JPH0577304U - 木製舗装ブロック及び保持枠 - Google Patents

木製舗装ブロック及び保持枠

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JPH0577304U
JPH0577304U JP1470792U JP1470792U JPH0577304U JP H0577304 U JPH0577304 U JP H0577304U JP 1470792 U JP1470792 U JP 1470792U JP 1470792 U JP1470792 U JP 1470792U JP H0577304 U JPH0577304 U JP H0577304U
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wooden
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JP1470792U
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幸敬 安心院
Original Assignee
幸敬 安心院
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 丸太材を、製材することなく舗装ブロックに
使用する。 【構成】 丸太材を定寸に切断して作った丸太ブロック
を、外枠4内になるべく隙間なく挿入し、底部6に水抜
き穴7と剣山状の止め釘8を備える保持枠3に嵌め込
み、各丸太ブロック2を固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レンガやコンクリートブロックと同様に、歩道、広場、家屋周辺、 公園、工場等において地表面を舗装するために使用する木製ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の木製舗装ブロックとしては、例えば図9にaとして示すものが知られて おり、該木製舗装ブロックaはプラスチック製の保持枠bに、外形寸法が一定の 木材からなる角材ブロックcが、芯を上下方向にして一定数収容されてなるもの であり、これを地面上に連続的に並べることにより舗装が行われる。そして、前 記保持枠bは、図10に示すように仕切り板dによって角材ブロックcを入れる 多数の升目を形成し、底部eに水抜き穴fを設けている。
【0003】 このような舗装ブロックaは、滑り難く透水性も良好な上に、無機質のブロッ クと異なる自然な感覚が得られる利点を有するが、定寸の角材ブロックcを用い るものであるため角柱材から作る必要があり、該角材ブロックcを能率的に作る ためには、長尺の丸太から角柱材を作り、これを更に定寸に切断する工程が必要 となる。
【0004】 そして、角材ブロックcの寸法上、原木として間伐材、風倒木の使用が可能で あるが、大き目の原木に限られる。これらの原木は、山林内にあるため長尺のま ま立木の間を搬出するのは搬出費用が莫大になり、短材にして搬出すると、角柱 に製材する際の歩止まりや作業効率が悪くなり製材効率が落ちる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
現在、間伐材や風倒木は、山林地から製材所までの搬出費用が嵩むため、採算 のとれる有効利用の方途がなく、山林に放置されたままで植林の邪魔にもなり、 社会問題となっている。そして、間伐材や風倒木を短尺にすれば搬出は容易にな るが、短尺に切断された丸太は、一般的に利用価値が減少し、付加価値の低いパ ルプ材等にしか利用できないため、このような搬出手段は用いられていない。
【0006】 本考案は、短尺の丸太であっても、外径の大小に拘わらず歩止まり高く使用で きて間伐材や風倒木の利用価値を高め、かつ中間での加工が簡単ですむ木製舗装 ブロック、及び保持枠の改良に関する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本考案における木製舗装ブロックは、請求項1に記 載のとおり、上向きの外縁と多数の水抜き穴をもつ底部とを備える保持枠に、多 数の木材のブロックを芯を上下方向に向けて収容した木製舗装ブロックにおいて 、前記保持枠内に丸太材を定寸に切断した多数の丸太ブロックを密接して収容し 、該丸太ブロックの下面を保持枠の底部に止め釘により固定したことを特徴とす る。
【0008】 また、この木製舗装ブロックの保持枠は、上向きの外縁と格子状の底部とを備 え、該底部に多数の上向きの止め釘を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
前記の手段を備えるから、各丸太ブロックは、その長さのみが一定であればよ く、形状、直径が異なるものを適当に組合わせることにより保持枠に収容でき、 止め釘で一体化される。また保持枠は、底部に多数の上向きの止め釘を有するか ら、丸太ブロックは、上方から押し込むだけで固定される。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図1において1は本考案の 木製舗装ブロック、2は丸太材を一定の長さに切断し皮むき及び防腐処理をして なる丸太ブロック、3は保持枠、4は外枠である。保持枠3と外枠4は、金属又 はプラスチック製で、保持枠3は、上向きの方形の外縁5と底部6とを備え、底 部6は図2に示すように格子状とされて多数の水抜き穴7が形成され、更に格子 面に多数の止め釘8が剣山状に上向きに設けられている。一方、外枠4は、外縁 のみの枠体である。
【0011】 前記止め釘8は、保持枠3が鋳鉄製のときは、該保持枠3の鋳造時に一体に形 成されるが、保持枠3がプラスチック製のときは、該保持枠3は、金属の止め釘 の頭を埋め込んだ状態で成形される。また、保持枠3として釘穴を開けたものを 成形し、これに止め釘を押込んで保持させてもよいし、外枠4でまとめた丸太ブ ロック2に保持枠3をかぶせ、上方から釘穴を通して釘を打込むものであっても よい。
【0012】 丸太ブロック2を保持枠3に組付けるには、図2、図3に示すように、外枠4 の4隅に位置する丸太ブロック2aは鉈等で割って直角面を作り、外枠4内に丸 太ブロック2をなるべく隙間のないように組合わせて保持させ、これを図2で示 すように保持枠3の外縁5内に上方から押込むことにより、止め釘8を丸太ブロ ック2に押込んで固定する。各丸太ブロック2は、下面を1本以上の止め釘8で 固定され、外周を外枠4及び外縁5で囲まれているため、全体として一つのブロ ックが構成される。そして、このように構成した木製舗装ブロック1を、図8に 示すように地面又は路盤上に隙間なく並べることにより舗装が行われる。
【0013】 各舗装ブロック1のずれを防止するために、保持枠3の外縁5又は外枠4に、 図4、図5に示す爪部9とフック10を適宜に点在させて連結するのが望ましい 。
【0014】 なお、保持枠3の外縁5の高さを大とすることにより外枠4は省略することが でき、保持枠3の外形も、正方形のほかに長方形、六角形等にするものともでき る。また、保持枠3の底部6は、図2の格子状のものに限らず、図6、7に示す 亀甲形にしてもよいし、平板に丸穴を穿設した形状のものであってもよい。
【0015】 前記の組付け工程は、各地の山林業者において実施できるが、該山林業者は、 図3に示す外枠4に丸太ブロック2を押込む工程のみを家内工業的に行い、これ をプレス業者に集めてプレス機で保持枠3に圧入すれば能率的な組付けができる 。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1の木製舗装ブロックは、外径や断面 形状が一定であることを要しない短寸の丸太ブロックを使用するものであるから 、丸太材を単に一定の長さに切断すれば丸太ブロックを作ることができ、加工が 極めて簡単であるという効果を奏し、丸太材としては間伐材、風倒木等を、立木 間でも容易に搬出できるように、例えば短く切断して袋詰め又は箱詰めにしたも のを使用することができ、このため丸太ブロックを極めて安価な原木から作るこ とができる効果が生じる。また間伐材、風倒木等を利用できるから、資源の有効 利用と造林の効率化が促進できる効果も生じる。
【0017】 また、請求項2の保持枠は、升目状の仕切りがなく、剣山状の止め釘で丸太ブ ロックを固定するから、該丸太ブロックの外径、形状にかかわらず使用できる効 果を有し、更に、丸太ブロックのみならず角材ブロックも使用できる利点を有す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例の断面図
【図2】 同上分解斜視図
【図3】 同上平面図
【図4】 保持枠の一実施例の一部断面図
【図5】 外枠の一実施例の一部断面図
【図6】 保持枠の別実施例の平面図
【図7】 同上縦断面図
【図8】 使用状態を示す平面図
【図9】 従来例の斜視図
【図10】 同上保持枠の斜視図
【符号の説明】
2、2a 丸太ブロック 3 保持枠 4 外枠 5 外縁 6 底部 7 水抜穴 8 止め釘

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上向きの外縁と多数の水抜き穴をもつ底
    部とを備える保持枠に、多数の木材のブロックを芯を上
    下方向に向けて収容した木製舗装ブロックにおいて、前
    記保持枠内に丸太材を定寸に切断した多数の丸太ブロッ
    クを密接して収容し、該丸太ブロックの下面を保持枠の
    底部に止め釘により固定したことを特徴とする、木製舗
    装ブロック。
  2. 【請求項2】 上向きの外縁と格子状の底部とを備え、
    該底部に多数の上向きの止め釘を設けたことを特徴とす
    る、木製舗装ブロックの保持枠。
JP1470792U 1992-03-18 1992-03-18 木製舗装ブロック及び保持枠 Pending JPH0577304U (ja)

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ID=11868643

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020082651A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 株式会社コーエイ産業 芯材挿通式木質構造体の製造方法

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