JPH0577464A - サーマルヘツド - Google Patents

サーマルヘツド

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Publication number
JPH0577464A
JPH0577464A JP24138691A JP24138691A JPH0577464A JP H0577464 A JPH0577464 A JP H0577464A JP 24138691 A JP24138691 A JP 24138691A JP 24138691 A JP24138691 A JP 24138691A JP H0577464 A JPH0577464 A JP H0577464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal head
heating resistor
scanning direction
resistor
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP24138691A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuhito Mochizuki
徳人 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
Priority to JP24138691A priority Critical patent/JPH0577464A/ja
Publication of JPH0577464A publication Critical patent/JPH0577464A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動電力を可変することで画素単位で階調表
現が可能なサーマルヘッドの耐久性と印刷品質とを向上
させる。 【構成】 略矩形の発熱抵抗体14の四辺に形成した凹
部16,17内に放熱部材18,19を配設し、これら
の放熱部材18,19で発熱抵抗体14の中央部の過剰
な発熱を軽減して融断や離接する低濃度の画素の連結を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画素単位での中間調表
現が可能なサーマルヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種のプリンタが実用化されてお
り、例えば、印刷作業が静粛なノンインパクトプリンタ
としてはサーマルプリンタなどがある。これはサーマル
ヘッドに連続配置した発熱抵抗体の選択的な発熱走査で
副走査移動する感熱紙などに画像形成を行なうものであ
る。そして、現在では上述のようなサーマルヘッドで階
調印刷を行なうことが要望されており、これを実現する
手段が特開平1-90768号公報等に開示されている。
【0003】そこで、上記公報に開示された構造のサー
マルヘッドを従来例として図5ないし図8に基づいて説
明する。まず、このサーマルヘッド1は、図5に例示す
るように、共通電極2と個別電極3とが副走査方向の両
端部に各々接続されたX字形の発熱抵抗体4を、絶縁基
板5上に主走査方向に連設した構造となっている。
【0004】そこで、このようなサーマルヘッド1を利
用したサーマルプリンタ7を実施する場合は、図6に例
示するように、印刷用紙8とインクリボン9とを重複さ
せて搬送する経路をプラテンローラ10とサーマルヘッ
ド1との間に形成し、このサーマルヘッド1に画素61
〜64の面積に対応した駆動電力をパルス幅変調などで
供給する駆動回路(図示せず)を接続した構造などとな
る。
【0005】このような構成において、このサーマルヘ
ッド1の各発熱抵抗体4に駆動電力を供給すると、この
X字形の発熱抵抗体4は副走査方向幅が小さい中央部分
ほど電流密度が高くなると共に蓄熱も進行するので、こ
の中央部ほど高い温度で発熱することになる。そこで、
駆動回路が時間や電圧等の制御でサーマルヘッド1に供
給する駆動電力を調節することで、図7に例示するよう
に、各発熱抵抗体4の温度がインクリボン9のインクの
溶融温度以上となる部分が中央部から四隅部に向かって
拡大されるので、印刷用紙8には画素単位で中間調表現
された画像が印刷されることになる。なお、同図(a)〜
(d)では、点線内の一区画が一画素6に相当しており、
各々同一濃度の四つの画素6を主走査方向と副走査方向
とに二列に印刷した状態を示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなサーマル
ヘッド1では、画素単位で中間調表現を実現することが
できる。
【0007】しかし、上述したようなサーマルヘッド1
では、画素6を拡大するために駆動電力を増加させる
と、実際には蓄熱のために発熱抵抗体4の主走査方向の
両側部の発熱温度が上昇し、同図(c)に例示したよう
に、離接する画素63が最高濃度となる以前に連結され
た状態となりやすい。この場合、図8に例示するよう
に、このような画素6の面積などで換算される記録濃度
と駆動電力との関係は、駆動電力の変化に対して画素6
の記録濃度は中間領域で急激に変化することになるの
で、このサーマルヘッド1は駆動電力による画素6の濃
度調節が困難で印刷品質が低下することになる。
【0008】さらに、上述したようなサーマルヘッド1
では、最小面積の画素61と同一幅に形成された発熱抵
抗体4の中央部が細く、最大面積の画素を印刷する場合
は中央部の発熱温度が過大になる。このため、上述のよ
うなサーマルヘッド1では、発熱抵抗体4の中央部に融
断などが発生しやすいので、サーマルプリンタ7の耐久
性や信頼性が低下している。
【0009】本発明は、耐久性と印刷品質とが良好なサ
ーマルヘッドを得るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】副走査方向の両端部の各
々に電極が接続された発熱抵抗体を絶縁基板上に主走査
方向に連設したサーマルヘッドにおいて、略矩形の前記
発熱抵抗体の四辺に凹部を形成し、この発熱抵抗体の前
記凹部内に熱伝導率が高い放熱部材を配設した。
【0011】
【作用】放熱部材で発熱抵抗体の中央部の過剰な発熱が
軽減され、発熱抵抗体の中央部の融断や離接する低濃度
の画素の連結を防止することができるので、耐久性と印
刷品質とが良好なサーマルヘッドを得ることができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図1ないし図4に基づいて
説明する。まず、このサーマルヘッド11では、図1に
例示するように、副走査方向の両端部に共通電極12と
個別電極13とが各々接続された発熱抵抗体14を、絶
縁基板15上に主走査方向に連設した構造となってい
る。そして、このサーマルヘッド11では、前記発熱抵
抗体14は、主走査方向より副走査方向が微少に長い矩
形状となっており、この矩形の主走査方向と平行な二辺
に台形の凹部16を形成すると共に副走査方向と平行な
二辺には円弧状に湾曲した凹部17を形成した形状とな
っている。そして、このサーマルヘッド11では、前記
電極12,13は前記発熱抵抗体14の両端部に接続さ
れた位置で、主走査方向の中央部と一方の側部とが副走
査方向に延長されており、これらの延長部18,19が
放熱部材として前記発熱抵抗体14の凹部16,17内
に形成されている。
【0013】そして、このようなサーマルヘッド11を
利用したサーマルプリンタ(図示せず)を実施する場合
は、図6に例示したサーマルプリンタ7と同様に、印刷
媒体の搬送路上に配置したサーマルヘッド11に、画素
20の面積に対応した駆動電力を供給する駆動回路を接
続した構造などとなる。
【0014】このような構成において、このようなサー
マルヘッド11の発熱抵抗体14にパルス幅が順次変化
する駆動電力を各電極12,13から印加すると、この
発熱抵抗体14は凹部16,17間の位置は距離が短い
ので他所より電流密度が高くなって発熱温度が上昇す
る。そこで、このようにして発熱する発熱抵抗体14に
印加する駆動電力を増加させると、図2に例示するよう
に、印刷される画素201〜204は中央部から順次拡大
される形状となる。
【0015】この時、このサーマルヘッド11では、上
述のようにして各種濃度の画素20を印刷しても、発熱
抵抗体14の凹部17内に位置する延長部19が発熱温
度を各電極12,13に放熱するので、低濃度の画素2
0が主走査方向で連結されるようなことがない。なお、
このような画素20の面積などで換算される記録濃度を
算定してパルス幅が順次変化する駆動電力との関係をシ
ミュレーションなどで調査したところ、図3に例示する
ように、このサーマルヘッド11の記録濃度は略線形に
変化することが確認された。つまり、このサーマルヘッ
ド11では、画素単位で高密度な中間調画像を印刷する
ことができ、このような画素20の中間調の濃度調節が
容易なので、サーマルプリンタの印刷品質の向上に寄与
することができる。
【0016】また、このサーマルヘッド11では、上述
のように凹部16,17内まで各電極12,13を延長
することで発熱抵抗体14の中央部の電流密度を向上さ
せているので、この発熱抵抗体14の中央部を極端に細
く形成する必要がない。しかも、このサーマルヘッド1
1では、画素20を拡大するために発熱抵抗体14に印
加する駆動電力を増加させても、この中央部に近接した
凹部16,17内に位置する各電極12,13の延長部
18,19が放熱部材として作用するので、この発熱抵
抗体14は中央部の発熱温度が過大にならない。すなわ
ち、このサーマルヘッド11では、発熱抵抗体14の中
央部の融断が防止されており、サーマルプリンタの耐久
性や信頼性の向上に寄与することができる。
【0017】なお、本実施例では発熱抵抗体14に台形
の凹部16と円弧状に湾曲した凹部17とを形成したサ
ーマルヘッド11を例示したが、本発明は上記構造に限
定されるものではなく、図4に例示するように、発熱抵
抗体21の主走査方向と平行な二辺に矩形の凹部22を
形成すると共に副走査方向と平行な二辺には三角形状の
凹部23を形成したサーマルヘッド24なども実施可能
である。
【0018】さらに、本実施例のサーマルヘッド11で
は、各凹部16,17内まで各電極12,13を延長す
ることで、この延長部18,19で放熱部材を形成する
ことを例示した。このようにすることで、放熱部材とし
て専用の金属膜等を設ける必要がないので生産性を向上
させることができ、上述のように凹部16,17間の電
流密度を向上させて発熱抵抗体14の中央部の発熱温度
を上昇させるようにした。しかし、本発明は上記構造に
限定されるものでもなく、例えば、発熱抵抗体14の凹
部16,17内に、電極12,13とは導通しない金属
膜等で放熱部材を設けたサーマルヘッド(図示せず)など
も実施可能である。この場合、このサーマルヘッドで
は、発熱抵抗体14の中央部の過剰な発熱が放熱部材で
軽減されるので、発熱抵抗体14の融断や離接する画素
20の連結を防止することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は上述のように、副走査方向の両
端部の各々に電極が接続された発熱抵抗体を絶縁基板上
に主走査方向に連設したサーマルヘッドにおいて、略矩
形の発熱抵抗体の四辺に凹部を形成し、この発熱抵抗体
の凹部内に熱伝導率が高い放熱部材を配設したことによ
り、これらの放熱部材で発熱抵抗体の中央部の過剰な発
熱が軽減されるので、発熱抵抗体の中央部の融断や離接
する低濃度の画素の連結を防止することができ、耐久性
と印刷品質とが良好なサーマルヘッドを得ることができ
る等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す平面図である。
【図2】各種濃度の画素を示す平面図である。
【図3】駆動電力と記録濃度との関係を示す特性図であ
る。
【図4】変形例を示す平面図である。
【図5】従来例を示す平面図である。
【図6】サーマルプリンタを示す側面図である。
【図7】各種濃度の画素を示す平面図である。
【図8】駆動電力と記録濃度との関係を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
11,24 サーマルヘッド 12,13 電極 14,21 発熱抵抗体 15 絶縁基板 16,17,22,23 凹部 18,19 放熱部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 副走査方向の両端部の各々に電極が接続
    された発熱抵抗体を絶縁基板上に主走査方向に連設した
    サーマルヘッドにおいて、略矩形の前記発熱抵抗体の四
    辺に凹部を形成し、この発熱抵抗体の前記凹部内に熱伝
    導率が高い放熱部材を配設したことを特徴とするサーマ
    ルヘッド。
JP24138691A 1991-09-20 1991-09-20 サーマルヘツド Pending JPH0577464A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24138691A JPH0577464A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 サーマルヘツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24138691A JPH0577464A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 サーマルヘツド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0577464A true JPH0577464A (ja) 1993-03-30

Family

ID=17073516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24138691A Pending JPH0577464A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 サーマルヘツド

Country Status (1)

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JP (1) JPH0577464A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007196656A (ja) * 2005-12-28 2007-08-09 Kyocera Corp サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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