JPH0582533B2 - - Google Patents
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- JPH0582533B2 JPH0582533B2 JP59238568A JP23856884A JPH0582533B2 JP H0582533 B2 JPH0582533 B2 JP H0582533B2 JP 59238568 A JP59238568 A JP 59238568A JP 23856884 A JP23856884 A JP 23856884A JP H0582533 B2 JPH0582533 B2 JP H0582533B2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 9
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01L—MEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
- G01L23/00—Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid
- G01L23/22—Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid for detecting or indicating knocks in internal-combustion engines; Units comprising pressure-sensitive members combined with ignitors for firing internal-combustion engines
- G01L23/221—Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid for detecting or indicating knocks in internal-combustion engines; Units comprising pressure-sensitive members combined with ignitors for firing internal-combustion engines for detecting or indicating knocks in internal combustion engines
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は一般に、内燃機関のノツキングセンサ
に関し、特に該ノツキングセンサの取付構造に関
する。
に関し、特に該ノツキングセンサの取付構造に関
する。
[従来技術]
内燃機関においては、一般に、機関の出力を上
げるために圧縮比を上げたり、点火時期を進角さ
せる等の手段がある。しかしながら限度を越すと
火炎伝播し終る前に燃料の未燃部分が自発火して
過激な圧力上昇を生じ、ピストンの焼き付き等機
関の破損に至らしめるおそれがある所謂ノツキン
グ現象を起こす。そのため、従来より機関に発生
したノツキングを検知するノツキングセンサを取
り付け該センサからの検出信号が基づいてノツキ
ング防止対策を行なうものが種々提案されてい
る。第5図、第6図はこのような従来技術に従う
ノツキングセンサを機関に取り付ける際の取付構
造に関する提案を図示したものである。該提案の
概要は、図のごとくシリンダブロツク101のウ
オータジヤケツト109壁にノツキングセンサ1
13の取付用の突起部107を一体的に形成する
ようにしたものである。
げるために圧縮比を上げたり、点火時期を進角さ
せる等の手段がある。しかしながら限度を越すと
火炎伝播し終る前に燃料の未燃部分が自発火して
過激な圧力上昇を生じ、ピストンの焼き付き等機
関の破損に至らしめるおそれがある所謂ノツキン
グ現象を起こす。そのため、従来より機関に発生
したノツキングを検知するノツキングセンサを取
り付け該センサからの検出信号が基づいてノツキ
ング防止対策を行なうものが種々提案されてい
る。第5図、第6図はこのような従来技術に従う
ノツキングセンサを機関に取り付ける際の取付構
造に関する提案を図示したものである。該提案の
概要は、図のごとくシリンダブロツク101のウ
オータジヤケツト109壁にノツキングセンサ1
13の取付用の突起部107を一体的に形成する
ようにしたものである。
上記のごとき取付構造において、ノツキング感
度が大きくなるように、燃焼室からの衝撃波が伝
達し易いシリンダ103中心付近の外壁に各シリ
ンダ103に1個ずつノツキングセンサ113を
設けるのが最も望ましいが、コストアツプになる
うえ制御が複雑になる。そこで各シリンダ103
からのノツキング検出信号の値ができるだけ均一
になるように位置を設定して、即ちシリンダブロ
ツク103外壁の中央部にノツキングセンサ11
3を取り付けるのが一般的である。そしてセンサ
113の取付位置より遠いシリンダ103のノツ
キングを検出できるようにするため、ノツキング
が発生していないときの振動レベルとノツキング
が発生したときの振動レベルとの差を大きく判定
できるように、コントロールボツクス(図示しな
い)の精度を上げている。しかしながら、このよ
うにすると、コントロールボツクス(図示しな
い)の回路が複雑になるだけでなく、機関の劣化
による振動レベルの増加によつて、センサ113
より遠いシリンダ103のノツキングセンサを検
出することが困難となる。そのためセンサ感度を
上げるとノツキングが発生していなくとも、ノツ
キングを回避すべく制御が行なわれてしまうとい
う不具合があつた。
度が大きくなるように、燃焼室からの衝撃波が伝
達し易いシリンダ103中心付近の外壁に各シリ
ンダ103に1個ずつノツキングセンサ113を
設けるのが最も望ましいが、コストアツプになる
うえ制御が複雑になる。そこで各シリンダ103
からのノツキング検出信号の値ができるだけ均一
になるように位置を設定して、即ちシリンダブロ
ツク103外壁の中央部にノツキングセンサ11
3を取り付けるのが一般的である。そしてセンサ
113の取付位置より遠いシリンダ103のノツ
キングを検出できるようにするため、ノツキング
が発生していないときの振動レベルとノツキング
が発生したときの振動レベルとの差を大きく判定
できるように、コントロールボツクス(図示しな
い)の精度を上げている。しかしながら、このよ
うにすると、コントロールボツクス(図示しな
い)の回路が複雑になるだけでなく、機関の劣化
による振動レベルの増加によつて、センサ113
より遠いシリンダ103のノツキングセンサを検
出することが困難となる。そのためセンサ感度を
上げるとノツキングが発生していなくとも、ノツ
キングを回避すべく制御が行なわれてしまうとい
う不具合があつた。
そこでこのような不具合を改善するために、シ
リンダブロツクに振動伝播体を介してノツキング
センサを取り付けるようにしたものが考案された
(実開昭57−194032号公報参照)。
リンダブロツクに振動伝播体を介してノツキング
センサを取り付けるようにしたものが考案された
(実開昭57−194032号公報参照)。
しかしながら上記のごとき考案にあつては、シ
リンダブロツクにノツキングセンサを取り付ける
ための振動伝播体の取付構造が、ボルト等保持具
を介してシリンダブロツク外壁の中央部に直接取
り付けるようになつていた。そのため前記振動伝
播体は、ノツキングの発生源であるシリンダに最
も近いトツプデツキから離れており、ノツキング
による振動が上記振動伝播体にまで伝播してきた
ときには振動が減衰してしまつてノツキング以外
の振動との識別がしにくくなるので、より一層の
ノツキング感知の精度向上を図ることが困難であ
つた。
リンダブロツクにノツキングセンサを取り付ける
ための振動伝播体の取付構造が、ボルト等保持具
を介してシリンダブロツク外壁の中央部に直接取
り付けるようになつていた。そのため前記振動伝
播体は、ノツキングの発生源であるシリンダに最
も近いトツプデツキから離れており、ノツキング
による振動が上記振動伝播体にまで伝播してきた
ときには振動が減衰してしまつてノツキング以外
の振動との識別がしにくくなるので、より一層の
ノツキング感知の精度向上を図ることが困難であ
つた。
[目的]
従つて本発明は従来の技術の上記に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、ノツキングによる振動
とノツキング以外の振動との識別をしやすくする
ことにより、より一層のノツキング感知の精度向
上を図ることが可能な内燃機関におけるノツキン
グセンサの取付構造を提供することにある。
れたもので、その目的は、ノツキングによる振動
とノツキング以外の振動との識別をしやすくする
ことにより、より一層のノツキング感知の精度向
上を図ることが可能な内燃機関におけるノツキン
グセンサの取付構造を提供することにある。
[構成]
上記目的を達成するための本発明の特徴は、長
手方向に複数のシリンダを配設した機関のシリン
ダブロツクの側壁面であつて、該側壁面のトツプ
デツキの側方に側壁面から突出させてトツプデツ
キフランジを形成し、該トツプデツキフランジ下
方にボス状の取付部を設け、該取付部にノツキン
グセンサを取り付けるようにしたノツキングセン
サの取付構造において、前記トツプデツキフラン
ジに所定の厚みを有する厚肉部を少なくとも両端
シリンダのほぼ中心部に渡つて設け、前記トツプ
デツキフランジの所定の厚みは側方透視図におい
てトツプデツキの厚さを含むように形成され、前
記厚肉部に向い、かつ接続するように前記取付部
から上方に延設する補強部材を設け、前記厚肉部
補強部材及び取付部を一体鋳造してなるごときノ
ツキングセンサの取付構造にある。
手方向に複数のシリンダを配設した機関のシリン
ダブロツクの側壁面であつて、該側壁面のトツプ
デツキの側方に側壁面から突出させてトツプデツ
キフランジを形成し、該トツプデツキフランジ下
方にボス状の取付部を設け、該取付部にノツキン
グセンサを取り付けるようにしたノツキングセン
サの取付構造において、前記トツプデツキフラン
ジに所定の厚みを有する厚肉部を少なくとも両端
シリンダのほぼ中心部に渡つて設け、前記トツプ
デツキフランジの所定の厚みは側方透視図におい
てトツプデツキの厚さを含むように形成され、前
記厚肉部に向い、かつ接続するように前記取付部
から上方に延設する補強部材を設け、前記厚肉部
補強部材及び取付部を一体鋳造してなるごときノ
ツキングセンサの取付構造にある。
[作用]
上記のごとき構成において、機関の多シリンダ
のうちのどれかのシリンダ内でノツキングが発生
すると、ノツキングによる振動は周囲に伝播する
が、左右がウオータジヤケツトにより、また下方
はクランクなどのため減衰する結果、まずトツプ
デツキに伝播し、次いで水平方向にトツプデツキ
に隣接するトツプデツキフランジにダイレクトに
伝播し、それから下方へと補強部材及び外壁を介
して取付部へと伝播しノツキングセンサにより検
出される。これにより初期の伝播経路でのロスが
少ないのでノツキングセンサから遠いシリンダの
ノツキングを精度良く感知することができ、これ
により一層のノツキング感知の精度向上を図るこ
とができる。
のうちのどれかのシリンダ内でノツキングが発生
すると、ノツキングによる振動は周囲に伝播する
が、左右がウオータジヤケツトにより、また下方
はクランクなどのため減衰する結果、まずトツプ
デツキに伝播し、次いで水平方向にトツプデツキ
に隣接するトツプデツキフランジにダイレクトに
伝播し、それから下方へと補強部材及び外壁を介
して取付部へと伝播しノツキングセンサにより検
出される。これにより初期の伝播経路でのロスが
少ないのでノツキングセンサから遠いシリンダの
ノツキングを精度良く感知することができ、これ
により一層のノツキング感知の精度向上を図るこ
とができる。
[実施例]
以下図面により本発明の実施例を説明する。
なお第1図〜第4図において、参照番号が同符
号のものは同一物を示す。
号のものは同一物を示す。
第1図、第2図は本発明の第1の実施例に従う
ノツキングセンサの取付構造を示した図である。
ノツキングセンサの取付構造を示した図である。
第1図において、シリンダブロツク1の一側の
側壁上端部には、シリンダ3に近接してトツプデ
ツキフランジ5が設けられている。該トツプデツ
キフランジ5は、図のごとくトツプデツキ11の
側方に側壁面から突出させて形成されており、そ
して前記シリンダブロツク1の側壁中央部から該
ブロツク1の両端側に形成されているシリンダ3
のシリンダ中心部付近までの間では肉厚を厚くと
つて厚肉部17を形成している。前記トツプデツ
キフランジ5は、シリンダ中心部付近から両端側
に至る間ではシリンダブロツク1の軽量化を図る
ためにフランジ5の肉厚を従来例の厚みと同一に
形成している。前記シリンダブロツク1壁には、
その略中心部上側寄りにノツキングセンサ取り付
けのための突起部7が設けられており、この突起
部7を中心しとて前記シリンダブロツク1壁を部
分的に補強している補強部材19即ちリブ19が
図のごとく図面左方向及び右方向に向つて夫々延
長され、前記厚肉部17に接続されている。上述
した突起部7と厚肉部17とが夫々リブ19に接
続している接続部は、ノツキングによる振動の伝
播をよくするために滑らかに接続されている。第
2図は前述のごとく形成されたトツプデツキフラ
ンジ5とシリンダブロツク1及びノツキングセン
サ13との関係を示した側断面図で、前記突起部
7は、ウオータジヤケツト9の上部を構成してい
るトツプデツキ11の下側、前記ウオータジヤケ
ツト9の側面の略中心部に図のごとく形成されて
いる。そして、トツプデツキフランジ5の厚肉部
17の厚みTは側方(A矢視)からみてトツプデ
ツキ11の厚さtを含む程度の形成されている。
前記突起部7にはノツキングセンサ13が取り付
けられており、該ノツキングセンサ13は、トツ
プデツキフランジ5、リブ19、突起部7を介し
て伝播する振動を検知し、該検知結果を検出信号
としてハーネス15を介して図示しないコントロ
ールボツクスに出力する。
側壁上端部には、シリンダ3に近接してトツプデ
ツキフランジ5が設けられている。該トツプデツ
キフランジ5は、図のごとくトツプデツキ11の
側方に側壁面から突出させて形成されており、そ
して前記シリンダブロツク1の側壁中央部から該
ブロツク1の両端側に形成されているシリンダ3
のシリンダ中心部付近までの間では肉厚を厚くと
つて厚肉部17を形成している。前記トツプデツ
キフランジ5は、シリンダ中心部付近から両端側
に至る間ではシリンダブロツク1の軽量化を図る
ためにフランジ5の肉厚を従来例の厚みと同一に
形成している。前記シリンダブロツク1壁には、
その略中心部上側寄りにノツキングセンサ取り付
けのための突起部7が設けられており、この突起
部7を中心しとて前記シリンダブロツク1壁を部
分的に補強している補強部材19即ちリブ19が
図のごとく図面左方向及び右方向に向つて夫々延
長され、前記厚肉部17に接続されている。上述
した突起部7と厚肉部17とが夫々リブ19に接
続している接続部は、ノツキングによる振動の伝
播をよくするために滑らかに接続されている。第
2図は前述のごとく形成されたトツプデツキフラ
ンジ5とシリンダブロツク1及びノツキングセン
サ13との関係を示した側断面図で、前記突起部
7は、ウオータジヤケツト9の上部を構成してい
るトツプデツキ11の下側、前記ウオータジヤケ
ツト9の側面の略中心部に図のごとく形成されて
いる。そして、トツプデツキフランジ5の厚肉部
17の厚みTは側方(A矢視)からみてトツプデ
ツキ11の厚さtを含む程度の形成されている。
前記突起部7にはノツキングセンサ13が取り付
けられており、該ノツキングセンサ13は、トツ
プデツキフランジ5、リブ19、突起部7を介し
て伝播する振動を検知し、該検知結果を検出信号
としてハーネス15を介して図示しないコントロ
ールボツクスに出力する。
上記構成の作用を以下に説明する。
各々のシリンダ3のボア壁内で発生したノツキ
ングは、上下、左右の周囲に伝播するが、左右は
周囲のウオータジヤケツト9により減衰し、また
下方はクランクなどにより減衰するため、まずト
ツプデツキ11に伝播し、次いでこの固体部分で
ある該デツキ11から水平方向にダイレクトとト
ツプデツキフランジ5の厚肉部17へと伝播す
る。そしてこの厚肉部17から下方へと突起部7
と続くリブ19及び外壁を介して伝播する。これ
によりトツプデツキ11からの振動が前記厚肉部
17、リブ19、突起部7を介してノツキングセ
ンサ13に伝播されることとなる。この伝播は初
期の強力な振動成分がトツプデツキ11から減衰
なしに厚肉部17へと伝えられる事により達成さ
れる。よつてノツキングの振動発生源に最も近い
箇所で発生した振動成分を略そのままの状態で検
知することが可能であるので、伝播経路の終端側
に到つて減衰したり或いは経路の途中で発生した
ノツキング以外の振動成分の影響を受けて該振動
成分と混ざり合つた振動成分を感知するものより
も、はるかに精度の高いノツキングの検出が可能
である。
ングは、上下、左右の周囲に伝播するが、左右は
周囲のウオータジヤケツト9により減衰し、また
下方はクランクなどにより減衰するため、まずト
ツプデツキ11に伝播し、次いでこの固体部分で
ある該デツキ11から水平方向にダイレクトとト
ツプデツキフランジ5の厚肉部17へと伝播す
る。そしてこの厚肉部17から下方へと突起部7
と続くリブ19及び外壁を介して伝播する。これ
によりトツプデツキ11からの振動が前記厚肉部
17、リブ19、突起部7を介してノツキングセ
ンサ13に伝播されることとなる。この伝播は初
期の強力な振動成分がトツプデツキ11から減衰
なしに厚肉部17へと伝えられる事により達成さ
れる。よつてノツキングの振動発生源に最も近い
箇所で発生した振動成分を略そのままの状態で検
知することが可能であるので、伝播経路の終端側
に到つて減衰したり或いは経路の途中で発生した
ノツキング以外の振動成分の影響を受けて該振動
成分と混ざり合つた振動成分を感知するものより
も、はるかに精度の高いノツキングの検出が可能
である。
第3図は本発明の第2の実施例に従うノツキン
グセンサの取付構造を示したものである。本実施
例と前記第1の実施例との相違点は、前記第1の
実施例において設けられた厚肉部17の中央部の
肉厚を、図のごとく前記実施例のものよりも薄く
し、両端部に向うにしたがつて徐々に厚くした点
にある。上記のように厚肉部17を形成した理由
は、ノツキングセンサ13の取付位置より離れて
いるシリンダ3ほどノツキングが伝播しにくいた
めに厚肉部17の肉厚を厚く形成して伝播しやす
くし、又ノツキングセンサ13の取付位置に近い
シリンダ3ほどノツキングが伝播しやすいため
に、前記肉厚部17の肉厚を薄く形成して全体と
してトツプデツキフランジ5の大幅な軽量化を図
つたものである。
グセンサの取付構造を示したものである。本実施
例と前記第1の実施例との相違点は、前記第1の
実施例において設けられた厚肉部17の中央部の
肉厚を、図のごとく前記実施例のものよりも薄く
し、両端部に向うにしたがつて徐々に厚くした点
にある。上記のように厚肉部17を形成した理由
は、ノツキングセンサ13の取付位置より離れて
いるシリンダ3ほどノツキングが伝播しにくいた
めに厚肉部17の肉厚を厚く形成して伝播しやす
くし、又ノツキングセンサ13の取付位置に近い
シリンダ3ほどノツキングが伝播しやすいため
に、前記肉厚部17の肉厚を薄く形成して全体と
してトツプデツキフランジ5の大幅な軽量化を図
つたものである。
第4図は本発明の第3の実施例に従うノツキン
グセンサの取付構造を示したものである。本実施
例と前記第1の実施例との相違点は、前記第1の
実施例で設けたリブ19の他に図のごとく水平リ
ブ21を突起部7を中心として図面左右方向に延
長してシリンダブロツク1の外壁に設けた点にあ
る。これによつてトツプデツキ11からの振動成
分のみならず、シリンダブロツク1の外壁に伝播
した振動成分をも併せて検知することが可能とな
つたため前記第1の実施例のものよりも更にノツ
キング感知の精度向上を図ることができるもので
ある。
グセンサの取付構造を示したものである。本実施
例と前記第1の実施例との相違点は、前記第1の
実施例で設けたリブ19の他に図のごとく水平リ
ブ21を突起部7を中心として図面左右方向に延
長してシリンダブロツク1の外壁に設けた点にあ
る。これによつてトツプデツキ11からの振動成
分のみならず、シリンダブロツク1の外壁に伝播
した振動成分をも併せて検知することが可能とな
つたため前記第1の実施例のものよりも更にノツ
キング感知の精度向上を図ることができるもので
ある。
上述したごとき本発明に従う第1、第2、第3
の実施例によれば、いずれの実施例においても2
個以上のノツキングセンサを用いずにノツキング
感知の精度向上が図れるので1個のセンサで全気
筒のノツキングの検出が可能となり、コスト低下
にも資する。なお上述した内容はあくまで本発明
に従う実施例に関するものであつて、本発明が上
述した内容のみに限定されることを意味するもの
でないのは勿論である。
の実施例によれば、いずれの実施例においても2
個以上のノツキングセンサを用いずにノツキング
感知の精度向上が図れるので1個のセンサで全気
筒のノツキングの検出が可能となり、コスト低下
にも資する。なお上述した内容はあくまで本発明
に従う実施例に関するものであつて、本発明が上
述した内容のみに限定されることを意味するもの
でないのは勿論である。
[効果]
以上説明したように本発明によれば、ノツキン
グによる振動とノツキング以外の振動との識別を
しやすくすることができ、より一層のノツキング
感知の精度向上を図ることが可能なノツキングセ
ンサの取付構造を提供することができる。
グによる振動とノツキング以外の振動との識別を
しやすくすることができ、より一層のノツキング
感知の精度向上を図ることが可能なノツキングセ
ンサの取付構造を提供することができる。
第1図は本発明の第1の実施例に従うシリンダ
ブロツクの全体斜視図、第2図は第1図の−
線切断断面図、第3図は本発明の第2の実施例に
従うシリンダブロツクの全体斜視図、第4図は本
発明の第3の実施例に従うシリンダブロツクの全
体斜視図、第5図は従来技術に従うシリンダブロ
ツクの全体斜視図、第6図は第5図の−線切
断部分断面図である。 1……シリンダブロツク、3……シリンダ、5
……トツプデツキフランジ、7……突起部(取付
部)、11……トツプデツキ、13……ノツキン
グセンサ、17……厚肉部、19……リブ(補強
部材)、21……水平リブ(補強部材)。
ブロツクの全体斜視図、第2図は第1図の−
線切断断面図、第3図は本発明の第2の実施例に
従うシリンダブロツクの全体斜視図、第4図は本
発明の第3の実施例に従うシリンダブロツクの全
体斜視図、第5図は従来技術に従うシリンダブロ
ツクの全体斜視図、第6図は第5図の−線切
断部分断面図である。 1……シリンダブロツク、3……シリンダ、5
……トツプデツキフランジ、7……突起部(取付
部)、11……トツプデツキ、13……ノツキン
グセンサ、17……厚肉部、19……リブ(補強
部材)、21……水平リブ(補強部材)。
Claims (1)
- 1 長手方向に複数のシリンダを配設した機関の
シリンダブロツクの側壁面であつて、該側壁面の
トツプデツキの側方に側壁面から突出させてトツ
プデツキフランジを形成し、該トツプデツキフラ
ンジ下方にボス状の取付部を設け、該取付部にノ
ツキングセンサを取り付けるようにしたノツキン
グセンサの取付構造において、前記トツプデツキ
フランジに所定の厚みを有する厚肉部を少なくと
も両端シリンダのほぼ中心部に渡つて設け、前記
トツプデツキフランジの所定の厚みは側方透視図
においてトツプデツキの厚さを含むように形成さ
れ、前記厚肉部に向い、かつ接続するように前記
取付部から上方に延設する補強部材を設け、前記
厚肉部、補強部材及び取付部を一体鋳造してなる
ことを特徴とするノツキングセンサの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23856884A JPS61117418A (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 | ノツキングセンサの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23856884A JPS61117418A (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 | ノツキングセンサの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61117418A JPS61117418A (ja) | 1986-06-04 |
JPH0582533B2 true JPH0582533B2 (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=17032153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23856884A Granted JPS61117418A (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 | ノツキングセンサの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61117418A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4305118B2 (ja) | 2003-10-10 | 2009-07-29 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関のシリンダブロック |
JP2013024101A (ja) | 2011-07-20 | 2013-02-04 | Yamaha Motor Co Ltd | 内燃機関およびそれを備えた鞍乗型車両 |
JP2013024100A (ja) * | 2011-07-20 | 2013-02-04 | Yamaha Motor Co Ltd | 内燃機関およびそれを備えた鞍乗型車両 |
FR2994214B1 (fr) * | 2012-07-31 | 2016-01-01 | Renault Sas | Moteur a combustion equipe d'un dispositif de detection du cliquetis comportant un capteur de vibrations monte sur la rampe d'injection du moteur |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57194032U (ja) * | 1981-06-05 | 1982-12-09 | ||
JPS58111364U (ja) * | 1982-01-26 | 1983-07-29 | 日産自動車株式会社 | ノツキング回避装置 |
-
1984
- 1984-11-14 JP JP23856884A patent/JPS61117418A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61117418A (ja) | 1986-06-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |