JPH0581306B2 - - Google Patents
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- JPH0581306B2 JPH0581306B2 JP7909588A JP7909588A JPH0581306B2 JP H0581306 B2 JPH0581306 B2 JP H0581306B2 JP 7909588 A JP7909588 A JP 7909588A JP 7909588 A JP7909588 A JP 7909588A JP H0581306 B2 JPH0581306 B2 JP H0581306B2
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、速乾2液混合塗料をスプレー塗装す
る場合に高い付着効率で塗装し、また自動塗装化
が可能なように工夫した新規なスプレー塗装方法
及び装置に関するものである。 (従来の技術) 第5図は従来の速乾2液混合塗料のスプレー塗
装装置のノズル部の斜視図を示し、一般に市販さ
れているものである。スプレーノズル本体7の中
央部の塗料吐出口のチツプ8にはチツプ回転軸9
およびチツプ回転用コツク10を有し、チツプ8
に塗料固形物などが詰まつた時は、人間が塗料の
吐出状態が悪いことを目視で発見し、即座に人間
がチツプ回転用コツク10を操作し、チツプ8に
詰まつた異物を除去している。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の速乾2液混合塗料のスプ
レー塗装用ノズルは次のような問題点がある。 (イ) 被塗装物への塗料付着効率が低く、塗料原単
位が悪い。 最近、一般塗料用スプレー塗装ノズルでは、
エアレスとエアーをミツクスした構造として、
塗料付着効率を高めているノズルがある。 ところが、これのノズルには、ノズル詰り対
策が施こされていないため、速乾2液混合塗料
に対しては、使用することが出来ない。 (ロ) 塗料の吐出状態監視およびスプレーノズルが
詰つた場合、その除去にあたりチツプの回転
は、人間がノズル先端部に近づき作業すること
になるが、ノズル周辺は塗料ミストが飛散し、
環境条件が悪い所で作業するため、常に防護服
および防護マスク着用する等その対策の必要が
ある。 (ハ) 上記の如き操作のため、塗装機本体の運転操
作する人を含めて塗装作業は2名以上が必要と
なつている。 (問題点を解決するための手段) 本発明は上述の如き諸問題を有利に解決した方
法及び装置であり、その要旨とするところは、 (1) 速乾2液混合塗料をスプレーする際に、スプ
レーノズルの先端部よりアトマイズエアーを塗
料スプレーに向けて吐出して塗料を微粒化する
と共にスプレーノズルの先端部の複数箇所より
パターン調整用エアーを前記塗料スプレーの周
囲をエアーカーテン状に包み込むように吐出
し、さらにスプレーノズルチツプの目詰まり時
は、その目詰まりを塗料配管系統中の流量また
は圧力の変動によつて検知し、遠隔操作により
180度転回可能に設けたスプレーノズルのチツ
プを回動操作して逆向きとし、塗料の吐出力で
目詰り固形物を排除することを特徴とする速乾
2液混合塗料のスプレー塗装方法。 (2) 速乾2液混合塗料のスプレー塗装装置におい
て、以下のAとBとCの3つの機構を一体構造
として持つことを特徴とする速乾2液混合塗料
のスプレー塗装用ノズル装置。 (A) スプレーノズルの先端部にアトマイズエア
ー吐出口およびパターン調整用エアー吐出口
を設けた、塗料のスプレーによる周囲飛散を
防止する機構。 (B) スプレーノズルのチツプを180度回転でき
る回転軸に装着した機構とし塗料固形物など
が、チツプに詰まつた時、塗料配管系統中に
取り付けられた流量計または、圧力計によつ
て検知し、チツプが180度回転して塗料の吐
出口で固形物を排除できる機構。 (C) チツプを装着した回転軸の駆動は空気圧、
油圧または電気を駆動源とし、遠隔操作でき
る機構。 である。 即ち本発明は、速乾2液混合塗料のスプレー塗
装に際し、 (イ) ノズル詰り対策のための回転ノズル機構と付
着効率を高めるためのエアレス・エアースプレ
ーノズルを一体構造にすることによつて、その
2つの機能を1つのノズルで発揮出来るように
したこと。 (ロ) ノズルチツプの回転は、機械的に遠隔操作で
きる構成とし、従来の問題点を解決して、有利
に塗装できるようにしたことにある。 そこで、(イ)に対しては、従来の回転ノズルの先
端部に周囲からノズル中心に向かつてパターン調
整用エアーを吐出させるパターン調整用エアー吐
出口を組込み付着効率を向上させる構造とする。
このパターン調整用エアー吐出口から吐出するエ
アーは、ノズル中心部から吐出する塗料の周囲を
エアーカーテン状に包み込み、塗料の周囲への飛
散を有効に防止する構造とする。そのために、吐
出口は2方向以上設けることが有効であり、吐出
角度は塗料のスプレーをつつみ込む構成とする。
複数の吐出口から吐出するパターン調整用エアー
は均等に吐出させることが好ましく、そのため供
給エアーは一度エアーボツクスに溜め込みそこか
ら各々吐出口へ送給する構造とすることが好まし
い。又回転ノズルのチツプは回転軸を介して外部
より回転させる構造とし、供給エアー系統と回転
軸を交錯させない構造とする。 (ロ)に対しては、回転軸に空気源、油圧源または
電気で作動するモータ等を取付けて機械的に駆動
できる構造とし、駆動は人為的操作により、又は
塗料配管系統に取付の流量表示装置または圧力表
示装置の異常検出信号によつて遠隔操作できる構
造とする。回転軸は確実に180度回転、停止でき
る構造とし塗料の吐出力で確実にノズルに詰つた
固形物を排出できる構成とする。 (実施例) 次に本発明方法及びノズル装置の一実施例につ
いて第1図、第2図および第3図に基づいて説明
する。 第1図は、実施例速乾2液混合塗料のスプレー
塗装用ノズル装置の斜視図を示す。 スプレーノズル本体1の中央部の塗料吐出口の
チツプ摺接の周囲にアトマイズエアー吐出口2と
パターン調整用エアー吐出口3を設け、この両吐
出口から吐出するエアーは、ノズル中心部から吐
出する塗料の周囲をエアーカーテン状に包み込
み、塗料の周囲への飛散を有効に防止する構造と
する。 チツプ4は、チツプ回転軸5、更に、チツプ回
転用モーター6と連結し、チツプ4に塗料固形物
等が詰まつた時は、人為的に又は塗料配管系統に
取付の流量表示装置または圧力表示装置等の異常
検出信号によつて即座に操作し機械的に遠隔操作
でチツプ回転用モーター6を作動させることによ
つて、チツプ4を180度回転し、チツプ4に詰ま
つた異物を塗料の吐出力で容易に排除できる構成
とする。 (作用) 次に本発明装置の作用について、第1図、第2
図及び第3図により説明する。 スプレーノズル本体1の中央部に設けた塗料吐
出口のチツプ4の周囲に設けタアトマイジングエ
アー吐出口2とパターン調整用エアー吐出口3
は、中心部から吐出する塗料の塗装性を向上す
る。アトマイジングエアー吐出口2より吐出する
エアーは、塗料スプレーに霧化エアーとして作用
し、塗料の微粒化を促進し、霧化しにくい高粘度
塗料に対してもスプレー塗装性を向上する。パタ
ーン調整用エアー吐出口3より吐出せしめるエア
ーは、塗料スプレーの周囲をエアーカーテン状に
包み込み、オーバースプレーによる塗料の飛散を
有効に防止する。 第4図は本発明の方法を実施する装置例の全体
イメージ図である。1はスプレーノズル本体、4
はチツプ、6はチツプ回転用モーター、11はス
タテイツクミキサー、12はマニホールド、13
は流量表示装置、14は信号処理配線、15は塗
料配管、16は昇圧圧送ポンプ、17は中間貯留
タンク、18は塗料供給ポンプ、19は塗料容器
を示す。塗料容器19にはA液とB液の2液がそ
れぞれ入つており塗料供給ポンプ18により中間
貯留タンク17を経て、昇圧圧送ポンプ16によ
りマニホールド12に送られる。マニホールドに
送られた2液は更にスタテイツクミキサー11で
混合され、スプレーノズル本体に吐出される。 チツプ4には、チツプ回転軸を介して、チツプ
回転用モーター6と連結して一体構造としてお
り、塗料吐出中にチツプ4に塗料固形物などが詰
まつた塗料が吐出しなくなつた時は、即座に人為
的に操作盤面上のスイツチを操作し、又は塗料配
管15の途中に取付けた塗料流量表示装置13ま
たは圧力表示装置の異常検出信号14によつて、
自動的にチツプ回転用モーター6を遠隔操作で作
動させて、チツプ4を180度回転させて、チツプ
4に詰まつた異物を塗料の吐出力で排除し、異物
等の排出が終つたら、再び塗装作業を開始せしめ
る。 第3図はチツプに詰まつた異物を排除する態様
を示す図である。1はスプレーノズル本体、2は
アトマイズエアー出口、4はチツプ、5はチツプ
回転軸、6はチツプ回転用モーターであり、チツ
プ回転軸5は塗料流れに対して直角にチツプ4に
結合されており、チツプ内に異物が詰まつた場
合、モーター軸を回動することによりチツプを
180度回転して逆向きとし、塗料の吐出によつて
異物をチツプ内から吹き飛し排除するものであ
る。 次に第6図に示す本発明スプレー塗装用ノズル
装置(第3図)を用いた塗装装置により、第7図
に示す矢板20に2液混合塗料を塗装した例につ
いて述べる。 第6図において、Aは塗装ロボツト21の先端
に装着した本発明のスプレー塗装用ノズル装置で
ノズル遠隔操作盤22により遠隔操作される。 図中23はエアーモーター、24は流量表示装
置、25は切換バルブ、26は塗装機を示す。 この塗装機により第7図に示すL−T爪付鋼矢
板(600mφ外径×9mm板厚×10m管長)20に次
記の条件で2液混合塗料を塗装した。 塗装機 2液混合塗装機 先端ユニツト支持装置 塗装ロボツト ノズル装置 本発明の装置および従来ノズル 使用塗料 2液硬化型ウレタン樹脂 塗料温度 40〜50℃ 〃 吐出圧力 100〜150Kg/cm2 〃 吐出量 2000〜4500g/min その結果を次表に示す。
る場合に高い付着効率で塗装し、また自動塗装化
が可能なように工夫した新規なスプレー塗装方法
及び装置に関するものである。 (従来の技術) 第5図は従来の速乾2液混合塗料のスプレー塗
装装置のノズル部の斜視図を示し、一般に市販さ
れているものである。スプレーノズル本体7の中
央部の塗料吐出口のチツプ8にはチツプ回転軸9
およびチツプ回転用コツク10を有し、チツプ8
に塗料固形物などが詰まつた時は、人間が塗料の
吐出状態が悪いことを目視で発見し、即座に人間
がチツプ回転用コツク10を操作し、チツプ8に
詰まつた異物を除去している。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の速乾2液混合塗料のスプ
レー塗装用ノズルは次のような問題点がある。 (イ) 被塗装物への塗料付着効率が低く、塗料原単
位が悪い。 最近、一般塗料用スプレー塗装ノズルでは、
エアレスとエアーをミツクスした構造として、
塗料付着効率を高めているノズルがある。 ところが、これのノズルには、ノズル詰り対
策が施こされていないため、速乾2液混合塗料
に対しては、使用することが出来ない。 (ロ) 塗料の吐出状態監視およびスプレーノズルが
詰つた場合、その除去にあたりチツプの回転
は、人間がノズル先端部に近づき作業すること
になるが、ノズル周辺は塗料ミストが飛散し、
環境条件が悪い所で作業するため、常に防護服
および防護マスク着用する等その対策の必要が
ある。 (ハ) 上記の如き操作のため、塗装機本体の運転操
作する人を含めて塗装作業は2名以上が必要と
なつている。 (問題点を解決するための手段) 本発明は上述の如き諸問題を有利に解決した方
法及び装置であり、その要旨とするところは、 (1) 速乾2液混合塗料をスプレーする際に、スプ
レーノズルの先端部よりアトマイズエアーを塗
料スプレーに向けて吐出して塗料を微粒化する
と共にスプレーノズルの先端部の複数箇所より
パターン調整用エアーを前記塗料スプレーの周
囲をエアーカーテン状に包み込むように吐出
し、さらにスプレーノズルチツプの目詰まり時
は、その目詰まりを塗料配管系統中の流量また
は圧力の変動によつて検知し、遠隔操作により
180度転回可能に設けたスプレーノズルのチツ
プを回動操作して逆向きとし、塗料の吐出力で
目詰り固形物を排除することを特徴とする速乾
2液混合塗料のスプレー塗装方法。 (2) 速乾2液混合塗料のスプレー塗装装置におい
て、以下のAとBとCの3つの機構を一体構造
として持つことを特徴とする速乾2液混合塗料
のスプレー塗装用ノズル装置。 (A) スプレーノズルの先端部にアトマイズエア
ー吐出口およびパターン調整用エアー吐出口
を設けた、塗料のスプレーによる周囲飛散を
防止する機構。 (B) スプレーノズルのチツプを180度回転でき
る回転軸に装着した機構とし塗料固形物など
が、チツプに詰まつた時、塗料配管系統中に
取り付けられた流量計または、圧力計によつ
て検知し、チツプが180度回転して塗料の吐
出口で固形物を排除できる機構。 (C) チツプを装着した回転軸の駆動は空気圧、
油圧または電気を駆動源とし、遠隔操作でき
る機構。 である。 即ち本発明は、速乾2液混合塗料のスプレー塗
装に際し、 (イ) ノズル詰り対策のための回転ノズル機構と付
着効率を高めるためのエアレス・エアースプレ
ーノズルを一体構造にすることによつて、その
2つの機能を1つのノズルで発揮出来るように
したこと。 (ロ) ノズルチツプの回転は、機械的に遠隔操作で
きる構成とし、従来の問題点を解決して、有利
に塗装できるようにしたことにある。 そこで、(イ)に対しては、従来の回転ノズルの先
端部に周囲からノズル中心に向かつてパターン調
整用エアーを吐出させるパターン調整用エアー吐
出口を組込み付着効率を向上させる構造とする。
このパターン調整用エアー吐出口から吐出するエ
アーは、ノズル中心部から吐出する塗料の周囲を
エアーカーテン状に包み込み、塗料の周囲への飛
散を有効に防止する構造とする。そのために、吐
出口は2方向以上設けることが有効であり、吐出
角度は塗料のスプレーをつつみ込む構成とする。
複数の吐出口から吐出するパターン調整用エアー
は均等に吐出させることが好ましく、そのため供
給エアーは一度エアーボツクスに溜め込みそこか
ら各々吐出口へ送給する構造とすることが好まし
い。又回転ノズルのチツプは回転軸を介して外部
より回転させる構造とし、供給エアー系統と回転
軸を交錯させない構造とする。 (ロ)に対しては、回転軸に空気源、油圧源または
電気で作動するモータ等を取付けて機械的に駆動
できる構造とし、駆動は人為的操作により、又は
塗料配管系統に取付の流量表示装置または圧力表
示装置の異常検出信号によつて遠隔操作できる構
造とする。回転軸は確実に180度回転、停止でき
る構造とし塗料の吐出力で確実にノズルに詰つた
固形物を排出できる構成とする。 (実施例) 次に本発明方法及びノズル装置の一実施例につ
いて第1図、第2図および第3図に基づいて説明
する。 第1図は、実施例速乾2液混合塗料のスプレー
塗装用ノズル装置の斜視図を示す。 スプレーノズル本体1の中央部の塗料吐出口の
チツプ摺接の周囲にアトマイズエアー吐出口2と
パターン調整用エアー吐出口3を設け、この両吐
出口から吐出するエアーは、ノズル中心部から吐
出する塗料の周囲をエアーカーテン状に包み込
み、塗料の周囲への飛散を有効に防止する構造と
する。 チツプ4は、チツプ回転軸5、更に、チツプ回
転用モーター6と連結し、チツプ4に塗料固形物
等が詰まつた時は、人為的に又は塗料配管系統に
取付の流量表示装置または圧力表示装置等の異常
検出信号によつて即座に操作し機械的に遠隔操作
でチツプ回転用モーター6を作動させることによ
つて、チツプ4を180度回転し、チツプ4に詰ま
つた異物を塗料の吐出力で容易に排除できる構成
とする。 (作用) 次に本発明装置の作用について、第1図、第2
図及び第3図により説明する。 スプレーノズル本体1の中央部に設けた塗料吐
出口のチツプ4の周囲に設けタアトマイジングエ
アー吐出口2とパターン調整用エアー吐出口3
は、中心部から吐出する塗料の塗装性を向上す
る。アトマイジングエアー吐出口2より吐出する
エアーは、塗料スプレーに霧化エアーとして作用
し、塗料の微粒化を促進し、霧化しにくい高粘度
塗料に対してもスプレー塗装性を向上する。パタ
ーン調整用エアー吐出口3より吐出せしめるエア
ーは、塗料スプレーの周囲をエアーカーテン状に
包み込み、オーバースプレーによる塗料の飛散を
有効に防止する。 第4図は本発明の方法を実施する装置例の全体
イメージ図である。1はスプレーノズル本体、4
はチツプ、6はチツプ回転用モーター、11はス
タテイツクミキサー、12はマニホールド、13
は流量表示装置、14は信号処理配線、15は塗
料配管、16は昇圧圧送ポンプ、17は中間貯留
タンク、18は塗料供給ポンプ、19は塗料容器
を示す。塗料容器19にはA液とB液の2液がそ
れぞれ入つており塗料供給ポンプ18により中間
貯留タンク17を経て、昇圧圧送ポンプ16によ
りマニホールド12に送られる。マニホールドに
送られた2液は更にスタテイツクミキサー11で
混合され、スプレーノズル本体に吐出される。 チツプ4には、チツプ回転軸を介して、チツプ
回転用モーター6と連結して一体構造としてお
り、塗料吐出中にチツプ4に塗料固形物などが詰
まつた塗料が吐出しなくなつた時は、即座に人為
的に操作盤面上のスイツチを操作し、又は塗料配
管15の途中に取付けた塗料流量表示装置13ま
たは圧力表示装置の異常検出信号14によつて、
自動的にチツプ回転用モーター6を遠隔操作で作
動させて、チツプ4を180度回転させて、チツプ
4に詰まつた異物を塗料の吐出力で排除し、異物
等の排出が終つたら、再び塗装作業を開始せしめ
る。 第3図はチツプに詰まつた異物を排除する態様
を示す図である。1はスプレーノズル本体、2は
アトマイズエアー出口、4はチツプ、5はチツプ
回転軸、6はチツプ回転用モーターであり、チツ
プ回転軸5は塗料流れに対して直角にチツプ4に
結合されており、チツプ内に異物が詰まつた場
合、モーター軸を回動することによりチツプを
180度回転して逆向きとし、塗料の吐出によつて
異物をチツプ内から吹き飛し排除するものであ
る。 次に第6図に示す本発明スプレー塗装用ノズル
装置(第3図)を用いた塗装装置により、第7図
に示す矢板20に2液混合塗料を塗装した例につ
いて述べる。 第6図において、Aは塗装ロボツト21の先端
に装着した本発明のスプレー塗装用ノズル装置で
ノズル遠隔操作盤22により遠隔操作される。 図中23はエアーモーター、24は流量表示装
置、25は切換バルブ、26は塗装機を示す。 この塗装機により第7図に示すL−T爪付鋼矢
板(600mφ外径×9mm板厚×10m管長)20に次
記の条件で2液混合塗料を塗装した。 塗装機 2液混合塗装機 先端ユニツト支持装置 塗装ロボツト ノズル装置 本発明の装置および従来ノズル 使用塗料 2液硬化型ウレタン樹脂 塗料温度 40〜50℃ 〃 吐出圧力 100〜150Kg/cm2 〃 吐出量 2000〜4500g/min その結果を次表に示す。
【表】
(発明の効果)
本発明の速乾2液混合塗料のスプレー装置によ
り塗装を行うことによつて、次の如き顕著な効果
がある。 (イ) 被塗物への塗料付着効率が高くなり、それに
よつて塗料原単位が向上する。 (ロ) 塗料の飛散浮遊量が少なくなり、作業場環境
が著しく改善される。また、飛散塗料の廃棄量
が少なくなる。 (ハ) 速乾2液混合塗料のノズル詰りに対し、遠隔
操作が可能となり、作業者が環境条件の悪い所
に暴露されることがなくなる。 (ニ) 自動塗装化が容易であり塗装作業が合理化さ
れ、塗装コストが安くなる。
り塗装を行うことによつて、次の如き顕著な効果
がある。 (イ) 被塗物への塗料付着効率が高くなり、それに
よつて塗料原単位が向上する。 (ロ) 塗料の飛散浮遊量が少なくなり、作業場環境
が著しく改善される。また、飛散塗料の廃棄量
が少なくなる。 (ハ) 速乾2液混合塗料のノズル詰りに対し、遠隔
操作が可能となり、作業者が環境条件の悪い所
に暴露されることがなくなる。 (ニ) 自動塗装化が容易であり塗装作業が合理化さ
れ、塗装コストが安くなる。
第1図は本発明の実施例スプレー装置用ノズル
装置の斜視図、第2図は同ノズル部の斜視図、第
3図は第1図の断面図、第4図は本発明の塗装方
法例の全体を示すイメージ図、第5図は従来の塗
装用ノズルの斜視図、第6図は本発明のノズル装
置を用いた塗装装置例の説明図、第7図は実施例
に用いた被塗装材鋼矢板の断面図である。 1……スプレーノズル本体、2……アトマイズ
エアー吐出口、3……パターン調整用エアー吐出
口、4……チツプ、5……チツプ回転軸、6……
チツプ回転用モーター、7……スプレーノズル本
体(従来)、8……チツプ(従来)、9……チツプ
回転軸(従来)、10……チツプ回転用コツク、
11……スタテイツクミキサー(2液混合)、1
2……マニホールド、13……流量表示装置、1
4……信号処理配線、15……塗料配管(A液、
B液)、16……昇圧圧送ポンプ、17……中間
貯留タンク(A液、B液)、18……塗料供給ポ
ンプ(A液、B液)、19……塗料容器(A液、
B液)、20……鋼矢板、21……塗装ロボツト、
22……ノズル遠隔操作盤、23……エアーモー
ター、24……流量表示装置、25……切換バル
ブ、26……塗装機。
装置の斜視図、第2図は同ノズル部の斜視図、第
3図は第1図の断面図、第4図は本発明の塗装方
法例の全体を示すイメージ図、第5図は従来の塗
装用ノズルの斜視図、第6図は本発明のノズル装
置を用いた塗装装置例の説明図、第7図は実施例
に用いた被塗装材鋼矢板の断面図である。 1……スプレーノズル本体、2……アトマイズ
エアー吐出口、3……パターン調整用エアー吐出
口、4……チツプ、5……チツプ回転軸、6……
チツプ回転用モーター、7……スプレーノズル本
体(従来)、8……チツプ(従来)、9……チツプ
回転軸(従来)、10……チツプ回転用コツク、
11……スタテイツクミキサー(2液混合)、1
2……マニホールド、13……流量表示装置、1
4……信号処理配線、15……塗料配管(A液、
B液)、16……昇圧圧送ポンプ、17……中間
貯留タンク(A液、B液)、18……塗料供給ポ
ンプ(A液、B液)、19……塗料容器(A液、
B液)、20……鋼矢板、21……塗装ロボツト、
22……ノズル遠隔操作盤、23……エアーモー
ター、24……流量表示装置、25……切換バル
ブ、26……塗装機。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 速乾2液混合塗料をスプレーする際に、スプ
レーノズルの先端部よりアトマイズエアーを塗料
スプレーに向けて吐出して塗料を微粒化すると共
にスプレーノズルの先端部の複数箇所よりパター
ン調整用エアーを前記塗料スプレーの周囲をエア
ーカーテン状に包み込むように吐出し、さらにス
プレーノズルチツプの目詰まり時は、その目詰ま
りを塗料配管系統中の流量または圧力の変動によ
つて検知し、遠隔操作により180度転回可能に設
けたスプレーノズルのチツプを回動操作して逆向
きとし、塗料の吐出力で目詰り固形物を排除する
ことを特徴とする速乾2液混合塗料のスプレー塗
装方法。 2 速乾2液混合塗料のスプレー塗装装置におい
て、以下のAとBとCの3つの機構を一体構造と
して持つことを特徴とする速乾2液混合塗料のス
プレー塗装用ノズル装置。 (A) スプレーノズルの先端部にアトマイズエアー
吐出口およびパターン調整用エアー吐出口を設
けた、塗料のスプレーによる周囲飛散を防止す
る機構。 (B) スプレーノズルのチツプを180度回転できる
回転軸に装着した機構とし塗料固形物などが、
チツプに詰まつた時、塗料配管系統中に取り付
けられた流量計または、圧力計によつて検知
し、チツプが180度回転して塗料の吐出口で固
形物を排除できる機構。 (C) チツプを装着した回転軸の駆動は空気圧、油
圧または電気を駆動源とし、遠隔操作できる機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7909588A JPH01249147A (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 速乾2液混合塗料のスプレー塗装方法及びスプレー塗装用ノズル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7909588A JPH01249147A (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 速乾2液混合塗料のスプレー塗装方法及びスプレー塗装用ノズル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01249147A JPH01249147A (ja) | 1989-10-04 |
JPH0581306B2 true JPH0581306B2 (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=13680322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7909588A Granted JPH01249147A (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 速乾2液混合塗料のスプレー塗装方法及びスプレー塗装用ノズル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01249147A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100500675B1 (ko) * | 2003-02-10 | 2005-07-11 | 주식회사 에이앤피사이언스 | 고유량 입자 분무장치 |
JP4955379B2 (ja) * | 2006-12-20 | 2012-06-20 | 株式会社キャディック | コーティング溶液、該溶液を用いた無機−有機ハイブリッド皮膜の形成方法、およびこの形成方法により得られる皮膜 |
-
1988
- 1988-03-31 JP JP7909588A patent/JPH01249147A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01249147A (ja) | 1989-10-04 |
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