JPH0582105U - 電気部品のケース構造 - Google Patents

電気部品のケース構造

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JPH0582105U
JPH0582105U JP2899492U JP2899492U JPH0582105U JP H0582105 U JPH0582105 U JP H0582105U JP 2899492 U JP2899492 U JP 2899492U JP 2899492 U JP2899492 U JP 2899492U JP H0582105 U JPH0582105 U JP H0582105U
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JP
Japan
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case
capacitor
strength
dielectric
capacitor electrode
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JP2899492U
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直志 島
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケースの強度を向上させてケースの変形を防
止し、また、外観を損なわないようにすること。 【構成】 ケース51の長手方向と同方向の端部を上方
に折曲して略全長にわたって側片58を形成する。この
側片58に誘電体同軸共振器36の端面を当てて位置決
めする。この側片58によりケース51の長手方向と直
交する方向にかかる力に対して強度が向上する。従っ
て、ケース51の輸送時等における変形を防止でき、製
品としての強度が向上する。また、側片58をケース5
1の端部に形成しているため、ケース51の中央部分に
位置決め部を形成する必要がない。そのため、ケース5
1の外観を損なうことがなく、また、ケース51の平面
度が出せる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、マイクロ波帯のフィルタとして用いられる誘電体フィルタにおける 電気部品のケース構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来例を示し、例えば、自動車電話や携帯電話等の移動通信機器に用 いられる誘電体フィルタの分解斜視図を示しており、例えば、バンドパスフィル タで構成されている。 図6において、ケース1の底面の一方側に5個の誘電体同軸共振器2〜6が並 設されるようになっている。各誘電体同軸共振器2〜6の端面に開口した穴の内 面に膜状の内側導体が形成されており、この内側導体に接触接続される結合端子 7が上記穴内に圧入される。この結合端子7を圧入した側の端面を除いた誘電体 同軸共振器2〜6の外表面には外側導体が膜状に形成してある。また、ケース1 の底面の他方側、すなわち誘電体同軸共振器2〜6の開放端側が位置する側には 絶縁体からなるスペーサ9を介して誘電体の結合基板8が配設されている。
【0003】 この結合基板8の上面には、上記誘電体同軸共振器2〜6から導出した結合端 子7の先端がそれぞれ接続される膜状のコンデンサ電極膜10〜14が形成して ある。コンデンサ電極膜10に対応した結合基板8の下面にコンデンサ電極膜が 形成されていて、このコンデンサ電極膜に入出力端子16が接続されている。ま た、結合基板8の端部に形成したコンデンサ電極膜15に入出力端子17が接続 され、外部と接続されるようになっている。更に、減衰特性調整用のコイル18 の一端が結合基板8のコンデンサ電極膜15に接続され、コイル18の他端はケ ース1に接地される。 上記各部材を配設したケース1の上面側には下面を開口した箱状のカバー19 がケース1との嵌合にて覆設されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
かかる従来例において、誘電体同軸共振器2〜6をケース1の底面に配設する 場合には以下のような方法で行っていた。すなわち、図6〜図8に示すように、 ケース1の中央部に押し出し加工で形成した位置決め部としての突部20を設け て、この略三角状の突部20の端面側に誘電体同軸共振器2〜6をそれぞれ当て て位置決めをしていた。そして、位置決めした誘電体同軸共振器2〜6の外周面 の外部導体とケース1とを半田付けをして電気的、機械的に固定していた。 また、他の方法としては、図9に示すように、ケース1に穴21を切り欠いて 突片22を上方に折曲して誘電体同軸共振器2〜6の位置決め用としていた。
【0005】 かかる場合、誘電体同軸共振器2〜6の位置決めはできるものの、突部20や 突片22を形成するため、ケース1の強度が弱くなって変形しやすいという問題 がある。また、突部20や突片22を形成すべくケース1に穴23(図8参照) ,21(図9参照)をあけるために、電磁界リークが発生したり、外観が悪くな ったり、さらにはケース1の平面度がなくなる等の種々の不具合が生じるという 問題があった。
【0006】 本考案は上述の点に鑑みて提供したものであって、ケースの強度を向上させて ケースの変形を防止し、また、外観を損なわないようにすることを目的とした電 気部品のケース構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ケースの底面に位置決め部を介して電気部品を配設するようにした 電気部品のケース構造において、ケースの長手方向と同方向の端部を上方に折曲 して形成した側片を上記位置決め部として構成したものである。
【0008】
【作用】
本考案は、ケースの長手方向と同方向の端部を上方に折曲して形成した側片を 位置決め部として構成することにより、ケースの長手方向と直交する方向にかか る力に対しての強度が向上し、ケースの輸送時等における変形を防止することが でき、製品としての強度が向上する。また、端部に形成した側片にて電気部品の 位置決めを行っているため、従来のようにケースの中央部分に位置決め部を形成 する必要がなく、そのため、ケースの外観を損なうことがなく、また、ケースの 平面度を出すことができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。図2は本考案の実施例であ る誘電体フィルタの全体の分解斜視図を示している。例えば、自動車電話や携帯 電話等の移動通信機器において、送信と受信の同時通話を行うことから、受信側 と送信側とは異なる周波数帯域を有するフィルタで構成されている。図示した細 長状の誘電体フィルタは、受信側のバンドパスフィルタ(帯域通過フィルタ)2 6と送信側のバンドエリミネーションフィルタ(帯域阻止フィルタ)31とで構 成されている。尚、この誘電体フィルタはプリント基板等へ表面実装されるタイ プのものである。
【0010】 受信側のバンドパスフィルタ26は従来の図6で示したように、5個の誘電体 同軸共振器2〜6を有し、また、バンドエリミネーションフィルタ31は5個の 誘電体同軸共振器32〜36を有している。各誘電体同軸共振器2〜6,32〜 36は、四角柱状の誘電体の中心部に丸状の穴37が穿孔されており、この穴3 7の内周面に内部導体を形成している。また、誘電体の外周面と一方の端面に外 部導体を形成している。 そして、各誘電体同軸共振器2〜6,32〜36の穴37内に結合端子7がそ れぞれ圧入されて内部導体と接触接続するようになっている。この結合端子7は 2つ割れとなっていて、先端部は穴37に圧入しやすいようにテーパ状に形成さ れている。また、その反対側は結合基板8のコンデンサ電極膜や、バンドエリミ ネーションフィルタ31を構成する各コンデンサ基板38〜42の上面に形成さ れたコンデンサ電極膜と半田付け等で接続されるようになっている。
【0011】 バンドエリミネーションフィルタ31側には、誘電体からなる上記各コンデン サ基板38〜42を有し、かかるコンデンサ基板38〜42の上下面にはコンデ ンサ電極膜(図中の斜線部分)が形成してある。また、ケース51の底面上に配 設され、誘電体からなる細板状のコンデンサ基板43の上面には上記コンデンサ 基板38〜42に対応してコンデンサ電極膜(図中の斜線部分)が形成されてい る。そして、このコンデンサ基板43の下面は略全面にわたってアース電極とな るコンデンサ電極膜が形成されている。 また、結合基板8とコンデンサ基板43との間に設けたコンデンサ基板27の 上下面にもコンデンサ電極膜が形成されている。そして、略L型のアンテナ端子 49の略中央部分が結合基板8の下面の一端側のコンデンサ電極膜と接続され、 端部はコンデンサ基板27の上面のコンデンサ電極膜と接続される。また、コン デンサ基板27の下面のコンデンサ電極膜はケース51へ接地される。更に、入 出力端子16は結合基板8の下面の他端側のコンデンサ電極膜に接続される。尚 、コイル18の一端はアンテナ端子49に接続され、他端はケース51に接地さ れる。
【0012】 コイル44の一端はコンデンサ基板27の上面のコンデンサ電極膜と接続され 、他端はコンデンサ基板43の上面の端部のコンデンサ電極膜と接続される。他 のコイル45〜48もコンデンサ基板43の各コンデンサ電極膜間を架橋する形 で接続され、各コンデンサ電極膜に上記各コンデンサ基板38〜42の下面のコ ンデンサ電極膜が半田付け等で接続されるようになっている。また、入出力端子 50の一端もコンデンサ基板43の端部のコンデンサ電極膜に接続される。上記 各端子16,49,50の端部はケース51より外方に突出して、外部と接続可 能となっている。 また、ケース51の側板52の内面と上記両フィルタ26,31との間には絶 縁板53,54が介装されており、ケース51と結合基板8、コンデンサ基板2 7,43との短絡を防止している。
【0013】 ケース51の側板52と両側にはアース端子55が複数形成されており、また 、ケース51の底面には誘電体同軸共振器2〜6,32〜36の外部導体の下面 と半田付けするための窓57が複数穿設されている。 ケース51の上面を覆設するカバー60は下面開口で略箱状に形成されていて 、誘電体同軸共振器2〜6,32〜36の外部導体の上面と半田付けするための 窓61と、誘電体同軸共振器2〜6,32〜36の特性調整用の治具を挿入する ための窓62が複数穿設してある。 上記ケース51の窓57とカバー60の窓61を介して誘電体同軸共振器2〜 6,32〜36の外部導体の表面とが半田付けされ、ケース51及びカバー60 に電気的、機械的に結合されることになる。
【0014】 図1及び図2に示すように、ケース51の側板52とは反対側の端部の長手方 向略全長にわたって側片58が上方に折曲されてケース51と一体に形成されて いる。この側片58は上記各誘電体同軸共振器2〜6,32〜36の位置決め部 となるものであり、この側片58に各誘電体同軸共振器2〜6,32〜36を当 てることにより位置決めを容易にしている。また、従来のように位置決め部をケ ース51に穴をあけて形成していないために、電磁界リークが発生しない。 更に、ケース51の端部より上方に折曲して形成した上記側片58の両側には 、図2に示すように、嵌合片56を一体に折曲形成している。この側片58を利 用して形成した嵌合片56をカバー60と嵌合することにより、製品の強度アッ プにつながることになる。 なお、図2に示すように、ケース51の両側の略中央部には舌片59が上方に 一体に折曲形成して、ケース51の強度の向上を図っている。 また、上記側片58をケース51の長手方向の全長にわたって折曲形成してい るために、図3の矢印方向に示すような力(ケース51の端部側においてケース 51の上方から下方に加わる力)が加わっても、かかる方向の曲げに対する強度 が向上する。
【0015】 図4は全体の等価回路図を示し、バンドパスフィルタ26側の各コンデンサC 1 〜C6 は、結合基板8に形成されている各コンデンサ電極膜10〜15間の容 量により形成される。また、バンドエリミネーションフィルタ31側の各コンデ ンサC7 〜C11はコンデンサ基板38〜42の上下面のコンデンサ電極膜間の容 量で形成され、コンデンサC12はコンデンサ基板27の上下面のコンデンサ電極 膜で形成される。また、コンデンサC13〜C17はコンデンサ基板43の上面の各 コンデンサ電極膜と下面のコンデンサ電極膜とで形成される。 尚、図4のRXは受信側を示し、TXは送信側を示している。つまり、バンド パスフィルタ26は受信用であり、バンドエリミネーションフィルタ31は送信 用としてそれぞれ異なる周波数帯域を選択している。
【0016】 (実施例2) 図5は実施例2を示し、本実施例は先の実施例で形成していた舌片59を形成 せずに、ケース51の両側の端部を全体にわたってアース端子55を形成したも のである。つまり、舌片59によりケース51の強度を向上させているものの、 ケース51の端部の全長にわたって形成した位置決め用の側片58によりケース 51全体の強度を向上させることができるため、特に、舌片59がなくても強度 的に不足がないからである。 従って、ケース51の両側全体をアース端子55とすることで、側片58によ りある程度の強度を保ちながら、アース端子面積を大きくとれることができて、 浮遊容量等によるフィルタ特性のバラツキを抑えることができる。
【0017】 なお、上記両実施例においては、側片58をケース51の端部の略全長にわた って形成したが、加えられる力に対してケース51が変形しない程度の強度を保 つならば、誘電体同軸共振器2〜6,32〜36の位置決め部としての側片58 を適当数に分割して形成しても良い。 また、側片58の要部にアース端子を切り欠き形成しても良い。更に、実施例 では、フィルタの構成として、バンドパスフィルタとバンドエリミネーションフ ィルタの組み合わせの例を示したが、これらの単独構成や、他のハイパスフィル タ、ローパスフィルタのそれぞれの単独構成、又は各フィルタの組み合わせにも 適用できる。 更に、フィルタに限らず、あらゆる各種電気部品を収納配置するケースにも適 用できるのはもちろんである。
【0018】
【考案の効果】
本考案は上述のように、ケースの底面に位置決め部を介して電気部品を配設す るようにした電気部品のケース構造において、ケースの長手方向と同方向の端部 を上方に折曲して形成した側片を上記位置決め部として構成したものであるから 、ケースの長手方向と直交する方向にかかる力に対しての強度が向上し、ケース の輸送時等における変形を防止することができ、製品としての強度が向上する。 また、端部に形成した側片にて電気部品の位置決めを行っているため、従来のよ うにケースの中央部分に位置決め部を形成する必要がなく、そのため、ケースの 外観を損なうことがなく、また、ケースの平面度を出すことができるという効果 を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の誘電体同軸共振器の位置決め
状態を示す側面図である。
【図2】本考案の誘電体フィルタの全体の分解斜視図で
ある。
【図3】本考案のケースの曲げに対する強度を示す説明
図である。
【図4】本考案の誘電体フィルタの等価回路図である。
【図5】本考案の実施例2の誘電体フィルタの全体の分
解斜視図である。
【図6】従来例の誘電体フィルタの分解斜視図である。
【図7】従来例の誘電体同軸共振器の位置決め状態を示
す側面図である。
【図8】従来例の位置決め部を示す要部拡大斜視図であ
る。
【図9】従来例の他の位置決め部を示す要部拡大斜視図
である。
【符号の説明】
2〜6 誘電体同軸共振器 32〜36 誘電体同軸共振器 51 ケース 58 側片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの底面に位置決め部を介して電気
    部品を配設するようにした電気部品のケース構造におい
    て、ケースの長手方向と同方向の端部を上方に折曲して
    形成した側片を上記位置決め部として構成したことを特
    徴とする電気部品のケース構造。
JP2899492U 1992-04-03 1992-04-03 電気部品のケース構造 Withdrawn JPH0582105U (ja)

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JP2899492U JPH0582105U (ja) 1992-04-03 1992-04-03 電気部品のケース構造

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Effective date: 19960801