JPH0579830U - 防水スイッチ構造 - Google Patents

防水スイッチ構造

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JPH0579830U
JPH0579830U JP3114292U JP3114292U JPH0579830U JP H0579830 U JPH0579830 U JP H0579830U JP 3114292 U JP3114292 U JP 3114292U JP 3114292 U JP3114292 U JP 3114292U JP H0579830 U JPH0579830 U JP H0579830U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】防水スイッチに於いてシャフトとゴムパッキン
の間の密着力を増す。 【構成】防水スイッチのシャフト50の中央に2枚のフ
ランジ53,54を設け、このフランジ53,54の外
周面に連続したV字状溝56,57を設ける。 【効果】フランジ53,54の外周面にに設けたV字状
溝56,57に接着剤を塗布してゴムパッキン60を一
体成形することにより、シャフト50とゴムパッキン6
0の密着力が増し、スイッチの内部と外部が完全に遮断
され埃、水、油等のスイッチ内部への侵入を防止でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、スイッチの防水構造に係り、さらに詳しくは車両用ニュートラル スイッチやバックランプスイッチのシャフトの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用のオートマチックインターロック用のニュートラルスイッチや、バック ランプを点灯させるためのスイッチとして第2図に示されるものが知られている 。第2図において、金属製のスイッチボディー10の一方側は、内部に作動室1 7が形成されており、端部は開口部となっている。外周側の前記開口部には段部 18が形成され、かしめられるようになっている。また、金属製のスイッチボデ ィー10の他方側には、ねじ部11が形成され中心部にシャフト20が挿通する 孔部が設けられている。
【0003】 シャフト20は、ほぼ等しい長さの大径部と小径部とからなり、大径部の端部 は球面状に形成され、小径部との境界付近には溝部21が形成され、後述するサ ブアッセンブリ化した後ボディー10に組込まれる。 シャフト20の小径部側にはコイルばねからなるコンタクトスプリング22、円 板状のインシュレータ23、上下に可動接点39,40を備えたコンタクトプレ ート41、円板状のインシュレータ24の順にそれぞれ挿入しEリング29でこ れらを抜け止めし固定している。
【0004】 またシャフト20に設けられた溝部21には周囲を固定して中央部に十分なた わみがとれるように断面形状略S字形をしたゴムパッキン15を挿入し固定して いる。第3図に示す如く前記ゴムパッキン15には、中央部に前記溝部21の径 よりさらに小さい径の孔部16が設けられており、挿入時にゴムの弾力性を利用 して孔部16にシャフト20の大径部を押し込むことによって広げ、溝部21に 落し込むことにより、前記溝部21を締め付けている。以上のシャフト回りに取 り付けられる部品は、サブアッセンブリとしてここまで組み立てられる。
【0005】 次にターミナルベース12の構成を説明する。ターミナルベース12は、断面 形状略H形の筒状をした樹脂製で作動室17側の中央には凹部13が形成され、 この凹部13にコイルバネからなるリターンスプリング38が挿入されている。 そして、凹部13を中心として対象位置に中央にローレット部34,35を設け たターミナル30,31がインサート成形により立設されている。ターミナル3 0,31の一方の先端には固定接点32,33が設けられ、他方の端部にはコー ド36,36がスポット溶接あるいは半田付け等の手段によって止着出来るよう になっている。また、ターミナルベース12のコード側は、接着剤等でポッティ ング43を施して湿度、振動、引っ張り等の対策を行えるようになっている。
【0006】 ターミナルベース12の作動室側の端部には、前記固定接点32,33のそれ ぞれと対面する位置に固定接点27,28を備えたターミナル25,26が設け られる。前記ターミナル25,26は略L字形をしており、一片をターミナルベ ース12に設けられた孔(図示せず)に挿入して固定し、先端を反対側から突出 させてコード42,42をスポット溶接あるいは半田付け等の手段によって止着 出来るようになっている。
【0007】 本スイッチの組立は、ターミナルベース12と一体のターミナル30,31に 対向するようにサブアッセンブリ化した前記シャフト20に組み込んだ可動接点 39,40を配置し、ターミナル25,26をターミナルベース12に挿入する 。その後、スペーサ14をシャフト20の大径部から差し入れ、ターミナル25 ,26とゴムパッキン15の間に配置させる。この状態でボディー10に挿入し 前記段部18をかしめてターミナルベース12がボディー10から抜けないよう に固定する。
【0008】 次に作用を説明する。 シャフト20の先端に外力が加わっていない時はシャフト20の飛び出し量は 最大でこのとき固定接点27,28はリターンスプリング38により付勢された 可動接点39,40と接触し、ターミナル25とターミナル26を短絡している 。次にシャフト20にリターンスプリング38の付勢力以上の外力が加わった時 は、シャフト20は第1図上右方向に移動する。すると可動接点39,40は、 固定接点27,28から離れターミナル25とターミナル26は非導通状態とな る。
【0009】 さらにシャフト20が右方向に移動すると可動接点39,40は、固定接点32 ,33と接触しターミナル30とターミナル31を短絡する。この時可動接点3 9,40が固定接点32,33を押圧する力はコンタクトスプリング22の付勢 力による。ゴムパッキン15はシャフト20と孔部19との間からスイッチ内部 に埃や水や油等が侵入するのを防ぐため設けられており、前述の如く孔部16が それより径の大きな段部21を締め付けている。またゴムパッキン15は周囲が スペーサ14とボディー10の間に挟まれて密着して固定され中心部はシャフト 20と一体的に動く。このため、シャフト20が押し込まれた状態では前述の断 面形状略S字形の部分が伸びた状態になっている。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記ゴムパッキン15の孔部16をシャフト20の大径部に押込みゴ ムの弾力を利用して前記溝部21を締め付ける構造ではスイッチの内部と外部の 温度差やゴムパッキン15の中心部の移動によるスイッチ内部の体積変化により スイッチ内部と外部とで圧力の差が生じ、スイッチの内部に埃や水や油を吸い込 むことがあった。 このため従来のスイッチではスイッチ内部の接点にこれらが付着し絶縁不良を 起こす等の不具合が生じていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本願考案は可動接点を有するコンタクトプレートと、前記コンタクトプレート を一端側に摺動自在に嵌挿したシャフトと、前記シャフトの中央部に一体成形さ れたゴムパッキンと、固定接点を有するターミナルと、前記ターミナルを設けた ターミナルベースと、一方側にねじ部、他方側に作動室を形成し前記ねじ部に穿 設された摺動孔に前記シャフトの他端側を嵌挿し前記作動室には前記可動接点と 前記固定接点とを対面させた状態で前記ターミナルベースを配置しかつ前記ゴム パッキンの外周縁を前記作動室の内面に密着させたボディーとからなるものにお いて、前記シャフトにはフランジを設けこのフランジの外周面に環状溝を設けた ものである。
【0012】
【作用】
本願考案は前述のように構成することにより、シャフトのフランジの外周面に 設けた環状溝に接着剤を塗布する際、接着剤を環状溝内に留どまらせることがで きる。このため、インサート成形の際シャフトとゴムパッキンとの間が密着され 、剥がれることがない。従って、もしスイッチ内部と外部に圧力差が生じたとし てもスイッチ内部に埃や水や油等は浸入しないのでスイッチ外部とが完全に遮蔽 される。
【0013】
【実施例】
次に、本案の実施例を第1図に基づいて説明する。説明に当たっては従来の技 術と同じ部分については説明を省く。 シャフト50は、一端が球面状に形成された大径部51と、中央に溝部52を 挟んだ2箇所のフランジ53、54と、他端側に設けられた小径部55とからな っている。 大径部51側に設けられた第1フランジ53の外径は大径部51の外径より若干 大きく形成されており、小径部55とほぼ同径の溝部52を挟んで小径部55側 に設けられた第2フランジ54は大径部51とほぼ同径に形成されている。また 、これら第1フランジ53、溝部52、第2フランジ54の幅は略等しく形成さ れている。そして第1フランジ53と第2フランジ54の軸と平行な外周面には 断面形状がV字状の環状溝であるV字状溝56、57が形成されている。
【0014】 上記のように構成されるシャフト50は2本あるV字状溝56、57及び溝部 52に接着剤(図示せず)を塗布し、その後金型に組込んでゴムパッキン60を 一体成形する。 こうすることにより接着剤は2本のV字状溝56、57及び溝部52に沿って流 れる。このときV字状溝56、57に付着した接着剤は溝部52に引き寄せられ ることなくV字状溝56、57内に残り、V字状溝56、57及び溝部52共に 適量の接着剤を付着することができる。またV字状溝56、57を施したことに より表面積が増えるため、ゴムパッキン60がシャフト50に強固に成形できる 。また、第1フランジ53の大径部51側の面と第2フランジ54の小径部55 側の面は、金型に組み込まれる時に突き当てられ、シャフト50の位置決め部材 として作用する。
【0015】 こうしてインサート成形したものをスイッチに使用すると、スイッチの内部と 外部の温度差やゴムパッキン60の中心部の移動による体積の変化による圧力の 変化が起こっても、シャフト50とゴムパッキン60との間は密閉されているた め埃や水や油がここからスイッチ内部に侵入することはない。 また、本実施例ではフランジ53、54に形成する溝の断面形状をV字状とし たが断面形状が台形、長方形、正方形、半円形、等の形状でも同等の効果を有す る。
【0016】
【考案の効果】
本案は、前述のように構成したものであるから、ゴムパッキンがシャフトに強 固に形成されるため、スイッチ内部とスイッチ外部とが完全に遮蔽され、埃、水 、油等のスイッチ内部への侵入が防止でき、スイッチの導通不良や絶縁不良等の 不良の発生を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案の実施例の要部の正面図、
【図2】従来のスイッチ装置の縦断面図、
【図3】従来のスイッチ装置のゴムパッキンとシャフト
の組立状態をあらわす斜視図。
【符号の説明】
10…ボディー、 12…ターミナルベース、 27,28,32,33…固定接点、 39,40…可動接点、 41…コンタクトプレート、 50…シャフト、 53,54…フランジ、 56,57…V字状溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動接点を有するコンタクトプレートと、
    前記コンタクトプレートを一端側に摺動自在に嵌挿した
    シャフトと、前記シャフトの中央部に一体成形されたゴ
    ムパッキンと、固定接点を有するターミナルと、前記タ
    ーミナルを設けたターミナルベースと、一方側にねじ
    部、他方側に作動室を形成し前記ねじ部に穿設された摺
    動孔に前記シャフトの他端側を嵌挿し前記作動室には前
    記可動接点と前記固定接点とを対面させた状態で前記タ
    ーミナルベースを配置しかつ前記ゴムパッキンの外周縁
    を前記作動室の内面に密着させたボディーとからなるも
    のにおいて、前記シャフトにはフランジを設けこのフラ
    ンジの外周面に環状溝を設けたことを特徴とする防水ス
    イッチ構造。
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