JPH0525529Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0525529Y2
JPH0525529Y2 JP1987108716U JP10871687U JPH0525529Y2 JP H0525529 Y2 JPH0525529 Y2 JP H0525529Y2 JP 1987108716 U JP1987108716 U JP 1987108716U JP 10871687 U JP10871687 U JP 10871687U JP H0525529 Y2 JPH0525529 Y2 JP H0525529Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
lid
metal plate
edge
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987108716U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6414315U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987108716U priority Critical patent/JPH0525529Y2/ja
Publication of JPS6414315U publication Critical patent/JPS6414315U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0525529Y2 publication Critical patent/JPH0525529Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、コンパクト容器の蓋体に関するも
のである。
「従来の技術」 一般に、コンパクト容器の蓋体にあつては、外
観を整え、また美観を向上させるために、表面に
金属表面部を形成することが行なわれており、こ
の金属表面部を形成するための一方法として、蓋
体の表面に金属薄板を取り付けることが行なわれ
ている。
この種の蓋体を具備したコンパクト容器として
は、実開昭56−44605号に開示されたものがある。
このコンパクト容器の蓋体は、金属薄板製の外殻
体を枠状の蓋基体の外面に覆うようにして接合
し、この外殻体が蓋体の外表面を形成するように
したものである。
「考案が解決しようとする問題点」 ところが、上記のようなコンパクト容器の蓋体
においては、外面に接合された外殻体の板厚の分
だけ厚さが増加するため、薄形のコンパクト容器
を構成することができないという問題点があつ
た。しかも、このような外殻体を蓋体の外面に接
合した場合には、この外殻体を蓋体の内面に露出
させることができないので、蓋体の内面に金属表
面部を形成して容器内部の美観、すなわち、化粧
時のように蓋体を開けたときの蓋体内面の美観を
向上させることができないという問題点があつ
た。
この考案は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、コンパクト容器の蓋体の内外両面の美観を向
上させ、かつ、この蓋体の厚さを薄くし、これに
よりコンパクト容器全体の厚さを薄くできるよう
にすることを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 この考案は、容器本体にヒンジ結合されてこの
容器本体を開閉する蓋体の主要部を構成する枠体
と、中央部が窪んで反対側に突出し、この中央部
が該蓋体の内面側から上記枠体内に嵌入されて蓋
体の外面に露出すると共に、縁部が蓋体の内面に
位置した状態で上記枠体に固定された金属板と、
この金属板の中央部の窪みに嵌め込まれた鏡板と
からなり、前記金属板の縁部が、枠体の内方にあ
つてかつ枠体の内縁に形成される段部に嵌め込ん
で接着され、前記鏡板の額縁を構成しているもの
である。
「作用」 この考案のコンパクト容器の蓋体においては、
金属板の中央部が枠体内に嵌入して蓋体の外面に
金属表面部を露出させて薄型に形成すると共に、
この金属板の縁部が蓋体の内面に位置して鏡板の
周囲に金属製の額縁を構成し、さらに額縁の周囲
全域を枠体が囲んで構成する。
「実施例」 以下、この考案の第1実施例を第1図、第2図
を参照して説明する。
この実施例のコンパクト容器の蓋体は、コンパ
クト容器の構成要素である容器本体(図示せず)
にヒンジ結合された枠体1と、この枠体1に装着
された金属板2と、この金属板2に装着された鏡
板3とからなるものである。
枠体1は、合成樹脂を窓枠状に形成してなるも
のであつて、端部に容器本体にヒンジ結合される
ヒンジ部4が形成され、一方の面の上記ヒンジ部
4と相対する端部に、係合片5が設けられ、この
係合片5の内面に、蓋体を閉じたときに容器本体
側のフツクに係合するフツク5aが形成されたも
のである。この枠体1の係合部5が形成されてい
る面には、内縁部に、金属板2を嵌め込んだ状態
で重ね合わせる段部6が形成されている。この段
部6が形成されたことによつて、上記枠体1の内
縁部は、その肉厚寸法が、枠体1の他の部分の肉
厚寸法より金属板2の肉厚寸法の分だけ減少した
寸法またはそれより小さい寸法に設定され、金属
板2が重ね合わされたときにこの金属板2を枠体
1の表面から突出させないようにしている。
金属板2は、矩形板状に形成されたものであつ
て、中央部が角皿状に窪んで反対側に突出し、縁
部7が額縁状に形成されたものである。この金属
板2は、その中央部が上記枠体1に嵌入されてこ
の中央部の表面が上記枠体1の表面と連続し、縁
部7が上記枠体1の段部6に嵌め込まれ、その周
囲全域を枠体1に囲まれた形態とされている。こ
の縁部7面が上記段部6に重ね合わされて両面接
着テープまたは接着剤などの接着部材8により接
着されている。この金属板2の縁部7には、上記
段部6に接着されている面と反対側の面に模様が
描かれている。この場合、この模様を、塗装、印
刷、メツキ、蒸着などの方法によつて描いても良
く、プレス加工等により形成される凹凸模様によ
つて表すようにしても良い。なお、上記面に模様
を形成せず、この面に着色しても良く、また、文
字を書いても良い。
鏡板3は、矩形板状の鏡である。この鏡板3
は、上記金属板2の中央部の窪みに嵌め込み、あ
るいは接着剤や両面接着テープ等で固着されてい
る。
このようなコンパクト容器の蓋体を組み立てる
場合には、まず、枠体1に金属板2の中央部を嵌
入し、この金属板2の縁部7を枠体1の段部6に
例えば両面接着テープによつて接着する。次い
で、このようにして組み立てられた蓋体をコンパ
クト容器の容器本体にヒンジ結合した後、上記金
属板2の中央部の窪みに鏡板3を嵌め込んで固着
する。
このコンパクト容器の蓋体によれば、金属板2
の中央部を合成樹脂製の枠体1内に嵌入してこの
中央部の表面を枠体1の表面と連続させたので、
蓋体の外面に金属と合成樹脂とのコントラストを
利用したデザインを施すことができると共に、枠
体1の外面に金属板2が重なつていないので、蓋
体の外面に金属表面部を形成してもなお蓋体の厚
さを薄くすることができ、これによりコンパクト
容器全体の厚さも薄くすることができる。また、
金属板2の中央部を蓋体の内面側から枠体1内に
嵌入すると共に、その縁部7を蓋体の内面に位置
させたので、金属表面部が持つ優れた加飾性を蓋
体の内面にも生かすことができると共に、使用時
に鏡板3の曇りや汚れ等を拭きとるに際しては、
鏡板3に不可避的に蓋体の内側から外側に向かう
力が作用し、この力によつて鏡板3を介して金属
板2が外側に押圧されるが、このような場合にお
いても金属板2が枠体1から外れてしまうという
ことがない。また上記縁部7によつて鏡板3の周
囲に金属製の額縁を構成し、さらにこの額縁の周
囲全域に枠体1を配した構成として、蓋体の内面
においても金属と合成樹脂とのコントラストを利
用したデザインを施して、額縁を枠体1内に際だ
つて認識することができると共に、合成樹脂製の
枠体1と金属製の金属板2の双方の色、模様等を
様々な組み合わせにして、蓋体の内面のデザイン
を際だつて美麗とすることができる。さらに、枠
体1の内縁部に段部6を形成し、この段部6に金
属板2の縁部7を嵌め込んだ状態で接着し、この
縁部7が枠体1の表面から突出しないようにした
ので、この点からも蓋体を肉薄とすることがで
き、コンパクト容器全体の厚さを薄く保つた状態
でコンパクト容器内の容積を増加することができ
る。さらに、蓋体は、合成樹脂製の枠体1と金属
板2との組み合わせて構成されるので、金属板2
により十分な強度を得ることができると共に、軽
量な構成とすることができる。
第3図は、この考案の第2実施例を示す図であ
る。
この実施例のコンパクト容器の蓋体は、第1実
施例のコンパクト容器の蓋体と同様に構成された
ものであるが、金属板2の縁部7を枠体1の段部
6に固定する固定構造が異なるものである。
このコンパクト容器の蓋体では、枠体1の段部
6に溝9を形成すると共に、金属板2の縁部7に
厚さ方向に突出する突出部10を形成し、この突
出部10を上記溝9に嵌入した状態でこれらを溶
着しており、上記突出部10の側部に凹凸部11
が形成されている。
上記金属板2の突出部10と上記枠体1の溝9
とを溶着する場合には、特開昭61−115833号の発
明の詳細な説明の中で開示した方法と同様な方法
により溶着する。すなわち、金属板2の突出部1
0に枠体1の溝9を嵌入した状態で金属板2の縁
部7に超音波接着用のホーンを接触させ、このホ
ーンの超音波によつて枠体1の溝9内の表面を軟
化させてこの表面を突出部10の凹凸部11に食
い込ませる。
このような方法で金属板2の突出部10と枠体
1の溝9とを溶着した場合には、溝9の側部が突
出部10の凹凸部11に強固に結合されるため、
枠体1と金属板2との一体感を高めることができ
る。
「考案の効果」 この考案のコンパクト容器の蓋体によれば、金
属板の中央部を枠体内に嵌入して蓋体の外面中央
部に金属表面部を形成したので、蓋体の外面に金
属と金属以外の材料とのコントラストを利用した
デザインを施すことができると共に、枠体の外面
に金属板が重なつていないので、蓋体の外面に金
属表面部を形成してもなお蓋体の厚さを薄くする
ことができ、これによりコンパクト容器全体の厚
さも薄くすることができる。また、金属板の中央
部を蓋体の内面側から枠体内に嵌入すると共に、
その縁部を蓋体の内面に位置させたので、金属表
面部が持つ優れた加飾性を蓋体の内面にも生かす
ことができると共に、使用時に鏡板の曇りや汚れ
等を拭きとるに際しては、該鏡板に不可避的に蓋
体の内側から外側に向かう力が作用し、この力に
よつて鏡板を介して金属板が外側に押圧される
が、このような場合においても金属板が枠体から
外れてしまうということがない。また上記縁部に
よつて鏡板の周囲に金属製の額縁を構成し、さら
にこの額縁の周囲全域に枠体を配した構成とし
て、蓋体の内面においても金属板と枠体とのコン
トラストを利用したデザインを施して、額縁を枠
体内に際だつて認識することができると共に、枠
体と金属板との双方の色、模様等を様々な組み合
わせにして、蓋体の内面のデザインを際だつて美
麗とすることができる。さらに、枠体の内縁に段
部を形成し、この段部に金属板の縁部を嵌こ込ん
だ状態で接着し、縁部が枠体の表面から突出しな
いので、この点からも蓋体を肉薄とすることがで
き、コンパクト容器全体の厚さを薄く保つた状態
でコンパクト容器内の容積を増加することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、この考案の第1実施例を示
す図であつて、第1図はコンパクト容器の蓋体の
断面図、第2図は同下面図である。第3図は、こ
の考案の第2実施例のコンパクト容器の蓋体の断
面図である。 1……枠体、2……金属板、3……鏡板、7…
…縁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体にヒンジ結合されてこの容器本体を開
    閉する蓋体の主要部を構成する枠体1と、中央部
    が窪んで反対側に突出し、この中央部が該蓋体の
    内面側から上記枠体1内に嵌入されて蓋体の外面
    に露出すると共に、縁部7が蓋体の内面に位置し
    た状態で上記枠体1に固定された金属板2と、こ
    の金属板2の中央部の窪みに嵌め込まれた鏡板3
    とからなり、前記金属板2の縁部7が、枠体1の
    内方にあつてかつ枠体1の内縁に形成される段部
    6に嵌め込んで接着され、前記鏡板3の額縁を構
    成していることを特徴とするコンパクト容器の蓋
    体。
JP1987108716U 1987-07-15 1987-07-15 Expired - Lifetime JPH0525529Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987108716U JPH0525529Y2 (ja) 1987-07-15 1987-07-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987108716U JPH0525529Y2 (ja) 1987-07-15 1987-07-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6414315U JPS6414315U (ja) 1989-01-25
JPH0525529Y2 true JPH0525529Y2 (ja) 1993-06-28

Family

ID=31344312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987108716U Expired - Lifetime JPH0525529Y2 (ja) 1987-07-15 1987-07-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0525529Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104941459B (zh) 2009-03-26 2017-09-22 Bl 科技公司 非编织的增强中空纤维膜
US9321014B2 (en) 2011-12-16 2016-04-26 Bl Technologies, Inc. Hollow fiber membrane with compatible reinforcements
US8999454B2 (en) 2012-03-22 2015-04-07 General Electric Company Device and process for producing a reinforced hollow fibre membrane
US9227362B2 (en) 2012-08-23 2016-01-05 General Electric Company Braid welding

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811290U (ja) * 1981-07-14 1983-01-25 松下電器産業株式会社 シヤ−シ金具
JPS6210812B2 (ja) * 1977-12-28 1987-03-09 Yoshino Kogyosho Co Ltd

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0317767Y2 (ja) * 1985-07-02 1991-04-15

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6210812B2 (ja) * 1977-12-28 1987-03-09 Yoshino Kogyosho Co Ltd
JPS5811290U (ja) * 1981-07-14 1983-01-25 松下電器産業株式会社 シヤ−シ金具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6414315U (ja) 1989-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0525529Y2 (ja)
JPH042856Y2 (ja)
JPH0510736Y2 (ja)
JPH0317767Y2 (ja)
JPH0362136U (ja)
JPS58108061U (ja) ドアアウトサイドハンドルの取付構造
JPS6316342Y2 (ja)
JP3103192U (ja) 手鏡
JPH0360096U (ja)
JPS6118708U (ja) 化粧料容器
JP2002253336A (ja) 化粧用コンパクト容器
JPS58187453U (ja) 印章ケ−ス
JPS60123330U (ja) 開口部に閉鎖シ−トを有する金属製蓋体
JPS59159559U (ja) 包装体の構造
JPS59130605U (ja) コンパクト容器
JPH041965U (ja)
JPS642974U (ja)
JPS6083510U (ja) 内面の一部が鏡面となつている箱体
JPH0435965U (ja)
JPH0369531U (ja)
JPS6130583U (ja) 自動車の開閉体構造
JPH0166369U (ja)
JPH0162713U (ja)
JPS60133926U (ja) 箱形手提鞄
JPH0229842U (ja)