JPH0581049A - メモリの時間管理方式 - Google Patents

メモリの時間管理方式

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JPH0581049A
JPH0581049A JP3240772A JP24077291A JPH0581049A JP H0581049 A JPH0581049 A JP H0581049A JP 3240772 A JP3240772 A JP 3240772A JP 24077291 A JP24077291 A JP 24077291A JP H0581049 A JPH0581049 A JP H0581049A
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JP
Japan
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time
area
memory
unit
user
Prior art date
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Application number
JP3240772A
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Inventor
Masatomo Yazaki
昌朋 矢崎
Atsushi Nakajima
淳 中島
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Memory System (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動画像や音声などのいわゆる時系列データを
処理するためのメモリの時間管理方式に関し、時系列デ
ータを時間的に管理することにより、スワップアウトや
スワップインなどを必要とすることなしに実メモリ上に
転送することのできるメモリの時間管理方式を提供する
ことを目的とする。 【構成】 メモリ部5と、メモリ部の領域獲得/解放の
タイミング時間を管理する時間管理テーブル31を備え
た時間計測部3と、該時間計測部からの領域獲得信号と
領域開放信号に基づいてメモリ部の時間的な管理を行う
ユーザ領域時間管理テーブル41を備えた領域管理部4
を有し、時間計測部3が指定時間になったことを検出し
たときに領域管理部4に対してメモリ部1を獲得するよ
うに指示し、時間計測部3が指定時間を経過したことを
検出したときに領域管理部4に対してメモリ部1を開放
するように指示するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画像や音声などのい
わゆる時系列データを処理するためのメモリの時間管理
方式に関する。
【0002】近年のコンピュータシステムのマルチメデ
ィア化(例えば、テキストデータ、静止画データ、動画
像データ、音声データなど)に伴い、オペレーティング
システムに対してマルチメディア機能をサポートするこ
とが要求されている。このような問題に対処するため、
メディア間の同期を制御するに有利なマルチスレッド機
能を備えたオペレーティングシステムが提供されている
が、動画像や音声などの時系列データを処理しようとす
ると、その膨大な量のデータをすべて実メモリ上に持っ
てくるか、意図的に分割して実メモリ上に持ってくるか
のどちらかである。
【0003】一般に、時系列データを処理する場合、或
る時刻にはすべての時刻に関するデータを必要とぜず、
或る時刻のデータとその前後数時刻に関するデータが実
メモリ上に存在すれば充分である。このように、過ぎ去
った時刻のデータに関しては破棄してもかまわないとい
う時系列データの性質を考慮すると、実メモリのデータ
領域を効率的に使用するには、そのデータ領域を時間的
に効率よく管理する必要がある。
【0004】
【従来の技術】従来の時系列データの取扱いにおいて
は、時系列データのための領域を新たに実メモリ上に獲
得した後、通常のテキストデータなどと同様に、全デー
タを実メモリ上に持ってくるか、あるいは、アプリケー
ションがプログラムでデータを意図的に分割して実メモ
リ上に持ってくるかのどちらかであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、マルチメデ
ィア化した場合、限られたメモリ容量の中で複数のプロ
セスが動くため、せっかくメモリ上に持ってきたデータ
も、プロセスが切り替わることで、データの一部または
全部が2次記憶装置(ディスク)の方へスワップアウト
させられることがある。こうなると、次にプロセスが切
り替わり、スワップアウトされたページにアクセスした
場合などにはページアウトが発生し、該当するページを
2次記憶装置からスワップインしなければならず、目的
とするデータに直ちにアクセスすることができないとい
う問題を生じる。
【0006】また、スワップアウトされないメモリを使
用した場合、全データを実メモリ上に持ってくるか、ア
プリケーションがプログラムで意図的に分割して実メモ
リ上に持ってくるかのどちらかであるが、全データを持
ってきた場合、データ量が多いと時系列データのための
メモリ領域が大きくなり過ぎ、他のプロセスの動作環境
が悪くなる。一方、時系列データを分割して持ってきた
場合、データを取りにいくという処理が何回か必要にな
り、その処理をしている間はすぐに目的のデータにアク
セスできなくなる。
【0007】このため、従来においては、データアクセ
スを行おうとしても直ちにそれができず、例えば、音声
データを出力する場合などにおいて、次の音声データを
取り込むためのデバイスアクセスを行っている間に時間
が過ぎてしまい、音声が途切れるといったような問題を
生じていた。
【0008】本発明は、前記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、動画像や音声などの時系
列データを時間的に管理することにより、スワップアウ
トやスワップインなどを必要とすることなしに実メモリ
上に転送することのできるメモリの時間管理方式を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理説明
図を示す。図1において、1は、プロセス途中において
メモリを時間的に要求しているユーザプログラムであ
り、複数存在するプロセスの中の1つのプログラムであ
る。2は、それぞれのユーザプロセスの論理空間を物理
メモリ上にマッピングするためのマッピングテーブルで
ある。
【0010】3は、内部に時間管理テーブル31を有
し、このテーブルに登録された時間を計測している時間
計測部である。時間管理テーブル31は、図2に例示す
るように、ID毎に、タイムアウト時間,要因,通知先
を登録するためのテーブルである。時間管理テーブル3
1中、IDはユーザプログラムからの要求を区別するた
めのユニークな数字、タイムアウト時間は時間計測部3
がタイムアウトを検出する時間、要因は通知の内容、通
知先はタイムアウトを検出した時に時間計測部3がどこ
に通知するかの通知先を示す。
【0011】4は、メモリを時間的に管理している領域
管理部であり、ユーザからの要求を登録するユーザ領域
時間管理テーブル41を有し、時間計測部3からの通知
(獲得/開放)により、マッピングテーブル2に対して
その通知内容に当たる操作を行うものである。ユーザ領
域時間管理テーブル41は、図3に例示するように、ユ
ーザ毎に、ユーザ番号,ID,絶対時間,start−
time、占有時間、addr、size、statu
sを登録するためのテーブルである。
【0012】ユーザ領域時間管理テーブル41中、ユー
ザ番号は要求のあったユーザのマッピングテーブルを検
索するための基になるユーザ固有の番号、IDはユーザ
プログラムからの要求を区別するためのユニークな識別
数字、絶対時間はユーザプログラムからの要求が発生し
た時のシステムの時間、start−time(スター
トタイム)はユーザの要求発生から領域獲得を開始する
までの待ち時間、占有時間は獲得したメモリ領域を占有
している時間、addr(アドレス)はユーザが獲得を
要求したメモリ領域の先頭番地、size(サイズ)は
ユーザが獲得を要求したメモリ領域のサイズ、stat
us(ステータス)は時間計測部3からタイムアウトの
通知を受けた時の処理内容を示す。
【0013】5は、時系列データを読み込んで格納する
ためのメモリである。6は、時系列データを格納してい
る2次記憶装置(ディスク)7からデータを取り出し、
領域管理部4または時間計測部3から直接送られてくる
通知に基づいてメモリ5の該当領域51のデータを更新
する時系列データ制御部である。
【0014】
【作 用】ユーザプログラム1から、命令コード“tm
_alloc()”などによって、指定したメモリ領域
51を時間的に獲得する要求を領域管理部4に要求する
と、領域管理部4は、要求を区別するためのIDと、要
求のあった時のシステムの絶対時間、メモリ領域の獲得
開始時間を示すstart−time、メモリ領域の占
有時間、そのaddr、データのsize、statu
sをユーザ領域時間管理テーブル41(図3)に登録す
るとともに、時間計測部3の時間管理テーブル31(図
2)に対して、この時のIDとタイムアウトする時間、
タイムアウトした時の要因(領域獲得/領域開放)、そ
の通知先を登録する。
【0015】時間計測部3は、時間管理部3の時間管理
テーブル31に登録されたタイムアウト時間を計時し、
タイムアウトが発生すると、そのタイムアウトしたID
とタイムアウトした要因を領域管理部4に通知する。
【0016】通知を受けた領域管理部4は、IDを基に
ユーザ領域時間管理テーブル41を検索してユーザ番号
を求め、そのユーザ番号から操作対象となるユーザのマ
ッピングテーブル2を求める。そして、そのマッピング
テーブル2の該当するメモリ領域に対して要因(領域獲
得/領域開放)に対応する操作を行う。これにより、時
間を区切ってメモリを管理することが可能となる。
【0017】また、時間計測部3内の時間管理テーブル
31の通知先を時系列データ制御部6とし、その通知の
要因を“領域更新”と登録することで、時系列データ制
御部6が時間計測部3から領域更新のタイミング信号を
受け取ることにより前記獲得したメモリ領域51の内容
を一定のタイミングで更新するように構成することがで
きる。
【0018】さらに、時系列データ制御部6から時間計
測部3への通知要因を“領域獲得”と“領域更新”と
し、時系列データ制御部6と領域管理部4の動作を連係
させてタイミングを同期させることにより、領域獲得指
示で時系列データ制御部6がメモリ領域51を獲得した
後、時系列データ制御部6に領域更新を指示するように
すれば、獲得したメモリ領域51に対して自動的に目的
の時系列データを転送することが可能となる。
【0019】従来のメモリ管理方式では、上記した時間
管理テーブル31とユーザ領域時間管理テーブル41を
有しておらず、ユーザからメモリの獲得要求があると、
メモリ5内の空き領域を探してそれをマッピングテーブ
ル2に書き込んでいるだけであった。したがって、メモ
リ5に空き領域がない場合、スワップアウトやスワップ
インなどの処理が必要であった。これに対し、本発明
は、前記したように獲得すべきメモリ領域51を時間管
理テーブル31とユーザ領域時間管理テーブル41によ
って時間的に管理し、獲得要求が時間的に重なることの
ないように制御しているので、スワップアウトやスワッ
プインなどの処理が不要となる。
【0020】
【実施例】以下、図5のタイムチャートを参照して本発
明の第1実施例につき説明する。なお、この図5のタイ
ムチャートは、ユーザ1とユーザ2が、領域管理部4に
対して10msの時間間隔おいて以下の要求を出した場
合の領域獲得動作を示したものである。 (1) ユーザ1は、要求発生の20ms後に、100
msの間、アドレス“0x10000”からサイズ0x
1000のメモリ空間を獲得することを要求する。 (2) ユーザ2は、要求発生の200ms後に、50
0msの間、アドレス“0x10000”からサイズ0
x1000のメモリ空間51を獲得することを要求す
る。
【0021】ユーザプログラム1からメモリの獲得要求
が届くと、領域管理部4は獲得要求のあったアドレス
“0x10000”と重なっているエントリーが他にあ
るか否かを、領域管理部4内のユーザ領域時間管理テー
ブル41によって調べる。
【0022】重なっている場合、“空き領域なし”のエ
ラーを返し、重ならないならば、ユーザ1のメモリ占有
の開始時間を指定するタイムアウト時間20msを図1
の時間計測部3に指示するとともに、領域管理部4のユ
ーザ領域時間管理テーブル41に“領域獲得”を登録す
る。このユーザ1の要求発生時(時刻0ms)における
ユーザ領域時間管理テーブル41と時間管理テーブル3
1のテーブル状態を図5に示す。
【0023】時間計測部3は、図5(B)の時間管理テ
ーブル31に基づいてユーザ1のタイムアウト時間を、
例えば1ms毎に減算していき、タイムアウト時間の計
測を開始する。
【0024】時刻10msになり、ユーザプログラム2
からメモリの獲得要求が届くと、領域管理部4はユーザ
プログラム2から獲得要求のあったアドレス“0x10
000”と重なっているエントリーが他にあるか否かを
領域管理部4内のユーザ領域時間管理テーブル41によ
って調べる。
【0025】ユーザ2の要求したメモリ領域とユーザ1
の要求したメモリ領域がアドレス空間的には例え同一で
あったとしても、図4から明らかなように、それぞれの
メモリの占有時期は、ユーザ1は時刻20ms位置から
100msの間、ユーザ2は時刻210ms位置から5
00msの間であり、両者は時間的に重なることがな
い。
【0026】したがって、ユーザ2からのメモリ獲得要
求を受けた領域管理部4は、ユーザ2のメモリ占有の開
始時間を指定するタイムアウト時間200msを時間計
測部3に指示するとともに、領域管理部4のユーザ領域
時間管理テーブル41に“領域獲得”を登録する。この
ユーザ2の要求発生時(時刻10ms)におけるユーザ
領域時間管理テーブル41と時間管理テーブル31のテ
ーブル状態を図6に示す。なお、図6(B)のユーザ領
域時間管理テーブル41中、ID=id−1(ユーザ1に
相当)のタイムアウト時間は、この時点までの経過時間
10msが減算され、10msとなっている。
【0027】時間計測部3の計時が進んで時刻20ms
に達すると、時間計測部3がユーザ1のタイムアウト時
間20msの経過を検出し、これを領域管理部4へ通知
する。通知を受けた領域管理部4は、ユーザ領域時間管
理テーブル41(図6(A))のユーザ1のSTATU
Sが“領域獲得”なので、ユーザ領域時間管理テーブル
41内にエントリーされているアドレス“0x1000
0”をマッピングテーブル2にマッピングする。
【0028】上記のようにしてマッピングした後、領域
管理部4は、時間計測部3に対して、ユーザ1のタイム
アウト時間としてメモリ領域の占有時間たる100ms
を指示するとともに、ユーザ領域時間管理テーブル41
のユーザ1のSTATUSに“領域開放”を登録する。
この時刻20msにおけるユーザ領域時間管理テーブル
41と時間管理テーブル31のテーブル状態を図7に示
す。
【0029】以上の処理動作により、ユーザ1によって
要求されたメモリ領域51が時間的に獲得される。
【0030】計時が進んで時刻120msに達し、時間
計測部3がユーザ1の占有時間100msをタイムアウ
トすると、これを領域管理部4へ通知する。通知を受け
た領域管理部4は、ユーザ領域時間管理テーブル41
(図7(A))のユーザ1のSTATUSが“領域開
放”なので、ユーザ領域時間管理テーブル41にエント
リーされているユーザ1の獲得要求アドレスをマッピン
グテーブル2から削除するとともに、ユーザ領域時間管
理テーブル41と時間管理テーブル31からユーザ1に
関するすべての登録を削除する。この時刻120msに
おけるユーザ領域時間管理テーブル41と時間管理テー
ブル31のテーブル状態を図8に示す。
【0031】計時が進んで時刻210msに達すると、
時間計測部3がユーザ2のタイムアウト時間200ms
の経過を検出し、これを領域管理部4へ通知する。通知
を受けた領域管理部4は、ユーザ領域時間管理テーブル
41(図8(A)参照)のユーザ2のSTATUSが
“領域獲得”なので、ユーザ領域時間管理テーブル41
内にエントリーされているアドレス“0x10000”
をマッピングテーブル2にマッピングする。
【0032】上記のようにしてマッピングした後、領域
管理部4は、時間計測部3に対して、ユーザ2のタイム
アウト時間としてメモリ領域の占有時間たる500ms
を指示するとともに、ユーザ領域時間管理テーブル41
のユーザ2のSTATUSに“領域開放”を登録する。
この時刻210msにおけるユーザ領域時間管理D41
と時間管理テーブル31のテーブル状態を図9に示す。
【0033】以上の処理動作により、ユーザ2によって
要求されたメモリ領域51が時間的に獲得される。
【0034】計時が進んで時刻710msに達し、時間
計測部3がユーザ2の占有時間500msをタイムアウ
トすると、これを領域管理部4へ通知する。通知を受け
た領域管理部4は、ユーザ領域時間管理テーブル41
(図9(A))のユーザ2のSTATUSが“領域開
放”なので、ユーザ領域時間管理テーブル41にエント
リーされているユーザ2の獲得要求アドレスをマッピン
グテーブル2から削除するとともに、ユーザ領域時間管
理テーブル41と時間管理テーブル31からユーザ2に
関するすべての登録を削除する。
【0035】これにより、領域管理部4内のユーザ領域
時間管理テーブル41と、時間計測部3内の時間管理テ
ーブル31はいずれの項目もすべて空白状態に戻され、
一連のメモリ獲得動作を終了する。
【0036】なお、前記第1実施例では、時間管理テー
ブル31のアウトタイム時間を減算方式で計時するよう
にしたが、絶対時間で計時するようにしてもよい。ま
た、使用する時間計測部3は同一マシン上に存在してい
てもよいし、ネットワークを介して他のプロセッサ上に
存在していてもよい。また、この時間計測部3は、時間
精度を上げるために、専用のハードウェアを用いてもよ
いものである。
【0037】次に、本発明の第2実施例を示す。第2実
施例は、時系列データ制御部6を用いて2次記憶装置
(ディスク)7から時系列データを獲得したメモリ領域
に転送する。メモリ領域の時間的な管理方法は前記第1
実施例と同様であるが、時系列データ制御部6が時間計
測部3からメモリの獲得通知を直接受けてデータを転送
する。である。
【0038】すなわち、前記第1実施例と同様の方法に
よって獲得されたメモリ領域51に対して、2次記憶装
置(ディクス)7上の或るデータファイルの或る固定バ
イトづつを或る時間タイミングで転送する要求をtm_
write()とした場合、この要求を受けた時系列デ
ータ制御部6は、指定された転送タイミングを時間計測
部3へ指示する。この時、時間計測部3は、要因を“領
域更新”とし、通知先を“時系列データ制御部6”とし
て時間管理テーブル31に登録する。
【0039】時間計測部3は、指定された転送タイミン
グを検出すると、時系列データ制御部6へ領域更新を通
知する。通知を受けた時系列データ制御部6は、該当す
るメモリ領域51に対して2次記憶装置(ディスク)7
から指示されたサイズのデータを転送する。
【0040】なお、時間計測部3からの通知と処理対象
とするメモリ領域51との対応は、第1実施例と同様
に、IDで管理する。そして、転送するファイルの最後
を検出するか、メモリ領域が開放されるまでの間、時間
計測部3に対して転送のためのタイミング時間を登録し
ては通知を受けてデータを転送するという処理を繰り返
し実行することにより、目的の時系列データを順次転送
する。
【0041】次に、本発明の第3実施例を示す。前記第
2実施例では、時系列データ制御部6にデータを更新す
るタイミング時間と、転送するデータファイルと、一度
に転送するデータ長を指定することによりメモリ領域5
1へのデータ転送を行ったが、第3実施例は、例えば図
10に示すように、転送するデータファイルのファイル
ヘッダまたはファイル内に、転送の基本となる単位時
間、その単位時間内に送られるデータ量、そしてそれに
基づいて計数された時間的なファイルサイズ(例えば、
図10では、単位時間20ms、単位時間内に送られるデ
ータ量は4Kバイト、時間的なファイルサイズ2秒)な
どのファイル管理情報を予め書き込んでおくことによっ
て、時系列データ制御部6が転送タイミング、転送デー
タ量の各パラメータを算出する。
【0042】この場合において、時系列データ制御部6
は、転送するメモリ領域51に合わせて転送タイミン
グ、転送データ量を例えば以下のようにして計算する。 転送タイミング=(転送先のメモリ領域/基本時間内の
データ量)×基本時間 転送データ量=(転送タイミング/基本時間)×基本時
間内のデータ量
【0043】例えば、転送先のメモリ領域51を8Kバ
イトとし、図10に示すファイルを転送するものとする
と、転送タイミングは40ms、転送データ量は8Kバ
イトとなる。すなわち、時系列データ制御部6は、40
ms毎に8Kバイトの時系列データを指定されたメモリ
領域に次々に転送すればよい。
【0044】次に、本発明の第4実施例を示す。前記第
2および第3実施例では、予め獲得された固定のメモリ
領域51に対してデータを更新したが、第3実施例は、
この領域を時間的に次々と獲得されるメモリ領域を用い
て行う。この場合、tm_write()の要求を受け
た時系列データ制御部6は、指定された領域を指定され
た時間に獲得するように、領域管理部4に指示する。こ
のとき、獲得されるメモリ領域の占有時間の値は、例え
ば次の領域獲得が起こる時間(転送タイミング時間)を
設定すればよい。
【0045】第4実施例の場合、領域獲得指示を受けた
領域管理部4は、第1実施例と同じように動作するが、
時間計測部3への通知要因に“領域獲得”と“領域更
新”の2つを登録する。時間計測部3も、第1実施例と
同様に動作するが、設定されたタイミング時間を検出す
ると、“領域獲得”と“領域更新”を領域管理部4へ通
知する。
【0046】この通知を受けた領域管理部4はメモリ領
域を獲得し、そのメモリ領域のアドレスと領域更新の通
知を時系列データ制御部6へ通知する。時系列データ制
御部6は、第2実施例と同様の動作で、獲得されたメモ
リ領域に対してデータを転送して更新する。このメモリ
領域は占有時間が過ぎた時点で開放されるので、時系列
データ制御部6は、次の更新タイミングに合わせてメモ
リ領域の獲得処理を行うようにする。
【0047】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明によれば、 (1)時系列データのメモリ領域の有効利用を図ること
が可能になる (2)時系列データ転送時に無駄なスワップアウトやス
ワップインを行わなくても済むようになる (3)時系列データを実メモリ上に持ってくる際にタイ
ミングをとるということを考えなくて済むため、アプリ
ケーションの開発が楽になる という種々の優れた効果を奏し、マルチメディア用OS
の性能向上に寄与するところ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明に用いられる時間管理テーブルを示す図
である。
【図3】本発明に用いられるユーザ領域時間管理テーブ
ルを示す図である。
【図4】本発明の1実施例の領域獲得のタイムチャート
である。
【図5】時刻0msのテーブル状態を示す図である。
【図6】時刻10msのテーブル状態を示す図である。
【図7】時刻20msのテーブル状態を示す図である。
【図8】時刻120msのテーブル状態を示す図であ
る。
【図9】時刻210msのテーブル状態を示す図であ
る。
【図10】時系列データのファイル管理情報の例を示す
図である。
【符号の説明】
1 ユーザプログラム 2 マッピングテーブル 3 時間計測部 4 領域管理部 5 メモリ 6 時系列データ制御部 7 2次記憶装置(ディスク) 31 時間管理テーブル 41 ユーザ領域時間管理テーブル 51 獲得されたメモリ領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリ部と、メモリ部の領域獲得/解放
    のタイミング時間を管理する時間管理テーブルを備えた
    時間計測部と、該時間計測部からの領域獲得信号と領域
    開放信号に基づいてメモリ部の時間的な管理を行うユー
    ザ領域時間管理テーブルを備えた領域管理部を有し、 時間計測部が指定時間になったことを検出したときに領
    域管理部に対してメモリ部を獲得するように指示し、 時間計測部が指定時間を経過したことを検出したときに
    領域管理部に対してメモリ部を開放するように指示する
    ことを特徴とするメモリの時間管理方式。
  2. 【請求項2】 メモリ部と、メモリ部の領域獲得/解放
    のタイミング時間を管理する時間管理テーブルを備えた
    時間計測部と、2次記憶装置からメモリ部へ転送する時
    系列データのデータ量と転送タイミングを制御する時系
    列データ制御部を有し、 時系列データ制御部が算出したタイミングに従って時間
    計測部で時間計測を行い、 時間計測部が指定時間になったこと検出したときに時系
    列データ制御部に対して指定されたメモリ領域の時系列
    データを更新するように指示することを特徴とするメモ
    リの時間管理方式。
  3. 【請求項3】 メモリ部と、メモリ部の領域獲得/解放
    のタイミング時間を管理する時間管理テーブルを備えた
    時間計測部と、該時間計測部からの領域獲得信号と領域
    開放信号に基づいてメモリ部の時間的な管理を行うユー
    ザ領域時間管理テーブルを備えた領域管理部と、2次記
    憶装置からメモリ部へ転送する時系列データのデータ量
    とタイミングを制御する時系列データ制御部を有し、 時系列データ制御部が算出したタイミングに従って時間
    計測部で時間計測を行い、 時間計測部が指定時間になったこと検出したときに領域
    管理部に対してメモリ部を獲得するように指示し、 時間計測部が指定時間を過ぎたことを検出したときに領
    域管理部に対してメモリを開放するように指示すること
    を特徴とするメモリの時間管理方式。
JP3240772A 1991-09-20 1991-09-20 メモリの時間管理方式 Pending JPH0581049A (ja)

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