JPH0579719B2 - - Google Patents

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JPH0579719B2
JPH0579719B2 JP59265785A JP26578584A JPH0579719B2 JP H0579719 B2 JPH0579719 B2 JP H0579719B2 JP 59265785 A JP59265785 A JP 59265785A JP 26578584 A JP26578584 A JP 26578584A JP H0579719 B2 JPH0579719 B2 JP H0579719B2
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JP
Japan
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cooling water
gas flow
water pipes
temperature
wall
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JP59265785A
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JPS61143491A (ja
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Kinjiro Kobayashi
Toshuki Kawaguchi
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特に石炭ガス化装置の反応炉出口部
に好適する火炉冷却装置に関する。
[従来の技術] 二般に石炭ガス化装置においては、第9図に示
すように、ガス化反応炉11内部に連通する反応
炉出口部12が設けられている。反応炉出口部1
2には、円筒形状の耐圧胴13の内周壁に密接し
て、略中空円柱状の断熱部14が形成されてい
る。断熱部14の下部は広がりを有し、ガス化反
応炉11の内壁を形成している。断熱部14は耐
火断熱部材からなり、その中空部によりガス流通
路15が形成されている。しかして、断熱部14
の断熱効果により、耐圧胴13が温度上昇して高
温化することが防止できる。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、従来の断熱部材による断熱方式では、
上記したように耐圧胴13の高温化を防ぐ点では
一応の効果があるが、次のような重大な欠点を有
している。
ガス化反応炉11内のガス温度が高いため、
断熱部14の内周壁の温度は略ガス温度となり
高温となることから、断熱部14が劣化し、且
つ焼損したり、また断熱部14の内周壁側と外
周壁側とに大きな温度差が生じるために、断熱
部14に亀裂が生じ、断熱部材が剥離、落下す
る。
断熱部14の内周壁が高温となることから、
ガス中の灰が壁面に付着しやすく、このため付
着灰が逐次体積してガス流通路15を閉塞し、
装置の運転に支障を来たす。
したがつて、本発明においては、高温ガス流通
路の内壁の高温化を防止することを技術的課題と
する。
[問題点を解決するための手段とその作用] 上記の問題点を解決するために、本発明では円
筒形状の耐圧胴内部に複数の冷却水管を略同一円
周上に配設すると共に、上記複数の冷却水管と上
記耐圧胴との間に断熱部材を充填し、上記複数の
冷却水管で囲まれた空間をガス流通路としてい
る。このため、同ガス流通路の内壁が複数の冷却
水管の冷却効果により低温に保たれる。また耐圧
胴も、複数の冷却水管の冷却効果および断熱部材
の断熱効果により、低温に保持される。
[発明の効果] 本発明は、次に示す特有な効果を有する。
ガス流通路の内壁が低温に保たれるため、同
流通路内壁に高温ガス中の灰が付着することを
防止でき、装置の安全な連続運転が可能とな
る。
ガス流通路の内壁が低温に保たれるため、耐
圧胴も低温に保つことができ、耐圧胴を安全に
保持できる。
複数の冷却水管と耐圧胴との間に充填された
断熱部材のガス流通路側と耐圧胴側との温度差
を小さく保てるため、断熱部材の劣化が防止で
きる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図乃至第5図を
参照して説明する。なお、第1図は石炭ガス化装
置の反応炉出口部周辺の側断面図、第2図は第1
図の−線に沿つた断面図、第3図は第2図の
一部を拡大して示す図、第4図は第3図の−
線に沿つた側面図、第5図は第1図の−線に
沿つた断面図である。第1図において、21は石
炭ガス化装置のガス化反応炉21である。ガス化
反応炉21には、同反応炉21に連通する反応炉
出口部22が設けられている。反応炉出口部22
は、円筒形状の耐圧胴23を含む。耐圧胴23内
には、第2図に示すように、複数(この例では8
本)の冷却水管24,24…が略同一円周上に配
設されている。冷却水管24,24…と耐圧胴2
3との間には、断熱部材25が充填されている。
冷却水管24,24…で囲まれた空間は、ガス流
通路26を形成している。冷却水管24,24…
のガス流通路26側の外周壁には、板状の冷却フ
イン27,27…が取着されている。隣接する冷
却フイン27,27間には固定片28,28…が
固着され、冷却水管24,24の乱れを防止する
ようになつている。冷却水管24,24…の下部
はリング状の冷却水下部管寄せ29と連通し、同
じく上部はリング状の冷却水上部管寄せ30と連
通している。
耐圧胴23の上方には、耐圧胴23接続用のフ
ランジ31,32が取着されている。フランジ3
1,32間には、フランジ31,32より径の大
きい円盤状の接続板33が介挿されている。接続
板33は、ボルト(図示せず)によりフランジ3
1,32に一体的に螺合取着される。接続板33
には、冷却水の入口となる冷却水入口管台34,
34および冷却水の出口となる冷却水出口管台3
5,35が形成されている。冷却水入口管台3
4,34の冷却水通路は、冷却水管24,24に
より冷却水上部管寄せ30と連通され、冷却水出
口管台35,35の冷却水通路は冷却水管24,
24により冷却水下部管寄229と連通されてい
る。
上記した構成において、接続板33に形成され
た冷却水入口管台34,34に外部より供給され
る冷却水は、冷却水入口管台34の冷却水通路と
冷却水上部管寄せ30とを連通する冷却水管2
4,24を介して冷却水上部管寄せ30に上り、
続いて冷却水上部管寄せ30と冷却水下部管寄せ
29と連通する冷却水管24,24…を介して冷
却水下部管寄せ29に下る。そして、冷却水下部
管寄せ29に下つた冷却水は、冷却水下部管寄せ
29と冷却水出口管台35の冷却水通路を連通す
る冷却水管24,24を通り、接続板33に形成
された冷却水出口管台35より排出される。冷却
水管24,24…のガス流通路26に面する周壁
には、冷却フイン27,27…が取着されてお
り、これによりガス流通路26の内壁面は効率よ
く冷却される。
本実施例におけるガス流通路26の内壁面から
耐圧胴23の外壁に至る温度分布aを、従来例の
温度分布bに対比させて第6図に示す。図に示す
ように、本実施例では、耐圧胴部の外壁において
は従来方式より若干温度が低い程度であるもの
の、ガス流通路内壁面においては充分低く、従来
例に比べ大きな差が生じる。
さて、第1図に示す石炭ガス化反応装置の反応
炉出口部22を通るガス中には、多くの石炭灰が
含まれている。この石炭灰は、ガス流通路26の
内壁が高温であると、同内壁に付着する。そして
付着灰の上に次々に付着が進行し、ついにはガス
流通路26を閉塞することになる。ガス中の石炭
灰のガス流通路内壁への付着量は、第7図に示す
ようにガス流通路内壁の温度に大きく依存し、温
度が高くなると極めて多くなる。
しかるに、本実施例では、上記したようにガス
流通路26の内壁の温度は、充分低温に保たれる
ので、ガス中の灰がガス流通路26の内壁に付着
する恐れはない。しかも、冷却フイン27,27
によりガス流通路26の内壁が滑らかとなるた
め、ガスの流れがスムーズとなり、この点からも
灰付着が防止できる。
また、本実施例では、冷却水入口管台34、冷
却水出口管台35が形成された接続板33をフラ
ンジ31,32間に挟んだ状態で、ボルト(図示
せず)によりフランジ31,32に一体的に螺合
取着することにより、耐圧胴23に管台等を設け
ることなく耐圧胴23の外部に連結でき、冷却水
の供給、排出が簡単に行なえる。また、ガス流通
路26内部の点検も、フランジ31,32を取外
すだけで可能であり、この状態で冷却水管24,
24を含む冷却装置を引抜いて取外し、点検、補
修が可能となる。更に、本実施例では、接続板3
3だけが固定点となつていることから、冷却水管
24と耐圧胴23の温度差による伸び差について
も、上下方向に自由に逃がすことができるので、
熱応力等が生じる恐れがなく、装置の安全が確保
できる。
なお、冷却フイン27,27に代え、第8図に
示すように断面が円弧状の冷却フイン40,40
を用いるようにしてもよい。この場合、ガス流通
路26の断面形状が円状となるため、ガスの流れ
は一層スムーズとなり、灰付着をより確実に防止
できる。
また、前記実施例では、本発明を石炭ガス化装
置に適用した場合について説明したが、本発明は
例えば高温ガス配管装置にも応用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る石炭ガス化装
置の反応炉出口部周辺の側断面図、第2図は第1
図の−線に沿つた断面図、第3図は第2図の
一部を拡大して示す図、第4図は第3図の−
線に沿つた側面図、第5図は第1図の−線に
沿つた断面図、第6図はガス流通路の内壁面から
耐圧胴の外壁に至る温度分布を、従来例に対比さ
せて示す図、第7図はガス流通路の内壁面の温度
と灰付着量との対応関係を示す図、第8図は第2
図に示す冷却フインの変形例を示す図、第9図は
従来例を示す側断面図である。 22……反応炉出口部、23……耐圧胴、2
4,24……冷却水管、25……断熱部材、26
……ガス流通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 円筒形状の耐圧胴内部に複数の冷却水管を略
    同一円周上に配設すると共に、上記複数の冷却水
    管と上記耐圧胴との間に断熱部材を充填し、更に
    上記複数の冷却水管で囲まれた空間側に、板状の
    冷却フインの群を環状に装着して、当該冷却フイ
    ン群で囲まれた空間をガス流通路とすることを特
    徴とする火炉冷却装置。
JP26578584A 1984-12-17 1984-12-17 火炉冷却装置 Granted JPS61143491A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26578584A JPS61143491A (ja) 1984-12-17 1984-12-17 火炉冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26578584A JPS61143491A (ja) 1984-12-17 1984-12-17 火炉冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61143491A JPS61143491A (ja) 1986-07-01
JPH0579719B2 true JPH0579719B2 (ja) 1993-11-04

Family

ID=17422006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26578584A Granted JPS61143491A (ja) 1984-12-17 1984-12-17 火炉冷却装置

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JP (1) JPS61143491A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52132005A (en) * 1976-04-28 1977-11-05 Shell Int Research Method of gasifying finely divided fuel containing ash
JPS5399203A (en) * 1977-02-10 1978-08-30 Ruhrchemie Ag Method and apparatus for gasifying solid fuels particulary coal by partial oxidation
JPS5834893A (ja) * 1981-08-25 1983-03-01 カレナ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 反応容器
JPS58154797A (ja) * 1982-03-10 1983-09-14 Babcock Hitachi Kk 噴流式石炭ガス化炉の起動方法

Patent Citations (4)

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Publication number Publication date
JPS61143491A (ja) 1986-07-01

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