JPH0583332U - 過給機の軸受車室 - Google Patents

過給機の軸受車室

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JPH0583332U
JPH0583332U JP2377692U JP2377692U JPH0583332U JP H0583332 U JPH0583332 U JP H0583332U JP 2377692 U JP2377692 U JP 2377692U JP 2377692 U JP2377692 U JP 2377692U JP H0583332 U JPH0583332 U JP H0583332U
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JP
Japan
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bearing
casing
oil
supercharger
bolt holes
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Pending
Application number
JP2377692U
Other languages
English (en)
Inventor
和宏 鬼束
暢宏 近藤
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タービン車室との組み立て作業性を向上さ
せ、油給排管との取り付けを容易にする。 【構成】 軸受1を介して主軸2を囲繞すると共に潤滑
油を給排するための油通路22を有した過給機の軸受車
室において、油通路22の出入口23,24に、軸受車
室21の外周部に沿ってタービン車室6に形成される取
付用のボルト穴20の間隔よりも小さい径で、ボルト穴
20同士の間を通過して径方向外方に延出された延出部
25,26を設ける。延出部25,26の延出端に、油
給排管と接続するためのフランジ27,28を形成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、軸受を介して主軸を囲繞する過給機の軸受車室に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、過給機(ターボチャージャ)のハウジングは、軸受1を介 して主軸2を囲繞する軸受車室3と、タービン翼車4を囲繞してそのガス通路5 を区画するタービン車室6と、ブロワ扇車7を囲繞してそのエア通路8を区画す るブロワ車室9とで構成され、これらがボルト10,11によって互いに軸方向 に締結されて組み立てられている。軸受車室3には、軸受1に潤滑油を供給し排 出するための油通路12が略上下方向に形成されており、給油管13に接続され る油入口14から軸受嵌輪15及び軸受1を経由して下方の油出口16において 排油管17に接続するようになっている。
【0003】 またタービン車室6と軸受車室3とを締結するためのボルト10は、タービン 車室6に軸方向で螺合して、その頭部18により押え板19を介して双方を結合 させるようになっており、タービン車室6の軸方向側壁部には、図4にも示すよ うに、軸受車室3の外周部に沿うように周方向に略等間隔で複数(図示例にあっ ては八個)のボルト穴20が穿たれている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで図4に示したように、軸受車室3の油通路12の出入口14,16は 、取付ボルト(図示せず)によって油給排管13,17に接続するためのフラン ジを兼ねているので、外周部の接線方向に張り出した形になっており、一部のボ ルト穴20とは軸方向で見て重なるような位置関係にある。このためタービン車 室6と軸受車室3とを組み立てる際には、軸受車室3を回転させて当該ボルト穴 20を見えるようにしてからボルト10をそのボルト穴20に嵌める必要があっ た。そしてボルト10を締め付けるには、出入口14,16とタービン車室6と の間にトルクレンチTを差し込んで手探りで操作しなければならず、作業性が悪 く時間もかかるという問題があった。
【0005】 また出入口14,16のフランジ面が、タービン車室6及びブロワ車室9の外 周端面よりもかなり奥まった所に位置しているので、油給排管13,17と接合 する際に取付ボルトを取り付けるのが困難であるという問題があった。
【0006】 そこで本考案は、上記事情に鑑み、タービン車室との組み立て作業性が良いと 共に、油給排管との取り付けが容易にできる過給機の軸受車室を提供すべく創案 されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、軸受を介して主軸を囲繞すると共に潤滑油を給排するための油通路 を有した過給機の軸受車室において、油通路の出入口に、軸受車室の外周部に沿 ってタービン車室に形成される取付用のボルト穴の間隔よりも小さい径で、ボル ト穴同士の間を通過して径方向外方に延出された延出部を設け、この延出部の延 出端に油給排管と接続するためのフランジを形成したものである。
【0008】
【作用】
上記構成によって、軸受車室とタービン車室とを組み立てる際に、油通路の出 入口がボルト締結作業に邪魔になることがなく、また油給排管を取り付ける際の ボルト締結作業が容易になる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。
【0010】 図1及び図2は、本考案に係わる過給機の軸受車室の一実施例を示したもので あり、従来と同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。この軸受 車室21は、軸受1を介して主軸2を囲繞すると共に潤滑油を給排するための油 通路22を有したものであって、油通路22の入口23及び出口24に、径方向 外方に適宜延出された延出部25,26がそれぞれ設けられ、その延出端に、給 油管及び排油管(図示略)とそれぞれ接続するためのフランジ27,28がそれ ぞれ形成されて構成されている。
【0011】 延出部25,26は、軸受車室21の外周に沿ってタービン車室6に形成され るボルト穴20の周方向間隔よりも小さい径を有して形成され、そのボルト穴2 0の間を通ってその位置を越えて径方向外方に延出されている。フランジ27, 28には、給排管との接続のための取付ボルト穴(図示せず)が形成されている と共に、図2に示したように、ボルト穴20同士の間隔よりも広い幅の接合面を 有している。従って、油通路22の出入口23,24は、軸受車室21の外周面 から接合面までに至る途中が括れるように形成されていることになる。また給油 側となる上部延出部25における油通路22は、フランジ27から下方へ向かう 過程で適宜縮径されており、延出部25における構造上の強度が確保されている 。
【0012】 なお本実施例にあっては、給油側の油通路22は軸受車室21の内壁面まで径 方向に直線状に伸び、軸受嵌輪29内において軸方向前後に分岐されて、両側の 軸受1に潤滑油を供給するようになっている。
【0013】 このように構成された軸受車室21にタービン車室6を組み立てるに際しては 、油通路22の出入口23,24がいずれのボルト穴20とも重なるところがな いので、従来行っていたように軸受車室21をずらす動作は必要なく、例えば図 中二点鎖線にて示したような長いソケット部を有したラチェット式トルクレンチ 30を使用することで、全てのボルト10を同じ作業姿勢にて締め付けることが できる。すなわち、車室6,21,9の組み立て作業性の向上が達成される。な お軸受車室21とタービン車室6との締結は、ブロワ車室9との締結よりも先に 行えば締め付けが容易である。
【0014】 また給油管及び排油管を出入口23,24に接続させるに際しては、フランジ 27,28がタービン車室6及びブロワ車室9の外周端面付近に位置されている ので、従来の構造よりもボルト締結が楽にできる。すなわち取り付け作業性の向 上が達成される。
【0015】 なお本考案は、図示した形状の過給機に限らず同様な形式の過給機に広く適用 されるものである。
【0016】
【考案の効果】
以上要するに本考案によれば、次のような優れた効果を発揮する。
【0017】 油通路の出入口にタービン車室のボルト穴の間を通過して径方向外方に延出さ れた延出部を設け、延出部の延出端にフランジを形成したので、タービン車室と の組み立て作業性、及び油給排管の取り付け作業性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる過給機の軸受車室の一実施例を
示した側断面図である。
【図2】図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】従来の過給機の軸受車室を示した側断面図であ
る。
【図4】図2のB−B線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 軸受 2 主軸 6 タービン車室 20 ボルト穴 21 軸受車室 22 油通路 23 油入口 24 油出口 25,26 延出部 27,28 フランジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受を介して主軸を囲繞すると共に潤滑
    油を給排するための油通路を有した過給機の軸受車室に
    おいて、上記油通路の出入口に、上記軸受車室の外周部
    に沿ってタービン車室に形成される取付用のボルト穴の
    間隔よりも小さい径で、上記ボルト穴同士の間を通過し
    て径方向外方に延出された延出部を設け、該延出部の延
    出端に油給排管と接続するためのフランジを形成したこ
    とを特徴とする過給機の軸受車室。
JP2377692U 1992-04-14 1992-04-14 過給機の軸受車室 Pending JPH0583332U (ja)

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JP2377692U JPH0583332U (ja) 1992-04-14 1992-04-14 過給機の軸受車室

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JP2377692U JPH0583332U (ja) 1992-04-14 1992-04-14 過給機の軸受車室

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JPH0583332U true JPH0583332U (ja) 1993-11-12

Family

ID=12119744

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JP2377692U Pending JPH0583332U (ja) 1992-04-14 1992-04-14 過給機の軸受車室

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013533429A (ja) * 2010-08-03 2013-08-22 ボーグワーナー インコーポレーテッド 排気ガスターボチャージャ
JP2014202104A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 株式会社Ihi 過給機
JP2015505348A (ja) * 2012-01-16 2015-02-19 ボーグワーナー インコーポレーテッド 排気ガスターボチャージャ

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