JPH0580519U - オゾン除去装置 - Google Patents

オゾン除去装置

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JPH0580519U
JPH0580519U JP2211292U JP2211292U JPH0580519U JP H0580519 U JPH0580519 U JP H0580519U JP 2211292 U JP2211292 U JP 2211292U JP 2211292 U JP2211292 U JP 2211292U JP H0580519 U JPH0580519 U JP H0580519U
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JP
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ozone
filter
ozone removing
exhaust path
opening
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Application number
JP2211292U
Other languages
English (en)
Inventor
晃 広田
Original Assignee
ミノルタカメラ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は長期間オゾン除去フィルタの交換が不
要であるオゾン除去装置を提供することを目的とする。 【構成】オゾン除去フィルタにオゾンを排気する排気管
の開口に対向する部分と対向しない部分とを設け、CP
Uによって動作を制御されたモータでオゾン除去フィル
タの排気管に対向する部分と対向しない部分とを所定時
間毎に置換する。 【効果】

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はオゾン除去装置、詳しくは画像形成装置内に発生したオゾンを機外に 排出するための排気経路上に設けられたオゾン除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、帯電 手段から放電生成物質としてオゾンが発生するため、オゾンを機外に排出するた めの排気経路上にオゾン除去装置が設けられている。このオゾン除去装置に使用 されているオゾン除去フィルタとして、活性炭を用いたもの(以下、活性炭タイ プと記す。)や、触媒を用いたもの(以下、触媒タイプと記す。)がある。活性 炭タイプは活性炭内にオゾンを吸収し、この活性炭に添加されているオゾン除去 物質、触媒によりオゾンを分解する。一方、触媒タイプはマンガン、鉛、クロム 、コバルト、ニッケル等の金属酸化物又は複合体等のオゾン分解能を有する触媒 により、オゾンを分解している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記何れのタイプのオゾン除去フィルタであっても、オゾンを 除去する性能、即ち、オゾンフィルタが吸入したオゾン量に対する分解したオゾ ン量の比率(以下、オゾン分解率と記す。)が使用時間に伴って低下する。この ため、オゾン除去フィルタを長期間使用すると、多量のオゾンが分解されずに機 外に放出され、画像形成装置周辺の空気が汚染されるという問題が生じる。
【0004】 そこで、オゾンフィルタの肉厚を厚くする方法や、非画像形成時にはオゾン除 去フィルタを介さずに空気を画像形成装置外に放出してオゾン除去フィルタの使 用期間を延ばす方法(特開昭57−20070号公報参照)も知られているが、 何れの方法も使用期間に伴ってオゾン分解率の低下を招来することになり、長期 間の使用に耐えることができず、交換する必要がある。
【0005】
【目的】
本考案は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、オゾン除去フィルタを交 換することなく長期間使用することのできる経済的なオゾン除去装置を提供する ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するために請求項1に記載の考案は、排気経路上に位置して オゾンを除去する部分と前記排気経路上に位置しない部分とを有し、排気経路に 対して移動可能に設けられたオゾン除去フィルタと、前記オゾン除去フィルタの 排気経路上に位置する部分が所定時間毎に置き換わるように前記オゾン除去フィ ルタを移動するフィルタ移動手段と、を備えたことを特徴とするオゾン除去装置 である。
【0007】 請求項2に記載の考案は、前記オゾン除去フィルタの排気経路上に位置しない 部分は加熱手段によって加熱されることを特徴とする請求項1に記載のオゾン除 去装置である。
【0008】
【作用】
請求項1に記載のオゾン除去装置では、オゾン除去フィルタの排気経路上に位 置する部分と排気経路上に位置しない部分とがフィルタ移動手段によって所定時 間毎に置き換えられる。
【0009】
【実施例】
以下、添付図面を参照して実施例を説明する。
【0010】 図1は本考案のオゾン除去装置の一実施例を備えた複写機の外観斜視図であり 、図2はオゾン除去装置周辺の構成を示す断面図である。複写機本体100の背 面側において、複写機本体100内のコロナ帯電器(不図示)が発生するオゾン を含有した空気を機外に排出する排気ダクト2と、定着装置(不図示)等から発 生する熱を排出する冷却用ダクト3とが、本体外装101に設けられた開口2’ ,3’に連通している。開口2’及び開口3’は各々同じ大きさの長方形状を有 し、開口3’は開口2’の斜め下方に近接して設けられている。図2において4 及び5は排気ダクト2及び冷却用ダクト3内の空気を機外に強制的に排出するた めのファンである。
【0011】 オゾン除去装置1は、オゾン除去フィルタを収納すると共に、複写機本体10 0に対して回転軸6を中心にして矢印a方向に回転可能に設けられたホルダ部A と、このホルダ部Aを矢印a方向に回転移動するフィルタ移動手段としての駆動 部Bとから構成されている。ホルダ部Aは、開口2’,3’を被う大きさで、且 つ、正方形のフィルタハウジング7からなり、フィルタハウジング7には開口2 ’,3’と同じ形状の4つのオゾン除去フィルタ8a〜8dを収納するハウジン グ部7a〜7dが形成されている。フィルタハウジング7の中心には上述の回転 軸6が設けられるようになっている。オゾン除去フィルタ8a〜8dは回転軸6 の周りに90度ずつずれて配置されており、この4つのオゾン除去フィルタ8a 〜8dのうち一つのオゾン除去フィルタは開口2’に対向して排気ダクトから排 気されるオゾンを除去し、開口2’に対向しているオゾン除去フィルタの斜め下 方(180度ずれた位置)に位置するオゾン除去フィルタは開口3’に対向する ようになっている。
【0012】 駆動部Bは、駆動モータMの回転を制御するCPU9と、駆動モータMの駆動 力を回転軸6に伝達する第1,第2ギア10,11とから構成されている。CP U9は、複写機本体100のメインスイッチ(不図示)がONされている間、所 定期間毎に駆動モータMに駆動信号を与え、フィルタハウジング7を矢印a方向 に90度ずつ回転移動する。以上の構成により、オゾン除去フィルタ8a〜8d を排気ダクト2の開口2’に対向してオゾンの除去を行う位置(以下、対向位置 と記す。)と対向しない位置(以下、非対向位置と記す。)とに置き換えること ができる。
【0013】 図3(a)は触媒タイプのオゾン除去フィルタのオゾン分解率の特性を示す図 であり、(b)は活性炭タイプの同特性を示す図である。何れのタイプのオゾン 除去フィルタであっても、未使用のオゾン除去フィルタをオゾン除去装置に装着 して使用すると、使用時間に伴ってオゾン分解率が徐々に低下するが、オゾン除 去フィルタに使用しない時間(以下、休止時間と記す。)を与えると、休止時間 に伴ってオゾン分解率が回復し、最終的には未使用のオゾン除去フィルタと同じ オゾン分解率にまで回復する。尚、両図中の点線は休止時間中にオゾン除去フィ ルタを加熱した場合であり、触媒タイプ、活性炭タイプ共に回復時間が短縮され る。このように、使用時間と休止時間とを繰り返すことによってオゾン除去フィ ルタを長期間交換することなく使用することが可能となる。
【0014】 そこで本発明は、このようなオゾン除去フィルタの特性を利用し、フィルタハ ウジング7を回転移動させることによってオゾン除去フィルタ8a〜8d各々に 休止時間を与えている。例えば、オゾン除去フィルタ8aは、開口2’に対向す る位置で所定時間使用されると駆動モータMによって矢印a方向に90度回転移 動(1cycle/day)され、非対向位置で休止時間を与えられる。この時、開口2 ’には次のオゾン除去フィルタ8bが対向してオゾン除去に使用される。更に所 定時間が経過してフィルタハウジング7が90度回転移動されるとオゾン除去フ ィルタ8aは冷却用ダクト3に連通する開口3’に対向して加熱され、オゾン分 解率の回復が早められる。一方、オゾン除去フィルタ8bは対向位置から非対向 位置に移動され、休止時間が与えられる。このように、フィルタハウジング7を 所定期間毎に回転移動することによって、オゾン除去フィルタ8a〜8dの各々 は対向位置から非対向位置に移動され、非対向位置に位置している間オゾン分解 率が回復される。尚、上記の所定時間は、使用するオゾン除去フィルタ8a〜8 dのオゾン分解率の低下及び、回復の速度に応じて適宜設定すればよい。
【0015】 又、本実施例では複写機本体100のメインスイッチがONしている間、所定 時間毎にフィルタハウジング7を矢印a方向に90度回転移動するようにしたが 、オゾン発生源であるコロナ帯電器が動作している間所定時間毎に駆動信号を与 えるようにしてもよい。
【0016】
【第2実施例】 図4は第2実施例を示す図である。第1実施例ではフィルタハウジング7に4 個のオゾン除去フィルタ8a〜8dを収納し、フィルタハウジング7を所定時間 毎に90度ずつ回転移動させていたが、第2実施例では、円形のオゾン除去フィ ルタ8(活性炭タイプ)をメインスイッチ(不図示)がONしている間、常時一 定の速度で矢印b方向に回転移動(1cycle/hour )させている。本実施例は、 オゾン除去装置1専用のモータによってオゾン除去フィルタ8を常時一定の速度 で回転移動させているため、第1実施例のようにモータMを制御するためのCP U9が不要となる。
【0017】 尚、上記第1,第2実施例では、オゾン除去フィルタの排気経路上に位置する 部分と位置しない部分とを回転移動によって置き換える例を説明したが、スライ ド移動によって置き換えるようにしてもよい。又、オゾン除去装置を設ける位置 は上記実施例のように開口に対向する位置に限られたものではなく、排気ダクト の経路中、例えば、ファンの上流側に設置してもよい。
【0018】
【効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1に記載の考案に係るオゾン除去装置に よれば、オゾン除去フィルタの排気経路上に位置する部分と位置しない部分とは フィルタ移動手段によって所定時間毎に置き換えられるため、オゾン除去フィル タのオゾン分解率が低下した部分は休止時間が与えられ、オゾン除去フィルタの オゾン分解率を回復させることができる。従って、オゾン除去フィルタを長期間 交換せずに使用することが可能となり、経済的に非常に有利なオゾン除去装置を 提供することができる。
【0019】 更に請求項2に記載の考案に係るオゾン除去装置によれば、排気経路上に位置 しない部分は加熱手段によって加熱されるようにしたため、オゾン除去フィルタ の分解率の回復時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のオゾン除去装置の一実施例を複写機の
外観斜視図である。
【図2】オゾン除去装置周辺の構成を説明する断面図で
ある。
【図3】オゾン除去フィルタのオゾン分解特性示す図で
あり、(a)は触媒タイプ、(b)は活性炭タイプであ
る。
【図4】第2実施例を示す図である。
【符号の説明】
1:オゾン除去装置 2:排気ダクト 2’:開口 3:冷却用ダクト 3’:開口 6:回転軸 7:フィルタハウジング 8:オゾン除去フィルタ M:駆動モータ 9:CPU 10:第1ギア 11:第2ギア 100:複写機本体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置内に発生したオゾンを機外
    に排出するための排気経路上に設けられたオゾン除去装
    置において、 前記排気経路上に位置してオゾンを除去する部分と前記
    排気経路上に位置しない部分とを有し、排気経路に対し
    て移動可能に設けられたオゾン除去フィルタと、 前記
    オゾン除去フィルタの排気経路上に位置する部分が所定
    時間毎に置き換わるように前記オゾン除去フィルタを移
    動するフィルタ移動手段と、 を備えたことを特徴とするオゾン除去装置。
  2. 【請求項2】 前記オゾン除去フィルタの排気経路上に
    位置しない部分は加熱手段によって加熱されることを特
    徴とする請求項1に記載のオゾン除去装置。
JP2211292U 1992-04-09 1992-04-09 オゾン除去装置 Pending JPH0580519U (ja)

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JP2211292U JPH0580519U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 オゾン除去装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013522023A (ja) * 2010-05-17 2013-06-13 株式会社イオンファームス イオン水器
JP2013522022A (ja) * 2010-05-17 2013-06-13 株式会社イオンファームス イオン水製造装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013522023A (ja) * 2010-05-17 2013-06-13 株式会社イオンファームス イオン水器
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