JPH0580333U - 台所用乾燥・殺菌収納ボックス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 包丁やまな板、布巾等の台所用品を、はえや
ごきぶりや落下菌から遮断して、加熱乾燥および殺菌す
る。 【構成】 システムキッチンセット１の任意位置に収納
室２を形成し、且つ該収納室２に殺菌灯４とヒーター７
を装置する一方、前記収納室２の前方側開口部２ａの周
縁部に当接して閉止できる大きさにすると共に、排気口
１６を備えた扉体１１と、前記収納室２より小巾に形成
された後方板１２との各一側端部に側板を接合固定して
形成されたコ字状の保持板１４の内部に、台所用品を保
持する保持具１５を固定して収納保持枠１０を形成し、
且つ該収納保持枠１０を前記収納室２に出入自在とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、台所で使用する包丁、まな板、布巾等の台所用品を加熱乾燥および 殺菌して衛生的に保管する台所用乾燥・殺菌収納ボックスに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、台所で使用する包丁、まな板、布巾等の台所用品を加熱乾燥および殺菌 して衛生的に保管する収納ボックスは存在しなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記のように、従来は台所で使用する包丁、まな板、布巾等の台所用品を加熱 乾燥および殺菌して衛生的に保管する収納ボックスは存在しなかったため、台所 において例えば包丁は包丁立てに立てかけ、まな板は収納場所がなく流し台の上 に置き、また布巾は壁に吊す程度で、はえやごきぶりがはい回ることにより大腸 菌や落下菌等の雑菌がこれら台所用品に付着し、極めて不衛生的であるという問 題点もあった。

【０００４】 本考案は、前記のような問題点を解決することを目的とする台所用乾燥・殺菌 収納ボックスを提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、システムキッチンセットの任意位置に収納室を形成し、且つ該収納 室の天板の下面に殺菌灯を装着し、前記収納室の底板の下面にヒーター収納室を 形成してヒーターを内蔵し、且つ前記底板に吹出口を開口する一方、前記収納室 の前方側開口部の周縁部に当接できる大きさにすると共に、排気口を備えた扉体 と、前記収納室の巾より稍小巾に形成された後方板との各一側端部に、側板を接 合固定して形成された保持板の内部に、保持具を固定して形成された収納保持枠 を前記収納室に出入自在にするという手段を採用することにより、上記問題点を 解決した。

【０００６】

【作用】

上記構成より成る本考案によれば、保持具に台所用品を立てかけたり、吊した り、載置したりして、収納室内に前記保持具を固定した収納保持枠を収納するこ とにより、台所用品にはえやごきぶりによる大腸菌や落下菌等の雑菌を付着させ ることなく、加熱乾燥および殺菌される。

【０００７】

【実施例】

本考案の実施の一例を図に基づいて詳細に説明するに、システムキッチンセッ ト１の任意位置に収納室２を形成し、且つ該収納室２の天板３の下面に殺菌灯４ を装着し、更に前記収納室２の底板５の下面にヒーター収納室６を形成して、該 ヒーター収納室６内にヒーター７を内蔵すると共に、後方側壁８寄りの底板５に は前記ヒーター７から加熱空気を収納室２内へ送気する吹出口９が開口されてい る。

【０００８】 前記収納室２内には、包丁やまな板、布巾等の台所用品を立てかけたり、吊し たり、載置したりすることができる収納保持枠１０が引き出し自在なるように収 納されている。この収納保持枠１０は、収納室２の前方側開口部２ａの天板３お よび底板５に設けられたストッパー用桟３ａ，５ａに当接して閉止できる大きさ の扉体１１と、前記収納室２の巾より稍小巾に形成されると共に、両側下端部に ローラ１２ａを取付けた後方板１２との各一側端部に側板１３を接合固定して形 成されたコ字状の保持板１４の内部に、包丁やまな板、布巾等の台所用品を立て かけたり、吊したり、載置するに適した、例えば鋼線を適宜間隔を置いて複数本 複数段に亘って張設した保持具１５を固設すると共に、扉体１１には排気口１６ を設けて形成されている。なお、前記扉体１１のストッパー用桟３ａ，５ａへの 当接固定は、特に限定する必要はないが、好ましくは図４に示すように扉体１１ とストッパー用桟３ａ，５ａに夫々マグネット１７ａ，１７ｂを取付けて固定す ることが推奨される。

【０００９】 次に実施例に作用について説明する。 収納保持枠１０を収納室２より引き出し、包丁やまな板、布巾を図２，図３に 示すように保持具１５に立てかけたり、吊したり、載置した後、収納保持枠１０ を収納室２内に押し込み扉体１１をストッパー用桟３ａ，５ａに当接せしめて、 殺菌灯４を点灯すると共に、ヒーター７に通電すると、吹出口９から加熱空気が 収納室２内に吹き出して、包丁やまな板、布巾等を加熱して乾燥させると共に、 殺菌灯４により大腸菌等の雑菌を殺菌する。前記加熱空気により加熱された布巾 等から発生した湿気を帯びた空気は扉体１１の排気口１６より外部へ排気される 。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は上述のようであるから、保持具に包丁やまな板、布巾等の台所用品を 立てかけたり、吊したり、載置して、収納保持枠を収納室内に収納し、殺菌灯を 点灯する一方、ヒーターに通電すると、該ヒーターの熱により布巾等が加熱乾燥 すると共に、殺菌灯により大腸菌等の雑菌を殺菌されるので、はえやごきぶり等 による雑菌や落下菌の付着がなく、極めて衛生的に台所用品の加熱乾燥および殺 菌ができるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案台所用乾燥・殺菌収納ボックスをシステ
ムキッチンセットに装置した状態を示す斜視図である。

【図２】本考案台所用乾燥・殺菌収納ボックスの斜視図
である。

【図３】図１のＡ−Ａ線拡大断面図である。

【図４】図１のＢ−Ｂ線拡大断面図である。

【符号の説明】

１ システムキッチンセット、 ２ 収納室、 ２ａ
前方側開口部、 ３天板、 ３ａ ストッパー用桟、
４ 殺菌灯、 ５ 底板、 ５ａ ストッパー用桟、
６ ヒーター収納室、 ７ ヒーター、 ９ 吹出口、
１０ 収納保持枠、 １１ 扉体、 １２ 後方板、
１２ａ ローラ、 １３ 側板、１４ 保持板、 １
５ 保持具、 １６ 排気口、 １７ａ，１７ｂ マグ
ネット。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 システムキッチンセットの任意位置に収
   納室を形成し、且つ該収納室の天板の下面に殺菌灯を装
   着し、前記収納室の底板の下面にヒーター収納室を形成
   してヒーターを内蔵し、且つ前記底板に吹出口を開口す
   る一方、前記収納室の前方側開口部の周縁部に当接でき
   る大きさにすると共に、排気口を備えた扉体と、前記収
   納室の巾より稍小巾に形成された後方板との各一側端部
   に、側板を接合固定して形成された保持板の内部に、保
   持具を固定して形成された収納保持枠を前記収納室に出
   入自在にしたことを特徴とする台所用乾燥・殺菌収納ボ
   ックス。
2. 【請求項２】 保持具が、鋼線を適宜間隔を置いて複数
   本複数段に亘って張設したものである請求項１記載の台
   所用乾燥・殺菌収納ボックス。