JPH0578526U - 射出成形機の型締装置 - Google Patents

射出成形機の型締装置

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JPH0578526U
JPH0578526U JP1764592U JP1764592U JPH0578526U JP H0578526 U JPH0578526 U JP H0578526U JP 1764592 U JP1764592 U JP 1764592U JP 1764592 U JP1764592 U JP 1764592U JP H0578526 U JPH0578526 U JP H0578526U
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JP
Japan
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die plate
moving
moving die
mold
mold clamping
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Application number
JP1764592U
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English (en)
Inventor
沢 政 男 広
澤 進 一 田
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動ダイプレートの減速距離を短くする。 【構成】 固定ダイプレート6に、固定側金型5を取付
ける。移動ダイプレート8に、移動側金型7を取付け
る。移動ダイプレート8を、タイバー10に沿って移動
させる。移動ダイプレート8の下端に、摺動板12上を
スライドする摺動ブロック13を取付ける。摺動ブロッ
ク13に、電磁石コイル16を埋め込む。型締シリンダ
9を伸長させ、移動ダイプレート8を固定ダイプレート
6に近付ける。移動側金型7が固定側金型5に当たる直
前に、電磁石コイル16に給電する。すると、電磁石コ
イル16と摺動板12との間に、電磁吸引力が発生し、
移動ダイプレート8が減速する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、射出成形機の型締装置に係り、特に移動ダイプレートの減速距離を 短くすることができる型締装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、射出成形機においては、固定ダイプレートに取付けられた固定側金型 と、移動ダイプレートに取付けられた移動側金型とを対向配置するとともに、前 記移動ダイプレートを、移動ダイプレート支持装置で支持しつつ直線移動させ、 両金型の型閉じおよび型開きを行なう型締装置が用いられている。
【0003】 ところで従来、この型締装置としては、伸長死点での出力により型締力を得る ようにしたリンク機構を用いたものが知られており、この種の型締装置では、型 開閉時間を1秒間以下にすることも可能である。
【0004】 ところがこの種の型締装置においては、前述のように、リンク機構の伸長死点 での出力により型締力を得るようにしているため、伸長死点を金型毎に調整する 必要があり、その作業に熟練を要するという問題がある。また、この伸長死点は 、リンクや金型の温度変化により微妙に変化するため、伸長死点を金型毎に正確 に調整した場合でも型締力が変化し、成形の安定および金型の精度維持が困難で あるという問題がある。
【0005】 そこで最近では、型の組合わされた位置で安定した出力が得られるようにする ため、油圧シリンダ等を用いた直圧型の型締装置が多用されるようになってきて いる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、直圧型の型締装置においては、機構的な伸長死点がないため、移動 時の慣性力を相手型に吸収させることなく、充分に減速してから相手型と組合わ せるようにするため、その減速点を設定して制御する必要がある。
【0007】 この減速制御には、メータアウト、メータイン等の油圧回路の速度制御方法を 用い、型開閉ストローク通過点に設けたスイッチからの信号により、型開閉動作 を行なう油圧シリンダへの供給油圧の油量を、減少調整して減速する方法が採ら れるが、この種の速度制御方法は、いずれも油温の変化や各部の温度、金型重量 、滑り面の潤滑状態等の変化により、減速制御の信号位置を一定にした場合であ っても、減速を開始する位置が変化してしまうという問題がある。このため、長 時間の連続成形運転においては、減速制御の信号位置を安全サイドに設定せざる を得ず、ために成形サイクルが長くならざるを得ない。
【0008】 一方、型開閉のストロークは、成形品の離形、取出作業のために自ずと決めら れてしまうため、この決められたストロークを短時間で移動させるためには、型 開閉ストロークの高速距離を長くし、減速距離を可及的短くする必要がある。
【0009】 本考案は、このような点を考慮してなされたもので、移動ダイプレートの減速 距離を可及的短くして生産性を向上させることができ、しかも減速効果を安定さ せて金型精度を維持し、信頼性を向上させることができる射出成形機の型締装置 を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成する手段として、固定ダイプレートに取付けられた 固定側金型と移動ダイプレートに取付けられた移動側金型とを対向させて設け、 前記移動ダイプレートを、移動ダイプレート支持装置で支持しつつ直線移動させ 、両金型の型閉じおよび型開きを行なう射出成形機の型締装置において、前記移 動ダイプレートまたは移動ダイプレート支持装置の少なくともいずれか一方に、 移動ダイプレートのその移動速度を減速させるための電磁力発生手段を設けるよ うにしたことを特徴とする。
【0011】
【作用】
本考案に係る射出成形機の型締装置においては、移動ダイプレートまたは移動 ダイプレート支持装置の少なくともいずれか一方に、電磁力発生手段が設けられ 、この電磁力発生手段で発生する電磁吸引力により、型閉じと型開き限の直前の 移動ダイプレートが減速される。このため、大きな減速力が常に安定して移動ダ イプレートに与えられ、減速距離の短縮および減速効果の安定を図ることが可能 となる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を図面を参照して説明する。
【0013】 図1および図2は、本考案の第1実施例に係る射出成形機を示すもので、この 射出成形機1は、射出装置2と、フレーム3上に搭載された型締装置4とから構 成されている。
【0014】 射出装置2は、溶融した原料を後述する金型5,7内に射出するための装置で あり、この射出装置2は、図示しない駆動機構により、図1において左右方向に 移動駆動されるようになっている。
【0015】 一方、型締装置4は、図1に示すように、固定側金型5を着脱可能に保持する 固定ダイプレート6と、移動側金型7を着脱可能に保持する移動ダイプレート8 とを備えており、移動ダイプレート8は、型締シリンダ9の伸縮作動により、固 定ダイプレート6に対して直線移動し、両金型5,7の型閉じおよび型開きを行 なうようになっている。そして、移動ダイプレート8の直線移動は、4本のタイ バー10とスライドガイド装置11とからなる移動ダイプレート支持装置により 案内されるようになっている。
【0016】 各タイバー10は、図1および図2に示すように、移動ダイプレート8の四隅 部に摺動可能に貫通配置されており、その一端は、固定ダイプレート6に固定さ れ、他端は図示しない固定側に固定されている。そして、これら4本のタイバー 10は、型締力の保持とともに移動ダイプレート8のスライドをガイドするよう になっている。
【0017】 また、スライドガイド装置11は、フレーム3上に設置した摺動板12上を摺 動する摺動ブロック13と、移動ダイプレート8の下端に固設され摺動ブロック 13との間で楔効果を得る楔部材14とを備えており、摺動ブロック13は、楔 部材14との間での相対移動によりガタツキを吸収した後、調節ボルト15によ り移動ダイプレート8に固定されるようになっている。
【0018】 摺動ブロック13内には、電磁吸引力を発生させるための電磁石コイル16が 埋設されており、この電磁石コイル16への給電により、摺動板12との間に電 磁吸引力が発生し、この電磁吸引力により、移動ダイプレート8に安定した大き な減速力が与えられるようになっている。
【0019】 次に、本実施例の作用について説明する。
【0020】 両金型5,7の型閉じに際しては、まず型締シリンダ9を伸長作動させる。す ると、移動ダイプレート8は、4本のタイバー10およびスライドガイド装置1 1に案内されて直線移動し、移動側金型7が固定側金型5に接近して型閉じがな される。
【0021】 ところで、移動ダイプレート8が、予め設定された減速点まで移動してくると 、型締シリンダ9は、メータアウト、メータイン等で速度制御され、移動ダイプ レート8は減速することになるが、これと併せて、移動ダイプレート8が型閉じ 直前まで移動してくると、電磁石コイル16に給電される。すると、摺動板12 との間で電磁吸引力が発生し、移動ダイプレート8に、安定した大きな減速力が 与えられる。
【0022】 一方、両金型5,7の型開きに際しては、まず型締シリンダを縮小作動させる 。すると、移動ダイプレート8は、4本のタイバー10およびスライドガイド装 置11に案内されて直線移動し、移動側金型7が固定側金型5から離間して型開 きがなされる。
【0023】 ところで、移動ダイプレート8が、予め設定された減速点まで移動してくると 、型締シリンダ9は、メータアウト、メータイン等で速度制御され、移動ダイプ レート8は減速することになるが、これと併せて、移動ダイプレート8が型開き 限の直前まで移動してくると、電磁石コイル16に給電される。すると、摺動板 12との間で電磁吸引力が発生し、移動ダイプレート8に、安定した大きな減速 力が与えられる。
【0024】 このように電磁石コイル16で発生する電磁吸引力により、移動ダイプレート 8を減速するようにしているので、安定した大きな減速力が得られ、減速制御の 信号位置を安全サイドに設定しなくても、また長時間の連続成形運転においても 、移動側金型7が減速前に固定側金型5に当たってしまうといった不具合がない 。このため、型開閉ストローク中の高速距離を長くし、減速距離を可能な限り短 くすることができ、生産性を向上させることができる。また、相互の金型5,7 が減速前に衝突することがないので、金型5,7の損傷を防止し、長期間金型5 ,7の精度を維持することができる。
【0025】 また、電磁石コイル16は、スライドガイド装置11に設けられているので、 金型5,7の大きさや型開閉ストロークに関係なく、最適位置で作動させること ができる。
【0026】 なお、前記第1実施例においては、電磁石コイル16を摺動ブロック13に設 ける場合について説明したが、摺動板12に設けるようにしてもよく、また両方 に設けるようにしてもよい。
【0027】 図3および図4は、本考案の第2実施例を示すもので、電磁石コイル16の設 置位置を変更したものである。
【0028】 すなわち、電磁石コイル16は、移動ダイプレート8の各タイバー10貫通部 分にそれぞれ設置されており、各タイバー10との間で電磁吸引力を発生させる ようになっている。
【0029】 なお、その他の点については、前記第1実施例と同一構成となっており、作用 も同一である。
【0030】 このように電磁石コイル16を4箇所に設けているので、電磁吸引力による減 速力が移動ダイプレート8に均等に付与され、移動ダイプレート8にかかるショ ックを少なくすることができる。
【0031】 なお、前記第2実施例においては、4本のタイバー10のすべてに電磁石コイ ル16を設ける場合について説明したが、例えば対角2箇所タイバー10のみに 電磁石コイル16を設けるようにしてもよい。
【0032】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、電磁力発生手段で発生する電磁吸引力により、 移動ダイプレートを減速するようにしているので、移動ダイプレートの減速距離 を可及的短くして生産性を向上させることができ、しかも減速効果を安定させて 金型精度を維持し、信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る射出成形機を示す構
成図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】本考案の第2実施例に係る射出成形機を示す構
成図。
【図4】図3のIV−IV線断面図。
【符号の説明】
1 射出成形機 2 射出装置 4 型締装置 5 固定側金型 6 固定ダイプレート 7 移動側金型 8 移動ダイプレート 9 型締シリンダ 10 タイバー 11 スライドガイド装置 12 摺動板 13 摺動ブロック 16 電磁石コイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定ダイプレートに取付けられた固定側金
    型と移動ダイプレートに取付けられた移動側金型とを対
    向させて設け、前記移動ダイプレートを、移動ダイプレ
    ート支持装置で支持しつつ直線移動させ、両金型の型閉
    じおよび型開きを行なう射出成形機の型締装置におい
    て、前記移動ダイプレートまたは移動ダイプレート支持
    装置の少なくともいずれか一方に、移動ダイプレートの
    その移動速度を減速させるための電磁力発生手段を設け
    たことを特徴とする射出成形機の型締装置。
JP1764592U 1992-03-30 1992-03-30 射出成形機の型締装置 Pending JPH0578526U (ja)

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JP1764592U JPH0578526U (ja) 1992-03-30 1992-03-30 射出成形機の型締装置

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JPH0578526U true JPH0578526U (ja) 1993-10-26

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JP1764592U Pending JPH0578526U (ja) 1992-03-30 1992-03-30 射出成形機の型締装置

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JP (1) JPH0578526U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101403780B1 (ko) * 2011-10-21 2014-06-03 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 사출성형기
KR20170011498A (ko) * 2015-07-23 2017-02-02 엘에스엠트론 주식회사 사출성형기의 형체장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101403780B1 (ko) * 2011-10-21 2014-06-03 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 사출성형기
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