JPH0579340A - 回転電機付きタ−ボチヤ−ジヤのポジシヨンセンサ - Google Patents

回転電機付きタ−ボチヤ−ジヤのポジシヨンセンサ

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JPH0579340A
JPH0579340A JP26531491A JP26531491A JPH0579340A JP H0579340 A JPH0579340 A JP H0579340A JP 26531491 A JP26531491 A JP 26531491A JP 26531491 A JP26531491 A JP 26531491A JP H0579340 A JPH0579340 A JP H0579340A
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magnetic
coil
electric machine
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turbocharger
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Kiyoshi Takeuchi
清 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転電機付きタ−ボチャ−ジャにおいて、簡単
な構造で前記回転電機の回転数や回転位置を確実に検知
できるような回転電機付きタ−ボチャ−ジャのポジショ
ンセンサを得ること。 【構成と効果】コンプレッサブレードの裏面には、該ブ
レードの回転方向に沿って磁性体片を設け、回転する磁
性体片と対向するハウジング部分には、2つの磁極を前
記磁性体片に対向させ、かつ少なくとも前記磁性体片の
回転方向の長さと等しい磁極間隔を持つ鉄芯にコイルを
巻回した検出用のコイルを配置し、鉄芯と前記磁性体片
が形成する閉磁路中に磁束発生源を配置している。コン
プレッサブレードが回転した時極めて短時間の内に、検
出用のコイル中を流れる磁束が大きく変化する。従って
検出用のコイルからは、磁束の大きな変化に伴う大きな
ポジション信号を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転電機付きタ−ボチ
ャ−ジャのポジションセンサに関し、特に検出する位置
信号の感度を向上せしめた回転電機付きタ−ボチャ−ジ
ャのポジションセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内燃機関の排気ガスエネルギによ
って駆動される排気ガスタ−ビンと、該タ−ビンの駆動
によってシリンダ内に給気過給するコンプレッサとを備
えたタ−ボチャ−ジャが使用されている。また、タ−ビ
ンとコンプレッサとを連結する回転軸上に回転電機を設
け、該回転電機を電動機運転させることによってタ−ビ
ンの回転力を助成し、内燃機関の低速回転重負荷時にお
ける内燃機関の給気を過給し、また高速回転中負荷時に
は回転電機を発電機運転して、これによって得られた電
力をバッテリなどの充電器に充電しておき、クランクシ
ャフトに直結された電動機を該充電器に蓄電しておいた
電力を使用して力行運転してクランクシャフトの回転を
助成して内燃機関の運転効率の向上を図ったタ−ボチャ
−ジャが開発されている。
【0003】この種のものは、回転電機を発電機運転制
御し、あるいは電動機運転制御する際、回転電機の回転
数や回転子の回転位置を検知しなければならないため、
図14に示すように、通常コンプレッサブレ−ド71の
裏側に位置検知用の永久磁石72を埋め込んでおき、固
定側73に該永久磁石72の通過を検知するコイルを有
する位置検出器73を配置し、永久磁石72が位置検出
器73の前面を通過するたびに発生する図15に示すよ
うな検出信号を得て、回転電機の回転数や回転子の位置
を検出していた。
【0004】しかしながら上記に示す従来例では、永久
磁石72の磁束が弱い、位置検出器73には長い空隙が
ある、回転電機の回転数が極めて早い、などの理由で、
位置検出器73から出力される検出信号は微弱なものと
なり、正確な検出がかなり難しいという欠点がある。
【0005】このような欠点を改善するため、上記のよ
うな位置検出器の外に、コンプレッサブレ−ド裏側の所
定位置に光を良く反射するマ−クを施し、該コンプレッ
サブレ−ドに照射した光の反射信号をも取り入れて、い
ずれか一方の信号から回転電機の回転数や回転子の位置
を検出する発明が特開平1−92530号公報に記載さ
れている。しかしながら、この装置は種類の異なる2つ
の回転位置検出器を備えなければならず、構成や信号の
処理が複雑となり、また高価なものとなるなどの欠点が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な種々の従来欠点を改善しようとするものであり、その
目的は、回転電機付きタ−ボチャ−ジャにおいて、簡単
な構造で前記回転電機の回転数や回転位置を確実に検知
できるような回転電機付きタ−ボチャ−ジャのポジショ
ンセンサを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の如き本発明の目的
を達成するために、本発明は、エンジンの排気により回
転されるタービンと該タービンにより回転されるコンプ
レッサと該タービンとコンプレッサとを連結する回転軸
上に交流電動発電機を設けた回転電機付ターボチャージ
ャのポジションセンサにおいて、前記回転軸と共に回転
する部分には、該回転軸の回転方向に沿って、磁路を形
成した磁性体片を設け、該回転する部分と対向する固定
部分には、2つの磁極を前記磁性体片に対向させ、かつ
少なくとも前記磁性体片の回転方向の長さと等しい磁極
間隔を持つ鉄芯にコイルを巻回した検出用のコイルを配
置し、鉄芯と前記磁性体片が形成する閉磁路中に磁束発
生源を配置したことを特徴とする回転電機付ターボチャ
ージャのポジションセンサを提供する。
【0008】
【作用】磁性体片が検出用のコイルの前面を通過する
時、磁性体片が検出用のコイルを構成する鉄芯の両磁極
に跨がる。この時鉄芯と磁性体片が形成する閉磁路は、
磁性体からなる磁路と小さな2つのギャップを持つだけ
となって磁気抵抗が小さくなり、極めて短時間の内に、
検出用のコイル中を流れる磁束が大きく変化する。従っ
て検出用のコイルからは、磁束の大きな変化に見合った
大きなポジション信号を得ることができる。
【0009】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示す
構成ブロック図、図2は本実施例に用いるターボチャー
ジャの構成を示す断面図である。
【0010】これらの図面において、1はエンジンで、
吸気管11を通じて吸入する空気と供給される燃料との
燃焼エネルギーによって図示していない車両を駆動する
ものである。燃焼後の排気ガスは排気管12を介してタ
ーボチャージャ2に供給されてタービン21を回転駆動
する。22はコンプレッサで、タービン21の回転軸2
3に直結され、排気エネルギーにより回転駆動されるタ
ービン21のトルクにより空気を圧縮するものであり、
スクロール24を介して吸気管11よりエンジンへの空
気を過給するもので、コンプレッサ22の作動によりエ
ンジン出力を増大するよう構成されている。なお、13
は過給気圧を検出するブースト圧センサで、吸気管11
の内面に取付けられており、14はエンジンの回転数を
検出するエンジン回転センサであり、これらのセンサか
らの信号は後述するコントローラに送信される。
【0011】3は交流電動発電機からなる回転電機であ
り、回転軸23にねじ34により固定された回転子31
と、ターボチャージャ2のハウジング25の内壁に取付
けられた固定子32とを有し、回転子31は例えば永久
磁石の界磁磁石からなる回転子であり、固定子32と共
に3相の同期回転電機を構成している。そして、排気エ
ネルギーによるタービン21の駆動力にて十分なコンプ
レッサ22の過給作動が得られないときは、回転電機3
に電力を供給して力行させることにより、コンプレッサ
22の過給作動を助勢させるものである。なお、33は
ポジションセンサで、図2から明らかなように、永久磁
石片35と検出用のコイル36からなり、コンプレッサ
22のブレードの回転数を検出して回転電機3の回転数
と基準位置を検知するもので、検知したポジション信号
PSをコントローラ6に送信する。なお、図1にはポジ
ションセンサ33の詳細を示さず、ただ図式的にそのお
およその設置位置を示しており、図2においても詳細な
構造を示してはいないが、後に細部の構造を詳細に説明
する。なお、4は排出管で、排気タービン2から排出さ
れる排ガスを外部に放出するものである。
【0012】電力変換器5はバッテリ7からの電力を入
力して、回転電機3を力行せしめる所定の交流電力に変
換すると共に、回転電機3が発電動作を行なっている時
にはこの発電電力を整流してバッテリ7に蓄電するもの
である。そして、回転電機3から出力される交流を整流
する整流器、バッテリ7の直流電力を所要周波数の交流
電力に変換するインバータなどの強電用機器を備えてい
る。上記交流周波数の制御指令はコントローラ6から行
なう。
【0013】8はアクセルペダルで運転者の操作によ
り、エンジン1への燃料供給量を制御するものであり、
アクセルペダル8の踏込量を検出するアクセルセンサ8
1が取付けられ、コントローラ6に検出信号を送出す
る。
【0014】コントローラ6はマイクロコンピュータか
らなり、演算処理を行う中央制御装置、演算結果や制御
プログラムなどを格納する各種メモリ、入/出力ポート
などを備えており、前記のブースト圧センサ13、エン
ジン回転センサ14、ポジションセンサ33、アクセル
センサ81などからの検出信号が入力されると演算処理
が行われ、制御プログラムにしたがって、インバータ5
に対して交流電力の周波数を変換する制御指令を発する
よう構成されている。
【0015】図3は回転電機付ターボチャージャの駆動
装置のうち、ポジションセンサ33を含む回転電機3と
電力変換器5とコントローラ6のみを抜粋して示したブ
ロック図であり、これまでに説明した部分についての詳
細な説明は省略する。図3に示すように、コントローラ
6は、W相に対するU相電圧を増幅する絶縁アンプ6
1、W相に対するU相の電圧を増幅する絶縁アンプ62
を有し、従ってこれらの入力端は回転電機3の3相の電
源端子に接続されている。該絶縁アンプ61、62の入
力側には発光素子と受光素子を対向して配置し、入力側
に印加される回転電機3からの信号を発光素子にて光信
号に変換し、これを受光素子にて受けた後OPアンプに
信号を入力するようにして、絶縁アンプ61、62の入
力側と出力側とを電気的に絶縁している。63はポジシ
ョンセンサ33から出力されるポジション信号PSを波
形成形するパルス信号波形成形回路、64、65は絶縁
アンプ61、62から出力される信号から高調波成分を
除去するローパスフィルタ、66は回転電機3の回転周
期を規定するタイマ、67は位相補正CPU、68は波
形解析CPU、69はメインコントロールCPUであ
る。
【0016】図4は、本発明に係るポジションセンサ3
3の検出用のコイル36を分解して示した斜視図であ
る。同図において、361は薄い珪素鋼板を積層して断
面“コ”字状に形成された鉄芯である。該鉄芯361の
胴部には、コイル362が巻回されている。363はコ
イル362の引きだし端子線である。364は磁気シー
ルドケースであり、軟鉄のような軟磁性体の薄板により
箱形に形成されている。該磁気シールドケース364の
下端は開放されている。そして、コイル362が巻回さ
れた鉄芯361は該磁気シールドケース364の内部に
収容され、ピッチあるいは合成樹脂のような充填物が内
部に満たされて鉄芯361はコイル362とともに該磁
気シールドケース364の内部に固定される。図5はこ
のようにして組み立てられた検出用のコイル36をコン
プレッサハウジング251に埋め込んだ様子を示す断面
図である。図4において、365は磁気シールドケース
364内に満たされている充填物である。221は、コ
ンプレッサのブレードであり、その背面222には永久
磁石片35が埋め込まれている。該永久磁石片35はコ
ンプレッサブレード221の走行方向(矢印にて示す)
に対して着磁され、且つその走行方向の長さL1は鉄芯
361の長手方向の長さL2と等しい。
【0017】次に上記実施例の動作を詳細に説明する。
エンジン1が負荷運転時にはコントローラ6が該運転状
態を検知し、エンジン1より排出される排気ガスエネル
ギを利用してタービン21を駆動し、このタービン21
に直結したコンプレッサ22により吸入空気を圧縮して
エンジン1に過給気を圧送すると共に、該タービン21
の回転軸23に直結された回転電機3を発電機として動
作させ、タービン21から得られる排気エネルギを発電
電力として回収した後、これを電力変換器5にて直流電
力に変換し、バッテリ7に蓄電するように、コントロー
ラ6が制御する。またエンジン1の回転数が減少して排
気ガス圧力が低下し、コンプレッサ22からの過給気の
圧力も低下するような時にはコントローラ6がこれを検
知し、蓄電しておいた直流電力を電力変換器5内に設け
たインバータにより交流電力に変換し回転電機3に印加
してこれを電動機として運転し、コンプレッサ23の回
転を助成して必要な過給気圧を得るように、コントロー
ラ6は制御する。
【0018】回転電機3がタービン21により回転され
ている時、回転電機3の電源端子には回転電機3の回転
数に比例した3相の交流電圧が発生している。このアナ
ログの電圧は絶縁アンプ61、62で夫々増幅され、ロ
ーパスフィルタ64、65で高調波成分が除去された
後、波形解析CPU68内のA/Dコンバータ(未図
示)にてデジタル信号に変換され、波形解析CPU68
内のレジスタに一時保管され、このデータは刻々更新さ
れる。コンプレッサ22が回転して永久磁石片35の両
磁極が検出用のコイル36の前を通過し図5に示す位置
すなわち鉄芯361の先端の固定磁極366及び367
の前面に到達すると、永久磁石片35と鉄芯361が形
成する閉磁路は、磁気抵抗の小さい鉄芯と永久磁石片
と、小さな2つのギャップがあるだけなので、磁気抵抗
が急激に小さくなる。このため、該閉磁路を通過する磁
束は急激に増加する。永久磁石片35の両磁極が鉄芯3
61の固定磁極366及び367の前を通過して固定磁
極366、367と永久磁石片35の両磁極との対峙が
解けると、前記閉磁路の磁気抵抗が急激に大きくなり、
鉄芯361の中を流れていた磁束が急激に消滅する。従
って、コイル362はこの急激な磁束の変化に見合った
図6に示すような電圧が発生し、この信号はポジション
信号PSとして使用される。なお、図6のポジション信
号PSの前後に出現しているマイナス方向の小さな信号
は、永久磁石片が検出用のコイル35の前を通過する時
の漏洩磁束により発生するノイズである。また、検出用
のコイル36には永久磁石片35と対向する部分を除く
他の部分を磁気シールドケースにて囲繞せしめたので、
上記のノイズを除けば、例えば回転電機方向からのノイ
ズをこの磁気シールドケースによって防ぐことができ
る。
【0019】ポジションセンサ33からのポジション信
号PSはパルス信号波形成形回路63部分で波形成形さ
れた後、波形解析CPU68、メインコントロールCP
U69に入力される。波形解析CPU68では、常時ポ
ジション信号PSと次のポジション信号PSとの間のク
ロック数を計算し、次のポジション信号を受けた後、こ
の計数値をタイマ66にT1としてセットする。
【0020】ここで、ポジション信号SPを使用した回
転電機3の動作について、簡単に説明する。
【0021】回転電機3がインバータにより動作されて
いない状態、すなわち、発電機の状態あるいはタービン
21によりから廻りさせられている状態をコントローラ
6のメインコントロールCPU69が把握した時、メイ
ンコントロールCPU69は図7に示すメインプログラ
ムの実行に移る。なお、このメインプログラムの実行
中、ポジションセンサ33からのポジション信号PSが
メインコントロールCPU69に入力されると、図8に
示す割り込みプログラムが実行され、タイマ66はリセ
ットされた後カウントを開始し、前記セットされたT1
に達した時クリア信号を発する。
【0022】該メインプログラムのS1において、コン
トローラ6の各部分を初期設定した後、S2でW相に対
するU相の電圧波形の位相を測定する「CH1位相測定
プログラム」の実行に移る。このプログラムでは、図9
のCH1に示すような電圧波形を読み取ると共に、ポジ
ション信号SPから最高波高値までの位相D1を測定す
る。
【0023】次にメインプログラムのS3でW相に対す
るV相の電圧波形の位相を測定する「CH2位相測定プ
ログラム」の実行に移る。このプログラムでは、図9の
CH2に示すような電圧波形を読み取ると共に、ポジシ
ョン信号SPから最高波高値までの位相D2を測定す
る。
【0024】次にメインプログラムのS4で相順判定プ
ログラムに移る。このプログラムでは、図10のP1に
示すように、位相D1のデータが240度以内であるか
否かを判定する。この判定ステップでNと判定された場
合は、ポジションセンサ33と回転電機3の回転子の位
置が、初期設定の位置から大幅にずれていることを示し
ているので、P4でアラームを発する。同ステップでY
の判定であればP2に移り(D2−D1=60度)?の
判定動作を実行する。この判定ステップP2でNと判定
された場合は、ポジションセンサ33と回転電機3の回
転子の位置あるいは回転子か固定子に故障が発生したこ
とを意味するので、P4でアラームを発する。
【0025】P2でYの判定であれば、P3に示すよう
に、メインプログラムのS2で測定した位相D1をメイ
ンコントロールCPU69のレジスタに格納してメイン
ルーチンに復帰する。
【0026】この後、コントローラ6からの指令により
回転電機3が電動機運転を行なう時には、該位相D1を
基準にして、周知のように回転電機3を運転するための
3相交流電源を電力変換器5と共に作成し回転電機3に
印加する。
【0027】図11は本発明の他の実施例を示す断面図
である。同図において、検出用のコイル36は、図4、
図5に示したものと同じ構造であるので詳細な構造の説
明は省略する。この実施例では、コンプレッサ22のブ
レードの背面222には永久磁石片35の代わりに軟磁
性体片352が埋め込まれている。該軟磁性体片352
は前記永久磁石片35と同じようにコンプレッサブレー
ド221の走行方向の長さL1は鉄芯361の長手方向
の長さL2と等しい。
【0028】図12はこの実施例の回路図である。図1
2において、BEはバイアス用のバッテリ、Tは出力ト
ランスである。該回路において、軟磁性体片352が鉄
芯361の前面を通過する時、図13に示すように検出
用のコイル36を構成する鉄芯361と軟磁性体片35
2が形成する磁気閉路の磁気抵抗は変化する。この磁気
抵抗の変化に対応して出力トランスTからは、図13に
示すようなポジション信号SPが出力され、前記実施例
同様、この信号PSはパルス信号波形成形回路63によ
り波形成形された後、波形解析CPU68、メインコン
トロールCPU69に入力される。尚、この実施例にお
いて、鉄芯361を永久磁石により構成しても良い。
【0029】なお、上記2つの実施例において、永久磁
石片35及び軟磁性体片352の長さは鉄芯36又は3
61の長さより長くてもよい。以上、本発明を実施例を
あげて詳細に説明したが、さらに本発明の主旨の範囲内
で種々の変形や応用が可能であり、これらを本発明の範
囲から排除するものではない。
【0030】
【発明の効果】本発明は、回転電機付きタ−ボチャ−ジ
ャの回転軸と共に回転する部分には、該回転軸の回転方
向に沿って、磁路を形成した磁性体片を設け、該回転す
る部分と対向する固定部分には、2つの磁極を前記磁性
体片に対向させ、かつ少なくとも前記磁性体片の回転方
向の長さと等しい磁極間隔を持つ鉄芯にコイルを巻回し
た検出用のコイルを配置し、鉄芯と前記磁性体片が形成
する閉磁路中に磁束発生源を配置したので、磁性体片が
検出用のコイルの前面を通過する時、これらが形成する
閉磁路の磁気抵抗が急に小さくなり、短時間の内に磁気
抵抗は大きく変化するので、前記コイルからは磁束の変
化に見合った大きなポジション信号を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す構成ブロック図
【図2】本実施例に用いるターボチャージャの構成を示
す断面図
【図3】回転電機の駆動機構のブロック図
【図4】検出用のコイルの分解斜視図
【図5】検出用のコイルと磁性体片の相対的な位置関係
を示す断面図
【図6】ポジション信号の波形を示す図
【図7】メインプログラムのフローチャート
【図8】割り込みプログラムのフローチャート
【図9】動作特性図
【図10】相順判定プログラムのフローチャート
【図11】別の実施例の検出用のコイルと磁性体片の相
対的な位置関係を示す断面図
【図12】別の実施例の回路図
【図13】別の実施例のポジション信号の波形を示す図
【図14】従来装置の部分断面図
【図15】従来装置のポジション信号の波形を示す図
【符号の説明】
1……エンジン 2……ターボチャージャ 3……回転電機 4……排気管 5……電力変換器 6……コントローラ 7……バッテリ 8……アクセルペダル 21…タービン 22…コンプレッサ 23…回転軸 33…ポジションセンサ 35…永久磁石片 36…検出用のコイル 42…交流発電機 361…鉄芯 362…コイル 364…磁気シールドケース 366,367…磁極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの排気により回転されるタービン
    と該タービンにより回転されるコンプレッサと該タービ
    ンとコンプレッサとを連結する回転軸上に交流電動発電
    機を設けた回転電機付ターボチャージャのポジションセ
    ンサにおいて、前記回転軸と共に回転する部分には、該
    回転軸の回転方向に沿って、磁路を形成した磁性体片を
    設け、該回転する部分と対向する固定部分には、2つの
    磁極を前記磁性体片に対向させ、かつ少なくとも前記磁
    性体片の回転方向の長さと等しい磁極間隔を持つ鉄芯に
    コイルを巻回した検出用のコイルを配置し、鉄芯と前記
    磁性体片が形成する閉磁路中に磁束発生源を配置したこ
    とを特徴とする回転電機付ターボチャージャのポジショ
    ンセンサ。
  2. 【請求項2】前記磁性体片自身が永久磁石により構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の回転電機付タ
    ーボチャージャのポジションセンサ。
  3. 【請求項3】前記磁束発生源は、コイルに直流電流を供
    給した磁束発生源であることを特徴とする請求項1記載
    の回転電機付ターボチャージャのポジションセンサ。
  4. 【請求項4】検出用のコイルの鉄芯自身を永久磁石にて
    形成したことを特徴とする請求項1記載の回転電機付タ
    ーボチャージャのポジションセンサ。
  5. 【請求項5】前記検出用のコイルの、磁性体片と対向す
    る部分を除く他の部分を磁気シールドケースにて囲繞せ
    しめたことを特徴とする請求項1記載の回転電機付ター
    ボチャージャのポジションセンサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005201146A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Denso Corp 過給装置のポジション検出装置
US7112958B2 (en) 2004-01-15 2006-09-26 Denso Corporation Rotational speed and position detector for supercharger

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