JPH0579161U - エアコン用パイプの固定構造 - Google Patents

エアコン用パイプの固定構造

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JPH0579161U
JPH0579161U JP2645992U JP2645992U JPH0579161U JP H0579161 U JPH0579161 U JP H0579161U JP 2645992 U JP2645992 U JP 2645992U JP 2645992 U JP2645992 U JP 2645992U JP H0579161 U JPH0579161 U JP H0579161U
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pipe
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vehicle body
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアコンの冷媒回路のパイプを車体に固定し
て軸回りの回転を規制する。 【構成】 パイプ1に凹部10および11を設ける。クラン
プ12をボルト19によって車体に固定する。クランプ12の
把持部13,14を撓ませ拡開させてパイプ1に嵌合させる
と、把持部13,14が、その弾性力によりパイプ1を把持
するとともに係合部15,16がパイプ1の凹部10,11に係
合する。パイプ1の凹部10,11とクランプ12の係合部1
5,16とが係合しているので、パイプ1の軸回りの回転
が規制され、パイプ1の位置決めを確実に行うことがで
きる。よって、クランプの数を少なくすることができ、
また、クランプの配置の自由度が向上する。さらに、パ
イプ1は、クランプ12の把持部13,14の弾性力によって
把持されているので、簡単に着脱することができ、パイ
プ1の配管作業性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等のエアコンの冷媒回路を構成するパイプを固定するための エアコン用パイプの固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のエアコン用のパイプは、各部に配管されて所定部位がクランプによっ て車体に固定されている。
【0003】 従来、配管されたパイプの車体への固定は、例えば図5に示すように、パイプ 1に巻きクランプ2を外嵌し、この巻きクランプ2をボルト3によって車体4に 固定することによって行うか、あるいは、図6に示すように、パイプ1を樹脂ク ランプ5に把持させ、樹脂クランプ5を車体に設けられた取付孔6に嵌合させる ことによって行われている。なお、図5において、パイプ1の一端側には、ユニ オンナット7,8によってパイプ9が接続されている。
【0004】 また、この種のパイプの固定構造に関する先行技術としては、特開昭56-3374 号公報、実開昭63-180789 号公報に開示されたものなどがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図5または図6に示す従来例では、パイプ1の軸回りの回転を 規制していないので次のような問題を生じる。
【0006】 例えば図5に示すように、パイプ1の一端側に、ユニオンナット7,8により パイプ9(固定ユニオン側)を接続する場合、ユニオンナット8側を固定してユ ニオンナット7を回転させることにより接続を行うことになる。このとき、ユニ オンナット7の締付けにともなって、パイプ1に軸回りの回転力が作用するが、 巻きクランプ2または樹脂クランプ5(図6参照)ではパイプ1の軸回りの回転 を規制しないため、折曲されたパイプ1の他端部が図中に矢印で示す方向に移動 させられてパイプ1が確実に位置決めされない。そのため、パイプ1を確実に位 置決めするためには、パイプ1の他端側を他のクランプ等で車体4側に固定する 必要があり、パイプ1の配管上の制約が大きくなるという問題がある。
【0007】 本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであり、パイプの軸回りの回転を規 制することができるエアコン用パイプの固定構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のエアコン用パイプの固定構造は、上記の課題を解決するために、外周 面に凹部を有するパイプに、該パイプの外周面に沿って上下に延ばされ先端部に 係合部が形成された把持部を有するクランプを嵌合し、前記把持部で前記パイプ を把持するとともに前記係合部を前記凹部に係合させることを特徴とする。
【0009】
【作用】
このように構成したことにより、クランプの把持部でパイプを把持するととも に把持部の係合部がパイプの凹部に係合するので、パイプがクランプに固定され るとともにパイプの軸回りの回転が規制される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図1ないし 図4においては、図5に示す従来例と同様の部材には同一の番号を付して説明す る。
【0011】 図1ないし図4において、1は、自動車のエアコンの冷媒回路を構成するパイ プである。このパイプ1には、その外周面に凹部10が設けられており、また、そ の径方向の反対側の面に凹部11が設けられている。
【0012】 12は、パイプ1を固定するためのクランプである。このクランプ12は、ばね部 材からなり、パイプ1の外周面に沿って上方に延ばされた円弧状の把持部13と、 把持部13の両側に位置し下方に延ばされた円弧状の把持部14とを有している。把 持部13および14には、その先端部が丸められて把持部13,14の内側に突出する係 合部15,16が形成されている。そして、把持部13,14を撓ませ拡開させてパイプ 1に嵌合させると、図3および図4に示すように、把持部13,14がその弾性力に よってパイプ1を把持するとともに係合部15,16がパイプ1の凹部10,11に係合 するようになっている。また、円弧状の把持部13,14の外周側には、クランプ12 を車体4(図2参照)に取付けるための取付部17が設けられており、取付部17の 孔18にボルト19を挿通させ、ボルト19を車体4側のナット20(図3参照)に螺着 することによってクランプ12を車体18に固定するようになっている。
【0013】 以上のように構成した本実施例の作用について次に説明する。
【0014】 パイプ1のクランプ12への取付は次のようにして行われる。先ず、クランプ12 をボルト19によって車体4に固定しておく。そして、パイプ1の凹部10,11とク ランプ12の係合部15,16との位置合せをし、パイプ1をクランプ12の把持部13と 14の間に置いて、その外周面を係合部15および16に当接させる。次に、パイプ1 をクランプ12の把持部13,14の内周面側へ押付ける。すると、係合部15,16がパ イプ1の外周面に沿って移動されることにより、把持部13,14が撓んで拡開され 、把持部13,14の内周面にパイプ1の外周面が当接すると係合部15,16がパイプ 1の凹部10,11に係合する。
【0015】 このようにして、把持部13,14が、その弾性力によってパイプ1を把持し、ま た、係合部15,16がパイプ1の凹部10,11に係合されることにより、パイプ1が クランプ12に取付けられて車体4に固定される。
【0016】 このとき、パイプ1の凹部10,11とクランプ12の係合部15,16とが係合してい るので、パイプ1の軸回りの回転が規制される。また、パイプ1は、クランプ12 の把持部13,14の弾性力によって把持されているので簡単に着脱することができ る。このように、パイプ1の軸回りの回転が規制されるので、パイプ1にパイプ 9を接続する際、ユニオンナット7の締付けにともないパイプ1が回転すること がなく、パイプ1の位置決めを確実に行うことができる。
【0017】 なお、パイプ1の凹部10,11とクランプ12の係合部15,16とは、上記のように パイプ1を把持部13,14で把持すると同時に係合させるようにしてもよく、また 、パイプ1を把持部13,14で把持した後、パイプ1を回転させることにより係合 させるようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】
以上詳述したように、本考案のエアコン用パイプの固定構造によれば、パイプ をクランプの把持部で把持するとともに、把持部の係合部をパイプの凹部に係合 させるようにしたので、パイプをクランプに固定するとともにパイプの軸回りの 回転を規制することができる。その結果、パイプの軸回りの回転を規制されるた め、パイプの位置決めを確実に行うことができるので、クランプの数を少なくす ることができ、また、クランプの配置の自由度を向上させることができる。さら に、パイプとクランプとを簡単に着脱できるので、配管する際にパイプを容易に 固定することができ、配管作業性を向上させることができるという優れた効果を 奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の分解斜視図である。
【図2】本考案の一実施例のパイプをクランプに取付け
た状態を示す斜視図である。
【図3】図2のA−A線による縦断面を拡大して示す図
である。
【図4】図2のB−B線による縦断面を拡大して示す図
である。
【図5】従来のエアコン用パイプの固定構造を示す斜視
図である。
【図6】従来のエアコン用パイプの樹脂クランプによる
固定構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 パイプ 10 凹部 11 凹部 12 クランプ 13 把持部 14 把持部 15 係合部 16 係合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に凹部を有するパイプに、該パイ
    プの外周面に沿って上下に延ばされ先端部に係合部が形
    成された把持部を有するクランプを嵌合し、前記把持部
    で前記パイプを把持するとともに前記係合部を前記凹部
    に係合させることを特徴とするエアコン用パイプの固定
    構造。
JP1992026459U 1992-03-30 1992-03-30 エアコン用パイプの固定構造 Expired - Lifetime JP2588924Y2 (ja)

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JP1992026459U JP2588924Y2 (ja) 1992-03-30 1992-03-30 エアコン用パイプの固定構造

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0579161U true JPH0579161U (ja) 1993-10-26
JP2588924Y2 JP2588924Y2 (ja) 1999-01-20

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ID=12194099

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JP1992026459U Expired - Lifetime JP2588924Y2 (ja) 1992-03-30 1992-03-30 エアコン用パイプの固定構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62173430U (ja) * 1986-04-24 1987-11-04

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62173430U (ja) * 1986-04-24 1987-11-04

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JP2588924Y2 (ja) 1999-01-20

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