JPH0578994B2 - - Google Patents
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- JPH0578994B2 JPH0578994B2 JP59273143A JP27314384A JPH0578994B2 JP H0578994 B2 JPH0578994 B2 JP H0578994B2 JP 59273143 A JP59273143 A JP 59273143A JP 27314384 A JP27314384 A JP 27314384A JP H0578994 B2 JPH0578994 B2 JP H0578994B2
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Landscapes
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、高品位テレビジヨン(MUSE)信
号および現行テレビジヨン信号のいずれにも適用
可能な、同一ビツト構成を有するデイジタル録画
信号の形成方法に関するものである。 さらに詳述すれば、本発明は、高品位テレビジ
ヨン信号と現行3:1:1方式テレビジヨン信号
の両方を記録・再生することができる共用形デイ
ジタル録画再生装置(以下、VTRと略す)に適
用可能な、デイジタル録画信号の形成方法に関す
るものである。 [従来技術およびその問題点] サブナイキスト標本化時間軸圧縮多重方式によ
る高品位テレビジヨン信号を、走査線数525本の
2:1:1コンポーネント符号化方式現行デイジ
タルVTRもしくはコンポジツト符号化方式現行
デイジタルVTRに録画・再生するためのアダプ
タないしインタフエース回路が本願人により提案
されている(特願昭59−65209号)。 しかし、MUSE(Multiple Sub−Nyquist
Sampling Encoding)方式による高品位テレビ
ジヨン信号と現行3:1:1符号化方式テレビジ
ヨン信号の両方を記録・再生することができる共
用形デイジタルVTRは未だ開発されていない。 [目的] 本発明の目的は、上述の点に鑑み、高品位テレ
ビジヨン信号と現行テレビジヨン信号の両方をデ
イジタル信号の形態にて記録・再生する共用形デ
イジタルVTRに適用可能な、デイジタル録画信
号の形成方法を提供することにある。 [問題点を解決するための手段] かかる目的を達成するために、本発明は、高品
位テレビジヨン信号および現行テレビジヨン信号
のいずれにも適用可能な、同一ビツト構成を有す
るデイジタル録画信号を形成するにあたり、500
ビツト以上1000ビツト以下の情報ビツトからなる
データを単一の情報ブロツクとして選定し、前記
情報ブロツクを複数個配列することにより、記録
ヘツドにて記録すべきデイジタル信号の1行を形
成し、少なくとも、3::1:1コンポーネント
符号化方式テレビジヨン信号における250ライン
分を収容し得るよう、ほぼ正方形状に配列した複
数の前記デイジタル信号の列方向ブロツク数を10
の整数倍に選定して、高品位テレビジヨン信号お
よび現行テレビジヨン信号の1フイールドをそれ
ぞれ記録信号に変換し、さらに水平および垂直パ
リテイブロツクを付加して、デイジタルVTRに
記録可能な信号とするものである。 [実施例] 本発明に係るデイジタル録画信号の形成方法を
具体的に分説すると、次の通りである。 本発明によるデイジタル録画信号は、所謂
3:1:1符号化方式(輝度信号と2つの色差
信号の標本化周波数の比が3:1:1であつ
て、“4”が13.5MHzに相当する)による映像
信号の1フイールドのみならず、MUSE方式
による高品位テレビジヨン信号の1フイールド
をも記録し得るようなビツト構成を有するもの
である。 3:1:1符号化方式における1フイールド
信号を記録するために、まず、1ラインを複数
の情報ブロツクに分割する。この情報ブロツク
の大きさとしては、500ビツト〜1000ビツトを
有するように分割する。その理由は、バースト
誤りに対する誤り検出および訂正能力の観点か
ら、500ビツト〜1000ビツトのブロツク長であ
れば誤り訂正を適切に行い得ることが実験的に
確かめられたからである。 3:1:1符号化方式によるテレビジヨン信
号の1ライン(7200ビツト)を500〜1000ビツ
トの情報ブロツクに分割する場合には、 7200/500〜7200/1000 =14〜8(ブロツク) となる。例えば、1ラインを10ブロツクに分割
したときには、720ビツトをもつて1ブロツク
が構成されることになる。 また、本発明に係るデイジタル録画信号を記
録するためのVTR(以下、本発明に係るVTR
と略称する)では、いずれの方式によるテレビ
ジヨン信号であつても1フイールドの情報を1
単位として記録することを主眼としているの
で、現行3:1:1符号化方式のテレビジヨン
信号(1フレームの走査線525本、1フイール
ドの有効走査線数は約245本)を少なくとも250
本ぶん記録することができる記録信号を形成す
る必要がある。従つて、現行テレビジヨン信号
の1ラインをNブロツクに分割した場合、記録
すべき信号の1フイールドに少なくとも250×
Nブロツクの画像情報が含まれることになる。 記録した信号に対する誤り訂正能力を最大限
に発揮するために、本発明に係るVTRに記録
すべき信号のマトリクス配列については、情報
ブロツク全体がほぼ正方形となるように構成す
るのが好適である。長方形のブロツク配置とし
た場合には、長手方向の誤り訂正能力が低下す
ることになる。 そして、このような情報ブロツク配列に対し
て、水平・垂直方向に誤り訂正用パリテイブロ
ツクを2〜4ブロツク設けるのが好適である。
すなわち、現在のテープの誤り率とテレビジヨ
ン信号の伝送に必要とされる誤り訂正後の誤り
率とに基づき、必要な冗長ブロツク数が決定さ
れるわけであり、本発明に係るVTRでは、2
〜4ブロツクのパリテイブロツクを設けるのが
適切である(実験的にも証明されている)。 テープに記録すべき情報ブロツクの配列をほ
ぼ正方形に設定するのに際して、本発明では、
縦方向のブロツク数が10の整数倍となるように
選定してある。 第1の理由:記録ヘツドの数を“2”とした場
合には、縦方向のブロツク数は偶数(2の整数
倍)であることが必要である。 第2の理由:日本における走査線数525本(60
フイールド/秒)のみならず、ヨーロツパにおけ
る走査線数625本(50フイールド/秒)の画像も
共通して記録し得るデイジタルVTRを実現する
ために、いずれの方式についてもトラツクの切れ
目とフイールドの切れ目とを一致させる必要があ
る。例えば、1個のヘツドを用いて1秒間に300
トラツク(300は50と60の最小公倍数に該当する)
を記録する場合、 525本の走査線方式に対しては、 300(トラツク/秒)/60(フイールド/秒)=5
(トラツク/フイールド) となり、5トラツクを用いて1フイールドを記録
することができることになる。 他方、625本の走査線方式に対しては、300(ト
ラツク/秒)/50(フイールド/秒)=6(トラツ
ク/フイールド) となり、6トラツクを用いて1フイールドを記録
することができることになる。 よつて、本発明に係るVTRに記録すべき縦方
向の情報ブロツク(ライン)が、1トラツクにつ
いてnライン(n=1,2…)ぶんだけ記録され
るものと仮定した場合には、1フイールドあた
り、5nライン(525本走査線方式)あるいは6nラ
イン(625本走査線方式)が必要となる。換言す
れば、本発明に従つて記録すべき縦方向の情報ブ
ロツク数を5の整数倍(例えば、50ブロツク)に
設定しておくことにより、625本走査線方式の画
像を録画する場合は6n−5n=n(ライン)の情報
ブロツクを新たに追加して6nライン(例えば60
ブロツク)とすることにより、フイールド情報を
区切りよく記録することが可能となる。 かくして、本発明に従つて記録すべき情報ブロ
ツクの縦方向ライン数は、5の整数倍とする必要
がある。 上述した第1および第2の理由に基づき、本発
明では、縦方向の情報ブロツク数を10の整数倍に
選定してある。 第1図は、本発明を適用したMUSE方式/現
行3:1:1符号化方式共用形デイジタルVTR
の概略構成を示す。本図において、2は機構部、
4は記録・再生信号処理回路であり、現行テレビ
ジヨン方式およびMUSE方式において共通に使
用する部分である。6はMUSE方式による高品
位テレビジヨン信号(以下、MUSE信号という)
を導入して、所定のビツト構成を有する記録信号
に変換するインタフエース回路である。また、8
は現行テレビジヨン信号を導入して、上記記録信
号に変換するインタフエース回路、10は方式切
換え手段である。この現行テレビジヨン信号とし
ては、4:2:2符号化方式(次に示す第1表に
CCIRの符号化規格を示す)、2:1:1符号化方
式、3:1:1符号化方式、2:1:1符号化方
式に輝度信号の高域成分を追加した符号化方式
(2:1:1+YH符号化方式と呼び、後に詳述
する)、4:1:0符号化方式、3:1:0符号
化方式に輝度信号の広域成分を付加した符号化方
式等によるデイジタル映像信号を扱うことができ
る(詳細な理由は後に詳述する)。
号および現行テレビジヨン信号のいずれにも適用
可能な、同一ビツト構成を有するデイジタル録画
信号の形成方法に関するものである。 さらに詳述すれば、本発明は、高品位テレビジ
ヨン信号と現行3:1:1方式テレビジヨン信号
の両方を記録・再生することができる共用形デイ
ジタル録画再生装置(以下、VTRと略す)に適
用可能な、デイジタル録画信号の形成方法に関す
るものである。 [従来技術およびその問題点] サブナイキスト標本化時間軸圧縮多重方式によ
る高品位テレビジヨン信号を、走査線数525本の
2:1:1コンポーネント符号化方式現行デイジ
タルVTRもしくはコンポジツト符号化方式現行
デイジタルVTRに録画・再生するためのアダプ
タないしインタフエース回路が本願人により提案
されている(特願昭59−65209号)。 しかし、MUSE(Multiple Sub−Nyquist
Sampling Encoding)方式による高品位テレビ
ジヨン信号と現行3:1:1符号化方式テレビジ
ヨン信号の両方を記録・再生することができる共
用形デイジタルVTRは未だ開発されていない。 [目的] 本発明の目的は、上述の点に鑑み、高品位テレ
ビジヨン信号と現行テレビジヨン信号の両方をデ
イジタル信号の形態にて記録・再生する共用形デ
イジタルVTRに適用可能な、デイジタル録画信
号の形成方法を提供することにある。 [問題点を解決するための手段] かかる目的を達成するために、本発明は、高品
位テレビジヨン信号および現行テレビジヨン信号
のいずれにも適用可能な、同一ビツト構成を有す
るデイジタル録画信号を形成するにあたり、500
ビツト以上1000ビツト以下の情報ビツトからなる
データを単一の情報ブロツクとして選定し、前記
情報ブロツクを複数個配列することにより、記録
ヘツドにて記録すべきデイジタル信号の1行を形
成し、少なくとも、3::1:1コンポーネント
符号化方式テレビジヨン信号における250ライン
分を収容し得るよう、ほぼ正方形状に配列した複
数の前記デイジタル信号の列方向ブロツク数を10
の整数倍に選定して、高品位テレビジヨン信号お
よび現行テレビジヨン信号の1フイールドをそれ
ぞれ記録信号に変換し、さらに水平および垂直パ
リテイブロツクを付加して、デイジタルVTRに
記録可能な信号とするものである。 [実施例] 本発明に係るデイジタル録画信号の形成方法を
具体的に分説すると、次の通りである。 本発明によるデイジタル録画信号は、所謂
3:1:1符号化方式(輝度信号と2つの色差
信号の標本化周波数の比が3:1:1であつ
て、“4”が13.5MHzに相当する)による映像
信号の1フイールドのみならず、MUSE方式
による高品位テレビジヨン信号の1フイールド
をも記録し得るようなビツト構成を有するもの
である。 3:1:1符号化方式における1フイールド
信号を記録するために、まず、1ラインを複数
の情報ブロツクに分割する。この情報ブロツク
の大きさとしては、500ビツト〜1000ビツトを
有するように分割する。その理由は、バースト
誤りに対する誤り検出および訂正能力の観点か
ら、500ビツト〜1000ビツトのブロツク長であ
れば誤り訂正を適切に行い得ることが実験的に
確かめられたからである。 3:1:1符号化方式によるテレビジヨン信
号の1ライン(7200ビツト)を500〜1000ビツ
トの情報ブロツクに分割する場合には、 7200/500〜7200/1000 =14〜8(ブロツク) となる。例えば、1ラインを10ブロツクに分割
したときには、720ビツトをもつて1ブロツク
が構成されることになる。 また、本発明に係るデイジタル録画信号を記
録するためのVTR(以下、本発明に係るVTR
と略称する)では、いずれの方式によるテレビ
ジヨン信号であつても1フイールドの情報を1
単位として記録することを主眼としているの
で、現行3:1:1符号化方式のテレビジヨン
信号(1フレームの走査線525本、1フイール
ドの有効走査線数は約245本)を少なくとも250
本ぶん記録することができる記録信号を形成す
る必要がある。従つて、現行テレビジヨン信号
の1ラインをNブロツクに分割した場合、記録
すべき信号の1フイールドに少なくとも250×
Nブロツクの画像情報が含まれることになる。 記録した信号に対する誤り訂正能力を最大限
に発揮するために、本発明に係るVTRに記録
すべき信号のマトリクス配列については、情報
ブロツク全体がほぼ正方形となるように構成す
るのが好適である。長方形のブロツク配置とし
た場合には、長手方向の誤り訂正能力が低下す
ることになる。 そして、このような情報ブロツク配列に対し
て、水平・垂直方向に誤り訂正用パリテイブロ
ツクを2〜4ブロツク設けるのが好適である。
すなわち、現在のテープの誤り率とテレビジヨ
ン信号の伝送に必要とされる誤り訂正後の誤り
率とに基づき、必要な冗長ブロツク数が決定さ
れるわけであり、本発明に係るVTRでは、2
〜4ブロツクのパリテイブロツクを設けるのが
適切である(実験的にも証明されている)。 テープに記録すべき情報ブロツクの配列をほ
ぼ正方形に設定するのに際して、本発明では、
縦方向のブロツク数が10の整数倍となるように
選定してある。 第1の理由:記録ヘツドの数を“2”とした場
合には、縦方向のブロツク数は偶数(2の整数
倍)であることが必要である。 第2の理由:日本における走査線数525本(60
フイールド/秒)のみならず、ヨーロツパにおけ
る走査線数625本(50フイールド/秒)の画像も
共通して記録し得るデイジタルVTRを実現する
ために、いずれの方式についてもトラツクの切れ
目とフイールドの切れ目とを一致させる必要があ
る。例えば、1個のヘツドを用いて1秒間に300
トラツク(300は50と60の最小公倍数に該当する)
を記録する場合、 525本の走査線方式に対しては、 300(トラツク/秒)/60(フイールド/秒)=5
(トラツク/フイールド) となり、5トラツクを用いて1フイールドを記録
することができることになる。 他方、625本の走査線方式に対しては、300(ト
ラツク/秒)/50(フイールド/秒)=6(トラツ
ク/フイールド) となり、6トラツクを用いて1フイールドを記録
することができることになる。 よつて、本発明に係るVTRに記録すべき縦方
向の情報ブロツク(ライン)が、1トラツクにつ
いてnライン(n=1,2…)ぶんだけ記録され
るものと仮定した場合には、1フイールドあた
り、5nライン(525本走査線方式)あるいは6nラ
イン(625本走査線方式)が必要となる。換言す
れば、本発明に従つて記録すべき縦方向の情報ブ
ロツク数を5の整数倍(例えば、50ブロツク)に
設定しておくことにより、625本走査線方式の画
像を録画する場合は6n−5n=n(ライン)の情報
ブロツクを新たに追加して6nライン(例えば60
ブロツク)とすることにより、フイールド情報を
区切りよく記録することが可能となる。 かくして、本発明に従つて記録すべき情報ブロ
ツクの縦方向ライン数は、5の整数倍とする必要
がある。 上述した第1および第2の理由に基づき、本発
明では、縦方向の情報ブロツク数を10の整数倍に
選定してある。 第1図は、本発明を適用したMUSE方式/現
行3:1:1符号化方式共用形デイジタルVTR
の概略構成を示す。本図において、2は機構部、
4は記録・再生信号処理回路であり、現行テレビ
ジヨン方式およびMUSE方式において共通に使
用する部分である。6はMUSE方式による高品
位テレビジヨン信号(以下、MUSE信号という)
を導入して、所定のビツト構成を有する記録信号
に変換するインタフエース回路である。また、8
は現行テレビジヨン信号を導入して、上記記録信
号に変換するインタフエース回路、10は方式切
換え手段である。この現行テレビジヨン信号とし
ては、4:2:2符号化方式(次に示す第1表に
CCIRの符号化規格を示す)、2:1:1符号化方
式、3:1:1符号化方式、2:1:1符号化方
式に輝度信号の高域成分を追加した符号化方式
(2:1:1+YH符号化方式と呼び、後に詳述
する)、4:1:0符号化方式、3:1:0符号
化方式に輝度信号の広域成分を付加した符号化方
式等によるデイジタル映像信号を扱うことができ
る(詳細な理由は後に詳述する)。
【表】
【表】
本実施例では、MUSE信号および現行テレビ
ジヨン信号のいずれに対しても、同一のビツト構
成を有する記録信号に変換して記録・再生を行う
ものである。そこで、まず、MUSE信号および
現行テレビジヨン信号の概略内容を第2表として
次に示す。
ジヨン信号のいずれに対しても、同一のビツト構
成を有する記録信号に変換して記録・再生を行う
ものである。そこで、まず、MUSE信号および
現行テレビジヨン信号の概略内容を第2表として
次に示す。
【表】
第2表に示すMUSE信号では、7ビツトを用
いて1サンプルを符号化する場合について例示し
たが、8ビツト/サンプルとしても何ら差し支え
ない。ここでは、本実施例への適用を容易にする
ために、7ビツト/サンプルとしたにすぎない。
また、本実施例では3:1:1符号化方式を基準
にして変換を行うので、現行テレビジヨン信号と
して、3:1:1符号化方式によるサンプル数を
示した。すなわち、4:2:2符号化方式(第1
表参照)における輝度信号のサンプル数が720点
であるので、3:1:1符号化方式における輝度
信号のサンプル数は、720×(3/4)=540、色差
信号のササンプル数は720×(1/4)=180となつ
ている。 1フイールドの有効ライン数としてMUSE信
号では519ラインと規定されているが、現行テレ
ビジヨン方式における“241.5”ラインはとりわ
け規格化されている数値ではない。 次に示す第3表は、本実施例における記録信号
のビツト構成を示す。
いて1サンプルを符号化する場合について例示し
たが、8ビツト/サンプルとしても何ら差し支え
ない。ここでは、本実施例への適用を容易にする
ために、7ビツト/サンプルとしたにすぎない。
また、本実施例では3:1:1符号化方式を基準
にして変換を行うので、現行テレビジヨン信号と
して、3:1:1符号化方式によるサンプル数を
示した。すなわち、4:2:2符号化方式(第1
表参照)における輝度信号のサンプル数が720点
であるので、3:1:1符号化方式における輝度
信号のサンプル数は、720×(3/4)=540、色差
信号のササンプル数は720×(1/4)=180となつ
ている。 1フイールドの有効ライン数としてMUSE信
号では519ラインと規定されているが、現行テレ
ビジヨン方式における“241.5”ラインはとりわ
け規格化されている数値ではない。 次に示す第3表は、本実施例における記録信号
のビツト構成を示す。
【表】
MUSE信号と現行テレビジヨン信号の走査線
数比は 1125ライン:525ライン=15:7 である。そこで、第2表に示した有効ライン数に
近く且つそれらの値を越えるライン数を選定する
と、第3表に示す如く、525ライン(MUSE信
号)および245ライン(現行テレビジヨン信号)
となる。このことにより、走査線数比15:7を維
持することが可能である。また、本実施例では
MUSE信号の1サンプルを7ビツトで表すこと
としてあるので、1ラインにつき3360ビツトを要
する。これに対し、現行テレビジヨン信号では、
CCIRの規格どおり8ビツト/サンプルとしてあ
るので、1ラインにつき7200ビツトを要すること
になる。よつて、1フイールドのライン数に着目
すれば、必要とされるビツト数は 3360(ビツト/ライン)×525(ライン) =7200(ビツト/ライン)×245(ライン) となり、所要ビツト数としても一致することにな
る。 第2図に、かかるライン数変換の様子を模式的
に示す。ここでは、現行テレビジヨン信号の1ラ
イン7200ビツトを10個のブロツクに分割してあ
る。すなわち、1ブロツクの大きさを720ビツト
に選定することにより、バーストエラーに対する
誤り訂正能力を向上させている。また、このよう
にブロツク数を偶数に設定することにより、使用
すべきヘツド数を2とした場合にもそのまま記
録・再生を行うことが可能となる。 第3図は、本実施例により記録すべき信号の1
フイールド構成を示す図である。また、第4図は
第3図に示す1ブロツク(720ビツト)の信号構
成を示す。すなわち、第4図に示すようにブロツ
ク単位ごとにハードウエア(図示せず)による誤
り訂正を行うと共に、記録すべき1フイールドの
信号に対しては誤り訂正用の垂直・水平パリテイ
ブロツク(2ブロツク)を設けてある。このよう
なブロツク配列を行うことにより、53×48ブロツ
クから成る情報エリアには、1831680ビツト(=
53×48×720)のデータを記録することができる。
この1831680ビツトは、第3表の最下行に示す総
ビツト数1831680ビツトと一致しており、現行テ
レビジヨン信号のみならずMUSE信号の1フイ
ールドを完全に一致して収容し得る大きさであ
る。 従つて、第3図に示す情報エリアに含まれる
2544ブロツク(53×48ブロツク)を基本単位とし
て、記録・再生信号処理回路4(第1図参照)で
は各種の信号処理を実行する。 第5図Aは、現行テレビジヨン信号(3:1:
1符号化方式)を本実施例によるVTRに記録す
るための1ライン当りのビツト配分を示す。ま
た、第5図Bは画像上のサンプル点(丸印で示
す)と輝度信号、色差信号との関係を説明する図
である。 これら両図面および第3表から明らかなよう
に、輝度信号YについてはY1〜Y540までの540サ
ンプルが8ビツト/サンプルで記録され(8×
540=4320ビツト)、色差信号についてはR−Y1
ないしR−Y538までの180サンプルが8ビツト/
サンプルで記録され(8×180=1440ビツト)、他
の色差信号についてもB−Y1ないしB−Y538ま
での180サンプルが8ビツト/サンプルで記録さ
れる(8×180=1440ビツト)。よつて、現行テレ
ビジヨン信号の1ライン情報が総計7200ビツト
(10ブロツク)の領域に記録される。 次に、MUSE信号を本VTRに記録する手法に
ついて説明する。第3表から明らかなように、
MUSE信号についても3:1:1符号化方式に
よる記録の場合と同様、1フイールドの情報をそ
のまま記録・再生することができる。しかし、
MUSE信号については、デコード時における演
算処理を受けるたびに画面の端部付近が削られて
しまうことがあるので、記録すべき原信号として
なるべく広い範囲の画像情報を備えていることが
好ましい。 そこで、MUSE信号を水平および垂直方向に
拡大して本VTRに記録する手法について次に説
明する。 第6図は、MUSE信号を水平方向に拡張して
記録する手法を説明した図である。MUSE信号
の1ライン(480サンプル)には、輝度信号(374
サンプル)および色信号(94サンプル)のほかに
同期信号(12サンプル)を含んでいる。しかし、
この同期信号部分には、通常のアナログ伝送回線
等を介してMUSE信号を伝送する際に用いられ
る同期波形が含まれているので、本VTRの如く
デイジタル記録を行う場合には不要である。 また、MUSE信号に本来的に含まれている輝
度信号と色信号との比率は374サンプル:94サン
プルであり、ほぼ4:1と考えることができる。 そこで、上述の同期信号部分には、両面両端の
サンプル点に対応して2個のカラー信号CT,CB
および10個の輝度信号YH1〜YH5,YB1〜
YB5を追加して記録することが可能である。追
加したこれらの信号は、必要に応じて利用すれば
よい。 第7図は、519ラインのMUSE信号に対し、上
下方向に3ラインずつ拡張した記録を行う手法を
示すものである。これにより実質的に走査線は
245ラインとなり(第3表参照)、追加した信号は
必要に応じて利用することが可能となる。 なお、MUSE方式の制御信号については、垂
直ブランキング内の別の領域に記録しておく(第
3表参照)。また、音声信号については、通常の
音声チヤネルに分離して記録を行う。 本VTRに記録することができる信号のひとつ
として、輝度信号の高域補償を行つた方式(2:
1:1+YH符号化方式)による信号について説
明する。 これまで述べてきたように、本VTRでは3:
1:1符号化方式の信号(1ラインにおけるサン
プル数900;第3表参照)を記録し得る情報エリ
アを備えているので、低レベルの符号化フアミリ
ーのひとつである2:1:1符号化方式による信
号(1ラインにおけるサンプル数720)を記録し
た場合には、1ラインにつき8×(900−720)=
1440ビツトぶんが余ることになる。そこで、この
記録領域(1440ビツト=2ブロツク)に対して輝
度信号の高域成分を記録しようとするものであ
る。 第8図A〜Cに、2:1:1+YH符号化方式
の伝送スペクトルを示す。 ここで、第8図Aは輝度信号Yの占有周波数帯
域(4=13.5MHz)を示している。これは、
2:1:1符号化方式に従つて、標本化周波数s
を2(=6.75MHz)にしたことによるものである。
また、輝度信号Yの高域周波数成分を抽出するた
めに、第8図Bに示すように、標本化周波数sを
s=1.5として画像を標本化する。この高域成分
YHは占有周波数帯域として1.5/2を有するが、
標本化周波数s=1.5の1/2であるので、伝送す
ることが可能である。 そして、第8図Cに示すように、高域輝度成分
YHを加算することにより、より解像度を上げる
ことが可能となる。 しかし、2:1:1符号化方式による信号を記
録した場合に生じる残余ビツト数は、既述の如く
1440ビツト/ラインであるので、第9図に示す如
く高域輝度成分を非線形量子化し、5ビツト/サ
ンプルとして記録しなければならない。その理由
は、次に示すとおりである。 第8図Bに示した高域輝度成分は標本化周波数
s=1.5(4=13.5MHz)で標本化してあるので、
そのサンプル数は1ライン当り、 180×1.5=270サンプル/ライン となる。この270サンプルを上記1440ビツト/ラ
インに割り当てなければならないので、1440/
270=5.33ビツト/サンプルとなる。 よつて、第9図に示すとおり、高域輝度成分
YHを5ビツト/サンプルで表すこととした。な
お、第9図に示す非線形量子化では、入力信号レ
ベルが大になるに従つて粗い量子化を行つている
が、これは視覚の特性に鑑みて、十分に容認し得
ることである。 かかる2:1:1+YH符号化方式による1ラ
インのビツト配分を第10図に示す。本図におい
て、高域輝度成分YH−α,YH−β,YH−γ,
…を除いた場合には、通常の2:1:1符号化方
式によるビツト配列となる。また、これら高域成
分は、第9図に関して説明したとおり5ビツト/
サンプルであるので、第10図の下方に示すよう
に5ビツトを1単位として記録を行う。従つて、
第2の高域成分YH2は前半の3ビツトがYH−α
に、後半の2ビツトがYH−βに記録されること
になる。なお、YH−βにおける残りの1ビツト
については、本実施例では記録のエリアとして用
いない。 4:2:2符号化方式(第1表参照)による符
号化信号を本VTRに記録するためには、記録情
報量を減少させる必要がある。そのために、2:
1:1符号化方式あるいは2:1:1+YH符号
化方式の信号に変換する必要がある。 第11図は、4:2:2符号化方式による符号
化信号を2:1:1+YH符号化方式による信号
に変換するための回路構成を示す。本図におい
て、12は遮断周波数c=1.5(4=13.5MHz)
のローパスフイルタ、14はc=1.0のローパス
フイルタ、16は4→2へのサンプル変換を行う
サンプル変換器、18は加算器、20は4→1.5
へのサンプル変換を行うサンプル変換器、22は
8ビツト入力を5ビツト出力に変換する非線形量
子化器(第9図参照)である。入力信号として
は、4:2:2符号化方式により符号化された輝
度信号(8ビツト)が導入される。また、ローパ
スフイルタ12および14の出力信号、加算器1
8の出力信号については、その出力特性を図中に
グラフで示してある。 本回路の動作については、第11図中の出力特
性図を参照することにより明らかとなるので、詳
細な説明は省略する。但し、特に注目すべき点
は、加算器18の出力信号YH(占有周波数帯域
=1.5/2)を伝送するために、サンプル変換器
20を用いて1.5の標本化周波数に変換している
ことである。かくして、2:1:1符号化方式に
よる輝度信号Yと、高域輝度成分YHとを得るこ
とができる。 色差信号についても同様に得得ることができ
る。すなわち、4:2:2符号化方式で符号化さ
れた色差信号を遮断周波数c=0.5(4=13.5M
Hz)のローパスフイルタに導入し、このローパス
フイルタの出力信号を2→1にサンプル変換すれ
ばよい。 最後に、低レベルの符号化フアミリーとして知
られている3:1:0符号化方式を記録・再生す
る場合について述べる。この3:1;0符号化方
式は、第12図に示すように色差信号を線順次に
て伝送する方式であり、かかる方式による信号を
記録する場合には、単にR−Y信号もしくはB−
Y信号を無視して情報エリア(第3図参照)に書
き込まれないよう制御をするか、または記録され
ていても再生側で利用しなければよい。 この3:1:0符号化方式により符号化された
信号を記録する場合には既述の2:1:1符号化
方式と同様、180サンプル(8×180=1440ビツ
ト)ぶんの情報エリアが余つてしまうので、輝度
信号の高域成分を併せて記録することも可能であ
る。その手法は、2:1:1+YH符号化方式に
おける場合と同様であるので、詳しい説明は省略
する。 これに対し、第13図に示す4:1:0符号化
方式により符号化した信号を記録する場合には、
3:1:1符号化方式による符号化信号を記録す
る場合と同一の情報エリア(53×48ブロツク;第
3図参照)を必要とするので、輝度信号の高域成
分まで併せて記録する余地はない。 [効果] 以上詳述したとおり、本発明によれば、高品位
テレビジヨン信号および現行テレビジヨン信号の
1フイールドを基本単位として同一のビツト配列
を有する記録信号に変換することができるので、
高品位テレビジヨン方式と現行テレビジヨン方式
とに共通して使用し得るデイジタルVTRを実現
することが可能となる。 かかる共用形デイジタルVTRの実現により、
製造工程にあつては製造コストを廉価にし、ま
た、放送局などにおいては放送設備の効率的運用
ならびに番組保存設備の効率的かつ経済的利用を
図ることができる。
数比は 1125ライン:525ライン=15:7 である。そこで、第2表に示した有効ライン数に
近く且つそれらの値を越えるライン数を選定する
と、第3表に示す如く、525ライン(MUSE信
号)および245ライン(現行テレビジヨン信号)
となる。このことにより、走査線数比15:7を維
持することが可能である。また、本実施例では
MUSE信号の1サンプルを7ビツトで表すこと
としてあるので、1ラインにつき3360ビツトを要
する。これに対し、現行テレビジヨン信号では、
CCIRの規格どおり8ビツト/サンプルとしてあ
るので、1ラインにつき7200ビツトを要すること
になる。よつて、1フイールドのライン数に着目
すれば、必要とされるビツト数は 3360(ビツト/ライン)×525(ライン) =7200(ビツト/ライン)×245(ライン) となり、所要ビツト数としても一致することにな
る。 第2図に、かかるライン数変換の様子を模式的
に示す。ここでは、現行テレビジヨン信号の1ラ
イン7200ビツトを10個のブロツクに分割してあ
る。すなわち、1ブロツクの大きさを720ビツト
に選定することにより、バーストエラーに対する
誤り訂正能力を向上させている。また、このよう
にブロツク数を偶数に設定することにより、使用
すべきヘツド数を2とした場合にもそのまま記
録・再生を行うことが可能となる。 第3図は、本実施例により記録すべき信号の1
フイールド構成を示す図である。また、第4図は
第3図に示す1ブロツク(720ビツト)の信号構
成を示す。すなわち、第4図に示すようにブロツ
ク単位ごとにハードウエア(図示せず)による誤
り訂正を行うと共に、記録すべき1フイールドの
信号に対しては誤り訂正用の垂直・水平パリテイ
ブロツク(2ブロツク)を設けてある。このよう
なブロツク配列を行うことにより、53×48ブロツ
クから成る情報エリアには、1831680ビツト(=
53×48×720)のデータを記録することができる。
この1831680ビツトは、第3表の最下行に示す総
ビツト数1831680ビツトと一致しており、現行テ
レビジヨン信号のみならずMUSE信号の1フイ
ールドを完全に一致して収容し得る大きさであ
る。 従つて、第3図に示す情報エリアに含まれる
2544ブロツク(53×48ブロツク)を基本単位とし
て、記録・再生信号処理回路4(第1図参照)で
は各種の信号処理を実行する。 第5図Aは、現行テレビジヨン信号(3:1:
1符号化方式)を本実施例によるVTRに記録す
るための1ライン当りのビツト配分を示す。ま
た、第5図Bは画像上のサンプル点(丸印で示
す)と輝度信号、色差信号との関係を説明する図
である。 これら両図面および第3表から明らかなよう
に、輝度信号YについてはY1〜Y540までの540サ
ンプルが8ビツト/サンプルで記録され(8×
540=4320ビツト)、色差信号についてはR−Y1
ないしR−Y538までの180サンプルが8ビツト/
サンプルで記録され(8×180=1440ビツト)、他
の色差信号についてもB−Y1ないしB−Y538ま
での180サンプルが8ビツト/サンプルで記録さ
れる(8×180=1440ビツト)。よつて、現行テレ
ビジヨン信号の1ライン情報が総計7200ビツト
(10ブロツク)の領域に記録される。 次に、MUSE信号を本VTRに記録する手法に
ついて説明する。第3表から明らかなように、
MUSE信号についても3:1:1符号化方式に
よる記録の場合と同様、1フイールドの情報をそ
のまま記録・再生することができる。しかし、
MUSE信号については、デコード時における演
算処理を受けるたびに画面の端部付近が削られて
しまうことがあるので、記録すべき原信号として
なるべく広い範囲の画像情報を備えていることが
好ましい。 そこで、MUSE信号を水平および垂直方向に
拡大して本VTRに記録する手法について次に説
明する。 第6図は、MUSE信号を水平方向に拡張して
記録する手法を説明した図である。MUSE信号
の1ライン(480サンプル)には、輝度信号(374
サンプル)および色信号(94サンプル)のほかに
同期信号(12サンプル)を含んでいる。しかし、
この同期信号部分には、通常のアナログ伝送回線
等を介してMUSE信号を伝送する際に用いられ
る同期波形が含まれているので、本VTRの如く
デイジタル記録を行う場合には不要である。 また、MUSE信号に本来的に含まれている輝
度信号と色信号との比率は374サンプル:94サン
プルであり、ほぼ4:1と考えることができる。 そこで、上述の同期信号部分には、両面両端の
サンプル点に対応して2個のカラー信号CT,CB
および10個の輝度信号YH1〜YH5,YB1〜
YB5を追加して記録することが可能である。追
加したこれらの信号は、必要に応じて利用すれば
よい。 第7図は、519ラインのMUSE信号に対し、上
下方向に3ラインずつ拡張した記録を行う手法を
示すものである。これにより実質的に走査線は
245ラインとなり(第3表参照)、追加した信号は
必要に応じて利用することが可能となる。 なお、MUSE方式の制御信号については、垂
直ブランキング内の別の領域に記録しておく(第
3表参照)。また、音声信号については、通常の
音声チヤネルに分離して記録を行う。 本VTRに記録することができる信号のひとつ
として、輝度信号の高域補償を行つた方式(2:
1:1+YH符号化方式)による信号について説
明する。 これまで述べてきたように、本VTRでは3:
1:1符号化方式の信号(1ラインにおけるサン
プル数900;第3表参照)を記録し得る情報エリ
アを備えているので、低レベルの符号化フアミリ
ーのひとつである2:1:1符号化方式による信
号(1ラインにおけるサンプル数720)を記録し
た場合には、1ラインにつき8×(900−720)=
1440ビツトぶんが余ることになる。そこで、この
記録領域(1440ビツト=2ブロツク)に対して輝
度信号の高域成分を記録しようとするものであ
る。 第8図A〜Cに、2:1:1+YH符号化方式
の伝送スペクトルを示す。 ここで、第8図Aは輝度信号Yの占有周波数帯
域(4=13.5MHz)を示している。これは、
2:1:1符号化方式に従つて、標本化周波数s
を2(=6.75MHz)にしたことによるものである。
また、輝度信号Yの高域周波数成分を抽出するた
めに、第8図Bに示すように、標本化周波数sを
s=1.5として画像を標本化する。この高域成分
YHは占有周波数帯域として1.5/2を有するが、
標本化周波数s=1.5の1/2であるので、伝送す
ることが可能である。 そして、第8図Cに示すように、高域輝度成分
YHを加算することにより、より解像度を上げる
ことが可能となる。 しかし、2:1:1符号化方式による信号を記
録した場合に生じる残余ビツト数は、既述の如く
1440ビツト/ラインであるので、第9図に示す如
く高域輝度成分を非線形量子化し、5ビツト/サ
ンプルとして記録しなければならない。その理由
は、次に示すとおりである。 第8図Bに示した高域輝度成分は標本化周波数
s=1.5(4=13.5MHz)で標本化してあるので、
そのサンプル数は1ライン当り、 180×1.5=270サンプル/ライン となる。この270サンプルを上記1440ビツト/ラ
インに割り当てなければならないので、1440/
270=5.33ビツト/サンプルとなる。 よつて、第9図に示すとおり、高域輝度成分
YHを5ビツト/サンプルで表すこととした。な
お、第9図に示す非線形量子化では、入力信号レ
ベルが大になるに従つて粗い量子化を行つている
が、これは視覚の特性に鑑みて、十分に容認し得
ることである。 かかる2:1:1+YH符号化方式による1ラ
インのビツト配分を第10図に示す。本図におい
て、高域輝度成分YH−α,YH−β,YH−γ,
…を除いた場合には、通常の2:1:1符号化方
式によるビツト配列となる。また、これら高域成
分は、第9図に関して説明したとおり5ビツト/
サンプルであるので、第10図の下方に示すよう
に5ビツトを1単位として記録を行う。従つて、
第2の高域成分YH2は前半の3ビツトがYH−α
に、後半の2ビツトがYH−βに記録されること
になる。なお、YH−βにおける残りの1ビツト
については、本実施例では記録のエリアとして用
いない。 4:2:2符号化方式(第1表参照)による符
号化信号を本VTRに記録するためには、記録情
報量を減少させる必要がある。そのために、2:
1:1符号化方式あるいは2:1:1+YH符号
化方式の信号に変換する必要がある。 第11図は、4:2:2符号化方式による符号
化信号を2:1:1+YH符号化方式による信号
に変換するための回路構成を示す。本図におい
て、12は遮断周波数c=1.5(4=13.5MHz)
のローパスフイルタ、14はc=1.0のローパス
フイルタ、16は4→2へのサンプル変換を行う
サンプル変換器、18は加算器、20は4→1.5
へのサンプル変換を行うサンプル変換器、22は
8ビツト入力を5ビツト出力に変換する非線形量
子化器(第9図参照)である。入力信号として
は、4:2:2符号化方式により符号化された輝
度信号(8ビツト)が導入される。また、ローパ
スフイルタ12および14の出力信号、加算器1
8の出力信号については、その出力特性を図中に
グラフで示してある。 本回路の動作については、第11図中の出力特
性図を参照することにより明らかとなるので、詳
細な説明は省略する。但し、特に注目すべき点
は、加算器18の出力信号YH(占有周波数帯域
=1.5/2)を伝送するために、サンプル変換器
20を用いて1.5の標本化周波数に変換している
ことである。かくして、2:1:1符号化方式に
よる輝度信号Yと、高域輝度成分YHとを得るこ
とができる。 色差信号についても同様に得得ることができ
る。すなわち、4:2:2符号化方式で符号化さ
れた色差信号を遮断周波数c=0.5(4=13.5M
Hz)のローパスフイルタに導入し、このローパス
フイルタの出力信号を2→1にサンプル変換すれ
ばよい。 最後に、低レベルの符号化フアミリーとして知
られている3:1:0符号化方式を記録・再生す
る場合について述べる。この3:1;0符号化方
式は、第12図に示すように色差信号を線順次に
て伝送する方式であり、かかる方式による信号を
記録する場合には、単にR−Y信号もしくはB−
Y信号を無視して情報エリア(第3図参照)に書
き込まれないよう制御をするか、または記録され
ていても再生側で利用しなければよい。 この3:1:0符号化方式により符号化された
信号を記録する場合には既述の2:1:1符号化
方式と同様、180サンプル(8×180=1440ビツ
ト)ぶんの情報エリアが余つてしまうので、輝度
信号の高域成分を併せて記録することも可能であ
る。その手法は、2:1:1+YH符号化方式に
おける場合と同様であるので、詳しい説明は省略
する。 これに対し、第13図に示す4:1:0符号化
方式により符号化した信号を記録する場合には、
3:1:1符号化方式による符号化信号を記録す
る場合と同一の情報エリア(53×48ブロツク;第
3図参照)を必要とするので、輝度信号の高域成
分まで併せて記録する余地はない。 [効果] 以上詳述したとおり、本発明によれば、高品位
テレビジヨン信号および現行テレビジヨン信号の
1フイールドを基本単位として同一のビツト配列
を有する記録信号に変換することができるので、
高品位テレビジヨン方式と現行テレビジヨン方式
とに共通して使用し得るデイジタルVTRを実現
することが可能となる。 かかる共用形デイジタルVTRの実現により、
製造工程にあつては製造コストを廉価にし、ま
た、放送局などにおいては放送設備の効率的運用
ならびに番組保存設備の効率的かつ経済的利用を
図ることができる。
第1図は本発明の一実施例である共用形デイジ
タルVTRの概略構成図、第2図は本発明に係る
走査線数変換過程の説明図、第3図は本実施例に
記録すべき1フイールドの信号構成図、第4図は
第3図に示す信号構成の基本単位である1ブロツ
クのビツト構成を示す図、第5図Aおよび第5図
Bは3:1:1符号化方式によつて符号化した信
号のビツト構成図、第6図は高品位テレビジヨン
信号のビツト構成図、第7図は本実施例に記録さ
れる高品位テレビジヨン信号の走査線数を示す
図、第8図A〜Cは2:1:1符号化方式による
符号化信号に対して高域輝度成分を付加する過程
を示す線図、第9図は非線形量子化処理を説明す
る線図、第10図は第8図A〜Cに示す過程に基
づいて得られる信号のビツト構成図、第11図は
4:2:2符号化方式による信号を本実施例に記
録するための信号変換回路図、第12図は3:
1:0符号化方式を説明する図、第13図は4:
1:0符号化方式を説明する図である。 2……機構部、4……記録・再生信号処理回
路、6,8……インタフエース回路、10……方
式切り換え手段、12,14……ローパスフイル
タ、16,20……サンプル変換器、18……加
算器、22……非線形量子化器。
タルVTRの概略構成図、第2図は本発明に係る
走査線数変換過程の説明図、第3図は本実施例に
記録すべき1フイールドの信号構成図、第4図は
第3図に示す信号構成の基本単位である1ブロツ
クのビツト構成を示す図、第5図Aおよび第5図
Bは3:1:1符号化方式によつて符号化した信
号のビツト構成図、第6図は高品位テレビジヨン
信号のビツト構成図、第7図は本実施例に記録さ
れる高品位テレビジヨン信号の走査線数を示す
図、第8図A〜Cは2:1:1符号化方式による
符号化信号に対して高域輝度成分を付加する過程
を示す線図、第9図は非線形量子化処理を説明す
る線図、第10図は第8図A〜Cに示す過程に基
づいて得られる信号のビツト構成図、第11図は
4:2:2符号化方式による信号を本実施例に記
録するための信号変換回路図、第12図は3:
1:0符号化方式を説明する図、第13図は4:
1:0符号化方式を説明する図である。 2……機構部、4……記録・再生信号処理回
路、6,8……インタフエース回路、10……方
式切り換え手段、12,14……ローパスフイル
タ、16,20……サンプル変換器、18……加
算器、22……非線形量子化器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 高品位テレビジヨン信号および現行テレビジ
ヨン信号のいずれにも適用可能な、同一ビツト構
成を有するデイジタル録画信号を形成するにあた
り、 500ビツト以上1000ビツト以下の情報ビツトか
らなるデータを単一の情報ブロツクとして選定
し、 前記情報ブロツクを複数個配列することによ
り、記録ヘツドにて記録すべきデイジタル信号の
1行を形成し、 少なくとも、3:1:1コンポーネント符号化
方式テレビジヨン信号における250ライン分を収
容し得るよう、ほぼ正方形状に配列した複数の前
記デイジタル信号の列方向ブロツク数を10の整数
倍に選定して、高品位テレビジヨン信号および現
行テレビジヨン信号の1フイールドをそれぞれ記
録信号に変換し、 さらに水平および垂直パリテイブロツクを付加
して、デイジタルVTRに記録可能な信号とする
ことを特徴とするデイジタル録画信号の形成方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59273143A JPS61152180A (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 | ディジタル録画信号の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59273143A JPS61152180A (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 | ディジタル録画信号の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61152180A JPS61152180A (ja) | 1986-07-10 |
JPH0578994B2 true JPH0578994B2 (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=17523715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59273143A Granted JPS61152180A (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 | ディジタル録画信号の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61152180A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63155877A (ja) * | 1986-12-18 | 1988-06-29 | Sony Corp | デジタルvtr |
JPH01265681A (ja) * | 1988-04-18 | 1989-10-23 | Hitachi Ltd | 磁気記録再生装置 |
JP2708499B2 (ja) * | 1988-09-27 | 1998-02-04 | キヤノン株式会社 | 記録装置 |
US6002536A (en) | 1990-07-06 | 1999-12-14 | Hitachi Ltd. | Digital transmission signal processing system and recording/reproducing system |
JP3882257B2 (ja) * | 1997-04-03 | 2007-02-14 | ソニー株式会社 | 記録再生装置および方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56144682A (en) * | 1980-04-11 | 1981-11-11 | Sony Corp | Recording and reproducing device for digital video signal and audio signal |
-
1984
- 1984-12-26 JP JP59273143A patent/JPS61152180A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56144682A (en) * | 1980-04-11 | 1981-11-11 | Sony Corp | Recording and reproducing device for digital video signal and audio signal |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61152180A (ja) | 1986-07-10 |
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