JPH0579761A - 主として穀物の乾燥装置 - Google Patents

主として穀物の乾燥装置

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JPH0579761A
JPH0579761A JP23978891A JP23978891A JPH0579761A JP H0579761 A JPH0579761 A JP H0579761A JP 23978891 A JP23978891 A JP 23978891A JP 23978891 A JP23978891 A JP 23978891A JP H0579761 A JPH0579761 A JP H0579761A
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JP
Japan
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storage bin
grain
air
supply port
bin
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JP23978891A
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English (en)
Inventor
Takamichi Shimomura
孝道 下村
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 貯蔵ビンから搬入した穀物を排出するとき、
集中して導入する空気で迅速な排出を可能にした。 【構成】 空気の供給路11に接続する多数の貯蔵ビン
10の空気供給口22を、空気の導入で排出口23から
穀物の排出を可能として、この供給口22に電動ダンパ
ー24をそれぞれ設ける。搬入された穀物を排出すると
き、排出中の貯蔵ビン10を除く他の貯蔵ビン10の電
動ダンパー24を閉じる供給口開閉制御のコントロ−ラ
41を設け、排出中の貯蔵ビン10に集中して空気を導
入し、排出を迅速に行えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として穀物の乾燥処理
施設に用いられる乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、穀物を集荷して乾燥貯蔵し、籾摺
りなどの処理をした後調整して出荷するようにした乾燥
処理施設は種々提供されている。
【0003】この乾燥処理施設は、例えば特開平3−1
22484号公報に示されているように多数の乾燥タン
クと多数の貯蔵ビン及び籾摺機などの処理装置を備え、
前記乾燥タンクには空調装置で除湿した除湿空気を供給
して前記乾燥タンクに搬入した穀物を除湿乾燥すると共
に、乾燥した穀物を貯蔵ビンで貯蔵し、必要に応じて貯
蔵ビンに貯蔵する穀物を取出し、籾摺り等の処理をした
後袋詰めするなどして出荷するようにしたものである。
【0004】そして、以上の如く構成する乾燥処理施設
には、前記乾燥タンクと別に入換タンクを設けて乾燥タ
ンクでの1回の除湿乾燥行程が終了したとき、乾燥タン
クの1つから入換タンクに穀物を入れ換え、空となった
乾燥タンクに他の乾燥タンクの穀物を移し、最後に空と
なった乾燥タンクに入換タンクの穀物を移して再び除湿
乾燥を行い、これらの行程を数回繰り返すことにより、
各乾燥タンクで行う穀物の除湿乾燥に乾燥ムラが生じな
いようにしている。
【0005】又一方、前記乾燥タンク及び入換タンクに
穀物を入れ換える場合、これら各タンクの底部に設ける
排出口に電動シャッターを設け、このシャッターの開動
作により前記乾燥タンク及び入換タンクに搬入された穀
物を取出しコンベア上に排出し、この取出コンベアから
昇降機及び投入コンベアを介して他の乾燥タンクや入換
タンクに投入し、入れ換えを行うようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】所が以上の乾燥処理施
設において乾燥タンクと入換タンクとの間で穀物を入れ
換える場合、前記タンクの排出口に設ける電動シャッタ
ーを開動作させて搬入された穀物を排出するのである
が、この排出は前記各タンクに充填されている穀物の自
重で行うのであるから、排出に時間を要し、穀物の入れ
換え時間が長くなって穀物の乾燥を効率よく行えない問
題があった。
【0007】本考案の目的は、被乾燥ものを搬入した貯
蔵ビンからの前記被乾燥物の取出しを迅速に行うことが
でき、貯蔵ビン間で被乾燥物の移し換えを行う場合で
も、その移し換えを能率よく行うことができ、移し換え
による被乾燥物の乾燥を効率よく行える乾燥装置を提供
する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するために、空気の供給路11に接続する空気供給口
11と、被乾燥物の排出口23とをもち、前記供給口2
2に供給口開閉装置24を設け、かつ、前記排出口23
に排出口開閉装置25を設けた多数の貯蔵ビン10と、
これら貯蔵ビン10に被乾燥物を搬入する搬入装置及び
前記各排出口23から排出する被乾燥物を取出す取出装
置とを備え、前記空気供給口22を前記貯蔵ビン10の
底部で、前記供給口22から導入する空気により被乾燥
物を前記排出口23から排出可能な位置に設けると共
に、前記貯蔵ビン10のうち、少なくとも一つの貯蔵ビ
ン10から被乾燥物を排出するとき、他の貯蔵ビン10
における前記供給口開閉装置24を閉動作させる供給口
開閉制御手段50をもつコントロ−ラ41を設けている
ことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】貯蔵ビン10に搬入された主として穀物の被乾
燥物(以下穀物という)は、空気供給口22からの空気
の供給により乾燥されるのであり、また、前記貯蔵ビン
10に搬入された穀物を空の貯蔵ビン10に移し換えて
乾燥を行う場合、つまり、前記した従来例のように、乾
燥ムラや過乾燥を回避するため空の貯蔵ビンに移し換え
を行う場合、排出口開閉装置25を開動作させて、搬入
された穀物を貯蔵ビン10から排出し、取出装置から搬
入装置を介して空の貯蔵ビンに移し換えるのであるが、
このとき、他の貯蔵ビン10における供給口開閉装置2
4を閉動作させ、排出を行う貯蔵ビン10の供給口開閉
装置24のみを開動作させて、この貯蔵ビン10に前記
供給路11に供給する空気を集中して供給することによ
り、迅速に排出できるのである。
【0010】従って、前記穀物の移し換えを迅速にで
き、前記貯蔵ビン10間で移し換えを所定のローテーシ
ョンで制御する場合、この制御を能率よく行えるのであ
って、移し換えによる穀物の乾燥を高効率で実行できる
のである。
【0011】
【実施例】図1は、本発明乾燥装置を適用した穀物乾燥
処理施設を概略示したものであって、搬入側には、トラ
ックなどで持ち込まれる穀物を受入れる荷受ホッパー1
と、荷受昇降機2及び再脱穀機3をもつ粗選機4と、荷
受けした穀物を所定重量(例えば300Kg)毎計量する
荷受計量機5とを備え、また、搬出側には、調節タンク
6、籾摺機7、揺動選別機8、出荷タンク9を備えてい
る。
【0012】そして、これら搬入側と搬出側との間に
は、互いに隣接して配設され、除湿空気の供給路11に
接続する多数の貯蔵ビン10を配設すると共に、前記貯
蔵ビン10の上部に前記貯蔵ビン10に穀物を搬入する
投入コンベア12を設置し、また、下部に前記貯蔵ビン
10から排出される穀物を受け取る取出コンベア13を
設置する一方、前記各コンベア12,13の一側に、下
部受入口14と上部排出口15とをもった投入昇降機1
6を設け、この投入昇降機16の前記下部受入口14に
前記荷受計量機5の出口側と取出コンベア13の搬送終
端側とを接続し、前記上部排出口15を前記投入コンベ
ア12の送り始端部に連続させている。
【0013】また、前記取出コンベア13と前記下部受
入口14とは、三方切換弁17を介して接続するのであ
って、この切換弁17の一つの切換ポートは投入昇降機
16の下部受入口14に、他の一つの切換ポートは排出
昇降機18の下部受入口19に接続すると共に、この排
出昇降機18の上部排出口20を前記調節タンク6に接
続しているのである。
【0014】しかして、図1に示した乾燥処理施設は、
説明の都合上簡略化し10基のNo.1乃至No. 10から
成る貯蔵ビン10を示しただけであるが、実施する場合
には、前記貯蔵ビン10を一系列として複数系列例えば
4系列の貯蔵ビン群を設け、これら各系列相互に、各貯
蔵ビン10に搬入する穀物の移し換えができる構成とす
るのである。
【0015】また、図1に示した実施例において、前記
貯蔵ビン10は、図2に示したように、前記取出コンベ
ア13を挾んで対向状に配設するのであって、これら各
貯蔵ビン10は、、上方が開口していて、前記搬入コン
ベア12から穀物の受入れを可能にしており、下部には
前記供給路11を形成するダクトを貫設していて、この
ダクトには、前記貯蔵ビン10の底部に開口する除湿空
気の供給口22を設けると共に、前記貯蔵ビン10の底
部には、穀物の排出口23を設け、前記供給口22には
除湿空気の供給を遮断する電動ダンパーから成る供給口
開閉装置24(以下ダンパーという)を、また、前記排
出口23には穀物の排出を遮断する電動シャッターから
成る排出口開閉装置25(以下シャッターという)をそ
れぞれ設けており、前記シャッター25を閉じて前記ダ
ンパー24を開くことにより除湿空気を取入れて搬入し
た穀物の乾燥を行い、また、前記シャッター25を開く
ことにより穀物の自重と前記供給口22から導入する空
気とで搬入した穀物を排出できるようになっている。
【0016】そして、以上の如く貯蔵ビン10から穀物
を排出するとき、前記供給路11の一系列に対し開口す
る各貯蔵ビン10の供給口22のうち、穀物の排出を行
う一つの貯蔵ビン10の供給口22に設けた前記ダンパ
ー24を開き、他の貯蔵ビン10の供給口22の全て又
は一部を閉じる供給口開閉制御手段50を設け、排出中
の貯蔵ビン10に、前記供給路11に供給する空気を集
中して供給し、穀物を排出している貯蔵ビン10内の穀
物残量が少なくなっても、その全量を迅速に取出すこと
ができるようにしている。
【0017】即ち、前記取出コンベア13には、図3に
示したように前記貯蔵ビン10から穀物を排出すると
き、前記取出コンベア13に排出され、該取出コンベア
13上に乗って搬送される穀物高さを検出し、排出中の
前記貯蔵ビン10における穀物残量を検出する残量検出
センサ51を設け、このセンサ51の検出結果に基づい
て前記供給口開閉制御手段50から前記各ダンパー24
に動作指令を出力し、これらダンパー24を閉動作させ
るようにするのである。
【0018】更に詳記すると、前記残量検出センサ51
は、設置高さの異なる上段スイッチ51aと下段スイッ
チ51bとから成り、設置高さの高い上段スイッチ51
aのオンとさにより排出中の貯蔵ビン10からの排出量
が多く残量が多いことを感知させ、前記上段スイッチ5
1aがオフ動作し、設置高さの低い下段スイッチ51b
がオン動作することにより排出されているが、排出量が
少なく残量が少ないことを感知させ、更に前記下段スイ
ッチ51bのオフ動作で排出が完了したことを感知させ
るのであって、前記上段スイッチ51aがオフ動作して
いる状態で下段スイッチ51bがオン動作するとき、つ
まり、排出中の貯蔵ビン10における穀物残量が少なく
なったとき、同一供給路11に関連する貯蔵ビン10の
うち、排出中の貯蔵ビン10を除く他の貯蔵ビン10の
すべて又は一部の前記ダンパー24を閉動作させるよう
にするのである。
【0019】尚、前記残量検出センサ51は、以上の構
成として前記取出コンベア13に設けたが、前記各貯蔵
ビン10の底部近くに設けてもよい。
【0020】また、前記各貯蔵ビン10には、穀物の搬
入量、つまり、搬入完了を検出するレベルセンサ26
と、貯蔵ビン10に穀物が存在しない状態、つまり空の
状態を検出する空ビン検出センサ27を設けている。
【0021】また、前記投入コンベア12は、図1に示
したように前記投入昇降機16の上部排出口15に始端
部が連結される中継コンベア12aと、前記貯蔵ビン1
0の配列方向に往復移動し、前記中継コンベア12aか
ら受取った穀物を前記貯蔵ビン10のうち任意な貯蔵ビ
ン10に投入可能としたトップコンベア12bとから構
成している。
【0022】従って、前記荷受重計量機5からの穀物
は、前記トップコンベア12bを介して所定量毎所定の
貯蔵ビン10に投入することができるのであり、また、
該貯蔵ビン10が所定レベルになって、前記レベルセン
サ26が動作するとき、つまり満杯状になり搬入が完了
すると前記トップコンベア12bを往復移動させ、空の
貯蔵ビン10の位置に対応させることにより他の空の貯
蔵ビン10に投入することができるのである。また、前
記取出コンベア13から取出され、前記切換弁17の操
作で前記投入昇降機16の下部受入口14に戻る乾燥処
理途中の穀物も前記トップコンベア12bを介して所定
の貯蔵ビン10に搬入することができるのであって、前
記投入昇降機16及び投入コンベア12は、貯蔵ビン1
0に搬入する搬入装置を形成すると共に、前記取出コン
ベア13は、取出装置を形成するのであって、これら搬
入装置及び取出装置によりある貯蔵ビン10から排出さ
れた穀物を他の貯蔵ビン10に移し換える移換装置を形
成するのである。
【0023】即ち、この移換装置は、前記電動シャッタ
ー25、取出コンベア13、投入昇降機16及び中継コ
ンベア12a、トップコンベア12bとから成るもの
で、その駆動は、後記するローテーション制御機構40
の出力部44から出力する動作指令に基いて行われるの
である。つまり、穀物が搬入された貯蔵ビン10から他
の貯蔵ビン10へ穀物の移し換えを行う出発側の貯蔵ビ
ン(以下発ビンという)が指定されてその動作指令が出
力すると前記発ビンに指定された貯蔵ビン10の前記シ
ャッター25が開動作すると共に前記取出コンベア1
3、投入昇降機16及び中継コンベア12aが駆動さ
れ、トップコンベア12bが空となっている受入側の貯
蔵ビン(以下着ビンという)に指定された貯蔵ビン10
の位置に移動すると共に駆動されるのであって、前記シ
ャッター25の開動作で排出口23から排出される穀物
は、前記取出コンベア13から投入昇降機16、中継コ
ンベア12a及びトップコンベア12bを経て指定され
た着ビンへ移し換えが行われるのである。
【0024】尚、前記トップコンベア12bの配設部位
には、その位置つまり該トップコンベア12bから搬入
する貯蔵ビン10を検出するための位置センサ29を設
けている。
【0025】また、前記発ビンから着ビンへの穀物の移
し換えの完了は、発ビンに設ける空ビン検出センサ27
による空ビン検出と、着ビンに設けるレベルセンサ26
による穀物搬入完了検出とで検知するのであって、移し
換えの完了を検知することにより発ビンとなる貯蔵ビン
10における前記シャッター25を閉動作させると共
に、前記ダンパー24も閉動作させ、次の移し換えに備
えるのである。
【0026】また、前記貯蔵ビン10に接続される除湿
空気の供給路11は、前記した乾燥処理施設内又は外に
設ける空気調和装置31の蒸発器と凝縮器(再熱器)と
を組み合わせた除湿部に連通しており、送風機32を介
して常温低湿度に制御された除湿空気が供給されるよう
になっており、ローテーション制御終了の情報をもとに
前記空気調和装置31及び送風機32の運転が停止され
るようにしている。
【0027】また、前記投入昇降機16の上部排出口1
5には、該排出口15から前記中継コンベア12aに移
送される穀物の重量を検出する搬送計量機30を設ける
のであって、前記取出コンベア13から前記投入昇降機
16を経て中継コンベア12aに搬送する移し換え穀物
の重量を検出し、搬入する貯蔵ビン10内の搬入量が、
前記レベルセンサ26の検出以外でも判るようにしてい
る。
【0028】更に前記ローテーション制御機構40は、
前記移換装置に動作指令を出力し、穀物が搬入された貯
蔵ビン10から空の貯蔵ビン10に穀物の移し換えを行
い、前記空気による穀物の乾燥をむらなく、また、過乾
燥がないようにするもので、予め設定するローテーショ
ン手順のもとに動作指令を出力するようになっている。
【0029】更に詳記すると、この制御機構40は図4
に示したようにCPUを内蔵し、前記供給口開閉制御手
段50を構成するコントロ−ラ41が用いられ、その入
力部42には前記残量検出センサ51を接続する他、前
記レベルセンサ26、空ビン検出センサ27及び、搬送
計量機30から出力搬入される穀物の品種を入力する品
種入力器28と、トップコンベア12bの位置センサ2
9とを接続するのであり、またメモリ(RAM)には、
前記搬入コンベア12のトップコンベア12bから貯蔵
ビン10に搬入された搬入順序及び、前記レベルセンサ
26による穀物の搬入完了情報と、空ビン検出センサ2
7からの空ビン情報及び前記搬送計量機30による搬入
量情報と品種入力器28からの品種情報とを記憶すると
共に発ビンの指定順序及び発着ビンの指定手順を記憶す
るのであり、更に前記メモリ(RAM)から発ビン、着
ビンを読出し穀物が搬入された貯蔵ビン10から空の貯
蔵ビン10に穀物の移し換えを順次指定し、前記移換装
置に動作指令を出力するローテーション指示手段43と
前記残量検出センサ51からの検出結果に基づいて前記
ダンパー24に動作指令を出力する供給口開閉制御手段
50とを構成し、出力部44に前記投入コンベア12、
取出コンベア13、投入昇降機16と前記各ダンパー2
4及び前記各シャッター25とを接続するのであ。従っ
て、前記ローテーション指示手段43からの動作指令の
出力により穀物の移し換えがローテーション制御される
と共に、この移し換え時、前記供給口開閉制御手段50
からの動作指令の出力により排出中の貯蔵ビン以外の貯
蔵ビン10における前記ダンパー24が制御されるので
ある。
【0030】尚、前記コントロ−ラ41には、搬入後除
湿空気が供給されて除湿乾燥が開始されてからの時間を
計時するカウンターを備えており、また、前記コントロ
−ラ41の出力側にはローテーション制御終了情報を受
けて前記空気調和装置31及び送風機32に停止指令を
出力する出力部46と、出荷指示に対応して切換弁17
に切換指示を出力する出力部47とを備えている。又、
前記コントロ−ラ41の出力側には、ディスプレー48
を設けて貯蔵ビン10への搬入状況をシミュレートして
画像表示するようにしており、また、入力側には、画像
表示を読み取って発ビン及び着ビンを指定する主として
キーボードから成る発ビン指定手段45及び、着ビン指
定手段49を接続している。
【0031】また、前記ローテーション指示手段43に
より指定する移し換え順序は、前記発ビン指定手段45
及び着ビン指定手段49を操作し、発ビン順序及び着ビ
ン順序を、所定のローテーションで移し換えが実行され
るように予め設定するのである。
【0032】しかして、以上の構成において前記ローテ
ーション制御機構40のもとに移し換えを行う場合発ビ
ンに指定された貯蔵ビン10の前記シャッター25が開
き、該貯蔵ビン10から穀物が取出コンベア13上に排
出されるのであるが、排出初期は穀物の自重が多量荷排
出されるため、前記残量検出センサ51の上下各段スイ
ッチ51a,51bは何れもオン動作し、従って、穀物
が搬入されている貯蔵ビン10に設ける前記ダンパー2
4は何れも開動作しており、空気供給による乾燥処理が
行われる。
【0033】そして、前記貯蔵ビン10からの排出が進
行し、排出量が減少すると前記取出コンベア13上に乗
って搬送される穀物量も減少するから、前記上段スイッ
チ51aはオフ動作し、下段スイッチ51bのみがオン
動作することになる。これらの動作により排出中の前記
貯蔵ビン10の残量が少なくなっていることが検出さ
れ、この検出結果に基づいて前記供給口開閉制御手段5
0から動作指令が出力され、排出中の前記貯蔵ビン10
を除く他の貯蔵ビン10の全て又は一部の前記ダンパー
24が閉動作するのである。
【0034】この結果、同一供給路11に供給される空
気が排出中の貯蔵ビン10に集中して導入されることに
なり、残量が少なくなっても、導入空気により強制的に
排出でき、その排出を迅速に、残溜させずに行うことが
できるのである。
【0035】また、排出が終わると前記空ビン検出セン
サ27が動作すると共に、前記下段スイッチ51bがオ
フ動作するのであって、これら各センサ27,51の動
作により発ビンに指定された前記貯蔵ビン10の前記ダ
ンパ24を閉じ、閉動作制御した前記各ダンパー24を
開くのであり、更に着ビンに指定された貯蔵ビン10の
レベルセンサ26の動作で1回の移し換えを完了するの
である。
【0036】尚、以上説明した実施例は、空気調和装置
31を用い、除湿した空気を前記供給路11に供給する
ようにしたが、処理空気を用いることなく大気をそのま
ゝ利用してもよい。また、前記供給路11を構成するダ
クトを各貯蔵ビン10の底部に貫設して、このダクトに
前記供給口22を設け、この供給口22から導入する空
気により前記穀物を前記排出口23から排出できるよう
にしたが、前記供給路11を貯蔵ビン10の側方に配設
して貯蔵ビン底部に連通させてもよいし、分岐路を介し
て貯蔵ビン底部に連通させてもよいのであって、前記供
給口22は該供給口22から導入する空気で穀物の排出
が行える位置に設ければよく、供給路11との関係は限
定されるものでない。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上の如く空気の供給路11に
接続する空気供給口11と、被乾燥物の排出口23とを
もち、前記供給口22に供給口開閉装置24を設け、か
つ、前記排出口23に排出口開閉装置25を設けた多数
の貯蔵ビン10と、これら貯蔵ビン10に被乾燥物を搬
入する搬入装置及び前記各排出口23から排出する被乾
燥物を取出す取出装置とを備え、前記空気供給口22を
前記貯蔵ビン10の底部で、前記供給口22から導入す
る空気により被乾燥物を前記排出口23から排出可能な
位置に設けると共に、前記貯蔵ビン10のうち、少なく
とも一つの貯蔵ビン10から被乾燥物を排出するとき、
他の貯蔵ビン10における前記供給口開閉装置24を閉
動作させる供給口開閉制御手段50をもつコントロ−ラ
41を設けていることを特徴とするものであるから、貯
蔵ビン10において乾燥を行えながら、供給口開閉装置
24を開いて排出する場合、排出する貯蔵ビン10と同
じ供給路11に開口する他の貯蔵ビン10の前記供給口
開閉装置24を閉動作させて前記供給路11に供給する
空気を集中して導入するのであるから、この空気の集中
導入により迅速に排出することができるのである。
【0038】従って、被乾燥物を移し換えて乾燥むらや
過乾燥をなくするように制御する場合でも、この移し換
えが迅速にでき、移し換えをローテーション制御する場
合でも、その制御を能率よく行え被乾燥物の乾燥を高い
効率で実行できるのである。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す部分概略図
【図2】図1の実施例における貯蔵ビンの拡大断面図
【図3】図1の実施例における要部の説明図
【図4】図1の実施例における制御ブロック図
【符号の説明】
10 貯蔵ビン 11 供給路 12 投入コンベア 12a 中継コンベア 12b トップコンベア 13 取出コンベア 16 排出昇降機 22 空気供給口 23 排出口 24 供給口開閉装置 25 排出口開閉装置 41 コントロ−ラ 50 供給口開閉制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気の供給路11に接続する空気供給口
    11と、被乾燥物の排出口23とをもち、前記供給口2
    2に供給口開閉装置24を設け、かつ、前記排出口23
    に排出口開閉装置25を設けた多数の貯蔵ビン10と、
    これら貯蔵ビン10に被乾燥物を搬入する搬入装置及び
    前記各排出口23から排出する被乾燥物を取出す取出装
    置とを備え、前記空気供給口22を前記貯蔵ビン10の
    底部で、前記供給口22から導入する空気により被乾燥
    物を前記排出口23から排出可能な位置に設けると共
    に、前記貯蔵ビン10のうち、少なくとも一つの貯蔵ビ
    ン10から被乾燥物を排出するとき、他の貯蔵ビン10
    における前記供給口開閉装置24を閉動作させる供給口
    開閉制御手段50をもつコントロ−ラ41を設けている
    ことを特徴とする主として穀物の乾燥装置。
JP23978891A 1991-09-19 1991-09-19 主として穀物の乾燥装置 Pending JPH0579761A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108391524A (zh) * 2018-05-09 2018-08-14 于东 一种粮箱及粮食流通自动化系统

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