JPH057875A - 電解水製造装置 - Google Patents

電解水製造装置

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Publication number
JPH057875A
JPH057875A JP3188334A JP18833491A JPH057875A JP H057875 A JPH057875 A JP H057875A JP 3188334 A JP3188334 A JP 3188334A JP 18833491 A JP18833491 A JP 18833491A JP H057875 A JPH057875 A JP H057875A
Authority
JP
Japan
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water
ionized water
circulating
anode
electrolytic cell
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Withdrawn
Application number
JP3188334A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Ikebe
勉 池辺
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Eagle Industry Co Ltd
Original Assignee
Eagle Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Eagle Industry Co Ltd filed Critical Eagle Industry Co Ltd
Priority to JP3188334A priority Critical patent/JPH057875A/ja
Publication of JPH057875A publication Critical patent/JPH057875A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルカリイオン水Waと酸性イオン水Wbを
単独で選択的に得るとともに、捨て水の量を少なくす
る。 【構成】 水を電解してアルカリイオン水Waと酸性イ
オン水Wbをそれぞれ生成する一対の電解槽20,30
を設け、一方の電解槽20には陰極室20Aから延びる
開閉自在な出水路L3 と陽極室20Bを通る循環水路L
5 を設け、他方の電解槽30には陽極室30Bから延び
る開閉自在な出水路L4 と陰極室30Aを通る循環水路
6 を設け、両循環水路L5 ,L6 を共通のトラップ槽
40を経由させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、健康用、医療用として
有用な酸性イオン水及びアルカリイオン水を得る電解水
製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電解水製造装置では、原水を電解
することによって、同時に同量のアルカリイオン水(陰
極水)と酸性イオン水(陽極水)が得られる。このう
ち、アルカリイオン水は飲用として、慢性下痢、消化不
良、胃腸内異常発酵に対する効能や、制酸用として医療
効果が認められている。また、酸性イオン水は弱酸性の
アストリンゼンとして美容に効果が認められている(薬
務広報第595号)。
【0003】ところで、アルカリイオン水の用途が飲用
に限定されているのに対し、酸性イオン水は、風呂、シ
ャワー、洗顔等に用いられるため、その使用量は、アリ
カリイオン水と比較すると、10〜100倍に達する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電解水製造装置では、アルカリイオン水と酸性イオン水
が同量得られることから、例えば飲料用としてアルカリ
イオン水のみを必要とする場合は、同時に製造される酸
性イオン水が全て捨て水となってしまい、逆に、洗顔用
として酸性イオン水のみを得ようとする場合は、同時に
製造されるアルカリイオン水が全て捨て水になってしま
うといった欠点があった。
【0005】本発明は、上記のような問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、アルカリイオン
水と酸性イオン水を単独で選択的に得ることができ、捨
て水の量を少なくすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る電解水製造装置は、入水路から供給し
た水を電解してアルカリイオン水と酸性イオン水を生成
する電解槽を一対設け、一方の電解槽には陰極室から延
びる開閉自在な出水路と陽極室を通る循環水路を設け、
他方の電解槽には陽極室から延びる開閉自在な出水路と
陰極室を通る循環水路を設け、両循環水路を共通のトラ
ップ槽を経由させたものである。
【0007】
【作用】上記構成によると、出水路が陰極室から延びる
一方の電解槽はアルカリイオン水供給用として、また、
出水路が陽極室から延びる他方の電解槽は酸性イオン水
供給用として機能するもので、一方の電解槽の出水路を
開き、他方の電解槽の出水路を閉じることによって、水
はアルカリイオン水供給用の一方の電解槽にのみ供給さ
れ、この電解槽の陽極室で生成される不要な酸性イオン
水を循環水路内で循環させることによって、捨て水を発
生させずにアルカリイオン水を単独で得ることができ
る。
【0008】逆に、他方の電解槽の出水路を開き、一方
の電解槽の出水路を閉じることによって、水は酸性イオ
ン水供給用の他方の電解槽にのみ供給され、この電解槽
の陽極室で生成される不要な酸性イオン水を循環水路内
で循環させることによって、捨て水を発生させずにアル
カリイオン水を単独で得ることができる。
【0009】また、一方の電解槽の陽極室を通る酸性イ
オン水の循環水路と、他方の電解槽の陰極室を通るアル
カリイオン水の循環水路が、共通のトラップ槽を経由す
ることによって、循環水が中和されるため、そのイオン
濃度の上昇が緩和される。
【0010】
【実施例】次に、本発明の電解水製造装置を、図1に示
す一実施例を参照しながら説明すると、10は乳酸カル
シウム添加槽、20,30は電解槽である。これらの電
解槽20,30は、それぞれ内部を隔膜21,31によ
って陰極室20A,30Aと陽極室20B,30Bに分
割されるとともに、陰極室20A,30A内には陰極板
1,4が設けられ、陽極室20B,30B内には陽極板
2,5が設けられ、この陰極板1,4と陽極板2,5は
それぞれ整流器(直流電源)3,6を介して接続されて
いる。
【0011】隔膜21,31には、 0.1〜0.5 μm程度
の無数の微細孔を有する多孔質の膜が用いられ、また、
陰極板1,4及び陽極板2,5は、ステンレス鋼、チタ
ン、白金、フェライト、カーボン等が用いられる。
【0012】乳酸カルシウム添加槽10から延びる入水
路L0 は、中途で入水路L1 ,L2に分岐し、入水路L1
は電磁弁である入水弁V1 を通って一方の電解槽20
の陰極室20Aと陽極室20Bに接続されるとともに、
入水路L2 は同様に電磁弁である入水弁V2 を通って他
方の電解槽30の陰極室30Aと陽極室30Bに接続さ
れている。
【0013】一方の電解槽20は、陰極室20Aから延
びて電磁弁である出水弁V3 を設けたアルカリイオン水
Wa(陰極水)の出水路L3 と、陽極室20Bからトラ
ップ槽40及び循環ポンプ50Bを通って再び陽極室2
0Bへ還流する循環水路L5を有する。また、他方の電
解槽30は、陽極室30Bから延びて電磁弁である出水
弁V4 を設けた酸性イオン水Wb(陽極水)の出水路L
4 と、陰極室30Aから前記トラップ槽40及び循環ポ
ンプ50Aを通って再び陰極室30Aへ還流する循環水
路L6 を有する。入水路L1 からの水W0 は、逆止弁V
5 ,V6 を介して循環水路L5 ,L6にも補給されるよ
うになっている。
【0014】L5',L6'はバイパス水路で、循環水路L
5 ,L6 で循環させる酸性イオン水Wbまたはアルカリ
イオン水Waは、その大部分がバイパス水路L5',L6'
を経由し、一部のみが電解槽20の陽極室20Bまたは
電解槽30の陰極室30Aを経由するようになってい
る。
【0015】以上の構成において、原水Wは乳酸カルシ
ウム添加槽10に供給され、ここで適量の乳酸カルシウ
ムが添加される。乳酸カルシウムは、主に飲用としての
効果が認められているため、アルカリイオン水供給用の
配管、すなわち一方の電解槽20の陰極室20Aへの水
路にのみ設置しても良く、目的によっては、設置しなく
ても良い。
【0016】一方の電解槽20はアルカリイオン水供給
用として、また、他方の電解槽30は酸性イオン水供給
用として機能するもので、例えばアルカリイオン水Wa
のみを得ようとする場合には、電解槽20側の出水弁V
3 を開弁し、電解槽30側の出水弁V4 を閉弁すること
によって、乳酸カルシウム添加槽10からの水Woが、
入水路L1 及び入水弁V1を通じて電解槽20の陰極室
20A及び陽極室20Bに供給される。このとき、電解
槽20側の整流器3をONすると、陰極室20Aでは陰
極板1によって水Woが還元され、すなわち−電解によ
って、次の反応が起こる。 2H2O +2e+→2OH- +H2 一方、電解槽20の陽極室20Bでは陽極板2によって
水Woが酸化され、すなわち+電解によって、次の反応
が起こる。 2H2O →2H++2e-+O2
【0017】この反応によって陰極室20A内に生成さ
れた水酸化物イオンOH- 及び陽極室20B内に生成され
た水素イオンH+は、極性の強い水分子と会合するので、
隔膜21を通過しにくい大きさで存在し、隔膜21が水
分子を自由に通過させることによって、電気分解を可能
にしている。このため、陰極室20A内では水酸化物イ
オンOH- の濃度が高くなり、pHが上昇し、アリカリイ
オン水Waが生成される一方、陽極室20B内では水素
イオンH+の濃度が高くなり、pHが低下し、酸性イオン
水Wbが生成される。
【0018】陰極室20Aのアルカリイオン水Waは、
出水路L3 からそのまま飲料用に供給される一方、不要
である陽極室20Bの酸性イオン水Wbはトラップ槽4
0へ送られ、循環ポンプ50Bによって循環水路L5
循環するため、捨て水として排出されないようになって
いる。
【0019】また、酸性イオン水Wbのみが必要な場合
は、電解槽30側の出水弁V4 を開弁し、電解槽20側
の出水弁V3 を閉弁することによって、乳酸カルシウム
添加槽10からの水Woが、入水路L2 及び入水弁V2
を通じて電解槽30の陰極室30A及び陽極室30Bに
供給されるため、整流器6をONすることによって上記
と同様に水Woが電解される。
【0020】そして、陽極室30Bに生成された酸性イ
オン水Wbは、出水路L4 からそのまま風呂用、洗濯用
などに供給され、不要である陰極室30Aのアルカリイ
オン水Waはトラップ槽40へ送られて循環ポンプ50
Aによって循環水路L6 を循環するため、捨て水として
排出されないようになっている。
【0021】アルカリイオン水Wa及び酸性イオン水W
bの双方を必要とする場合は、出水弁V2 ,V3 を共に
開弁させ、整流器3,6をONにして、両電解槽20,
30で上記電解を行なう。
【0022】ここで、トラップ槽40は、電解槽20側
の循環水路L5 と電解槽30側の循環水路L6 が共有す
るものであることから、循環水路L5 の酸性イオン水W
bと循環水路L6 のアリカリイオン水Waはトラップ槽
40で混合する。このため、トラップ槽40では酸性イ
オン水Wbの水素イオンH+とアリカリイオン水Waの水
酸化物イオンOH- から、次の中和反応が起こる。 H++OH- →H2O
【0023】したがって、循環水路L5 あるいはL6
循環する循環水の水素イオンH+あるいは水酸化物イオン
OH- の濃度の上昇が緩和される。循環水の水素イオンH+
の濃度または水酸化物イオンOH- の濃度が所定以上に高
くなった場合は、トラップ槽40内の循環水を排水路L
7 から排水し、逆止弁V5 またはV6 を介して水Woを
補給する。
【0024】なお、本発明は上記一実施例に限定される
ものではない。例えば先に述べたとおり、乳酸カルシウ
ム添加槽10の設置は任意であり、また、整流器3は出
水弁V3 と連動させ、整流器6は出水弁V4 と連動させ
て、電解槽20,30のうち水Woが供給される側が自
動的にONになるようにしても良い。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電解水製造装置によると、次のような効果を奏する。 (1)アルカリイオン水及び酸性イオン水を、それぞれ
必要に応じ、単独で得ることができる。 (2)アルカリイオン水及び酸性イオン水を、同時に必
要量だけ得ることができる。 (3)アルカリイオン水供給用の電解槽で生成される不
要な酸性イオン水、及び酸性イオン水供給用の電解槽で
生成される不要なアルカリイオン水は、それぞれの循環
水路を循環させるようにしたので、イオン濃度が上昇し
たトラップ水を定期的に交換すれば良く、しかも、双方
の循環水路に共通のトラップ槽を経由することによって
中和され、循環水路内のイオン濃度の上昇が抑制される
ため、トラップ水の排水による捨て水の量を著しく少な
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1,4 陰極板 2,5 陽極板 3,6 整流器 20,30 電解槽 20A,30A 陰極室 20B,30B 陽極室 40 トラップ槽 50A,50B 循環ポンプ L0 ,L1 ,L2 入水路 L3 ,L4 出水路 L5 ,L6 循環水路 V1 ,V2 入水弁 V3 ,V4 出水弁 W 原水 Wa アルカリイオン水 Wb 酸性イオン水

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 入水路から供給した水を電解してアルカ
    リイオン水と酸性イオン水をそれぞれ生成する電解槽を
    一対設け、一方の電解槽には陰極室から延びる開閉自在
    な出水路と陽極室を通る循環水路を設け、他方の電解槽
    には陽極室から延びる開閉自在な出水路と陰極室を通る
    循環水路を設け、両循環水路を共通のトラップ槽を経由
    させたことを特徴とする電解水製造装置。
JP3188334A 1991-07-03 1991-07-03 電解水製造装置 Withdrawn JPH057875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3188334A JPH057875A (ja) 1991-07-03 1991-07-03 電解水製造装置

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JP3188334A JPH057875A (ja) 1991-07-03 1991-07-03 電解水製造装置

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JPH057875A true JPH057875A (ja) 1993-01-19

Family

ID=16221800

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JP3188334A Withdrawn JPH057875A (ja) 1991-07-03 1991-07-03 電解水製造装置

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JP (1) JPH057875A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021522988A (ja) * 2018-11-27 2021-09-02 アルカメディ カンパニー リミテッド 入水口と出水口が区分され且つ積層式電解槽と流路切換装置が備えられたイオン水器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021522988A (ja) * 2018-11-27 2021-09-02 アルカメディ カンパニー リミテッド 入水口と出水口が区分され且つ積層式電解槽と流路切換装置が備えられたイオン水器

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981008