JPH0583326U - フアンシュラウド用シール装置 - Google Patents
フアンシュラウド用シール装置Info
- Publication number
- JPH0583326U JPH0583326U JP3039692U JP3039692U JPH0583326U JP H0583326 U JPH0583326 U JP H0583326U JP 3039692 U JP3039692 U JP 3039692U JP 3039692 U JP3039692 U JP 3039692U JP H0583326 U JPH0583326 U JP H0583326U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan shroud
- seal
- radiator
- engine
- fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ファンシュラウドのシール装置の組付けを容
易にする。 【構成】シール1は合成ゴム製で円筒形を呈し、一端は
前記ラジエータ側ファンシュラウド7の水平部7a 上に
嵌着してクリップバンド8により定着している。また他
端は球状部1a を有し前記エンジン側ファンシュラウド
6のラジエータ側端部の折り曲げ部6a を覆い、エンジ
ン側ファンシュラウド6の外周を合成ゴムの弾性により
締め付け冷却風の漏れを防止している。さらに円筒のほ
ぼ中央部には波形部Aを設け、点線にて示す如く外径面
1b を内側に、内径面1c を外側にと、反転可能な厚さ
に製作されている。本装置組立に際してはシール1をラ
ジエータ側ファンシュラウド7の水平部7a 上に嵌着し
てクリップバンド8により定着し、さらに前記の如く外
径面1b を内側に、内径面1c を外側にと反転して置
き、ラジエータ3を車両の定位置に設置した後、予め設
置されたエンジン側ファンシュラウド6の外周6b 上
に、前記反転しておいたシールを元に戻して嵌着する。
易にする。 【構成】シール1は合成ゴム製で円筒形を呈し、一端は
前記ラジエータ側ファンシュラウド7の水平部7a 上に
嵌着してクリップバンド8により定着している。また他
端は球状部1a を有し前記エンジン側ファンシュラウド
6のラジエータ側端部の折り曲げ部6a を覆い、エンジ
ン側ファンシュラウド6の外周を合成ゴムの弾性により
締め付け冷却風の漏れを防止している。さらに円筒のほ
ぼ中央部には波形部Aを設け、点線にて示す如く外径面
1b を内側に、内径面1c を外側にと、反転可能な厚さ
に製作されている。本装置組立に際してはシール1をラ
ジエータ側ファンシュラウド7の水平部7a 上に嵌着し
てクリップバンド8により定着し、さらに前記の如く外
径面1b を内側に、内径面1c を外側にと反転して置
き、ラジエータ3を車両の定位置に設置した後、予め設
置されたエンジン側ファンシュラウド6の外周6b 上
に、前記反転しておいたシールを元に戻して嵌着する。
Description
【0001】
本考案はエンジンに装備された冷却ファンの全周を覆う円筒状のファンシュラ ウドと、一端がラジエータに取り付けられ他端が円筒状のフアンシュラウドの間 を連結するフアンシュラウド用シール装置に関する。
【0002】
ファンシュラウドは冷却ファンにより発生した空気の流れを効率良くラジエー タに送り、ラジエータの冷却効果を高めるために装備されており、従来技術によ ればファンシュラウド70は図2に示す如くラジエータ3に装着され、エンジン 2に設置された冷却ファン4の外周を覆っている。
【0003】 ファンシュラウド70の形状については従来より冷却効率の高いベルマウス型 シュラウドが知られており、またさらに冷却効率を高めるためにはファンシュラ ウド70と冷却ファン4の外周との隙間、所謂チップクリアランスHを出来るだ け小さくすると良い事も知られている。しかし前記の如く構成されたラジエータ 3とファンシュラウド70は、エンジン2に装着された冷却ファン4とは振動系 が異なるため、前記チップクリアランスHを小さくすると両者の振動により冷却 ファン4とファンシュラウド70とが接触してしまう。
【0004】 このため図3に示す如くファンシュラウドをエンジン側とファン側に2分割し 、ラジエータ側ファンシュラウド7はラジエータ3に装着し、エンジン側ファン シュラウド6はエンジン2の本体より突出したステー5の先端に装着し、ファン シュラウド6と、冷却ファン4とを同一振動系に配置する事により冷却ファン4 とファンシュラウド6との干渉を防止する対策が講じられるが、この際にはエン ジン側ファンシュラウド6とラジエータ側ファンシュラウド7間に隙間Dが生じ るため、前記両ファンシュラウド間に円筒状のシール10を架設し、クリップバ ンド8にて固定している。上記の如き構成とすれば冷却フアン4とファンシュラ ウド6との干渉は防止出来るが、本装置の組立に際してはラジエータ側ファンシ ュラウド7とエンジ側ファンシュラウド6との芯合わせ、シール10の取り付け 等複雑な作業を必要とする。
【0005】
上記の如き構成による本装置の組立に際してはラジエータ側ファンシュラウド とエンジ側ファンシュラウドとの芯合わせ、シールの取り付け等複雑な作業を必 要とし、コストアップの要因となる課題がある。
【0006】
エンジンに装備された冷却ファンの全周を覆う円筒状のファンシュラウドと、 一端がラジエータに取り付けられ他端が円筒状のフアンシュラウドの間を連結す る合成ゴム材等からなる弾性体からなるフアンシュラウド用シール装置において 、一端を締結部材によりフアンシュラウドに取り付け、他端を内径がフアンシュ ラウドの外径より小径としフアンシュラウドの外周に嵌着したことを特徴とする ファンシュラウド用シール装置とし、更に前記シール装置は他端部を内径部が外 側となるよう反転し、端部に折り曲げ部を有するフアンシュラウドに近接させ、 反転を解放してフアンシュラウドの外周に嵌着したことを特徴とするファンシュ ラウド用シール装置とする。
【0007】
本装置組立時に於いてはシールの一端をラジエータ側のシュラウド外周にクリッ プバンドにて定着し、他端をラジエータ側に反転させておき、エンジン及びラジ エータの車両えの装着が完了した後に、シールの前記反転した部分を元に戻せば シールのエンジン側内径は、エンジン側ファンシュラウドの外径より小さいので 、合成ゴム自身の弾性によりエンジン側ファンシュラウド外周を締め付け冷却風 の漏れを防ぎ、更に複雑な芯出し作業等が不要で簡単に組立を完了する事が出来 る。
【0008】
図1(A)は本考案よりなるファンシュラウド用シール1を装着したエンジン 2およびラジエータ3の外観図であり、エンジン側ファンシュラウド6は、エン ジン2の本体より突出したステー5の先端に装着され、そのラジエータ側の先端 はファンシュラウド6の全周にわたり鍔状に直径方向に折り曲げ部6a を有し、 エンジン2に設置したファン4をチップクリアランスHを保ち円筒状に覆ってい る。またラジエータ側ファンシュラウド7はラジエータ3に装着され、そのエン ジン側の先端は水平部7a を有して円筒状となっている。
【0009】 シール1は図1(B)に示す如く合成ゴム等の弾性体で円筒形を呈し、一端は 前記ラジエータ側ファンシュラウド7の水平部7a 上に嵌着してクリップバンド 8により締着している。また他端は球状部1a を有し前記エンジン側ファンシュ ラウド6のラジエータ側端部の折り曲げ部6a を覆い、エンジン側ファンシュラ ウド6の外周を弾性により締め付け冷却風の漏れを防止している。さらに円筒の ほぼ中央部には波形部1Aを設け、該波形部1aにおいて点線にて示す如く外径 面1b を内側に、内径面1c を外側にと反転可能な厚さに製作されている。
【0010】 本装置組立に際してはシール1をラジエータ側ファンシュラウド7の水平部7 a 上に嵌着してクリップバンド8により締着し、さらに前記の如く外径面1b を 内側に、内径面1c を外側にと反転して置き、ラジエータ3を車両の定位置に設 置した後、前記反転しておいたシール1の反転を開放しを元の状態に戻して、予 め設置されたエンジン側ファンシュラウド6の外周6b を嵌着すれば簡単にラジ エータ側ファンシュラウド7とエンジン側ファンシュラウド6とを連結する事が 出来る。
【0011】
上記の如き構成により芯合せ等複雑な作業を必要とせず簡単に組立作業が出来 、工数低減によりコストダウンに寄与するフアンシュラウド用シール装置を提供 する事が出来る。
【図1】本考案によるフアンシュラウド用シール装置を
装着したエンジン冷却装置の全体図及びシールの詳細図
である。
装着したエンジン冷却装置の全体図及びシールの詳細図
である。
【図2】従来技術によるエンジン冷却装置の全体図であ
る。
る。
【図3】従来技術の他の実施例によるエンジン冷却装置
の全体図である。
の全体図である。
1 シール 2 エンジン 3 ラジエータ 4 冷却ファン 5 ステー 7 ラジエータ側
ファンシュラウド 6 エンジン側ファンシュラウド 8 クリップバン
ド
ファンシュラウド 6 エンジン側ファンシュラウド 8 クリップバン
ド
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンに装備された冷却ファンの全周
を覆う円筒状のファンシュラウドと、一端がラジエータ
に取り付けられ他端が円筒状のフアンシュラウドの間を
連結するフアンシュラウド用シール装置において、一端
を締結部材によりフアンシュラウドに取り付け、他端を
内径がフアンシュラウドの外径より小径としフアンシュ
ラウドの外周に嵌着したことを特徴とするファンシュラ
ウド用シール装置。 - 【請求項2】 シールの他端部を内径部が外側となるよ
う反転し、端部に折り曲げ部を有するフアンシュラウド
を近接させ、反転を解放してフアンシュラウドの外周に
嵌着したことを特徴とする請求項1記載のファンシュラ
ウド用シール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3039692U JPH0583326U (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | フアンシュラウド用シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3039692U JPH0583326U (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | フアンシュラウド用シール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0583326U true JPH0583326U (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=12302771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3039692U Pending JPH0583326U (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | フアンシュラウド用シール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0583326U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010052544A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 車載用冷凍、空調ユニットの送風装置 |
WO2020059583A1 (ja) * | 2018-09-20 | 2020-03-26 | いすゞ自動車株式会社 | ベルマウスの取付構造 |
-
1992
- 1992-04-09 JP JP3039692U patent/JPH0583326U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010052544A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 車載用冷凍、空調ユニットの送風装置 |
WO2020059583A1 (ja) * | 2018-09-20 | 2020-03-26 | いすゞ自動車株式会社 | ベルマウスの取付構造 |
CN112739895A (zh) * | 2018-09-20 | 2021-04-30 | 五十铃自动车株式会社 | 喇叭口的安装结构 |
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