JPH05822A - ガラスびん成形機の監視システム及び監視方法 - Google Patents

ガラスびん成形機の監視システム及び監視方法

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JPH05822A
JPH05822A JP17717091A JP17717091A JPH05822A JP H05822 A JPH05822 A JP H05822A JP 17717091 A JP17717091 A JP 17717091A JP 17717091 A JP17717091 A JP 17717091A JP H05822 A JPH05822 A JP H05822A
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vibration
glass bottle
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Yoshihiro Yamato
芳宏 大和
Kiyoshi Chiku
清 知久
Yoshio Yamaguchi
芳生 山口
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Toyo Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メンテナンスの管理を容易にし、製品不良の
発生を抑えるガラスびん成形機の監視システム及び監視
方法を提供する。 【構成】 ガラスびん成形機1a〜1hのフレームに取
付けられ、一連の製びん動作の過程で発生する振動を測
定するための振動センサ3a〜3hと、ガラスびん成形
機1a〜1hの一連の製びん動作の始点を定める基準信
号を生成するための基準信号発生器9と、振動センサ3
a〜3hからの測定値と基準信号とを受け、該基準信号
からの振動ピークの出現状況を測定・解析し、この解析
結果を正常運転時における標準の振動波形と比較して、
この比較結果が正常か異常かを判断するための波形解析
装置11とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一連の製びん動作の過
程で発生するガラスびん成形機の振動を監視する監視シ
ステム及び監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガラスびんの成形方式として
は、ブロー・ブロー方式、プレス・ブロー方式、及び4
1プロセス方式など種々の成形方式が知られている。い
ずれの成形方式も、まず粗型内にゴブ・インした後に、
びんの口部を成形して、いわゆるパリソンを成形し、こ
れをトランスファーして仕上げ型に移動し、この仕上げ
型内で、完全なガラスびんの形状に仕上げるものであ
る。これら方式に用いられるガラスびん成形機は、上記
の各工程を司る数種類の製びん機器を、単一のフレーム
上に搭載して成るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各工程を司
るいずれかの製びん機器に、異常が発生した場合には、
ガラスびんの成形不良となって現れる。このような場合
に、従来では、成形不良が出てから、製びん機器の異常
を発見するので、それから機器のメンテナンスに入った
のでは、製造管理上、きわめて不経済であるという問題
がある。
【0004】これを解消するため、従来では、各種製び
ん機器のメンテナンスを定期的に実行したり、突発的な
異常に対し、異常音や振動等を目視して、それに基づい
て、メンテナンスを実行したりしている。しかしなが
ら、この種の方法では、メンテナンスの管理がきわめて
厄介になるという問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、メンテナンスの管理を容
易にすると共に、製品不良の発生を抑えることのできる
ガラスびん成形機の監視システム及び監視方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一連の製びん動作を行うガラスびん成形
機に取付けられ、一連の各動作の過程で発生する振動を
測定する振動センサと、ガラスびん成形機の一連の製び
ん動作の始点を定める基準信号を生成する基準信号発生
器と、振動センサからの測定値と基準信号とを受け、該
基準信号からの振動ピークの出現状況を測定・解析し、
この解析結果を正常運転時における標準の振動波形と比
較して、この比較結果が正常か異常かを判断する波形解
析装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】また他の発明は、ガラスびん成形機におけ
る一連の製びん動作の過程で発生する振動を測定すると
共に、ガラスびん成形機の一連の製びん動作の始点を定
める基準信号を生成し、この基準信号からの振動ピーク
の出現状況を測定・解析し、この解析結果を正常運転時
における標準の振動波形と比較して、この比較結果が正
常か異常かを判断することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、振動センサを介して、ガラス
びん成形機における一連の製びん動作の過程で発生する
振動を測定すると共に、基準信号発生器を介して、ガラ
スびん成形機の一連の製びん動作の始点を定める基準信
号を生成し、波形解析装置を介して、上記の基準信号か
らの振動ピークの出現状況を測定・解析し、この解析結
果を正常運転時における標準の振動波形と比較し、この
比較結果が正常か異常かを判断する。正常であれば、一
連の製びん動作を継続すればよいし、異常であれば、ガ
ラスびん成形機を停止して、メンテナンスを実行すれば
よい。
【0009】
【実施例】以下、本発明によるガラスびん成形機の監視
システム及び監視方法の一実施例を、図1乃至図3を参
照して説明する。
【0010】図1において、1a〜1hは、8つのセク
ションから成るガラスびん成形機を示している。各ガラ
スびん成形機1a〜1hは、各セクションフレーム(図
示せず)上に搭載されている。ガラスびん成形機1a〜
1hには、各セクションフレームの振動を計測する例え
ば圧電素子型などの振動センサ3a〜3hが取付けら
れ、各振動センサ3a〜3hは、振動測定器5に接続さ
れている。
【0011】ガラスびん成形機には、マシンコントロー
ラ7が付設され、このマシンコントローラ7から出力さ
れるリセットパルスは、基準信号発生器9に送られ、こ
こでは、後述の基準信号が生成されるようになってい
る。この基準信号発生器9と振動測定器5とは、波形解
析装置11に接続され、この波形解析装置11には、解
析された波形をメモリするメモリ装置13と、それをモ
ニタするモニタ装置14とが接続されている。
【0012】波形解析装置11は、警報装置15に接続
されると共に、各ガラスびん成形機1a〜1hのコント
ロールボックス17a〜17hに接続され、解析波形に
異常があった場合には、警報信号を発すると共に、各ガ
ラスびん成形機1a〜1hの停止信号を発するよう構成
されている。
【0013】次に、ガラスびんの成形工程を41プロセ
ス方式を例にとって説明する。
【0014】41プロセス方式では、図2に示すよう
に、まず、粗型が降下し(ステップ1)、この粗型内に
ゴブ・インした後(ステップ2)、バッフルが降下し
(ステップ3)、プランジャが上昇し(ステップ4)、
その後、びんの口部及びパリソンが成形される(ステッ
プ5)。次に、プランジャが降下し(ステップ6)、バ
ッフルが上昇し(ステップ7)、更に粗型が上昇し(ス
テップ8)、トランスファーして(ステップ9)、仕上
げ型に移動し(ステップ10)、この仕上げ型内では、
パリソンから完全なガラスびんの形状に仕上げられる。
【0015】ステップ1〜10における各製びん機器の
一連の製びん動作は、図3に示すような、振動波形19
になって現れ、この波形19の複数のピークは、図示の
ように、各ステップ1〜10に対応して現れる。
【0016】次に、この実施例の作用を説明する。
【0017】図3に示すような、正常運転時における標
準の振動波形は、予め、波形解析装置11にメモリされ
る。
【0018】振動センサ3a〜3hで検出された各ガラ
スびん成形機1a〜1hの実際の振動値は(S1)、図
4に示すように、振動測定器5を通じて振動値に比例し
た信号aに変換され(S2)、波形解析装置11に送ら
れる。一方、マシンコントローラ7から出力されるリセ
ットパルスは、基準信号発生器9に送られ(S3)、こ
こで各セクション1a〜1h数分の基準信号bに変換さ
れ、この基準信号bは波形解析装置11に入力される。
【0019】波形解析装置11では、上記の基準信号b
を受けて、図3に示すように、基準信号bからの振動ピ
ークの発生時間や、高さや、周波数など(即ち、ピーク
の出現状況)を測定・解析し(S4)、この解析結果
を、正常運転時における標準の振動波形と比較する(S
5)。
【0020】そして、比較結果が異常(この場合には、
ガラスびん成形機に異常がある)であると判断すると、
波形解析装置11は、警報装置15に警報信号を発し
て、異常のあるセクション1a〜1hに対応するランプ
を点灯させると共に(S6)、各コントロールボックス
17a〜17hに停止信号を発して、異常のあるガラス
びん成形機1a〜1hを停止させる(S7)。
【0021】尚、標準の振動波形と比較して、その比較
結果が正常であれば、当然に、そのまゝ運転を継続する
(S8)。
【0022】しかして、この実施例によれば、各振動セ
ンサ3a〜3hを通じて、リアルタイムに計測される振
動値と、予め求められた標準の振動波形とが、波形解析
装置11で比較され、この比較結果に基づいて、ガラス
びん成形機の運転状況が監視されるので、異常の予知が
可能になり、計画的にメンテナンスを実行できると共
に、異常時には、ガラスびん成形機を即時停止すること
ができるので、製品不良の発生を最少限に抑えることが
できる。
【0023】また、このシステムは、ガラスびん成形機
から周期的に発生する一連の振動を監視するシステムで
あるので、監視目的物(各種機器類)の各々にセンサを
取付ける必要はなく、少なくとも1個のセンサをセクシ
ョンフレームに取付けるだけで、各種機器類の振動を全
て監視することができる。
【0024】更に、振動センサを非接触式のセンサにす
れば、成形機から離れた位置からも監視することができ
る。また、振動波形を長期間に亘って観測して、ピーク
高さや振動数の変化などをデータ化しておけば、このデ
ータをメンテナンスの管理に有効利用することができ
る。
【0025】以上、一実施例に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は、これに限定されるものでないことは明
らかである。
【0026】例えば、基準信号bの生成に関し、マシン
の各セクションから基準信号bを取出すように構成すれ
ば、上記基準信号発生器9は、省略することができる。
【0027】また、上記実施例では、ガラスびん成形機
1a〜1h毎に、振動センサ3a〜3hを取付けている
が、8つのガラスびん成形機1a〜1hを担持する単一
のマシンベッド上に、単一の振動センサを取付け、この
単一の振動センサにより、8つのガラスびん成形機1a
〜1hのそれぞれの振動を同時に監視するよう構成して
もよい。この場合には、振動センサにより測定された振
動波形を、全セクションの振動波形として現すと共に、
8つのガラスびん成形機1a〜1hの各基準信号をそれ
ぞれ生成し、それぞれの基準信号に基づいて、それぞれ
振動波形を観察するよう構成すればよい。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、振動センサを通じてリアルタイムに計測され
る振動値と、予め求められた標準の振動波形とを、波形
解析装置を用いて比較し、この比較結果に基づいて、ガ
ラスびん成形機の運転状況を監視するようにしたので、
ガラスびん成形機の異常の予知が可能になり、計画的に
メンテナンスを実行することができる。また、波形解析
装置での判断結果が異常である場合に、警報を発し、又
はガラスびん成形機を即時停止させるよう構成すれば、
ガラスびんの成形不良の発生を最少限に抑え、金型類の
損傷を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による監視システムの一実施例を示す線
図である。
【図2】ガラスびんの成形システムを示すフローチャー
トである。
【図3】振動波形の一例を示す線図である。
【図4】本発明による監視システムを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1a〜1h ガラスびん成形機 3a〜3h 振動センサ 5 振動測定器 7 マシンコントローラ 9 基準信号発生器 11 波形解析装置 13 メモリ装置 14 モニタ装置 15 警報装置 17a〜17h コントロールボックス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一連の製びん動作を行うガラスびん成形
    機に取付けられ、一連の各動作の過程で発生する振動を
    測定する振動センサと、前記ガラスびん成形機の一連の
    製びん動作の始点を定める基準信号を生成する基準信号
    発生器と、前記振動センサからの測定値と前記基準信号
    とを受け、該基準信号からの振動ピークの出現状況を測
    定・解析し、この解析結果を正常運転時における標準の
    振動波形と比較して、この比較結果が正常か異常かを判
    断する波形解析装置とを備えたことを特徴とするガラス
    びん成形機の監視システム。
  2. 【請求項2】 ガラスびん成形機における一連の製びん
    動作の過程で発生する振動を測定すると共に、前記ガラ
    スびん成形機の一連の製びん動作の始点を定める基準信
    号を生成し、この基準信号からの振動ピークの出現状況
    を測定・解析し、この解析結果を正常運転時における標
    準の振動波形と比較して、この比較結果が正常か異常か
    を判断することを特徴とするガラスびん成形機の監視方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0294357A (ja) * 1988-09-30 1990-04-05 Kanai Hiroyuki アルカリ電池用セパレーター
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