JPH057813A - シート状穴開き基材の塗工方法及びその塗工装置 - Google Patents
シート状穴開き基材の塗工方法及びその塗工装置Info
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- JPH057813A JPH057813A JP15841491A JP15841491A JPH057813A JP H057813 A JPH057813 A JP H057813A JP 15841491 A JP15841491 A JP 15841491A JP 15841491 A JP15841491 A JP 15841491A JP H057813 A JPH057813 A JP H057813A
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- sheet
- coating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、熱変形、穴閉塞等の問題を回避す
ることができるシート状穴開き基材の塗工方法及びその
方法の実施に使用される塗工装置を提供することを目的
とする。 【構成】 シート状穴開き基材2が供給ロール1から繰
り出されると、該穴開き基材2の一面側に供給ロール3
から繰り出される剥離シート4が順次重ね合わされる。
この剥離シート4の添付と前後して穴開き基材2に塗工
液8aが塗工されるが、このとき剥離シート4は該塗工
液8aに対して撥液性を有するので、穴開き基材2の各
透穴2aに入り込む塗工液は全て弾かれ、かかる状態で
塗工液8aの乾燥が行われ、穴開き基材2は各透穴2a
の透孔性を確保しつつ両面に十分な塗工がなされる。必
要に応じ、該塗工された穴開き基材2は剥離シート4と
共に巻取ロール18に巻取られる。
ることができるシート状穴開き基材の塗工方法及びその
方法の実施に使用される塗工装置を提供することを目的
とする。 【構成】 シート状穴開き基材2が供給ロール1から繰
り出されると、該穴開き基材2の一面側に供給ロール3
から繰り出される剥離シート4が順次重ね合わされる。
この剥離シート4の添付と前後して穴開き基材2に塗工
液8aが塗工されるが、このとき剥離シート4は該塗工
液8aに対して撥液性を有するので、穴開き基材2の各
透穴2aに入り込む塗工液は全て弾かれ、かかる状態で
塗工液8aの乾燥が行われ、穴開き基材2は各透穴2a
の透孔性を確保しつつ両面に十分な塗工がなされる。必
要に応じ、該塗工された穴開き基材2は剥離シート4と
共に巻取ロール18に巻取られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば通気性粘着シー
ト等のシート状穴開き基材への粘着剤(塗工液)の塗工
方法及びその塗工装置に関するものである。
ト等のシート状穴開き基材への粘着剤(塗工液)の塗工
方法及びその塗工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の塗工方法としては、例え
ば粘着剤用の塗工液槽内にシート状穴開き基材を浸した
後、これに熱風等を直接的に吹き当てて該粘着剤液を半
固状にすべく重合するような手法が知られている。
ば粘着剤用の塗工液槽内にシート状穴開き基材を浸した
後、これに熱風等を直接的に吹き当てて該粘着剤液を半
固状にすべく重合するような手法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手法では、穴開き基材に熱風を当てた場合、当該穴
開き基材が耐熱性のものから成る場合はともかく、広く
使用されている基材、例えば塩化ビニル、ポリエチレン
等の耐熱性の低いものである場合、単に直接的に熱風を
当てた際に伸長するなどして変形し易く、製品の歩留り
が極めて悪いという問題がある。
来の手法では、穴開き基材に熱風を当てた場合、当該穴
開き基材が耐熱性のものから成る場合はともかく、広く
使用されている基材、例えば塩化ビニル、ポリエチレン
等の耐熱性の低いものである場合、単に直接的に熱風を
当てた際に伸長するなどして変形し易く、製品の歩留り
が極めて悪いという問題がある。
【0004】この場合、熱問題の対策として、塗工され
る粘着剤を熱重合性あるいは溶剤溶液型、エマルジョン
型のものに代えて、光(紫外線)重合性のものを用いる
ことも考えられるが、紫外線照射設備が高価で、かつ、
光重合性の粘着剤が熱重合性、溶剤溶液型等のものに比
べて高価であるにも拘らず、製品寿命が短い等の点から
汎用性に欠けるという問題がある。
る粘着剤を熱重合性あるいは溶剤溶液型、エマルジョン
型のものに代えて、光(紫外線)重合性のものを用いる
ことも考えられるが、紫外線照射設備が高価で、かつ、
光重合性の粘着剤が熱重合性、溶剤溶液型等のものに比
べて高価であるにも拘らず、製品寿命が短い等の点から
汎用性に欠けるという問題がある。
【0005】一方、前記穴開き基材を粘着剤の液槽に直
接浸した場合、該粘着剤により各穴が塞がれてしまい、
そのまま前記熱処理をすると非通気性のものになってし
まう。すなわち、当該シート製品が通気性を要求される
ものである場合、その機能を十分に発揮できない不良品
になるという問題がある。なお、この粘着剤による穴閉
塞の問題は、上記光重合性の粘着剤を用いた場合にも同
様に生じるものである。
接浸した場合、該粘着剤により各穴が塞がれてしまい、
そのまま前記熱処理をすると非通気性のものになってし
まう。すなわち、当該シート製品が通気性を要求される
ものである場合、その機能を十分に発揮できない不良品
になるという問題がある。なお、この粘着剤による穴閉
塞の問題は、上記光重合性の粘着剤を用いた場合にも同
様に生じるものである。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題に鑑みてな
されたものであり、従前の塗工装置を流用しつつ、熱変
形、穴閉塞等の問題を回避することができるシート状穴
開き基材の塗工方法及びその方法の実施に供される塗工
装置を提供することを目的とする。
されたものであり、従前の塗工装置を流用しつつ、熱変
形、穴閉塞等の問題を回避することができるシート状穴
開き基材の塗工方法及びその方法の実施に供される塗工
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、請求項1の発明は、シート状穴開き基材の一面側に
剥離シートを重ね合わせる第1工程と、該重ね合わせの
工程の前後の少なくともいずれかのときに、該剥離シー
トに対して撥液性を有する塗工液を前記穴開き基材に塗
工する第2工程と、該第2工程後に前記塗工液を熱処理
する第3工程とから成ることを特徴とする。
く、請求項1の発明は、シート状穴開き基材の一面側に
剥離シートを重ね合わせる第1工程と、該重ね合わせの
工程の前後の少なくともいずれかのときに、該剥離シー
トに対して撥液性を有する塗工液を前記穴開き基材に塗
工する第2工程と、該第2工程後に前記塗工液を熱処理
する第3工程とから成ることを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記第3工程は、塗工液を熱処理することに
より粘着剤を形成する工程であり、さらに、該粘着剤が
塗工された穴開き基材と剥離シートとを重ね合わせて巻
取る第4工程が後続することを特徴とする。
において、前記第3工程は、塗工液を熱処理することに
より粘着剤を形成する工程であり、さらに、該粘着剤が
塗工された穴開き基材と剥離シートとを重ね合わせて巻
取る第4工程が後続することを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、シート状穴開き基材を
シート長方向に繰り出すための第1送出手段と、該繰り
出された穴開き基材に塗工液を塗工するための塗工手段
と、前記繰り出された穴開き基材の一面側に重ね合わせ
るべく剥離シートを繰り出すための第2送出手段と、前
記剥離シートが重ね合わされた穴開き基材を熱処理する
ための熱処理手段と、該熱処理された穴開き基材をロー
ル状に巻取るための巻取手段とを設けたことを特徴とす
る。
シート長方向に繰り出すための第1送出手段と、該繰り
出された穴開き基材に塗工液を塗工するための塗工手段
と、前記繰り出された穴開き基材の一面側に重ね合わせ
るべく剥離シートを繰り出すための第2送出手段と、前
記剥離シートが重ね合わされた穴開き基材を熱処理する
ための熱処理手段と、該熱処理された穴開き基材をロー
ル状に巻取るための巻取手段とを設けたことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】シート状穴開き基材が繰り出されると、該穴開
き基材の一面側に剥離シートが順次重ね合わされる(第
1工程)。この剥離シートの重ね合わせと前後して穴開
き基材に塗工液が塗工されるが(第2工程)、このとき
剥離シートは該塗工液に対して撥液性を有するので、穴
開き基材の各穴に入り込む塗工液は全て弾かれ、かかる
状態で塗工液の熱処理が行われる(第3工程)。従っ
て、穴開き基材の両面を塗工しつつ各穴の透孔性を確保
できる。該塗工された穴開き基材は、必要に応じて剥離
シートと一緒に、例えばロール状に巻取られる(第4工
程)。
き基材の一面側に剥離シートが順次重ね合わされる(第
1工程)。この剥離シートの重ね合わせと前後して穴開
き基材に塗工液が塗工されるが(第2工程)、このとき
剥離シートは該塗工液に対して撥液性を有するので、穴
開き基材の各穴に入り込む塗工液は全て弾かれ、かかる
状態で塗工液の熱処理が行われる(第3工程)。従っ
て、穴開き基材の両面を塗工しつつ各穴の透孔性を確保
できる。該塗工された穴開き基材は、必要に応じて剥離
シートと一緒に、例えばロール状に巻取られる(第4工
程)。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は、本発明に係る粘着剤塗工装置の第1
実施例を示すものである。
説明する。図1は、本発明に係る粘着剤塗工装置の第1
実施例を示すものである。
【0012】同図において、第1送出手段を構成する供
給ロール1はシート状穴開き基材2を卷装しており、第
2送出手段を構成する第2供給ロール3は剥離シート4
を卷装している。そして、前記第1及び第2供給ロール
1、3の後段側近傍には一対の重ね合わせロール5、6
が設けられており、該両ロール5、6の間には前記穴開
き基材2及び剥離シート4が通過するようになってい
る。
給ロール1はシート状穴開き基材2を卷装しており、第
2送出手段を構成する第2供給ロール3は剥離シート4
を卷装している。そして、前記第1及び第2供給ロール
1、3の後段側近傍には一対の重ね合わせロール5、6
が設けられており、該両ロール5、6の間には前記穴開
き基材2及び剥離シート4が通過するようになってい
る。
【0013】また、前記合わせロール5、6の後段側に
は塗工手段7が設けられており、該塗工手段7は塗工液
溜り部8、上下段の塗工ロール9、10から大略構成さ
れ、該塗工液溜り部8に貯溜された塗工液(粘着剤8
a)は前記両塗工ロール9、10の間を通過する前記穴
開き基材2の表面側に塗工されるようになっている。
は塗工手段7が設けられており、該塗工手段7は塗工液
溜り部8、上下段の塗工ロール9、10から大略構成さ
れ、該塗工液溜り部8に貯溜された塗工液(粘着剤8
a)は前記両塗工ロール9、10の間を通過する前記穴
開き基材2の表面側に塗工されるようになっている。
【0014】さらに、前記塗工手段7の後段側には熱処
理手段11が設けられており、該熱処理手段11は、横
長の乾燥炉12、該筐体12内の上部に適宜間隔を置い
て配設され適切に温度制御が可能な熱風吹き出し口1
3、そして該筐体12の下部に搬送方向に沿って配設さ
れた案内ロール14から大略構成されている。なお、前
記乾燥炉12の一端側の搬入口12aから中継ロール1
5を介して搬送された前記穴開き基材2及び剥離シート
4は他端側の搬出口12bから中継ロール16を介して
搬出されるようになっている。
理手段11が設けられており、該熱処理手段11は、横
長の乾燥炉12、該筐体12内の上部に適宜間隔を置い
て配設され適切に温度制御が可能な熱風吹き出し口1
3、そして該筐体12の下部に搬送方向に沿って配設さ
れた案内ロール14から大略構成されている。なお、前
記乾燥炉12の一端側の搬入口12aから中継ロール1
5を介して搬送された前記穴開き基材2及び剥離シート
4は他端側の搬出口12bから中継ロール16を介して
搬出されるようになっている。
【0015】さらに、前記中継ロール16を介して搬送
された前記穴開き基材2及び剥離シート4は中間ロール
17を介して巻取手段としての巻取ロール18に巻取ら
れるようになっている。
された前記穴開き基材2及び剥離シート4は中間ロール
17を介して巻取手段としての巻取ロール18に巻取ら
れるようになっている。
【0016】次に、上記のように構成された本第1実施
例の作動につき図2〜図4の塗工工程図を参照しながら
説明する。なお、穴開き基材2としては、例えば図5に
示すような粗布2B、図6に示すような多孔シート2C
等が用いられる。粗布2Bは、例えば繊維幅が1mm、
繊維厚が60μのポリエチレンヤーン2Baをヤーン間
隔2mmで織り込み、その最大厚が120μとなるよう
な通気性繊維地であり、多孔シート2Cは、小円孔2C
aがポリエチレンシート基材に多数穿設されたものであ
る。
例の作動につき図2〜図4の塗工工程図を参照しながら
説明する。なお、穴開き基材2としては、例えば図5に
示すような粗布2B、図6に示すような多孔シート2C
等が用いられる。粗布2Bは、例えば繊維幅が1mm、
繊維厚が60μのポリエチレンヤーン2Baをヤーン間
隔2mmで織り込み、その最大厚が120μとなるよう
な通気性繊維地であり、多孔シート2Cは、小円孔2C
aがポリエチレンシート基材に多数穿設されたものであ
る。
【0017】まず、供給ロール1、3から繰り出された
前記穴開き基材2及び剥離シート(例えば両シート面が
剥離機能を有するシリコン剥離紙)4は、重ね合わせロ
ール5、6の間を通過することにより、剥離シート4が
穴開き基材2の裏面側に重ね合わせされた状態になる。
かかる状態で穴開き基材2が塗工手段7に送られるとそ
の表面側から粘着剤8aが塗工される。なお、図2〜図
4において穴開き基材2の透穴2aは、前記粗布2Bの
ヤーン編目あるいは多孔シート2Cの小孔2Caを誇張
的に表わされている。
前記穴開き基材2及び剥離シート(例えば両シート面が
剥離機能を有するシリコン剥離紙)4は、重ね合わせロ
ール5、6の間を通過することにより、剥離シート4が
穴開き基材2の裏面側に重ね合わせされた状態になる。
かかる状態で穴開き基材2が塗工手段7に送られるとそ
の表面側から粘着剤8aが塗工される。なお、図2〜図
4において穴開き基材2の透穴2aは、前記粗布2Bの
ヤーン編目あるいは多孔シート2Cの小孔2Caを誇張
的に表わされている。
【0018】図2は、前記塗工手段7による塗工直後の
状態を示すものであり、穴開き基材2の表面側に塗工さ
れた粘着剤8aは多数形成された透穴2aを覆うように
なるが、該透穴2aを介して穴開き基材2と剥離シート
4との間に粘着剤8aが浸入する。このため、穴開き基
材2の裏面側も塗工液8aが塗工されるようになる。な
お、図2〜図4において斜線の部分は粘着剤8aの塗工
範囲を示す。
状態を示すものであり、穴開き基材2の表面側に塗工さ
れた粘着剤8aは多数形成された透穴2aを覆うように
なるが、該透穴2aを介して穴開き基材2と剥離シート
4との間に粘着剤8aが浸入する。このため、穴開き基
材2の裏面側も塗工液8aが塗工されるようになる。な
お、図2〜図4において斜線の部分は粘着剤8aの塗工
範囲を示す。
【0019】上記のように穴開き基材2の各透穴2aは
粘着剤8aにより一時的に覆われるが、図3に示すよう
に、剥離シート4は粘着剤8aに対して撥液性を有する
ので、時間の経過(例えば1〜2秒)と共に透穴2aの
内側の粘着剤が剥離シート4に弾かれて破孔2bが形成
され、同時に粘着剤8aが穴開き基材2の裏面側と剥離
シート4との間に表面張力作用により浸み込んで該該裏
面側を塗工する。つまり、塗工手段7が本来的に片面塗
工に用いられるものであっても、剥離シート4を介在さ
せることにより両面塗工が十分に行える。
粘着剤8aにより一時的に覆われるが、図3に示すよう
に、剥離シート4は粘着剤8aに対して撥液性を有する
ので、時間の経過(例えば1〜2秒)と共に透穴2aの
内側の粘着剤が剥離シート4に弾かれて破孔2bが形成
され、同時に粘着剤8aが穴開き基材2の裏面側と剥離
シート4との間に表面張力作用により浸み込んで該該裏
面側を塗工する。つまり、塗工手段7が本来的に片面塗
工に用いられるものであっても、剥離シート4を介在さ
せることにより両面塗工が十分に行える。
【0020】図4は図3の後の状態を示すものであり、
塗工手段7を通過した穴開き基材2及び剥離シート4が
熱処理手段11に搬送されると、粘着剤8aは重合が行
われ半固状化すると共に、各透穴2aはこれを覆う粘着
剤8aの離脱が熱風揮発に助長されてさらに完全な透孔
状態になる。
塗工手段7を通過した穴開き基材2及び剥離シート4が
熱処理手段11に搬送されると、粘着剤8aは重合が行
われ半固状化すると共に、各透穴2aはこれを覆う粘着
剤8aの離脱が熱風揮発に助長されてさらに完全な透孔
状態になる。
【0021】乾燥炉12を通過した穴開き基材2及びこ
れに重ね合わされた剥離シート4は巻取ロール18に巻
取られる。巻取られた穴開き基材2はそのまま製品とし
て出荷することができ、使用時に剥離シート4が剥離さ
れる。従って、少なくともその使用時までは剥離シート
4の廃棄処分について考慮する必要がない。
れに重ね合わされた剥離シート4は巻取ロール18に巻
取られる。巻取られた穴開き基材2はそのまま製品とし
て出荷することができ、使用時に剥離シート4が剥離さ
れる。従って、少なくともその使用時までは剥離シート
4の廃棄処分について考慮する必要がない。
【0022】図7は、本発明に係る塗工装置の第2実施
例を示すものである。なお、第1実施例と共通の構成及
びその作用については重複した説明を省略する。
例を示すものである。なお、第1実施例と共通の構成及
びその作用については重複した説明を省略する。
【0023】本実施例の場合、第1供給ロール1から繰
り出された穴開き基材2は中間ロール19を介して走行
した後、塗工手段7を構成する塗工液槽22内の走行ロ
ール20、21を介して巻回走行し、その走行中に穴開
き基材2の全面に粘着剤8aが塗工される一方、第2供
給ロール3から繰り出された剥離シート4は、中継ロー
ル23に巻回された際に粘着剤8aが塗工された穴開き
基材2に重ね合わされる。
り出された穴開き基材2は中間ロール19を介して走行
した後、塗工手段7を構成する塗工液槽22内の走行ロ
ール20、21を介して巻回走行し、その走行中に穴開
き基材2の全面に粘着剤8aが塗工される一方、第2供
給ロール3から繰り出された剥離シート4は、中継ロー
ル23に巻回された際に粘着剤8aが塗工された穴開き
基材2に重ね合わされる。
【0024】剥離シート4が穴開き基材2に重ね合わさ
れた後は、上記第1実施例における図2〜図4の説明と
同様であり、透穴2aの部分を残して粘着剤8aが穴開
き基材2の全面に塗工される。
れた後は、上記第1実施例における図2〜図4の説明と
同様であり、透穴2aの部分を残して粘着剤8aが穴開
き基材2の全面に塗工される。
【0025】前記粘着剤8aは前記剥離シート4に対し
て撥液性を示すものであれば良く、溶剤溶液型、エマル
ジョン型、反応型等各種のものが適用可能であるが、シ
リコン剥離紙を用いる場合はエマルジョン型のもの(例
えばアクリル系エマルジョン粘着剤)を用いるのが最も
望ましい。
て撥液性を示すものであれば良く、溶剤溶液型、エマル
ジョン型、反応型等各種のものが適用可能であるが、シ
リコン剥離紙を用いる場合はエマルジョン型のもの(例
えばアクリル系エマルジョン粘着剤)を用いるのが最も
望ましい。
【0026】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、シート状穴開き基材の一面側に剥離シートを重ね合
わせする工程と、該重ね合わせの工程の前後の少なくと
もいずれかに、該剥離シートに対して撥液性を有する塗
工液を塗工する工程と、該塗工の工程後に前記塗工液を
乾燥する工程とから成ることを特徴とするので、光重合
性に比べて安価かつ耐久性を有する熱重合性、溶剤溶液
型等の塗工液を用いて穴開き基材を穴開き状態で塗工す
ることができ、しかも従前の塗工手段をそのまま流用す
ることができ、余分なコストアップを回避できる。ま
た、穴開き基材に塗工された塗工液は剥離シートにより
受けることができるので、単に塗工する場合に比べて塗
工厚を厚くすことができ、粗面塗工に好適である。
ば、シート状穴開き基材の一面側に剥離シートを重ね合
わせする工程と、該重ね合わせの工程の前後の少なくと
もいずれかに、該剥離シートに対して撥液性を有する塗
工液を塗工する工程と、該塗工の工程後に前記塗工液を
乾燥する工程とから成ることを特徴とするので、光重合
性に比べて安価かつ耐久性を有する熱重合性、溶剤溶液
型等の塗工液を用いて穴開き基材を穴開き状態で塗工す
ることができ、しかも従前の塗工手段をそのまま流用す
ることができ、余分なコストアップを回避できる。ま
た、穴開き基材に塗工された塗工液は剥離シートにより
受けることができるので、単に塗工する場合に比べて塗
工厚を厚くすことができ、粗面塗工に好適である。
【0027】また、請求項2の発明によれば、請求項1
の発明において、前記第3工程は、塗工液を熱処理する
ことにより粘着剤を形成する工程であり、さらに、該粘
着剤が塗工された穴開き基材と剥離シートとを重ね合わ
せて巻取る第4工程が後続することを特徴とするので、
接着用シート状穴開き基材に適用して有用であり、巻取
られたものはそのまま製品として出荷することができ便
利である。
の発明において、前記第3工程は、塗工液を熱処理する
ことにより粘着剤を形成する工程であり、さらに、該粘
着剤が塗工された穴開き基材と剥離シートとを重ね合わ
せて巻取る第4工程が後続することを特徴とするので、
接着用シート状穴開き基材に適用して有用であり、巻取
られたものはそのまま製品として出荷することができ便
利である。
【0028】請求項3の発明は、シート状穴開き基材を
シート長方向に繰り出すための第1送出手段と、該繰り
出された穴開き基材に塗工液を塗工するための塗工手段
と、前記繰り出された穴開き基材の一面側に重ね合わせ
るべく剥離シートを繰り出すための第2送出手段と、前
記剥離シートが重ね合わされた穴開き基材を熱処理する
ための熱処理手段と、該熱処理された穴開き基材をロー
ル状に巻取るための巻取手段とを設けたことを特徴とす
るので、請求項1または請求項2の発明を具体的かつ容
易に実施することができる。
シート長方向に繰り出すための第1送出手段と、該繰り
出された穴開き基材に塗工液を塗工するための塗工手段
と、前記繰り出された穴開き基材の一面側に重ね合わせ
るべく剥離シートを繰り出すための第2送出手段と、前
記剥離シートが重ね合わされた穴開き基材を熱処理する
ための熱処理手段と、該熱処理された穴開き基材をロー
ル状に巻取るための巻取手段とを設けたことを特徴とす
るので、請求項1または請求項2の発明を具体的かつ容
易に実施することができる。
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す側面図であ
る。
る。
【図2】第1実施例における穴開き基材への塗工開始直
後の状態を示す平面図である。
後の状態を示す平面図である。
【図3】図2の後の撥液状態を示す平面図である。
【図4】十分な撥液が行われた後の状態を示す平面図で
ある。
ある。
【図5】穴開き基材の一例を示す部分斜視図である。
【図6】穴開き基材の他の例を示す部分斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す要部側面図である。
1 第1供給ロール
2 穴開き基材
2a 透穴
3 第2供給ロール
7 塗工手段
8a 塗工液
11 熱処理手段
18 巻取ロール
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
B05D 7/00 K 8616−4D
C09J 7/02 JKZ 6770−4J
Claims (3)
- 【請求項1】 シート状穴開き基材の一面側に剥離シー
トを重ね合わせる第1工程と、該重ね合わせの工程の前
後の少なくともいずれかのときに、該剥離シートに対し
て撥液性を有する塗工液を前記穴開き基材に塗工する第
2工程と、該第2工程後に前記塗工液を熱処理する第3
工程とから成ることを特徴とするシート状穴開き基材の
塗工方法。 - 【請求項2】 前記第3工程は、塗工液を熱処理するこ
とにより粘着剤を形成する工程であり、さらに、該粘着
剤が塗工された穴開き基材と剥離シートとを重ね合わせ
て巻取る第4工程が後続することを特徴とする請求項1
に記載のシート状穴開き基材の塗工方法。 - 【請求項3】 シート状穴開き基材をシート長方向に繰
り出すための第1送出手段と、該繰り出された穴開き基
材に塗工液を塗工するための塗工手段と、前記繰り出さ
れた穴開き基材の一面側に重ね合わせるべく剥離シート
を繰り出すための第2送出手段と、前記剥離シートが重
ね合わされた穴開き基材を熱処理するための熱処理手段
と、該熱処理された穴開き基材をロール状に巻取るため
の巻取手段とを設けたことを特徴とするシート状穴開き
基材の塗工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15841491A JPH057813A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | シート状穴開き基材の塗工方法及びその塗工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15841491A JPH057813A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | シート状穴開き基材の塗工方法及びその塗工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057813A true JPH057813A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15671238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15841491A Pending JPH057813A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | シート状穴開き基材の塗工方法及びその塗工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH057813A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05155702A (ja) * | 1991-12-10 | 1993-06-22 | Y K F:Kk | シリカゲルによる切花の鮮度保持方法および切花の鮮度保持剤 |
JP2002012833A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-15 | Hakko Co Ltd | 接着剤自動含浸方法及びその装置 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP15841491A patent/JPH057813A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05155702A (ja) * | 1991-12-10 | 1993-06-22 | Y K F:Kk | シリカゲルによる切花の鮮度保持方法および切花の鮮度保持剤 |
JP2002012833A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-15 | Hakko Co Ltd | 接着剤自動含浸方法及びその装置 |
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