JPH0582401U - 処置具 - Google Patents

処置具

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JPH0582401U
JPH0582401U JP2278392U JP2278392U JPH0582401U JP H0582401 U JPH0582401 U JP H0582401U JP 2278392 U JP2278392 U JP 2278392U JP 2278392 U JP2278392 U JP 2278392U JP H0582401 U JPH0582401 U JP H0582401U
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JP
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treatment instrument
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JP2278392U
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士郎 備藤
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】腹腔鏡の観察窓が曇ったり、血液や粘液が観察
窓に付着して視野が保たれなくなったとき、処置具本体
の噴出口から送水または送気することにより、光学視管
を体腔外に抜き取ることなく洗浄して視野を確保するこ
とができる処置具を提供することにある。 【構成】体壁を貫通して体腔内に挿入されたシースを案
内として体腔内に挿入可能で先端部に処置部3を有した
処置具本体1に流体通路2を設けると共に、この処置具
本体1の処置部3の近傍に流体通路2から供給された液
体または気体を噴出する噴出口14を設け、腹腔鏡の観
察窓が曇ったり、血液や粘液が観察窓に付着して視野が
保たれなくなったとき、噴出口14から送水または送気
することにより、観察窓を洗浄する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば生体の体壁を貫通して挿入されたシースを案内として腹 腔内に挿入して腹腔内の処置を行う処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
生体の腹壁にトラカール等のシースを貫通し、このシースを案内として光学 視管としての腹腔鏡や処置具を腹腔内に挿入し、腹腔鏡によって観察しながら処 置具によって例えば胆のうの摘出手術を行っている際に、腹腔鏡の観察窓が曇っ たり、出血した血液や粘液が観察窓に付着して視野が保たれない事態が発生する 。
【0003】 このような場合、シースを介して腹腔鏡を体腔外に抜き取り、観察窓を洗浄し たり、拭き払って曇りや付着物を取り除き、再びシースを案内として腹腔鏡を腹 腔内に挿入して手術を再開している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、腹腔鏡の観察窓が曇ったり、血液や粘液が観察窓に付着して視野が 保たれなくなったとき、その都度腹腔鏡を体腔外に抜き取り、観察窓を洗浄した り、拭き払って曇りや付着物を取り除き、再び体腔内に挿入する操作は非常に煩 雑となり、その都度手術を中断せざるを得ないという不都合がある。 特に出血量が多い場合には何度も腹腔鏡を挿脱する必要があり、手術時間が長 くなるという問題がある。
【0005】 この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、 腹腔鏡等の光学視管の観察窓が曇ったり、血液や粘液が観察窓に付着して視野が 保たれなくなったとき、光学視管を体腔外に抜き取ることなく洗浄して視野を確 保することができる処置具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、前記目的を達成するために、体腔内に挿入可能で先端部に処置 部を有した処置具本体と、この処置具本体に設けられた流体通路と、前記処置具 本体の処置部近傍に設けられ前記流体通路から供給された液体または気体を噴出 する噴出口とを具備したことにある。
【0007】
【作用】
例えば、シースを案内として光学視管や処置具本体を体腔内に挿入し、光学 視管によって患部を観察しながら処置具本体の処置部によって患部を処置する手 術中に光学視管の観察窓が曇ったり、血液や粘液が付着して視野が保たれなくな ったとき、流体通路から液体または気体を供給し、噴出口から液体または気体を 観察窓に向かって噴射して洗浄することにより視野を確保する。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の各実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1および図2は第1の実施例で、図1は処置具を示し、図2は処置具の使用 状態を示す。1は細いパイプからなる処置具本体で、この内部には流体通路2が 設けられている。
【0010】 処置具本体1の先端部には処置部としての鉗子3が固定されている。この鉗子 3は処置具本体1の先端内部において進退自在なスライダ4に連結され、このス ライダ4の進退操作によって開閉自在である。さらに、このスライダ4の外周面 には環状溝が設けられ、この環状溝には処置具本体1の内周面との間を気密にシ ールするOリング5が設けられている。
【0011】 前記スライダ4は処置具本体1の流体通路2の内部を進退自在な鉗子操作ワイ ヤ6の先端部と連結され、この鉗子操作ワイヤ6の基端部は処置具本体1の手元 操作部7まで導かれている。
【0012】 手元操作部7には指掛け部8aを有する前側操作部材8の一端部が固定され、 この前側操作部材8の固定部側には枢支部9を支点として回動自在な後側操作部 材10が設けられている。この後側操作部材10の端部にも指掛け部10aが設 けられ、この反対側の端部は前記鉗子操作ワイヤ6の基端部と連結されている。
【0013】 したがって、手元操作部7の前側操作部材8に対して後側操作部材10を回動 することにより、鉗子操作ワイヤ6は進退自在であり、この鉗子操作ワイヤ6は 処置具本体1の基端部に装着されたゴムキャップ11によってシールされた状態 にある。
【0014】 処置具本体1の基端部には流体通路2と連通する送水口金12が側方に突出し て設けられ、この送水口金12には送水コック13が設けられている。さらに、 処置具本体1の鉗子3の近傍には流体通路2と連通し側方に向かって開口する噴 出口14が設けられている。 このように構成された処置具を用いて体腔内の臓器の手術を行う際の作用につ いて説明する。
【0015】 まず、図2に示すように、腹壁15を貫通して腹腔Aに挿入したシースとして の第1のトラカール16をガイドとして光学視管としての腹腔鏡17を腹腔Aに 挿入する。また、処置具本体1の送水口金12に送水装置(図示しない)に接続 する送水チューブ18を接続すると共に、同様に腹壁15を貫通して腹腔Aに挿 入した第2のトラカール19をガイドとして処置具本体1を腹腔Aに挿入する。
【0016】 腹腔鏡17によって手術部位Bを観察しながら処置具本体1の鉗子3を手術部 位Bに導き、腹腔鏡17によって観察しながら鉗子3によって手術部位Bの処置 を行う。
【0017】 手術中に、腹腔鏡17の観察窓17aが曇ったり、出血した血液や粘液が付着 して視野が保たれなくなった場合、送水コック13を開弁すると、送水装置から 送水チューブ18を介して流体通路2に送水され、さらに流体通路2と連通する 噴出口14から噴射する。
【0018】 したがって、この噴出口14から噴射流体を腹腔鏡17の観察窓17aに向け ることにより、観察窓17aを洗浄して視野を確保することができる。この場合 、腹腔鏡17の観察窓17aと噴射口14は至近距離にあるため高圧流体によっ て瞬時に洗浄でき、手術を継続することができる。
【0019】 なお、第1の実施例によれば、送水口金12に送水装置と接続する送水チュー ブ18を接続して送水する場合について説明したが、液体を収容したシリンジや ゴム球を装着し、術者の手指操作によって圧送するようにしてもよい。
【0020】 また、送水口金12に送気装置と接続して噴射口14から送気することもでき 、送水したのち送気に切り換え、観察窓17aに付着した水滴を吹き飛ばして乾 燥するようにしてもよく、温風を噴射することにより、観察窓17aの曇りを瞬 時に取り除くことができる。
【0021】 さらに、腹腔鏡17の観察窓17aの洗浄のみならず、手術中に患部から出血 した血液を洗い流す場合においても、従来のように、洗浄用チューブと処置具と を入れ替えることなく、そのまま処置具本体1の噴出口14から噴射する液体に よって洗い流すことができる。
【0022】 図3は第2の実施例を示し、第1の実施例と同一構成部分は同一番号を付して 説明を省略する。処置具としての注射針20の外パイプ21の内部には内パイプ 22が同軸的に挿入され、この外パイプ21と内パイプ22との間には流体通路 2が形成されている。
【0023】 内パイプ22の先端部には外パイプ21の先端に装着したシール部23を貫通 して突出する針24が設けられ、この内パイプ22の基端部にはシリンジ(図示 しない)が装着される口金25が設けられている。
【0024】 外パイプ21の先端近傍には側方へ貫通する噴出口14が設けられ、流体通路 2を介して供給された液体または気体を噴出口14から噴射できるようになって いる。したがって、第1の実施例と同様の効果が得られる。
【0025】 図4は第3の実施例を示し、第1の実施例と同一構成部分は同一番号を付して 説明を省略する。処置具本体1の先端部26には処置具本体1の軸方向に水流が 出るように噴出口としてのジェットノズル27が設けられている。
【0026】 したがって、送水ポンプ28によって加圧された液体が送水チューブ18を介 して処置具本体1に導かれ、液体はジェットノズル27から勢き良く噴射するた め、組織に向かって噴射することにより、今まで洗浄してもなかなか洗い流せな かった凝血などを洗い流すことができる。
【0027】 図5は第4の実施例を示し、第1の実施例と同一構成部分は同一番号を付して 説明を省略する。処置具としての高周波処置具29の先端部の高周波処置部30 の近傍には軸方向に水流が出るように噴出口としてのジェットノズル31が設け られている。
【0028】 したがって、送水ポンプ等によって加圧された液体が高周波処置具29に導か れ、液体はジェットノズル30から勢き良く噴射するため、組織に向かって噴射 させることができる。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、腹腔鏡等の光学視管の観察窓が曇 ったり、血液や粘液が観察窓に付着して視野が保たれなくなったとき、処置具本 体の噴出口から送水または送気することにより、光学視管を体腔外に抜き取るこ となく洗浄して視野を確保することができる。
【0030】 さらに、光学視管の洗浄のみならず、手術中に患部から出血した血液を洗い流 す場合においても、従来のように、洗浄用チューブと処置具とを入れ替えること なく、そのまま処置具本体の噴出口から噴射する液体によって洗い流すことがで きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例に係わる処置具の一部
を切欠した側面図。
【図2】同実施例の処置具の使用状態の説明図。
【図3】この考案の第2の実施例に係わる処置具の縦断
側面図。
【図4】この考案の第3の実施例に係わる処置具の側面
図。
【図5】この考案の第4の実施例に係わる処置具の側面
図。
【符号の説明】
1…処置具本体、2…流体通路、3…鉗子(処置部)、
14…噴出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入可能で先端部に処置部を有
    した処置具本体と、この処置具本体に設けられた流体通
    路と、前記処置具本体の処置部近傍に設けられ前記流体
    通路から供給された液体または気体を噴出する噴出口と
    を具備したことを特徴とする処置具。
JP2278392U 1992-04-10 1992-04-10 処置具 Withdrawn JPH0582401U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2278392U JPH0582401U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 処置具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2278392U JPH0582401U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 処置具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0582401U true JPH0582401U (ja) 1993-11-09

Family

ID=12092276

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JP2278392U Withdrawn JPH0582401U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 処置具

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JP (1) JPH0582401U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022079009A (ja) * 2020-11-14 2022-05-26 順治 今西 腹腔鏡手術用洗浄装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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