JPH0581754B2 - - Google Patents

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JPH0581754B2
JPH0581754B2 JP961485A JP961485A JPH0581754B2 JP H0581754 B2 JPH0581754 B2 JP H0581754B2 JP 961485 A JP961485 A JP 961485A JP 961485 A JP961485 A JP 961485A JP H0581754 B2 JPH0581754 B2 JP H0581754B2
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JP
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circuit
signal
pulse signal
output
waveform shaping
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JP961485A
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Noboru Yamamoto
Katsuhisa Mase
Takeshi Matsui
Motofumi Kawai
Yoshuki Myase
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NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は点火時期を電子的に制御するようにし
た内燃機関用点火装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、内燃機関の各気筒の所定位置(例えば上
死点)ごとに周期的にくり返される交流信号を波
形整形して回転数の上昇と共に前縁が点火時期の
進角側に移動する基準パルス信号を得、内燃機関
の負荷の大きさおよび機関回転数から目標とする
点火時期を、時間演算して基準パルス信号の前縁
よりの経過した時点で決定することにより、簡単
な構成で点火時期を制御するものが知られている
(例えば、特開昭57−195867号公報)。
また従来、基準パルス信号を得るために、コン
デンサを充放電してこのコンデンサの放電時定数
に応じて波形整形回路のスレツシユホールド電圧
を変化させることも知られている。(例えば特開
昭58−188923号公報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、上述した従来の前者のものでは、基
準パルス信号を得るための波形整形回路のスレツ
シユホールド電圧が基本的に一定であるので、機
関回転数に対応して波高値が変化する信号発生器
の交流信号に対し、低速から高速にわたつて所望
のデユテイ比の基準パルス信号を得ることができ
ないという問題があつた。
また、上述した従来の後者のものでは、コンデ
ンサの放電時定数に応じて波形整形回路のスレツ
シユホールド電圧が変化するので、低速から高速
にわたつて所望のデユテイ比の基準パルス信号を
得ることはある程度可能であるが、コンデンサの
充放電電流によつて直接的に波形整形回路のスレ
ツシユホールド電圧を決めているので、所望のス
レツシユホールド電圧を得るのが困難で、特に中
高速時のスレツシユホールド電圧の設定を一定に
するのが望ましいが、この設定が任意にできない
という問題があつた。
そこで本発明は、波形整形回路のスレツシユホ
ールド電圧を良好に任意に設定することができる
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 そのため本願の第1番目の発明は、内燃機関の
回転と同期して各気筒の所定回転位置ごとに周期
的にくり返される交流信号を発生する信号発生器
と、この信号発生器の交流信号を波形整形して機
関回転数の上昇と共に前縁が点火時期の進角側に
移動する基準パルス信号を出力する波形整形回路
と、この波形整形回路の基準パルス信号が入力さ
れ、この基準パルス信号の前縁を基準にして点火
時期を電子的に制御する電子式点火時期制御回路
とを備え、前記波形整形回路は、この波形整形回
路の基準パルス信号の前縁から後縁までの間に所
定電圧まで充電されるコンデンサと、前記波形整
形回路の基準パルス信号の後縁より前記コンデン
サの充電電圧を次第に放電させるための放電回路
と、前記コンデンサの充電電圧を検出し、このコ
ンデンサの充電電圧に応じた直流出力を発生する
直流出力発生回路と、この直流出力発生回路に発
生する直流出力をあらかじめ定められた値にクラ
ンプするクランプ回路と、このクランプ回路によ
りクランプされた直流出力を前記波形整形回路の
入力側に帰還する帰還回路と、前記波形整形回路
の基準パルス信号の前縁から後縁までの期間前記
帰還回路による帰還を停止するための帰還停止回
路とを含んでなる内燃機関用点火装置を提供する
ものである。
さらに本願の第2番目の発明は、内燃機関の回
転と同期して各気筒の所定回転位置ごとに周期的
にくり返される交流信号を発生する信号発生器
と、この信号発生器の交流信号を波形整形して機
関回転数の上昇と共に前縁が点火時期の進角側に
移動する基準パルス信号を出力する波形整形回路
と、この波形整形回路の基準パルス信号が入力さ
れ、この基準パルス信号の前縁を基準にして点火
時期を電子的に制御する電子式点火時期制御回路
とを備え、前記波形整形回路は、前記信号発生器
の交流信号を入力して前記波形整形回路の出力と
なる基準パルス信号を発生するコンパレータと、
このコンパレータの基準パルス信号の前縁から後
縁までの間に所定電圧まで充電されるコンデンサ
と、前記コンパレータの基準パルス信号の後縁よ
り前記コンデンサの充電電圧を次第に放電させる
ための放電回路と、前記コンデンサの充電電圧を
検出し、このコンデンサの充電電圧に応じた直流
出力を発生する直流出力発生回路と、この直流出
力発生回路に発生する直流出力をあらかじめ定め
られた値にクランプするクランプ回路と、このク
ランプ回路によりクランプされた直流出力を前記
コンパレータの入力側に帰還する帰還回路と、前
記コンパレータの基準パルス信号の前縁から後縁
までの期間前記帰還回路による帰還を停止するた
めの帰還停止回路と、前記コンパレータの作動レ
ベルにヒステリシス特性を持たせるための固定ヒ
ステリシス回路と、前記コンパレータの入力側
に、前記コンパレータの基準パルス信号の前縁お
よび後縁の両切替り時において、切替り直後が最
大となりその後徐々に減少するバイアスを、それ
らの切替りを助長する方向に交互に加えるポンプ
アツプ回路とを含んでなる内燃機関用点火装置を
提供するものである。
さらに本願の第3番目の発明は、内燃機関の回
転と同期して各気筒の所定回転位置ごとに周期的
にくり返される交流信号を発生する信号発生器
と、この信号発生器の交流信号を波形整形して機
関回転数の上昇と共に前縁が点火時期の進角側に
移動する基準パルス信号を出力する波形整形回路
と、この波形整形回路の基準パルス信号が入力さ
れ、この基準パルス信号の前縁を基準にして点火
時期を電子的に制御する電子式点火時期制御回路
と、前記波形整形回路の基準パルス信号と前記電
子式点火時期制御回路の出力信号とが入力され、
前記波形整形回路の基準パルス信号と共に前記電
子式点火時期制御回路にパルス信号が発生してい
る場合には電子式点火時期制御回路のパルス信号
を点火信号として選択し、前記波形整形回路の基
準パルス信号発生時に前記電子式点火時期制御回
路の出力信号が低レベルを維持し続けたとき、お
よび高レベルを維持し続けたときには前記波形整
形回路の基準パルス信号を点火信号として選択す
るためのバツクアツプ回路とを備え、前記波形整
形回路は、この波形整形回路の基準パルス信号の
前縁から後縁までの間に所定電圧まで充電される
コンデンサと、前記波形整形回路の基準パルス信
号の後縁より前記コンデンサの充電電圧を次第に
放電させるための放電回路と、前記コンデンサの
充電電圧を検出し、このコンデンサの充電電圧に
応じた直流出力を発生する直流出力発生回路と、
この直流出力発生回路に発生する直流出力をあら
かじめ定められた値にクランプするクランプ回路
と、このクランプ回路によりクランプされた直流
出力を前記波形整形回路の入力側に帰還する帰還
回路と、前記波形整形回路の基準パルス信号の前
縁から後縁までの期間前記帰還回路による帰還を
停止するための帰還停止回路とを含んでなる内燃
機関用点火装置を提供するものである。
〔作用〕
これにより、本願の第1番目の発明によれば、
波形整形回路の基準パルス信号の前縁から後縁ま
での間に所定電圧までコンデンサが予め充電さ
れ、このコンデンサの充電電圧が、基準パルス信
号の後縁より放電回路によつて次第に放電され
る。そして、このコンデンサの充電電圧に応じた
直流出力が直流出力発生回路により取出され、こ
の直流出力を帰還回路を介して波形整形回路の入
力側に帰還して波形整形回路のスレツシユホール
ド電圧を制御すると共に、直流出力発生回路に発
生する直流出力がクランプ回路によりクランプさ
れる。従つて、コンデンサの充電電圧が放電回路
により放電されて、クランプ回路によつて設定さ
れたクランプ電圧に対応した値になるまで直流出
力発生回路の直流出力は一定値にクランプされ、
その後、次第に減少する。また、基準パルス信号
の前縁から後縁までの期間、帰還回路により帰還
を停止する。これによつて、波形整形回路のスレ
ツシユホールド電圧は、基準パルス信号の後縁よ
り所定時間の間一定値に保持されその後次第に減
少する電圧となる。
さらに、本願の第2番目の発明によれば、上述
した第1番目の発明の作用に加えて、波形整形回
路の基準パルス信号を作成するコンパレータに固
定ヒステリシス回路によりヒステリシス特性を持
たせると共に、基準パルス信号の前縁および後縁
の両切替り時において、切替り直後が最大とな
り、その後、徐々に減少するバイアスが、それら
の切替りを助長する方向にポンプアツプ回路によ
りコンパレータの入力側に交互に加えられる。こ
れによつて、第1番目の発明に記載した作用によ
つて基準パルス信号のデユテイ比が決まり、固定
バイアス回路によつて、コンパレータの作動レベ
ルのヒステリシスが決まり、かつポンプアンプ回
路によつて、信号発生器の交流信号に対するノイ
ズ信号によるコンパレータの誤動作防止機構が決
まる。
また、本願の第3番目の発明によれば、前述し
た第1番目の発明の作用に加えて、電子式点火時
期制御回路の出力信号が低レベルを維持し続けた
とき、および高レベルを維持し続けたときには波
形整形回路の基準パルス信号が点火信号としてバ
ツクアツプ回路により選択される。
〔実施例〕
以下本発明を図に示す実施例により説明する。
第2図はその全体のブロツク図であり、1は図示
しないデイストリビユータに内蔵された電磁ピツ
クアツプよりなる信号発生器であり、この信号発
生器1を構成する図示しないピツクアツプコイル
に各気筒の上死点(TDC)毎に周期的にくり返
され回転数の上昇とともに波高値が高くなる第4
図1のAに示す基準位置信号を発生する。この基
準位置信号は一方の方向に急峻に変化する傾斜部
分と他方の方向にゆるやかに変化する傾斜部分と
を有する交流信号よりなる。2は点火装置であ
り、信号発生器1の交流信号を波形整形する波形
整形回路100、波形整形回路100の基準パル
ス信号と電気的コントロールユニツト(ECU)
3からの出力信号とのどちらか一方を選択してど
ちらの信号を次段の回路に伝えるかの判断及び切
替を行うバツクアツプ回路200、バツクアツプ
回路200の出力信号を基準に点火コイル4の通
電時間が最適となるよう通電時間を制御する閉角
度制御回路300、この閉角度制御回路300の
出力信号によつてパワートランジスタ500を制
御する出力回路400、この出力回路400の出
力信号によつて点火コイル4の1次電流を制御す
るパワートランジスタ500、点火コイル4の1
次電流を検出する電流検出抵抗600、点火コイ
ル4の1次電流値が所定値に達したらその電流値
を所定値に保持するための定電流制御回路70
0、波形整形回路100の基準パルス信号を
ECU3に供給するための整形信号出力回路80
0およびECU3の出力信号を波形整形回路10
0およびバツクアツプ回路200に供給するため
の点火信号整形回路900により構成される。3
は点火装置2の波形整形回路100からの出力信
号である基準パルス信号を入力信号とし、該信号
の前縁を基準に内燃機関の負荷状態、機関の回転
数、冷却水温等により最適な点火時期を演算し決
定するとともに、点火コイル4で決まる最適通電
時間よりも若干長めの通電時間を演算により求
め、点火時期及び通電時間を決定したパルス信号
として点火装置2に出力するための電子式点火時
期制御回路をなすECUである。4は点火コイル
であり、パワートランジスタ500の遮断時に2
次側に高電圧を発生し、この高電圧は図示しない
デイストリビユータを介して点火栓に印加され
る。VBは図示しないバツテリの正極端子に接続
される端子である。
また、点火装置2およびECU3はそれぞれ各
ケース内に各々のユニツトとして構成され、それ
ら相互間はリード線にて接続されている。
次に第2図に示す本実施例の作動について説明
する。
以下第3図及び第4図に示す各部の波形を用い
て全体の作動について説明する。第2図に示すブ
ロツク図中のA〜Gの記号を付けた箇所の波形
を、第3図及び第4図のA〜Gに示す。まず、機
関の定常回転時の各部の信号波形を示す第3図を
用いて説明する。信号発生器1の交流信号Aを波
形整形回路100にて波形整形し、波形整形回路
100の出力である基準パルス信号Bをバツクア
ツプ回路200に入力すると共に整形信号出力回
路800を介してECU3に入力する。ECU3は
整形信号出力回路800を介して入力される波形
整形回路100の基準パルス信号Bの前縁となる
立ち下がりを基準に機関の負荷状態、回転数、冷
却水温等により、最適な点火時期を演算し決定す
ると共に、点火コイル4で決まる最適通電時間よ
りも若干長めの通電時間を演算により求め、点火
時期及び通電時間を決定したパルス信号Cを出力
する。バツクアツプ回路200は点火信号整形回
路900を介して入力されるECU3の出力信号
Cの状態を判断し、信号Cが正常状態と判断した
場合は点火信号整形回路900を介して入力され
るECU3の出力信号Cをそのまま出力信号Dと
して出力し、この出力信号Dは閉角度制御回路3
00に入力される。閉角度制御回路300はパワ
ートランジスタ500が点火コイル4の1次電流
を定電流制御している時間T2(第3図G)に応じ
て、バツクアツプ回路200の出力信号Dの立ち
上がりタイミングより、点火コイル4の1次電流
の通電開始時期をT1だけ遅らせる信号Eを出力
し、この信号Eは出力回路400に入力される。
出力回路400は閉角度制御回路300の出力信
号Eを増幅してパワートランジスタ500を制御
し、点火コイル4の1次電流を制御する。そし
て、点火コイル4の1次電流(第3図F)を抵抗
600で検出し、コイル1次電流が所定値に達し
たら、定電流制御回路700によりコイル1次電
流を定電流制御すると共に定電流制御している時
間のパルス信号Gを閉角度制御回路300に帰還
して、最適な閉角度制御を行つている。第3図2
図示のTwはECU3によつて演算し決定される点
火時期の進角可能範囲であり、第3図3図示のC
はECU3によつてTaだけ点火時期が進角した状
態を示している。
次に、機関の始動時の各部の信号を示す第4図
を用いて説明する。特に定常回転域との違いにつ
いて説明する。ECU3は波形整形回路2の基準
パルス信号Bのパルス周期により機関回転数を求
め、所定回転数(例えば500r.p.m.)以下の回転
域(始動回転域)ではパルス信号を出力しない
(第4図3)。したがつて、バツクアツプ回路20
0は点火信号整形回路900を介して入力される
ECU3の出力信号Cが低レベル状態にあるため
始動状態と判断し、波形整形回路100の基準パ
ルス信号Bの反転信号Dを閉角度制御回路300
に出力する。閉角度制御回路300以降の作動は
第3図の作動と同じである。また、定常回転域に
おいて、ECU3の破壊等により、ECU3の出力
信号が高レベルのまま、あるいは低レベルのまま
の状態になると、バツクアツプ回路200がそれ
を判断し、波形整形回路100の基準パルス信号
Bを、閉角度制御回路300に出力し、点火が停
止することがないようになされている。
次に第1図に示す波形整形回路100、整形信
号出力回路800および点火信号整形回路900
の詳細回路について説明する。
101〜128は抵抗、130〜135はコン
デンサ、140〜149はトランジスタ、150
はコンパレータ、160,161はオペアンプ
(演算増幅器)、170,171はインバータ、18
0,181はダイオード、190は一定電圧源で
ある。端子40は、波形整形信号をECU3に出
力するための出力端子、端子50はECU3から
の出力信号を受ける入力端子である。191,1
92は電気的にON、OFFが制御されるアナログ
スイツチであり、トランジスタ等に置き換えるこ
とができる。10はコンパレータ150の作動レ
ベルにヒステリシス特性を持たせるための固定ヒ
ステリシス回路、20は機関回転数に応じて信号
発生器1の出力信号に対するスレツシユホールド
電圧を変化させるためのバイアス回路、30はノ
イズ耐量を向上させるためのポンプアツプ回路で
ある。また、Vcは図示しない定電圧電源の正極
端子に接続される端子である。
以下上記構成における波形整形回路100、整
形信号出力回路800および点火信号整形回路9
00の作動について説明する。信号発生器1の交
流信号はコンデンサ130、抵抗101、コンデ
ンサ131で構成されるノイズ除去用のフイルタ
を介して、さらに抵抗103を介したところで、
バイアス回路20からの出力電圧及びポンプアツ
プ回路30からの出力電圧と合成され抵抗104
を介してコンパレータ150の+入力に入力され
る。一方、コンパレータ150の−入力は、固定
ヒステリシス回路10で決まる電圧、すなわち抵
抗113,114,115、でVc電圧を分圧し
た電圧が入力される。すなわち、コンパレータ1
50の出力が高レベルの場合はトランジスタ14
4がONし、コンパレータ150の−入力の入力
電圧はほぼ0Vとななる。また、コンパレータ1
50の出力が低レベルであればトランジスタ14
4はOFFし、コンパレータ150の−入力電圧
は抵抗113,114,115の分圧で決まる電
圧となる。
次に、バイアス回路20について説明する。コ
ンパレータ150の出力信号が低レベルの時にア
ナログスイツチ191はONとなり、コンデンサ
134は抵抗118を介して、ほぼVc電圧まで
充電される。次に、コンパレータ150の出力信
号が高レベルに変わると、コンデンサ134に充
電された電荷は放電回路を構成する抵抗119に
よつて放電される。このコンパレータ150の出
力により充放電されるコンデンサ134の端子電
圧波形を直流出力発生回路をなすオペアンプ16
0で増幅し、オペアンプ160の出力をダイオー
ド180及びオペアンプ161で構成されるクラ
ンプ回路で一定電圧源190の電圧で決まる電圧
にクランプしている。コンパレータ150の出力
が低レベルの時帰還停止回路をなすアナログスイ
ツチ192はONであり、クランプ回路によりク
ランプされた信号電圧を0電位に落としている。
コンパレータ150の出力が高レベルの時にアナ
ログスイツチ192はOFFとなり、クランプ回
路によりクランプされた信号電圧は帰還回路を構
成するトランジスタ145のエミツタホロワ回路
および抵抗121を介してコンパレータ150の
+入力側の回路に帰還される。
以上の動作の様子を第5図の波形図に示す。第
5図においてポンプアンプ回路30からの入力へ
の帰還はないものとして示してある。第5図1は
信号発生器1の交流信号波形と、その交流信号波
形にたいするスレツシユホールド電圧とを示す。
aは機関始動時等の極低速回転時、bは定常回転
域よりも少し低い回転時、cは定常回転時の各状
態における信号発生器1の交流信号電圧波形をそ
れぞれ示す。dは信号発生器1の交流信号波形に
対するコンパレータ150の実質上のスレツシユ
ホールド電圧を示し、eは各回転時の基本位置
(機関の上死点)を示す。f、g、hは信号発生
器1の交流信号波形とスレツシユホールド電圧と
のクロス点、すなわちコンパレータ150が反転
する位置を示す。第5図2はコンパレータ150
の出力信号波形を示しており、実線は第5図1の
波形aに対応し、一点鎖線および点線は第5図1
の波形b、cにそれぞれ対応している。第5図3
においてIはコンデンサ134の端子電圧波形で
あり、実線と一点鎖線と点線とはそれぞれ各回転
に対応した波形を示し、Jは波形Iに対するクラ
ンプ電圧を示す。第5図4はバイアス回路20の
出力電圧波形を各回転状態に対応して実線と一点
鎖線と点線とで示す。また、固定ヒステリシス回
路10で決まるヒステリシス電圧が第5図1図示
のVhである。
以上の作動波形により、信号発生器1の交流信
号電圧に対するスレツシユホールド電圧Vs(信号
発生器1の交流信号波形がクロスする点のスレツ
シユホールド電圧)と回転数Nの関係は第6図に
示すごとく、始動回転域の極低速回転域では機関
回転数に応じてスレツシユホールド電圧が増大
し、それ以上の定常回転域では機関回転数にかか
わらずスレツシユホールド電圧が一定となる特性
を得ることができる。
次にポンプアツプ回路30及びその他回路の作
動について説明する。ECU3からのパルス信号
を端子50で受け、抵抗112とコンデンサ13
3で構成されるフイルタを介してトランジスタ1
43のベースに信号が入力され、ECU3の出力
パルス信号に応じてトランジスタ143はON、
OFF動作する。従つて、トランジスタ142も
トランジスタ143のON、OFFに応じてON、
OFF動作し、トランジスタ142のコレクタに
発生する信号はECU3の出力パルス信号と同期
のパルス信号が発生し、このパルス信号がバツク
アツプ回路200に入力されると共にインバータ
171を介してポンプアンプ回路30に入力され
る。ポンプアツプ回路30はコンパレータ150
の出力信号パルスとECU3からの出力信号パル
スとをトランジスタ148と149で構成する
NOR回路を通してトランジスタ147をON、
OFF制御する。また、コンパレータ150の出
力信号をインバータ170で反転しトランジスタ
146をON、OFF制御する。トランジスタ14
6がONからOFFに移行し、その時にトランジス
タ147がOFF状態であれば、抵抗124、整
流用ダイオード181、微分用コンデンサ13
5、抵抗122を介してVcからコンパレータ1
50の+入力回路にプラス電圧がバイアス電圧と
して帰還される。次に、トランジスタ146が
ONしてトランジスタ147がONすると微分用
のコンデンサ135に充電された電荷がトランジ
スタ147を介して放電され、コンパレータ15
0の+入力回路にはマイナス電圧がバイアス電圧
として帰還される。ここでトランジスタ147が
ONしている時間が短く、コンデンサ135に充
電された電荷が放電しきらないうちにトランジス
タ147がOFFした場合は、抵抗123を介し
て引き続きコンデンサ135の充電電荷が放電さ
れる。
以上の作動の様子を第7図と第8図の波形図に
示す。第7図は機関の回転が定常回転時の場合を
示し、第8図は機関始動時を示す。第7図および
第8図中のA,B,N,O,Pはそれぞれ第1図
中の同一記号を付した点の波形を示しており、第
7図1および第8図1図示のVsは信号発生器1
の交流信号波形に対するコンパレータ150の実
質上のスレツシユホールド電圧を示している。第
7図及び第8図からわかるように、定常回転域に
おいては、コンパレータ150の切替り時にその
切替つた状態を助長するよう、ポンプアツプ回路
30から、コンパレータ150の+入力側に帰還
をかけて信号発生器1の交流信号に重畳するノイ
ズに対するノイズマージンを向上させている。
また、始動時においては、信号発生器1の交流
信号が急峻に変化する傾斜部側での第8図1図示
のe点でのみポンプアンプ回路30からコンパレ
ータ150の+入力に帰還し、信号発生器1の交
流信号が緩やかに変化する傾斜部側での第8図1
図示のk点での帰還はしないよう構成している。
これは、始動時スタータマグネツトスイツチ等の
影響により信号発生器1の交流信号にノイズ信号
(第8図1図示のl)が重畳した場合にk点で帰
還をかけると第8図1の破線で示すmのスレツシ
ユホールド電圧となり、波形整形した信号は第8
図2の破線で示すnとなり、ノイズ信号をトリガ
としてコンパレータ150により所定のパルス幅
を持つたパルスに整形される。したがつて第8図
2の破線で示すnのパルスが点火コイル4の通電
時間となり、該点火してしまうという問題があ
り、本実施例ではその問題をなくすために前述の
構成としている。すなわち、始動時においてノイ
ズ信号が発生しても第8図1図示のk点における
帰還をポンプアツプ回路30よりかけないよう
に、バイアス無効手段を構成するトランジスタ1
49を導通し続ければ、整形信号は第8図2図示
のpで示すごとくヒゲ状となり、点火コイル4を
通電するに充分な時間幅を有していないので、誤
点火することはない。
第9図においてバツクアツプ回路200および
その周辺回路について説明する。ECU3はその
出力信号を発生する出力部の回路を図に示してお
り、入力部の回路は省略してある。31はマイク
ロコンピユータで、特開昭57−195867号公報に記
載されたものと同じものが用いてあるためその詳
細な説明は省略する。32,33はインバータ、
34はANDゲート、35,36は抵抗、37は
トランジスタである。
ECU3からの出力信号は点火信号整形回路9
00により波形整形され、バツクアツプ回路20
0と波形整形回路100とにパルス信号を供給す
る。波形整形回路100は信号発生器1の出力信
号を波形整形した基準パルス信号をバツクアツプ
回路200と整形信号出力回路800とに出力す
る。バツクアツプ回路200は点火信号整形回路
900及び波形整形回路100からのパルス信号
を入力とし、これら2入力信号のうちどちらかを
選択し、閉角度制御回路300に信号を出力す
る。
このバツクアツプ回路200において、20
1,202はインバータ、211〜226は抵
抗、231,232,234〜237はトランジ
スタ、241,242はコンデンサ、251,2
52は定電流回路、261,262はコンパレー
タ、271はダイオード、281〜284は
NORゲートである。
次に、第9図図示回路の作動について、第10
図の波形図を用いて説明する。第10図は信号発
生器1の交流信号Aと第9図の回路図中に付した
同一記号の点での波形を示している。信号発生器
1の交流信号を波形整形した波形整形回路100
の基準パルス信号Bは整形信号出力回路800を
介してECU3に基準位置信号として入力され、
ECU3はそのマイクロコンピユータ31によつ
て基準位置信号を基準に点火タイミングと点火コ
イルの最適通電時間よりも若干長めの通電時間を
時間演算により求め、その信号がマイクロコンピ
ユータ31の端子P24に出力される。また、マ
イクロコンピユータ31は前記の基準位置信号の
パルス周期より回転数を計測し、所定回転数(例
えば500r.p.m.)以上か以下かを判断し、マイク
ロコンピユータ31の端子P26に所定回転数以下
の場合は高レベル、所定回転数以上の場合は低レ
ベルの信号を出力する。第10図3,4にP24
P26の信号波形を示す。P26の出力信号をインバー
タ32で反転した信号と、P24の出力信号とAND
をANDゲート34でとり、インバータ33、ト
ランジスタ37を介して、ECU3の出力信号C
を点火信号整形回路900に出力する。第10図
5の波形CはECU3の出力信号が正常な状態で
ある正常時と、ECU3の出力信号が異常な状態
である異常時について示している。ここでECU
3の異常時とは、ECU3の出力トランジスタ3
7がシヨート破壊又はオープン破壊した場合等を
意味し、異常モードとしては、出力信号レベルが
高レベルに固定又は低レベルに固定されるのいず
れかのモードである。第10図5の波形cに示す
ECU異常時は高レベルに出力信号レベルが固定
された場合を示す。点火信号出力回路900の出
力信号はインバータ201にて反転し(第10図
8の波形C4)、トランジスタ231のON、OFF
動作を制御する。トランジスタ231がON時は
コンデンサ241に充電された電荷は抵抗212
およびトランジスタ231を介して放電(リセツ
ト)される。トランジスタ231がOFFすると、
コンデンサ241は定電流回路251からの定電
流により抵抗212を介して充電される(第10
図6の波形c1)。このコンデンサ241の端子波
形と基準電圧とをコンパレータ261で比較整形
する。この基準電圧は、抵抗213,214,2
15,216の抵抗にて、定電圧電源に接続され
た端子Vcの電圧を分圧して基準電圧としており、
その基準電圧はコンパレータ261の基準パルス
信号によつてON、OFFが制御されるトランジス
タ232と、波形整形回路100の出力信号Bに
よつてON、OFFが制御されるトランジスタ23
4との状態に応じて、第10図6の波形C2のV1
V2、V3の電圧となる。ここで、V1は両トランジ
スタ232,234がOFF時であり、V2はトラ
ンジスタ232がOFFでトランジスタ234が
ON時であり、V3は点火信号232がON時でト
ランジスタ234のON、OFF状態には関係しな
いQコンパレータ261の出力信号(第10図7
の波形C3)と点火信号整形回路900の出力信
号の反転信号(第10図8の波形C4)とのNOR
をNORゲート281でとり(第10図9の波形
C5)NORゲート281の出力信号と波形整形回
路100の基準パルス信号Bをインバータ202
で反転した信号(第10図10の波形C6)との
NORをNORゲート282でとり、NORゲート
282は第10図11の波形C7に示す信号を出
力する。波形整形回路100の基準パルス信号B
をインバータ202にて反転した信号(第10図
10の波形C6)にてON、OFFが制御されるトラ
ンジスタ235のOFF時にトランジスタ236
がOFF状態であると、トランジスタ242は抵
抗220、ダイオード271および抵抗222を
介して急速に充電される。次に、点火信号整形回
路900の出力信号によつて、ON、OFFが制御
されるトランジスタ236がONするとコンデン
サ242に充電された電荷は抵抗222を介して
急速に放電(リセツト)される。ここでトランジ
スタ236がONしている間にトランジスタ23
5は必ずON状態となる。次にトランジスタ23
6がOFFし、トランジスタ235がON状態であ
るとコンデンサ242は定電流回路252からの
定電流で抵抗222を介して充電を開始する。こ
れらの状態を第10図13の波形C9に示す。そ
して、このコンデンサ242の端子電圧と基準電
圧とをコンパレータ262で比較整形し、第10
図14の波形C11に示す信号を出力する。この基
準電圧は端子Vcの電圧を抵抗226,223,
224によつて分圧した電圧であり、コンパレー
タ262の出力によりON、OFFが制御されるト
ランジスタ237によりヒステリシスを持たせて
ある。第10図13の波形C10にこの基準電圧を
二点鎖線で示す。そしてコンパレータ262の出
力信号と点火信号整形回路900の出力信号(第
10図12の波形C8)とのNORをNORゲート2
84にてとり、第10図15の波形C12に示す信
号を得、該信号と第10図11の波形C7に示す
信号とのNORをNORゲート283にてとり、バ
ツクアツプ回路200の出力信号として第10図
16の波形Dの信号を閉角度制御回路300へ出
力する。
以上の作動により、バツクアツプ回路200
は、機関の始動回転域では、波形整形回路800
の出力信号を選択し閉角度制御回路300に出力
する。すなわち信号発生器1の出力信号に同期し
た点火時期で点火する。
次に定常回転域では、バツクアツプ回路200
はECU3の出力信号を選択し閉角度制御回路3
00に出力する。すなわちECU3の出力信号に
同期した点火時期で点火する。
次にECU3の異常時において、ECU3の出力
信号が高レベルに固定された場合、バツクアツプ
回路200は波形整形回路100の基準パルス信
号を選択して閉角度制御回路300に出力し、信
号発生器1の出力信号に同期した点火時期で点火
する。ここでECU3の出力信号に同期した点火
状態から、ECU異常発生により、信号発生器1
の基準パルス信号に同期した点火に移行する際、
低回転域ではほとんど点火抜けを起こすことなく
移行する。高回転域においては数点火回数だけ点
火抜けを起こして移行するが、この程度の点火抜
けでは機関が停止することはなく、ECU異常が
発生しても機関を停止させることなく運転を続行
できる。
またECU異常において、ECU3の出力信号が
低レベルに固定された場合は、前述の機関始動時
の場合と同じとなり、バツクアツプ回路200は
波形整形回路100の基準パルス信号を選択し、
閉角度制御回路300に出力する。したがつて信
号発生器1の出力信号に同期した点火時期で点火
する。なおこの場合はECU3の出力信号に同期
した点火からECU異常により、信号発生器1の
基準パルス信号に同期した点火に移行する際、点
火抜けを起こすことなく移行する。
以上述べた様にバツクアツプ回路200は
ECU3の出力信号の状態を回路で判断し、バツ
クアツプ回路200の出力信号として、ECU3
の出力信号を出力するか又は波形整形回路100
の基準パルス信号を出力するかの選択を行つてい
る。また波形整形回路100の基準パルス信号を
選択した状態から、ECU3の出力信号を選択す
る状態に移行する場合、及びその逆方向に移行す
る場合において、機関が回転状態にあれば必ず、
波形整形回路100の基準パルス信号またひ
ECU3の出力信号のいずれかに同期して点火す
る。すなわち移行する際に異常なタイミングで点
火することはない。
なお、上述した実施例においては波形整形回路
100の基準パルス信号の立ち下がりを前縁と
し、立ち上がりを後縁とするものについて説明し
たが、基準パルス信号の立ち上がりが機関回転数
の上昇と共に進角側に移動するように波形整形回
路100を構成した場合には、この基準パルス信
号の立ち上がりが前縁となり、立ち下がりが後縁
となるものであることはもちろんである。
〔発明の効果〕
以上述べたように本願の第1番目の発明におい
ては、波形整形回路のスレツシユホールド電圧が
基準パルス信号の後縁より所定時間一定値に保持
されその後次第に減少する電圧となるから、機関
回転数が低速から高速にわたつて所望のデユテイ
比の基準パルス信号を容易に得ることができると
共に、クランプ回路によつて、中高速時のスレツ
シユホールド電圧を容易にかつ任意に一定に設定
することができるという優れた効果がある。
さらに本願の第2番目の発明においては、上記
第1番目の発明による所望のデユテイ比の基準パ
ルス信号が得られる効果に加えて、固定バイアス
回路によつて、コンパレータの作動レベルのヒス
テリシスが決まり、かつポンプアツプ回路によつ
て信号発生器の交流信号に対するノイズ信号によ
るコンパレータの誤動作防止機能が決まるから、
これら3系統の帰還をそれぞれ独立に行うことが
でき、スレツシユホールドレベルの調整、変更等
を各帰還ごとに独立に行うことができて、これら
の合せ込みを容易に行うことができるのみなら
ず、各種の信号発生器との組合せ時にも容易に所
望のスレツシユホールドレベルを得ることができ
るという優れた効果がある。
また、本願の第3番目の発明によれば上記第1
番目の発明の効果を満足するに加えて、電子式点
火時期制御回路の出力信号が低レベルを維持し続
けたとき、および高レベルを維持し続けたときに
には波形整形回路の基準パルス信号が点火信号と
してバツクアツプ回路により選択されるから、電
子式点火時期制御回路が故障してその出力が低レ
ベルを維持し続けたとき、および高レベルを維持
し続けたときのいずれにおいても、波形整形回路
の基準パルス信号によつて点火コイルを駆動し続
けることができて、内燃機関の運転を維持するこ
とができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図図示の本発明装置における波形
整形回路部分の詳細電気回路図、第2図は本発明
装置の一実施例を示すブロツク図、第3図および
第4図は第2図図示装置の作動説明に供する各部
波形図、第5図は第1図図示回路におけるバイア
ス回路部分の作動説明に供する各部波形図、第6
図は上記バイアス回路による機関回転数−スレツ
シユホールド電圧特性図、第7図および第8図は
第1図図示回路におけるポンプアツプ回路部分の
作動説明に供する各部波形図、第9図は第2図図
示装置におけるバツクアツプ回路部分の詳細電気
回路図、第10図は第9図図示のバツクアツプ回
路部分の作動説明に供する各部波形図である。 1…信号発生器、3…電子式点火時期制御回路
をなす電気的コントロールユニツト、4…点火コ
イル、10…固定ヒステリシス回路、20…バイ
アス回路、30…ポンプアンプ回路、100…波
形整形回路、119…放電回路を構成する抵抗、
121,145…帰還回路を構成する抵抗とトラ
ンジスタ、134…コンデンサ、160…直流出
力発生回路をなすオペアンプ、161,180…
クランプ回路を構成するオペアンプとダイオー
ド、192…帰還停止回路を構成するアナログス
イツチ、200…バツクアツプ回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内燃機関の回転と同期して各気筒の所定回転
    位置ごとに周期的にくり返される交流信号を発生
    する信号発生器と、この信号発生器の交流信号を
    波形整形して機関回転数の上昇と共に前縁が点火
    時期の進角側に移動する基準パルス信号を出力す
    る波形整形回路と、この波形整形回路の基準パル
    ス信号が入力され、この基準パルス信号の前縁を
    基準にして点火時期を電子的に制御する電子式点
    火時期制御回路とを備え、前記波形整形回路は、
    この波形整形回路の基準パルス信号の前縁から後
    縁までの間に所定電圧まで充電されるコンデンサ
    と、前記波形整形回路の基準パルス信号の後縁よ
    り前記コンデンサの充電電圧を次第に放電させる
    ための放電回路と、前記コンデンサの充電電圧を
    検出し、このコンデンサの充電電圧に応じた直流
    出力を発生する直流出力発生回路と、この直流出
    力発生回路に発生する直流出力をあらかじめ定め
    られた値にクランプするクランプ回路と、このク
    ランプ回路によりクランプされた直流出力を前記
    波形整形回路の入力側に帰還する帰還回路と、前
    記波形整形回路の基準パルス信号の前縁から後縁
    までの期間前記帰還回路による帰還を停止するた
    めの帰還停止回路とを含んでなる内燃機関用点火
    装置。 2 内燃機関の回転と同期して各気筒の所定回転
    位置ごとに周期的にくり返される交流信号を発生
    する信号発生器と、この信号発生器の交流信号を
    波形整形して機関回転数の上昇と共に前縁が点火
    時期の進角側に移動する基準パルス信号を出力す
    る波形整形回路と、この波形整形回路の基準パル
    ス信号が入力され、この基準パルス信号の前縁を
    基準にして点火時期を電子的に制御する電子式点
    火時期制御回路とを備え、前記波形整形回路は、
    前記信号発生器の交流信号を入力して前記波形整
    形回路の出力となる基準パルス信号を発生するコ
    ンパレータと、このコンパレータの基準パルス信
    号の前縁から後縁までの間に所定電圧まで充電さ
    れるコンデンサと、前記コンパレータの基準パル
    ス信号の後縁より前記コンデンサの充電電圧を次
    第に放電させるための放電回路と、前記コンデン
    サの充電電圧を検出し、このコンデンサの充電電
    圧に応じた直流出力を発生する直流出力発生回路
    と、この直流出力発生回路に発生する直流出力を
    あらかじめ定められた値にクランプするクランプ
    回路と、このクランプ回路よりクランプされた直
    流出力を前記コンパレータの入力側に帰還する帰
    還回路と、前記コンパレータの基準パルス信号の
    前縁から後縁までの期間前記帰還回路による帰還
    を停止するための帰還停止回路と、前記コンパレ
    ータの作動レベルにヒステリシス特性を持たせる
    ための固定ヒステリシス回路と、前記コンパレー
    タの入力側に、前記コンパレータの基準パルス信
    号の前縁および後縁の両切替り時において、切替
    り直後が最大となりその後徐々に減少するバイア
    スを、それらの切替りを助長する方向に交互に加
    えるポンプアツプ回路とを含んでなる内燃機関用
    点火装置。 3 内燃機関の回転と同期して各気筒の所定回転
    位置ごとに周期的にくり返される交流信号を発生
    する信号発生器と、この信号発生器の交流信号を
    波形整形して機関回転数の上昇と共に前縁が点火
    時期の進角側に移動する基準パルス信号を出力す
    る波形整形回路と、この波形整形回路の基準パル
    ス信号が入力され、この基準パルス信号の前縁を
    基準にして点火時期を電子的に制御する電子式点
    火時期制御回路と、前記波形整形回路の基準パル
    ス信号と前記電子式点火時期制御回路の出力信号
    とが入力され、前記波形整形回路の基準パルス信
    号と共に前記電子式点火時期制御回路にパルス信
    号が発生している場合には前記電子式点火時期制
    御回路のを点火信号としてパルス信号選択し、前
    記波形整形回路の基準パルス信号発生時に前記電
    子式点火時期制御回路の出力信号が低レベルを維
    持し続けたとき、および高レベルを維持し続けた
    ときには前記波形整形回路の基準パルス信号を点
    火信号として選択するためのバツクアツプ回路と
    を備え、前記波形整形回路は、この波形整形回路
    の基準パルス信号の前縁から後縁までの間に所定
    電圧まで充電されるコンデンサと、前記波形整形
    回路の基準パルス信号の後縁より前記コンデンサ
    の充電電圧を次第に放電させるための放電回路
    と、前記コンデンサの充電電圧を検出し、このコ
    ンデンサの充電電圧に応じた直流出力を発生する
    直流出力発生回路と、この直流出力発生回路に発
    生する直流出力をあらかじめ定められた値にクラ
    ンプするクランプ回路と、このクランプ回路によ
    りクランプされた直流出力を前記波形整形回路の
    入力側に帰還する帰還回路と、前記波形整形回路
    の基準パルス信号の前縁から後縁までの期間前記
    帰還回路による帰還を停止するための帰還停止回
    路とを含んでなる内燃機関用点火装置。
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