JPH0579980U - 機器筐体における壁掛け用係止孔部の防水構造 - Google Patents

機器筐体における壁掛け用係止孔部の防水構造

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JPH0579980U
JPH0579980U JP2656792U JP2656792U JPH0579980U JP H0579980 U JPH0579980 U JP H0579980U JP 2656792 U JP2656792 U JP 2656792U JP 2656792 U JP2656792 U JP 2656792U JP H0579980 U JPH0579980 U JP H0579980U
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JP
Japan
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locking hole
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head
device housing
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JP2656792U
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守 菅野
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日通工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁掛け用係合孔部を設ける構造を採択するに
も拘らず、簡単な構成のもとに機器筐体内部への水滴の
流入を確実に防止する防水構造を安価に提供すること。 【構成】 機器筐体として背壁があるプラスチック成型
品を適用対象とし、その背壁に錠孔状の係止孔を穿設す
ると共に、係止孔の周縁に後方に突出する取付座を設け
て壁掛け用係止孔部とするほか、この係止孔部の内方に
は係止孔の大径部に対応する状態のもとに正面に遮壁が
ある後方解放型の排水樋を掛け止め用の有頭ねじ等の頭
部の下方に当り一体成型により設け、かつ取付座の下部
には排水路を設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、機器筐体における壁掛け用係止孔部の防水構造に関するものであっ て、詳しくは屋内に設置する電話交換機の主装置その他の電気装置あるいは屋外 に設置するドアホン,通報装置等の機器筐体を壁面に取り付けるに当り、格別の 取付金具を使用することなく、機器筐体の背壁に穿設した係止孔において、壁面 に植設した有頭ねじもしくは釘に掛け止めるようにした型式の壁掛け用係止孔部 に対する防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の壁掛け用係止孔部としては、概ね図4に示すように機器筐体1 の背壁2に錠孔状の係止孔3を穿設すると共に、係止孔3の周縁に環状の取付座 4を設けて壁掛け用係止孔部とし、この係止孔部において壁面Wに植設した有頭 ねじSに掛け止めるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
機器筐体を屋外に設置する場合は、その設置壁面を流下する水滴が係合孔部か ら機器筐体内へ侵入し、内部電装品の障害の原因となる重大欠点があり、屋内に 設置する場合においても、階上における漏水,消火用スプリンクラ−の誤作動に よる散水,設置室内外の温度変化に起因する結露による水滴等が係合孔部から機 器筐体内へ侵入する虞がある。 上記従来技術においては、その係合孔部は防水手段は講じられていない関係上 、水滴の侵入は避けられず、内部電装品の障害が生じ易く、また係合孔部を設け ずに、機器筐体の背壁外方に格別の取付金具を突出状態に固設し、この取付金具 において壁面にねじ止めあるいは掛け止めるようにすることもできるが、製造コ ストが高価となる欠点がある。 そこで本考案の目的は、壁掛け用係合孔部を設ける構造を採択するにも拘らず 、簡単な構成のもとに確実に防水作用を発揮する防水構造を安価に提供すること にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、機器筐体として背壁があるプラスチック 成型品を適用対象とし、その背壁に錠孔状の係止孔を穿設すると共に、係止孔の 周縁に後方に突出する取付座を設けて壁掛け用係止孔部とするほか、この係止孔 部の内方には係止孔の大径部に対応する状態のもとに正面に遮壁があるポケット 型の排水樋を掛け止め用の有頭ねじもしくは釘の頭部の下方に位置するように一 体成型により設け、かつ前記取付座の下部には排水路を設けたものである。
【0005】
【作用】
壁面を流下する水滴が掛け止め用の有頭ねじ等の表面と係合孔との間隙から機 器筐体の内部に侵入する過程において、有頭ねじ等の頭部付近から排水樋に滴下 すると共に、係合孔内面を伝い排水樋内に流下し、取付座の下部における排水路 から排出され、機器筐体の内部への水滴の侵入が防止される。
【0006】
【実施例】
本考案の防水構造を適用する機器筐体1としては、例えば図1ないし図3のよ うに背壁2がある箱形のプラスチック成型品を採択し、その背壁2の複数カ所に 掛け止め用の有頭ねじSの頭部もしくは釘の頭部の挿通に適応する大径部とその 頭部の挿通を阻止する小径部とが連通した錠孔状の係止孔3,3を穿設すると共 に、各係止孔3,3の周縁には壁面Wに当接する取付座4を後方に突出する状態 に設け、この係止孔3とその周縁の取付座4により壁掛け用係止孔部を構成し、 これら各係止孔部の内方には係止孔3の大径部に対応する状態のもとに正面に遮 壁5がある後方解放型ポケット状の排水樋6を掛け止め用の有頭ねじS等の頭部 の下方に位置するように一体成型により設け、かつ前記取付座4の下部には切欠 き状の排水路7を設けたものである。
【0007】 壁面Wを水滴が流下した場合、掛け止め用の有頭ねじS等の表面を伝い係合孔 3から機器筐体1の内部に侵入する過程において、有頭ねじS等の下部から排水 樋6に滴下した後に排水路7から排除され、また取付座4から係合孔3の内面を 伝い機器筐体1の内方に進入する水流は遮壁5に阻止されて排水樋6内を流下し 排水路7から排除され、従って機器筐体1の内部への水滴の侵入は確実に防止さ れるのである。
【0008】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、機器筐体として背壁があるプラスチッ ク成型品を適用対象とし、その背壁に錠孔状の係止孔を穿設すると共に、係止孔 の周縁に後方に突出する取付座を設けて壁掛け用係止孔部とするほか、この係止 孔部の内方には係止孔の大径部に対応する状態のもとに正面に遮壁がある後方解 放型ポケット状の排水樋を掛け止め用の有頭ねじ等の頭部の下方に位置するよう に一体成型により設け、かつ前記取付座の下部には排水路を設けたから、これに より格別な取付金具を使用することなく、著しく簡単な構成のもとに、壁面を伝 い流下する水滴が掛け止め用の係合孔から侵入するのを確実に防止することがで きる実用上の効果が大であり、しかも製作費が安価で済む利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防水構造を適用した機器筐体の要部を
例示する壁掛け状態の縦断側面図である。
【図2】本考案の防水構造を適用した機器筐体を例示す
る壁掛け状態の縦断正面図である。
【図3】本考案の防水構造を適用した機器筐体を例示す
る背面図である。
【図4】従来の機器筐体における壁掛け用係止孔部の要
部を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 機器筐体 2 背壁 3 係合孔 4 取付座 5 遮壁 6 排水樋 7 排水路 S 有頭ねじ W 壁面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背壁(2)がある機器筐体(1)をプラスチ
    ック成型により形成し、その背壁(2)に掛け止め用の有
    頭ねじ(S)もしくは釘における頭部の挿通に適応する大
    径部とその頭部の挿通を阻止する小径部とが連通した錠
    孔状の係止孔(3)を穿設すると共に、係止孔(3)の周縁
    には壁面(W)に当接する取付座(4)を後方に突出する状
    態に設け、この係止孔(3)とその周縁の取付座(4)によ
    り壁掛け用係止孔部を構成し、かつ係止孔部の内方には
    係止孔(3)の大径部に対応する状態のもとに正面に遮壁
    (5)がある後方解放型の排水樋(6)を掛け止め用の有頭
    ねじ(S)もしくは釘における頭部の下方に位置するよう
    に一体成型により設け、更に前記取付座(4)の下部には
    排水路(7)を設けたことを特徴とする機器筐体における
    壁掛け用係止孔部の防水構造。
JP2656792U 1992-03-31 1992-03-31 機器筐体における壁掛け用係止孔部の防水構造 Expired - Lifetime JP2557085Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008218939A (ja) * 2007-03-08 2008-09-18 Rb Controls Co 電子機器
JP2013127351A (ja) * 2011-11-17 2013-06-27 Aisin Seiki Co Ltd 手洗い用電気温水器
CN109631337A (zh) * 2019-01-10 2019-04-16 珠海格力电器股份有限公司 壁挂装置的安装壳及暖风机

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