JP2001246383A - 電解水生成装置 - Google Patents

電解水生成装置

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JP2001246383A
JP2001246383A JP2000063639A JP2000063639A JP2001246383A JP 2001246383 A JP2001246383 A JP 2001246383A JP 2000063639 A JP2000063639 A JP 2000063639A JP 2000063639 A JP2000063639 A JP 2000063639A JP 2001246383 A JP2001246383 A JP 2001246383A
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water
aqueous solution
hypochlorous acid
electrode side
solution
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JP2000063639A
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English (en)
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Yoshikazu Hamazaki
嘉和 濱崎
Ryohei Yamamoto
良平 山本
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AIKEN KOGYO KK
Original Assignee
AIKEN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】塩酸等の薬品によるpH調整によらないで、塩
化ナトリウムを添加した水を電解して酸性の次亜塩素酸
含有水溶液を安定して生成する方法と装置を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】陰電極側で生成された水酸イオンを含んだ
強アルカリ水の一部を陽電極側で生成された強酸性水に
混合させることにより、混合水溶液全体は相対的に水素
イオンが多くなり、酸性の次亜塩素酸ナトリウム水溶液
を得ることが可能となる装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有隔膜電解槽を使用
して酸性の次亜塩素酸含有水溶液を生成する装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、次亜塩素酸ナトリウム水溶液は一
般的には苛性ソーダ溶液(水酸化ナトリウム水溶液)に
塩素ガスを吸収させて製造する。一方、塩化ナトリウム
水溶液を隔膜を用いずに電解する方法によっても、次亜
塩素酸ナトリウム水溶液を生成できることが知られてい
る。塩化ナトリウム水溶液を無隔膜で電解する方法によ
る次亜塩素酸ナトリウム水溶液を生成する簡便な装置が
提供され、殺菌効果のある水として使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】次亜塩素酸ナトリウム
水溶液の殺菌作用は、次亜塩素酸ナトリウム水溶液の次
亜塩素酸が主な働きをしているとの説が一般的であり、
一方、その水溶液中の次亜塩素酸と次亜塩素酸イオンの
存在比率は水溶液のpHによって変化し、pH6からp
H2の範囲ではほとんどが次亜塩素酸で存在して殺菌効
果も高く、pH7以上の範囲では次亜塩素酸イオンの比
率が高くなりpH6からpH2の場合に比べて殺菌効果
は低いことが知られている。塩化ナトリウム水溶液を無
隔膜で電解する方法により次亜塩素酸ナトリウム水溶液
を生成すると、生成される次亜塩素酸ナトリウム水溶液
のpHは原水のpHに影響されるが、一般的に中性もし
くはアルカリ性になる。そこで安定して酸性の次亜塩素
酸ナトリウム水溶液を生成するために、使用する原水に
あらかじめ塩酸等を混ぜて酸性にする方法が考案され、
「塩酸水溶液に食塩を溶解させた電解次亜塩素酸殺菌水
製造用添加液の特許第2627101号」や「塩化ナト
リウムを添加した水と塩酸を添加した水を混合し、これ
を無隔膜電解槽で電解してpH3から7に調整可能な殺
菌水製造方法の特許第2619756号」がある。しか
し、この原水に塩酸を添加する方法による酸性の次亜塩
素酸ナトリウム水溶液の生成方法は、塩酸の管理取扱上
の不便さと危険性があり、かつ、イメージ的にもよくな
い印象を使用者に与えることやコストがかかる等の欠点
がある。そこで、本発明は塩酸等の薬品によるpH調整
によらないで、塩化ナトリウムを添加した水を電解して
酸性の次亜塩素酸含有水溶液を安定して生成する方法と
装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、次のような手段をとる。一般に塩化ナトリウムを添
加した水溶液を電解すると、陽電極側では酸素ガスと塩
素ガスが発生し、陰電極側では水素ガスが発生する。ま
た陰電極側では同時に水酸イオンとナトリウムイオンが
結合して苛性ソーダが生成される。無隔膜の電解槽では
これらの陰電極側の生成水と陽電極側の生成水が電解槽
内部で混合され、次亜塩素酸ナトリウム水溶液が生成さ
れる。陽電極側では同時に水が酸化されて酸素分子にな
る酸化反応により相対的に水素イオンが増えて酸性にな
り、陰電極側では水が還元されて水素分子になる還元反
応により相対的に水酸イオンが増えてアルカリ性になる
が、混合されることにより相対的には変化が少ないこと
になり、pHは生成水全体としては原水に比べて大きな
変化はないことになる。このことは有隔膜の電解槽で電
解し、電解槽外部で陰電極側の生成水と陽電極側の生成
水を混合した場合も同様のことが言える。そこで陰電極
側で生成された水酸イオンを含んだ強アルカリ水の一部
を陽電極側で生成された強酸性水に混合させることによ
り、混合水溶液全体は相対的に水素イオンが多くなり、
酸性の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を得ることが可能と
なる装置を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の第一実施例を図1に基づ
いて説明する。給水口(9)より供給された水は、添加
ポンプ(7)によって塩化ナトリウム水溶液を添加され
る。この水溶液は有隔膜電解槽(1)で電気分解され
る。有隔膜電解槽(1)は陽電極(2)と陰電極(3)
は隔膜を介して対向に設けられており、陽電極(2)と
陰電極(3)は電極端子により有隔膜電解槽(1)外部
に取り出し、電気的に接続する。有隔膜電解槽(1)内
部に於いて、陽電極(2)側では水が酸化されて酸素分
子になる酸化反応により相対的に水素イオンが増えて強
酸性水が生成され、陰電極(3)側では水が還元されて
水素分子になる還元反応により相対的に水酸イオンが増
えて強アルカリ水が生成される。そこで、有隔膜電解槽
(1)の下流側の強酸性水路、及び強アルカリ水路をそ
れぞれ分岐させ、強酸性水路と強アルカリ水路を繋ぐ。
また、強アルカリ水路の分岐よりも更に下流側に強アル
カリ水の水量調整器(6)を設ける。前記水量調整器
(6)を調整することにより、強酸性水と一部の強アル
カリ水が混合され、混合水溶液全体は相対的に水素イオ
ンが多くなる。つまり、前記水量調整器(6)を調整す
ることにより次亜塩素酸の割合の多いpH3からpH6
の次亜塩素酸含有水溶液を得ることが可能となる。
【0006】また、強酸性水路と強アルカリ水路を結ぶ
水路に混合開閉器(4)を設けることにより前記混合開
閉器(4)が閉じているときは、強酸性水及び強アルカ
リ水を得ることが可能となる。
【0007】混合開閉器(4)及び水量調整器(5)は
既存の有隔膜式の強電解水生成装置に取り付けて使用す
ることでも同様の効果を得ることが可能である。
【0008】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。次
亜塩素酸含有水溶液による細菌や大腸菌に対する殺菌力
は、水溶液中の有効塩素である次亜塩素酸及び次亜塩素
酸イオンの存在比率の影響が多大で、次亜塩素酸イオン
に比べて次亜塩素酸の殺菌力がより強力であることが知
られている。次亜塩素酸の存在比率は水溶液のpHによ
って異なり、pH5付近で存在率が最も高くなることが
知られている。そこで本発明のように、強酸性水と一部
の強アルカリ水を混合させることにより、塩酸等の薬品
によるpH調整によらないで、酸性の次亜塩素酸含有水
溶液を得ることが可能となり、低濃度の次亜塩素酸含有
水溶液で十分な殺菌効果を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例を示す概要図である。
【符号の説明】
1 ・・・有隔膜電解槽 2 ・・・陽電極 3 ・・・陰電極 4 ・・・混合開閉器 5 ・・・水量調整器 6 ・・・添加ポンプ 7 ・・・塩化ナトリウム水溶液 8 ・・・給水口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水に塩化ナトリウムを添加し、有隔膜
    電解槽で電気分解して陽極室から強酸性水を陰極室から
    強アルカリ水を生成する装置に於いて、生成された強ア
    ルカリ水の一部を任意の割合で強酸性水と混合させる機
    構を設け、酸性の次亜塩素酸含有水溶液を生成すること
    を特徴とする電解水生成装置。
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