JPH0580075B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、デイスク駆動装置、特にフロツピー
デイスク駆動装置において、トラツク位置の基準
を検出するためのセンサを備え、基準トラツクを
検出してデイスクアクセスを行なうデイクス駆動
装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来、デイスク駆動装置、例えばフロツピーデ
イスク駆動装置では、最初フロツピーデイスクに
入れたときあるいはリードエラーを起したとき等
は、ヘツドを基準トラツクに戻してから所定のト
ラツクに移動させている。この基準トラツクは基
準トラツクセンサにより検出され、基準トラツク
センサは、第３図に示すようにフオトインタラプ
タ１によつて、構成されるものが一般的である。
通常フオトインタラプタ１は、発光素子２と受光
素子３で構成されている。従来は、第３図で示す
ように発光素子２の電源は常に電流制御抵抗４を
通して＋5Vに接続されていた。従つて、発光素
子２は常に動作しており、制御抵抗４で決定する
一定電流が常に流れていた。

［発明が解決しようとする問題点］ フロツピーデイスク駆動装置の市場において近
年、省電力化が強く要求されており、この省電力
を実現するためには、従来のように、基準トラツ
クセンサに常時電流が流れ続けることは、消費電
力を増大させることになり、大きな問題点となつ
ていた。

従つて本発明は、フロツピーデイスク駆動装置
の一般的仕様は、変更することなく、フロツピー
デイスク駆動装置の全体の消費電力を削減するこ
とができると同時にホストシステム側の電源も、
消費電力を小さく設計することが可能なデイスク
駆動装置を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、このような問題点を解決するため
に、デイスクに対し情報を記録又は再生可能にす
るヘツドと、このヘツドを移動可能とさせる移動
手段と、この移動手段に対して移動命令を送出す
る制御手段と、前記デイスク上の基準トラツクを
検出するセンサとを備え、前記センサは、前記制
御手段から送出される移動命令に応じて作動され
るように構成される。

［作用］ このような構成において、基準トラツク検出セ
ンサは制御手段から送出されるヘツド移動手段の
移動命令に応じて作動することになるので、常時
電力を消費することなく、消費電力を顕著に削減
することが可能になる。

［実施例］ 以下図面に示す実施例に従い本発明を詳細に説
明する。

第１図には本発明に係るフロツピーデイスク駆
動装置の基準トラツク検出センサ回路が図示され
ている。同図においても基準トラツク検出センサ
は第３図と同様なフオトインタラプタ１として構
成されている。同実施例ではフオトインタラプタ
１の発光素子２に接続された抵抗４は制御用トラ
ンジスタ７のコレクタに接続される。トランジス
タ７のベースは時定数Ｔの再トリガー可能な単安
定マルチバイブレータ８の端子に接続され、そ
のＢ端子にヘツドを移動させる信号５が入
力される。また単安定マルチバイプレータ８の
CLR端子には、回路をクリアするためのパワー
オンクリア信号が印加される。

このような構成に置いて、ホストシステム側か
ら第２図に図示したようなヘツドを移動させる
STEP信号５が送られそれが単安定マルチバイブ
レータ５のＢ端子に入力される。

単安定マルチバイブレータ８はこの信号
５の間隔より大なる時定数Ｔを有し、この
信号５に同期してトリガーされ、ワンシヨツト信
号 信号９を端子に出力する。
OS信号９は第２図に図示したように最初の
STEP信号１０で立下り、最後の信号１１
から一定時間Ｔの時間、立下がるワンシヨツト信
号である。

このワンシヨツト信号はトランジスタ７のベー
スに印加されるので、トランジスタ７は、
OS信号９のタイムチヤートに示すように電源を、
ON／OFFする。即ち、発光素子２は、
OS信号９が“LOW”レベルのときのみONする
ことになる。信号５が、ホストシステムか
ら送出されないときは、発光素子２には電流が流
れず、その間は消費電力を低くおさえることが可
能である。

フオトインタラプタ１は基準トラツク検出セン
サであり、基準トラツク位置は信号５がホ
ストシステムから送信された時、ある一定時間の
み読み取れば、十分であり、それ以外は、動作さ
せておく必要はない。従つて上記のように電源を
ON／OFFすることが可能であり、消費電力を低
くおさえることができる。

本発明では、 信号９は単安定マルチ
バイブレータ８によつて、作られているが、単安
定マルチバイブレータ８を使用せず、ホストシス
テムから送信される信号５を、マイクロコ
ンピユータやゲートアレー等に入力し、
OS信号９を他の方法で作成することも考えられ
る。例えば、マイクロコンピユータを使用する場
合は、内部で、ソフト的に処理して、作成するこ
とも考えられる。トランジスタ７をON／OFFさ
せるには、同様にこの信号 信号９を使
用する。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明では制御手段から送
出されるヘツド移動手段の移動命令に応じて基準
トラツク検出センサが作動されるので、デイスク
駆動装置全体の消費電力を低減できると同時にホ
ストシステム側の電源も消費電力を小さく設計す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るデイスク駆動装置の基準
トラツク検出センサ回路の構成を示す回路図、第
２図は動作を説明する信号波形図、第３図は従来
の基準トラツク検出センサ回路の構成を示す回路
図である。 １……フオトインタラプタ、５……信
号、７……制御用トランジスタ、８……再トリガ
ー可能な単安定マルチバイブレータ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ デイスクに対し情報を記録又は再生可能にす
   るヘツドと、 このヘツドを移動可能とさせる移動手段と、 この移動手段に対して移動命令を送出する制御
   手段と、 前記デイスク上の基準トラツクを検出するセン
   サとを備え、 前記センサは、前記制御手段から送出される移
   動命令に応じて作動されることを特徴とするデイ
   スク駆動装置。