JPH0579549U - ブレ情報出力装置 - Google Patents

ブレ情報出力装置

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JPH0579549U
JPH0579549U JP017869U JP1786992U JPH0579549U JP H0579549 U JPH0579549 U JP H0579549U JP 017869 U JP017869 U JP 017869U JP 1786992 U JP1786992 U JP 1786992U JP H0579549 U JPH0579549 U JP H0579549U
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JP017869U
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Inventor
常雄 渡辺
宏 岡野
好男 井村
Original Assignee
株式会社ニコン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】前回検出したブレ量と今回検出したブレ量とを
比較することで、手振れ状態が改善されているか否かを
判別する。 【構成】カメラボディの変位量であるブレ量を検出する
ブレ検出手段(2) と、前記ブレ量を記憶する記憶手段と
(7) 、前記記憶手段に記憶された第1ブレ量と、前記記
憶手段の動作後に前記ブレ検出手段に検出された第2ブ
レ量とを比較し、該第2ブレ量が該第1ブレ量以上であ
れば非改善信号を発生する比較手段と(1)、前記非改善
信号が入力されると警告動作を行なう警告手段(9) を構
成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、撮影の際に生じる手ブレを検出する手ブレ情報出力装置に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
一般に手持ち撮影の際には手ブレが生じ易く、特に焦点距離の長いレンズをカ メラに装着している時や遅いシャッタースピードで撮影する時には手ブレが発生 し易い。撮影時に手ブレが発生すると写真の画質を損なう事となる。従来から手 ブレ撮影を防止するために、撮影前に撮影者に手ブレが生じていることを知らせ て手ブレ写真が撮影されるのを未然に防止する技術が知られている。具体的には 、警告音を発生させたり、ファインダー内に警告表示を行うことなどが提案され ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術においては、撮影者が手ブレ警告を確認してシャッ タースピードなどの撮影条件を変更してもまだ手ブレ警告がされる場合、撮影者 は、手ブレの状態が撮影条件を変更する前よりも改善されているのか否かが分か らないという問題点があった。手ブレの要因となる要素にはシャッタースピード 、焦点距離など様々なものがあり、これら複数の要素を同時に変更した場合には 撮影条件変更前と比べて手ブレ状態が改善されているのか否かが特に分かりにく く撮影者の混乱を招くという問題点があった。
【0004】 本考案の目的は、前回検出したブレ量と今回検出したブレ量とを比較すること で、手振れ状態が改善されているか否かを判別できるブレ情報出力装置を提供す ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記問題点を解決する為に、本考案におけるブレ情報出力装置には、カメラボ ディの変位量であるブレ量を検出するブレ検出手段(2) と、前記ブレ量を記憶す る記憶手段と(7) 、前記記憶手段に記憶された第1ブレ量と、前記記憶手段の動 作後に前記ブレ検出手段に検出された第2ブレ量とを比較し、該第2ブレ量が該 第1ブレ量以上であれば非改善信号を発生する比較手段と(1) 、前記非改善信号 が入力されると警告動作を行なう警告手段(9) とを構成した。
【0006】
【作用】
本考案によれば、手振れを検知すると警告動作を行なって撮影者に撮影条件を 変更するよう促し、該撮影条件が変更された後に再び手ブレを検知してそのブレ 量と撮影条件変更前の手ブレのブレ量とを比較し、その結果手ブレが改善されて いないと判断すると警告動作を変更前の警告動作よりも強めるよう構成されてい るので、撮影者は撮影条件を変更したことにより手振れ状態が改善されたのかそ れとも手振れ状態がひどくなったのかを知ることができる。
【0007】 また本考案によれば、手振れを検知するとカメラが自動的に撮影条件を手振れ 状態が改善されるように変更するので、撮影者が自ら撮影条件を変更しなくとも 手振れが軽減された撮影が可能となる。
【0008】
【実施例】
図1は本考案を用いたカメラのブロック図である。制御回路1には、LED9 を駆動する表示回路8、シャッタ11を駆動するシャッタ回路10、絞り13を 駆動する絞り回路12、巻き上げモーター15を駆動するフィルム巻き上げ回路 14、後述するブレ検出回路2、レンズ情報読み込み回路3、測光回路4、測距 回路5、ISO(フィルム感度情報)読み込み回路6、記憶回路7、そしてシャ ッタダイヤル16及び絞り環17、不図示のレリーズ釦の半押でONする半押ス イッチSW1、レリーズ釦の全押しでONするレリーズスイッチSW2、シャッ タ幕の走行完了を検知する走行完了検知スイッチSW3が接続されている。
【0009】 ブレ検出回路2は、不図示の角速度センサーを備えており、該センサーにより カメラボディの振動(ブレ情報)を検出する。 レンズ情報読み込み回路3は、不図示のカメラボディに装着された撮影レンズ のレンズ情報(焦点距離等)の読み込みを行なう。 測光回路4は、被写体の明るさを測光し、測光値に基づいて自動的にシャッタ 速度(TV)と絞り値(AV)を設定する。但しマニュアル露出時には、撮影者 によりシャッタダイヤル16及び絞り環17が操作されて手動設定されたTV値 とAV値を読み込む。
【0010】 測距回路5は、カメラから被写体まで距離に対応した量の検出を行なう。但し マニュアルフォーカス時は、撮影者により距離リングが操作されて手動設定され た情報を読み込む。 ISO読み込み回路6は、カメラに装填されたフィルムのISO情報の読み込 みを行なう。
【0011】 記憶回路7は、ブレ検出回路2により検出された振動(ブレ情報)を記憶する 。 図2は、本考案を用いたカメラの第1実施例の動作を示すフローチャートであ る。第1実施例は、手ブレが生じていれば警告をして撮影者に撮影条件を変更す るよう促し、撮影条件が変更されると変更前のブレ状態と変更後のブレ状態を比 較し、撮影条件変更後の手ブレ状態が変更前よりも改善されていなければより強 い警告動作を行なうものである。第1実施例ではブレが生じている限り撮影を禁 止する構成となっている。
【0012】 不図示のメインスイッチがONされるとフローはスタートする。 ステップS101において、不図示のレリーズ釦が押圧されて半押スイッチSW1 がONされたか否かを判断する。ONであればステップS102に進み、OFFであ ればONされるまで待つ。 ステップS102で、レンズ情報読み込み回路3よりレンズの焦点距離fを読み込 みステップS103に進む。
【0013】 ステップS103で、測光回路4、測距回路5、ISO読み込み回路6を作動し、 フィルム感度情報に基づいてシャッタ速度及び絞り値を設定する。 ステップS104でブレ検出回路2により後述するブレ量Δ1 の検出を行なう。こ のブレ検出は半押スイッチSW1がOFFされるまで又は露光動作されるまで行 なわれる。
【0014】 ステップS105において、ブレ量Δ1 と後述するブレ限界値Δ’との大小を比較 する。ブレ限界値は予め制御回路1内に記憶されているものを読み出して使用す る。 ここでブレ量Δについて説明する。ブレ量Δとは、撮影者がカメラを保持した 時における手ブレ(振動)がカメラに伝わって、この振動によりカメラ(例えば カメラの撮影光軸)が変位する時の変位量である。このブレ量Δは具体的には次 のようにして求められる。
【0015】 図9において、レンズLから被写体までの距離をa、レンズLから結像面まで の距離をb、レンズLの焦点距離をfとすると結像式は次のようになる。 (1/a)+(1/b)=1/f (1) 今、光軸Iが光軸I’まで角速度ωで傾いたとすると、この時の結像面での像 の動く速度V1 は矢印の方向を正とすると、 V1 =afω/(a−f) (2) となる。
【0016】 この時のシャッタ秒時をtとするとブレ量Δは次の式で表せることとなる。 Δ=V1 t (3) 次にブレ限界値Δ’について説明する。ブレ限界値Δ’とはブレ量Δが所定の 値以下であれば例えブレ量Δが0でなくてもブレていないと見なす際の境界のブ レ量Δのことである。本実施例ではブレ限界値を許容錯乱円の径として算出して 用いており、ブレ量Δ(変位量)が許容錯乱円の径以内であればブレ無しと見な している。ブレ限界値Δ’は次のようにして求められる。
【0017】 許容錯乱円の径εは、画面の対角寸法をdとすると次式により表される。 Δ’=ε =〔(d/2 )+10〕/1000 (4) 例えば35mmカメラではd=43.3mmであるため式(4)にdを代入すれば許 容錯乱円の径ε=32μmとなり、ブレ限界値Δ’=32μmと求まる。
【0018】 ステップS105において、ブレ量Δ1 がブレ限界値Δ’以上であると判断される と(手ブレ有りと判断されると)ステップS106に進み、ブレ量Δ1 がブレ限界値 Δ’よりも小さいと判断されると(手ブレ無しと判断されると)ステップS115に 進む。
【0019】 ステップS106で、ブレ量Δ1 を記憶ブレ量δとして記憶回路7に記憶する。 ステップS107で通常の警告動作を行なう。この警告動作はLED9を作動させ て行なう。尚、LEDに限らずLCDや音により警告動作を行っても良い。 ステップS108において、撮影者がシャッタダイヤル16及び絞り環17を操作 してシャッタ秒時及び絞り値等の撮影条件を変更したか否かの判別を行なう。変 更していればステップS109に進み、変更していなければステップS107に戻る。
【0020】 ステップS109で、ステップS104と同様にしてブレ量Δ2 の検出を行なう。 ステップS110において、ステップS105と同様にΔ2 とΔ’の大小を判別する。 Δ2 がΔ’以上ならばステップS111に進み、小さければステップS114に進む。 ステップS111において、ステップS106で記憶したブレ量δとステップS109で検 出したブレ量Δ2 との大小を比較する。Δ2 がδ以上であればステップS112に進 みδより小さければステップS113に進む。(ただし、後述するステップS113でδ を更新した後は本ステップで行なう比較は、ステップS106で記憶したブレ量δと ステップS109で検出したブレ量Δ2 とを比較するのではなく、更新値δとブレ量 Δ2 とを比較する) ステップS112でステップS107の警告動作よりも強い警告動作を行ない、ステッ プS108に戻り上述の動作を繰り返す。
【0021】 ステップS113で記憶ブレ量δの値をステップS109で検出されたΔ2 に更新し、 ステップS108に戻り上述の動作を繰り返す。 ステップS114で、ステップS107またはステップS112で開始した警告動作を停止 し、次にステップS115に進む。 ステップS115で後述する撮影ルーチンを行ない、その後リターンする。
【0022】 図3は上述したステップS115及び後述するステップS305、ステップS411、ステ ップS520で行なう撮影動作のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0023】 ステップS201において、半押スイッチSW1がONであるか否かを判別する。 ONであればステップS202に進み、OFFであればリターンする。 ステップS202において、レリーズスイッチSW2がONであるか否かを判別す る。ONであればステップS203に進み、OFFであればONになるまで待機する 。
【0024】 ステップS203でフィルムへの露光動作を行ないステップS204に進む。 ステップS204でフィルムを1駒巻き上げ、その後リターンする。 図4は、本考案を用いたカメラの第2実施例の動作を示すフローチャートであ る。第2実施例は、手ブレを検知しても撮影前には警告動作を行なわず、撮影後 に手ブレ撮影であることを撮影者に知らせるために警告動作を行なうものである 。本実施例では、手ブレの有無に関係なく撮影が可能である。
【0025】 ステップS301からステップS303までのフローは図2のステップS101からステッ プS103までと同様であるため説明は省略する。 ステップS304でブレ量Δを検出する。 ステップS305で図3の撮影ルーチンを実行する。 ステップS306において、ステップS304で検出されたブレ量Δとブレ限界値Δ’ の大小を比較する。ブレ限界値Δ’は予め制御回路1内に記憶されているもので ある。ΔがΔ’以上であればステップS307に進み、Δ’よりも小さければリター ンする。
【0026】 ステップS307で記憶回路7にメモリーされている記憶ブレ量δを読み込む。 ステップS308において、記憶ブレ量δがメモリーされているか否かを判別する 。メモリーされていればステップS309に進み、メモリーされていなければステッ プS311に進む。 ステップS309において、記憶ブレ量δと検出ブレ量Δの大小を判別する。検出 ブレ量Δが記憶ブレ量δ以上ならばステップS310に進み、δより小さければステ ップS311に進む。
【0027】 ステップS311で通常の警告動作を行ない、ステップS312に進む。 ステップS310で通常よりも強い警告動作を行ない、ステップS312に進む。 ステップS312で、記憶ブレ量δの値をステップS304で検出したブレ量Δに更新 してリターンする。 図5は、本考案を用いたカメラの第3実施例の動作を示すフローチャートであ る。第3実施例は、ブレを検出すると警告動作を行なうと共に該ブレ量を記憶し 、手ブレがなくなる撮影条件(撮影の際に撮影画面にブレの影響を与えないよう な撮影条件)をカメラが自動的に設定します。その後、再びブレの検出を行ない 、再検出したブレ量が前回検出したブレ量より小さくなっているか否かを確認し ながら撮影条件の変更を行なうものである。
【0028】 ステップS401からステップS404までのフローは図4のステップS301からステッ プS304と同様であるため説明は省略する。 ステップS405において、ステップS404で検出されたブレ量Δとブレ限界値Δ’ の大小を比較する。ΔがΔ’以上であればステップS406に進み、Δ’よりも小さ ければステップS414に進む。
【0029】 ステップS406で通常の警告動作を行ない、ステップS407に進む。 ステップS407で、ステップS404で検出したブレ量を記憶ブレ量δとして記憶す る。 ステップS408で、記憶ブレ量δがブレ限界値Δ’よりも小さくなるように撮影 条件を、シャッタ秒時を速くしてその分絞りを開けるように自動的に変更する。 具体的には、シャッタ秒時補正量ΔTVをΔTV=Δ/δより求め、絞り補正量 ΔAVをΔAV=−ΔTVとすると、撮影条件変更後のシャッタ秒時TVは、( TV+ΔTV)となり、絞りAVは(AV−ΔTV)となる。
【0030】 ステップS409でブレ量Δを再び検出する。 ステップS410において、ステップS409で検出されたブレ量Δと記憶ブレ量δと の大小を比較する。Δがδよりも小さければステップS412に進み、大きければス テップS411に進む。 ステップS411で記憶ブレ量δの値を、ステップS409で再検出されたブレ量Δに 更新し、ステップS408に戻る。
【0031】 ステップS412において、ステップS409で検出されたブレ量Δとブレ限界値Δ’ の大小を比較する。ΔがΔ’よりも小さければステップS413に進み、それ以上で あればステップS415に進む。 ステップS415において、ステップS409で検出されたブレ量Δをブレ限界値Δ’ よりも小さくすることが可能か否かを判別する。この判別は、例えば、シャッタ 秒時をこれ以上速く設定することができるか否か、或いはシャッタ秒時を速くす ることは出来てもその分絞りを開けることができるか否かにより行なう。撮影条 件をどの様に変更してもブレ量Δはブレ限界値Δ’よりも小さくならないと判断 されるとステップS416に進み、小さくすることが可能であると判断されるとステ ップS408に戻る。
【0032】 ステップS416で、ステップS406で行なう通常警告よりも強い警告動作を行ない 、リターンする。 ステップS413で警告動作を停止する。 ステップS414で図3に示した撮影ルーチンを実行し、リターンする。 図6は本考案を用いたカメラの第4実施例の動作を示すフローチャートである 。第4実施例は第3実施例の変形例であり、過去に記憶したブレ量が有る場合に は現在のブレ量と記憶ブレ量との両方に基づいて撮影条件の変更を行なうもので ある。
【0033】 ステップS450からステップS453までのフローは図4のステップS301からステッ プS304までのフローと同様であるため説明は省略する。 ステップS454において、記憶ブレ量δがメモリーされているか否かを判別する 。メモリーされていればステップS455に進み、メモリーされていなければステッ プS458に進む。
【0034】 ステップS455で、ステップS453で検出されたブレ量Δと記憶ブレ量δとの平均 をとり平均ブレ量を算出する。 ステップS456で、ステップS455で算出した平均ブレ量がブレ限界値Δ’よりも 小さくなるように撮影条件を変更する。 ステップS457で、再びブレ量Δの検出を行なう。
【0035】 ステップS458において、ステップS457で検出されたブレ量Δがブレ限界値Δ’ 以下であるか否かを判別する。ΔがΔ’以下であればステップS459に進み、Δが Δ’より大きければステップS461に進む。 ステップS461で通常の警告動作を行なう。 ステップS462において、半押スイッチSW1がONされているか否かを判別す る。ONされていればステップS461に戻り、OFFされていればステップS463に 進む。
【0036】 ステップS463で警告動作を停止する。 ステップS464で、ステップS457で再検出したブレ量Δを記憶ブレ量δとして記 憶あるいは更新して、ステップS450に戻る。 ステップS459で図2に示した撮影サブルーチンを実行する。 ステップS460で記憶ブレ量δの値をクリアーし、その後リターンする。
【0037】 図7、8は本考案を用いたカメラの第5実施例の動作を示すフローチャートで ある。第5実施例は、撮影条件の変更を撮影者自身が何度か行なうことができる が、この手動変更により手ブレ状態が改善がされなかった場合には、カメラが自 動的に手ブレがなくなる撮影条件に自動設定するものである。
【0038】 本実施例のフローチャートは第1実施例のフローチャートをベースにして幾つ かのステップを加えたものであるので、図2と異なる部分のみを説明し同一のス テップの説明は省略する。 ステップS501からステップS502までの動作は図2のステップS101からステップ S102までの動作と同様である。
【0039】 ステップS503で、フラグNを0として初期設定を行なう。フラグNとは、既に 一度手動で撮影条件が変更されているか否かを判別する信号である。 ステップS504からステップS511までの動作は図2のステップS103からステップ S110までの動作と同様である。 ステップS512において、ステップS510で検出したブレ量Δ2 と記憶ブレ量δと の大小を判別する。Δ2 ≧δであればステップS513に進み、Δ2 <δであればス テップS514に進む。
【0040】 ステップS514で記憶ブレ量δをΔ2 に更新し、ステップS509に戻る。 ステップS513で、ステップS508で行なう通常の警告動作よりも強い警告動作を 行なう。 ステップS515でフラグNが1であるか否かを判別する。1であれば(2回目の 撮影条件の手動変更であれば)ステップS517に進み、0であれば(1回目の撮影 条件の手動変更であれば)ステップS516に進む。
【0041】 ステップS516でフラグNを1として、ステップS509に戻る。 ステップS517で、ブレ量Δ2 がブレ限界値Δ’よりも小さくなるように撮影条 件を変更する。 ステップS518において、ブレ量Δ2 がブレ限界値Δ’よりも小さいか否かを判 別する。Δ2 がΔ’よりも小さければステップS519に進み、大きければステップ S521に進む。
【0042】 ステップS521において、ブレ量Δ2 をブレ限界値Δ’よりも小さくすることが 可能か否かの判別を行なう。可能であればステップS517に戻り、不可能であれば リターンする。 ステップS519で警告動作を停止する。 ステップS520で図2の撮影サブルーチンを実行し、その後リターンする。
【0043】 なお第5実施例では、撮影者自身が撮影条件の変更を行なう手動変更が2回行 なわれても手ブレ状態が改善されなければカメラ自身が撮影条件を変更する自動 変更に切り換わるようになっているが本考案はこれに限られるものではない。手 動変更1回目で手ブレ状態非改善ならば手動変更から自動変更に切り換えても良 いし、数回目で切り換えても良い。
【0044】 また、第3及び第5実施例において、ブレ量をブレ限界値よりも小さくするこ とが不可能であると判断されると(ステップS415及びステップS521)、図2に示 した撮影ルーチンを実行せずにリターンするため撮影はできないようになってい るが、撮影ルーチンを通るようにフローを変更して(第3実施例はステップS415 →ステップS416→ステップS414のフローに、第5実施例はステップS521→ステッ プS520のフローに変更して)撮影可能としても良い。
【0045】 更に第1〜第5実施例において、記憶手段4に記憶されるブレ量Δのデータは 、設定された撮影条件下で1回測定されたデータであるが、同じ条件下で複数回 測定して記憶し、その平均を求めてデータの精度を向上させるようにしても良い 。 また、いろいろな撮影動作、例えばレリーズ時、半押し時などそれぞれにおい てブレ測定をしてデータをそれぞれ記憶しておき、必要に応じて適切なデータに より手ブレ防止制御をしても良い。
【0046】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、手ブレ防止のために撮影条件などを変更した場 合に前回設定した撮影条件での手ブレ状態に比較して手ブレの状態が改善されて いるかどうかが警告動作の程度により確認できるよう構成したので、撮影者はす みやかに撮影条件を手ブレが発生しない撮影条件に設定し直すことができ、操作 性がよく失敗の少ないカメラシステムを提供することができる。
【0047】 また、手ブレ発生の有無にかかわらず撮影を許容するシステムにおいては、手 ブレ承知で撮影する場合でも前回撮影した状態よりもさらにひどい手ブレ状態で の撮影を避けることができ無駄な撮影をなくすことができる。 また本考案によれば、手振れを検知するとカメラが自動的に撮影条件を手振れ 状態が改善されるように変更するので、撮影者が自ら撮影条件を変更しなくとも 手振れが軽減された撮影が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案を用いたカメラのブロック図で
ある。
【図2】図2は、本考案による第1実施例の動作を示す
フローチャートである。
【図3】図3は、撮影動作のサブルーチンをを示すフロ
ーチャートである。
【図4】図4は、本考案による第2実施例の動作を示す
フローチャートである。
【図5】図5は、本考案による第3実施例の動作を示す
フローチャートである。
【図6】図6は、本考案による第4実施例の動作を示す
フローチャートである。
【図7】図7は、本考案による第5実施例の動作を示す
フローチャートである。
【図8】図8は、本考案による第5実施例の動作を示す
フローチャートである。
【図9】図9は、ブレ量Δを説明するための図である。
【主要部品の符号の説明】
1 制御回路 2 ブレ検出回路 3 レンズ情報読み込み回路 4 測光回路 5 測距回路 6 ISO読み込み回路 7 記憶回路 8 表示回路 9 LED 10 シャッタ回路 11 シャッタ 12 絞り回路 13 絞り 14 フィルム巻き上げ回路14 15 巻き上げモーター 16 シャッタダイヤル 17 絞り環 SW1 半押スイッチ SW2 レリーズスイッチ SW3 走行完了検知スイッチ

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラボディの変位量であるブレ量を検出
    するブレ検出手段と、 前記ブレ量を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された第1ブレ量と、前記記憶手段
    の動作後に前記ブレ検出手段に検出された第2ブレ量と
    を比較し、該第2ブレ量が該第1ブレ量以上であれば非
    改善信号を発生する比較手段と、 前記非改善信号が入力されると警告動作を行なう警告手
    段とを有することを特徴とするブレ情報出力装置。
  2. 【請求項2】所定のブレ量であるブレ限界値と前記ブレ
    検出手段により検出されたブレ量とを比較し、該ブレ量
    が該ブレ限界値以上であれば手振れ信号を発生する手振
    れ判定手段を有し、 前記警告手段は、前記手振れ信号が入力されると第1の
    警告動作を行ない、前記手振れ信号と前記非改善信号が
    入力されると該第1の警告動作よりも強い第2の警告動
    作を行なうことを特徴とする請求項1に記載のブレ情報
    出力装置。
  3. 【請求項3】所定のブレ量であるブレ限界値と前記ブレ
    検出手段の出力に基づいたブレ検出値とを比較し、該ブ
    レ検出値が該ブレ限界値以上であれば手振れ信号を発生
    する手振れ判定手段と、 前記手振れ信号が入力されると、前記ブレ検出値が前記
    ブレ限界値より小さくなるように撮影条件を変更する変
    更手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のブ
    レ情報出力装置。
  4. 【請求項4】前記変更手段の動作により、前記ブレ検出
    値を前記ブレ限界値よりも小さくできるか否かを判断す
    る判断手段を有し、 前記警告手段は、前記手振れ信号が入力されると第1の
    警告動作を行ない、前記判断手段が前記ブレ検出値を前
    記ブレ限界値よりも小さくできないと判断すると前記第
    1の警告動作よりも強い警告動作を行なうことを特徴と
    する請求項3記載のブレ情報出力装置。
  5. 【請求項5】前記ブレ検出値は、前記記憶手段に記憶さ
    れたブレ量と前記ブレ検出手段により検出されたブレ量
    とに基づいて算出された値であることを特徴とする請求
    項3に記載のブレ情報出力装置。
  6. 【請求項6】カメラボディの変位量であるブレ量を検出
    するブレ検出手段と、 所定のブレ量であるブレ限界値と前記ブレ検出手段に検
    出されたブレ量とを比較し、該検出ブレ量が該ブレ限界
    値以上であれば手振れ信号を出力する手振れ判定手段
    と、 前記手振れ信号が入力されると第1の警告動作を行なう
    警告手段と、 前記手振れ信号が入力されると前記ブレ検出手段が検出
    したブレ量を記憶する記憶手段と、 外部操作可能であり、該操作により撮影条件を変更する
    手動変更手段と、 前記変更手段により前記撮影条件が変更されたか否かを
    判別し、変更されていれば変更信号を出力する判別手段
    と、 前記記憶手段に記憶された第1ブレ量と、前記変更信号
    入力後に前記ブレ検出手段により検出された第2ブレ量
    とを比較し、該第2ブレ量が該第1ブレ量以上であれば
    非改善信号を出力する比較手段とを有し、 前記警告手段は、前記非改善信号が入力されると前記第
    1の警告動作よりも強い警告動作を行なうことを特徴と
    するブレ情報出力装置。
  7. 【請求項7】カメラボディの変位量であるブレ量を検出
    するブレ検出手段と、 所定のブレ量であるブレ限界値と前記ブレ検出手段に検
    出されたブレ量とを比較し、該検出ブレ量が該ブレ限界
    値以上であれば手振れ信号を出力する手振れ判定手段
    と、 前記手振れ信号が入力されると前記ブレ検出手段が検出
    したブレ量を記憶する記憶手段と、 露光動作を行なう露光手段と、 前記露光動作が完了したか否かを判別し、完了していれ
    ば完了信号を発生する完了判別手段と、 前記手振れ信号と前記完了信号とが入力されると第1の
    警告動作を行なう警告手段と、 外部操作可能であり、該操作により撮影条件の設定を行
    なう設定手段と、 前記警告動作開始後に、前記設定手段により撮影条件が
    設定し直されたか否かを判別し、設定し直されていれば
    変更信号を発生する変更判断手段と、 前記手振れ信号発生時に前記記憶手段に記憶された第1
    ブレ量と、前記変更信号発生後に前記ブレ検出手段によ
    り検出された第2ブレ量とを比較し、該第2ブレ量が該
    第1ブレ量以上であれば非改善信号を出力する比較手段
    とを有し、 前記警告手段は、前記非改善信号が入力されると前記第
    1の警告動作よりも強い警告動作を行なうことを特徴と
    するブレ情報出力装置。
  8. 【請求項8】カメラボディの変位量であるブレ量を検出
    するブレ検出手段と、 所定のブレ量であるブレ限界値と前記ブレ検出手段に検
    出されたブレ量とを比較し、該検出ブレ量が該ブレ限界
    値以上であれば手振れ信号を出力する手振れ判定手段
    と、 前記手振れ信号が入力されると前記ブレ検出手段が検出
    したブレ量を記憶する記憶手段と、 外部操作可能であり、該操作により撮影条件を変更する
    外部変更手段と、 前記外部変更手段により前記撮影条件が変更されたか否
    かを判別し、変更されていれば変更信号を出力する判別
    手段と、 前記記憶手段に記憶された第1ブレ量と、前記変更信号
    入力後に前記検出手段により検出された第2ブレ量とを
    比較し、該第2ブレ量が該第1ブレ量以上であれば非改
    善信号を出力する比較手段と、 前記非改善信号が入力されると撮影条件の変更を行なう
    自動変更手段と、 前記手振れ信号が入力されると第1の警告動作を行な
    い、前記非改善信号が入力されると前記第1の警告動作
    よりも強い警告動作を行なう警告手段と、 を有するブレ情報出力装置。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54138431A (en) * 1978-04-18 1979-10-26 Minolta Camera Co Ltd Program shutter device
JPS6353527A (ja) * 1986-08-25 1988-03-07 Canon Inc 像ブレ防止カメラ
JPH0375628A (ja) * 1989-08-16 1991-03-29 Nikon Corp カメラの警告装置
JPH0383459A (ja) * 1989-08-28 1991-04-09 Fuji Photo Film Co Ltd ビデオカメラ

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