JPH0578222U - ベッドにおけるボード取付け構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に着脱のできるベッドにおけるボード取
付け構造を提供する。 【構成】 メインフレーム２のベッド１長手方向端部に
経緯された取付け穴３に、締め付け部材４を介してヘッ
ドボード５（フットボード）を取り付ける。前記締め付
け部材４は、受け枠６と、この受け枠６下部に設けた中
空円柱部材７と、締め付け操作ノブ８と締め付け操作ノ
ブ８に取り付けた締め付けボルト９と、ナット１０とを
有し、前記中空円柱部材７とナット１０とが接触する面
を傾斜面１１、１２とし、前記締め付けボルト９を受け
枠６を介して中空円柱部材７に挿通させると共にナット
１０に螺入する構成とする。 【効果】 簡単な操作で工具無しで着脱が可能であり、
梱包がしやすく、在宅用のベッドに適用すれば、大きな
利点となる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は簡単に着脱のできるベッドにおけるボード取付け構造に関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、ベッドには、長手方向端部において、頭側および脚側に枠やボード類 が設けられている。ボードの場合、頭側のボードはヘッドボード、脚側の方のボ ードはフットボードと通常、称されている。かかる枠やボードには、身の周りの 生活物品を置いたり、治療器具を保持したりする収納棚等を設けることかできる 。また、ボードは、他の製品と識別できるような家具としての装飾的な意味合い もあり、さらにボードは、ついたてのような役割を有し、使用者に落ち着きをも たらすことができる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、最近わが国は、老人人口が増え、高齢化社会に突入しており、在宅 医療の必要性が高まり、そのためのベッドの需要が高まっている。かかるベッド は、住宅事情や、宅配輸送の上から、比較的小さな構成体に分離して運送し、簡 単に組立ての可能な構造のベッドが適しており、そのために、様々な構造の物が 製品化されてきている。 本考案はこのようなベッドにおいて、簡単な操作で工具無しで着脱の可能な、 ベッドにおけるボード取付け構造を提案することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記した課題を解決するために、本考案は、ベッドのメインフレームのベッド 長手方向端部に取付け穴を設けて、締め付け部材を介して前記取付け穴に取り付 けられるボードにおいて、前記締め付け部材は、受け枠と、この受け枠下部に設 けた中空円柱部材と、締め付け操作ノブと締め付け操作ノブに取り付けた締め付 けボルトと、ナットとを有し、前記中空円柱部材とナットとが接触する面を傾斜 面とし、前記締め付けボルトを受け枠を介して中空円柱部材に挿通させると共に ナットに螺入する構成としたものである。

【０００５】

【作用】

メインフレームのベッド長手方向端部に、取付け穴にナット、中空円柱部材を 差し入れて締め付けボルトを挿通し、締め付け操作ノブを操作して、締め付けボ ルトを螺入していくと、中空円柱部材とナットが互いに傾斜面を介して圧接して いき、中空円柱部材に側方への変位力が生じ、取付穴内面を押圧する。このため 、ボードは、がたつくことなく、メインフレームに取り付けられる。

【０００６】

【実施例】

次に、本考案にかかるベッドにおけるボード取付け構造について、一実施例を 挙げ、添付の図面を参照しながら以下説明する。 図１において、参照符号１はベッドを示し、このベッド１は、ベッド１のメイ ンフレーム２のベッド１長手方向端部に取付け穴３を設け、締め付け部材４を介 して取り付けられるヘッドボード５、フットボード（図示省略）を有するもので ある。

【０００７】 前記締め付け部材４は、受け枠６と、この受け枠６下部に設けた中空円柱部材 ７と、締め付け操作ノブ８と締め付け操作ノブ８に取り付けた締め付けボルト９ と、ナット１０とを有し、前記中空円柱部材７とナット１０とが接触する面を傾 斜面１１、１２とし、前記締め付けボルト９を受け枠６を介して中空円柱部材７ に挿通させると共にナット１０に螺入する構成としたものである（図２参照）。

【０００８】 前記受け枠６は、図３に示すように、コ型形状の金具であり、ヘッドボード５ のメインフレーム２に取り付けるべき下部両端部に形成された切り込み部１３に ビス１４により取り付けられる。かかる受け枠６の、対向する屈曲部１５には、 締め付けボルト９を挿通するための通孔１６が形成されている。また、ヘッドボ ード５において、前記屈曲部１５が当接する位置に、通孔１６に一致するように 、締め付けボルト９先端部を臨入させる穴１７が形成されている。

【０００９】 前記締め付け操作ノブ８は受け枠６の屈曲部１５間に嵌装されるものであり、 多数の縦筋が形成された円筒状のものである。締め付けボルト９は、前記締め付 け操作ノブ８を貫通すると共に、中間部において、ビス止めされる。

【００１０】 以上、本考案にかかるベッドにおけるボード取付け構造において、メインフレ ーム２のベッド長手方向端部に、取付け穴３にナット１０、中空円柱部材７を差 し入れて締め付けボルト９を挿通し、締め付け操作ノブ８を操作して、締め付け ボルト９をナット１０に螺入していくと、中空円柱部材７とナット１０が互いに 傾斜面１１、１２を介して圧接していき、中空円柱部材７に側方への変位力が生 じ、取付穴３内面を押圧する。このため、ヘッドボード５（フットボード）は、 がたつくことなく、メインフレーム２に取り付けられる。 なお、ヘッドボード５（フットボード）を取り外すときは、締め付け操作ノブ ８を逆に回転操作すれば良い。

【００１１】

【考案の効果】

本考案によれば、簡単な操作で工具無しで着脱が可能であり、梱包がしやすく 、在宅用のベッドに適用すれば、大きな利点となる。

【００１２】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案にかかるボード取付け構造を適用したベ
ッドの一例を示す斜視説明図である。

【図２】図１に示す取付け構造を有するボードの斜視説
明図である。

【図３】図２に示すボード取付け構造を構成する構成要
素の分解斜視説明図である。

【図４】本考案にかかるボード取付け構造の機能を説明
する要部断面説明図である。

【符号の説明】

１ ベッド ２ メインフレーム ３ 取付穴 ４ 締め付け部材 ５ ヘッドボード ６ 受け枠 ７ 中空円柱部材 ８ 締め付け操作ノブ ９ 締め付けボルト １０ ナット １１、１２ 傾斜面 １３ 切り込み部 １４ ビス １５ 屈曲部 １６ 通孔 １７ 穴

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ベッドのメインフレームのベッド長手
   方向端部に取付け穴を設けて、締め付け部材を介して前
   記取付け穴に取り付けられるボードにおいて、前記締め
   付け部材は、受け枠と、この受け枠下部に設けた中空円
   柱部材と、締め付け操作ノブと締め付け操作ノブに取り
   付けた締め付けボルトと、ナットとを有し、前記中空円
   柱部材とナットとが接触する面を傾斜面とし、前記締め
   付けボルトを受け枠を介して中空円柱部材に挿通させる
   と共にナットに螺入する構成としたことを特徴とするベ
   ッドにおけるボード取付け構造。