JPH0580141U

JPH0580141U - 太陽電池式充電器

Info

Publication number: JPH0580141U
Application number: JP1954192U
Authority: JP
Inventors: 宣行森岡
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1992-04-01
Filing date: 1992-04-01
Publication date: 1993-10-29

Abstract

(57)【要約】【目的】太陽電池が発電を行なっていない夜間などに
も外部二次電池の充電ができるようにする。【構成】外部二次電池７を接続する電池接続端子6a、
6b、この端子6a、6bに接続した外部二次電池７を充電す
るための内部二次電池８、およびこの内部二次電池８を
充電するための太陽電池３を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、太陽電池式充電器、さらに詳しくは、太陽電池により太陽エネルギを電気エネルギに変換して内部二次電池を充電し、内部二次電池でラジカセ、ビデオカメラ、トランシーバ、携帯電話などの外部二次電池を急速充電することができる充電器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、電池接続端子に接続された外部二次電池を太陽電池を使用して充電する充電器は知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、このような従来の充電器は、昼間の太陽電池が発電しているときにのみ外部二次電池を充電するものであり、太陽電池が発電していない雨天や夜間には充電ができないという問題がある。また、外部二次電池の充電電圧が太陽電池の電圧より低い場合にしか充電ができないという問題もある。

【０００４】この考案の目的は、上記の問題を解決し、夜間などにも外部二次電池の充電ができる太陽電池式充電器を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案による太陽電池式充電器は、外部二次電池が接続される電池接続端子、この端子に接続された外部二次電池を充電するための内部二次電池、およびこの内部二次電池を充電するための太陽電池を備えているものである。

【０００６】好ましくは、内部二次電池と電池接続端子との間に、内部二次電池の電圧を外部二次電池の充電電圧まで昇圧する昇圧回路が設けられている。

【０００７】

【作用】

昼間など太陽電池が発電している間に、これによって内部二次電池が充電される。そして、端子に接続された外部二次電池が、内部二次電池によって充電される。したがって、昼間、太陽電池で内部二次電池を充電しておけば、雨天時、夜間など太陽電池が発電していないときにでも外部二次電池の充電ができる。

【０００８】内部二次電池の電圧を外部二次電池の充電電圧まで昇圧する昇圧回路が設けられていれば、外部二次電池の充電電圧が内部二次電池の電圧より高い場合でも充電ができる。

【０００９】

【実施例】

以下、図面を参照して、この考案の実施例について説明する。

【００１０】図１は太陽電池式充電器(1) の外観の１例を示し、図２は内部の電気的構成の１例を示している。

【００１１】充電器(1) は２つの半体(2a)(2b)よりなる折り畳み可能なケース(2) を備えており、折り畳んだ状態で内側になる各半体(2a)(2b)の面に太陽電池(3) が設けられている。一方の半体(2a)の太陽電池(3) と同じ面に充電開始スイッチ(4) と充電表示ＬＥＤ（発光ダイオード）(5) が設けられ、この半体(2a)の端面に充電用ジャック(6) が設けられている。ジャック(6) には、充電されるべき外部二次電池(7) が接続される２つの電池接続端子すなわち陽極接続端子(6a)と陰極接続端子(6b)が設けられている。ケース(2) 内には内部二次電池(8) が設けられており、太陽電池(3) と内部二次電池(8) の陽極(3a)(8a)相互間に二次電池(8) から太陽電池(3) への逆流を防止するためのダイオード(9) が接続され、これらの電池 (3)(8)の陰極(3b)(8b)同志が接続されている。また、太陽電池(3) の陽極(3a)、内部二次電池(8) の陽極(8a)およびこれらの陰極(3b)(8b)の間に、第１の過充電防止回路(10)が設けられている。内部二次電池(8) の陽極(8a)、陽極接続用端子 (6a)および陰極接続用端子(6b)の間に、昇圧回路(11)と第２の過充電防止回路(1 2)が設けられ、内部二次電池(8) の陰極(8b)が陰極接続用端子(6b)に直接接続されている。そして、第２の過充電防止回路(12)に、充電開始スイッチ(4) および充電表示ＬＥＤ(5) が接続されている。

【００１２】昼間、内部二次電池(8) の充電を行なう場合は、図１に示すように、ケース(2 ) を広げ、太陽電池(3) を光に当てる。このようにすれば、太陽電池(3) が発電を行ない、これによって内部二次電池(8) が充電される。このとき、第１の過充電防止回路(10)により、内部二次電池(8) の電圧が検出され、これが設定値よりも高くなれば、太陽電池(3) の発電電力が過充電防止回路(10)内で消費されて、二次電池(8) が過充電になるのが防止される。内部二次電池(8) が十分に充電されたならば、ケース(2) を閉じておいてもよい。外部二次電池(7) の充電を行なう場合、二次電池(7) に接続されたコード(13)をジャック(6) に接続して、二次電池(7) の陽極(7a)を陽極接続端子(6a)に、陰極(7b)を陰極接続端子(6b)に接続し、充電開始スイッチ(4) を押す。これにより、ＬＥＤ(5) が点灯し、内部二次電池(8) によって外部二次電池(7) の充電が開始される。なお、外部二次電池(7 ) の充電電圧が内部二次電池(8) の電圧より高い場合は、昇圧回路(11)により内部二次電池(8) の電圧が外部二次電池(7) の充電電圧まで昇圧させられて、外部二次電池(7) の充電が行なわれる。また、第２の過充電防止回路(12)により、外部二次電池(7) の電圧が検出され、これが設定値よりも高くなれば、外部二次電池(7) の充電が停止させられて、外部二次電池(7) が過充電になるのが防止され、ＬＥＤ(5) が消灯する。

【００１３】このように充電器(1) の内部二次電池(8) によって外部二次電池(7) の充電が行なわれるので、昼間に太陽電池(3) によって内部二次電池(8) の充電を行なっておけば、雨天時や夜間など太陽電池(3) が発電していないときにでも外部二次電池(7) の充電ができる。なお、昼間など、太陽電池(3) による内部二次電池(8 ) の充電を行ないながら、内部二次電池(8) による外部二次電池(7) の充電を行なうことももちろん可能である。

【００１４】

【考案の効果】

この考案の太陽電池式充電器によれば、上述のように、昼間、太陽電池で内部二次電池を充電しておけば、雨天時、夜間など太陽電池が発電していないときにでも外部二次電池の充電ができ、いつでも、ラジカセ、ビデオカメラ、トランシーバ、携帯電話などの外部二次電池を急速充電することができる。

【００１５】内部二次電池の電圧を外部二次電池の充電電圧まで昇圧する昇圧回路が設けられていることにより、外部二次電池の充電電圧が内部二次電池の電圧より高い場合でも充電ができるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例を示す太陽電池式充電器の斜
視図である。

【図２】図１の充電器の電気的構成を示すブロック図で
ある。

【符号の説明】

(1) 太陽電池式充電器 (3) 太陽電池 (6) ジャック (6a) 陽極接続端子 (6b) 陰極接続端子 (7) 外部二次電池 (8) 内部二次電池 (11) 昇圧回路

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】外部二次電池が接続される電池接続端子、
この端子に接続された外部二次電池を充電するための内
部二次電池、およびこの内部二次電池を充電するための
太陽電池を備えている太陽電池式充電器。
【請求項２】内部二次電池と電池接続端子との間に、内
部二次電池の電圧を外部二次電池の充電電圧まで昇圧す
る昇圧回路が設けられている請求項１の太陽電池式充電
器。