JPH058033Y2 - - Google Patents

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JPH058033Y2
JPH058033Y2 JP1985078565U JP7856585U JPH058033Y2 JP H058033 Y2 JPH058033 Y2 JP H058033Y2 JP 1985078565 U JP1985078565 U JP 1985078565U JP 7856585 U JP7856585 U JP 7856585U JP H058033 Y2 JPH058033 Y2 JP H058033Y2
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reciprocating
handle
manual
hydraulic
operating position
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 この考案は、研削盤のテーブル送り装置に関す
るものである。
B 従来の技術 研削盤には、ベツト上にテーブルを乗せて前後
方向に移動するサドルが有り、該サドル上面に設
けられたV形案内面と平形案内面の組合せ案内面
上を案内とし、左右方向に往復直線運動をするテ
ーブルが設けられている。
該テーブルはモーターで油圧ポンプを運動し、
その油圧をシリンダーに伝達、ピストンを動かし
て直線運動に変換している。
然し被削材の取付け、取外し、位置決め等の作
業時には、テーブル往復動を自動から手動へ切換
え、手動送り用ハンドルを操作しピニオンギヤ
ー、ラツクギヤーを介してテーブルを往復動させ
る。
従来の手動送り用テーブル機構としては、テー
ブルの下面に固着したラツクギヤーに、手動送り
用ハンドル軸の先端に圧入嵌挿されたピニオンギ
ヤーが噛合されている。
前記ハンドル軸は、左右のベアリングを介して
サドルに組込まれ、前後方向に摺動自在に遊嵌さ
れていて、手動、自動切換用リミツトスイツチを
備えている。
また他の機構としては、ハンドル軸が常時スプ
リングの弾発力により、ラツクギヤーとピニオン
ギヤーの噛合が遊離する構造としたものがある。
C 考案が解決しようとする問題点 従来のテーブル送り装置において、往復運動を
するテーブルの作動を、自動から手動に切換え、
手動操作ハンドルを回転させ送り操作を行う。
その操作中誤つて油圧回路中にある手動操作で
油圧回路を切換えるテーブル速度調整弁を操作す
ると、油圧回路がつながり油圧シリンダーに圧油
が送られテーブルは始動し、ラツクギヤー、ピニ
オンギヤーを介しハンドルが強制的に回動し危険
である。
そのため手動送り操作中は、リミツトスイツチ
の作動により油圧モーターを停止させ、油圧回路
をOFFとし同時に潤滑回路もOFFとなる方式が
とられていた。
然し手動送り操作中に油圧回路を使つてテーブ
ルを作動させたくとも作動不可能であり、潤滑も
出来なかつた。
またハンドル軸にスプリングを組込んだ構造の
ものにあつては、スプリングの弾発力に打勝つて
ピニオンギヤーとラツクギヤーの噛合が離脱しな
いよう、常にハンドルを手で押し付けながら作業
を行つていた。
然し被削材に依つては手動操作で研削を要求さ
れる場合もあり、常にハンドル操作の手にスプリ
ング力を受けるので操作がしにくい不都合があつ
た。
この考案の目的は、従来のテーブル送り装置の
もつ、以上のような問題点を解消させることにあ
る。
D 問題点を解決するための手段 上述のごとき目的を達成するために、この考案
は、研削盤におけるテーブルを自動的に往復動す
る流体圧作動装置と、テーブルを手動的に往復動
するための手動送り用のハンドルとを備えると共
に、上記ハンドルの軸を、テーブルを往復動する
ための作動位置と非作動位置とへ軸方向へ往復動
自在に設けてなる研削盤のテーブル送り装置にし
て、前記軸を前記非作動位置へ押進自在のピスト
ンを往復動自在に備えた往復動作動装置を設け、
前記流体圧作動装置を作動する流体圧回路に、上
記往復作動装置を接続してなり、前記流体圧作動
装置によりテーブルの往復動を行うとき、前記往
復動作動装置によりハンドルを非作動位置へ押圧
固定してなるものである。
E 実施例 この考案の、実施例を図面を参照しながら説明
する。
第1図は、この実施例の研削盤を示す正面全体
図である。
第2図は、この実施例のテーブル送り装置の縦
断側面図である。
第3図は、この実施例の油圧回路である。
第1図において、ベツド1の上面に前後方向に
移動するサドル2が設けられ、該サドル2上に設
けられたV形案内図と平形案内面の組合せ案内上
を左右方向に往復運動するテーブル3が設けら
れ、サドル2の1部分に手動送り用ハンドル装置
4が組込まれている。
其の他の主要部品として、コラム5、砥石6、
油圧装置7、其の他に依り構成されている。
第2図は、第1図に示した研削盤のテーブル手
動送り時に操作するテーブル送り装置の縦断側面
図を示す。
サドル2(図面では1部省略)の上部に設けら
れたV形案内面10と平形案内面11をガイドと
し、サドル2上を往復動するテーブル3は、流体
圧作動装置の一例としての油圧シリンダー12に
接続されている。
該テーブル3の下面に固着されたラツクギヤー
13は、手動送り用のハンドル14に取付けた軸
15の先端に圧入嵌挿されたピニオンギヤー16
と噛合される。
手動送り用のハンドル14に嵌挿された軸15
は、左右のベアリング17,18にて軸支され、
第2図で左右方向に摺動自在に遊嵌されている。
手動送り用の軸15先端に圧入嵌挿されたピニ
オンギヤー16の先端側面に係合、離脱、自在に
設けられた往復作動装置20がサドル2に取付け
られている。
該往復作動装置20の内部構造は、ピニオンギ
ヤー16の側面に当接するピストン21とそれを
保持するシリンダー22とから成り、シリンダー
22の片端に後述する油圧回路中より分岐された
配管を接続するための接続口23が穿設されてい
る。
シリンダー22の先端部には、油洩れ防止のた
めのオイルシール24が挿着され、ピストンの片
端にはパツキン25が環装されている。
第3図は、油圧回路を示し、テーブル速度調整
弁31の手動レバーをONとした場合は、油圧ポ
ンプ33の運転により油タンク34の油は、テー
ブル速度調整弁31を経てテーブル往復動用主切
換弁30へ圧送され、油圧シリンダー12が始動
しテーブルの往復運動が開始される。
この時、油圧ポンプ33の吐出側とテーブル速
度調整弁31との間に分岐した管路が設けられ、
テーブル反転用のパイロツト弁35を経て油圧力
に依りテーブル往復動用主切換弁30の切換を行
う。
該パイロツト弁35は、電磁式切換となつてい
て図示しない往復動用テーブル3の側面に設けら
れたドグに依りリミツトスイツチが作動し、電磁
切換に依りパイロツト弁35の回路切換が行なわ
れる。
つまり、圧送された油の流れ方向がテーブルの
側面2ケ所に設定された位置に設けらけたドグに
依り、リミツトスイツチをたたき、電路の開閉が
行なわれ電磁式のパイロツト弁35の油圧回路の
切換がなされ、交互に流れ方向が逆転する。該パ
イロツト弁35の吐出側管路は、テーブル往復動
用主切換弁30に接続されその回路切換が行なわ
れる。
このため、テーブル3の往復運動が出来るわけ
で、他に油圧ポンプ33の吐出側管路に分岐管が
あり、ここにレリーフ弁36が設けられ、設定値
に達すると弁が開き管内の圧油を油タンク34内
へ戻す回路が組込まれている。
テーブル速度調整弁31の手動レバーをOFF
とした場合は、テーブル往復動主切換弁の30へ
行く送油は閉され、油タンク34への戻り回路に
切替るため、テーブル往復動用の油圧シリンダー
12は停止し、該シリンダー12に連結された往
復動用のテーブル3も往復動を停止する。
以上は、一般的なテーブル往復動用の油圧回路
である。
本実施例においては、テーブル速度調整弁31
の吐出側と、テーブル往復動用主切替弁30の入
口側との管路中に、分岐点を設け、分岐管32の
管端を往復作動装置20の片端に接続した。
上記の構成により、その作用としては油圧回路
において、テーブル速度調整弁31とテーブル往
復動用主切替弁30との間に分岐した管路を設け
る。該回路は往復作動装置20のシリンダー22
の片端に接続され、テーブル速度調整弁31の手
動切替レバーを第3図のように位置した場合、油
圧はテーブル往復動用の油圧シリンダー12に通
じ自動運転を開始する。
これと同時に、圧油は分岐した管路を経てシリ
ンダー22の内部へ流入し、ピストン21の先端
面が、ピニオンギヤー16の側面に当接し、往復
運動をするテーブル3の下面に固着されたラツク
ギヤー13との噛合を切離した位置迄前進する。
油圧力に依りピスオン21には押圧力が作用し
ているので、手動送り用のハンドル14を押して
も、ピニオンギヤー16をラツクギヤー13に噛
合せる事は不可能となる。
このため、研削作業中に誤つてピニオンギヤー
16とラツクギヤー13が噛合することがなく、
且、手動送り用のハンドル14を押しても両者が
噛合することは出来ない。
また、テーブル3を駆動させる力より、はるか
に小さい力で手動送り用軸15は移行出来る。こ
のため、テーブル3が往復動作を起す以前にラツ
クギヤー13とピニオンギヤー16の噛合を離脱
させるので、テーブル送り時にハンドル14は回
転することがなく安全である。
テーブル速度調整弁31の手動切換レバーを
OFFとした場合は、回路が切替り送油が遮断さ
れるのでテーブル往復動用の油圧シリンダー12
はその動きを停止する。
分岐した分岐管32への送油も同時に停止し、
油タンク34への戻り管に通じるので手動操作用
のハンドル14を押し込むことに依つてピストン
21は後退し、ピニオンギヤー16とラツクギヤ
ー13は噛合する事が出来る。このため往復動用
テーブル3を手動で操作可能となり、手動操作中
に自動でテーブル3が始動する不都合を除く事が
出来る。
この実施例に係る研削盤のテーブル送り装置に
よるときは、テーブル3を往復動させる油圧回路
中のテーブル速度調整弁31とテーブル往復動用
主切換弁30との間に分岐した回路を設け、往復
作動装置20に接続している。このため、油圧駆
動中は常に往復作動装置20に圧油が送られ、ピ
ストン21先端は手動送り用のピニオンギヤー1
6の側面を押し付け、テーブル3に固着されたラ
ツクギヤー13とピニオンギヤー16はその噛合
を離脱している。
上記の如く、噛合が離脱しているので手動テー
ブル送り装置とテーブル3が無関係となり、テー
ブル自動送り中はラツクギヤー13とピニオンギ
ヤー16の噛合を防ぎ、ハンドル14が回転する
ことなく安全な作業を行うことが出来る。
手動送り時には、油圧モーターをかならず停止
させていたが、このような事をすることなくテー
ブル速度調整弁31の手動レバーをOFFとする
事に依り、危険のない手動送り操作が可能とな
る。
もし誤つてテーブル速度調整弁31の手動レバ
ーを第3図のように位置させたとしても、負荷の
差に依りテーブル3が始動開始以前に手動の往復
作動装置のピストン21はピストン21は押し出
され、ラツクギヤー13とピニオンギヤー16と
の噛合が離れ、テーブル自動送り時にハンドル1
4の回転はおこらず安全である。
また、スプリング内蔵式の如き押し付け作業が
なく、滑らかな手動送りが可能となる。
F 考案の効果 以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、要するに本考案の要旨は実用新案登録請求の
範囲に記載のとおりであるから、本考案によれ
ば、テーブル3の往復動を自動的に行なうべく流
体圧作動装置12へ作動流体を供給すると、往復
作動装置20へも作動流体が供給され、ピストン
21が往動してハンドル14の軸15を非作動位
置へ押進する。したがつて、テーブル3の往復動
を自動的に行なうときには、ハンドル14の軸1
5がピストン21によつて非作動位置に押進され
た状態にあり、作動位置へ移動することが困難で
あり、流体圧装置12により自動的にテーブル3
の往復動を行なうときには、ハンドル14がテー
ブル3の往復動に連動して回転されるようなこと
がなく、安全性が向上する。また、流体圧作動装
置12への作動流体の供給を停止すると、往復作
動装置20への作動流体の供給も停止されるの
で、ピストン21に抗してハンドル14の軸15
を作動位置へ移動することができ、手動によるテ
ーブル3の往復動を容易に行ない得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、研削盤の正面全体図である。第2図
は、本考案の第1図−線における手動送り用
テーブル送り装置の断面図である。第3図は、本
考案の油圧回路図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明。1はベ
ツド、2はサドル、3はテーブル、4は手動送り
用装置、15は軸、16はピニオンギヤー、20
は手動の往復作動装置、30はテーブル往復動用
主切換弁、31はテーブル速度調整弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 研削盤におけるテーブル3を自動的に往復動す
    る流体圧作動装置12と、テーブルを手動的に往
    復動するための手動送り用のハンドル14とを備
    えると共に、上記ハンドル14の軸15を、テー
    ブルを往復動するための作動位置と非作動位置と
    へ軸方向へ往復動自在に設けてなる研削盤のテー
    ブル送り装置にして、前記軸15を前記非作動位
    置へ押進自在のピストン21を往復動自在に備え
    た往復作動装置20を設け、前記流体圧作動装置
    を作動する流体圧回路に、上記往復作動装置20
    を接続してなり、前記流体圧作動装置12により
    テーブル3の往復動を行なうとき、前記往復作動
    装置20によりハンドル14を非作動位置へ押圧
    固定する構成であることを特徴とする研削盤のテ
    ーブル送り装置。
JP1985078565U 1985-05-28 1985-05-28 Expired - Lifetime JPH058033Y2 (ja)

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JP1985078565U JPH058033Y2 (ja) 1985-05-28 1985-05-28

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Publication Number Publication Date
JPS61195944U JPS61195944U (ja) 1986-12-06
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JPS61195944U (ja) 1986-12-06

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