JPH0579726U - ビデオカセットテープ及び録音カセットテープ 重ね撮り防止機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、録画及び録音カセットテープの
重ね撮り防止機構に関するものである。 【構成】 カセット本体６の重ね撮り防止作用部分に、
スライド溝ロック凹部５を設けたスライド溝２に、スラ
イドつまみ３及びスライド板ロック凸部４を設けたスラ
イド板１を入れる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ビデオカセットテープ及び録音カセットテープ重ね撮り防止機構 に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のビデオカセットテープ及び録音カセットテープ重ね撮り防止機構は“ツ メ”折り取り方式の為、一度“ツメ”を折り取ってしまうと、次回よりの録画及 び録音が出来なくなり、また“ツメ”を折らずに使用している間は重ね撮りに対 しては無防備であり不適当であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本案は、従来の“ツメ”を一度折ると二度とその機能を保持できないと云う欠 点を除いて、自由に重ね撮り防止能力を持たせ、またそれを自由に解除出来る装 置の開発が要望されていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、これらの要望を解決するためになされたものである。 （イ）テープ重ね撮り防止作用部分に、スライドつまみ３及びスライド板ロック 凸部４を設けたスライド板１を （ロ）スライド溝ロック凹部５を設けたスライド溝２の中に入れ （ハ）録画及び録音可能位置８及び録画及び録音不可能位置９へ移動できるもの とし、それぞれの位置でロックするものとする。

【０００５】

【作用】

本案は、以上のような構造であるから、これを使用するときは、録画及び録音 するときは、録画及び録音可能位置８へスライド板１を移動し、又、保存、再生 の時は、録画及び録音不可能位置９へスライド板１を移動しておけば、記録を保 存することができる。

【０００６】

【実施例】

なお、本考案の実施に当って次の如きことができる。 （イ）スライドつまみ部を穴に替え、ボールペンなどの先でスライド板を移動 できるようにする。 （ロ）スライド板ロック凸部にスプリング効果を持たせる為、スライド板に切 かきを入れることができる。 （ハ）（ロ）を実施する為、スライド板は、カセットケース同様、プラスチッ ク又は同様の材質とすることができる。 （ニ）スライド板を必要に応じて取り外せるようにする為、スライド板に強度 低下用の溝を付けることができる。

【０００７】

【考案の効果】

したがって、テープ途中までの録画及び録音であっても、録画及び録音不可能 位置へスライド板を移動しておけば、うっかりテープの頭出しを忘れ、又、新品 のテープと間違えて重ね撮りし、記録を消去することがない。 またテープ全てにわたり、録画及び録音した場合、必要に応じスライド板を取 り外せば永久保存となり、取り外さなければ、テープは再使用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図

【図２】本考案のスライド部の拡大図

【図３】本考案の斜視図

【符号の説明】 １ スライド板 ２ スライド溝 ３ スライドつまみ ４ スライド板ロック凸部 ５ スライド溝ロック凹部 ６ カセット本体 ７ スライド板ロック部 ８ 録画及び録音可能位置 ９ 録画及び録音不可能位置

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 カセットの重ね撮り防止作用部分である
   “ツメ折り取り部”に“スライド板”を設けたことを特
   徴とするビデオカセットテープ及び録音カセトテープ重
   ね撮り防止機構。