JPH057815A - 液体材料定量吐出装置 - Google Patents

液体材料定量吐出装置

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JPH057815A
JPH057815A JP18526391A JP18526391A JPH057815A JP H057815 A JPH057815 A JP H057815A JP 18526391 A JP18526391 A JP 18526391A JP 18526391 A JP18526391 A JP 18526391A JP H057815 A JPH057815 A JP H057815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid material
needle
syringe
discharge
suction
Prior art date
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Pending
Application number
JP18526391A
Other languages
English (en)
Inventor
Norimitsu Nagayama
典光 永山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP18526391A priority Critical patent/JPH057815A/ja
Publication of JPH057815A publication Critical patent/JPH057815A/ja
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 簡便かつ安価な構成で、従来高価なディスペ
ンサーでなければ不可能であった高精度な液体材料の吐
出を、それ以上の精度で行う。 [構成] 下部に吐出ニードル2を取着したシリンジ1
はディスペンサー3に接続されている。シリンジ1に収
納された液体材料はシリンジ1に接続された温調装置7
により温度センサー6を介して所望の温度に制御され
る。吐出ニードル2先端近傍には余剰液体材料を吸引す
る吸引ニードル9が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体とくに低粘性を有
する液体材料を精度よく定量吐出させるための液体材料
定量吐出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体とくに低粘度の液体材料をシ
リンジに収納してその先端に取り付けられたニードル先
端から一定量を吐出させた場合、低粘度故に液が漏れて
きてしまい、ニードル先端に液が溜ってしまう。この現
象は液体材料の粘度が低ければ低いほど顕著に現れるも
ので、その先端に溜った液が次の吐出に加わってしまう
と、液が設定必要量よりも多く吐出されたこととなる。
【0003】この現象を防止するためにシリンジ内部を
負圧にしておく手段が用いられている。しかしながら、
シリンジ内の内容量が多い状態で漏れないように負圧で
バランスさせておいても、その内容量が減少し、バラン
スが崩れてしまった場合は負圧が勝り、ニードル先端よ
り空気が流入してしまい、内容物が気泡だらけになって
しまう欠点があった。
【0004】因って、上記欠点を解消すべく以下の様な
発明が開示されている。
【0005】例えば、特開平2−56271号公報記載
の発明においては、シリンジ内の液体材料の減少の伴っ
て負圧量を適正に自動補正し、液ダレを防止するととも
に気泡の混入を防止する液体定量吐出装置が提案されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記特開平
2−56271号公報記載の液体定量吐出装置は、すで
に販売されているが高価格であり、余り使い勝手が良い
とは言えない。
【0007】また、液ダレ防止弁という吐出時に圧がか
かった時のみ開くバルブもあるが、該バルブとニードル
先端との間に溜った液体については何等対策が施されて
いない。
【0008】さらに、上述とは別の原因に起因する液溜
りの問題がある。液体材料の吐出が完了した瞬間、液体
は被吐出物とニードルとの間で切れ、微小量ではあるが
吐出されかかった液体材料がニードルの方へ戻され、ニ
ードル先端に付着してしまう。
【0009】さらに悪いことには、時間が経過するとそ
の付着した液体材料はそれ自体の表面張力とニードル表
面のヌレ性の良さとがあいまってニードル表面を昇って
いってしまう。そして、その次の吐出の際にも同じ現象
が起こり、ニードルに付着した液体材料は成長し、ある
吐出の際に必要吐出量もろとも吐出される結果、設定必
要量よりも多く吐出されることとなる。
【0010】以上の様に、従来の液体定量吐出装置では
許容バラツキが0.01gオーダー程度の使途であれば
問題なく使用できたが、0.001gオーダー程度にな
ると前述の欠点を解決しなければならない。
【0011】因って、本発明は前記従来技術における欠
点に鑑みて開発されたもので、バラツキの原因となる余
剰液体材料を除去するとともに、許容バラツキが0.0
01gオーダーにも対処できる液体材料定量吐出量の提
供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、接着剤等を一
定量吐出する液体材料定量吐出装置において、吐出ニー
ドル先端近傍に設けた吸入部材と、その吸入部材により
吸入した余剰液体材料の貯留用トラップボトル、該トラ
ップボトル内の空間を減圧する真空源と、トラップボト
ルと真空源との中間に設けた電磁弁とを有するものであ
る。
【0013】
【作用】本発明の液体材料定量吐出量は、自重により漏
れ出したもの、吐出終了後にニードル先端に付着したも
のの如何を問わず、吐出精度の悪化をもたらす余剰液体
材料を除去することができる。
【0014】
【実施例1】図1および図2は本実施例を示し、図1は
概略構成図、図2は要部の拡大断面図である。
【0015】1は液体材料が収納されたシリンジで、こ
のシリンジ1の下部には針外径約0.8mm・内径約0.
5mmの吐出ニードル2が取着されている。シリンジ1の
上端開口部にはOリングを介して蓋が取り付けられ、シ
リンジ1内の機密性が保たれる様に構成されている。
【0016】シリンジ1は圧送チューブを介してディス
ペンサー3と接続されており、ディスペンサー3にはレ
ギュレータ4および電源5が接続されている。また、シ
リンジ1には温度センサ6によりシリンジ1内の液体材
料の温度を関知し、液体材料の温度変化による粘度変化
を防止して粘度を一定に保持する温調装置7が接続され
ており、雰囲気温度に左右されずシリンジ1内の液体材
料を設定温度20℃±0.1℃に制御できる様に構成さ
れている。
【0017】さらに、シリンジ1の吐出ニードル2先端
近傍には針外径約0.8mm・内径約0.5mmの吸引ニー
ドル8が設けられている。吸引ニードル8は吐出ニード
ル2の先端部に対して吸引ニードル8の先端部が0.5
〜1.0mmの間隔を保ち、吐出ニードル2の先端面に吸
引ニードル8の中心が位置する様に配置されている(図
2参照)。
【0018】吸引ニードル8はニードルアダプター9に
取着され、ニードルアダプター9には空圧継手10が取
り付けられている。空圧継手10は圧送チューブを介し
てトラップボトル11に接続されている。
【0019】トラップボトル11には別の圧送チューブ
を介して電磁弁12が接続され、電磁弁12にはレギュ
レータ13と真空ポンプ14とが接続されている。
【0020】シリンジ1の下方にはシリンダー15が設
置されており、シリンダー15上には左右移動自在にス
ライドテーブル16が設けられている。そして、該スラ
イドテーブル16によりワ−クを吐出ニードル2の真下
に搬送できる様に構成されている。また、スライドテー
ブル16に固設されたステー17の上端には前記吸引ニ
ードル8,ニードルアダプター9および空圧継手10が
取着されている。
【0021】以上の構成から成る液体材料定量吐出装置
は、スライドテーブル16が左側にあるときワ−クが供
給される。その後、ワ−クは右側の吐出シリンジ1の真
下に移動し、ディスペンサー3はあるインターバルで吐
出を繰返す。
【0022】すると、前記従来技術で前述した様な理由
により、吐出ニードル2先端に液体材料が付着する。こ
の状態を放置すると、付着した液体材料が何回かの割合
で一緒に吐出されてしまい、吐出精度が悪化してしま
う。これを防止するために、吐出の前に電磁弁12を切
換えて真空ポンプ14を接続した状態にする。これによ
りトラップボトル11内が減圧されて吸引ニードル8が
吐出ニードル2の先端に付着した余剰液体材料の吸引を
開始する。吸引された余剰液体材料はトラップボトル1
1にトラップされる。この時、トラップボトル11内の
余剰液体材料18の量に注意していれば真空ポンプ14
の方に液体材料が吸引されて真空ポンプ14が破壊され
ることはない。
【0023】また吸引のタイミングとしては、スライド
テーブル16にステー17を介して吸引ニードル8が取
着されているため、スライドテーブル16が左側にある
とき吸引可能である。右側つまりシリンジ1の真下で液
体材料の吐出が行われている時には吸引ニードル8は吐
出ニードル2より離れており、さらに、電磁弁12が切
り替わるので吐出中の液体材料が吸引されることはな
い。
【0024】
【実施例2】図3および図4は本実施例を示し、図3は
1部を省略した概略構成図、図4は要部の拡大断面図で
ある。
【0025】本実施例は、前記実施例1とほぼ同様な構
成であり、同一構成部分には同一番号を付してその相違
点のみを述べる。
【0026】本実施例の吸引ニードル21は吐出ニード
ル2よりも若干太い針外径約1.8mm・内径約1.4mm
に形成されている。そして、吸引ニードル21はその上
端が吐出ニードル2下端と対向し、吐出ニードル2と同
軸となる様に配置されている。
【0027】シリンジ1は上下動可能なようにシリンダ
ー22に取着されている。また、吸引ニードル21も左
右移動可能なようにシリンダー23に取着されている。
【0028】以上の構成から成る液体材料定量吐出装置
は、まずワ−ク移動用のシリンダー15に設けられたス
ライドテーブル16へワ−クを供給する。供給されたワ
−クは右側に移動される。次に、吸引ニードル21がシ
リンジ1の直下に移動する。そして、シリンジ1が下降
し、吐出ニードル2の先端は吸引ニードル21内に0.
1mm〜0.5mm遊嵌する(図4参照)。
【0029】この時点で電磁弁が切り替わり真空ポンプ
に接続され、吐出ニードル2の先端にたまった余剰液体
材料の吸引が開始される。その状態を数十秒保持した
後、再び電磁弁が切り替わり、大気圧に開放され、吸引
を終了する。そして、シリンジ1が上昇して吐出ニード
ル2が吸引ニードル21から抜き取られる。さらに吸引
ニードル21が右側に移動し、その後液体材料が吐出さ
れる。
【0030】
【実施例3】図5は実施例を示す部分拡大斜視図であ
る。
【0031】本実施例は、前記実施例1とほぼ同様な構
成である。相違点はシリンジ1を上下動可能にシリンダ
ーに取着した点と、吐出ニードル2の回りをあるピッチ
で2本以上の吸引ニードル31が取り囲む様な形に固定
した点である。
【0032】上記構成の液体材料定量吐出装置は、液体
材料を吐出する際、シリンジ1が下降してワ−クとの距
離を縮めて吐出する。吐出後、シリンジ1は上昇し、吐
出ニードル2の先端が吸引ニードル31がある位置迄上
昇した時点で停止する。その後、電磁弁を切り替えて真
空ポンプを接続させて吸引を開始させ、数十秒後に大気
圧に開放して吸引を終了する。
【0033】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る液体材
料定量吐出装置によれば、簡便であるが故に安価な構成
で、従来高価なディスペンサーでなければ不可能であっ
た高精度な液体材料の吐出を、それ以上の精度で行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す概略構成図である。
【図2】実施例1を示す要部の拡大断面図である。
【図3】実施例2を示す1部を省略した概略構成図であ
る。
【図4】実施例2を示す要部の拡大断面図である。
【図5】実施例3を示す部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 シリンジ 2 吐出ニードル 3 ディスペンサー 6 温度センサー 7 温調装置 8 吸引ニードル 9 ニードルアダプター 11 トラップボトル 12 電磁弁 14 真空ポンプ 15 シリンダー 16 スライドテーブル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 接着剤等を一定量吐出する液体材料定量
    吐出装置において、吐出ニードル先端近傍に設けた吸入
    部材と、その吸入部材により吸入した余剰液体材料の貯
    留用トラップボトルと、該トラップボトル内の空間を減
    圧する真空源と、トラップボトルと真空源との中間に設
    けた電磁弁とを有することを特徴とする液体材料定量吐
    出装置。
JP18526391A 1991-06-28 1991-06-28 液体材料定量吐出装置 Pending JPH057815A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18526391A JPH057815A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 液体材料定量吐出装置

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JP18526391A JPH057815A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 液体材料定量吐出装置

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JPH057815A true JPH057815A (ja) 1993-01-19

Family

ID=16167769

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JP18526391A Pending JPH057815A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 液体材料定量吐出装置

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JP (1) JPH057815A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6541304B1 (en) 1995-10-13 2003-04-01 Nordson Corporation Method of dispensing a viscous material
US7401744B2 (en) 2001-04-27 2008-07-22 Mydata Automation Ab Jetting device and a method of jetting device
JP2015039666A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 アルファーデザイン株式会社 液体吐出装置、液体吐出方法、プログラム

Cited By (4)

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Effective date: 20010508