JPH0583412A - 機器制御監視システム - Google Patents

機器制御監視システム

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JPH0583412A
JPH0583412A JP26824491A JP26824491A JPH0583412A JP H0583412 A JPH0583412 A JP H0583412A JP 26824491 A JP26824491 A JP 26824491A JP 26824491 A JP26824491 A JP 26824491A JP H0583412 A JPH0583412 A JP H0583412A
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JP
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signal
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JP26824491A
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Shigeru Takahashi
茂 高橋
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通話およびセキュリティ情報の伝送用にコー
ドレス電話機を利用することにより取付工事および配線
工事を不要ないし簡便にした、しかも利便性に優れた宅
内の機器を管理する。 【構成】 コードレス電話機の親機3は、機器2側に設
けられた端末装置4から送信されるセキュリティ情報ま
たはアラーム情報を受信して動作表示ランプまたは異常
表示ランプが点灯し、リモコンボタンを押すことにより
端末装置4へリモコン情報を送信し、子機5は、親機3
を介して端末装置4へリモコン情報を送信する機器制御
監視システムにおいて、リモコン情報、セキュリティ情
報およびアラーム情報の通信には親機3と子機5との間
の通話に用いられる音声周波数帯域中の低周波帯域を割
り当て、当該情報と通話情報とを同時に変調し、通信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コードレス電話機を用
いて暖冷房機器や照明器具等の機器の制御、動作状況の
監視、防犯等の監視を行う機器制御監視システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、集合住宅や個別住宅において、住
宅内のエアコン、照明器具などのオンオフや動作確認を
住宅情報盤で行うシステム(ホームオートメーションシ
ステム(以下「HAシステム」)が開発され、商品化さ
れつつある。これらのシステムは、機能的には、住宅情
報盤に機器の動作状況を表示する表示部や異常を警告す
る警告装置が設けられており、非常、火災、防犯、ガス
漏れおよび救急等のセキュリティの面も考慮されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したHAシステム
の住宅情報盤は通常住宅の玄関近くの壁などにはめ込ま
れている。住宅情報盤と各機器のアダプタとの間には配
線が必要なので、既築住宅にHAシステムを取り付ける
ことは、取り付け、配線工事にともなうコストと時間が
かかってしまう。また、住宅情報盤は固定式なので、移
動性がなく、一カ所から機器の管理はできるものの、利
便性が悪い。
【0004】一方、機器をコントロールする別の方式と
して、赤外線方式が知られているが、この方式はリモコ
ン送信機から制御信号により変調された赤外線を機器側
に送り、その信号を機器側に設けた受信機で受けて、機
器を動作させるものであり、1つのリモコンに対して1
つの機器しか制御できないものが大半で、しかも一室内
でしか使えないという不便さがある。更に片方向の通信
のため機器の異常がリモコン側で検知できないといった
問題もある。
【0005】そこで本発明者は、最近各家庭で普及し始
めたコードレス電話機に着目し、その目的はこのコード
レス電話機を通話およびセキュリティ情報等のデータ伝
送用に利用することにより取り付け工事や配線工事を不
要ないし簡便にした、しかも利便性に優れた宅内の機器
を管理するシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
ると、親機と少なくとも1つの子機とからなるコードレ
ス電話機を用い、親機は、制御監視すべき機器側に設け
られた端末装置から送信されるセキュリティ情報または
アラーム情報を受信し、端末装置へ機器をオンオフする
ためのリモコン情報を送信する機能を有し、子機は、親
機を介して端末装置へリモコン情報を送信する機能とア
ラーム情報およびセキュリティ情報を受信する機能とを
有する機器制御監視システムであって、アラーム情報、
セキュリティ情報およびリモコン情報の通信にはコード
レス電話機の通話に用いられる音声周波数帯域中の低周
波帯域を割り当て、当該情報と通話情報とを同時に変調
し、通信する方式を用いた機器制御監視システムによっ
て達成される。
【0007】
【作用】本発明の機器制御監視システムは、セキュリテ
ィ情報やリモコン情報は、親機と端末装置との間が有線
の場合には親機のインターフェイス回路を介して送信さ
れ、無線の場合には所定のチャネルを介して送信され
る。一方、子機と親機との間では、セキュリティ情報や
リモコン情報は、音声周波数帯域中の低周波帯域に割り
当てられ音声と当該情報を同時に変調することにより行
われる。リモコン動作では、親機または子機に設けられ
たリモコンボタンを押し下げることにより、端末装置に
リモコン情報が送信され、機器の動作状態が端末装置か
ら親機に、親機から子機に返送表示される。センサ等が
異常を検知した時は端末装置から親機に、親機から子機
に情報が送られ、表示される。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。な
お、図中共通の機能を有するブロックは共通の番号を用
いた。また本明細書においてセキュリティ情報とは、非
常時(押し売りの訪問等)、火災の発生、不法侵入(空
き巣、強盗等)、ガス漏れの発生および救助要請(病
人、負傷者の発生)等を表わす情報とする。
【0009】図1は本発明による機器制御監視システム
の一実施例の概略構成図である。
【0010】機器制御監視システムは、宅外の電話回線
1を用いて外部と通常の通話ができる他、機器2のオン
オフを制御するリモコンボタンと、機器2の動作状態を
表示する第1の表示部としての動作表示ランプや機器2
の異常を表示するための第2の表示部としての異常表示
ランプを有するコードレス電話機型の親機3と、この親
機3から発する機器2の制御信号を受け、機器2のオン
オフ制御を行うとともに機器2の状態を監視し、親機3
にその機器2の動作状態を表わす状態信号を送信する端
末装置4と、親機3と同様に通常の通話ができるほか、
リモコンボタン、動作表示ランプおよび異常表示ランプ
を備えた子機5とから構成される。
【0011】図2は図1に示した親機を説明するための
ブロック線図である。
【0012】親機3は、主として電源部6と、入出力部
7と、制御部8と、変復調部9と、送受信部10とから
構成され、通話以外に端末装置4に機器2の制御信号を
送信したり、端末装置4から機器2の動作状態を表わす
状態信号を受信する機能を有する。通話以外の信号の送
受信は親機3と端末装置4の間では制御チャネルを用
い、親機3と子機5との間では通話チャネルを用い、音
声周波数帯域の低周波、例えば0から400Hzの間の
周波数に割り当てて行なう。
【0013】制御部8は、CPU、記憶部、ID番号設
定部(ID番号が一致しない他の親機、子機、端末装置
との誤接続を防止するためのもの)、データ処理部等か
ら構成され、主に子機5および端末装置4に対してはチ
ャネルの選択や接続のためのシーケンス制御を、公衆回
線側に対しては回線接続を行なう。データ処理部は、端
末装置4からの機器2の異常を表わすアラーム情報の発
呼の有無を検出し、CPUに割り込みをかける機能を有
する。また、その情報を子機5に転送するために、変調
部に送出する機能も有している。
【0014】変復調部9は、主にSN比を改善するため
に送受信信号のレベル変動の調整を行ない変復調する。
ハード的には、通話中においても、端末装置4からのア
ラーム情報の発呼の有無を検出できるようにするため
に、制御チャネル用と通話チャネル用の変復調部を有し
ている。また通話チャネルの復調部は、音声信号と音声
以外の信号とを識別するためのフィルターを有してい
る。
【0015】送受信部10は、送信時は周波数変調後の
信号を電力増幅してアンテナから送信し、受信時はアン
テナからの電波を増幅し出力する。
【0016】図3は、端末装置のブロック図である。
【0017】端末装置4は親機3とのみ信号の送受信が
可能であり、子機5からの制御信号の送受信は親機3を
介して行なわれ、端末装置4の表示部は機器2の動作状
態や異常を表示する。なお、端末装置4には後述する動
作表示ランプと異常表示ランプが設けられている。端末
装置4は、親機3との信号の送受信を制御チャネルを用
いて行なうので、制御部80は制御チャネルが使用状態
かどうかのチェックを行ない、子機5が通話のために制
御チャネルを使用している場合には、通話チャネルに移
動したことを確認したのちに親機3と信号の送受信を行
なう。
【0018】I/O部11は、センサまたは機器2に接
続され、機器2の異常を検知したり、オンオフを制御す
る。
【0019】センサは、機器2が空調機器や給湯器の場
合には例えばサーミスタが機器に取り付けられ、機器2
の温度を検知することで故障による過熱状態や停止状態
を検出し、機器2が照明機器の場合にはCdS(硫化カ
ドミウム)セルを用いて照明機器からの光の照度を検出
し、点灯状態か否かを検出するが、これらに限定され
ず、熱、光、煙、湿気、振動等の量を検知して機器2の
動作状態を検出してもよい。
【0020】図4(a)は端末装置と機器とを接続する
ためのI/O部の一例を示す。
【0021】I/O部11はオアゲート14と、Tフリ
ップフロップ15と、リレーを駆動する駆動部16と、
リレー(図はリレーの接片を示す)とを有する。オアゲ
ート14の一方の入力端子には端末装置4に設けられた
手元スイッチからの制御信号が入力され、他方の入力端
子には親機3からのオンオフ制御信号が入力される。オ
アゲート14の出力はTフリップフロップ15に入力さ
れ、Tフリップフロップ15の出力は駆動部16に入力
されている。リレーの接片17は機器2の電源ラインと
直列に接続される。なお機器2のオンオフにはリレーを
用いたが、これに限定されずトランジスタを用いて機器
2の電源をオンオフしてもよく、機器2に内蔵されたマ
イクロコンピュータへ制御信号を印加してもよい。
【0022】図4(b)は図4(a)に示したオアゲー
トに入力される信号のタイミングチャートである。
【0023】図4(a)のオアゲート14に手元スイッ
チまたはオンオフ制御信号(いずれも1ショットパルス
とする)が入力すると、オアゲート14からTフリップ
フロップ15のT入力端子にパルスP1 が出力され、Q
出力端子のレベルが「0」論理レベルから「1」論理レ
ベルに変化する。これにより駆動部16が作動してリレ
ーの接片17を閉じ、機器2が動作を開始する。機器2
が動作を開始した後、再び手元スイッチまたはオンオフ
制御信号がオアゲート14に入力すると、オアゲート1
4からパルスP2 がTフリップフロップ15に入力さ
れ、Q出力端子のレベルが「1」論理レベルから「0」
論理レベルに変化するので機器2は停止する。以下同様
にしてパルスP3 がT入力端子に入力すると機器2は動
作を開始する。すなわちオアゲート14に後から入力さ
れた信号が優先されるのである。これによりオン信号と
オフ信号とを別々の形状にすることなく同一のパルスを
用いればよいので装置が簡単になる。
【0024】図5は、図1に示した機器制御監視システ
ムに用いられる子機のブロック線図である。
【0025】子機5は通常の子機のように親機3を介し
て外部と通話したり、親機3と通話したりできる他、親
機3を介して機器2のオンオフ制御や動作状態の表示、
機器2の異常の表示が可能な表示部を有している。制御
部81は親機に対するチャネルの選択や接続のためのシ
ーケンス制御を行なう。
【0026】図6は子機の外観図を示す。
【0027】子機5は通常の通話を行うための通話ボタ
ン21、通話を保留するための保留ボタン22、プッシ
ュボタン23の他、機器2のオンオフを行うためのリモ
コンボタン24、機器2が動作状態のとき点灯する動作
表示ランプ25、機器2に異常が生じたとき点灯する異
常表示ランプ26、リモコン動作または通話を終了する
ための終了ボタン27が設けられている。子機5の上側
には受話器の穴28と、下側には送話器の穴29と、機
器2の異常を音で表示するブザーの穴30と、外部には
アンテナ31が設けられている。なお、前述の親機3に
も子機5と同様、各ボタン21〜24、27や動作表示
ランプ25、異常表示ランプ26、ブザー、アンテナ3
1等が設けられていることは言うまでもない。
【0028】次に本発明の機器制御監視システムの動作
を説明する。
【0029】図7は、親機3または子機5を用いて機器
2を制御するときの動作を説明するためのシーケンスで
あり、破線は制御チャネル上での信号の送受信を示し、
実線は通話チャネル上での信号の送受信を示す。 (イ)親機3を用いて機器2を制御するとき 親機3のリモコンボタンを押すと送受信部10(図2参
照)から直接端末装置4へリモコン動作を開始すること
を表わすリモコン発呼信号が制御チャネル上で送信され
(S−7)、端末装置4がこの信号を送受信部10(図
3参照)で受信すると、端末装置4から親機3へリモコ
ン発呼信号を受信したことを表わすリモコン発呼応答信
号が送信される(S−8)。このリモコン発呼応答信号
には機器2の動作状態に関する情報も含まれており、親
機3に動作状態が表示される。親機3は、リモコン発呼
応答信号を受信すると、端末装置4へ機器2のオンまた
はオフの制御内容を表わすリモコン制御信号を送信し
(S−9)、端末装置4はリレーの接片17(図4
(a)参照)を閉じるかまたは開くことにより機器2が
停止しているときは動作を開始させ、動作中のときは停
止させる。端末装置4から親機3へは機器2が正常に動
作しているか否かをセンサで検知し、動作中か異常かを
表わす機器状態信号を送信する(S−10)。親機3は
この機器状態信号を受信し、正常に動作しているときは
動作表示ランプを点灯し、異常のときは異常表示ランプ
を点灯し、機器2が停止しているときは動作表示ランプ
を消灯し、操作者が確認した後終了ボタンを押すと、親
機3から端末装置4へ終了信号が送信され、機器2は手
元スイッチが押されるか次の信号を受信するまで動作ま
たは停止状態を保持する(S−11)。 (ロ)子機5を用いて機器2を制御するとき 子機5のリモコンボタン24を押すことにより子機5の
送受信部10(図5参照)から制御チャネル上で親機3
の送受信部10(図2参照)へリモコン発呼信号が送信
され(S−1)、親機3がこのリモコン発呼信号を受信
すると、受信したことを表わすリモコン発呼応答信号を
子機5に送信する(S−2)。子機5は制御チャネルか
ら通話チャネルへチャネルを移動し、この通話チャネル
上で移動終了信号を親機3へ送信する。ただし通話チャ
ネルの低周波領域を使用するので通話は可能である(S
−3)。親機3から子機5へリモコン情報の受付が可能
な状態になったことを表わすリモコンオン信号が送信さ
れ(S−4)、子機5から親機3へ機器2をオンまたは
オフにするためのリモコン制御信号が送信され(S−
5)、親機3はリモコン制御信号を受信すると子機5へ
終了信号を送信する(S−6)。
【0030】親機3はチャネルを通話チャネルから制御
チャネルに移動して、前述した親機3を用いて機器2を
制御するときと同様の処理をステップ(S−7)からス
テップ(S−11)まで行い、端末装置4を作動または
停止させた後、制御チャネル上で子機へリモコン応答信
号を送信する(S−12)。子機5は親機3からのリモ
コン応答信号を受信すると、このリモコン応答信号を受
信したことを表わすリモコン応答着呼信号を親機へ送信
するとともに(S−13)、チャネルを制御チャネルか
ら通話チャネルへ移動し、チャネルの移動が終了したら
通話チャネル移動終了信号を親機3へ送信する(S−1
4)。親機3は通話チャネル移動終了信号を受信する
と、機器2が正常に動作しているか否かを表わす機器状
態信号を子機へ送信し(S−15)、子機5は機器状態
信号を受信すると機器2の状態を表示ランプ25により
表示するとともに終了信号を親機3へ送信する(S−1
6)。
【0031】図8は端末装置4が異常を検知したときの
動作を説明するためのシーケンスである。
【0032】端末装置4がセンサにより機器2の異常を
検知すると制御チャネル上でアラーム信号を送信するこ
とを表わす発生アラーム発生信号を親機3へ送信し(T
−1)、親機3はこのアラーム発生信号を受信すると受
信したことを表わすアラーム発呼応答信号を端末装置4
へ送信し(T−2)、端末装置4はアラーム発呼応答信
号を受信するとアラーム信号を親機3へ送信する(T−
3)。なおアラーム信号は親機3の異常表示ランプを点
灯する他、機器2の動作を停止する信号を親機3から端
末装置4へ送信するような信号であってもよい。親機3
はアラーム信号を受信すると端末装置4へ終了信号を送
信する(T−4)。
【0033】親機3は制御チャネル上で子機5へアラー
ム発呼信号を送信し(T−5)、子機5は異常表示ラン
プ26を点灯するとともに、アラーム発呼信号を受信し
たことを表わすアラーム発呼応答信号を親機3へ送信す
る(T−6)。子機5はチャネルを制御チャネルから通
話チャネルへ移動し、通話チャネル移動終了信号を親機
3へ送信する(T−7)。親機3は通話チャネル移動終
了信号を受信すると通話チャネル上でアラーム信号を子
機5へ送信し(T−8)、子機5はアラーム信号を受信
すると異常表示ランプ26を点灯し、ブザーを鳴らすと
ともに親機3へ終了信号を送信する(T−9)。これに
より機器2に異常が生じたときは親機3だけでなく子機
5でも検知できる。
【0034】図9は子機5による通話中に子機5から機
器2をリモコン制御する場合の動作を説明するためのシ
ーケンスである。
【0035】子機5のリモコンボタン24を押すと、子
機5から通話チャネル上でリモコン制御信号を送信する
ことを表わすリモコン発呼信号が親機3へ送信され(U
−1)、親機3がリモコン発呼信号を受信すると受信し
たことを表わすリモコン発呼応答信号を子機5へ送信す
る(U−2)。子機5はリモコン発呼応答信号を受信す
るとリモコン制御信号を親機3へ送信し(U−3)、親
機3はリモコン制御信号を受信すると終了信号を子機5
へ送信する(U−4)。親機3はチャネルを通話チャネ
ルから制御チャネルへ移動し、この制御チャネル上でリ
モコン発呼信号を端末装置4へ送信し(U−5)、端末
装置4がこのリモコン発呼信号を受信したことを表わす
リモコン発呼応答信号を親機3へ送信する(U−6)。
親機3はリモコン制御信号を端末装置4へ送信し(U−
7)、端末装置4は親機3へ動作状態信号を送信し(U
−8)、親機3は端末装置4へ終了信号を送信し(U−
9)、これとともにチャネルを制御チャネルから通話チ
ャネルへ移動し、リモコン応答着呼信号を子機5へ送信
する(U−10)。子機5はリモコン応答着呼信号を受
信したことを表わすリモコン応答着呼応答信号を親機3
へ送信し(U−11)、親機3は機器状態信号を子機5
へ送信し(U−12)、子機5は親機3へ終了信号を送
信する(U−13)。これにより通話中でも子機5によ
り機器2のオンオフ制御や機器2の異常を検知すること
ができる。
【0036】図10は子機5による通話中に機器2に異
常が発生したときの動作を説明するためのシーケンスで
ある。
【0037】端末装置4のセンサが機器2の異常を検知
するとアラーム発呼信号を制御チャネル上で親機3へ送
信し(V−1)、親機3はアラーム発呼応答信号を端末
装置4へ送信する(V−2)。端末装置4はアラーム信
号を親機3へ送信し(V−3)、親機3はアラーム信号
を受信すると終了信号を端末装置4へ送信する(V−
4)。これとともに親機3はチャネルを制御チャネルか
ら通話チャネルに移動し、通話チャネル上でアラーム発
呼信号を子機5へ送信すると(V−5)、子機5はアラ
ーム発呼応答信号を親機3へ送信し(V−6)、親機3
がアラーム信号を子機5へ送信すると(V−7)、子機
5は親機3へ終了信号を送信する(V−8)。これによ
り通話中に機器2に異常が生じても異常動作表示ランプ
が点灯するので容易に検知することができる。
【0038】このように本実施例によれば、親機3に設
けられたリモコンボタンが押されると、コードレス電話
機の親機3と子機5との間では制御チャネルを用いて回
線接続し通話チャネル上にリモコン情報等のデータを同
時に送信させることにより親機を介して端末装置4に動
作開始信号が送信され、機器2が正常に動作すると端末
装置4から親機3に機器の動作状態情報が送信されて動
作表示ランプが点灯し、機器2に異常が生じ端末装置4
のセンサが検出すると端末装置4から親機3に異常表示
ランプが点灯するので、配線工事を行うことなく住宅内
の機器2の動作を制御するともに機器2の異常を検知す
ることができる。
【0039】なお、本実施例のコードレス電話機は親機
3と子機5とが1台ずつで構成されているが、これに限
定されず複数の子機を有していても、親機に送話器、受
話器、プッシュボタン等がなく親機を中継器のようにし
たものであってもよい。
【0040】また、本実施例ではセンサを用いて機器の
動作状態を監視しているが、たとえばマイクロスイッチ
をセンサとして窓に取り付けておき、侵入者により外部
から開けられた時にこれを検知して異常表示ランプを点
灯させたり、ガス検知装置をセンサとして台所に設置し
ておきガス漏れが生じたときにブザーを鳴らしたりする
等のセキュリティチェックに用いてもよいことはいうま
でもない。
【0041】さらに、本実施例では親機と端末装置との
間の通信を無線により行っているが、これに限定されず
親機にインターフェイスを設け、機器とインターフェイ
スとの間の通信を有線により行ってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
コードレス電話機の親機と子機との間の通信において通
話チャネル上に音声とリモコン情報等のデータを同時に
送信できるようにすることにより機器を制御したり、機
器の動作状態を検知するので、配線工事を行うことなく
住宅内における機器の動作を制御するともに機器の異常
を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による機器制御監視システムの一実施例
の概略構成図である。
【図2】図1に示した機器制御監視システムの親機を説
明するためのブロック線図である。
【図3】本発明による機器制御監視システムに用いられ
る端末装置のブロック線図である。
【図4】端末装置と機器とを接続するためのI/O部の
一例を示し(a)、I/O部のオアゲートに入力される
信号のタイミングチャートである。
【図5】図1に示した機器制御監視システムに用いられ
る子機のブロック線図である。
【図6】図5に示した子機の外観図を示す図である。
【図7】親機または子機を用いて機器を制御するときの
動作を説明するためのシーケンスである。
【図8】端末装置が異常を検知したときの動作を説明す
るためのシーケンスである。
【図9】子機による通話中に子機から機器をリモコン制
御する場合の動作を説明するためのシーケンスである。
【図10】子機による通話中に機器に異常が発生したと
きの動作を説明するためのシーケンスである。
【符号の説明】 2 機器 3 親機 4 端末装置 5 子機 6 電源部 7 入出力部 8、80、81 制御部 9 変復調部 10 送受信部 11 I/O部 21 通話ボタン 22 保留ボタン 24 リモコンボタン 25 動作表示ランプ 26 異常表示ランプ 27 終了ボタン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機と少なくとも1つの子機とからなる
    コードレス電話機を用い、該親機は、制御監視すべき機
    器側に設けられた端末装置から送信されるセキュリティ
    情報またはアラーム情報を受信し、該端末装置へ前記機
    器をオンオフするためのリモコン情報を送信する機能を
    有し、前記子機は、前記親機を介して前記端末装置へ前
    記リモコン情報を送信する機能と前記アラーム情報およ
    び前記セキュリティ情報を受信する機能とを有する機器
    制御監視システムであって、前記アラーム情報、前記セ
    キュリティ情報および前記リモコン情報の通信にはコー
    ドレス電話機の通話に用いられる音声周波数帯域中の低
    周波帯域を割り当て、当該情報と通話情報とを同時に変
    調し、通信する方式を用いたことを特徴とする機器制御
    監視システム。
  2. 【請求項2】 前記センサからの前記アラーム情報や前
    記セキュリティ情報を前記親機に有線で送信するととも
    に前記親機からのリモコン情報を前記機器に有線で送信
    するインターフェイスとを備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の機器制御監視システム。
JP26824491A 1991-09-19 1991-09-19 機器制御監視システム Pending JPH0583412A (ja)

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JP26824491A JPH0583412A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 機器制御監視システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000075900A1 (en) * 1999-06-07 2000-12-14 Strategic Vista International Inc. Programmable security alarm system

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WO2000075900A1 (en) * 1999-06-07 2000-12-14 Strategic Vista International Inc. Programmable security alarm system

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