JPH0581001A - ソフトウエア開発におけるカスタマイズ支援方式 - Google Patents

ソフトウエア開発におけるカスタマイズ支援方式

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JPH0581001A
JPH0581001A JP26826291A JP26826291A JPH0581001A JP H0581001 A JPH0581001 A JP H0581001A JP 26826291 A JP26826291 A JP 26826291A JP 26826291 A JP26826291 A JP 26826291A JP H0581001 A JPH0581001 A JP H0581001A
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JP26826291A
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Takayuki Ishigami
孝幸 石上
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Hitachi Ltd
Hitachi Information Systems Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Information Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソフトウエア開発の作業の枠組みに関する定
義情報をカスタマイズする際、定義情報の一貫性を維持
し、カスタマイズを効率よく行う。 【構成】 カスタマイズの対象項目間の関連を関連モデ
ルとして定義し、更に、該関連モデルの個々の関連に、
定義情報の一貫性維持のための支援方法をルールとして
割付けて関連モデル格納部5に格納する。該ルールの具
体的定義はルール格納部7に格納する。カスタマイズ実
行部11はカスタマイズを実行し、その履歴はカスタマ
イズ履歴格納部8に格納される。カスタマイズ誘導部1
0は、カスタマイズ履歴から変更部分を知り、関連モデ
ルとルール定義を参照して、関連先の定義情報を自動変
更し、更に、ユーザに他の変更部分を提示したり、アラ
ームを出したりする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソフトウェア開発を効
果的/効率的に進めるための設計作業/プロジェクト管
理作業の枠組みとしての定義情報を、個々のユーザのプ
ロジェクト向けに自由にカスタマイズする時の、定義情
報の一貫維持に好適なカスタマイズ支援方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ソフトウェア開発では、開発作業やプロ
ジェクト管理作業を効果的/効率的に進めるために、開
発手順、使様書のワークシートやドキュメント構成、作
業基準などを、プロジェクトの枠組みとして定義してお
くが、この定義情報は、プロジェクトの特性に応じて多
様に変わる。カスタマイズとは、このようにプロジェク
トの特性に合うように、枠組みとしての定義情報を変更
することをいう。
【0003】近年のソフトウェアの大規模化/多様化に
伴い、ソフトウェア開発プロジェクトも大規模化/多様
化し、うまくコントロールすることがますます重要にな
っている。そのために、開発手順やドキュメント構成や
プロジェクト共通ルールなどの枠組みの定義情報が作業
管理に効果を発揮してきているが、この定義情報もユー
ザやプロジェクトの特性に応じて自由に変えられるこ
と、いわゆるカスタマイズできることが望ましい。但
し、自由にカスタマイズすることによって、一貫性を失
われては、却ってプロジェクトの混乱/効率低下を招く
ので、カスタマイズする時は、この一貫性を維持するた
めの支援が必要となる。
【0004】従来は、この定義情報を変更した場合に、
その一貫性を維持するために次のような方法をとってい
た。 (1)「〇〇部分を変更したら、△△部分も変更してい
るか?」というようなチエックリストを用意しておき、
ある部分を変更した後、それに関連してチエックする部
分をチエックリストに応じてユーザが捜す。 (2)変更した部分を含んでいる、他の部分の一覧を、
クロスリファレンスとして出力する。
【0005】他には、例えば特開平1−292529号
「ソフトウェア設計情報保守支援方式」に記載のよう
に、設計情報間の関連ある部分にリンクを付けておき、
変更になった時、関連する部分にそのリンクの種別に応
じたメッセージを出力するものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の(1)や
(2)の方法では、変更した部分に関連する部分につい
ての一部の情報を提示してくるだけであり、ユーザはそ
れを手がかりに全て捜さなければならず、多大な労力を
必要とする問題があった。また、ある部分をカスタマイ
ズで変更する場合、関連する部分をいろいろ調べ意識し
ながら変更しなければならないため、該変更部分のカス
タマイズに集中できない問題もあった(一緒に考えた方
が良い部分があるなら、それだけ提示してくれればよ
い)。また、ある部分を変更したら、関連する部分を調
べて同じような変更を行わなければならず、この時、間
違った変更を行い、矛盾が発生する可能性があり、さら
に、いろいろな部分を変更した場合は、情報の一貫性が
なくなるという問題もあった。
【0007】一方、前記特開平1−292529号の方
式をカスタマイズ対象項目の定義情報に適用すれば、変
更すべき部分の検索は自動化されるが、メッセージが蓄
積されるだけで、自動変更はできず、また、メッセージ
表示のタイミングをコントロールしたり、矛盾を防ぐべ
く変更禁止部分を設定し、変更をコントロールすること
もできない。よって、効果としては、前記(2)の方法
のクロスリファレンスを出力するものと大差なく、全く
同一でなくてもユーザの判断で関連する部分を指定でき
るようになることぐらいである。
【0008】本発明の目的は、ソフトウェア開発の作業
の枠組みに関する定義情報を個々のユーザのプロジェク
トだけにカスタマイズする時、定義情報の一貫性維持を
支援すると共に、その支援方法も定義情報の特性やユー
ザの意図に応じて自由に選択できるようにすることにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、ソフトウェア開発の作業の枠
組みに関する定義情報を、プロジェクトの特性に応じて
カスタマイズする計算機システムにおいて、カスタマイ
ズの対象項目間の関連を表わす関連モデルを格納する手
段と、関連のあるカスタマイズの対象項目間で変更を波
及させるときのルールを格納する手段と、前記関連モデ
ルの中の個々の関連にルールを割付ける手段と、カスタ
マイズ履歴からカスタマイズ対象項目を抽出し、前記関
連モデルとルールを参照して、関連先のカスタマイズを
自動誘導する手段とを設けたことである。
【0010】また、請求項2の発明では、前記関連モデ
ルの中の個々の関連にルールを割付けると共にルール実
行のタイミングを設定するようにしたことである。
【0011】さらに、請求項3の発明では、カスタマイ
ズの対象項目を、変更の波及を考慮する項目と考慮しな
くてよい項目にレイヤ分けし、考慮する項目に対して
は、さらに変更が波及する範囲の項目を同一グループに
まとめて管理する手段を設けたことである。
【0012】
【作用】本発明では、カスタマイズの対象項目間の関連
を関連モデルとして定義し、更に該関連モデルの中の個
々の関連に、定義情報の一貫性維持のための支援方法を
ルールとして割り付けておく。割り付けるルールとして
は、例えば次のような5種類の基本ルールを組合せる。
【0013】 変更内容を、関連する部分に自動的に
波及・反映させる。(自動変更) 関連部分を自動表示し、変更するかどうかユーザに
確認する。(ユーザ確認変更) 変更不可部分を設定しておき、関連部分を変更しよ
うとして、該変更不可部分に変更が波及しそうになる
と、アラームを出し、ロックする。(変更不可ロック) 変更した部分に関連する部分の一覧表を出力する。
(関連一覧出力) 既に変更した部分が、他からの変更の波及で再変更
さ儀そうになるとアラームを出す。(再変更アラーム)
【0014】これにより、カスタマイズ結果に応じてゆ
ーザを変更すべき部分に誘導してくれるので、ユーザ
は、カスタマイズに集中できる。また、矛盾の発生を防
止したり、ユーザの検索・チエック・変更の作業を軽減
してくれる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面により
詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例のシステム構成図
である。図1において、カスタマイズ対象項目管理テー
ブル格納部2はカスタマイズの対象項目を登録・管理す
るカスタマイズ対象項目管理テーブルの格納部であり、
該管理テーブルはカスタマイズ対象項目入力・管理部1
を通して入力され管理される。このカスタマイズ対象項
目管理テーブルでは、該対象項目を、変更波及を考慮す
る項目と考慮しなくてよい項目にレイヤ分けし、かつ考
慮する項目に対しては、変更が波及する範囲の項目を同
一グループにまとめている。このレイヤ分けは、レイヤ
管理部3によってユーザが容易に定義することができ
る。
【0017】関連モデル格納部5は、カスタマイズ対象
項目間の変更を、該対象項目間の関連で表現した関連モ
デルを格納する部分である。カスタマイズ対象項目の間
には、ある対象項目を変更したら、それに応じて別の対
象項目も変更しなければならないというように、対象項
目間にお互いに関連がある。ここでは、その個々の関連
を統合して、対象項目全体で捉えたものを関連モデルと
言う。この関連モデル格納部5の関連モデルは関連モデ
ル管理部4によって定義および管理される。また、該関
連モデルの各関連には、ルール割付け部6によって、一
貫性維持のための支援方法をルールとして割り付けてお
く。該ルールの定義内容は、条件部と実行部からなり、
条件部がカスタマイズ結果と照合され、マッチしたもの
が取り出され、その実行部の処理が行われる。ここで
は、実行部は5種類の基本ルールから構成されるとす
る。更に、ルールには実行のタイミングを設定してお
く。このルールの定義内容とタイミング指定は、ルール
格納部7に格納される。
【0018】定義情報格納部12は、カスタマイズの対
象となる定義情報の格納部であり、その中にカスタマイ
ズ対象項目名とその内容が入っている。カスタマイズ実
行部11は、該定義情報格納部12の定義情報に対する
カスタマイズを実行し、その実行履歴をカスタマイズ履
歴管理部9に渡す部分である。。カスタマイズ履歴管理
部9は、カスタマイズ実行履歴を整形し、カスタマイズ
履歴格納部8に蓄積する部分である。
【0019】カスタマイズ誘導部10が本実施例の中心
をなす。該カスタマイズ誘導部10は、カスタマイズ履
歴格納部8の内容を読み込み、該カスタマイズ履歴から
変更した部分を知り、関連モデル格納部5、ルール格納
部7の該関連モデルと該ルール定義を参照して、その関
連先の定義情報、およびそれとの間に設定されているル
ールとその実行タイミングに基づき、変更すべき部分を
自動変更したり、ユーザにその変更対象部分を提示し変
更を捉したりする。また、該カスタマイズ履歴を見てア
ラームを出したりする。また、定義情報の変更指示を、
カスタマイズ指示情報格納部13を通してカスタマイズ
実行部11に伝える。さらに、該関連モデルから関連先
を特定する時に、格納部2におけるカスタマイズ対象項
目管理テーブルのレイヤ分け/ゲループを見て、変更の
及ぶ範囲を制限する。
【0020】本システムにはディスプレィ装置100が
接続され、ユーザとの間で該ディスプレィ装置100を
介して対話形式に処理が実行される。
【0021】図2及び図3はカスタマイズ誘導部10を
中心とした処理の流れを示すフローチャートである。こ
れについては後述する。
【0022】図4は、カスタマイズ対象項目間の関連を
表わす関連モデルの内容例である。図中、31〜38が
カスタマイズ対象項目、41〜46がカスタマイズ対象
項目間の関連を示している。なお、破線はカスタマイズ
対象項目管理テーブルで変更の波及を抑えられている関
連を示したものである。例えば、開発手順31は成果物
構造32とドキュメント構成33と作業メニュー36と
関連しているが、開発手順31を変更した場合、変更の
及ぶ範囲は成果物構造32とドキュメント構成33であ
る。
【0023】図5は、図4の関連モデルの中の個々の関
連を定義する内容例である。図中、41〜45は図4に
示したものと同じであり、該番号が同じものを関連元/
関連先として関連づけると共に、適用するルールが割り
付けられる。
【0024】図6は、関連モデルの各関連に割り付ける
ルールの定義内容の一例であり、図7は、その定義内容
の実行部を構成する基本ルールの一覧であり、さらに、
図8は図6で定義したルールを実行するタイミングの一
覧である。
【0025】図9は、カスタマイズ対象項目管理テーブ
ルの内容の一例である。図9において、121は波及部
分の対象項目、122は非波及部分の対象項目、121
1、1212は波及部分のグループ分けを示している。
カスタマイズ対象項目について、該管理テーブルを参照
し、該対象項目が波及部分121に入っているかどうか
で、変更を他に波及させる必要があるかどうか知り、波
及させる場合、更に、その項目がポイントしているグル
ープの項目に対して変更を波及させることになる。グル
ープ1211ト1212の間では、リンク付けされてい
る全グループに入っている項目と、関連モデルでリンク
付けされている項目との論理積をとり、その項目のみに
波及させる。なお、図4の関連モデルの内容中の破線
は、該図9の非波及部分122で定義されたものであ
る。
【0026】図10は開発手順のカスタマイズの一例
で、作業W2を削除し、作業W3と作業W4と作業W5
を入れ替え、作業W7を追加したことを表している。図
11に、具体的作業名と該作業で作成されるワークシー
トの対応を示す。また、図12に、図10に対応するカ
スタマイズ履歴の例を示す。
【0027】図13は、成果物構造の一つであるワーク
シート間の関連のカスタマイズの一例で、図10の関発
手順のカスタマイズ結果から誘導されて変更された定義
内容を表わしている。ここで、S1〜S7は、それざれ
図11に示す作業コードW1〜W7の作業で作業される
ワークシートを表わしている。同様に、図14はドキュ
メント構成(目次)のカスタマイズの例であり、開発手
順と成果構造のカスタマイズ結果から誘導されて変更さ
れる。
【0028】次に、図2及び図3のフローチャートに基
づいてカスタマイズ誘導部10を中心とした動作を説明
する。
【0029】ここでは、図10のように開発手順をカス
タマイズしたとする。図10の変更操作はカスタマイズ
実行部11によって行われ、その操作の履歴が、カスタ
マイズ履歴管理部9によりカスタマイズ履歴格納部8に
蓄積される。該カスタマイズ履歴格納部8の内容は図1
2に示した通りである。
【0030】カスタマイズ誘導部10へは、カスタマイ
ズ実行部11から4種類のタイミングで制御が渡ってく
る。それは、各カスタマイズ対象項目のカスタマイズ
を開始した時点、その中の単位項目を変更し登録した
時点、その対象項目のカスタマイズを終了した時点、
ユーザが誘導を指定した時点の4つである。これらの
タイミングによって処理が異なるので、カスタマイズ誘
導部10ではタイミングにより処理を振り分ける(ステ
ップ201)。図2は上記のケースの処理フローであ
り、図3はそれ以外のケースの処理フローである。
【0031】初めに、図2の処理フローについて説明す
る。この場合は、単位項目が変更され、定義情報格納部
12に定義情報といて登録される毎に、カスタマイズ実
行部11からカスタマイズ誘導部10に制御が渡ってく
る。
【0032】まず、カスタマイズ対象項目とカスタマイ
ズした単位項目の抽出ステップ202では、カスタマイ
ズ履歴格納部8のカスタマイズ履歴(図12)からカス
タマイズ対象項目と、その中のカスタマイズ単位項目を
知る。次に、関連先の抽出ステップ203では、ステッ
プ202で取り出したカスタマイズ対象項目をキーに、
関連モデル格納部5の関連モデルを参照し関連先を調べ
る。図4の関連モデルを見ると、開発手順31は成果物
構造32とドキュメント構成33と作業メニュー36と
関連があることが分かる。よって、この3つの対象項目
を抽出する。
【0033】次に、関連先の特定ステップ204では、
管理テーブル格納部2のカスタマイズ対象項目管理テー
ブル(図9)を見て、開発手順のカスタマイズ結果を波
及させる関連先を特定する。図9より、この例の開発手
順の場合は、グループ1をポイントしているから、成果
物構造とドキュメント構成だけに変更を波及させればよ
いことが分かる。また、成果物構造を変更する場合はグ
ループ1とグループ2をポイントしているから、開発手
順とドキュメント構成とセキュリティに変更を波及させ
ることになる。このように、カスタマイズ対象項目管理
テーブルを関連モデルとは別に用意しておくことで、一
時的に変更の波及先を限定して調べてみることもでき、
関連モデルをいちいち定義し直さなくても、容易に変更
の波及のさせ方を変えることができる。
【0034】ステップ204の処理の結果、今カスタマ
イズした開発手順の変更内容を波及させる関連先として
は、成果物構造とドキュメント構成が特定させたから、
次の適合するルールの抽出ステップ205では、まず、
再び関連モデル格納部5の関連モデルを参照して、図4
の該当する関連41と43に割り付けられているルール
を見つけ、次に、ルール格納部7の該当ルールを調べ
て、その条件部がカスタマイズ履歴と合致するものを抽
出する。図5の関連モデルの関連定義内容より、図4の
41と43に割り付けられているルールは、ルール1と
ルール4が該当する。このルール1とルール4の定義内
容は図6より分かる。カスタマイズした単位項目と操作
は、図12のカスタマイズ履歴の内容より、作業W2と
削除であり(本例では、図12のNo.2以降はまだカス
タマイズされていないので、この時点では蓄積されてい
ない)、条件部が合致するものは、ルール1のとルー
ル4のである。
【0035】次に、タイミング指定の読み込みステップ
206では、ステップ205で抽出したルールの実行部
と実行タイミングを調べる。例えば、ルール1のの実
行部は、変更不可ロック/再変更アラーム/自動変更の
3つの基本ルールを含んでおり、このそれぞれの意味
は、図7のようになっている。ステップ207以降で
は、これらを書かれている順番に実行する。また、これ
らの誘導をどのタイミングで行うかは、基本ルールの種
類によって指定することもでき、図6、図7のように、
ルール定義内容と一緒に定義しておける。それぞれのタ
イミングに応じた誘導およびチエックの方法は、図8の
表のとおりである。
【0036】ルール1のとルール4のの基本ルール
の種別のタイミングは、図7より、いずれも固定で関連
元カスタマイズ時であるから,ルール実行ステップ20
9を行う。ルール1のについては、定義情報格納部1
2の定義情報における“変更不可ロック/再変更アラー
ム/自動変更”を解析し、カスタマイズ実行部11に対
する指示情報を作成し、カスタマイズ指示情報格納部1
3に出力する。変更不可ロックも再変更アラームも今は
該当しないので、自動変更を取り出す。これを何に適用
するかは、ステップ202で取り出した単位項目“作業
W2”と、図5の関連先の定義内容から、ワークシート
ID:S2と分かり、“ワークシートID:S2の削
除”の指示情報が作成される。また、ルール4のにつ
いても同様にして、“目次の単位項目:S2の削除”の
指示情報が作成される。
【0037】ここまでで、カスタマイズ誘導部10の処
理は終わり、カスタマイズ実行部11に処理が戻り、そ
こでカスタマイズ指示情報格納部13の指示情報に基づ
きカスタマイズが続行される。
【0038】カスタマイズ実行部11では、まずワーク
シートID:S2の削除が行われ、図13のワークシー
ト間の関連から、S2とそれに張られている関連(10
01と1002)が自動的に削除される。すると、この
S2の削除もカスタマイズ履歴格納部8に蓄積され、再
度、カスタマイズ誘導部10が起動され、今度はドキュ
メント構成の中の目次の単位項目:S2の削除が指示さ
れる。すなわち、ルール4のに対応する指示情報が実
行される前に、前の指示情報の波及部分が先に実行され
るのである。そして、ルール4のの指示情報を実行す
る段階では、すでに同じ変更が行われており、その実行
は省略される。これは、カスタマイズ履歴を見ることに
よって分かる。
【0039】次に、図10の作業W3、W4、W5を入
れ替え、W7を追加したことにより、再度、カスタマイ
ズ誘導部10が起動され、図6のルール1のとルール
4のが抽出され、その実行部の“ユーザ確認変更”が
取り出される。
【0040】ルール1ののタイミングは、図6より関
連先カスタマイズ時になっているので、関連先である成
果物構造のカスタマイズに入った時に誘導を行う。この
場合は、誘導タイミング情報と誘導情報の書き込みステ
ップ208で、誘導タイミング情報、すなわち、成果物
構造のカスタマイズ開始時に誘導を行うということと、
その誘導方法はユーザ確認変更であるという誘導情報が
カスタマイズ指示情報格納部13に書き込まれる。これ
は、後述の図3の(b)のケースの時に参照される。
【0041】ルール4のの誘導タイミングは、関連元
カスタマイズ時であり、ルール実行ステップ209の処
理が行われ、上記ルール1のに先立ってカスタマイズ
が行われる。これによって、ドキュメント構成は、先の
削除と合わせて図14のように変更される。
【0042】次に、開発手順のカスタマイズが終了し
て、成果物構造のカスタマイズに入った時点の誘導につ
いて説明する。これは、図3の(b)のケースに相当す
る。
【0043】カスタマイズ誘導部10は、カスタマイズ
対象項目の設定ステップ218でカスタマイズ実行部1
1より対象項目が成果物構造であることを知らされ、適
合タイミングの抽出ステップ219でカスタマイズ指示
情報格納部13の誘導タイミング情報をみ、ステップ2
20の判定で先の開発手順のカスタマイズ時に記録して
おいた誘導タイミングが該当することが分かる。これに
よって、誘導方法の抽出ステップ221で、カスタマイ
ズ指示情報格納部13に書き込まれている誘導情報か
ら、“ユーザ確認変更”を取り出し、ルール実行ステッ
プ222を行う。ユーザ確認変更の場合は、ユーザに定
義情報を提示し、変更の仕方を指示してもらう。そし
て、その内容をカスタマイズ指示情報格納部13に書き
込み、図2の(a)の場合と同様に、実際の変更はカス
タマイズ実行部11に戻って行われる。この結果、図1
3のようにワークシートID:S7が追加される。
【0044】以上の処理によって、図10の開発手順の
変更前から変更後へのカスタマイズに応じて、図13の
ワークシート間の変更前から変更後の定義内容へ、ま
た、図14のドキュメント構成の変更前から変更後の定
義内容へと誘導され変更されて、一貫性が保持される。
【0045】以上の例では、開発手順をまずカスタマイ
ズし、その結果の誘導で成果物構造とドキュメント構成
が変更されるに到ったが、カスタマイズの順番をどう選
んでも、対象項目間の関連さえきちんと定義されていれ
ば、同じ結果に誘導される。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のソフトウエア開発におけるカスタマイズ支援方式によ
れば次のような効果が得られる。
【0047】(1)変更漏れ・矛盾の減少 削除や名称変更などの変更は自動的に行ってくれ、入替
え/追加などに対しても関連部分を自動提示してくれの
で、変更漏れが少なくなる。また手作業による変更では
起こり易い入力ミスも、自動変更の場合はないので、矛
盾の発生を防止できる。
【0048】(2)変更作業量の軽減 削除や名称変更などの自動変更はもちろんのこと、それ
以外の変更でも関連部分を自動提示してくれるので、ユ
ーザが自分で調べ変更するという労力を大幅に削減でき
る。
【0049】(3)カスタマイズ作業への集中 現在カスタマイズしている部分の変更に応じて、他で変
更しなければならない部分は、システムが自動変更して
くれたり、自動提示してくれたりするので、ユーザがあ
まり気にする必要がない。これによって、ユーザはカス
タマイズしようとする部分に思考を集中することができ
る。一緒に考えるべき部分は、“ユーザ確認変更”や
“再変更アラーム”や“変更不可ロック”などのルール
とそのタイミング指定によって、システムが自動的に提
示してくれるように設定できるので効果的である。
【0050】(4)変更波及の範囲の調整 関連モデルによる変更波及の範囲を、管理テーブルを利
用して容易に制限できるから、変更影響を確かめたい部
分に一時的に範囲を特定して調べるような、変更のシミ
ュレーションも行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成図である。
【図2】図1のカスタマイズ誘導部を中心とした処理の
流れを示すフローチャートである。
【図3】図2と同様のフローチャートである。
【図4】カスタマイズ対象項目間の関連を表わす関連モ
デルの内容の一例である。
【図5】図4の関連モデルの中の個々の関連を定義する
一例である。
【図6】図4の関連モデルの各関連に割り付けるルール
(支援方法)の定義内容の一例である。
【図7】図6の定義内容を構成する基本ルールの種類の
一覧である。
【図8】ルール起動タイミングの種類の一覧である。
【図9】カスタマイズ対象項目の一覧とそのレイヤ分け
/グループ分けを管理するカスタマイズ対象項目管理テ
ーブルの内容の一例である。
【図10】開発手順のカスタマイズの一例である。
【図11】開発手順の作業名及び該作業で作成するワー
クシートの対応を示したものである。
【図12】カスタマイズ履歴の内容の一例である。
【図13】成果物構造の1つであるワークシート間の関
連のカスタマイズの一例である。
【図14】ドキュメント構成(目次)のカスタマイズの
一例である。
【符号の説明】
1 カスタマイズ対象項目入力・管理部 2 カスタマイズ対象項目管理テーブル格納部 3 レイヤ管理部 4 関連モデル管理部 5 関連モデル格納部 6 ルール割付け部 7 ルール格納部 8 カスタマイズ履歴格納部 9 カスタマイズ履歴管理部 10 カスタマイズ誘導部 11 カスタマイズ実行部 12 定義情報格納部 13 カスタマイズ指示情報格納部 100 ディスプレィ装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトウェア開発の作業の枠組みに関す
    る定義情報をプロジェクトの特性に応じてカスタマイズ
    する計算機システムにおいて、 カスタマイズの対象項目間の関連を表わす関連モデルを
    格納する手段と、 関連のあるカスタマイズの対象項目間で変更を波及させ
    るときのルールを格納する手段と、 前記関連モデルの中の個々の関連にルールを割付ける手
    段と、 カスタマイズ履歴からカスタマイズ対象項目を抽出し、
    前記関連モデルとルールを参照して、関連先のカスタマ
    イズを自動誘導する手段と、 を設けたことを特徴とするソフトウェア開発におけるカ
    スタマイズ支援方式。
  2. 【請求項2】 前記関連モデルの中の個々の関連にルー
    ルを割付けると共にルール実行のタイミングを設定する
    ことを特徴とする請求項1記載のソフトウェア開発にお
    けるカスタマイズ支援方式。
  3. 【請求項3】 カスタマイズの対象項目を、変更の波及
    を考慮する項目と考慮しなくてよい項目にレイヤ分け
    し、考慮する項目に対しては、さらに変更が波及する範
    囲の項目を同一グループにまとめて管理する手段を設け
    たことを特徴とする請求項1又は2記載のソフトウェア
    開発におけるカスタマイズ支援方式。
JP26826291A 1991-09-19 1991-09-19 ソフトウエア開発におけるカスタマイズ支援方式 Pending JPH0581001A (ja)

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