JPH0580585U - 造水装置 - Google Patents

造水装置

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JPH0580585U
JPH0580585U JP11249591U JP11249591U JPH0580585U JP H0580585 U JPH0580585 U JP H0580585U JP 11249591 U JP11249591 U JP 11249591U JP 11249591 U JP11249591 U JP 11249591U JP H0580585 U JPH0580585 U JP H0580585U
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water
passage
fresh water
main tank
switching valve
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Inventor
幹之助 岩本
Original Assignee
株式会社オニック
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 逆浸透モジュールの洗浄及び/又は殺菌等
のメンテナンスを簡便に行い得る造水装置を提供する。 【構成】 逆浸透モジュールを含む造水手段と、洗浄
液及び/又は殺菌液を貯留するためのメインタンクを、
薬液供給路及び透過水供給路により接続し、それぞれの
流路に切換弁を設けた構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、逆浸透方式により、海水等のような飲用に適しない原水から、水道 水の規準以上に浄化された水を造る造水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の逆浸透方式の造水装置は、逆浸透膜モジュール(以下ROモジュールと いう)を使用し、これにより海水等をの原水を飲料水程度に浄化することを可能 にする。
【0003】 前記ROモジュールは、水は透過するが水に溶解したイオンや分子は透過しな い性質の半透膜を有し、該半透膜を介して、水溶液にその浸透圧以上の圧力をか けることにより水のみを透過させ、溶質成分を加圧側に残す逆浸透の原理に基づ く分子サイズレベルの超精密濾過であり、この逆浸透に際して、熱や薬品を加え ることなく、微粒子からイオンや低分子領域に至るまで除去できる分離技術であ る。
【0004】 ROモジュールとして、中空繊維を用いることにより、スパイラル式に比べて 小さい容量で大きな透過水が得られる。これによれば、加圧された原水が中空繊 維の外側に沿って流れていく間に、逆浸透の原理で水だけが浸透圧に打ち勝って 繊維壁を透過し中空部分内に入り、中空部に入った透過水は開口部を通って外部 へ取り出される。一方、後に残った溶解成分は濃縮水として中空繊維の外側に沿 って別の流路を通って外部へ排出される。
【0005】 このようなROモジュールは、液の流出も均一であり、濁質の沈着も少なく、 洗浄操作も容易で、残留塩素1ppm程度の海水でも使用でき、モジュール内の バクテリア繁殖も防止できる。
【0006】 このようにして、一段式の逆浸透で水道水の規準以上の水が得られる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
従来の造水装置では、装置の運転終了後にフラッシング処理、薬液洗浄処理、 殺菌処理を行うことが面倒であり、充分にメンテナンスされないことが多い。そ の結果、ROモジュールの劣化や目詰まり等の問題がある。
【0008】 そこで、メンテナンスを容易にでき、初期の性能が長期間保てるROモジュー ルを使用した造水装置の提供が望まれていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決した造水装置を提供するものであり、その第一の手 段として構成したところは、原水供給手段と、逆浸透モジュールの透過水を注出 する造水路と不要液を排出する濁水路を含む造水手段と、前記造水路に連結され た造水注出路と、前記濁水路に連結された濁水排出路とを構成する逆浸透方式の 造水装置において、洗浄液及び/又は殺菌液を貯留するためのメインタンクから 導かれる薬液供給路を切換弁を介して造水手段に連結せしめると共に、前記造水 手段の造水路から切換弁を介して導かれる稀釈水還流路を前記メインタンクに連 結せしめて成る点にある。
【0010】 また、本考案が第二の手段として構成したところは、原水供給手段と、逆浸透 モジュールの透過水を注出する造水路と不要液を排出する濁水路を含む造水手段 と、前記造水路に連結された造水注出路と、前記濁水路に連結された濁水排出路 とを構成する逆浸透方式の造水装置において、洗浄液及び/又は殺菌液を貯留す るためのメインタンクから導かれる薬液供給路を切換弁を介して造水手段に連結 せしめると共に、前記造水手段の造水路から切換弁を介して導かれる稀釈水還流 路を前記メインタンクに連結せしめ、更に、前記造水手段の濁水路から切換弁を 介して導かれる薬液還流/排出路を前記メインタンクに連結せしめて成る点にあ る。
【0011】 更に、本考案が第三の手段として構成したところは、原水供給手段と、逆浸透 モジュールの透過水を注出する造水路と不要液を排出する濁水路を含む造水手段 と、前記造水路に連結された造水注出路と、前記濁水路に連結された濁水排出路 とを構成する逆浸透方式の造水装置において、前記造水注出路に設けられた塩分 濃度測定手段により作動する制御ユニットと、洗浄液及び/又は殺菌液を貯留す るためのメインタンクと、該メインタンクから導かれる薬液供給路と造水手段と を連通せしめるために前記制御ユニットにより作動せしめられる原水/薬液用の 切換弁と、前記造水手段の造水路とメインタンクに導かれる稀釈水還流路とを連 通せしめるために前記制御ユニットにより作動せしめられる造水注出/還流用の 切換弁と、前記造水手段の濁水路とメインタンクに導かれる薬液還流/排出路と を連通せしめるために前記制御ユニットにより作動せしめられる濁水/薬液用の 切換弁とから構成されて成る点にある。
【0012】
【実施例】
以下図面に基づき本考案の1実施例を詳述する。
【0013】 図1において、海水等の原水1を供給するための原水供給手段2は、ストレー ナ3を介して取水ポンプ4により吸い上げた原水を、一次フィルター5及び二次 フィルター6により通常の夾雑物や浮遊物質を除去した後に給送する供給路7を 構成している。
【0014】 造水手段8は、原水/薬液用の切換弁9を介して前記供給路7に連絡された圧 送路10と、該圧送路10に設けられた高圧ポンプ11と、該圧送路10に連結 された逆浸透モジュール、即ち、ROモジュール12とを構成し、該ROモジュ ール12を透過した透過水を給送するための造水路13と、該ROモジュール1 2により濃縮された濁質濃縮液等の不要液を排出するための濁水路14を構成し ている。
【0015】 前記造水路13は、造水注出/還流用の切換弁15を介して造水注出路16に 導かれ、該造水注出路16には、造水の塩分濃度を測定するための塩分濃度計1 7が設けられている。尚、造水注出路16から注出される製造水は、貯留タンク に貯蔵され後に使用されるか、或いはそのまま飲用等の使用に供される。
【0016】 前記濁水路14は、圧力を計測するための圧力計18を設けると共に、流量を 調節するためのニードルバルブ19を設け、濁水/薬液用の切換弁20を介して 濁水排出路21に導かれている。尚、濁水路14には、バイパス路14aが設け られ、該バイパス路14aに調圧弁22を有する。
【0017】 メンテナンス手段23は、薬液稀釈用のメインタンク24と、該メインタンク 24に対して、ポンプ25を介してクエン酸溶液を供給する洗浄用薬液タンク2 6と、ポンプ27を介して硫酸水素ナトリウム水溶液を供給する殺菌用薬液タン ク28とを構成し、メインタンク24を前記原水/薬液用の切換弁9に導く薬液 供給路29と、該メインタンク24を前記造水注出/還流用の切換弁15に連絡 せしめる稀釈水還流路30と、該メインタンク24を前記濁水/薬液用の切換弁 20に連絡せしめる薬液還流/排出路31とを構成している。
【0018】 制御ユニット32は、コントロールパネルだけを図示しているが、装置全体の 運転状況を監視し制御する。即ち、前述した各タンクの液レベルセンサー24a 、26a、28aにより各液レベルを監視し、各フィルター5、6の状態、各配 管の圧力、各弁類の駆動手段9a、15a、19a、20aによる各弁の開閉状 態、塩分濃度計17による塩分濃度、各ポンプ4、11、25、27の過電流、 その他を全て制御ユニット32により監視し制御する。
【0019】 次に、図示実施例に基づく作用を説明する。
【0020】 造水運転のためには、制御ユニット32の運転ボタンを押し、フィルターの目 詰まり、薬液タンクのレベルチェック、塩分濃度のチェックを行い、異常がなけ れば、ROモジュール12への押し込み圧力を約55kg/cmに設定し、運 転を開始する。これにより、図2に示すように、原水1は、原水供給手段2から 造水手段8に供給され、水道水の規準以上に浄化された後、造水注出路16から 注出される。
【0021】 即ち、原水1は、ストレーナ3を介して取水ポンプ4により吸い上げられ、一 次フィルター5及び二次フィルター6を経て夾雑物や浮遊物質を除去された後、 原水/薬液用の切換弁9を介して圧送路10に導かれ、高圧ポンプ11によりR Oモジュール12に押し込まれる。ROモジュール12を通過した透過水は、造 水路13から造水注出/還流用の切換弁15を介して造水注出路16に送られ、 塩分濃度計17により濃度測定され、規準値内と判断された後、製造水として造 水注出路16から注出される。一方、ROモジュール12により濃縮された濁質 濃縮液は、圧力計18により圧力計測され、ニードルバルブ19により調節され つつ濁水/薬液用の切換弁20を介して濁水排出路21に送られ排水される。
【0022】 この運転継続中は、塩分濃度計17により塩分濃度が監視されており、塩分濃 度が規定の値を越えると、制御ユニット32によりROモジュール12の異常が 検知され、運転を停止する。また、各故障項目及び点検項目が常に制御ユニット 32により監視されており、必要に応じて各項目の表示、ランプ点灯、ブザー鳴 動により、運転を停止する。これらの監視と運転停止は、マイクロコンピュータ により自動的に行われる。
【0023】 メンテナンスの必要が生じたとき、制御ユニット32によりメンテナンス手段 23が作動される。先ず、原水1を利用して、規定された圧力と水量と時間の下 にROモジュール12のフラッシング処理が行われる。
【0024】 次に、図3に示すように、ROモジュール12の洗浄処理が行われる。即ち、 造水注出/還流用の切換弁15が切り換えられ、ROモジュール12の透過水は 、造水路13から稀釈水還流路30を経てメインタンク24に送られ、メインタ ンク24を透過水で充満する。そこで、洗浄用薬液タンク26からクエン酸溶液 がポンプ25を介してメインタンク24に規定量入れられ混合稀釈化され、洗浄 液として貯留される。この状態で、原水/薬液用の切換弁9が切り換えられ、薬 液供給路29を圧送路10に連絡せしめられる。また、濁水/薬液用の切換弁2 0が切り換えられ、濁水路14を薬液還流/排出路31に連絡せしめられる。こ のため、前記メインタンク24の洗浄液は、高圧ポンプ11により、薬液供給路 29及び圧送路10を経てROモジュール12に圧送され、該ROモジュール1 2を洗浄すると共に、濁水路14及び薬液還流/排出路31を経由してメインタ ンク24に還流する循環路を循環しつつ流れる。これにより、洗浄液を規定の圧 力、流量、時間の下で循環せしめ、ROモジュール12を洗浄する。
【0025】 次いで、図4に示すように、ROモジュール12の殺菌処理が行われる。即ち 、殺菌用薬液タンク28からポンプ27を介して硫酸水素ナトリウム水溶液がメ インタンク24に規定量入れられ、混合稀釈化した状態で殺菌液としてメインタ ンク24に貯留される。このため、殺菌液は、高圧ポンプ11により、薬液供給 路29及び圧送路10を経てROモジュール12に圧送され、該ROモジュール 12を殺菌する。このとき、濁水/薬液用の切換弁20は、濁水路14を濁水排 出路21に連絡せしめており、ROモジュール12を殺菌した殺菌液は、濁水路 14から濁水排出路21に送られ排出される。このように殺菌液により、規定の 圧力、流量、時間の下でROモジュール12を殺菌する。
【0026】 前記フラッシング処理、洗浄処理、殺菌処理が終わると、切換弁9、15、2 0の切り換えを行い、再度造水運転を行う。
【0027】 前述の作用の説明においては、洗浄処理と殺菌処理を連続的に行う例を説明し たが、洗浄処理と殺菌処理は断続して行っても良い。例えば、洗浄処理を行った 後、濁水/薬液用の切換弁20を切り換えて薬液還流/排出路31を濁水排出路 21に連絡せしめ、一旦、メインタンク24内の洗浄液を薬液還流/排出路31 を経て濁水排出路21から排出し、メインタンク24を空にした後、改めて、殺 菌処理を行っても良い。この場合、洗浄処理の後、再度、原水1を吸い上げ、R Oモジュール12の透過水を造水路13から造水注出/還流用の切換弁15を介 して稀釈水還流路30を経由してメインタンク24内に充満させ、その後、殺菌 用薬液タンク28から硫酸水素ナトリウム水溶液をメインタンク24内に規定量 入れて稀釈化せしめ、これにより得られた殺菌液を前述と同様に高圧ポンプ11 によりROモジュール12に送り込み、濁水排出路21から排出せしめることに より殺菌処理が行われる。
【0028】
【考案の効果】
請求項1に記載の本考案によれば、原水供給手段2と、ROモジュール12の 透過水を注出する造水路13と不要液を排出する濁水路14を含む造水手段8と 、前記造水路13に連結された造水注出路16と、前記濁水路14に連結された 濁水排出路21とを構成する逆浸透方式の造水装置において、洗浄液及び/又は 殺菌液を貯留するためのメインタンク24から導かれる薬液供給路29を切換弁 9を介して造水手段8に連結せしめると共に、前記造水手段8の造水路13から 切換弁15を介して導かれる稀釈水還流路30を前記メインタンク24に連結せ しめた構成であるから、ROモジュール12を洗浄処理及び/又は殺菌処理する に際し、メインタンク24に投入したクエン酸溶液及び/又は硫酸水素ナトリウ ム水溶液等の薬液を、前記造水手段8からの透過水を稀釈水還流路30を経てメ インタンク24に充満させることにより稀釈化せしめ、このようにしてメインタ ンク24に貯留された洗浄液及び/又は殺菌液を薬液供給路29を経てROモジ ュール12に送り込み、ROモジュール12を洗浄及び/又は殺菌することがで きるので、洗浄処理及び/又は殺菌処理を簡単且つ迅速に行うことができるとい う効果がある。
【0029】 また、請求項2に記載の本考案によれば、原水供給手段2と、ROモジュール 12の透過水を注出する造水路13と不要液を排出する濁水路14を含む造水手 段8と、前記造水路13に連結された造水注出路16と、前記濁水路14に連結 された濁水排出路21とを構成する逆浸透方式の造水装置において、洗浄液及び /又は殺菌液を貯留するためのメインタンク24から導かれる薬液供給路29を 切換弁9を介して造水手段8に連結せしめると共に、前記造水手段8の造水路1 3から切換弁15を介して導かれる稀釈水還流路30を前記メインタンク24に 連結せしめ、更に、前記造水手段8の濁水路14から切換弁20を介して導かれ る薬液還流/排出路31を前記メインタンク24に連結せしめた構成であるから 、前記効果に加えて、洗浄液及び/又は殺菌液を、ROモジュール12とメイン タンク24の間において循環させることができるので、限られた容量の洗浄液及 び/又は殺菌液の下において、充分な洗浄処理及び/又は殺菌処理を行うことが できるという効果がある。
【0030】 更に、請求項3に記載の本考案によれば、原水供給手段2と、ROモジュール 12の透過水を注出する造水路13と不要液を排出する濁水路14を含む造水手 段8と、前記造水路13に連結された造水注出路16と、前記濁水路14に連結 された濁水排出路21とを構成する逆浸透方式の造水装置において、前記造水注 出路16に設けられた塩分濃度測定手段17により作動する制御ユニット32と 、洗浄液及び/又は殺菌液を貯留するためのメインタンク24と、該メインタン ク24から導かれる薬液供給路29と造水手段8とを連通せしめるために前記制 御ユニット32により作動せしめられる原水/薬液用の切換弁9と、前記造水手 段8の造水路13とメインタンク24に導かれる稀釈水還流路30とを連通せし めるために前記制御ユニット32により作動せしめられる造水注出/還流用の切 換弁15と、前記造水手段8の濁水路14とメインタンク24に導かれる薬液還 流/排出路31とを連通せしめるために前記制御ユニット32により作動せしめ られる濁水/薬液用の切換弁20とから構成されているので、透過水の塩分濃度 を測定監視することによりROモジュール12の異常を検知し、ROモジュール 12が正常に機能していないときに運転を停止せしめると共に、所定のスケジュ ールに沿って、ROモジュール12のフラッシング処理、洗浄処理、殺菌処理を 自動的に行うことができるので、ROモジュール12を長期間にわたり安定して 運転使用できるという効果がある。
【提出日】平成4年4月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、逆浸透方式により、海水等のような飲用に適しない原水から、水道 水の規準以上に浄化された水を造る造水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の逆浸透方式の造水装置は、逆浸透膜モジュール(以下ROモジュールと いう)を使用し、これにより海水等の原水を飲料水程度に浄化することを可能に する。
【0003】 前記ROモジュールは、水は透過するが水に溶解したイオンや分子は透過しな い性質の半透膜を有し、該半透膜を介して、水溶液にその浸透圧以上の圧力をか けることにより水のみを透過させ、溶質成分を加圧側に残す逆浸透の原理に基づ く分子サイズレベルの超精密濾過であり、この逆浸透に際して、熱や薬品を加え ることなく、微粒子からイオンや低分子領域に至るまで除去できる分離技術であ る。
【0004】 ROモジュールとして、中空繊維を用いることにより、スパイラル式に比べて 小さい容量で大きな透過水が得られる。これによれば、加圧された原水が中空繊 維の外側に沿って流れていく間に、逆浸透の原理で水だけが浸透圧に打ち勝って 繊維壁を透過し中空部分内に入り、中空部に入った透過水は開口部を通って外部 へ取り出される。一方、後に残った溶解成分は濃縮水として中空繊維の外側に沿 って別の流路を通って外部へ排出される。
【0005】 このようなROモジュールは、液の流出も均一であり、濁質の沈着も少なく、 洗浄操作も容易で、残留塩素1ppm程度の前処理した海水でも使用でき、モジ ュール内のバクテリア繁殖も防止できる。
【0006】 このようにして、一段式の逆浸透で水道水の規準以上の水が得られる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
従来の造水装置では、装置の運転終了後にフラッシング処理、薬液洗浄処理、 殺菌処理を行うことが面倒であり、充分にメンテナンスされないことが多い。そ の結果、ROモジュールの劣化や目詰まり等の問題がある。
【0008】 そこで、メンテナンスを容易にでき、初期の性能が長期間保てるROモジュー ルを使用した造水装置の提供が望まれていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決した造水装置を提供するものであり、その第一の手 段として構成したところは、原水供給手段と、逆浸透モジュールの透過水を注出 する造水路と不要液を排出する濁水路を含む造水手段と、前記造水路に連結され た造水注出路と、前記濁水路に連結された濁水排出路とを構成する逆浸透方式の 造水装置において、洗浄液及び/又は殺菌液を貯留するためのメインタンクから 導かれる薬液供給路を切換弁を介して造水手段に連結せしめると共に、前記造水 手段の造水路から切換弁を介して導かれる透過水供給路を前記メインタンクに連 結せしめて成る点にある。
【0010】 また、本考案が第二の手段として構成したところは、原水供給手段と、逆浸透 モジュールの透過水を注出する造水路と不要液を排出する濁水路を含む造水手段 と、前記造水路に連結された造水注出路と、前記濁水路に連結された濁水排出路 とを構成する逆浸透方式の造水装置において、洗浄液及び/又は殺菌液を貯留す るためのメインタンクから導かれる薬液供給路を切換弁を介して造水手段に連結 せしめると共に、前記造水手段の造水路から切換弁を介して導かれる透過水供給 を前記メインタンクに連結せしめ、更に、前記造水手段の濁水路から切換弁を 介して導かれる薬液還流路を前記メインタンクに連結せしめて成る点にある。
【0011】 更に、本考案が第三の手段として構成したところは、原水供給手段と、逆浸透 モジュールの透過水を注出する造水路と不要液を排出する濁水路を含む造水手段 と、前記造水路に連結された造水注出路と、前記濁水路に連結された濁水排出路 とを構成する逆浸透方式の造水装置において、前記造水注出路に設けられた塩分 濃度測定手段により作動する制御ユニットと、洗浄液及び/又は殺菌液を貯留す るためのメインタンクと、該メインタンクから導かれる薬液供給路と造水手段と を連通せしめるために前記制御ユニットにより作動せしめられる原水/薬液用の 切換弁と、前記造水手段の造水路とメインタンクに導かれる透過水供給路とを連 通せしめるために前記制御ユニットにより作動せしめられる造水注出/透過水供 給用 の切換弁と、前記造水手段の濁水路とメインタンクに導かれる薬液還流路と を連通せしめるために前記制御ユニットにより作動せしめられる濁水排出/薬液 還流 の切換弁とから構成されて成る点にある。
【0012】
【実施例】
以下図面に基づき本考案の1実施例を詳述する。
【0013】 図1において、海水等の原水1を供給するための原水供給手段2は、ストレー ナ3を介して取水ポンプ4により吸い上げた原水を、一次フィルター5及び二次 フィルター6により通常の夾雑物や浮遊物質を除去した後に給送する供給路7を 構成している。
【0014】 造水手段8は、原水/薬液用の切換弁9を介して前記供給路7に連絡された圧 送路10と、該圧送路10に設けられた高圧ポンプ11と、該圧送路10に連結 された逆浸透モジュール、即ち、ROモジュール12とを構成し、該ROモジュ ール12を透過した透過水を給送するための造水路13と、該ROモジュール1 2により濃縮された濁質濃縮液等の不要液を排出するための濁水路14を構成し ている。
【0015】 前記造水路13は、造水注出/透過水供給用の切換弁15を介して造水注出路 16に導かれ、該造水注出路16には、造水の塩分濃度を測定するための塩分濃 度計17が設けられている。尚、造水注出路16から注出される製造水は、貯留 タンクに貯蔵され後に使用されるか、或いはそのまま飲用等の使用に供される。
【0016】 前記濁水路14は、圧力を計測するための圧力計18を設けると共に、流量を 調節するためのニードルバルブ19を設け、濁水排出/薬液還流の切換弁20を 介して濁水排出路21に導かれている。尚、濁水路14には、バイパス路14a が設けられ、該バイパス路14aに調圧弁22を有する。
【0017】 メンテナンス手段23は、薬液稀釈用のメインタンク24と、該メインタンク 24に対して、ポンプ25を介してクエン酸溶液を供給する洗浄用薬液タンク2 6と、ポンプ27を介して硫酸水素ナトリウム水溶液を供給する殺菌用薬液タン ク28とを構成し、メインタンク24を前記原水/薬液用の切換弁9に導く薬液 供給路29と、該メインタンク24を前記造水注出/透過水供給用の切換弁15 に連絡せしめる透過水供給路30と、該メインタンク24を前記濁水排出/薬液 還流 の切換弁20に連絡せしめる薬液還流路31とを構成している。
【0018】 制御ユニット32は、コントロールパネルだけを図示しているが、装置全体の 運転状況を監視し制御する。即ち、前述した各タンクの液レベルセンサー24a 、26a、28aにより各液レベルを監視し、各フィルター5、6の状態、各配 管の圧力、各弁類の駆動手段9a、15a、19a、20aによる各弁の開閉状 態、塩分濃度計17による塩分濃度、各ポンプ4、11、25、27の過電流、 その他を全て制御ユニット32により監視し制御する。
【0019】 次に、図示実施例に基づく作用を説明する。
【0020】 造水運転のためには、制御ユニット32の運転ボタンを押し、フィルターの目 詰まり、薬液タンクのレベルチェック、塩分濃度のチェックを行い、異常がなけ れば、ROモジュール12への押し込み圧力を約55kg/cmに設定し、運 転を開始する。これにより、図2に示すように、原水1は、原水供給手段2から 造水手段8に供給され、水道水の規準以上に浄化された後、造水注出路16から 注出される。
【0021】 即ち、原水1は、ストレーナ3を介して取水ポンプ4により吸い上げられ、一 次フィルター5及び二次フィルター6を経て夾雑物や浮遊物質を除去された後、 原水/薬液用の切換弁9を介して圧送路10に導かれ、高圧ポンプl1によりR Oモジュール12に押し込まれる。ROモジュール12を通過した透過水は、造 水路13から造水注出/透過水供給用の切換弁15を介して造水注出路16に送 られ、塩分濃度計17により濃度測定され、規準値内と判断された後、製造水と して造水注出路16から注出される。一方、ROモジュール12により濃縮され た濁質濃縮液は、圧力計18により圧力計測され、ニードルバルブ19により調 節されつつ濁水排出/薬液還流の切換弁20を介して濁水排出路21に送られ排 水される。
【0022】 この運転継続中は、塩分濃度計17により塩分濃度が監視されており、塩分濃 度が規定の値を越えると、制御ユニット32によりROモジュール12の異常が 検知され、運転を停止する。また、各故障項目及び点検項目が常に制御ユニット 32により監視されており、必要に応じて各項目の表示、ランプ点灯、ブザー鳴 動により、運転を停止する。これらの監視と運転停止は、マイクロコンピュータ により自動的に行われる。
【0023】 メンテナンスの必要が生じたとき、制御ユニット32によりメンテナンス手段 23が作動される。先ず、原水1を利用して、規定された圧力と水量と時間の下 にROモジュール12のフラッシング処理が行われる。
【0024】 次に、図3に示すように、ROモジュール12の洗浄処理が行われる。即ち、 造水注出/透過水供給用の切換弁15が切り換えられ、ROモジュール12の透 過水は、造水路13から透過水供給路30を経てメインタンク24に送られ、メ インタンク24を透過水で充満する。そこで、洗浄用薬液タンク26からクエン 酸溶液がポンプ25を介してメインタンク24に規定量入れられ混合稀釈化され 、洗浄液として貯留される。この状態で、原水/薬液用の切換弁9が切り換えら れ、薬液供給路29を圧送路10に連絡せしめられる。また、濁水排出/薬液還 の切換弁20が切り換えられ、濁水路14を薬液還流路31に連絡せしめられ る。このため、前記メインタンク24の洗浄液は、高圧ポンプ11により、薬液 供給路29及び圧送路10を経てROモジュール12に圧送され、該ROモジュ ール12を洗浄すると共に、濁水路14及び薬液還流路31を経由してメインタ ンク24に還流する循環路を循環しつつ流れる。これにより、洗浄液を規定の圧 力、流量、時間の下で循環せしめ、ROモジュール12を洗浄する。
【0025】 次いで、図4に示すように、ROモジュール12の殺菌処理が行われる。即ち 、殺菌用薬液タンク28からポンプ27を介して硫酸水素ナトリウム水溶液がメ インタンク24に規定量入れられ、混合稀釈化した状態で殺菌液としてメインタ ンク24に貯留される。このため、殺菌液は、高圧ポンプ11により、薬液供給 路29及び圧送路10を経てROモジュール12に圧送され、該ROモジュール 12を殺菌する。このとき、濁水排出/薬液還流の切換弁20は、濁水路14を 濁水排出路21に連絡せしめており、ROモジュール12を殺菌した殺菌液は、 濁水路14から濁水排出路21に送られ排出される。このように殺菌液により、 規定の圧力、流量、時間の下でROモジュール12を殺菌する。
【0026】 前記フラッシング処理、洗浄処理、殺菌処理が終わると、切換弁9、15、2 0の切り換えを行い、再度造水運転を行う。
【0027】 前述の作用の説明においては、洗浄処理と殺菌処理を連続的に行う例を説明し たが、洗浄処理と殺菌処理は断続して行っても良い。例えば、洗浄処理を行った 後、濁水排出/薬液還流の切換弁20を切り換えて薬液還流路31を濁水排出路 21に連絡せしめ、一旦、メインタンク24内の洗浄液を薬液還流路31を経て 濁水排出路21から排出し、メインタンク24を空にした後、改めて、殺菌処理 を行っても良い。この場合、洗浄処理の後、再度、原水1を吸い上げ、ROモジ ュール12の透過水を造水路13から造水注出/透過水供給用の切換弁15を介 して透過水供給路30を経由してメインタンク24内に充満させ、その後、殺菌 用薬液タンク28から硫酸水素ナトリウム水溶液をメインタンク24内に規定量 入れて稀釈化せしめ、これにより得られた殺菌液を前述と同様に高圧ポンプ11 によりROモジュール12に送り込み、濁水排出路21から排出せしめることに より殺菌処理が行われる。
【0028】
【考案の効果】
請求項1に記載の本考案によれば、原水供給手段2と、R〇モジュール12の 透過水を注出する造水路13と不要液を排出する濁水路14を含む造水手段8と 、前記造水路13に連結された造水注出路16と、前記濁水路14に連結された 濁水排出路21とを構成する逆浸透方式の造水装置において、洗浄液及び/又は 殺菌液を貯留するためのメインタンク24から導かれる薬液供給路29を切換弁 9を介して造水手段8に連結せしめると共に、前記造水手段8の造水路13から 切換弁15を介して導かれる透過水供給路30を前記メインタンク24に連結せ しめた構成であるから、ROモジュール12を洗浄処理及び/又は殺菌処理する に際し、メインタンク24に投入したクエン酸溶液及び/又は硫酸水素ナトリウ ム水溶液等の薬液を、前記造水手段8からの透過水を透過水供給路30を経てメ インタンク24に充満させることにより稀釈化せしめ、このようにしてメインタ ンク24に貯留された洗浄液及び/又は殺菌液を薬液供給路29を経てROモジ ュール12に送り込み、ROモジュール12を洗浄及び/又は殺菌することがで きるので、洗浄処理及び/又は殺菌処理を簡単且つ迅速に行うことができるとい う効果がある。
【0029】 また、請求項2に記載の本考案によれば、原水供給手段2と、ROモジュール 12の透過水を注出する造水路13と不要液を排出する濁水路14を含む造水手 段8と、前記造水路13に連結された造水注出路16と、前記濁水路14に連結 された濁水排出路21とを構成する逆浸透方式の造水装置において、洗浄液及び /又は殺菌液を貯留するためのメインタンク24から導かれる薬液供給路29を 切換弁9を介して造水手段8に連結せしめると共に、前記造水手段8の造水路1 3から切換弁15を介して導かれる透過水供給路30を前記メインタンク24に 連結せしめ、更に、前記造水手段8の濁水路14から切換弁20を介して導かれ る薬液還流路31を前記メインタンク24に連結せしめた構成であるから、前記 効果に加えて、洗浄液及び/又は殺菌液を、ROモジュール12とメインタンク 24の間において循環させることができるので、限られた容量の洗浄液及び/又 は殺菌液の下において、充分な洗浄処理及び/又は殺菌処理を行うことができる という効果がある。
【0030】 更に、請求項3に記載の本考案によれば、原水供給手段2と、R〇モジュール 12の透過水を注出する造水路13と不要液を排出する濁水路14を含む造水手 段8と、前記造水路13に連結された造水注出路16と、前記濁水路14に連結 された濁水排出路21とを構成する逆浸透方式の造水装置において、前記造水注 出路16に設けられた塩分濃度測定手段17により作動する制御ユニット32と 、洗浄液及び/又は殺菌液を貯留するためのメインタンク24と、該メインタン ク24から導かれる薬液供給路29と造水手段8とを連通せしめるために前記制 御ユニット32により作動せしめられる原水/薬液用の切換弁9と、前記造水手 段8の造水路13とメインタンク24に導かれる透過水供給路30とを連通せし めるために前記制御ユニット32により作動せしめられる造水注出/透過水供給 の切換弁15と、前記造水手段8の濁水路14とメインタンク24に導かれる薬液還流路 31とを連通せしめるために前記制御ユニット32により作動せしめ られる濁水排出/薬液還流の切換弁20とから構成されているので、透過水の塩 分濃度を測定監視することによりROモジュール12の異常を検知し、ROモジ ュール12が正常に機能していないときに運転を停止せしめると共に、所定のス ケジュールに沿って、ROモジュール12のフラッシング処理、洗浄処理、殺菌 処理を自動的に行うことができるので、ROモジュール12を長期間にわたり安 定して運転使用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示すダイアグラム図であ
る。
【図2】造水運転中の作用を示すダイアグラム図であ
る。
【図3】洗浄処理の作用を示すダイアグラム図である。
【図4】殺菌処理の作用を示すダイアグラム図である。
【符号の説明】
2 原水供給手段 7 供給路 8 造水手段 9 原水/薬液用の切換弁 10 圧送路 11 高圧ポンプ 12 ROモジュール 13 造水路 14 濁水路 15 造水注出/還流用の切換弁 16 造水注出路 17 塩分濃度計 20 濁水/薬液用の切換弁 21 濁水排出路 23 メンテナンス手段 24 メインタンク 26 洗浄用薬液タンク 28 殺菌用薬液タンク 29 薬液供給路 30 稀釈水還流路 31 薬液還流/排出路 32 制御ユニット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 造水装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示すダイアグラム図であ
る。
【図2】造水運転中の作用を示すダイアグラム図であ
る。
【図3】洗浄処理の作用を示すダイアグラム図である。
【図4】殺菌処理の作用を示すダイアグラム図である。
【符号の説明】 2 原水供給手段 7 供給路 8 造水手段 9 原水/薬液用の切換弁 10 圧送路 11 高圧ポンプ 12 ROモジュール 13 造水路 14 濁水路 15 造水注出/透過水供給用の切換弁 16 造水注出路 17 塩分濃度計 20 濁水排出/薬液還流の切換弁 21 濁水排出路 23 メンテナンス手段 24 メインタンク 26 洗浄用薬液タンク 28 殺菌用薬液タンク 29 薬液供給路 30 透過水供給路 31 薬液還流路 32 制御ユニット
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水供給手段と、逆浸透モジュールの透
    過水を注出する造水路と不要液を排出する濁水路を含む
    造水手段と、前記造水路に連結された造水注出路と、前
    記濁水路に連結された濁水排出路とを構成する逆浸透方
    式の造水装置において、 洗浄液及び/又は殺菌液を貯留するためのメインタンク
    から導かれる薬液供給路を切換弁を介して造水手段に連
    結せしめると共に、前記造水手段の造水路から切換弁を
    介して導かれる稀釈水還流路を前記メインタンクに連結
    せしめて成ることを特徴とする造水装置。
  2. 【請求項2】 原水供給手段と、逆浸透モジュールの透
    過水を注出する造水路と不要液を排出する濁水路を含む
    造水手段と、前記造水路に連結された造水注出路と、前
    記濁水路に連結された濁水排出路とを構成する逆浸透方
    式の造水装置において、 洗浄液及び/又は殺菌液を貯留するためのメインタンク
    から導かれる薬液供給路を切換弁を介して造水手段に連
    結せしめると共に、前記造水手段の造水路から切換弁を
    介して導かれる稀釈水還流路を前記メインタンクに連結
    せしめ、更に、前記造水手段の濁水路から切換弁を介し
    て導かれる薬液還流/排出路を前記メインタンクに連結
    せしめて成ることを特徴とする造水装置。
  3. 【請求項3】 原水供給手段と、逆浸透モジュールの透
    過水を注出する造水路と不要液を排出する濁水路を含む
    造水手段と、前記造水路に連結された造水注出路と、前
    記濁水路に連結された濁水排出路とを構成する逆浸透方
    式の造水装置において、 前記造水注出路に設けられた塩分濃度測定手段により作
    動する制御ユニットと、洗浄液及び/又は殺菌液を貯留
    するためのメインタンクと、該メインタンクから導かれ
    る薬液供給路と造水手段とを連通せしめるために前記制
    御ユニットにより作動せしめられる原水/薬液用の切換
    弁と、前記造水手段の造水路とメインタンクに導かれる
    稀釈水還流路とを連通せしめるために前記制御ユニット
    により作動せしめられる造水注出/還流用の切換弁と、
    前記造水手段の濁水路とメインタンクに導かれる薬液還
    流/排出路とを連通せしめるために前記制御ユニットに
    より作動せしめられる濁水/薬液用の切換弁とから構成
    されて成ることを特徴とする造水装置。
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