JPH0578247B2 - - Google Patents
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- JPH0578247B2 JPH0578247B2 JP58090535A JP9053583A JPH0578247B2 JP H0578247 B2 JPH0578247 B2 JP H0578247B2 JP 58090535 A JP58090535 A JP 58090535A JP 9053583 A JP9053583 A JP 9053583A JP H0578247 B2 JPH0578247 B2 JP H0578247B2
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- Japan
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- opening angle
- wire
- overhead electric
- electric wire
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- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 4
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、架空電線の外周に螺旋状で巻付け、
架空電線の着雪や風騒音を抑止する架空電線用巻
付体に関するものである。
架空電線の着雪や風騒音を抑止する架空電線用巻
付体に関するものである。
従来、架空電線の着雪や風騒音を抑止する方法
として、架空電線外周にアルミニウム等の金属か
らなる断面円形の巻付体を螺旋状に巻付ける方法
が知られている。
として、架空電線外周にアルミニウム等の金属か
らなる断面円形の巻付体を螺旋状に巻付ける方法
が知られている。
しかしながら、上記巻付体を巻付けた電線は、
降雨等水が電線に付着した場合には、この水又は
電線内部に浸み込んだ水が浸み出し、これが巻付
体外表面に球状の水滴となつて多数個付着し、こ
れからコロナ放電が発生し、コロナ騒音等の障害
を惹起する恐れがあつた。
降雨等水が電線に付着した場合には、この水又は
電線内部に浸み込んだ水が浸み出し、これが巻付
体外表面に球状の水滴となつて多数個付着し、こ
れからコロナ放電が発生し、コロナ騒音等の障害
を惹起する恐れがあつた。
一方、前記巻付体の表面を親水化処理し、巻付
体の表面に球状の水滴が多数付着することを防止
することも考え得るが、このようにした場合でも
巻付体に付着した水滴は、巻付体の電線下側に位
置した部分に集まり、これが表面張力により大き
な水滴となつて付着する。そして、この水滴は巻
付体表面を親水化処理したことにより、大きな曲
率の水滴となり、このため刷毛状のコロナ放電が
発生し、多きなコロナ騒音を発生してしまう恐れ
がある。
体の表面に球状の水滴が多数付着することを防止
することも考え得るが、このようにした場合でも
巻付体に付着した水滴は、巻付体の電線下側に位
置した部分に集まり、これが表面張力により大き
な水滴となつて付着する。そして、この水滴は巻
付体表面を親水化処理したことにより、大きな曲
率の水滴となり、このため刷毛状のコロナ放電が
発生し、多きなコロナ騒音を発生してしまう恐れ
がある。
本発明の目的は、架空電線用巻付体において、
降雨等があつても水が球状になつて多数付着する
ことを防止すると共に、巻付体の電線下側に位置
した部分に流れ集まつて付着する水滴が大きくな
らないように水切れ性を良くした架空電線用巻付
体を提供することにある。
降雨等があつても水が球状になつて多数付着する
ことを防止すると共に、巻付体の電線下側に位置
した部分に流れ集まつて付着する水滴が大きくな
らないように水切れ性を良くした架空電線用巻付
体を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、次のような
構成としたものである。
構成としたものである。
即ち、本発明は架空電線の外周に巻付ける架空
電線用巻付体において、該巻付体はその表面を親
水化処理してなると共に、その断面における反電
線側表面形状をハの字型に形成し、該ハの字型の
開き角を50度〜120度の開き角で形成してなる。
電線用巻付体において、該巻付体はその表面を親
水化処理してなると共に、その断面における反電
線側表面形状をハの字型に形成し、該ハの字型の
開き角を50度〜120度の開き角で形成してなる。
ここで開き角を50度〜120度の範囲に限定した
理由は、次の点にある。
理由は、次の点にある。
即ち、前記ハの字型の開き角を50度より小さく
した場合には、劣鋭度が強くなり、それだけ巻付
体の電線下側に位置した部分に流れた水に対する
表面張力を及ぼす面積が小さくなり、従つて水切
れ性がよくなり大きな水滴となる恐れが少なくな
るが、反面降雨等がない晴天時において開き角が
50度より小さくなるとコロナ放電が急激に大きく
なつてしまうからである。
した場合には、劣鋭度が強くなり、それだけ巻付
体の電線下側に位置した部分に流れた水に対する
表面張力を及ぼす面積が小さくなり、従つて水切
れ性がよくなり大きな水滴となる恐れが少なくな
るが、反面降雨等がない晴天時において開き角が
50度より小さくなるとコロナ放電が急激に大きく
なつてしまうからである。
また、前記ハの字型の開き角が120度を超える
と、晴天時等におけるコロナ放電によるコロナ騒
音は120度以下の場合と略同一であるが降雨時等
においては120度を超えるとコロナ騒音が急激に
増大してしまうからである。
と、晴天時等におけるコロナ放電によるコロナ騒
音は120度以下の場合と略同一であるが降雨時等
においては120度を超えるとコロナ騒音が急激に
増大してしまうからである。
本発明を第1図及び第2図に示した一実施例に
基づき更に詳細に説明する。
基づき更に詳細に説明する。
図において1は本発明になる巻付体、2は該巻
付体1を巻付けた架空電線を示す。
付体1を巻付けた架空電線を示す。
巻付体1は螺旋状にプレフオームしたアルミニ
ウム製ロツドからなり、その内径は架空電線2の
外径より僅かに小さくしてある。
ウム製ロツドからなり、その内径は架空電線2の
外径より僅かに小さくしてある。
また、この巻付体1の外表面は親水化処理を施
してある。この親水化処理としては100〜150メツ
シユの砂、シヨツトでサンドブラストを施して表
面を阻面化し、更にこれを蒸留水により煮沸して
ベーマイド処理を施してなる。
してある。この親水化処理としては100〜150メツ
シユの砂、シヨツトでサンドブラストを施して表
面を阻面化し、更にこれを蒸留水により煮沸して
ベーマイド処理を施してなる。
更に、上記巻付体1の断面形状は、略正三角形
としてあると共にその頂部には夫々半径2〜3mm
の曲率で面取りを施してある。
としてあると共にその頂部には夫々半径2〜3mm
の曲率で面取りを施してある。
従つて、この場合の開き角θは略60度であり、
架空電線2側の面はプレフオームした際の内側面
3となる。
架空電線2側の面はプレフオームした際の内側面
3となる。
尚、巻付体1の断面形状は三角形状に限らず、
例えば第3図に示すように全体として扇形状のも
のとしてもよく、また開き角は50度〜120度の範
囲で選定でき、要は反電線側表面形状をハの字型
に形成し、該ハの字型の開き角を50度〜120度の
開き角で形成してあればよい。
例えば第3図に示すように全体として扇形状のも
のとしてもよく、また開き角は50度〜120度の範
囲で選定でき、要は反電線側表面形状をハの字型
に形成し、該ハの字型の開き角を50度〜120度の
開き角で形成してあればよい。
次に、本発明の効果確認試験結果につき、第4
図及び第5図に基づき説明する。
図及び第5図に基づき説明する。
第4図は断面円形で無処理のアルミニウムロツ
ドからなる巻付体(従来品)と、サンドブラスト
及びベーマイト処理を施し、断面形状を第2図に
示したものと同様形状にしたもの(本発明品)と
を、夫々複数本製造し、これらを架空電線に巻付
け同一条件で水を振りかけて夫々のコロナ騒音を
計測した結果を示したものである。
ドからなる巻付体(従来品)と、サンドブラスト
及びベーマイト処理を施し、断面形状を第2図に
示したものと同様形状にしたもの(本発明品)と
を、夫々複数本製造し、これらを架空電線に巻付
け同一条件で水を振りかけて夫々のコロナ騒音を
計測した結果を示したものである。
横軸は夫々のサンプルの最大表面電位傾度
(KV/cm)を示し、縦軸はコロナ騒音の程度
(dB(A))を示し、また実線は本発明品、一転鎖線
は従来品を夫々示す。
(KV/cm)を示し、縦軸はコロナ騒音の程度
(dB(A))を示し、また実線は本発明品、一転鎖線
は従来品を夫々示す。
図から明らかなように、本発明品は従来品に比
べ格段とコロナ騒音が低下している。
べ格段とコロナ騒音が低下している。
また、第5図は表面処理と反電線側表面形状を
尖形状とした点は同一としてあるが、尖形状部分
の開き角を種々変えたものを複数本製造し、これ
らについて晴天時と降雨時とにおけるコロナ騒音
を計測した結果を示す。
尖形状とした点は同一としてあるが、尖形状部分
の開き角を種々変えたものを複数本製造し、これ
らについて晴天時と降雨時とにおけるコロナ騒音
を計測した結果を示す。
図において横軸は開き角、縦軸は騒音の程度
(dB(A))、実線は降雨時、鎖線は晴天時の結果を
夫々示す。
(dB(A))、実線は降雨時、鎖線は晴天時の結果を
夫々示す。
図からも明らかなように、開き角が50度より小
さい場合においては晴天時の騒音レベルが急激に
増大し、開き角が120度を超えると降雨時の騒音
レベルが急激に増大している。
さい場合においては晴天時の騒音レベルが急激に
増大し、開き角が120度を超えると降雨時の騒音
レベルが急激に増大している。
また、降雨時の水滴の状態を詳細に観察したと
ころ、開き角が120度を超えると水滴は表面張力
により急激に大きくなつていた。
ころ、開き角が120度を超えると水滴は表面張力
により急激に大きくなつていた。
更に、開き角が50度より小さい場合には水切れ
性がよく水滴が大きくなることはなかつたが、晴
天時には尖状となりすぎ、これからコロナが発生
した。
性がよく水滴が大きくなることはなかつたが、晴
天時には尖状となりすぎ、これからコロナが発生
した。
尚、図示していないが第3図に示したものも同
様の結果が得られた。
様の結果が得られた。
しかして本発明巻付体によれば、表面を親水化
処理したから、巻付体に付着する水滴の個数を減
じ得、それだけコロナ騒音を抑止できる。また巻
付体の断面における反電線側表面形状をハの字型
に形成し、該ハの字型の開き角を50度〜120度の
開き角で形成したから、降雨時等においては水滴
に対して表面張力を及ぼす面積が小さく、水切れ
性がよく水滴が大きくなることがなく、従つて従
来のように刷毛状のコロナ発生が抑止され、それ
だけコロナ騒音を抑止し得る。
処理したから、巻付体に付着する水滴の個数を減
じ得、それだけコロナ騒音を抑止できる。また巻
付体の断面における反電線側表面形状をハの字型
に形成し、該ハの字型の開き角を50度〜120度の
開き角で形成したから、降雨時等においては水滴
に対して表面張力を及ぼす面積が小さく、水切れ
性がよく水滴が大きくなることがなく、従つて従
来のように刷毛状のコロナ発生が抑止され、それ
だけコロナ騒音を抑止し得る。
また、開き角の度合も50度以上であるから、晴
天時においてもコロナ発生が少なく、コロナ騒音
が少なく等の効果を奏する。
天時においてもコロナ発生が少なく、コロナ騒音
が少なく等の効果を奏する。
第1図は本発明架空電線用巻付対の一実施例を
説明する説明図、第2図は第1図に示した本発明
になる架空電線用巻付体の拡大断面図、第3図は
他の実施例を示す断面図、第4図及び第5図は本
発明架空電線用巻付体の効果確認試験結果を夫々
示す説明図である。 1……架空電線用巻付体、2……架空電線、3
……架空電線側面、θ……開き角。
説明する説明図、第2図は第1図に示した本発明
になる架空電線用巻付体の拡大断面図、第3図は
他の実施例を示す断面図、第4図及び第5図は本
発明架空電線用巻付体の効果確認試験結果を夫々
示す説明図である。 1……架空電線用巻付体、2……架空電線、3
……架空電線側面、θ……開き角。
Claims (1)
- 1 架空電線の外周に巻付ける架空電線用巻付体
において、該巻付体はその表面を親水化処理して
なると共に、その断面における反電線側表面形状
をハの字型に形成し、該ハの字型の開き角を50度
〜120度の開き角で形成したことを特徴とする架
空電線用巻付体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58090535A JPS59216415A (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | 架空電線用巻付体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58090535A JPS59216415A (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | 架空電線用巻付体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59216415A JPS59216415A (ja) | 1984-12-06 |
JPH0578247B2 true JPH0578247B2 (ja) | 1993-10-28 |
Family
ID=14001100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58090535A Granted JPS59216415A (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | 架空電線用巻付体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59216415A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2534266B2 (ja) * | 1987-07-09 | 1996-09-11 | 古河電気工業株式会社 | 電線の風騒音防止用巻付け体の製造方法 |
EP0981192A4 (en) * | 1998-03-14 | 2001-01-10 | Furukawa Electric Co Ltd | HEAT DISSIPATOR FOR A TRANSMISSION LINE, TRANSMISSION LINE COMPRISING THE HEAT DISSIPATOR, AND METHOD FOR INSTALLING THE HEAT DISSIPATOR ON THE TRANSMISSION LINE |
-
1983
- 1983-05-23 JP JP58090535A patent/JPS59216415A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59216415A (ja) | 1984-12-06 |
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