JPH0578473U - ショット機の投射粒自動補給装置及び投射粒自動回収補給装置 - Google Patents

ショット機の投射粒自動補給装置及び投射粒自動回収補給装置

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JPH0578473U
JPH0578473U JP2654592U JP2654592U JPH0578473U JP H0578473 U JPH0578473 U JP H0578473U JP 2654592 U JP2654592 U JP 2654592U JP 2654592 U JP2654592 U JP 2654592U JP H0578473 U JPH0578473 U JP H0578473U
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shot
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shot machine
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雄一 山本
康高 稲原
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Tsubakimoto Chain Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ショット機に新たなショット或いはグリット
等(投射粒)を自動補給するための装置と、一旦使用し
た投射粒を自動回収し補給するための装置との提供。 【構成】 補給装置30は、ショット機10内の投射粒
Dが減ってくると、ショット機10のロータ16を回転
させるモータ15の負荷電流に応じて作動する電流計3
1の針35がスイッチ36を作動させ、バルブ33を開
き、圧縮エアKによって投射粒タンク34内の新たな投
射粒D1をショット機10に供給する。針35は投射粒
の供給に応じて振れ、ある程度供給されると、スイッチ
37を作動させバルブ33を閉じ、供給を停止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ショット或いはグリット等(本考案ではこれらを総称して「投射粒 」と称する。)をワークの表面に打ちつけて冷間加工やスケール取り等の表面処 理を行なうショットピーニング或いはショットブラストに使用される機械(本考 案ではこのような機械を「ショット機」と称する。)において、新たな投射粒を 自動的に補給するための装置と、一旦使用した投射粒を自動的に回収し補給する ための装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のショット機に使用される投射粒は、モータによって回転するロ ータから遠心力を利用して放出され、ワークの表面に打ちつけられるようになっ ている。 投射体は、長期間の使用によって、何回もワークに打ちつけられるため、摩耗 し、徐々に小さくなる。所定の大きさ以下になった小粒の投射粒は、ワークに衝 突する力が弱まったり、グリットの場合角が無くなったりして、ついには表面処 理を行なうことができなくなる。 このため、小さくなった投射粒は、ショット機から自動的に排出されるように なっている。その一方で、作業員によって新たな投射粒が手動によって補給され るようになっている。
【0003】 投射粒の補給の時期は、ロータを回転させるモータの負荷電流値がショット機 内に在る投射粒の量に略々比例して変化することを利用して行なわれる。 すなわち、投射粒が減ると負荷電流値は低くなる。作業員は、制御盤に取付け られた電流計でモータの負荷電流値を定期的に読取り、所定の最小負荷電流値近 くになったとき、新たな投射粒を所定の最大負荷電流値近くなるまで手動によっ て補給し、ショット機内に所定量の投射粒が内在しているようにショット機を管 理している。なお、最小、最大負荷電流値に対応する目盛の間には、目盛を読み 易いように色が塗られている。 しかし、作業員は目盛りを読み間違うことがある。 そこで、このような問題点に対処する方法として、所定の最小負荷電流値にな ったとき自動的に警報を発する警報機又は警告灯を設け、作業員に投射粒が減っ たことを知らせる方法がとられている。
【0004】 一方、表面処理が施されたワークは、投射粒と混ざった状態で取出され、投射 粒と分離される。分離された投射粒は再度ショット機内に作業員によって手動で 投入されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このようなショット機によると、作業員が電流計を見誤る危険性は 少なくなるが、依然として放射粒を手動によってショット機内に投入しなければ ならず、ショット機の管理に手間を要するという問題点を有している。 又、ワークと分離された投射粒も作業員によってショット機内に投入しなけれ ばならず、同様にショット機の管理に手間を要するという問題点を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、第1に、モータによって回転するロータから放出される投射粒をワ ークに打ちつけて前記ワークの表面に加工を施すショット機において、前記モー タの負荷電流の所定の下限、上限値に応じて開閉作動するバルブと、前記バルブ を通過する圧縮エアによって前記ショット機に送り込まれる投射粒を貯めておく 投射粒タンクとを具えたショット機の投射粒自動補給装置により、第2に、投射 粒をワークに打ちつけて前記ワークの表面に加工を施すショット機において、前 記ショット機から取出された前記投射粒と前記ワークとを選別する選別手段と、 前記選別手段によって選別された前記投射粒を貯めておく投射粒タンクと、前記 投射粒タンク内の投射粒の量を検知する量検知センサーと、前記量検知センサー からの信号によって開閉させられ前記投射粒タンク内の前記投射粒を前記ショッ ト機内に送り込む圧縮エアの通過を許容するバルブとを具えたショット機の投射 粒自動回収補給装置により、前記の課題を解決した。
【0007】
【作用】
第1の装置は、ショット機内の投射粒が少なくなるに従って、モータの負荷電 流値も低くなることを利用している。負荷電流値が所定の下限値になると、その ことが検知されバルブが開かれる。 バルブが開くことによって、圧縮エアはショット機内に流れ込みながら、新し い投射粒を送り込み補給する。 投射粒の補給によって、ショット機内の投射粒の量が多くなり、負荷電流値が 増加する。 負荷電流値が所定の上限値になると、そのことが検知されバルブは閉じられる 。 閉じられたバルブは、圧縮エアの流れを遮断する。 これによって、投射粒の補給が停止させられ、ショット機内には、所定量の投 射粒が内在していることになる。
【0008】 第2の装置における投射粒とワークは、ワークの表面処理終了後に、混ざった ままの状態でショット機から取出され、選別手段によって選別される。そして、 投射粒は投射粒タンク内に回収される。 投射粒タンク内にある程度の量の投射粒が貯まると、量検知センサーは投射粒 の量を検知し、バルブを開く。 バルブが開くと、投射粒タンク内へ圧縮空気が流れ込む。 このとき、圧縮空気は、投射粒タンク内の投射粒をショット機に送り込む。 これによって、一旦使用された投射粒はショット機に供給され再使用される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 ショット機10は、スパイラル状の回転羽根11と、矢印A方向に循環移動す るバケットコンベヤ12と、回転する金網からなる裁頭円錐筒状のフィルタ13 と、投射粒Dの流れを遮断するゲート14と、モータ15によって回転するロー タ16と、3本の回転軸17,18,19に掛け渡され矢印B方向に循環移動す るベルトコンベヤ20とを有している。 なお、本考案で総称している投射粒Dの内、ショットは、ショットピーニング の際に使用される、鋼球、調質鋳鉄球、非鉄球、粒状に短くカットされたワイヤ 等であり、又、グリットは、ショットブラストの際に使用される角のある金属性 或いは樹脂製の粒状のものである。
【0010】 次に、ショット機10の動作を説明する。 ケーシング21の底部に溜まった投射粒Dは、回転羽根11の回転によってバ ケットコンベヤ12の下部に寄せられ、バケットコンベヤ12に掬いあげられて 、ケーシング21の上部へ運び上げられる。
【0011】 運び上げられた投射粒Dは、フィルタ13に送り込まれる。 フィルタ13は、先端131から後部132に向う途中から、金網の目が荒く なっている。このため、フィルタ13に送り込まれた投射粒Dの内、摩耗して、 小さくなった投射粒Dは、先端131付近の目の細かい部分から落下し、排出通 路22を経て集麈機(図示省略)に吸い取られ、ケーシング21の外部に排出さ れる。所望の大きさの投射粒Dは、フィルタ13の中間以降の部分から落下し、 ゲート14に流れ込む。誤って、投射粒D内に混入しているワークWは、フィル タ13の後部132から排出口23に落下し、外部へ取出される。従って、誤っ て投射粒Dに混入したワークWは、ロータ16に入り、ロータ16に損傷を与え るようなことがない。 ワークWは、例えば、チェーンの熱処理されたリンクプレート、ローラ等の小 物部品である。
【0012】 ゲートを通過した投射粒Dは、回転中のロータ16の筒状の軸24(図2参照 )に送り込まれる。投射粒Dは軸24に形成された複数のスリット25から出て 、羽根26に乗り、遠心力によって飛出し、ベルトコンベヤ20上のワークWに 打ちつけられる。 ベルトコンベヤ20を支持している1本の回転軸17は他の2本の回転軸18 ,19よりかなり高い位置に具えられている。このため、ワークWは矢印B方向 に循環移動するベルトコンベヤ20によって送られることなく、かき混ぜられ、 投射粒Dに略々均一に曝される。
【0013】 ワークWに打ちつけられた投射粒Dは、ベルトコンベヤ20からこぼれ落ち、 ケーシング21の底部に溜まり、回転羽根11によって、再度バケットコンベヤ 12に送り込まれる。 このようにして、投射粒Dは、ケーシング21内を循環して何回か使用される が、長期間の使用によって、摩耗し、大きさが小さくなる。小さくなった投射粒 Dは、表面処理を行なうことができにくくなるため、最後に、排出通路22から 集麈機によって外部へ自動的に取り出される。 従って、ショット機10内の投射粒Dは、徐々に減っていくため、新たな投射 粒を補給しなければならない。
【0014】 次に、投射粒自動補給装置について説明する。 投射粒自動補給装置30は、電流計31(スイッチ付電流計)と、制御回路3 2と、電磁弁(バルブ)33と、投射粒タンク34とを有している。 電流計31は、例えば、一般にメーターリレーと呼ばれている一種の継電器の ようなもので、モータの負荷電流に応じて振れる針35と、針35が所定の電流 値の範囲以上に振れたとき針35によって作動させられる一対のスイッチ36, 37とを有している。
【0015】 一対のスイッチ36,37は、負荷電流の所定の下限値、上限値に応じた位置 に設けられている。 負荷電流の下限値、上限値は、投射粒Dの大きさに応じて優れた表面処理加工 を得ることができる投射粒Dの量に対応して設定される。 なお、スイッチは、機械的なスイッチの他に、針が光を遮ったとき作動するフ ォトセンサを用いた光学的なスイッチ、針の磁化された部分が接近すると作動す る磁気センサを用いた磁気的なスイッチ等の無接点スイッチであってもよい。ま た、必ずしも、針の動きそのものと関連づける必要はなく、電流値を信号として 用いることもできる。
【0016】 制御回路32は、電流計31からの上記のような最小、最大負荷信号L,Hと 、補給可否識別信号Eとに基づいて電磁弁33に開閉動作を行なわせる開閉動作 信号Fを送る回路である。 最小負荷信号Lと最大負荷信号Hは、一対のスイッチ36,37が作動したと き発するようになっている。 補給可否識別信号Eは、モータ15と、回転羽根11と、バケットコンベヤ1 2と、フィルタ13との回転と、ゲート14の開とによって各部から送られて信 号のことである。この5箇所から送られてくる補給可否識別信号Eが揃ったとこ ろで、制御回路32は、ショット機10が作動状態であり且つ投射粒Dを何時で も補給することができる状態にあるということを判断する。
【0017】 電磁弁33は、制御回路32からの開閉動作信号Fに基づいてケーシング21 内への圧縮エアKの通過を制御するバルブである。 投射粒タンク34は、作業員によって補給された新たな投射体D1を貯めてお くためのタンクである。
【0018】 次に、投射粒自動補給装置30の動作を説明する。 一対のスイッチ36,37は、設定された負荷電流の最小値、最大値に対応す る位置に、予め設けられている。又、ショット機10のゲート14は所定量開い ている。 長期間の使用によって、ショット機10内の投射粒Dが少なくなるとモータ1 5の負荷電流値が低くなる。 負荷電流値が所定の最小電流値になると、針35はスイッチ36を作動させる 。スイッチ36は最小電流値になったことを最小負荷信号Lによって制御回路3 2に知らせる。
【0019】 制御回路32は、上記5箇所から送られてきた補給可否識別信号Eによって、 何時でも電磁弁33に開閉動作信号Fを送れる状態になっており、最小負荷信号 Lに基づき、電磁弁33に開閉動作信号Fを送る。 電磁弁33は、開閉動作信号Fによって開き、圧縮エアKをショット機10に 流れ込ませる。 圧縮エアKは、ショット機10に流れ込む途中において、投射粒タンク34( 図3参照)の下部に設けられたノズル40を通過し、投射粒タンク34内の投射 粒Dを流れに引き込むようにして、ショット機10の補給口27に新たな投射粒 D1を送り込む。ノズル40と、ノズル40に対向している受け口41の表面は 耐摩耗性を持たせるため表面硬化処理が施されている。
【0020】 投射粒Dの補給によって、ショット機10内の投射粒Dの量が多くなると、負 荷電流が増加する。 負荷電流が所定の最大負荷電流値Hになると、針35はスイッチ37を作動さ せ、制御回路32によって電磁弁33を閉じさせる。 電磁弁33の閉によって、圧縮エアKの流れが遮断され、投射粒Dの補給は停 止される。 これによって、ショット機10内には、所定量の投射粒Dが内在していること になる。 このようにして、新たな投射粒D1がショット機10に自動的に送り込まれる ため、人手を煩わせることが無くなり、ショット機10の管理が容易になる。
【0021】 なお、電磁弁33は制御回路32によって作動するようになっているが、電流 計31を直接電磁弁33に接続し、電流計31の最小、最大負荷信号L,Hによ って開閉動作を行なうようにしてもよい。従って、制御回路32は必ずしも必要 ではない。この場合においても、モータが作動しない限り電流計も作動しないた め、ショット機10が作動状態であることがおのずと確認されて投射粒Dをショ ット機10に送り込むことになる。
【0022】 次に、投射粒自動回収補給装置について説明する。 投射粒自動回収補給装置50(図4参照)は、上記投射粒自動補給装置30を 利用した装置であって、一旦使用した投射粒Dを自動的に回収し且つショット機 10に自動的に送り込む装置である。 なお、図4に示すショット機は図1に示すショット機と同一構造であるため、 構造の説明は省略する。 投射粒自動回収補給装置50は、電流計51と、制御回路52と、振動選別機 (選別手段)53と、投射粒タンク54と、電磁弁(バルブ)55とを有してい る。 電流計51は、上記投射粒自動補給装置30の電流計31と同様に、針63と 一対のスイッチ64,65を有している。
【0023】 制御回路52は、上記投射粒自動補給装置30の制御回路32と同様に、電流 計51からの最小、最大負荷信号L,Hと、補給可否識別信号Eとに基づいて電 磁弁55に開閉動作を行なわせる開閉動作信号Fを送るようになっている。但し 、この制御回路52における補給可否識別信号Eは、投射粒タンク54に具えら れた投射粒Dの量を検出する量検出センサー56からも送られてくるようになっ ている。従って、量検出センサー56によって投射粒タンク54内の投射粒Dの 量が所定量以下になったことが検知されると、制御回路52は、電磁弁55に開 閉動作信号Fを送り、電磁弁55を閉じるようになっている。 振動選別機53は、複数のスプリング57,57に支えられたケーシング58 に振動を与え、ケーシング58の格子59の間から投射粒Dを落下させ、投射粒 DとワークWとを選別し、回収する機械である。
【0024】 投射粒タンク54は、振動選別機53のケーシング58の底部に形成された投 射粒排出口60の下方に設置されている。この投射粒タンク54の側面には、投 射粒Dの保有量を検知する量検出センサー56が設けられている。又、投射粒タ ンク54の底部には、上記投射粒タンク34と同様に、ノズル(図示省略)が設 けられている。 電磁弁55は、上記電磁弁33と同様に、制御回路52からの開閉動作信号F に基づいてショット機10のケーシング21への圧縮エアKの通過を制御するバ ルブである。
【0025】 次に、投射粒自動回収補給装置50の動作を説明する。 ショット機10による、ワークWの表面処理が終了すると、ショット機10の 前扉61を開け、ベルトコンベヤ20を矢印C方向に循環移動させ、ワークWと 投射粒Dを振動選別機53に送り込む。前扉61は、ワークWと投射粒Dが取出 された後に、閉じられる。 振動選別機53は、振動しながら、ワークWと投射粒Dを分ける。ワークWは ワーク受け62に落下する。又、投射粒Dは投射粒排出口60を通過して投射粒 タンク54に流れ込む。
【0026】 量検出センサー56の位置より上方まで投射粒Dが貯まると、制御回路52は 、電磁弁55に開閉動作信号Fを送り、電磁弁55を開く。 圧縮エアKは、電磁弁55を通過し、投射粒タンク54内の投射粒Dを流れに 引き込むようにして、ショット機10に流れ込む。 投射粒Dの量が減り、量検出センサー56より下方になると、量検出センサー 56は制御回路52に信号送り、電磁弁55を閉じさせる。 これによって、投射粒タンク54に投射粒Dが無くなったにも拘らず、圧縮エ アKをショット機10に送り続けるという無駄な動作はなくなる。 このようにして、一旦使用された投射粒Dは、再度ショット機10に送り込ま れ再使用され、ショット機10内の投射粒Dの量を略々一定に保持しておくこと ができる。 なお、投射粒タンク54には、新たな投射粒を入れ、電流計51によって、自 動的に投射粒Dを補給することもできることは勿論である。
【0027】 なお、電磁弁55は、制御回路52を介して量検出センサー56によって作動 するようになっているが、制御回路52を介さず、量検出センサー56によって 直接作動するようにしてもよい。従って、制御回路52は必ずしも必要としない 。 又、上記投射粒自動回収補給装置50は、電流計51を省略して、使用した投 射粒Dをショット機10に単に送り返すだけの装置としても使用することができ る。 そして、ショット機は、ロータの替わりに、圧縮エアKによって投射粒をワー クに打ちつけるようなショット機であってもよい。従って、上記投射粒自動回収 補給装置50は、ロータを有するショット機に限定されて使用されるものではな い。
【0028】 さらに、上記電磁弁33,55は、制御回路32,52からの信号によって閉 じるようになっているが、これを簡略化して、タイマー(図示省略)によって作 動させられるようにしてもよい。
【0029】 上記投射粒自動供給装置、投射粒自動回収供給装置は、次のような利点を有し ている。 (1) 投射粒の量に応じて変化するモータの負荷電流を利用して、投射粒の量を 検知するようにしているため、ショット機内の投射粒が常時略々一定になり、ワ ークの表面処理加工の品質を一定に保つことができる。 (2) チェーン用リンクプレート、ローラ等、疲労強度を必要とするワークの最 も安定したカバレージやアクハイトが得られる。 なお、カバレージ(被覆率)とは、投射粒を試験片に打ちつけたとき発生する 圧こん(凹み)の面積和を試験片の総面積で割った値をパーセントで表わした数 値をいう。 又、アークハイトとは、試験片の歪み量を言う。保持具に固定された試験片に 投射粒Dを打ちつけると、投射粒に曝された側の面が伸びる。保持具から試験片 を外すと、試験片は、太鼓橋のように湾曲し、中高になる。この中高量(単位ミ リ)をアークハイトという。 (3) 自動的に投射粒が補給されるため、ショット機と関連する他の機械及び装 置との間の省人化や無人運転が可能になる。 (4) 投射粒タンクに一度に多くの投射粒を入れることができ、ショット機の管 理が容易になる。
【0030】
【考案の効果】
請求項1の投射粒自動補給装置は、ショット機内の投射粒の量に応じて負荷電 流が変化することを利用して、自動的に新たな投射粒を補給し、ショット機内に 一定の範囲内の量の投射粒が内在しているようにしたので、ワークの表面処理を 確実に行なうことができ、ワークの品質を高め且つ安定させることができる。 又、新たな投射粒は投射粒タンク内に一度に多量に入れることができ且つ自動 的に補給されるため、省人化やショット機の無人運転が可能になり、ショット機 の管理が容易になる。 さらに、請求項1の投射粒自動補給装置を他の機械加工装置、熱処理装置等に 接続することによって、例えば、ワークの冷間加工、ばり取り加工、焼き入れ焼 き戻し後のスケール取り等を自動的に行なうことができ、各工程間の省人化や無 人運転が可能になり、ワーク加工ラインの管理が容易になる。 請求項2の投射粒自動回収補給装置は、ワークに加工を施した後の投射粒を自 動的にワークから選別して回収し、ショット機に送り込むことができるようにな っているため、一旦使用した投射粒の再使用を容易に行なえると共に、省人化や ショット機の無人運転が可能になり、ショット機の管理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の投射粒自動補給装置とショット機とを
組合わせた概略正面図であり、一部分断面で表わしてあ
る。
【図2】ロータの斜視図である。
【図3】投射粒タンクをノズルに沿って破断した断面図
である。
【図4】本考案の投射粒自動回収補給装置とショット機
とを組合わせた概略正面図であり、一部分断面で表わし
てある。
【符号の説明】
D 投射粒 D1 新たな投射粒 W ワーク K 圧縮エア 10 ショット機 15 モータ 16 ロータ 30 投射粒自動補給装置 31 電流計(スイッチ付電流計) 33,55 電磁弁(バルブ) 34,54 投射粒タンク 35,63 針 36,37,64,65 スイッチ 50 投射粒自動回収補給装置 53 振動選別機(選別手段) 56 量検出センサー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータによって回転するロータから放出
    される投射粒をワークに打ちつけて前記ワークの表面に
    加工を施すショット機において、前記モータの負荷電流
    の所定の下限、上限値に応じて開閉作動するバルブと、
    前記バルブを通過する圧縮エアによって前記ショット機
    に送り込まれる投射粒を貯めておく投射粒タンクとを具
    えたことを特徴とする、ショット機の投射粒自動補給装
    置。
  2. 【請求項2】 投射粒をワークに打ちつけて前記ワーク
    の表面に加工を施すショット機において、前記ショット
    機から取出された前記投射粒と前記ワークとを選別する
    選別手段と、前記選別手段によって選別された前記投射
    粒を貯めておく投射粒タンクと、前記投射粒タンク内の
    投射粒の量を検知する量検知センサーと、前記量検知セ
    ンサーからの信号によって開閉させられ前記投射粒タン
    ク内の前記投射粒を前記ショット機内に送り込む圧縮エ
    アの通過を許容するバルブとを具えたことを特徴とす
    る、ショット機の投射粒自動回収補給装置。
JP2654592U 1992-03-31 1992-03-31 ショット機の投射粒自動補給装置及び投射粒自動回収補給装置 Pending JPH0578473U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005110680A1 (ja) * 2004-05-19 2005-11-24 Sintokogio, Ltd. 投射処理装置
JP2010240763A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Shizuoka Eiken:Kk サンドブラスト装置

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