JPH0578700A - 工業用皮革の軟化ならびに延ばし作業用多叩解板をもつた連桿機械 - Google Patents
工業用皮革の軟化ならびに延ばし作業用多叩解板をもつた連桿機械Info
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Abstract
した下方叩解板(7’,7'')の同数に面する複数の上
方叩解板(6’,6'')の間にある皮革を進行させるコ
ンベヤベルト(3,4)を有してなる工業用皮革ならび
にその同類を軟化しそして延ばし作業を施す多叩解板を
伴った機械である。それぞれの板は相対する板に形成さ
れた補完形状をもった凹部(11’,11'')と共動す
るようにした突起(10’,10'')を備えている。対
面する板のそれぞれの対体は可動板と固定板を有する。
モータ(M’,M'')は、それぞれの可動板を個々の固
定板に対して接離するように交番的に運動させる。同期
化プーリ(21’,21'')が設けられていて、隣接す
る可動板の振動周波数を平衡化するようにモータに作用
する。
Description
そして延ばし作業を施すための多叩解板を具備した機械
に関し、この機械は、隣接する叩解板の対体を皮革前進
方向に形成するように、同数の下方叩解板に対面する複
数の上方叩解板の間に介在してなる皮革前進手段から成
る種類の機械である。対面する板のそれぞれの対体にお
いて、板の1方は固定され、他方の板は可動となってい
る、そして可動板は適当なモータ手段によって対面する
固定板に対して接離運動を交番的に行い運動できるよう
になっている。すでに公知となっている方法では、それ
ぞれの板は突起を有しこの突起は対抗する板に設けられ
た補完形状をもつ凹部と嵌合し作動するようになってい
る。
維を生産するのであって、これは連桿作業として公知で
あり、この作業は乾燥後、皮革に軟かさと可撓性とをも
どすために適用される。
83012で開示されている連桿機械では、一対の叩解
板が用いてある。この公知の機械の能力と生産性を増す
ために、皮革の前進方向に互いに他の板の後に並べた形
の多叩解板が連続した形で用いられている。それぞれの
個々の叩解板に対するモータは、装着されているモータ
の電力と容積とを制限するためにも用いられている。
による利益をもたらすが、一般に認められている若干の
問題をかかえている。実際問題として、それぞれの叩解
板を作動するモータは同一種類ではあるが、これらのモ
ータは回転速さと最大伝達力において差があり、従って
各種の叩解板に対して厳密には同一の振動周波数を保証
することはできない。更に、この叩解板の振動により、
機械の支持枠は、全体的に、相当大きい振動を受けるの
であって、この振動は偏心質量及び振動緩衡支持体によ
りその一部だけが緩衡されるにすぎない。振動周波数の
相違により、これらの板は、頭初に同一位相位置におか
れていても、これらの板が周期的に同一位相内に達する
までは、これら板の同期化を失っていく傾向がある。機
械はこのように鋭い動揺と若干の雑音とを伴う共振ピー
クに周期的にさらされる。
械の支持構造に破損を強いることになり、特に溶接部分
において破損をもたらし、その結果平均寿命が低減し、
また時には、修理の必要性を生じ、機械操作の干渉も生
ずることになる。
は機械構造の振動による危険を防止するため叩解板の振
動を毎分当り大体550〜570叩解という値と云う周
波数に最高限度が決められてしまうことである。
供することによって上述の諸問題を除こうとするもので
あって、この機械は、操作の最大の静粛性と均一性及び
高度の信頼性と生産性という特性をもった多叩解板を伴
う連桿機械である。
特定な目的があって、それは、叩解板の振動中の共振を
防止する多叩解板を伴った連桿機械を提供することであ
る。
多叩解板のそれよりも高い振動周波数を用いしかもそれ
に原因する共振を生ずることのない多叩解板を伴った連
桿機械を提供することにある。
その他の目的については、工業用皮革及びその同類に対
する多叩解板を伴った連桿機械によって達成されるので
あって、この連桿機械は、支持枠を含み、前記支持枠は
皮革前進用手段を支持し、複数の上方叩解板が含まれ、
前記上方叩解板は皮革前進方向において板の隣接する対
体を形成するように個々の下方叩解板に対面して成り、
前記板のそれぞれは補完形状をもつ凹部と嵌合する突起
を具備し、前記凹部は前記板の反対側に形成され、対面
する板の各対体は可動板と固定板とを有して成り、固定
板に対して交番的に接離作動する前記可動板を作動させ
るために前記可動板上に作用するように設けられてなる
モータ手段が含まれており、この連桿機械は隣接する可
動板の振動周波数と平衡するため前記モータ手段に作用
する同期化手段を具備してなる。
する板の交番運動を一定に逆相に保持するように選定さ
れることである。
は、添付の図面における非限定的実施例によってのみ図
示された本発明に係る多叩解板を伴った機械の好適だが
非排他的実施態様に関する説明から明白となるであろ
う。
号1で示される本発明に係る連桿機械は、支持枠2を含
みこの支持枠は強力な鋼製梁から成り一対のコンベヤベ
ルト3と4で構成される皮革前進手段を支持し、これら
コンベヤベルトは処理される皮革Pを取り込んで相互に
接触させる隣接部分を有する。
ト3と4の隣接部分に対して相対する両側に並べられて
いる。図の実施態様においては、2つの対体5’と5''
とが見られるが、それらの個数は機械の生産性を増す上
での必要条件に従って増やすことができる。特に、それ
ぞれの対体は、処理される皮革の相対する両側にそれぞ
れ並べられている上方板6と下方板7で構成されてい
る。板の第1対体5’は下方板7’の反対側に並んだ上
方板6’により形成され、これに対して第2対体5''は
下方板7''に面する上方板6''により構成されている。
は、腕8’及び8''により、支持枠2に装着される支持
体9’及び9''に蝶番結合される。上方板6’と6''と
は更に、下方板7’と7''の中に形成された補完形状を
もつ凹部11’と11''と共動する突起10’と10''
を具備してなる。
凹部11’と11''の間の相互の噛合いと解放とを行わ
させるように固定板7’と7''とに対して接離を交番的
に行わさせるように、支点9及び9''の周囲に、可動板
6’と6''とを、選定した大きさと周波数で振動させる
ように設けられている。このモータ手段は、ピボット1
3’と13''とをクランク14’と14''とに連結する
連結桿12’と12''により構成できる。ピボット1
3’と13''とは板6’と6''とに堅固に連結される。
クランク14’と14''とはそれぞれの主軸15’と1
5''とに堅固に連結される。これらの軸は支持枠2上に
回転自在に装着され、しかも適当な伝達ベルト16’及
び16''により個々のモータM’及びM''により回転さ
れる。
には、個々のフライホイール17’と17''とは個々の
主軸15’と15''とに固定され、しかも偏心質量1
8’と18''とを与えられる。フライホイール17’,
17''は軽量化用穴19’,19''を任意に設けること
ができ、これらの穴は板の運動を平衡化し、しかも機械
の振動を少くとも部分的に低減するように構成されてい
る。
20が設けられていて、これは、隣接する叩解板6’と
6''の振動周波数を平衡化するためにモータ手段に作用
する。
を図解しており、この同期化手段は、軸15’及び1
5''にそれぞれキー止めされていて適当な歯付きベルト
22により相互に接合されている一対の歯付きプーリ2
1’と21''から成る。歯付きベルト22を一定な張力
下におくために張力付与ローラ23を備えることが可能
である。プーリ21’と21''とは同一の直径と同一の
歯数をもつよう選定され、その結果、軸15’と15''
との間伝達比が1:1となる。これらプーリはクランク
14’と14''とを厳密に逆相に保つように軸15’と
15''上に角度をとってキー止めされるということが更
に注目される。
化手段は、端末歯車25’と25''とがその上にキー止
めされた伝達軸24で構成され、前記歯車は、軸15’
と15''とに堅固に連結された歯車26’と26''と噛
み合う。この場合にも伝達比は1:1に等しくなるよう
に選ばれ、クランク14’と14''とは逆相である。
0’を更に備えることは明らかに可能であり、これによ
り、図1にやはり破線で略図的に示されている第3の叩
解板6''' の回転周波数をやはり平衡化することを意図
している。
てその他の主軸の何れのものでもその回転周波数は厳密
に同一であり、これに対してクランクは叩解板6’,
6''及び6''' の振動を機械の操作中に逆相に保持する
ように方向づけられている。
図したねらいならびに目的を完全に達成しているという
ことがこれまでに観察され、また特に、在来の多叩解板
機械にとって典型的な共振現象をこの機械は除くという
ことが観察される。この機械はもっと高速で、毎分当り
650回近辺の打撃数(たたく作業)の周波数で、しか
も共振現象を生ずることなく、大体20%の生産性向上
をもって運転可能であるということを決定することが更
に加えて可能である。このように構成された機械は数多
くの改造や変更がなされ易いが、それらの全ては添付の
特許請求の範囲で決定される発明の概念の範囲内にあ
る。このように同期化手段の中に含まれた伝達要素部品
は、同等の装置、例えばカルダン軸と自在継手、あるい
は水圧もしくは電気的な伝動器機或いは同等の装置と交
換可能でこれらは特許請求の範囲にうたわれた発明概念
の範囲内に入る。個々の主軸に連結された複数のモータ
の代りに、適当な伝達要素部品により全ての主軸に連結
される単独モータとすることが更に可能である。
詳細図である。
叩解板 8’,8''…腕 9’,9''…支持体 10’,10''…突起 11’,11''…凹
部 12’,12''…連結桿 13’,13''…ピ
ボット 14’,14''…クランク 15’,15''…主
軸 16’,16''…伝達ベルト 17’,17''…フ
ライホイール 18’,18''…偏心質量 19’,19''…軽
量化穴 20…同期化手段 21’,21''…歯
付きプーリ 24…伝達軸 25’,25''…端
末歯車 26’,26''…歯車
Claims (10)
- 【請求項1】 工業用皮革類用多叩解板を伴った連桿機
械であって、支持枠を含み、前記支持枠(2)は皮革前
進用手段(3と4)を支持し、複数の上方叩解板(6’
と6'')が含まれ、前記上方叩解板は皮革前進方向にお
いて板の隣接する対体(5’と5'')を形成するように
個々の下方叩解板(7’と7'')に対面して成り、前記
板のそれぞれは補完形状をもつ凹部(11’と11'')
と嵌合する突起(10’と10'')を具備し、前記凹部
は前記板の反対側に形成され、対面する板の各対体は可
動板と固定板とを有して成り、固定板に対して交番的に
接離作動する前記可動板を作動させるために前記可動板
上に作用するように設けられてなるモータ手段が含まれ
ており、この連桿機械は隣接する可動板の振動周波数と
平衡するため前記モータ手段に作用する同期化手段(2
0)を具備してなることを特徴とする連桿機械。 - 【請求項2】 前記同期化手段(20)は隣接する板
(6’と6'')の交番運動を一定に逆相に保持するよう
にしたことを特徴とする請求項1に記載の連桿機械。 - 【請求項3】 前記モータ手段は、それぞれの可動板
(6’と6'')に対して、回転運動を、主軸(15’と
15'')、連結桿(12’と12'')及びクランク(1
4’と14'')から成る振動運動に変換するために適当
な要素部品に連結する1基以上のモータ(M’とM'')
を有してなることを特徴とする請求項1に記載の連桿機
械。 - 【請求項4】 前記同期化手段(20)は、叩解板の各
対体の主軸(15’と15'')と隣接する対体の主軸と
の間に介在してなることを特徴とする請求項2に記載の
連桿機械。 - 【請求項5】 前記同期化手段(20)は1:1の速度
伝達比をもつ伝達要素部品を有してなることを特徴とす
る請求項4に記載の連桿機械。 - 【請求項6】 前記伝達要素部品は、前記隣接する主軸
のクランク(14’と14'')間のオフセットが180
°に等しくなるようにプリセットされることを特徴とす
る請求項5に記載の連桿機械。 - 【請求項7】 前記作動伝達要素部品は、隣接する主軸
(15’と15'')上にキー止めされ適当な歯つきベル
ト(23)により連結されている歯つきプーリ(21’
と21'')の対体から成ることを特徴とする請求項6に
記載の連桿機械。 - 【請求項8】 前記運動伝達要素部品は傘歯車対体を具
備した伝達軸、カルダン伝動軸もしくはその同類品、及
び、1:1の速度伝達比をもった電子式速度制御器とそ
の同類品を伴った種類の要素部品の中から選定されてな
ることを特徴とする請求項5に記載の連桿機械。 - 【請求項9】 それぞれの可動叩解板は単独電気モータ
(M’とM'')により作動されることを特徴とする請求
項1に記載の連桿機械。 - 【請求項10】 全ての可動叩解板に対して単独作動モ
ータを有してなることを特徴とする請求項1に記載の連
桿機械。
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