JPH058313Y2 - - Google Patents

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JPH058313Y2
JPH058313Y2 JP4687888U JP4687888U JPH058313Y2 JP H058313 Y2 JPH058313 Y2 JP H058313Y2 JP 4687888 U JP4687888 U JP 4687888U JP 4687888 U JP4687888 U JP 4687888U JP H058313 Y2 JPH058313 Y2 JP H058313Y2
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door
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はエレベータ用扉、特にホーロー薄板で
表面が形成されたエレベータ用扉に関する。
〈従来の技術〉 表面がホーロー仕上げとされるエレベータ用扉
は、うわ薬を800℃乃至850℃の高温下で焼成する
必要があり、この焼成時における変形や変色を避
けるために、複雑な構造を避けて、別途焼成され
たホーロー薄板を扉本体に接着した構造となつて
いる。そして、扉本体に接着されるホーロー薄板
は、それ自体の平坦度を向上させるために、素地
金属薄板の表裏両面に、ホーローが焼成形成され
たものが用いられている。
この種のエレベータ用扉については、例えば実
開昭53−103263号公報に開示されている。
第4図は、従来のこの種のエレベータ用扉の断
面構造を示すもので、素地金属薄板1cの表裏両
面に、ホーロー1dが焼成されて形成されたホー
ロー薄板1bが、全面で接着剤5によつて扉本体
1aに接着固定されている。
第4図には1部の断面が示されているが、従来
のエレベータ用扉では、素地金属薄板1cの1面
側に焼成されているホーロー1dの全面と、扉本
体1aの全面とが互いに接着剤5によつて接着固
定されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 前述のように、従来のエレベータ用扉では、素
地金属薄板1cの1面側に焼成されているホーロ
ー1dのみが、全面において扉本体1aに接着剤
5によつて接着固定されている。この場合、ホー
ロー薄板1bの主要部を支える素地金属薄板1c
も、或はこの素地金属薄板1cの他面側に焼成さ
れているホーロー1dも、扉本体1aに対して全
く固定されておらず浮いている。
このために、素地金属薄板1cの扉本体1aに
対する固定力が弱く、比較的軽い衝撃が与えられ
た場合でも、扉本体1aに接着固定されているホ
ーロー1dを残して、扉本体1aからホーロー薄
板1bが剥離することがある。
本考案は、このような従来のエレベータ用扉の
現状に鑑みてなされたものであり、その目的は外
部からの衝撃によつてホーロー薄板の剥離を生じ
ることのないエレベータ用扉を提供することにあ
る。
〈課題を解決するための手段〉 前記目的を達成するために、本考案は素地金属
薄板の両面にホーローが焼成されてホーロー薄板
が形成され、このホーロー薄板が扉本体に接着固
定されて形成され、表面がホーロー仕上げとされ
たエレベータ用扉において、前記ホーロー薄板の
前記扉との接着面に、ホーローが焼成されていな
い素地金属面が部分的に設けられた構成となつて
いる。
〈作用〉 本考案では、両面にホーローが焼成されたホー
ロー薄板の、扉本体との接合面において、一部に
ホーローが焼成されていない素地金属面が設けら
れている。このため、ホーロー薄板はホーローと
素地金属薄板とが、接着剤で扉本体に接着固定さ
れるので、素地金属薄板も扉本体に接着固定され
る構造となつている。
従つて、ホーロー薄板の扉本体への固定力が強
く、外部からの衝撃によつてホーロー薄板が扉本
体から剥離することがない。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を第1図乃至第3図を用
いて詳細に説明する。
ここで、第1図乃至第3図は本考案の実施例の
構成を示す図で、第1図は要部の断面図、第2図
は正面図、第3図は第2図のA−A断面図であ
る。
実施例では第2図及び第3図に示すように、ホ
ーロー薄板1bが扉本体1aに接着固定されてエ
レベータ用扉が形成され、この扉の下縁部には開
閉用のガイド3が設けられ、両側部にはホーロー
薄板1bを保持する金具2が取り付けられてい
る。さらに、扉本体1aの裏面の上縁部と下縁部
には、補強材4が取り付けられている。
前記ホーロー薄板1bは、従来のエレベータ用
扉と同様に、素地金属薄板1cの表裏両面にホー
ロー1dが焼成された構成となつているが、実施
例では第1図に示すように、素地金属薄板1cの
裏面側の下縁部(第3図のD部分)において、ホ
ーロー1dが焼成されていない素地金属面6が、
幅Lにわたつて設けられている。
この素地金属面6では、素地金属薄板1cが露
出しており、ホーロー薄板1bは、この素地金属
面6とホーロー1dとの両方で、接着剤5によつ
て扉本体1aに接着固定されている。なお、前記
素地金属面6が設けられている部分以外(例えば
第3図のC部分)では、ホーロー薄板1bのホー
ロー1dが、すでに第4図で説明した従来のエレ
ベータ用扉の場合と同様に、接着剤5で扉本体1
aに接着固定されている。
このように、実施例では外部からの衝撃によつ
て、扉本体1aからホーロー薄板1bが剥離し易
いエレベータ用扉の下縁部に、素地金属面6が設
けられ、この下縁部においては素地金属面6も直
接扉本体1aに接着剤5で接着されているので、
ホーロー薄板1bの扉本体1aに対する固定力が
極めて大きくなる。このため、エレベータ用扉に
荷物の搬入搬出などが原因で衝撃が与えられて
も、扉本体1aからホーロー薄板1bが剥離せ
ず、エレベータの美感が長く保持され、エレベー
タの動作寿命も延長される。
なお、実施例においては、エレベータ用扉の下
縁部に素地金属面を設けたものを説明したが、本
考案は実施例に限定されるものでなく、例えばエ
レベータ用扉の上縁部及び下縁部に素地金属面を
設けた構成とすることも出来る。
〈考案の効果〉 以上詳細に説明したように、本考案によると外
部からの衝撃によつてホーロー薄板が、扉本体か
ら剥離することのないホーロー仕上げのエレベー
タ用扉を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部の構成を示す断
面図、第2図は本考案の実施例の構成を示す正面
図、第3図は第2図のA−A断面図、第4図は従
来のエレベータ用扉の要部の構成を示す断面図で
ある。 1a……扉本体、1b……ホーロー薄板、1c
……素地金属薄板、1d……ホーロー、2……金
具、3……ガイド、4……補強材、5……接着
剤、6……素地金属面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 素地金属薄板の両面にホーローが焼成されてホ
    ーロー薄板が形成され、このホーロー薄板が扉本
    体に接着固定されて形成され、表面がホーロー仕
    上げとされたエレベータ用扉において、前記ホー
    ロー薄板の前記扉本体との接着面に、ホーローが
    焼成されていない素地金属面が部分的に設けられ
    ていることを特徴とするエレベータ用扉。
JP4687888U 1988-04-08 1988-04-08 Expired - Lifetime JPH058313Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4687888U JPH058313Y2 (ja) 1988-04-08 1988-04-08

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JP4687888U JPH058313Y2 (ja) 1988-04-08 1988-04-08

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Publication Number Publication Date
JPH01149382U JPH01149382U (ja) 1989-10-16
JPH058313Y2 true JPH058313Y2 (ja) 1993-03-02

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ID=31273124

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