処理のデータを選択することにより、(図10)と全く
同じ動作をすることができる。また、(図13)に示す
直交変換では実乗算回数が4回であり、バタフライ演算
以外の加算回数は2回である。更に、(図13)の直交
変換を実現する直交変換装置のブロック図である(図1
4)を(図8)と比較すると(図14)は(図10)の
乗算器9と減算器23と選択器11を省略したものであ
る。従って、(図9)の信号線図の直交変換と同様に
(図13)の信号線図の直交変換も本実施例の(図1)
に示す直交変換装置で実現することができる。なお、
(図9)と(図13)を構成する各機器においては、並
べ換え器や選択器、乗算器、加算器の計算のタイミング
が異なるので、本実施例の直交変換装置では、演算する
アルゴリズムに対応して外部の切り換え信号100で各
機器の動作のタイミングを切り換える。
【0029】以上説明したように、本実施例によれば3
つのバタフライ演算器と乗算器1つと減算器1つと5個
の選択器を用い、時分割にて処理することにより、(図
7)および(図11)の信号線図で示す直交変換を行な
う直交変換装置を実現することができる。(図3)は本
発明の第3の実施例に係る直交変換装置のブロック図で
ある。同図に於て、1は入力信号を並べ換える並べ換え
器、40は並べ換え器1の出力を一定時間遅延させる遅
延器、41は遅延器40の出力または乗算器32の出力
の2つから1つを選択する選択器、2は選択器41の出
力をバタフライ演算するバタフライ演算器、3はバタフ
ライ演算器2の出力を並べ換える並べ換え器、30は並
べ換え器3の出力を一定時間遅延する遅延器、6は遅延
器30の出力と乗算器32の出力と加減算器50の出力
の3つから1つを選択する選択器、7は選択器6の出力
をバタフライ演算するバタフライ演算器、8はバタフラ
イ演算器7の出力を並べ換える並べ換え器、35は並べ
換え器8の出力を一定時間遅延する遅延器、11は乗算
器32の出力と加減算器50の出力と遅延器35の出力
の3つから1つを選択する選択器、12は選択器11の
出力をバタフライ演算するバタフライ演算器、36はバ
タフライ演算器12の出力を一定時間遅延する遅延器、
37は遅延器36の出力と乗算器32の出力の2つから
1つを選択する選択器、14は選択器37の出力を並べ
換えて直交変換信号を出力する並べ換え器、31は並べ
換え器1の出力と並べ換え器3の出力と並べ換え器8の
出力の3つから1つを選択する選択器であり、32は選
択器31の出力に乗算する乗算器であり、33は並べ換
え器3の出力と並べ換え器8の出力と乗算器32の出力
の3つから1つの機器を選択してその機器から1組のデ
ータを出力する選択器であり、50は選択器33の出力
に加減算を行なう加減算器、100は直交変換方式を切
り換える切り換え信号である。
【0030】以上のように構成された本発明の高能率符
号化装置について、以下その動作を説明する。(図3)
は(図7)、(図9)、(図11)および(図13)に
示す4種類の直交変換を実現する直交変換装置である。
本実施例は(図1)の実施例に遅延器40と選択器41
を付加し、加算器34の代わりに加減算器50で置き換
えたものであるから、先の実施例より(図7)及び(図
11)の直交変換が処理できるのは明らかである。ま
た、本実施例は(図2)の実施例に遅延器36と選択器
37を付加し、減算器42の代わりに加減算器50で置
き換えたものであるから、先の実施例より(図9)及び
(図13)の直交変換が処理できるのは明らかである。
なお、(図7)、(図9)、(図11)と(図13)を
構成する各機器においては、並べ換え器や選択器、乗算
器、加減算器の計算のタイミングが異なるので、本実施
例の直交変換装置では、演算するアルゴリズムに対応し
て外部の切り換え信号100で各機器の動作のタイミン
グを切り換える。
【0031】以上説明したように、本実施例によれば3
つのバタフライ演算器と乗算器1つと加減算器1つと5
個の選択器を用い、時分割にて処理することにより、
(図7)、(図9)、(図11)及び(図13)の信号
線図で示す直交変換を行なう直交変換装置を実現するこ
とができる。
【0032】なお、本実施例は(図7)、(図9)、
(図11)および(図13)の4種類の直交変換につい
て説明したが、乗算回数が1変換あたり8回以下の直交
変換の場合や、バタフライ演算以外の加減算回数が1変
換あたり8回以下の直交変換の場合には、本実施例と同
様に乗算器および加減算器を共用化してハードウェア規
模を低減することができる。更に、8点直交変換以外で
も乗算器の時分割によるハードウェアの低減化は可能で
ある。
【0033】(図4)は本発明の第4の実施例に係る直
交変換装置のブロック図である。同図に於て、1は入力
信号を並べ換える並べ換え器、2は並べ換え器1の出力
をバタフライ演算するバタフライ演算器、30はバタフ
ライ演算器2の出力を一定時間遅延する遅延器、17は
遅延器30の出力と選択器60の出力の2つから選択信
号によって1つを選択する選択器、8は選択器17の出
力を並べ換える並べ換え器、7は並べ替え器8の出力を
バタフライ演算するバタフライ演算器、35はバタフラ
イ演算器7の出力を一定時間遅延する遅延器、18は選
択器61の出力と遅延器35の出力の2つから選択信号
100によって1つを選択する選択器、20は選択器1
8の出力を並べ換える並べ換え器、12は並べ替え器2
0の出力をバタフライ演算するバタフライ演算器、36
はバタフライ演算器12の出力を一定時間遅延する遅延
器、19は遅延器36の出力と乗算器32の出力の2つ
から選択信号100によって1つを選択する選択器、1
4は選択器19の出力を並べ換えて直交変換信号を出力
する並べ換え器、31はバタフライ演算器2の出力とバ
タフライ演算器7の出力とバタフライ演算器12の出力
の3つから選択信号によって1つを選択する選択器であ
り、32は選択器31の出力を乗算する乗算器であり、
33はバタフライ演算器2の出力とバタフライ演算器7
の出力の2つから選択信号によって1つを選択する選択
器であり、34は選択器33の出力である1組のデータ
に加算処理を行なう加算器であり、60は加算器34の
出力と乗算器32の出力の2つから選択信号によって1
つを選択する選択器であり、61は加算器34の出力と
乗算器32の出力の2つから1つを選択する選択器であ
る。
【0034】以上のように構成された本発明の直交変換
装置について、以下その動作を説明する。(図4)で
(図8)および(図12)の各機器と同じ動作をするも
のは同じ番号を付す。最初に(図7)に示す信号線図の
直交変換を行なう場合について説明する。(図7)では
実乗算の回数が1回の直交変換につき8回である。本実
施例においては、1サンプルの時間に1回の乗算ができ
る乗算器32を用いることにより、時分割で全ての乗算
処理を行なう。また(図7)でバタフライ演算以外の加
算回数は5回であるが、本実施例では1サンプルの時間
に1回の加算ができる加算器34を用いることにより、
時分割で全ての加算処理を行なう。このようにして(図
8)の乗算器4と乗算器9と乗算器13の代わりに乗算
器32で乗算し、(図8)の加算器5と加算器10の代
わりに加算器34で加算し、選択器31および選択器3
3で時分割処理のデータを選択することにより、(図
8)と全く同じ動作をすることができる。また、(図1
1)に示す直交変換では実乗算回数が4回であり、バタ
フライ演算以外の加算回数は2回である。更に、(図1
1)の直交変換を実現する直交変換装置のブロック図で
ある(図12)を(図8)と比較すると、(図12)は
(図8)の乗算器4と加算器5と選択器6を省略したも
のであり、従って、(図7)の信号線図の直交変換と同
様に(図11)の信号線図の直交変換も(図4)に示す
直交変換装置で実現することができる。
【0035】以上説明したように、本実施例によれば3
つのバタフライ演算器と乗算器1つと加算器1つと5個
の選択器を用い、時分割にて処理することにより、(図
7)および(図11)の信号線図で示す直交変換を行な
う直交変換装置を実現することができる。
【0036】(図5)は本発明の第5の実施例に係る直
交変換装置のブロック図である。同図に於て、1は入力
信号を並べ換える並べ換え器、40は並べ換え器1の出
力を一定時間遅延させる遅延器、45は遅延器40の出
力と乗算器32の出力の2つから選択信号100によっ
て1つを選択する選択器、3は選択器45の出力を並べ
換える並べ換え器、2は並べ替え器3の出力をバタフラ
イ演算するバタフライ演算器、30は並べ換え器3の出
力を一定時間遅延する遅延器、17は遅延器30の出力
と選択器60の出力の2つから選択信号100によって
1つを選択する選択器、8は選択器17の出力を並べ換
える並べ換え器、7は並べ替え器8の出力をバタフライ
演算するバタフライ演算器、35はバタフライ演算器7
の出力を一定時間遅延する遅延器、18は遅延器35の
出力と選択器61の2つから選択信号100によって1
つを選択する選択器、20は選択器18の出力を並べ替
える並べ替え器、12は並べ替え器20の出力をバタフ
ライ演算するバタフライ演算器、14はバタフライ演算
器12の出力を並べ換えて直交変換信号を出力する並べ
換え器、31は並べ換え器1の出力とバタフライ演算器
2の出力とバタフライ演算器7の出力の3つから1つを
選択する選択器であり、32は選択器31の出力を乗算
する乗算器であり、33はバタフライ演算器2の出力と
バタフライ演算器7の出力の2つから選択信号100に
よって1つを選択する選択器であり、42は選択器33
の出力と乗算器32の出力を減算する減算器であり、6
0は減算器42の出力と乗算器32の出力の2つから選
択信号100によって1つを選択する選択器であり、6
1は減算器42の出力と乗算器32の出力の2つから選
択信号100によって1つを選択する選択器である。
【0037】以上のように構成された本発明の直交変換
装置について、以下その動作を説明する。(図5)で
(図10)および(図14)の各機器と同じ動作をする
ものは同じ番号を付す。最初に(図9)に示す信号線図
の直交変換を行なう場合について説明する。(図9)で
は実乗算の回数が1回の直交変換につき8回である。本
実施例では、1サンプルの時間に1回の乗算ができる乗
算器32を用いることにより、時分割で全ての乗算処理
を行なう。また(図7)においてはバタフライ演算以外
の減算回数は5回であるが、本実施例では1サンプルの
時間に1回の減算ができる減算器42を用いることによ
り、時分割で全ての減算処理を行なう。このようにして
(図8)の乗算器4と乗算器9と乗算器13の代わりに
乗算器32で乗算し、(図8)の加算器5と加算器10
の代わりに減算器42で減算し、選択器31および選択
器33で時分割処理のデータを選択することにより、
(図10)と全く同じ動作をすることができる。また、
(図13)に示す直交変換では実乗算回数が4回であ
り、バタフライ演算以外の加算回数は2回である。更
に、(図13)の直交変換を実現する直交変換装置のブ
ロック図である(図14)を(図8)と比較すると、
(図14)は(図10)の乗算器9と減算器23と選択
器11を省略したものであり、従って、(図9)の信号
線図の直交変換と同様に(図13)の信号線図の直交変
換も(図5)に示す直交変換装置で実現することができ
る。
【0038】以上説明したように、本実施例によれば3
つのバタフライ演算器と乗算器1つと減算器1つと5個
の選択器を用いることにより、(図7)および(図1
1)の信号線図で示す直交変換を行なう直交変換装置を
実現することができる。
【0039】(図6)は本発明の第6の実施例に係る直
交変換装置のブロック図である。同図に於て、1は入力
信号を並べ換える並べ換え器、40は並べ換え器1の出
力を一定時間遅延させる遅延器、45は遅延器40の出
力と乗算器32の出力の2つから選択信号100によっ
て1つを選択する選択器、3は選択器45の出力を並べ
換える並べ換え器、2は並べ替え器3の出力をバタフラ
イ演算するバタフライ演算器、30はバタフライ演算器
2の出力を一定時間遅延する遅延器、17は遅延器30
の出力と選択器60の出力の2つから選択信号100に
よって1つを選択する選択器、8は選択器17の出力を
並べ換える並べ換え器、7は並べ替え器8の出力をバタ
フライ演算するバタフライ演算器、35はバタフライ演
算器7の出力を一定時間遅延する遅延器、18は遅延器
35の出力と選択器61の出力の2つから選択信号10
0によって1つを選択する選択器、20は選択器18の
出力を並べ替える並べ替え器、12は並べ替え器20の
出力をバタフライ演算するバタフライ演算器、36はバ
タフライ演算器12の出力を一定時間遅延する遅延器、
19は遅延器36の出力と乗算器32の出力の2つから
選択信号100によって1つを選択する選択器、14は
選択器19の出力を並べ換えて直交変換信号を出力する
並べ換え器、31は並べ換え器1の出力とバタフライ演
算器2の出力とバタフライ演算器7の出力とバタフライ
演算器12の出力の4つから選択信号100によって1
つを選択する選択器、32は選択器31の出力を乗算す
る乗算器、33はバタフライ演算器2の出力とバタフラ
イ演算器7の出力の2つから選択信号100によって1
つを選択する選択器、62は選択器31の出力と乗算器
32の出力の2つから選択信号100によって1つを選
択する選択器、50は選択器33の出力と選択器62の
出力の加減算を行なう加減算器、60は乗算器32の出
力と加減算器50の出力の2つから選択信号100によ
って1つを選択する選択器、61は乗算器32の出力と
加減算器50の出力の2つから選択信号100によって
1つを選択する選択器である。
【0040】以上のように構成された本発明の高能率符
号化装置について、以下その動作を説明する。(図6)
は(図7)、(図9)、(図11)および(図13)に
示す4種類の直交変換を実現する直交変換装置である。
本実施例は(図4)の実施例に遅延器40と選択器45
と選択器62を付加し、加算器34の代わりに加減算器
50で置き換えたものであるから、先の実施例より(図
7)及び(図11)の直交変換が処理できるのは明らか
である。また、本実施例は(図5)の実施例に遅延器3
6と選択器19を付加し、減算器42の代わりに加減算
器50で置き換えたものであるから、先の実施例より
(図9)及び(図13)の直交変換が処理できるのは明
らかである。
【0041】以上説明したように、本実施例によれば3
つのバタフライ演算器と乗算器1つと加減算器1つと5
個の選択器を用いることにより、(図7)、(図9)、
(図11)及び(図13)の信号線図で示す直交変換を
行なう直交変換装置を実現することができる。
【0042】なお、本実施例は(図7)、(図9)、
(図11)および(図13)の4種類の直交変換につい
て説明したが、乗算回数が1変換あたり8回以下の直交
変換の場合や、バタフライ演算以外の加減算回数が1変
換あたり8回以下の直交変換の場合には、本実施例と同
様に乗算器および加減算器を共用化してハードウェア規
模を低減することができる。更に、8点直交変換以外で
も乗算器の時分割によるハードウェアの低減化は可能で
ある。
【0043】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば乗算
器を時分割で利用することにより、直交変換装置のハー
ドウェア規模を大幅に低減することができ、また、1つ
の直交変換装置で数種類の直交変換を行なうことがで
き、その実用的効果は大きい。
【0044】なお、本発明は入出力でデータの並べ替え
を行なっているが、直交変換の仕様用途によっては入出
力のデータの順番不要の場合もあり、その場合には対応
する入出力の並べ換え器を省略してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る直交変換装置のブ
ロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る直交変換装置のブ
ロック図である。
【図3】本発明の第3の実施例に係る直交変換装置のブ
ロック図である。
【図4】本発明の第4の実施例に係る直交変換装置のブ
ロック図である。
【図5】本発明の第5の実施例に係る直交変換装置のブ
ロック図である。
【図6】本発明の第6の実施例に係る直交変換装置のブ
ロック図である。
【図7】直交変換の信号線図である。
【図8】(図7)の直交変換を実現する従来の直交変換
装置のブロック図である。
【図9】直交変換の信号線図である。
【図10】(図9)の直交変換を実現する従来の直交変
換装置のブロック図である。
【図11】直交変換の信号線図である。
【図12】(図11)の直交変換を実現する従来の直交
変換装置のブロック図である。
【図13】直交変換の信号線図である。
【図14】(図13)の直交変換を実現する従来の直交
変換装置のブロック図である。
【符号の説明】
1、3、8、14、15、16、20 並べ換え器 2、7、12 バタフライ演算器 6、11、17、18、19、31、33、37、4
5、60、61 選択器 32 乗算器 34 加算器 42 減算器 50 加減算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/133 Z 4228−5C (72)発明者 西野 正一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 日▲だか▼ 巌 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル化された8組のデータからなる
    入力信号に対し、前記入力信号の順番を並べ換える第1
    の並べ換え器と、前記第1の並べ換え器出力に加算と減
    算からなるバタフライ演算を行なう第1のバタフライ演
    算器と、前記第1のバタフライ演算器出力の順番を並べ
    換える第2の並べ換え器と、前記第2の並べ換え器出力
    を一定時間遅延させる第1の遅延器と、前記第1の遅延
    器出力と乗算器出力と加算器出力の3つから1つを選択
    する第1の選択器と、前記第1の選択器出力にバタフラ
    イ演算を行なう第2のバタフライ演算器と、前記第2の
    バタフライ演算器出力の順番を並べ換える第3の並べ換
    え器と、前記第3の並べ換え器出力を一定時間遅延させ
    る第2の遅延器と、前記第2の遅延器出力と前記乗算器
    出力と前記加算器出力の3つから1つを選択する第2の
    選択器と、前記第2の選択器出力にバタフライ演算を行
    なう第3のバタフライ演算器と、前記第3のバタフライ
    演算器出力を一定時間遅延させる第3の遅延器と、前記
    第3の遅延器出力と前記乗算器の出力の2つから1つを
    選択する第3の選択器と、前記第3の選択器出力の順番
    を並べ換えて直交変換信号として出力する第4の並べ換
    え器と、前記第2の並べ換え器出力と前記第3の並べ換
    え器出力と前記第3のバタフライ演算器出力の3つから
    1つを選択する第4の選択器と、前記第4の選択器出力
    に乗算を行なう前記乗算器と、前記第2の並べ換え器出
    力と前記第3の並べ換え器出力の2つから1組のデータ
    を選択する第5の選択器と、前記第5の選択器出力に加
    算を行なう前記加算器から構成され、2点コサイン変換
    と4点コサイン変換からなる2次元コサイン変換、また
    は1次元8点コサイン変換の何れか1つを前記入力信号
    のデータ毎に行なうことを特徴とする直交変換装置。
  2. 【請求項2】 遅延器と選択器を、メモリとこのメモリ
    の制御機構を用いて構成した請求項1記載の直交変換装
    置。
  3. 【請求項3】 デジタル化された8組のデータからなる
    入力信号に対し、前記入力信号の順番を並べ換える第1
    の並べ換え器と、前記第1の並べ換え器出力を一定時間
    遅延させる第1の遅延器と、前記第1の遅延器出力と乗
    算器出力の2つから1つを選択する第1の選択器と、前
    記第1の選択器出力に加算と減算からなるバタフライ演
    算を行なう第1のバタフライ演算器と、前記第1のバタ
    フライ演算器出力の順番を並べ換える第2の並べ換え器
    と、前記第2の並べ換え器出力を一定時間遅延させる第
    2の遅延器と、前記第2の遅延器出力と前記乗算器出力
    と減算器出力の3つから1つを選択する第2の選択器
    と、前記第2の選択器出力にバタフライ演算を行なう第
    2のバタフライ演算器と、前記第2のバタフライ演算器
    出力の順番を並べ換える第3の並べ換え器と、前記第3
    の並べ換え器出力を一定時間遅延させる第3の遅延器
    と、前記第3の遅延器出力と前記乗算器出力と前記減算
    器出力の3つから1つを選択する第3の選択器と、前記
    第3の選択器出力にバタフライ演算を行なう第3のバタ
    フライ演算器と、前記第3のバタフライ演算器出力の順
    番を並べ換えて直交変換信号として出力する第4の並べ
    換え器と、前記第1の並べ換え器出力と前記第2の並べ
    換え器出力と前記第3の並べ換え器出力の3つから1つ
    を選択する第4の選択器と、前記第4の選択器出力に乗
    算を行なう前記乗算器と、前記第2の並べ換え器出力と
    前記第3の並べ換え器出力の2つから1つを選択する第
    5の選択器と、前記第5の選択器出力から前記乗算器出
    力を減算する前記減算器から構成され、2点逆コサイン
    変換と4点逆コサイン変換からなる2次元逆コサイン変
    換、または1次元8点逆コサイン変換の何れか1つを前
    記入力信号のデータ毎に行なうことを特徴とする直交変
    換装置。
  4. 【請求項4】 遅延器と選択器を、メモリとこのメモリ
    の制御機構を用いて構成した請求項3記載の直交変換装
    置。
  5. 【請求項5】 デジタル化された8組のデータからなる
    入力信号に対し、前記入力信号の順番を並べ換える第1
    の並べ換え器と、前記第1の並べ換え器出力を一定時間
    遅延させる第1の遅延器と、前記第1の遅延器出力と乗
    算器出力の2つから1つを選択する第1の選択器と、前
    記第1の選択器出力に加算と加減算からなるバタフライ
    演算を行なう第1のバタフライ演算器と、前記第1のバ
    タフライ演算器出力の順番を並べ換える第2の並べ換え
    器と、前記第2の並べ換え器出力を一定時間遅延させる
    第2の遅延器と、前記第2の遅延器出力と前記乗算器出
    力と加減算器出力の3つから1つを選択する第2の選択
    器と、前記第2の選択器出力にバタフライ演算を行なう
    第2のバタフライ演算器と、前記第2のバタフライ演算
    器出力の順番を並べ換える第3の並べ換え器と、前記第
    3の並べ換え器出力を一定時間遅延させる第3の遅延器
    と、前記第3の遅延器出力と前記乗算器出力と前記加減
    算器出力の3つから1つを選択する第3の選択器と、前
    記第3の選択器出力にバタフライ演算を行なう第3のバ
    タフライ演算器と、前記第3のバタフライ演算器出力を
    一定時間遅延する第4の遅延器と、前記第4の遅延器出
    力と前記乗算器出力の2つから1つを選択する第4の選
    択器と、前記第4の選択器出力の順番を並べ換えて直交
    変換信号として出力する第4の並べ換え器と、前記第1
    の並べ換え器出力と前記第2の並べ換え器出力と前記第
    3の並べ換え器出力と前記第3のバタフライ演算器の4
    つから1つを選択する第5の選択器と、前記第5の選択
    器出力に乗算を行なう前記乗算器と、前記第2の並べ換
    え器出力と前記第3の並べ換え器出力と前記乗算器出力
    の3つから1つを選択してその1つの出力から1組のデ
    ータを選択する第5の選択器と、前記第5の選択器出力
    に加減算を行なう前記加減算器から構成され、2点コサ
    イン変換と4点コサイン変換からなる2次元コサイン変
    換、または1次元8点コサイン変換、または2点逆コサ
    イン変換と4点逆コサイン変換からなる2次元コサイン
    変換、または1次元8点逆コサイン変換の何れか1つを
    前記入力信号のデータ毎に行なうことを特徴とする直交
    変換装置。
  6. 【請求項6】 遅延器と選択器を、メモリとこのメモリ
    の制御機構を用いて構成した請求項5記載の直交変換装
    置。
  7. 【請求項7】 デジタル化された8組のデータからなる
    入力信号に対し、前記入力信号の順番を並べ換える第1
    の並べ換え器と、前記第1の並べ換え器出力に加算と減
    算からなるバタフライ演算を行なう第1のバタフライ演
    算器と、前記第1のバタフライ演算器出力を一定時間遅
    延させる第1の遅延器と、乗算器出力と加算器出力の2
    つから1つを選択する第1の選択器と、前記第1の遅延
    器出力と前記第1の選択器出力の2つから1つを選択す
    る第2の選択器と、前記第2の選択器出力の順番を並べ
    換える第2の並べ換え器と、前記第2の並べ替え器出力
    にバタフライ演算を行なう第2のバタフライ演算器と、
    前記第2のバタフライ演算器出力を一定時間遅延させる
    第2の遅延器と、前記乗算器出力と前記加算器出力の2
    つから1つを選択する第3の選択器と、前記第2の遅延
    器出力と前記第3の選択器出力の2つから1つを選択す
    る第4の選択器と、前記第4の選択器出力の順番を並べ
    換える第3の並べ換え器と、前記第3の並べ替え器出力
    にバタフライ演算を行なう第3のバタフライ演算器と、
    前記第3のバタフライ演算器出力を一定時間遅延させる
    第3の遅延器と、前記第3の遅延器出力と前記乗算器出
    力の2つから1つを選択する第5の選択器と、前記第5
    の選択器出力の順番を並べ換えて直交変換信号として出
    力する第4の並べ換え器と、前記第1のバタフライ演算
    器出力と前記第2のバタフライ演算器出力と前記第3の
    バタフライ演算器出力の3つから1つを選択する第6の
    選択器と、前記第6の選択器出力に乗算を行なう前記乗
    算器と、前記第1のバタフライ演算器出力と前記第2の
    バタフライ演算器出力の2つから1つを選択する第7の
    選択器と、前記第6の選択器出力と前記第7の選択器出
    力に加算を行なう前記加算器から構成され、2点コサイ
    ン変換と4点コサイン変換からなる2次元コサイン変
    換、または1次元8点コサイン変換の何れか1つを前記
    入力信号のデータ毎に行なうことを特徴とする直交変換
    装置。
  8. 【請求項8】 遅延器と並べ替え器を、メモリとこのメ
    モリの制御機構を用いて構成した請求項7記載の直交変
    換装置。
  9. 【請求項9】 デジタル化された8組のデータからなる
    入力信号に対し、前記入力信号の順番を並べ換える第1
    の並べ換え器と、前記第1の並べ換え器出力を一定時間
    遅延させる第1の遅延器と、前記第1の遅延器出力と乗
    算器出力の2つから1つを選択する第1の選択器と、前
    記第1の選択器出力の順番を並べ換える第2の並べ換え
    器と、前記第2の並べ替え器出力に加算と減算からなる
    バタフライ演算を行なう第1のバタフライ演算器と、前
    記第1のバタフライ演算器出力を一定時間遅延させる第
    2の遅延器と、乗算器出力と減算器出力の2つから1つ
    を選択する第2の選択器と、前記第2の遅延器出力と前
    記第2の遅延器出力の2つから1つを選択する第3の選
    択器出力と、前記第3の選択器出力の順番を並べ換える
    第3の並べ換え器と、前記第3の並べ替え器出力にバタ
    フライ演算を行なう第2のバタフライ演算器と、前記第
    2のバタフライ演算器出力を一定時間遅延させる第3の
    遅延器と、前記乗算器出力と前記減算器出力の2つから
    1つを選択する第4の選択器と、前記第3の遅延器出力
    と前記第4の選択器出力の2つから1つを選択する第5
    の選択器と、前記第5の選択器出力の順番を並べ換える
    第4の並べ換え器と、前記第4の並べ替え器出力にバタ
    フライ演算を行なう第3のバタフライ演算器と、前記第
    3のバタフライ演算器出力の順番を並べ換えて直交変換
    信号として出力する第5の並べ換え器と、前記第1の並
    べ替え器出力と前記第1のバタフライ演算器出力と前記
    第2のバタフライ演算器出力の3つから1つを選択する
    第6の選択器と、前記第6の選択器出力に乗算を行なう
    前記乗算器と、前記第1のバタフライ演算器出力と前記
    第2のバタフライ演算器出力の2つから1つを選択する
    第7の選択器と、前記第7の選択器出力から前記乗算器
    出力を減算する前記減算器から構成され、2点逆コサイ
    ン変換と4点逆コサイン変換からなる2次元逆コサイン
    変換、または1次元8点逆コサイン変換の何れか1つを
    前記入力信号のデータ毎に行なうことを特徴とする直交
    変換装置。
  10. 【請求項10】 遅延器と並べ替え器を、メモリとこの
    メモリの制御機構を用いて構成した請求項9記載の直交
    変換装置。
  11. 【請求項11】 デジタル化された8組のデータからな
    る入力信号に対し、前記入力信号の順番を並べ換える第
    1の並べ換え器と、前記第1の並べ換え器出力を一定時
    間遅延させる第1の遅延器と、前記第1の遅延器出力と
    乗算器出力の2つから1つを選択する第1の選択器と、
    前記第1の選択器の出力の順番を並べ換える第2の並べ
    換え器と、前記第2の並べ替え器出力に加算と加減算か
    らなるバタフライ演算を行なう第1のバタフライ演算器
    と、前記第1のバタフライ演算器出力を一定時間遅延さ
    せる第2の遅延器と、乗算器出力と加減算器出力の2つ
    から1つを選択する第2の選択器と、前記第2の遅延器
    出力と前記第2の選択器出力の2つから1つを選択する
    第3の選択器と、前記第3の選択器出力の順番を並べ換
    える第3の並べ換え器と、第3の並べ替え器出力にバタ
    フライ演算を行なう第2のバタフライ演算器と、前記第
    2のバタフライ演算器出力を一定時間遅延させる第3の
    遅延器と、乗算器出力と加減算器出力の2つから1つを
    選択する第4の選択器と、前記第3の遅延器出力と前記
    第4の選択器出力の2つから1つを選択する第5の選択
    器と、前記第5の選択器出力の順番を並べ替える第4の
    並べ替え器と、前記第4の並べ替え器出力にバタフライ
    演算を行なう第3のバタフライ演算器と、前記第3のバ
    タフライ演算器出力を一定時間遅延する第4の遅延器
    と、前記第4の遅延器出力と前記乗算器出力の2つから
    1つを選択する第6の選択器と、前記第6の選択器出力
    の順番を並べ換えて直交変換信号として出力する第5の
    並べ換え器と、前記第1の並べ換え器出力と前記第1の
    バタフライ演算器出力と前記第2のバタフライ演算器出
    力と前記第3のバタフライ演算器の4つから1つを選択
    する第7の選択器と、前記第7の選択器出力に乗算を行
    なう前記乗算器と、前記第1のバタフライ演算器出力と
    前記第2のバタフライ演算器出力の2つから1つを選択
    する第8の選択器と、前記第7の選択器出力と前記乗算
    器出力の2つから選択信号によって1つを選択する第9
    の選択器と、前記第8の選択器出力と前記第9の選択器
    出力の加減算を行なう前記加減算器から構成され、2点
    コサイン変換と4点コサイン変換からなる2次元コサイ
    ン変換、または1次元8点コサイン変換、または2点逆
    コサイン変換と4点逆コサイン変換からなる2次元コサ
    イン変換、または1次元8点逆コサイン変換の何れか1
    つを前記入力信号のデータ毎に行なうことを特徴とする
    直交変換装置。
  12. 【請求項12】 遅延器と並べ替え器を、メモリとこの
    メモリの制御機構を用いて構成した請求項11記載の直
    交変換装置。
JP2876292A 1991-02-19 1992-02-17 直交変換装置 Expired - Fee Related JP3013580B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2876292A JP3013580B2 (ja) 1991-02-19 1992-02-17 直交変換装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2442191 1991-02-19
JP3-24421 1991-02-19
JP2876292A JP3013580B2 (ja) 1991-02-19 1992-02-17 直交変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0583570A true JPH0583570A (ja) 1993-04-02
JP3013580B2 JP3013580B2 (ja) 2000-02-28

Family

ID=26361922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2876292A Expired - Fee Related JP3013580B2 (ja) 1991-02-19 1992-02-17 直交変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3013580B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11655341B2 (en) 2017-10-24 2023-05-23 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Method for preparing a radical-polymerizable organopolysiloxane, a radiation-curable organopolysiloxane composition, and a release sheet

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11655341B2 (en) 2017-10-24 2023-05-23 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Method for preparing a radical-polymerizable organopolysiloxane, a radiation-curable organopolysiloxane composition, and a release sheet

Also Published As

Publication number Publication date
JP3013580B2 (ja) 2000-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU689439B2 (en) Digital filter having high accuracy and efficiency
Chan et al. On the realization of discrete cosine transform using the distributed arithmetic
JPH05158966A (ja) 行列乗算器
JPH04313157A (ja) 演算処理装置
US4646256A (en) Computer and method for the discrete bracewell transform
Yu et al. A scaled DCT architecture with the CORDIC algorithm
US5357453A (en) Discrete cosine transform circuit
US5694347A (en) Digital signal processing system
US3777131A (en) High base multiple rail fourier transform serial stage
JPH04280368A (ja) Dctマトリクス演算回路
JPH0583570A (ja) 直交変換装置
JPH10283341A (ja) 高速フーリエ変換演算回路
US5343501A (en) Orthogonal transform apparatus for video signal processing
EP0037130B1 (en) Arrangement for calculating the discrete fourier transform by means of two circular convolutions
KR960020541A (ko) 이산 코사인 변환 회로, 이산 코사인 역변환 회로, mpeg 비디오 인코더 및 mpeg 비디오 디코더
US8010588B2 (en) Optimized multi-mode DFT implementation
Vainio et al. A digital signal processing approach to real-time AC motor modeling
JPH0594469A (ja) 直交変換装置
JPS63219066A (ja) 直交変換装置
KR100444729B1 (ko) 레딕스-8 단일 경로 지연 전달 구조의 고속 퓨리에 변환장치 및 그 방법
JPH06195369A (ja) 高速アルゴリズム離散コサイン変換器/逆変換器
KR100668674B1 (ko) 고속 푸리에 변환 장치 및 고속 푸리에 변환 방법
US20030074383A1 (en) Shared multiplication in signal processing transforms
Jalali et al. A high-speed FDCT processor for real-time processing of NTSC color TV signal
KR940004478A (ko) 2차원 4x4이산코사인 변환회로 및 2차원 4x4이산코사인 역변환회로

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees