JPH0581128B2

JPH0581128B2 -

Info

Publication number: JPH0581128B2
Application number: JP63048712A
Authority: JP
Inventors: Hajime Takahashi; Rikishi Nakamura
Original assignee: Secom Co Ltd
Current assignee: Secom Co Ltd
Priority date: 1988-03-03
Filing date: 1988-03-03
Publication date: 1993-11-11
Also published as: JPH01223934A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、普通の健康状態にある人（以下、健
常者という）の健康度の測定を行う測定装置に関
し、特に健康度の目安となる血圧、脈拍、心電、
体重等の複数の健康度指標を被測定者が１台の装
置上で測定位置につくことにより、簡単に測定可
能であると共に表示によるデータ認識も簡単に得
られるようにした健康管理測定装置に関する。

〔従来の技術〕

従来より、人の健康度の指標となる血圧、心
電、脈拍、体重等について、個々の項目毎に健康
度判定を行う健康診断用機器は数多く普及してお
り、医療機関のみならず、一般家庭やスポーツ施
設等においても設備されている場合が多々ある。

〔発明が解決すべき課題〕

しかし、前述の健康度指標を測定する場合、常
に同じ姿勢で測定されているとは限らず、又、医
師の面前に居るときには不必要な緊張により、リ
ラツクスした姿勢や心理状態で測定されていると
は言い難い。特に、心電等においては、リラツク
スした姿勢、心理状態で測定しなければ真の高精
度なデータは得られない。そこで常に統一した条
件下で健康度指標を測定する装置が要望される。
又、診療所や病院においては、健康度の測定項目
毎に各専用の部屋へ出向かなければならず、その
都度待ち時間等が必要となり煩瑣になる。そこで
１ケ所で、しかも好ましくは１時期に複数の健康
度の指標となる測定項目を測定できる様な健康管
理装置が要望されている。

依つて、本発明の目的は、上述した従来の問題
点を解消し、かつ諸要望を満足し得る健康管理測
定装置を提供することにある。つまり、被測定者
が一定の測定位置につくと、常に決まつた姿勢、
心理状態で測定でき、その上、複数の健康度指標
から選択した項目、又は全項目を１時期に測定す
ることも可能な健康管理測定装置を提供せんとす
るものである。

また、本発明は、１つの測定構造体としてまと
められた形態を有した健康管理測定装置を提供せ
んとするものである。

〔解決手段と作用〕

本発明によれば、健康度の指標となる各測定項
目を測定する健康管理測定装置において、健康度の指標となる測定項目の選択、設定を行
うと共に複数のモードを選択できる操作部と、前記操作部に応答して測定データの出力信号を
発生する複数の健康度指標測定端を有した測定部
と、前記測定部からの出力信号に基づき測定値を
算出する制御部と、前記制御部からの測定値データを被測定対象者
等に表示するデータ表示部とを、具備すると共に被測定者を測定姿勢で支持する
１台の支持構造体上にこれら各部を装着して構成
され、前記支持構造体は、床面近くの台座、該台
座から直立した背当て、該背当てから前記台座と
平行な着座位置と背当てに密着するたたみ込み位
置とで転回可能に枢着した座、前記座の両側に支
持され、該座と共に背当て側にたたみ込み可能に
設けられ、被測定対象者の腕を支承するように設
けたアームとを具備した椅子構造を有し、前記
座、アームをたたみ込んだ状態でも前記台座上で
少なくとも１つの測定項目の測定を行うモードを
選択可能であるように構成された健康管理測定装
置が提供され、複数の健康度指標から選択した項
目、或いは全項目に就いて、統一した姿勢で、し
かも、被測定者自身がリラツクスした心理状態で
測定を遂行でき、データ表示により、健康状態の
認識及びデータ収集を行うことができるのであ
る。しかも、本発明では、椅子型支持構造体にま
とめた構成され、同支持構造体が着座姿勢から椅
子の背当てにたたみ込んだ姿勢へ転回可能な構造
を備え、着座姿勢のとき、測定モードを設定し
て、各又は全項目に就いて測定を行い、たたみ込
み姿勢のとき、スタンバイモードに設定して体重
測定等の特定測定項目に就いて測定を行うことが
できるように構成されているのである。以下、本
発明を添付図面に示す実施例に基づいて、詳細に
説明する。

〔実施例〕

第１図は、本発明による健康管理測定装置の１
実施例を示す斜視図、第２図は、本発明に係る健
康管理装置の機能ブロツク図、第３図は第１図に
示した実施例の装置の具体的な機能構成を示すブ
ロツク図、第４図は、同実施例の使用態様を示す
略示図である。

さて、第２図を参照すると、本発明に係る健康
管理測定装置は、血圧、脈拍、心電、体重等を測
定する測定部１、制御部２、表示部３、操作部４
を備えて構成され、測定部１は、例えば、椅子形
をして、被測定者が測定位置に就く構造体から成
る装置本体の測定に適する部分に設置又は収納さ
れた測定端１ａ……１ｎを複数有している。制御
部２は、装置本体の適所、例えば、椅子の背部等
に内蔵され健康度の指標となる各測定項目に就
き、前記測定部１で測定した健康度の指標のデー
タ出力を集計し、健康度を判定し、後述のデータ
の表示部３へその健康度の測定結果を出力する。
この表示部３は、音声合成回路、液晶デイスプレ
イ、プリンター等で構成され、前記制御部２から
の健康度の判定結果を音声、画像、印字データ等
の種々の形態で出力表示する。操作部４は、例え
ばパネルスイツチやスイツチ等で構成され、モー
ド切換え、測定項目の選択、測定者の選択又は登
録、表示出力の選択、前回測定値の呼び出し、測
定の開始・終了、電源のON／OFF等の設定と入
力とを行う。

次に第１図〜第４図を参照して、本発明による
健康管理測定装置の１実施例を詳細に説明する。

第１図は、本発明の健康管理装置の本体を椅子
の形態にした実施例を示している。同第１図にお
いて、３１は表示部３を構成するプリンターで、
後に詳述する制御部２からの出力結果を任意ある
いは自動的に印字表示する。３２は、タツチスイ
ツチパネルで、LCDで構成されたパネル表示３
２０（第３図）とモードの切換設定等を行うパネ
ルスイツチ３２１で構成される。３３は測定者が
測定部１に正しく身体の測定部位を設置したか否
かを確認するための測定部位設定確認用表示灯で
あり、１１は測定部１の１つの測定端１ａを構成
する心電用電極、１３は同じく一つの測定端１ｂ
を構成する体重計、１５は内部に他の１つの測定
端１ｃを成す指式血圧計を収納するカバーであ
る。４１は操作部４を構成するスイツチ群で、電
源のON／OFF、測定の開始／終了、プリンクー
３１の紙送り、音声出力のON／OFF切換等を操
作するスイツチを有している。そして、上述した
諸機能部は、椅子の形態をした構造本体３０に装
着されており、同構造本体３０は、被測定者が着
座する座３０ａ、腕を載せるアーム３０ｂ、背当
て３０ｃ、上記体重計１３を保持した台座３０ｄ
を備えている。第３図は、同実施例の機能構成を
示しており、１１は前述の如く心電測定用の心電
電極であり、１２は心電電極から信号を検出し心
電測定信号として送出する心電用アンプ、１３ａ
は前述の体重計１３を成す装置例として、体重を
測定し、電気信号に変換するロードセル、１４は
該ロードセル１３ａからの電気信号を受けて体重
測定信号を作成し、送出する体重アンプ部、１５
ａは前述の血圧測定用の血圧カフ部、１６は前記
血圧カフ部１５ａから出力された電気信号を増幅
する血圧アンプである。制御部２には、心電アン
プ１２を介して心電電極１１から送出される心電
測定信号と体重アンプ１４を介してロードセル１
３ａから送出される体重測定信号の出力切換を行
うマルチプレクサ２１と、上記心電測定信号及び
体重測定信号のアナログ／デジタル変換を行う第
1A／Ｄ変換回路２２、前記血圧アンプ部１６を
介して血圧カフ部１５ａから送出される血圧測定
信号のアナログ／デジタル変換を行う第2A／Ｄ
変換回路２３、CPU，ROM，RAM等で構成さ
れ各種信号処理演算及び制御のための信号処理回
路２４を具備して構成される。既述の表示部３
は、プリンター３１、前述のパネル表示３２０、
スピーカ３４等で構成される。叉、操作部４は、
スイツチ部４１及びパネルスイツチ３２１で構成
され、測定の開始、モードの設定等を行うと共に
設定方法の表示や設定表示をも行うように構成さ
れている。電源回路５は、前記の各部に電力を供
給する回路手段で、第１図に示した構造本体３０
の適当な位置に設けられている。尚、外部接続回
路部６が、更に設けられ、必要に応じて、外部の
測定機器、例えば、特殊な場所でなければ、測定
に適さない尿検査器具や或いは、別に収納された
体温計からの信号入力及び測定結果を蓄積するた
めの外部出力等を行う。

次に、本実施例の健康管理測定装置の作用を各
部機能の使用方法と共に説明する。椅子形態をし
た構造本体３０は、第４図ａに示すように未使用
時は座３０ａ及び両アーム３０ｂを背当て３０ｃ
へ転回させて収納してある。本実施例は、座３０
ａを背当て３０ｃへ収納した状態であつても第４
図ｂに示すように台座３０ｄに被測定者が乗るこ
とで、体重計１３として使用することができ、又
第４図ｄのように座３０ａに着座したままであつ
ても体重計１３として使用できるように成つてい
る。本測定装置では、上記電源回路５による電源
がON状態であれば、予め定めた荷重がロードセ
ル１３に掛かると自動的に表示部３が起動され、
該荷重、即ち重量データを音声、画面、または印
字の何れかの形態で表示する。

次に、本実施例による椅子形の健康管理測定装
置を使用して健康度を測定する方法を説明する。
まず、第１図、第３図と共に第４図ｃを参照して
操作について説明する。被測定者は、第１図に示
した構造本体３０を畳んで第４図ｃの状態とした
ものの背当て３０ｃの上縁に設置してあるスイツ
チ部４１の開始／終了スイツチを押下する。開始
信号は、スイツチ部４１から第３図に示した信号
処理回路２４に入力される。該信号処理回路２４
では開始信号の入力により、測定モードに切換え
る（電源ON状態のみであれば、スタンバイモー
ドである）。信号処理回路２４は、測定モードが
スタートした旨の信号を表示部３に出力し、パネ
ル表示３２０及び音声等で測定モードがスタート
したことを被測定者に通報する。

次に、信号処理回路２４は、予め登録してある
複数人或いは１名の個人名や予め割り当てられた
コード番号を表示部３のパネル表示３２０の画面
に出力表示する。操作者（被測定者自身）は、表
示された複数人或いは１名の個人名から自己に該
当するものを選択又は番号入力する。この選択操
作は本実施例の場合、パネル表示３２０が操作部
４のパネルスイツチとなつており、パネル表示３
２０に表示された個人名を指で触れることによつ
て簡単に選択、設定することができる。操作部４
で入力された個人名は、信号処理回路２４に出力
する。信号処理回路２４は、個人名が入力される
と、測定項目メニユーをパネル表示３２０に画像
出力する。パネル表示３２０上には、前記信号処
理回路２４からの入力によつて測定項目が表示さ
れる。例えば、測定項目として血圧、心電、脈
拍、体重、体温及び尿の測定項目が表示される。
操作者は、前述と同様に操作部４のパネルスイツ
チ３２１にて測定項目を複数個又は１個選択する
（又、前回の測定値を呼び出すことも可能なよう
に、それ用のスイツチも有る）。ここでは、例え
ば血圧、心電、体重を選択することとする。パネ
ルスイツチ３２１で入力した測定項目は、信号処
理回路２４に出力される。

次に、血圧、体重、心電を測定する場合の動作
について説明する。被測定者は、椅子の座３０ａ
に着座する（第４図ｄ参照）。台座３０ｄの前方
に設けられた足置板１０上の電極部に素足を載せ
るようにする。

指式血圧計のカバー１５を開き、血圧カフ部１
５ａを取り出し、該血圧計１５ａに人指し指を挿
入する。被測定者は、胸部電極収納部より収納さ
ている胸部電極を胸部に取り付け、第２図に示す
心電用電極１１面上に手首、素足裏を置く。胸部
電極は吸盤にて簡単に取り付けることができ、そ
の信号は、アーム３０ｂに有る胸部電極用コネク
タに挿入することで、構造本体３０と接続する。
手首、素足裏の電極１１のセツトの確認は、アー
ム３０ｂに設置された測定部位確認用表示灯３３
のLEDの緑表示によつて行う。つまり、電極面
１１上に正しく手首、素足裏を置きさえすれば、
正しくセツトされ、従つてその部位に対応する
LEDが緑表示されるようになつており、叉、正
しくセツトされていない場合は赤の点滅表示とな
り、被測定者は各部位の状態の全てが把握でき
る。測定準備が完了すると、信号処理回路２４
は、前述の如く既に選択された測定項目に対応す
る測定部１の各測定端１ａ……１ｎ等に起動信号
を送出する。本実施例の場合、第３図に示した如
く測定用の信号系統が２系統であり、１つは心電
及び体重用（個別の信号系統としてもよい）、他
方は血圧測定用である。測定は血圧及び体重又は
心電を同時に並行して測定する。ここで血圧測定
の原理について簡単に説明する。原理は光電容積
脈波法を利用した容積脈波法に基づいたもので、
指（被測定箇所）に対して加圧ポンプを利用して
圧迫用カフにより圧迫する。このとき当該指の血
管は、カフ圧と血管内圧の差によりその内容積を
変化させると同時に血管系が圧容積特性におい
て、強い非線形性を有することから、血圧の脈波
成分に対応した容積変化分もこのカフ圧と血管内
圧の差に応じてその大きさが変化する。当該指を
光源（例えばLED）と受光素子（フオトトラン
ジスタ）とで挟むようにし、その部分を圧迫用カ
フで包み、カフ圧を一旦脈波喪失まで上昇させ、
徐々に減少させると、上記フオトトランジスタの
出力の交流成分がある点で出現し、その後次第に
その振幅を増大し、最大値をとつた後に減少す
る。このとき生ずる光電容積脈波の波高変化より
マイクロコンピユータを介して血圧値を算出する
ものであり、その原理自体は公知である。指式血
圧計１５ａにて血圧の測定を行つた信号は、血圧
アンプ１６に入力され平均血圧値、最高血圧値を
検出し、血圧測定信号として第2A／Ｄ変換回路
２３においてデジタル信号に変換され、信号処理
回路２４に出力される。体重の測定は、椅子台座
３０ｄに内蔵されたロードセル１３ａによつて遂
行される。体重は椅子本体３０の重さを基準にし
て被測定者が椅子に着座したときの加算荷重分を
ロードセル１３ａによつて検出し測定する。従つ
て、本体３０に着座した状態で測定可能である。
ロードセル１３ａにより重量を電気信号に変換
し、体重アンプ１４に出力する。体重アンプ１４
ではその電気信号より体重を検出し、体重測定信
号としてマルチプレクサ２１、第1A／Ｄ変換回
路２２を介して信号処理回路２４に出力する。こ
こで、マルチプレクサ２１は、第1A／Ｄ変換回
路２２に入力する信号として体重測定信号と心電
測定信号とを切換えるためのものである。第
1A／Ｄ変換回路２２は、前記アンプ１２，１４
から出力された信号を結合する信号処理回路２４
にて信号処理できるようにデジタル信号に変換す
るものである。体重測定の終了後、心電を測定す
る。心電は、胸部、手首、素足裏にセツトされた
電極１１によつて第、第、第及び、胸部誘
導の心電波形を検出し、心電アンプ１２にて心電
測定信号として前述のマルチプレクサ２１、第
1A／Ｄ変換回路２２を介して信号処理回路２４
に出力する。

次に測定結果を表示あるいは外部に送出する動
作を説明する。信号処理回路２４は、測定部１よ
り入力した測定信号を各測定項目毎に処理する。
測定が終了すると、信号処理回路２４は、表示部
３に対して測定が終了した旨の信号を先ず、出力
する。表示３は、測定終了信号を受けて音声でス
ピーカ３４を介して「測定完了」等の案内を行
う。次に、信号処理回路２４は、測定結果を判定
後、表示部３に測定結果を出力する。表示部３は
パネル表示３２０上に測定結果を表示する。表示
は測定項目毎に表示する場合、測定値が自動スキ
ヤンされるので、次々に測定値の表示を行うよう
にする。測定結果を印字部３１にて印字する場合
はプリントスイツチをパネルスイツチ３２１内に
設け、その操作によりプリントアウトを行うよう
にする。前述では説明しなかつたが、体温を測定
した場合、構造本体３０内の別途に収納された舌
下型体温計を取り出し、測定者は、舌下に該体温
計を接続されたコネクタをアーム３０ｂに接続す
る。被測定者は、測定結果を確認後、開始／終了
スイツチを再び押下し、測定モードを終了させ
る。そしてスタンバイモードに切換り、体重のみ
測定可能となる。本実施例は、第３図に示すよう
に入力用及び出力用とから構成される外部接続回
路６を有しており、ここに椅子以外にて測定す
る。例えば尿検査等の測定データを入力処理する
ことも可能である。尿検査は、尿を取得するため
必然的にトイレで行う必要があり、構造本体上で
の検査が困難なため、外部接続回路６を用意する
ものである。又、前記のように測定結果をそのま
ま表示してもよいが、信号処理回路２４で予め入
力或いは算出した該被測定者の標準範囲或いは性
別年齢別の標準範囲と測定結果とを比較判断して
出力することもできる。その場合、表示部３には
「標準範囲内です。」「医師に相談して下さい。」等
のアテンシヨンを測定値と共に表示する。又、外
部接続回路６から通信回線を使用して外部の管理
センターに契約コード、個人コードと共に測定デ
ータを送信し、管理センターにおいて測定データ
を集計し、正常異常の判断を行う構成としてもよ
い。この場合、測定終了後管理センターに測定値
を送出するので、表示部３では解析中の表示を行
い、又、管理センターで個人毎の測定内容の記録
を蓄積するようにしても良い。その場合、判断結
果は、管理センターから送信し、本健康管理測定
装置にてその測定結果のデータを受信し、表示す
ることも可能である。更に、制御部２と他のパー
ソナルコンピユータ等の信号処理装置を結合する
ようにしてもよい。これは、例えば医師等の診断
結果を測定者の測定結果一覧の記憶装置に入力
し、蓄積することでカルテとして利用できる。
又、本実施例では椅子形態の測定装置を示した
が、構造本体３０の形態は、他に診療台やベヅト
等であつても良い。本実施例では、信号処理回路
２４を１つ設けた構成で説明したが、測定系統毎
の処理回路を設けて処理の高速化を図るようにし
てもよい。その場合、同時に複数の測定が実施可
能となる。

〔発明の効果〕

上述した実施例の説明を介して理解できるよう
に、本発明によれば、リラツクスした心理状態で
且つ、常に統一された測定姿勢状態で健康度指標
の測定を行うことが可能となり、被測定者のその
測定時点における真のデータを高精度に測定でき
ることに成り、故に、高精度の健康度の判定結果
が得られる。そして、その判定結果から罹病の可
能性が有るときには、病院での診断を促す表示も
行い得るので、早期に疾病の発見が可能となる。
また、複数の測定項目を同一時期に測定可能であ
るので測定効率が向上し、待ち時間による時間浪
費を解消できる。更に、本発明によれば、この健
康管理測定装置が１台構造体に纒められた構成を
有するから、それを被測定者が、自宅に設置すれ
ば自宅に居ながらにして健康管理の推進ができる
と共に医師の診断に寄与する貴重なデータを比較
的簡便にしかも高頻度で供給可能となる。故に、
健康管理の品質の向上を期待することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による健康管理測定装置の１
実施例を示す斜視図、第２図は、本発明に係る健
康管理装置の機能ブロツク図、第３図は第１図に
示した実施例の装置の具体的な機能構成を示すブ
ロツク図、第４図は、同実施例の使用態様を示す
略示図。１……測定部、１ａ〜１ｎ……測定端、２……
制御部、３……表示部、４……操作部、５……電
源回路、２４……信号処理回路、３０……構造本
体、３０ａ……座、３０ｂ……アーム、３０ｃ…
…背当て、３０ｄ……台座。

Claims

【特許請求の範囲】１健康度の指標となる各測定項目を測定する健
康管理測定装置において、健康度の指標となる測定項目の選択、設定を行
うと共に複数のモードを選択できる操作部と、前記操作部に応答して測定データの出力信号を
発生する複数の健康度指標測定端を有した測定部
と、前記測定部からの出力信号に基づき測定値を
算出する制御部と、前記制御部からの測定値データを被測定対象者
等に表示するデータ表示部とを、具備すると共に被測定者を測定姿勢で支持する
１台の支持構造体上にこれら各部を装着して構成
され、前記支持構造体は、床面近くの台座、該台座か
ら直立した背当て、該背当てから前記台座と平行
な着座位置と背当てに密着するたたみ込み位置と
で転回可能に枢着した座、前記座の両側に支持さ
れ、該座と共に背当て側にたたみ込み可能に設け
られ、被測定対象者の腕を支承するように設けた
アームとを具備した椅子構造を有し、前記座、ア
ームをたたみ込んだ状態でも前記台座上で少なく
とも特定測定項目の測定を行うモードを選択可能
であることを特徴とする健康管理測定装置。２前記データ表示部は、前記複数の健康度指標
測定端による測定結果を単一の表示部で表示する
と共に前記支持構造体の背当て上面に配置されて
いることを特徴とする特許請求の範囲１に記載の
健康管理測定装置。