JPH0577416U - 落雪用雨樋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】落雪または氷に対しても機能を損なわない雨樋
をつくる。 【構成】雨樋１及び補助材２に、復元力のある材料を用
いる。 【効果】雨樋本体が変形・復元することにより、破損を
防止し雨樋の本来の機能を十分に発揮させることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は積雪地方の雨樋に関するものである。 従来の雨樋は半円型状のトタン板あるいは塩化ビニル等の固いものでできてい る。またそれを支える金具は軒先に固定されている。このため積雪地方の冬期間 は、屋根からの雪または氷により雨樋の変形・破損を招き、その機能をそこなう ばかりではなく、再使用も困難となっている。したがって積雪地方では雨樋を付 けないのが常識となっている。 しかしこれでは春から秋にかけて、屋根からの雨水は風あるいは落下した先の 土砂と共に、軒先・壁・基礎等を汚し、さらには腐食を増長する。これは建築物 の美観性・経済性からもかんばしくない。 本案は以上のような欠点を解決するために考案されたもので、これを図面につ いて説明すれば （１）は雨樋 （２）は補助材 以上のような構成である。 雨樋（１）に可撓性のある材料、すなわち復元力のある材料を用いる。例えば ポリエチレン等プラスチック系の材料などである。（２）は復元力を補助するた めの同系の材料である。 これにより屋根から滑り落ちてきた雪の重みで、雨樋（１）は第３図の状態（ Ｂ）まで変形し、破損することはない。その後、材料のもつ復元力により第２図 の状態（Ａ）に戻り、本来の雨水を流す機能を取り戻す。 またこの考案の特徴は （イ）構造が極めて簡単である。 （ロ）軽量なので軒下への負担が小さい。 （ハ）雨樋の先方を薄くすればより軽量になり復元力を高めるとともに、雪にた いして柔軟に対応できる。 （ニ）凍結しない構造・材質である。 （ホ）錆びることがないので美観性に優れ、経済的でもある。 などである。 このようにこの考案は、雨樋本体が変形・復元することにより、破損を防止し 雨樋の本来の機能を十分に発揮させることができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本考案を軒先に取り付けた立体図 第２図は断面図で通常時の状態Ａ 第３図は断面図で落雪時の状態Ｂ （１）は雨樋本体 （２）は補助材

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １．雨樋（１）に復元力のある材質を用いる。 以上のように構成した雨樋。